巨人軍の終身名誉監督の奥様の
長島亜希子さんが急逝された。長男、
長島一茂夫婦とお食事をされた直後の不幸だったようだ。東京オリンピックのコンパニオンだった西村亜希子さんに一目ぼれした長島選手との電撃結婚は、当時の大きな話題を提供してくれた。
二男、二女の4人の子供さんを育てられたのだが、膠原病と云う難病にかかっておられたそうだ。筆者好みの知的な美人ということでの印象が強い。ご冥福をお祈りしたい。
難病と聞くと、他人事ではない。先日(9月17日)亡くなられた芸能界の振り付け師、
土居甫氏もパーキンソン病と闘っておられたようだ。日本テレビの「シャボン玉ホリデー」にレギュラー出演し、ザ・タイガース、ザ・ピーナッツなどの振付を担当、その後、
桜田淳子やあの
ピンク・レディーなどを育てられたという。圧巻は、発病後もリハビリしな頑張られていたことだ。
有名な方でも、難病に犯されて苦しんでおられながらも、それぞれの道で頑張ってあられたたことを知るとき、自分達も、もっともっと頑張らねばと改めて勇気付けられるのである。
連載(242) 難病との闘い
第九章 介護生活の実態1 平成19年春から夏 (21)
(3)2007年5月14日(月)晴れ(その3)
「これは、大変お役に立ちますよ。是非、試してみてください。余計な体力の消耗を防げますし、足腰の負担が軽減されます。考えておられる以上に楽になるはずです」亀田さんは、自信たっぷりにリ一考にその使用を勧めた。
「いずれ、使うことになりとは思っているのですが、今のところ、幸い、まだ雅子の右脚が何とか持ち上がっていますので、使わずに済ませています。近いうちに、是非試してみましょう」一考の説明に亀田さんは大きく頷いた。
「このようなお仕事をしていて、良く出くわすのは、ご主人様が腰や背中を痛めたりするケースです。介護の疲労が蓄積されて起きるのですが、私は、それを一番心配しています。そうなってしまっては、取り返しがつかなくなりますし、他の方にも迷惑を掛けることになります。そういう意味で、なるべく、介護サービスをお使いになって負担を軽減されることをお勧めします」黙ってやり取りを聞いていた深田さんが心配そうに、新たな角度からアドバイスした。
「ご心配頂き有難う御座います。私も、そうなっては大変ですので、自分でも心配しています。具体的にはどんなサービスがあるのでしょうか?」
「例えば、入浴サービス、或いはショートステイなどがご利用いただけるのではと思いますが」深田さんには、そう言って、手元の資料を一考に手渡した。ショートステイと云うのは、介護対象者を一時的に預かってもらうサービスだ。
「なるほど。入浴は、ヘルパーさんに来て頂いてやっていただくのいですね」
「そうです。週に何回かと決めて頂ければ、その範囲でサポートできます」
「直ぐにでも検討してみます。また、ショートステイにも大いに関心があります。正直言って、少し遠出をしたいこともありまので。どの程度の期間が可能なのでしょうか」
「最大30日です」
「ほおっ。それなら東京はおろか、海外への旅も可能ですね」一考は、そんなサービスがあるとは思っていなかっただけに、サービスの多様性に、認識を新たにするのだった。
「別件で、念のためお聞きしたいのですが」今度は、一考の方から踏み込んで質問した。
「何でしょうか?」深田さんが興味深げに視線を一考の方に向けた。
「介護施設への入居についてなんですが、今は、どんな具合になっているのですか?」一考は、今すぐはそんな必要性がないとは思っているが、この辺りの事情についても知っておきたかった。
「まだ施設が少なく、数が限られていますので、現時点で、待機者が2,3百人おられるのですよ。それに入居期間が3年で、その後は、再度申請して頂かなければならないんです」少し、申し訳なさそうに深田さんは説明した。
「なるほど。それじゃ、なかなか大変なんですね」雅子の顔を見ながら、一考は呟いた。
ケアコンファレンスという聞きなれない会議だったが、当初思っていた以上に、いろいろと参考になる会議で、一考も充足感を覚えていた。そんな中で、ケア・マネージャーの深田さんの会議の運営ぶりの非凡さに、今までになかった魅力を覚えた。
会議が終わると、雅子は定期のマッサージを受ける段取りになっていたので、直ぐにタクシー(室内車椅子)を使って寝室に移動した。(以下、明日に続く)
タグ : 長島茂雄 長島亜希子 長島一茂 土居甫 ピンク・レディ 桜田淳子