プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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3840 遂に、28連勝!

 将棋界で30年間破られなかった28連勝に、新人棋士藤井聡太4段が到達した。デビューして無敗の快挙に列島が沸き返っている。

1.独り言コラム
 相手が、20連勝目で大苦戦した澤田真吾6段だっただけに激戦が予想された。10時から始まった対局は、「角」交換の出だしとなった。お昼前に、藤井4段が長考して、「角」を好位置に打ったのに対し、昼食を挟んで長考でお返しした澤田6段が、今までにない新手で対応、思い切った先制攻撃を開始した。▲戦いは、澤田の攻め、藤井の受けの応酬がしばらく続いたが、機を見た藤井4段が、再び交換した「角」を相手の王に狙いをつけて打ったのを機に、攻守が入れ替わり、その後の巧みな攻撃の継続で勝勢を築き、そのまま読み切って完勝した。お見事な勝利だった。▲対局後のインタビューでも、いつも通り、落ち着いて謙虚な応接ぶりに終始した。次は週明けの26日に、竜王戦本戦トーナメント1回戦で、増田康4段と対戦する。持ち時間5時間の長い時間の対局だけに、十分に力が発揮できそうで、新記録達成が期待される。▲さて、今の快調なペースが続けば、今年度に期待される主な新記録を挙げておこう。年間対局数89(羽生、2000年)、年間勝数68(羽生、2000年)、年間勝率0,8545(中原、1967年)などの驚異的な記録の塗り替えが期待される。▲また、最年少タイトル獲得では、1990年に、屋敷信之9段が18才6か月で棋聖を獲得しているが、それの塗り替えは、たとえ今年できなくても、近いうちに実現する可能性は高い。なお、今期でも、今のところ、竜王、王将、棋王の可能性は残されている。▲どこまで活躍するか、この天才棋士の今後に、話題がいっぱいの今日この頃である。

2.プライベートコーナー
 4時半起床。体重、62.8kg。▲昨日の午後、歯医者で入れ歯を入れてもらった。慣れるまで時間がかかりそう。(17-06-22)
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3837 蜜蜂と遠雷

 直木賞と本屋大賞のダブル受賞をした恩田陸さんの大作を読んだ。今までにない感動を覚えた素晴らしい内容だった。

1.独り言コラム
 筆者は女性作家には格別の関心を持っていて、今までにも、曽野綾子、有吉佐和子、村山由佳、小池真理子、高樹のぶ子さんらの作品を結構たくさん読んできた。恩田陸さんの作品を読んだのは、この作品が始めてだった。▲この作品の感想を一言で言えば、「上質な香りのする見事なエンターテインメントで、読者を惹きつけてゆく展開に、こみ上げる感動を幾度も頂戴した素晴らしい作品」だった。▲世界音楽コンクールという、筆者の知らない世界を詳しく紹介、その中での天才コンテスタントたちの激戦の醍醐味を惜しげもなく、繰り返し与えてくれた。圧巻は、数多くの有名なクラシック音楽の作品について、見事な筆致でその解説を事細かに触れているくだりである。その深い知見と巧みな表現力に幾度もこみ上げる熱いものを覚えた。▲ところで、改めて彼女の生い立ちを見ると、青森に生まれ、名古屋に移り、長野、富山、山形、仙台と引っ越しを繰り返して幼少時代を過ごした。そして、茨城の高校を卒業後に、早稲田大学に進学した。▲引っ越しが多かった幼少時代だったが、クラシック好きの父親で、本と音楽の環境に恵まれ、加えて、幼いころからピアを習っており、素敵な音楽の先生たちとの出会いもあって、音楽活動にも青洲時代を費やした。そんな下地が、この作品の中で大きく開花したのだろう。▲この作品の中で、「ガデンツアー」と呼ばれる、ジャズなどでいう、「インプロヴィゼーション」の弾き方が、コンテストにおいて大事なポイントになっていることを知った。この「インプロヴィゼーション」という言葉は、最近、私の一回り若い友人がジャズの翻訳本を出版したが、その中で幾度も出て来ていた言葉で、今では、なじみのある言葉だった。(参照、小田中裕次訳、「LEE KONITZ」)▲なお、余計なことかもしれないが、筆者の関心の一つは、女性作家たちが男女の絡みをどのように描いているかにあるのだが…。そんな観点から、この作品の中で、筆者の関心を引き付けてくれた素敵な個所を発見した。その部分を原文のまま、次に引用させて頂く。▲「下世話な話だけど、あたし、ギターを弾いていて、初めて男の人が『いく』っていう感覚が分かった気がする。」 正直、筆者には、その真意が今ひつつ理解できていないが、何となく素敵な表現だと思った次第である。▲どうやら、筆者は、この一冊で、恩田陸さんのファンになったようで、この年で、新たな関心を見出したことに幸せを覚えている今日この頃である。

2.プライベートコーナー
 2時起床。体重、63.3kg。▲初めての町内会役員で気の重い一年だが、昨日の「琵琶湖市民清掃の日」は、気分的には前半の大きな山だった。幸い、無事に終えてほっと一息である。▲今日か明日にでも、静岡で闘病中の妹を見舞うつもりだったが、泊まり込んで頑張っている姉から、私が見舞っても何の役にも立たないとの指摘があり、いささか不満だったが、それもそうだと自らに言い聞かせ、しばらく見舞いを控えることにした。大津から励ましの意を伝えたい。(17-06-19)

3829 遂に25連勝!

 中学生棋士、藤井聡太4段が昨日も2連勝し、棋界歴代単独2位の25連勝を達成した。歴代記録更新まであと4勝である。

1.独り言コラム
 藤井聡太4段の話題をこの欄で取り上げるのは、今日が17回目だ。最初の登場は、3段リーグ入り直前の昨年の1月末(3335をご参照)で、13才の期待の最年少棋士であることを取り上げた。▲その3段リーグでは、13勝5敗の成績で一期で4段に昇級し、プロデビューしたが、そのリーグでは、意外にも5敗も喫していた。そしてその時の最終局が、2人しかいない女性棋士の西山朋佳3段だった。もし、その対局を落としていたら、藤井4段の加藤一二三9段とのデビューは実現しておらず、今日の連勝記録もなかったかもしれない。▲昨日は、34年ぶりに創設された8つ目の新しいタイトル戦、叡王戦の開幕日だった。その開幕戦に登場した藤井4段は、4期先輩で7歳年上の梶浦宏孝4段と対局した。持ち時間1時間の早指し対局で、午前10時に始まった。▲対局は様子見から梶浦4段が先行したが、反撃に出た藤井4段は、飛車を見切っての強攻で比較的無難に勝利した。終盤の入り口で打った自陣桂が有効だった。終局は12時半だった。▲2局目は、夕方の7時から都成竜馬4段との対局だった。同棋士トハ2度目の対局である。藤井4段の巧みな仕掛けで中盤で優位に立ったが、終盤で都成4段が「7七歩」が粘りのある手で、藤井4段が手こずり、詰めをぐずったものの、結果的には危なげなく勝ち切った。首を傾げ、身体をねじって最後まで戦い続けた都成4段の苦し気な戦いぶりが印象的だった。▲さあ、マジックはあと4で、現段階では、15日に順位戦で瀬川唱司5段、17日に朝日オープンの一回戦で藤岡隼人アマ、21日には、王将戦第一次予選の決勝戦で澤田真吾6段との対局が予定されている。▲今までの25連勝中で危なかったのは20連勝目の澤田6段、22勝目の阪口5段との2局あったが、その一人との28戦目は、最大の山場となろう。▲対局後のインタビューでも、「望外、僥倖、幸運」といった自重した言葉を繰り返す中学生にはびっくりだし、此れだけ注目されて勝ち続ける度胸、強い意志の持ち主であることに驚きを覚えている。さあ、将棋界に新しい歴史が築かれるのか、ファンは、暫くは固唾を飲んで同棋士の対局を見守ることになる。▲昨日の筆者は、CPで2局をじっくりと観戦しが、正直言って、大いに疲れた一日だったが、満足、安堵、爽快感を楽しんだ一日だった。

2.プライベートコーナー
 2時半起床。体重、63.0kg。▲昨日は、将棋対局中継の合間をぬってお墓参りをした。気分転換には格好の過ごし方だった(17-06-11)

3821 藤井4段、絶体絶命の「必至」を逃れて際どく20連勝

 プロデビュー以降、無敗の19連勝中だった藤井聡太4段は、昨日、大阪で行われた棋王戦予選決勝で、必至逃れの戦いが続く死闘を逆転して20連勝を果たした。プロも読めない終盤の死闘だった。

1.独り言コラム
 対局は10時から大阪将棋会館で行われた。対戦相手は、このところ8連勝中の好調の澤田真吾6段で、藤井4段の後手番で始まった。しかし、駒組の段階から両者の慎重なにらみ合いが続き、結局は61手までの意外な千日手となり、昼食を挟んで、先手、後手を入れ替えての差し直しとなった。▲対局は7時間以上に渡り、156手に及ぶ大乱戦となった。先に仕掛けたのは藤井4段だった。角を切って銀を割り打った時点では、藤井4段の果敢な攻めが優れているのではと思わせた。▲しかし、その直後の90手目に、澤田6段が7六角を放って局面は急を告げ、更に94手目の角を重ねた6七角打ちで一気に決めに出た。素人目には、一見で藤井危うしで、ここからの藤井4段の応手に注目していたが、澤田6段が102手目の金打ちで勝勢となり、遂に、110手目で、藤井4段の王様に「必至」がかかった。絶体絶命に追い込まれたのである。▲この段階で、NHKのニュース7では、20連勝をかけて対局が行われていることが伝えられたが、筆者はこの段階で、藤井4段の連勝が途切れると受け止めていた。しかし、藤井4段は諦めていなかった。▲それから、1時間もの間、藤井4段は懸命な差し回しで、「必至」を解消したのである。その後も、厳しい戦いは続いていたが、もみ合ううちに、逆転の可能性が芽生え始めたのである。▲息詰まる闘いも、遂に、156手目で澤田6段が投了、藤井聡太4段が、長い死闘を制して、見事な20連勝を果たした。終盤では、携帯のアクセスが過剰に殺到したようでままならず焦燥感を覚えていた。とにかく、この一日は、棋譜中継を追っていて、大変興奮し、消耗した一局だった。▲死闘と言えば、この日は世界卓球でも、平野美宇、張本智和選手らの日本人選手の活躍があったし、プロ野球交流戦でも、オリックス、日本ハムなどが死闘の結果、逆転勝利して気を吐いていた。▲そんな中で、伝統ある巨人が8連敗中である。エリート代表の高橋由伸監督は大ピンチで、暫くは死闘が続きそうだ。

2.プライベートコーナー
 3時半起床。体重、63.2kg。▲昨日午前中に歯医者に行った。このところ、ガタが来ていた入れ歯を抜いてもらった。今のところ大きなトラブルは出て来ていない。来週に歯型の型取りを行い、その部分に差し歯することになる。暫く、節制が必要だ。(17-06-03)

3812 なるか! 19連勝

 注目の藤井聡太4段が、今日、公式戦の19戦目を戦う。連勝記録を伸ばすことが出来るのだろうか。

1.独り言コラム
 プロデビュー以降、公式戦では負け知らず、18連勝中の中学生棋士、藤井聡太4段が今日午前10時から東京将棋会館で行われる竜王戦の予選6組の決勝に登場する。相手は、少し先輩の20歳の近藤誠也5段である。▲竜王戦は持ち時5時間の長丁場の戦いである。この棋戦では、1~6組に分かれて予選を行う。プロ入り直後の藤井4段は、自動的に6組からのスタートだった。▲昨年12月に行われた藤井4段のデビュー戦が、この竜王戦の1回戦で、62歳年上の加藤一二三9段と対局、堂々と勝利して話題になった。その後、浦野8段、所司7段、星野4段、金井6段を連破して、堂々、6組の決勝進出である。▲この竜王戦は読売新聞社が主宰するタイトル戦で、名人戦よりも優勝賞金額が高く、その棋戦の仕組みは、全棋士を成績順に6組に分け、1組から5人、2組から2人、3~6組では、各組の優勝者1名のみの合計11人が本線の決勝トーナメントに出場できる。▲決勝トーナメントでは、6組の優勝者は、5組、4組のそれぞれの優勝者、そして1組5位、1組の4位、1組優勝者と順次対局、それらに全て勝てば、挑戦者決定3番勝負に進出、そこで2勝すれば、10月からの竜王戦での挑戦者として、渡辺明竜王とのタイトル戦に臨むことが出来るのである。従って、今日勝てば、藤井4段は、挑戦権獲得までマジック7に漕ぎつける事になる。▲果たして、藤井4段は何処まで勝ち進むか。ファンの期待は大きいが、今日負ければ、藤井4段の今期の竜王戦は即終了である。ファンは夢の先を楽しみにしている。筆者は、今日一日はこの対局の棋譜速報から目を離せない。

2.プライベートコーナー
 3時起床。体重、64.2kg。▲このところ、やる気が減退している。散歩といい、物書きと言い、さぼったり、手抜きが多くなってきている。このブログを書くのも、いっぱい、いっぱいである。老化現象なのだろうか?(17-05-25)

3809 夢の竜王にマジック12

 このところ、毎週、中学生棋士の藤井聡太4段の対局が予定されていて、将棋ファンは目が離せない。目下、同棋士は、竜王位にマジック12と迫っている。

1.独り言コラム
 18連勝中の藤井聡太4段は、目下、竜王戦、王将戦、棋王戦、加古川清流戦、NHK杯戦に出場中である。6月からは大事な順位戦、それに8番目のタイトル戦として装いを新たに誕生した叡王戦にも参戦する。▲これらの棋戦の中で、勝ち進めば到達できる最も早いタイトル戦は竜王戦である。9月末までには挑戦者決定戦三番勝負が行われ、10月からは渡辺明竜王との7番勝負が予定されている。▲今週は、19連勝とその竜王戦の挑戦者決定トーナメント入りをかけての予選枠抜けの決勝が行われる。そして、その決勝トーナメントで勝ち続け、7勝すれば挑戦権を得ることになる。但し、トーナメント戦であるが故、決勝までの5戦は全部勝たねばならない。▲つまり、端折って言えば、中学生竜王誕生まで、今週の予選決勝の一局を加えて、マジック12である。まだまだ先の長い戦いではあるが、決してリアリティのない夢ではない。▲この将棋界は勝てば、どんどん対局数が増えて来る仕組みになっている。このまま連勝が続くとは思わないが、竜王戦は尤も早くタイトルに到達できる棋戦である。言うまでもない事だが、王将戦、棋王戦でも予選突破を目指しての快進撃は続いている。下手すると(?)、来年3月には、藤井3冠が誕生しているかもしれない。▲差し当たっては、今週25日に行われる竜王戦予選決勝での近藤誠也4段に勝ってマジック11とするのが、その夢への第一歩である。(本コラム、最初に配信した際には、勘違いでマジック10としていました。お詫びして訂正します。)

2.プライベートコーナー
 2時半起床。体重、63.9kg。▲お墓参りに三井寺を訪れたが、催し物があって、いつもの入り口からは車で入れなかったので、そこからお墓まで歩いた。散歩からご無沙汰していたので、歩くのも悪くないと思って頑張った。(17-05-22)

3791 線路は続くよどこまでも

 凄いルーキー棋士の登場だ。中学生棋士、藤井翔太4段である。思わず唱歌を口ずさんでしまった15連勝である。

1.独り言コラム
 筆者は昨日の朝から、藤井聡太4段の15連勝のかかった竜王戦6組の準決勝戦の展開を注目していた。相手は、比較的若手の強豪の金井恒太6段である。対局は10時から始まったが、11時間後の9時少し前に、90手で金井6段が投了した。▲後手番だった藤井4段だったが、中盤で、守りの要の「金」を前戦に繰り出す思い切った戦いぶりで、終始攻勢の展開だった。終盤、詰めに段階で、どんな寄せ方をするのかに注目していたが、卒なく無難に攻め切った。堂々の15連勝だった。▲竜王戦は、実力に応じて強さ順に6組に分かれて予選を行う。ルーキーの藤井4段は当然6組からのスタートである。決勝トーナメントに進めるのは、1組からは5人、2組から2人、それ以外は各組優勝者だけの11人である。この11人で挑戦者決定のトーナメントが行われ、そこでの優勝者が渡辺明竜王に挑戦する仕組みになっている。▲藤井4段は、昨日も勝って、次の決勝戦に勝つと、いよいよ挑戦者決勝トーナメントに駒を進めることになる。つまり、竜王奪取も夢でなくなって来ているのである。▲同棋士は、目下、この竜王戦の他に、棋王戦、王将戦、それにNHK杯トーナメントに出場しているし、近々、新人王戦、青流戦、そして6月からは昇級を掛けた大事な順位戦が始まる。勝てば勝つほど対局数が増えて来るのが、この世界の常で、今後はどんどんと対局数が増えて来る。どこまで勝ち進めるか、ファンもますます忙しくなりそうだ。▲ところで、筆者は単純な男で、その人の才能に惹かれるとすぐにファンになってしまうのだが、同棋士場合も例外でなく、プロ入り前の奨励会時代から、気がつくと熱心な同棋士のファンになっていた。▲さて、次の16連勝がかかる対局は、5月4日に新人王戦でアマの棋士と対局が予定されている。ここまで来ると、差し当たっては、将棋界の連捷記録である28連勝を更新して欲しいものだ。▲今後の、冥途への手土産に、願わくば、同棋士が19歳、若しくは20歳で、最年少名人となって、谷川浩司17世永世名人が持つ21歳に最年少名人の記録を塗り替えるのを、この目で確かめたいのだが、…。▲昨日も元横綱の佐多の山関の79才の訃報が報じられた。筆者のお迎えも近づいていることは確かである。厚かましいお願いになるが、この手土産の願いの気持を、是非とも神様に「忖度」頂ければありがたいのだが、…。

2.プライベートコーナー
 2時半起床。体重、64.4kg。▲ファミレス通いの平凡な日々を過ごしている。平凡な中に安らぎを覚える今日この頃である。(17-05-02)

3787 稀有の天才棋士は、どこまで棋界の不滅の記録に迫れるか!

 中学生棋士、藤井聡太4段が将棋界に旋風を巻き起こしている。棋界の不滅の記録にどこまで迫れるか、或いはどれだけ塗り替えるか、ファンは同棋士の対局から目が離せない。

1.独り言コラム
 一昨日は棋王戦予選の準決勝で平藤7段を破って、プロ入り後、公式戦で14連勝を果たした。将棋界の不滅の記録の一つである28連勝も決して夢ではない。▲7大タイトル戦で、同棋士が現在出場しているのは3棋戦で、上述の棋王戦では、本線トーナメント入りをかけて、近く若手の雄の一人、澤田6段と戦う。また、来週の月曜日の1日には、竜王戦6組の準決勝で金井6段との対局が予定されていて、ここでもあと2勝で本線トーナメント入りを果たすことになる。もう一つの王将戦でも一次予選で2勝しベスト8に進出していて、2次予選まであと一息である。▲いずれもの棋戦でも、負けなければ挑戦者になれる訳で、一番早いケースでは、竜王戦で、年内に渡辺竜王とのタイトルマッチも夢ではない。大変な新人棋士が現れて来た。▲参考に、将棋界の不滅の記録を総括しておこう。①上述の神谷広志8段が1986~87年に記録した28連勝。②大山康晴15世永世名人の生涯勝ち星1433勝と名人在位18期。③中原十六世永世名人が1967年に記録した年間勝率0.8545。(47勝8敗」④谷川17世永世名人の21歳での名人位獲得などがある。▲これらの記録の中で、大山15世の1433勝には、現在羽生3冠が、昨日現在1367勝とじりじりと迫っていて、遅くともあと3年ぐらいで更新できそうだが、それ以外の記録は、いずれも更新するのは一筋縄ではいかない不滅の大記録だ。▲稀有の天才、藤井聡太4段は、これらの記録にどこまで迫れるか、ファンは固唾を飲んで同棋士の対局を見守る日々が続く。有り難いことに、今の世の中は、その戦いぶりが、棋譜中継や場合によっては、映像での生中継で楽しめる。筆者にも楽しみが増えたことで、元気を頂戴している今日この頃である。

2.プライベートコーナー
 1時半起床。体重、63.9kg。▲昨夕、早目の夕食後の散歩で、久しぶりに近所の柳川の河口まで歩いた。河口の位置が南側に大きくずれていることに新鮮さを覚えた。この辺りの地形は日替わり(いや、月替わり)にように変わるのが面白い。(17-04-28)

3726 稲葉陽8段A級1年目で名人挑戦権奪取

 「将棋界の一番長い日」と言われて久しいが、昨日がその日であった。A級棋士全員が一斉に最終局を指す将棋界の年度末のイベントで、ファンには堪らない極めつけの催しである。

1.独り言コラム
 今年は、10月に三浦弘行9段が将棋ソフト不正使用疑惑を受けたことがあって、同棋士が10月以降休場させられるアクシデントがあって、変則的な「将棋界の一番長い一日」となった。例年は10人の棋士による5局一斉対局なのだが、今年は、8人による4局一斉対局だった。▲日付を越えた長い闘いを終えて、注目の名人位挑戦権を獲得したのは、それまでトップを走っていた稲葉陽8段が、森内俊之9段を千日手差し直しで破って8勝1敗とし、A級一期目での挑戦権を獲得した。昨年の佐藤天彦8段に次いで2年連続でのA級1期目での挑戦者となった。この結果、21年ぶりに、20歳代の名人戦が実現することになったが、それは、羽生―森内以来、21年ぶりだという。▲因みに、A級一期目で挑戦権を得たのは、史上9人目で(山田道美、大内延介、森鶏二、谷川浩司、羽生善治、森下択、森内俊之、佐藤天彦)で、一期目で名人を獲得したのは、谷川、羽生と昨年の佐藤の三人だけである。▲さて、もう一つの注目のB1級への降級争いは、三浦9段のアクシデントがあって、今年は一人ということになったが、候補だった佐藤9段、屋敷9段、それに森内9段の3人の中から、唯一この日敗れた森内9段が貧乏くじを引くことになった。同棋士は名人を含むA級棋士を22年務めたが、その記録に終止符を打つことになった。▲とにかく今年度の将棋界は話題が多い一年だった。昨年10月には、将棋界に、加藤一二三9段の以来の最年少棋士、藤井翔太4段が誕生したし、多くの若手の活躍が目立ち、早いペースで新陳代謝が進んだ、その結果、看板のA級の面々も大幅に変わって来ている。そんな中でA級棋士の座を堂々と守り続けている羽生善治3冠の存在はさすがである。▲蛇足だが、筆者が気に入っている郷田新隆9段は今季は絶不調で、目下王将戦を戦っているが、4連敗でカド番に追い込まれて苦戦しているし、順位戦でもB1クラスの降格候補になっているのが気がかりである。なんとしても、順位戦では最終局に勝って何とかこのクラスは死守してほしい。▲もう一つの気がかりは、疑惑が解けて復帰した三浦9段に、まだ勝ち星がない事である。早く将棋感を取り戻し、以前のような活躍を期待している。とにかく、勝負士は勝ってなんぼの世界である。

2.プライベートコーナー
 2時半起床。体重、63.3kg。▲妻が入院中は、その時々の関心のある作家の作品を乱読していたが、その後暫くは創作に集中していたことで途切れていた。当面は、村山由佳、小池真理子に集中している。今日読み終えたのは、小池真理子の「二重生活」で、哲学的、文学的尾行を実践する面白い作品で、思わず引き込まれて一気に読了した。(17-02-26)

3663 最年少中学生棋士デビュー戦を飾る

 最年少棋士記録を更新し、史上5人目の中学生プロ棋士となった藤井聡太4段(14才)がデビュー戦に登場、現在最年長棋士である加藤一二三9段(76才)に快勝し、初陣を飾った。新しい期待の星である

1.独り言コラム
 将棋界では、昨日、注目の対局があった。62年ぶりに最年少棋士記録を更新した藤井聡太4段(本コラム3579ご参照)とそれまでの最年少記録保持者だった加藤一二三9段との対局が行われた。▲年齢差62才の二人の対決は、将棋界史上最大年齢差対局の記録だった。世の中にいろんな戦いあるが、年齢差62才の対決は、恐らく世界史上初だったのではなかろうか。日本将棋連盟も味な組み合わせを演出したと思う。▲結果は、加藤9段の猛攻をかわした藤井4段が堂々の勝利を飾り、大物の片りんを見せてくれた。敗れた加藤9段は、「素晴らしい才能の持ち主、渋い手も、シャープな手もあった。」と絶賛していた。▲中学生棋士は、藤井4段で5人目で、この加藤9段の他に、谷川浩司第17世永名人、羽生善治第19世永世名人、それに渡辺明竜王で、いずれもタイトル保持者になっている。それだけに、同棋士の今後の活躍が楽しみである。▲なお、加藤9段は、今までに2500局近く対局し、1323勝を挙げており、将棋界では、大山康晴第15世永世名人の1433勝、羽生3冠の1362勝(いずれも昨日現在の記録)に次ぐ棋界第3位の最多勝記録保持者である。また、その対局相手も実に多岐にわたっていて、19世紀、20世紀、そして、昨日の21世紀生まれの藤井聡太4段に至るまで、足掛け3世紀に渡る棋士と対局して来た凄い経歴を持ったことになった。恐らく、この記録は不滅の記録となるのではなかろうか。▲さて、これで2016年の棋界も、ほぼ全日程を終えた。総括すれば、コンピューターソフトの使用疑惑が起きた思わぬ話題もあったが、7大タイトルに関しては、羽生名人・4冠が、名人位を失冠して羽生3冠となった以外は、あとの6冠はすべてタイトル保持者が防衛を果たした。それだけに、新たに誕生した佐藤天彦新名人が光った一年だったと言えよう。▲なお、来年の名人戦挑戦者候補の最右翼に、稲葉陽8段(28才)がA級順位戦で6連勝してトップを独走していて最有力で、若手の活躍が期待される2017年になりそうである。

2.プライベートコーナー
 3時起床。63.7g。▲冬至も過ぎたが、日の出の時刻は1月5日頃ぐらいまでは、まだ少しずつ遅くなり続ける。昨日の散歩のスタート時刻は6時半。このタイミングが、早くなり始める折り返し点は、もう少し先である。(16-12-25)

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