オリンピックという大きな宴も後6日間となり、ほぼ峠は越えた。昨日のサッカー、なでしこジャパンは良く頑張ったが、力及ばず負けてしまった。期待されていた女子のトライアスロンで、井出樹里選手が5位と健闘したが、残念ながらメダルには届かなかった。
残された種目の中で、金メダルが期待され、その可能性があるのは数少ない。野球、ソフトボール、それに男子マラソン(筆者は佐藤敦に期待)ぐらいではないだろうか。ボクシングの川内将嗣に期待する人もいるようだが…。いずれも、大敵がいて、金メダルは容易ではなさそうだ。
それにしても、ジャマイカの短距離の強さはなんなのか? 男子の9,69秒を出したウサイン、ボルト選手だけでなく、女子では1位から3位までを独占した。瞬発力が勝負の鍵となる短距離でのこの強さの秘密はなんなのか。凄いの一言である。13億人の人口を抱える中国の躍進は、何となく納得できるとして、人口270万人程度で、(中国の0,2%程度)、広さは新潟県と同じくらいの面積の島国なのに、どうしてそんな逸材が育つのか、どんな教育をしているのか、その要因を研究してみる価値はありそうだ。
大きな宴の影になって目立たなかったが、第90回全国高校野球選手権記念大会が、昨日、大阪桐蔭高校の17年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。いつもはよく見ていた大会だったが、さすがに今年は、二日目の地元の近江高校の敗退以降は、ほとんど見る気がしなかった。結果的には、かなり打撃陣が主役となたt大味な試合が多かったようだ。
さて、宴も峠を越えると、選手の引退宣言が話題になる。レース前に表明していた女子マラソンの土佐礼子さんは、あのアクシデントがあったことでその意志を変えるのかどうかは不明だが、昨日の段階で、レスリングの伊調、千春、馨姉妹、それに、浜口京子(同氏は筆者の認識間違い?)が引退の意志を表明したようだ。注目の水泳の北島康介選手はどうするのかは、皆の注目するところだ。
一方、昨日41歳の誕生日を迎えたオリックスの清原選手も、遂に今期限りでの引退を決意したと報じられている。こんな引退話の数々には、福田康夫さんも、決して心穏やかではないだろう。
2.連載(577) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(206)
第六章 真夏の夜の夢(9)
(1)厳しい告知(その9)
この時点での一考を取り巻く身内の健康状態は、総じて、幸いなことに、大きな問題も無く健やかな日々を送っていた。
まもなく、100歳を迎える母親は、衰えは進んでいるが、姉の久子の献身的な介護、世話で、寝込んでしまうことも無く、注意しながらでも、ゆっくりと自分で歩くことも出来て、長寿を楽しんでいた。身体の一部が少しでも痛むと訴えると、久子が直ぐに掛かり付けの医者に連れて行くという細かな面倒見のお陰でもあった。
母親に関しては、殆どは久子任せの一考だったが、週に4日の夕食作りだけは続けていた。限られたレパートリーを工夫してローテションしながらの食事作りに、さすがの一考もそのマンネリ化の回避には、大変な腐心をしていた。一考にしてみれば、この食事作りが、母親に何かをしてあげている唯一のサービスで、せめて、これだけを続けることで、久子の全面的な面倒見に、唯一の楔を打ち込んでいるような見方をしていた。つまり、自分も母親の世話では、一つぐらいのサービスが出来ているとの言い訳のようなものだった。
とにもかくにも、100歳を目前にした母親が、意外なくらい元気に毎日を過ごしてくれていることに、一考も安堵していた。
二人の息子達も、特に何か心配事があるといったようなことはなかった。強いて言えば、昨年に結婚した長男の太郎にまだ子供がいないことだった。次男の方には、長男の結婚後に、待望の二人目の子供が出来た。それも希望していた長男の誕生で、一考には申し分ない跡継ぎができたことに満足していた。
そういう意味では、一考自身の家族の環境は申し分ない状況下にあったと言えた。、ただ、一考の姉妹達、雅子の兄姉達も高齢になっていて、それなりに弱ってきていることが唯一の心配事だった。つまり、100歳の母親を持っていると云うことは、取りも直さず、一考はもちろんのこと、母親一辺倒の久子を含めた姉妹達も70から80歳近くになっている訳で、介護を続けることにも容易でない状況に追い込まれてきていることには違いなかった。
いずれにしても、今後、一考が責任を持たねばならない対象は、雅子だけにフォーカスしていい訳で、その意味では幸いであると言えた。(以下、明日に続く)
3、速報、昨日の雅子(223) 8月18日分
ここ数日の雅子は、口数も少なく、元気がないような状態が続いている。