ガリレオが地球が回っていると言って、気狂い扱いされたことは有名な話だが、正論をぶっても、淀んだ世界ではなかなか理解されず、逆に、「ご乱心」なんて、馬鹿にされることになる。
1.独り言コラム
筆者は、昨日、先週日曜日に放送された「たかじんのそこまで言って委員会」を録画で見た。珍しく、橋下徹大阪府知事がゲスト出演していて、いろんな裏話が披露されて面白かった。橋下氏は、もともと、この番組のレギュラーだったことから、出演者の皆からベタ褒めで、番組は、橋下知事の激励会ような活気ある楽しい雰囲気だった。
その中で、知事室は当初は、職員から「殿のご乱心部屋」と呼ばれていたことを本人が告白、職員から冷たく扱われていたことが紹介された。やはり、今までの遣り方を大きく変えようとする知事に対し、職員は殿が「ご乱心」だと馬鹿にしていた様子が汲み取れて、当初の知事のご苦労振りを窺うことが出来た。
しかし、そんな「一見乱心ぶり」も、前向きの効果が出始めると、職員の態度も変わってくるようで、大変だが、ブレずに力強く頑張ることが大事なようだ。とにかく、長い間淀んでいた川の流れを変えるのだから、一筋縄ではいかない。特に、官僚や職員は自分達の立場を守ろうとするのだから、それを変えるには、大変なエネルギーと強い意志、行動力が不可欠である。言うまでもないことだが、そんな時に力になるのが世論であろう。いずれにしても、橋下知事は良くやっていると思う。
それに比較すると気の毒なのが、麻生総理である。いまや独りぽっちで、見ていても気の毒な感じである。党人事に躓き、内閣人事もお粗末な補充人事に終り、解散権も党が管理しているような状況に追い込まれてしまっていて、求心力を失った麻生総理には、もう打つ手がなくなっているようだ。ここに来て、ライバルの鳩が傷ついていることが見つかったが、もはや、独りぽっちの麻生総理には、元気回復の手がかりにもならないようだ。
2.プライベートコーナー
4時半起床。体重、60.2Kg。(このところ、少し重いレベルにある)今日の天気はまずまずのようだ。
昨日の雅子の症状は、30日に行なわれた胆嚢の膿を抜き出してもらった緊急手術の効果で、体温も平熱に戻り、痰の出方も治まってきていて、順調に回復してきている。そして、次の山場である胆嚢切除の手術については、関係者のご協力を得て、パーキンソン病でお世話になっている吉田病院(仮名)の外科で受け入れてもらうことが決まった。そういうことで、来週半ばに、吉田病院に移ることになる。雅子には新たな戦いが始まることになる。
3.蓮載、難病との闘い(896) 第三部 戦いはまだまだ続く(190)
第五章 季節は巡る(61)
2.初夏から梅雨へ(19)
(3)不安な空模様(その1)
吉田病院での4月度の定期診断もそうだったが、5月度でも雅子は普段の状態よりも頑張って春日先生の診断に応じていた。不思議なのだが、先生からの問い掛けには、タイミングよく反応するのである。施設に居る時には、一考が問い掛けても、なかなか反応してくれないのに、である。やはり、先生には何か惹かれるものがあるのだろうか。
しかし、よく考えてみると、そこにはそれなりの理由があるようだった。と云うのも、そもそも。春日先生を探し出したのは雅子自身である。自らが購入したこの病気に関する本の中で紹介されていた専門医のリストの中から、自分がかつてK大学で勤めていたルートを通じて紹介を得たのだった。それだけに、春日先生に対する思いは、一考が考える以上の強い思いがあっても不思議ではない。その上、一考が見る限り、先生の温厚な姿、それに優しげな顔つき、スリムな身体つきは、雅子の好みのタイプだった。
今ではそうではないが、一考が雅子の通院に付き合うようになった頃は、通院に際して着てゆく服装などは、結構、気を使って自分の好みに合わせていた。多分、いわゆるファンの一人として捉えていたのだろう。そんなこともあって、先生のおっしゃることに対し、一生懸命になって応えようとするのも不思議なことではなく、雅子の気持ち、誠意そのものだと思われる。身体の自由を奪われた今も、その気持ちが健在なことは結構なことだと一考は思うのである。先生に会えることで、気持ちの高ぶりに繋がっているとしたら、それは、他に発散のしようもない雅子の気持ちを元気にさせる素晴らしい機会でもあるのだ。
この5月度の診断時では、改めて、体重の減少に対する対策についてご相談させてもらった。施設の介護士さんからのリコメンドもあって、目下、栄養剤の補給を行なっていることを話すと、それは結構なことなので、今後も継続するようにとの話だった。
一通りの診断が終った段階で、数日前に新聞(平成21年5月11日付)に出ていたパーキンソン病に関する話題について、先生のご見解を伺った。この研究は東京大学の研究チームが発表した発症関連遺伝子に関するものだったので、一考は、この病気が、やはり遺伝性のものなのかと聞いてみたのだが、全く、そういうことではないが、やがては、新しい治療法などに繋がる可能性はあるとのことだった。しかし、その実用化のタイミングは、雅子への適用に間に合うというようなレンジではなさそうだということだった。(以下、明日に続く)