何年前からだったか記憶ははっきりしないが、NHKが「
将棋界の最も長い日」として、名人戦挑戦者リーグ(A級リーグ)の最終日を中継してくれている。今年は第66期を迎え、今までにない長い放送時間枠を取って、10時から同時に始まる5局をしっかりと中継してくれるから、将棋ファンは堪らない。今日は一日将棋を堪能できるのだ。
今年の見所は、楽しみは次の3点である。
1.
森内名人への挑戦者は
羽生王座王将か、三浦八段か。 2.リーグ降格者のあと一人は、久保八段か
佐藤棋聖か。 3、来期の順位はどうなるか。前年度挑戦者の郷田九段は2位確保なるか。
放送は朝の9時40分から11時54分、3時から6時、そして22時45分から翌日の午前2時までの総時間は、8時間29分と随分と豪華である。じっくり、楽しんでみたい。(なお、対局は、羽生ー谷川、三浦ー久保、佐藤ー木村、郷田ー行方、藤井ー丸山の5局である。)
ところで、昨日は、
琵琶湖毎日マラソンのスタートを皇子山陸上競技場へ見に行った。この競技場に入ったのは、かつて短距離選手だった息子の次郎が高校生の時に応援に行って以来だ。好天に恵まれ、200人近いアスリート達の迫力ある息吹を目の当たりにし感動した。結果は、
大崎悟史選手が見事に、対抗馬の藤原選手の記録を4秒上回って日本人選手で1位を確保、オリンピック出場権をほぼ手中にした。おめでとう。
2.昨日の雅子 (60)
筆者の母親(95歳)と姉の久子がそれぞれ2回目の見舞いに訪れた。雅子も、懸命に、そして神妙に応接していた。精神的に疲れただろうと思う。
3.連載(408) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(34)
第一章 入居生活の始まり (その34)
(2)定着への試行錯誤 (その18)
その翌朝、12月17日、夫はいつものように顔を出すと、嬉しそうに自分に話しかけて来た・
「今朝、小沢さんから電話があって、お見舞いに来たいとおっしゃって、今日の午後にこられることになったの。多分、駅まで迎えに行って、お連れすることになるかもしれない。楽しみだろう」
「小沢さんとは中学時代からのお友達なの。とても嬉しいわ。でも、こんな姿をお見せするのは辛いけれど、仕方ないわね。それよりも、あなたがお連れするなんて、大丈夫かしら」この日の、雅子の言葉は、多少はマシだが、それでも正確に聞き取るには聞き直しが必要で時間が掛かる。
「それに、必ず、手ぶらで来て欲しいと強くお願いしておいたから。とにかく、此処まで顔を見せてもらうだけで十分なんだから」
「有難う。何から何までお世話になって、申し訳ないわ」雅子は恐縮した様子で、一考の方に向かって頭を下げた。
「夫として、当然なことだけれど、自分の車にお乗せするのは大丈夫かどうかが、ちょっぴり心配だけど」夫も、自分の運転技術についてはわきまえているようだ。
「でも、随分と上手になったんじゃない?」雅子は、不安をよそに夫を持ち上げて、尽くしてくれる夫への労いを表そうとした。
夫は、いつものようにコーヒーを飲んで一息つき、それからブログを呼んでくれて雑談をし、その友人を連れてくるために早目に一旦帰宅した。
雅子は、此処まで友人が訪ねて来てくれるということで、いささか興奮していた。この老人ホームに入居することは、誰にも知らせないで置こうと思ってはいたが、それまで、親しくしていただいたお二人には、夫から電話で、此処に移ったことを連絡してもらっていたのである。今朝の一考の話は、まさに、その一人の方からの申し出だった。頭の中で、雅子は、連絡したことが良かったのか、却って、気を使わせえることになったのではと、心中揺れていた。
昼食が終り、お薬、トイレが一段落して、自分の常席に落ち着いて間もなく、一考が小沢さんを伴って部屋に入って来た。雅子の目から思わず涙が込み上げて来るのを押さえることは出来なかった。(以下、明日に続く)
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