プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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866 闘いは続く

 記録は闘って達成されるものだが、どんな闘いにも、体力、知力、気力は欠かせない。そして、その基本は健康だろう。

1.独り言コラム
 米国オバマ政権が発足して、昨日で100日目だった。野球のピッチャーに喩えるなら、立ち上がりから苦しいピッチングの連続で、何とか凌いでいるといった状況のようだ。「経済再生は、まだ3合目」だと今朝の日経新聞は伝えている。
 一方の、麻生政権だが、いつまで持つかとやきもきさせながらも、今日で、219日目となる。長持ちすればいいという訳ではないが、憧れだった政権に、懸命にしがみつきながら、その中味は別として、よく頑張っていると言えそうだ。ラッキーな敵失にも恵まれ、また新型インフルエンザの襲来が、解散どころじゃないという空気を作ってくれていることも幸いしている。さあ、何処まで頑張るのか。いずれにしても、取り敢えずは、9月10日までの寿命だ。
 長持ちするといえば、プロ野球の楽天、野村監督が1500勝を達成した。鶴岡一人、三原脩、藤本定義、水原茂に次いでの歴代5人目だという。いずれも、プロ野球の歴史に輝くそうそうたる大監督たちだ。その一方で、1506敗も記録している。これも立派な記録で、更新中である。とにもかくにも、それだけ長くやれるということは、この世界では、立派なものだといえよう。
 その節目の1500勝目をプレゼントした孝行息子の田中将大投手は、今期は開幕から4連続完投で4勝目を挙げた。立派なものである。WBCのメンバーに選ばれて以降の同君の実力アップは凄い。高校野球で共に競って、別のコースを選んだ早稲田のハンカチ王子の齋藤佑樹投手には、この段階では大きくリードしたと言えよう。奇しくも、齋藤投手は前日の法政大学との大事な戦いで敗戦を喫して、今期の早稲田の優勝は遠のいた。二人のライバルとしての長い戦いは、これから本番を迎えるだろうが、どんなドラマを見せてくれるのだろうか。
 戦いという観点から、毎日注目し、楽しませてくれているのが、イチロー選手の200安打、金本選手の連続フルイニング出場、そして間寛平さんのアースマラソンだ。イチロー選手は、あと141試合で182本、金本選手は、昨日で、1352試合継続中、そして寛平さんは、アメリカ横断に入って、今日か明日で2000Kmを走破する。三人とも、戦いは、まだまだで、先の長い戦いではあるが、3人に共通して言えることは、体力、健康が全てであるということだ。健康に留意されて、是非とも大記録を達成して欲しい。

2.プライベートコーナー
 4時20分起床。体重、58.8Kg。どうやら寒さも退散したようで、今日もいい天気のようだ。
 昨日の雅子は入浴日で、体重測定が行なわれた。結果は、少し増加していて、長かった減少傾向に歯止めが掛かったことで、ほっとした。しかし、このところ、疲れが出て来ているのか、帰り際にベッドに横にして欲しいと頼むことが多くなって来ている。

3.連載、難病との闘い(831) 第三部 戦いはまだまだ続く(125)
  第四章  09年の新たな闘い(39)

 2 気分転換 (13)
 (3)もろもろ(その3)
 雅子の3月の定期診断を終えて帰った夕方のことである。毎朝、仏さんに供えているご飯を取りに行くと、久子が近づいて来て、大変だったと話しかけて来た。なんだと思って聞いてみると、冷蔵庫が壊れたので見てくれという。久子の話の概要は大よそ次のようなものだった。
 彼女も毎日朝夕の二回訪ねて来てくれるのだが、この日、いつものように朝来てみると、台所で変な音がしていたという。母親でも倒れれているのではと思って母親の部屋を覗いてみると、いつものようにベッドで寝ていて何事もないようだった。それでは、一考が倒れているのではと心配になったので、一考の部屋に入って確認したという。しかし、出かけた後だと分かると、改めて台所に戻り、その音の元を確認した。すると、どうやら冷蔵庫から出ていることが分かった。
 この冷蔵庫はもう20年以上前から使っているから、寿命が来たのだと思い、とりあえず、電源を切ったという。久子達の場合は、10年経つと買い換えることにしているので、電器屋さんにカタログを持って来てもらうことにしているという。
 一考は、壊れたのなら仕方がないと思って、そのまま一旦自分の部屋に戻ったが、なんとなくしっくり来ない。この日の朝も、いつものように、仏さんにご飯を供えた後に、冷蔵庫の中身をチェックしたが、その時には何の異常もなかった。一考は、この日は雅子の通院日だったので、朝の9時過ぎには家を出ていて、久子が来たのは確認していない。いずれにしても、久子が言う事が正しいとすれば、一考が冷蔵庫のドアを開けて中を確認しているので、それから2~3時間以内の異常発生になる。
 何なんだろうと思いながら、若しかしたら、冷蔵庫のドアが完全に閉まっておらず、警告音が鳴っていたのではと思い、再び母屋にいた久子に、そのことを確認するために「もう一度ど電源を入れて見てご覧」を言った。久子は不満そうに、「そんな事ではないと思うよ。この冷蔵庫は古いものだから、そんな警告音の設備はついていないはずだ」という。しかし、とりあえず電源を入れて様子を見ると、なんら異常音はしなかった。
 どうやら、久子の何時もの過剰な反応だったようだ。「全く!」と思いながら一考はその台所を後にした。(以下、明日に続く)
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865 サーモグラフィー

 サーモグラフィーは、対象の温度変化を赤外線量の変化として可視化した装置である。今回の豚インフレの対策の水際作戦の有力な一つのツールとして空港で活躍中。

1.独り言コラム
 豚インフレの感染の拡大が進んでいて、WHOがその警戒水準をフェーズ4に引き上げた。今や、日本でも対策本部を設けて、その対策に大わらわである。ニュースを見ていて、サ-モグラフィーの有効性に新鮮さを覚えた。とにかく、本人が知らない間に、有無を言わせずに体温のチェックが行われている訳だから、そこでは、プライバシー云々を超越している。なかなか便利で強力な装置だ。
 話が飛躍するが、人の心の中が、このようにして可視化される装置、「ハートグラフィー」なるものがあれば、もっと面白いだろう。嘘発見器以上の威力を発揮するに違いない。そうなると、人間も余計な駆け引きなしの素直な動物に変わってしまう。味も素っ気もなくなるかも知れないが、余計な気遣いが無くなり、単純明快な毎日になると思う。
 今朝は、未来の先取りで、このハートグラフィーをちょっと覗いてみることにしよう。筆者の興味をそそってくれる世界がいくつか見える。
 麻生総理がにんまりしている。定額給付金、大型補正予算などで、徐々に支持率が回復して来ているので、少しゆとりを取り戻しつつあったが、そこへ、降って湧いたような今回の豚インフレ騒ぎで、そのにんまりの度合いが大きくなっている。うまく立ち回れば、起死回生の逆転劇に繋げられるのではとの思いが大きくなりつつあり、子供のような嬉しそうな顔で、解散権を握り締めている様子が窺える。
 巨人軍の原監督もにんまりだ。WBCで世界一を奪い、その指導力が評価されて春の褒章を受けた。今年のペナントレースも、その余勢を駆って、セリーグ3連覇、そして日本一へと自信満々の胸中の様子がはっきりと捉えられ、巨人ファンは、早くも有頂天である。
 バドミントンの潮田玲子さんが、ロンドンオリンピックを目指すという。北京オリンピックが終った時点で、引退を表明していただけに、その決意の変化の背景に何があったかも見えてくるかも知れない。今度は混合ダブルスでの出場を期しているようだ。そのコンビ相手の池田信太郎選手のイケメン振りが気になるところだが、このハートグラフィーで、そんな変化の事情も解き明かしてくれるに違いない。
 SMAPの各メンバーの心の動きも、この装置で見てみたい対象の一つだ。草剛さんの思わぬ事件で、彼らの心の中の動揺が捉えられたら面白い。友人の度合いがテレビの視聴率のように定量的に出て来る訳で、少しこわいような気もするし、人間関係の破壊にも繋がるのではとの危惧もある。
 さて、日本国民が一番見てみたい対象の一つは、北朝鮮の金正日の心の中だろう。しかし、彼の場合には、余程強力なハートグラフィーでないと、真っ黒な映像しか出て来ないかも知れない。本当に困った奴だ。
 冗談はさて置き、最近の技術では、コンピューターを使って、頭の中で考えていること、心の中で感じていることを映像化しようとの研究が進んでいる。決して夢のような話ではなく、そんな未来が近づいていることも否定できないのである。科学の進歩は素晴らしいが、恐ろしい一面も並存している。

2.プライベートコーナー
 4時10分起床。体重、58.9Kg。昨日も天気は良くなかった。今日は本当に良さそうだ。しかし、朝は、まだ少し寒い。
 昨日の雅子だが、元気は今一つ。午後の訪問時に、便秘薬なしで通じがあった。珍しいことである。このところ、筆者は、朝、午後の2回の訪問を続けている。何となく、心配だからである。

3.連載、難病との闘い(830) 第三部 戦いはまだまだ続く(124)
  第四章  09年の新たな闘い(38)

 2 気分転換 (12)
 (3)もろもろ(その2)
 まあ、何がしかの社会的貢献をしたいとの軽い気持ちであったので、名前が記されている木札がスキップされていても、どうでもいいと思っていたのだが、それでも、将来子供や孫が見つけてくれたら、その存在を思い出してくれるかも知れないなんて考えたのも事実である。人間って、幾つになっても、子供っぽいところがある動物なのだ。
 そんなことで、次回にお墓参りをした際(3月26日)に、その木札を確認するために、改めて境内にある金堂に寄ってみると、今度は、ちゃんと三人揃って名前が掲げられていて、思わず微笑んだのだった。その時点では、約250人の方々の木札が二つの立て看板に並べられていて、最高が一人、20口(10000円)で、筆者らは一口ずつなのだが、木札の大きさは同じで少し申し訳ないような気もするのだった。
 一考は母親や雅子にその掲示されている様子を見せてやろうと思い、4月初めのお墓参り時には、カメラを持って出かけた。桜の花はもうすっかり散っていて、葉桜になっていたが、何人かの旅行者がのんびりと散策しておられる様子は、混んでいる行楽地と違って風情のあるのどかな雰囲気があって、心の洗濯には適していた。
 改めてその掲示板を見ると、前に来た時よりも、その名札の数がかなり増えていた。賛同者が増えているのは、結構なことだと思うのだった。一考は、持ってきたカメラで、自分達の名前の部分をアップして何回かシャッターを切った。
 その翌日、それを印刷し、雅子と母親に見せてあげた。母親はわざわざと言って眺めていたが、雅子の方は細かい文字までは見えないようで、それほどの関心は示さなかった。いずれにしても、ちょっとした社会貢献ができたことで、一考は満更でもない気持ちだった。
 タイミングが良かったのは、その日の毎日新聞の夕刊に「三井寺1万本桜に」という見出しで、植樹が進んでいるという記事が出ていた。それによると、それまでは1000本だった桜を1万本に増やし、関西有数の桜の名所にする取り組みを進めているという記事である。賛同者も広がって07年の植樹開始から2年間で協力者は460人を数え、約140本の桜が植えられたという。賛同者は口コミで広がり、関東や九州を含む各地から申し込みが相次いでいるという。
 一考は、その記事を読みながら、そのような心優しい人たちの輪が広がっていることに、改めて平和な日本を意識するのだった。大きなことは出来ないとしても、一口、5000円ぐらいのことなら、気持ちよく協力できて、何かいいことをしたような気分を味わえるのは幸せなことだと思うのである。(以下、明日に続く)

864 威力業務妨害

 行過ぎた行為、大袈裟過ぎる情報の垂れ流しは、謹んで欲しい。だからと言って、それらを捉えて脅すという行為が許されるものでもない。

1、独り言コラム
 先日のSMAPの草剛さんの逮捕、家宅捜索に関して、行き過ぎだとして、ネットを通じて赤坂警察署を脅しているという。これは、威力業務妨害だということで、捜査が進められ、警戒に当たっているようだ。お酒の上での失敗で、きちんとお詫びしたんだから、この件は、これで一件落着としてはどうだろうか。
 今朝の情報で、WHOが豚インフルの警戒レベルを上げて、フェーズ4にランクアップしたという。人から人への感染の恐れがあるという。現時点で14カ国に広がっていて、世界的な大流行になる危険性が危惧され始めている。この辺りの対応は、多少の過剰対応も許される世界かもしれない。
 3月頃の少し前の話だが、5月危機ということで、連休前の4月28日の株価は、6千円台になる可能性があるとの予測記事が週刊誌に掲載されたことがあった。誰が言ったのかは把握していないが、どうだろう、今日の株価がそこまで落ちることはあり得ない。心配を過剰に誘発するような予測やコメントは、大いに謹んでもらいたいし、そんなことを言った人は、出て来てきちんとその弁解(?)をして欲しい。
 調子に乗って、何でも言えばいい、行なえばいいものではない。過剰な発言、行き過ぎた行為は国民に威嚇業務妨害になることもある。メディアにもその責任の一旦がある。

2.プライベートコーナー
 5時10分起床。体重、58.8Kg。ここ数日の天気は荒れすぎたが、今日はよさそうだ。朝の寒さも、少し穏やかである。
 昨日も、筆者は、朝と午後の二度に渡って施設を訪ねて。雅子のサポートに当たった。問いかけへの雅子の反応が今一つで、元気はない。この日の血圧は、前日よりも少し上がっていたが、それでもまだ低い。心配である。

3.連載、難病との闘い(829) 第三部 戦いはまだまだ続く(123)
  第四章  09年の新たな闘い(37)

 2 気分転換 (11)
 (3)もろもろ(その1)
 毎月2回のペースで、一考はお墓参りをしている。冬は、お花が比較的長持ちはするが、それでも、それまでのペースで実施している。2月に行った際に気がついたのだが、お墓の石柱が立っている前の敷石が随分と汚れていることに気づいた。隣のお墓や他のお墓に比べて凄く黒ずんでいたのである。これは「いかん」と思い、一旦帰って、急いで洗剤を持って戻り、洗ってみたところ、少しは汚れが取れたので、暫くは、回数を増やして通って洗うことを決意した。2月16日のことだった。
 そこで、その2日後には、もっと強い洗剤を買って持ち込み作業をしていたところ、ちょうどお墓の管理者の方が見えた。事情を話したところ、あまり強い洗剤だと周りの石を痛める可能性があるので、当方で検討しますということになった。なるほどと思い、お任せして戻ったのだった。
 それから、暫くして、3月の上旬に行ってみると、あの汚れていた石は綺麗に洗われていたのでほっとしたのだった。管理の方に聞くと、専門業者が洗ってくれたようで、さすがは、餅は餅屋だと思った。そんなことで気分も良かったので、帰りに久し振りに三井寺の中を少し歩いてみることにした。
 それと云うのも、昨年の半ばに、三井寺の桜の木を1万本増やす計画があって、それに賛同する成木の施主の募集があり、一考は、母親、雅子、それに自分の名前で応募していたのである。一考にしては、珍しい殊勝な行いだった。そのことが、少し前に配布された三井寺の会報に、その応募者の名前が紹介されていて、三人の名前も掲載されていたのである。そして、この境内の金堂近くに、応募者の名前が掲げられているというので、それを確認したいと思ったからである。
 行って見ると、なるほど、金堂に向かう参道の少し手前に掲示板が用意されていて、それに名前は出ていたのである。しかし、どうしてか雅子の名前だけだった、帰って来て、電話でその辺りの事情を確認すると、単なるミスで抜けているので、直ぐに追加して掲げさせて頂くというお詫びを受けた。僅か、一口ずつの応募であったのも関わらず、ご丁寧な、三井寺さんからの対応に、一考は恐縮するのだった。
 とにかく、今回の応募に一考が応じた背景には、今までその種の社会貢献には、あまりにも無頓着であり過ぎたとの反省があり、その一方で、雅子の病気のことでは、社会保障のお世話になっていることから、多少は何らかのお役に立つようなことをしたいと思っての応募だった。(以下、明日に続く)

863 水際作戦

 宮崎県で鳥インフルエンザで騒いだのは、確か、東国原知事が誕生した直後だったが、今度は豚インフルである。日本国内に持ち込まない水際作戦の成否は、麻生内閣の命に関わる急務である。

1.独り言コラム
 豚インフルエンザ流行は、突如、降って湧いたようなビッグニュースだ。世界に拡大していて、発祥地のメキシコでは、既に死者81人も出ているという。米国、ニュージランド、フランス、イスラエル、スペインでも感染者が出ていて大騒ぎである。目下、日本でも水際作戦と称した対応が取られようとしている。
 ニュースの大きさから、日常生活でも何となく不安を覚える。個人的な話になるが、前夜、食べたとんかつは大丈夫だったのかと心配になる。しかし、病原菌は熱に弱いようで、一旦、摂氏71度以上の熱処理がしてあれば大丈夫だという。ちょうどゴールデンウイークが始まったばかりで、海外旅行に出掛ける人達には大変だろう。さすがに、メキシコ方面へのツアーは、取り止めが相次いでいるようだ。
 今、コロラド州のロッキー山脈突破を賭けて頑張って走っている間寛平さんは大丈夫だろうか。アメリカでもカリフォルニア州、カンサス州、テキサス州、ニューヨークで感染者が出ているようだから、心配である。特にカンサス州はコロラド州の隣で、若しかしたら、走るコースに入っているのかもしれない。気をつけて頑張ってもらいたい。
 さて、少しずつ人気を回復して来ている麻生内閣だが、昨日行なわれた名古屋市長選挙では、民主党の川村たかし氏が自民、公明推薦候補に大差をつけて当選した。盛り返しの流れにみそをつけた感もあって、水際作戦という観点では大失敗だった。
 報道によると、また高級バー通いが始まっていて、何となく明るい表情になっている麻生総理だが、 その支持の実態は、瀕死の状態から少し戻った程度で、まだまだ流れは楽観を許すような状況にはないと思う。総理自身が、その辺りをしっかりと自覚する必要があろう。幸か不幸か、今起きているこの豚インフレ対策をきちんと指揮することが、総理にとって、選挙対策としての水際作戦に通じることになる。自民党は、まだまだ浮かれている状況にはほど遠いと理解すべきである。

2.プライベートコーナー
 4時半起床。体重、59.4Kg。少し寒い。
 昨日の雅子だが、便秘状態が7日目に入っていたので心配していたが、朝食後にやっと頑張って解消できた。筆者もブログを終えて駆けつけ、傍にいてサポートしてあげた。ほっとした一日だった。結局、この日は朝、午後と2回の施設訪問を行なったが、このところ、雅子の血圧が低く、体調は今一つである。

3.連載、難病との闘い(828) 第三部 戦いはまだまだ続く(122)
   第四章  09年の新たな闘い(36)

 2 気分転換 (10)
 (2)雅子の楽しみ(その2)
 今の施設での単調な生活で、雅子の楽しみは極めて限られている。お姉さん達が月一度の頻度で来てくれる見舞いは、その一つだろう。一般のお見舞いについては、全面的にお断りしている。身体が動かせなくて、お話が出来ないから止むを得ないのだが、血の繋がった間柄だけは特別なのだ。兄姉達に会っている雅子を見ていると、そんなに楽しいとは見えないが、気が置けない関係ということで、なんとなくリラックスしていて、それが気分転換になっていると思う。
 それ以外では、はっきり言って、今の雅子の楽しみ、いや、気分転換と云うべきものは、テレビを見るくらいである。それも、じっと顔を上げて画面を見続けることは出来ず、言ってみれば、音声を楽しみながら、時々画面を見ると言った状態である。それでも、時々、「くすっと」笑ってくれる時があるのだが、それがあると、一考もほっとするのである。しかし、そのテレビの視聴時間も、夜は9時までで、人気のある多くのドラマなどは見られない。
 雅子が気に入っている番組だが、そういう意味では極めて限られている。幾つか目ぼしい物を上げてみると、総じて、8チャンネル、つまり、フジテレビ系列、こちらでは関西テレビが比較的多い。朝のワイドショーからお昼の「笑っていいとも」午後の「ミヤネ屋」などである。好んで見るタレントは上沼恵美子、島田紳助、やしきたかじんである。筆者が、上沼恵美子は好きではないので、雅子も筆者がいる場合は遠慮気味である。女子ゴルフの不動祐理のファンで、中継があればも見るのだが、最近の中継は、横峯さくらなどの若手を中心に撮っているので、面白くなさそうである。また、日曜日の朝の関口宏のサンデーモーニングで、あのスポーツのコーナーはお気に入りのようだ。「渇」とか「あっぱれ」が面白いのだろう、また、昨年は日曜のNHK大河ドラマは欠かさず見ていたと思うが、今年は、見ていない。
 いずれにしても、自分でチャンネルを変えることができないので、一考が事前に確認してボードに書いて置いて、介護士さんに伝えることにしている。(以下、明日に続く)

862 二世議員

 今、政界ではこの問題で議論が熱いようだ。その切っ掛けは、小泉純一郎の引退、小泉進次郎の立候補にあるようだ。

1.独り言コラム
 何処の世界でも、二世の活躍はメディアで取り上げられることが多い。特に、政界、芸能界での二世は、そういう意味では有利な立場にあることは間違いない。
 最近の芸能界では、二組の有名カップルの二世のデビューが話題になった。明石家さんま、大竹しのぶの2世、IMALU。それに三浦友和、山口百恵の二世の三浦祐太郎である。多くの国民が、二人のカップルの子供さんが、どんな具合に育っているのかといった関心で、デビューした二世の二人に関心を持ったのではなかろうか。そういう意味で条件的には名前が売れやすい特権を持っていた二人であることは確かである。しかし、二人が今後順調に伸びるかどうかは、二人の実力、才能次第であろう。
 政界も同じだ。知名度が勝負の大きな鍵を握っているだけに、二世が有利であることには間違いない。そうかと言って、それを法律で規制しようとするのは如何なものか。職業選択の自由は憲法で認められている。肝心なのは、その二世と呼ばれる人物の能力次第だろう。それは、有権者が判断する仕組みになっているから、それに委ねるのが妥当だと思う。
 その一方で、今の政治家には、その種の世襲議員は多過ぎるというのも事実である。今の麻生内閣の中には、鳩山邦夫総務大臣、森英介法務大臣、中曽根弘文外務大臣、塩谷立文部科学大臣、石破茂農水大臣、中山成彬国土交通大臣、浜田靖一防衛大臣、甘利明行革大臣、野田聖子消費者行政大臣、小渕優子少子化担当大臣と総理大臣の麻生太郎を加えると、18人中半分の12人が該当する訳で、多すぎることは確かである。しかも、これらのメンバーを見る限り、実力の伴わない人材もかなり居るようで、二世議員規制の話題が出て来るのも不思議ではない。
 大事なことは、二世、世襲であるか否かではなく、その議員の中味であって、優秀なDNAを引き継いだ優秀な人であれば、幼い頃から親父さんの仕事を見てきているという実績は大きく、それを生かして国民に奉仕する姿勢があれば、申し分ないのではと思う。
 いずれにしても、やらせて見て駄目なら、引き降ろすことは可能なのだ。要は、選挙民がその目を持っているかが問われているのである。
 筆者の意見は、偽議員は許されないが、二世議員に関しては、法律で規制するような課題ではないと思っている。

2.プライベートコーナー
 4時50分起床。体重、58.1Kg。外は既に雨は上がっている。寒さも普通。
 昨日の雅子は、吉田病院(醍醐)への通院日だったので、雨の中での通院となった。この病院には駐車場が屋根がないので、初めて玄関先の狭いところでの車椅子での乗降作業となったが、何とか無難に対応できた。便秘が続いていたので、施設に戻ってお薬を飲んだ。

3.連載、難病との闘い(827) 第三部 戦いはまだまだ続く(121)
   第四章  09年の新たな闘い(35)

 2 気分転換 (9)
(2)雅子の楽しみ(その1)
 施設では、入居者へのサービスの一環として、いろいろと知恵を出し、工夫して毎月のイベントを企画してくれている。いわゆる気分転換を図り、少しでも生活に潤いを持たせようとの配慮から発していて、いわゆる福利厚生面での施策の一環であろう。そうは言っても、当然ながら、入居者からは必要経費の徴収は行なわれる。
 昨年一年を振り返ってみても、新年のセレモニーから始まって、年末のクリスマスパーティまで、その月々での楽しい催しを考えてくれた。雅子も、自分では何も出来ないが、通院などの個人的な事情がない限り顔を出すようにして来ている。単調な生活の気分転換には有効と判断しての参加であった。
 今年は、一月の新年セレモニーは、通院日と重なったため欠席したが、一月半ばに行なわれた日吉ユニットでのお誕生会には、自分も対象になっていたので参加した。昨年は、入居直後だったので、何か挨拶でもということで、せめて、自分の名前だけでも言おうと事前に練習していたのを思い出す。つまり、その時点では、まだ自分でも声を出せていたのだ。しかし、この一年で、その声を出すことも出来なくなっていることを思うと、何だか寂しいばかりでなく、その悪化に先行きの不安を覚えるのである。
 結局、今年は、単に全員でハッピバースデイを歌う程度で、自己紹介もなく、黙って椅子に座っている程度の内容だったが、それでも、それなりに雰囲気を楽しんでいた。
 2月度は、これも前年と同じようで、3日に豆まきが行なわれた。鬼の面をかぶって、それなりの衣装をまとった介護士さんが演技をしてくれるに対し、紙で作った豆に相当するものを投げつけて厄払いで楽しんだ。しかし、この日の雅子は、身体の動きが大儀であったので、皆と大部屋では楽しむことは出来ずに、自分の部屋にいたのだが、鬼さんの方が、雅子の部屋の中まで来てくれたこともあって、今までにない雰囲気を楽しませてもらった。
 しかし、今年になって気づいたのだが、昨年の2月、3月には、全員が揃って、近くのスーパーへのお買い物や日吉大社や皇子山への花見が行なわれたが、今年は介護士さん達の多忙のせいか、実施されなかった。ここに来て、この日吉ユニットの人数も増えてきて介護士さん達の余裕がなくなって来ているからであろうと一考はみている。
 いずれにしても、このような企画される行事を通じても、雅子の 病気の症状の悪化の進捗具合が実感できるのである。(以下、明日に続く)

851 最低の人間

 何か事が起きた際の識者の発言にも、適切なものと最低なものがある。

1.独り言コラム
 昨日の草剛氏の行為に「最低の人間だ」と酷い言葉を発した鳩山総務大臣は、一夜明けて、その自分の発言を取り消した。このところ、同氏の発言は話題を呼んでいて、聞き方によっては、最低の人間の範疇に入るのは同氏かも知れないと思う。
 酒に酔うことは、誰にでもある。今回の草剛氏の行為は遺憾な行為であったことには違いないが、その迷惑の内容から判断して、最低の人間呼ばわりされるほど、酷いことではないと思う。
 昨夜の草氏の謝罪会見を録画で見たが、素直な対応で、受け取る立場からは、その感触は悪くはなかった。気になっていた他の仲間からの応接も適切で、筆者の期待通りであったことにほっとしている。やはり、信頼すべき仲間を持つことの大事さを改めて思った。
 私事だが、昨夜は、会社のOBの仲間と久し振りに顔を合わせて、お酒を楽しんだ。皆が、裸にならない程度にしておこうと言いながら、いつもよりも盛り上がっていた。草剛氏が提供してくれた話題で、昨夜は、全国でも、その種の会話に花が咲いたのではなかろうか。
 そういう意味で、草剛氏の今回の失敗談は、多くの人間に分かりやすい教訓を提供したと思う。同氏のさわやかな人柄から見れば、コマーシャルを直ちに取り止めることもないのではないか。少し、内容をアレンジし、反省の言葉を加えるなりして、そのまま続ける方が効果的ではなかろうか。これは、筆者の提案である。何事にも、世間は、あまりにも過剰に反応し過ぎる。

2.プライベートコーナー
 6時起床。体重、58.1Kg。生憎の雨だ。今日は通院日なので厄介なことになったと不安。
 昨日は、長男の太郎が所用で帰って来たので、一緒に雅子を見舞った。午前中は、雅子の反応は今一つだったが、昼食後は、体調も戻っていて、長男が持って来たDVDを見て楽しんでいた。しかし、このところ通じがなく、それが心配だったが、この日は、夕方、会社のOB会があるので、心肺を残したまま、3時前に長男と一緒に施設を後にした。

3.連載、難病との闘い(826) 第三部 戦いはまだまだ続く(120)
   第四章  09年の新たな闘い(34)

 2 気分転換 (8)
 (1)数字遊び(その8)
 さて、少し大袈裟だが、総括ということで今回の数字遊びの結果について、気の付いた幾つかのことを、以下に纏めてみた。
 1.全体として、9割近い番号に、「10」に出来る可能性があるという事実は、予想していたよりも多くて驚いた。
 2、中でも.9000台はの番号は、9000以外は、全て10に出来るのというのは。思ってもいないことだったので、その驚きはもっと大きい。
 3.1000台は別として、6000、7000台が、やはり「10」にし難いことが実証され、感覚的なものと一致していた。
 こうして、一考が楽しんだ遊びに終止符を打ったのである。何だか、大仕事をし終えた気分であった。そして、現金なもので、今では、前に走っている車の番号を見ても、それほど関心を持つことが少なくなった。気になっていた全体像が掴めたことで、急速に興味が失われていったのである。しかし、そのことで結構な訓練したこともあって、それらの番号を見ただけで、瞬間的に、この番号は「10」に出来るか否かは判別できるようになっている
 ただ、改めて残念に思うのは、理論的な方法で、この数値を見つけ出せなかったことである。そこで、読者の皆様に改めて問いたいのである。
 『車のバックナンバーの9999までの中で、加減乗除、ルート、冪を駆使して、「10」に導けるナンバーは幾つ存在するか。理論的に導き出せ。』
 どなたか出来た方は、ご一報頂ければ幸いです。どうやら、ルートと冪が入っていることで、そのアプローチが相当難しくなっているように思われる。
 さて、数字遊びは、ここでさよならをしようと思う。今では、運転していても、別のことを考えていることが多くなった。
 その一方で、大変心配なことが起き始めている。それは、極端な視力の低下である。前を走っている車の番号を見るのにも、少し離なれていると見難くなってきている。しかも、ここに来て、その悪化のスピードが速く、今後の大きな心配事である。一年ほど前に眼科で見てもらった際には、白内障の心配はないということだったが、大丈夫なのだろうかと思い始めている。幸い、その時に作った眼鏡を着けると、今のところは、それなりに有効で、かなり改善できるので、取り敢えずは救いになっている。とにかく、70歳に近づいて居る訳で、その種の能力が衰えてくるのは致し方がないが、車を運転することは、雅子を介護する立場からは、欠かせないことで、そういう観点からも、視力の保持には気を遣っていかねばならないと思っている。(以下、明日に続く)

860 ブラックアウト

 お酒を飲んで記憶をなくす酷い症状を、専門的にはブラックアウトと云うらしい。広辞苑には、暗転、失神、報道管制(戦時中)停電といった意味が記されている。

1.独り言コラム
 人気タレントグループ、SMAPのメンバーの一人、草剛さん(敢えてさんを付ける)が、公然わいせつ容疑で逮捕されたニュースは、芸能界だけでなく、衝撃的なニュースとして日本中を駆け巡った。昨日のNHKの正午のニュースでもトップ扱いで、その衝撃の大きさが分かる。
 お酒を多量に飲んで酔っ払って、近くの公園で全裸になって大声を出して騒いだというのだ。いわゆる、ブラックアウトの典型と言えそうだ。お酒の上での失敗は、その大小の違いこそあれ、身に覚えのある方は少なくないと思う。筆者も、かつてすっかり酩酊して、その間の記憶を全て失ったことは何回かあるが、その内の一回は、記憶にないと謝ったのだが、信じてもらえず、人間関係に亀裂が入ったことがあった。しかし、筆者の場合は裸にはなっていない。
 今回の草さんの場合、普段のイメージが爽やかな方なので、その違和感が大きい。最初は店で3人で飲んでいて、その後、女性と二人で逮捕された公園に向かったようだ。事件は、女性と別れた後に起きたようだ。その女性との間で何がトラブルでもあったのだろうか。それとも、単なるお酒の飲み過ぎなのだろうか。
 この報道の途中、昨日の午後4時過ぎには家宅捜索が行なわれたというニュースが入って来たこともあって、若しかしたら、薬が絡んでいるのではと事件の拡大が心配されたが、どうやら、その疑いはないようだ。
 芸能人を含めた有名人の逮捕は珍ずらしくない。記憶に強烈に残っているのは、経済評論家の植草一秀の手鏡ハレンチ事件がある。最近では東洋大学の高橋洋一教授の窃盗事件もそうである。いずれも、何で、この人がそんなことをと思わせる事件で、今回の草剛さんの場合も、この範疇の事件である。
 こうなると世間は厳しく、素早く反応する。今回の場合も、地レジのメインキャラクターとして出演しているPRコマーシャルやP&G、トヨタなどのコマーシャルも直ちに放映をストップされることが決定されている。何事もそうだが、物を作り上げるには、時間を掛けての地道な積み上げ努力が必要だが、その積み上げた物を壊すのは一瞬である。お酒と云う魔物のいたずらだといって、済まされる訳にもいかないだろう。お気の毒だが、自らの大きな失敗には変わりない訳で、然るべき謹慎は避けられないだろう。
 筆者の個人的な関心だが、こういう場合、グループの他の人たちはどのように対応するのだろうか。仲間の一人として助けの手を差し伸べてくれるのだろうか、気になるところである。
 なお、速報だが、気になると言うと、今週の米国女子ゴルフツアーで、目下プレイ中の宮里藍が大変なスコアーで首位に迫っている。出だしの4連続バーディを含め、7番を終って、5アンダーと首位のオチュアのー8(ホールアウト済み)と3打差である。(朝、4時半現在のスコアー) 筆者は、今年もその笑顔を見たくない指定リストに、彼女をノミネートしているだけに、その関心度合いが、今年一番の大きさになっている。
 
2.プライベートコーナー
 4時起床。58.8Kg。朝、新聞を取りに出たが、外気は、それほど冷たくない。
 昨日の雅子も特に変わったことはなかったが、便秘薬を飲んだが、一考が居る間には珍しく通じはなかった。この日、突然だったが、京大の神経内科の医師が回診に来られた。入居当初は、附属の北雄琴クリニックの医師の回診があったが、専門医でなかったことから、その後は途絶えていたのだが、それが復活したようで、毎週実施されるという。心強いサポートである。

3.連載、難病との闘い(825) 第三部 戦いはまだまだ続く(119)
   第四章  09年の新たな闘い(33)

 2 気分転換 (7)
 (1)数字遊び(その7)
 とにかく、もやもやしていた課題に、何とか答えを捻り出せたことで、暫くは「やった!」という満足感に浸れることが出来た。しかし、それはそんなに長くは続かなかった。新たな疑問に気づいたからである。
 それは、3桁の場合で、理屈的に追い詰めて得られた「731」という答えと、肉体的な忍耐の努力で得た「598」とでは、その差が大き過ぎたからである。少なくとも、理屈的に攻めて得られたはずの答えに対して、どうしてこんな大きな差が生じたのだろうか、という疑問だった。一考は、自分が試みた思考方法に致命的な不具合が存在していたのではないかと気になり始めたのである。
 いろいろと確認作業をした結果、一つ気がついたのは、「731」を出した際に、重複の数を、単純に2倍だと断定して、出てきた組み合わせの総数である「1462」を2で割ったのだった。しかし、その後、つぶさに調べてみると、中には3回に渡って重複している事実を発見した。よく考えば、それは当然なことだとその間違いに気づいたのである。
 例えば、ABCの組み合わせを考えてみよう。これには、ABの組に、Cを加えた場合、ACの組にBを加えた場合、更には、BCの組にAを加えた場合に生じる。つまり、一考が単純に2倍の重複と判断したのが早とちりで、うかつだったのだ。
 しかし、ここで、厄介なのは、全てが3倍の重複ではない点だ。例えば、同じ数字が重なっAABの場合、AAにBが加わった場合とABにAが加わった二つの場合となり、AAAのような同じ数字が3つ揃った場合は、組み合わせは一つである。従って、出てきた「1462」の対応は、これらの重複の組数に応じた考慮が必要で、単純に2で割るとか、3で割るといった具合にはいかない。
 従って、最初から、そのようなケースに区別してやり直せば、正解が得られることがわかったが、今直ぐには、改めてはやることはしないとした。その不具合の理由も分かったことだし、それよりも、絨毯爆撃で目的の答えは得られたことで、当初の目的を達していたからである。
 かくして、長々と紹介してきたこのつまらない(?)課題にピリオドを打つことにしたのである。明日は、この課題の簡単な総括を行なって終りたいと思う。(以下、明日に続く)

859 イニシアルDの喜怒哀楽

 松本清張の作品の中に「Dの複合」というのがあるが、DM、DV、DNA は最近の新聞紙上を賑わしている「D」にも、いろんなDRAMAが満載である。
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1.独り言コラム
 ニュースはドラマであり、そこからいろんな喜怒哀楽を覚えて一喜一憂する。
 例えば、4月20日の毎日新聞の夕刊(関西版3版)を見てみよう。1面トップの見出しが「違法DM2年半で530倍」と出ていて、違法ダイレクトメールの問題を取り上げている。この問題は、障害者団体向けの割引制度が悪用された違反事件で、障害者団体「白山会」が広告会社「新生企業」を使って発送した違法メールを巡る犯罪である。とかく、法律の盲点を突くような犯罪は多い。きちんとした管理を怠っていた日本郵便の責任は大きい。何とも言えない怒りを覚える。
 その夕刊の社会面には「DV夫への支給、やめて」と云う4段の大きな見出しで、定期給付金の扱いを巡って、被害者女性が横浜地裁に申し立てしているニュースである。ドメスティックバイオレンス(DV)で悩んでいる夫人、子供の気の毒さを思う。給付金は家族単位で支払われる仕組みになっているだけに、なんらかの善処が求められている。それにしても、DVの実態には気の毒さを越えた怒りがある。
 一方、DNA鑑定が威力を発揮したニュースが昨日(22日)だけで2件もあった。一つは、の毎日新聞朝刊(関西版、13版)社会面で「DNA型一致せず」の見出しで、1990年に栃木・足利市で起きた幼女殺害事件で、有罪の決め手になっていたDNA鑑定が、最新の鑑定で「シロ」と出たニュースである。
 無期懲役が確定している菅家利和受刑者(62)が出した再審請求審で明らかになったが、事件は既に時効だという。菅家受刑者の人生を踏みにじった一連の捜査、裁判は何だったのか。20年前の取り返しのつかない誤りに、怒りを越えた虚しさを覚える
 もう一つは、昨日の夕刊で、大阪でコンビニ強盗で捕まった37歳の男のDNAが、昨08年12月のタクシー強盗殺人事件現場にあったタバコのDNAと一致したという。事件解決に結び付けたDNA鑑定の威力の素晴らしさに大きな感動を覚えた。
 敢えて、「D」に関するニュースを拾ったのだが、その殆どが、喜怒哀楽といっても、「喜楽」が少なくて、洒落ではないが「怒哀」の「度合い」が多い。
 昨日は、他にも、介護の疲れで自殺に走ったタレントの清水由貴子さんの悲しいニュースがあった。介護に携わっている筆者には、堪らない胸の痛さを覚えた。とにかく、一人で24時間介護を続けるのには限界がある。少しでも社会保障の恩恵が受けられていたらと悔やまれる。
 そんな怒りや悲しみがいっぱいの多くのDRAMAが展開されている日々の中で、昨夜、筆者は久し振りに、スリル満点の素晴らしいドラマに興奮した。それは、趣味の将棋の世界の話である。今月から始まった将棋名人戦シリーズで、その第2局が熊本城内で、一昨日から行なわれていたが、大のファンである郷田九段が、羽生名人に逆転勝ちをして、一勝一敗に持ち込んだ対局だった。羽生名人が投了する最後の数十手は、まさに手に汗握るスリル満点の息詰まる戦いの連続で、インターネットを通じてではあったが、その展開に酔ったのである。
 この戦いは、郷田九段にとっては、どうしても負けられない対局だったが、第一日の封じ手辺りでは、既に挑戦者の郷田九段が難しい局面と見られていた。二日目の昨日、郷田九段は長考の末、力づくでその打開を図かり、終盤にかけてでは、かなり際どいところまで羽生名人に迫っていたが、、専門家は、やはり一手及ばずといった見解だったので、半分諦めた気持ちになっていた、しかし、それを土壇場で見事に覆して、郷田が逆転勝利を収めたのである。そこに至る最後の展開は、互いに1分将棋となった緊迫した応手が繰り返され、追撃を受けた郷田九段の王様が、それを振り切るように懸命にかわしながら敵陣まで入り込んで、辛くも逃げ切ったのである。この追いつ追われつのスリル満天の結末が見えないドラマの展開に、筆者は本当に興奮していた。とにかく、この一勝で、郷田九段の悲願の名人位にも僅かに望みが繋がった。筆者には、久し振りに楽しくて嬉しい興奮した一夜が持て、、ちょっとした、安らぎ、幸せを実感していた。
 毎日届けてくれるニュースというDRAMAには、もっと楽しい、心温まるニュースが多くあって欲しいものだと、改めて思うのである。
 
2.プライベートコーナー
 4時20分起床。体重、58.6Kg。(便秘気味だったので、便秘薬を使用、やっと平常値に戻って来た) 今朝は少しひんやりする寒さを覚える。
 昨日の雅子も、前日並みで落ち着いていた。久し振りに、実姉、霧子さんの見舞いを受けてほっとしているようだった。しかし、この日、一週間ぶりに体重測定が行なわれたのだが、期待に反して500グラム減少していた。栄養剤の効果で、少しは増加していると期待していたので、裏切られたようで、少しがっかりだった。今日にでも、改めて衣服の具合などの測定条件を確認してみたい。

3.連載、難病との闘い(824) 第三部 戦いはまだまだ続く(118)
   第四章  09年の新たな闘い(32)

 2 気分転換 (6)
(1)数字遊び(その6)
 思えば、車で施設へ通う途中での暇つぶし、気分転換で楽しみ始めた数字遊びだったが、その後暫くは、一考の大きな関心事として頭の中に大きな存在になり始めていた。そして、車に乗るたびに、前を走っている車のナンバーを確認するだけでなく、病院に行った際などには、そこに駐車している車についても、それらのナンバーを確認し、どの程度の比率でその種の番号が存在しているのかを把握しようと努めるのだった。
 そのようにして得られた感覚では、それに該当する番号は結構な比率で存在することは分かって来ていたが、こと、3桁の番号では、上記の試みで導き出した7割3分といった高率ではなかった。それだけに、その試算で得た結果はまゆつばものだと疑い始めていて、真実の数字を知りたいという願望が強くなって行ったのである。
 さあ、そこで、どうすれば、この答えを見出せるのだろうか。それまでのような論法での追及では無理でありそうなことから、残された道は一つしかなかった。一考は、それに思い切って挑戦することにしたのである。
 それは、極めて単純な力づくの方法である。いわゆる絨毯爆撃的なやり方で、多少の忍耐を必要とするが、頭を使わない肉体労働的な方法だった。有体に言えば、9999までの全ての数を一つずつ確認してゆく攻略方法だった。我慢比べのような時間を掛ければ出来る仕事である。一考はそれを実行したのである。
 実際には、片手間で、毎日少しず行なったのだったが、それでも全部をやり終えるのに一週間程度の日数を要した。智恵のない解決法だったが、それでも、それまでのもやもやした気分を取り除くことが出来て、一考はほっとするのだった。
 その汗と涙で得た回答(大袈裟な言い方)を紹介しておこう。いずれにしても、この結果から、かなりの精度でその実態は把握することができる。あくまでも、一回きりの試行で、見直しはしていない。それだけに間違いがかなりあると思われるので、その点は含んでおいて頂きたい。しかし、ここに紹介する数字よりは多くなることはあっても、少なくなることはないと考えている。
 検討結果を1000台毎に纏めて以下に示す。
   999まで  598 (2桁の17を含む) 
   1000台  788    2000台  959 
   3000台  974    4000台  971
   5000台  966    6000台  898
   7000台  878    8000台  932
   9000台  999 
 全体では、総計は「8963」(89.72%)で、何と! 90%近い高い確率で、「10」に導くことが可能だと分かったのである。何か、しみじみとした感慨に覚えながら、一考は、暫しこの数字に浸っていたのである。
 しかし、そのうちに、3桁の場合の「598」が、先に述べた方法で導き出した「731」との間に、思いの外大きな差があることが、何故か気になり始めたのである。(以下、明日に続く)

858 告白

 十年以上も争われた事件の判決なのだが、それでも被告は、再審でまだ争うという。彼女には本当に罪の意識がないのだろうか。彼女の真実の告白はあり得ないのだろうか。

1.独り言コラム
 和歌山カレー事件での最高裁の判決が出た。死刑である。筆者のような第三者からは、報道される内容から、彼女しか犯人はいないと思っていたので当然な判決だと思ってしまう。
 この種の事件で、いつも思うのが、犯人が居るのは確かであり、その犯人が全てを知っている訳で、その犯人が、本当のことを告白してくれれば、事件は解決するのだが、…という思いである。
 被告の林真須美は、本人の主張しているように、本当にやっていないのだろうか。あなただけが知っているはずだと問い掛けたのだが。
 普通の人間なら、自分の犯した罪に対し、時間と共にその反省、お詫び、償いの気持ちが芽生えて来るはずである。彼女の心の構造は、一体どうなっているのだろうか。数多い人間の中には、ごく僅かであれ、そんな異常な心の構造を持った人間が存在するということなのだろう。
 その一方で、告白をそのまま鵜呑みにする訳にはいかない事例もある。先日の週刊新潮での朝日新聞襲撃事件での偽の告白をした島村征憲のことが頭に浮かぶ。一流の出版社が騙されることにもなる訳で、告白にもうっかりとは乗れない世の中だ。
 その事例は別としても、このカレー事件に関しては、林真須美被告の告白を聞きたい思いでいっぱいだ。彼女のお詫びの言葉を待っている人が、どれだけいることか。彼女の心の中に住んでいる魔物を引っ張り出してやりたい。その魔物をを引き出す手段は、もう存在しないのだろうか。とてつもない無力感を覚えている。
 そんな中で、一般の国民が裁判員になって判断が要求される裁判員制度が始まる。プロの人たちがやっても難解な判断作業を素人の人に求めるこの制度は一体なんなのだと、改めて言いたい。どう考えても納得できない制度なのだ。

2.プライベートコーナー
 4時10分起床。体重、58.9Kg。外は少し風が強い。
 昨日の雅子は、比較的穏やかで、少し体調が戻って来ているような感じである。栄養剤の服用で、その効果が少し出て来ているのだろうか。

3.連載、難病との闘い(823) 第三部 戦いはまだまだ続く(117)
   第四章  09年の新たな闘い(31)

 2 気分転換 (5)
(1)数字遊び(その5)
 単純だと思っていたこの数字遊びは、意外に複雑で厄介な作業となって、一考を悩ますことになっていた。
 案の定だったが、その後の検討で、先に強引に導き出した「459」には、多くの余計な重複や抜けなどの間違いがあることが判明したのである。そこで、改めて、その辺りを改善した修正作業に取り組んだ。
 そこで思いついたのが、二つの数字の組み合わせの「和」に注目した。それらは、1から18以内の数字となり、それ以外は存在しないということだった。そこで、その1から18の全ての組み合わせをつくり、それに、0から順次、1,2、3、…と9まで付け加えた場合に、それぞれの「10」の成否を確認し、出来た場合の組み合わせ数をカウントしてゆくやり方である。
 少し、具体的に紹介してみよう。
 例えば、二つの数字の組み合わせで、その和が「18」になるのは「9と9」以外にはない。掛け算を採用すると「2と9」で出来るが、今回はそれは考えない。なぜなら「2と9」は、足し算で「11」のところに出て来るわけで、余計な重複を避けるためである。
 従って、この「9と9」に、順次、0から9までの数字加えてゆくのだが、「10」を作り出せるのは、「0」と「8」だけである。つまり、「0」の場合の組み合わせは、「9、9、0」で、9+9の0乗=10で、その組み合わせの数は、「990」と「909」の2通りである。一方、「8」の場合は、「9、9、8」で、9+9-8=10でOKだ。その場合の組み合わせは、998、989、899の3通りとなる。
こうして、順次、「17」「16」…と「1」まで同じ手順で進めて行くと、先のやり方で生じた余計な重複は避けられる。
 この作業を進めている途中で、このやり方は、結果的には、二桁の全部の組み合わせ、つまり、(0、1)、(0,2)、(0、3)から始まり、(9,8)、(9,9)に至る54組で、一つずつ数字を加えてゆくやり方と同じ作業であることに気づいた。
 そこで、その両方の手順で併行して作業をやった結果、同じ1462という答えが得られたのである。これらの組み合わせの数には、2倍に重複カウントされていると単純に判断し、731というのが、求めている答えだろうとの結論に達したのである。
 しかし、一考の頭の中は、この答えを得たことで、こんがらがるのだった。999までの中に、731もOKだと云うのは、それまで実感からすれば、どうしても多過ぎるのである。何となくリアリティが伴わない。一考は、迷い道に入り込んでしまった感じで吹っ切れなかった。そこで、そのもやもやした気持ちを断つために、一考は最後の手段に訴えようと一大決心をするのだった。(以下、明日に続く)

857 長い道のり

 大きな目標に向かって、一歩、一歩積み重ねて迫ってゆくようなチャレンジには、不断の努力、忍耐強さ、不屈の闘志は欠かせない。

1.独り言コラム
 胃潰瘍という思わぬアクシデントで出遅れて、戦列に復帰したイチロー選手だったが、昨日は2本のヒット(いずれも内野安打)を打った。これで今シーズン6本目のヒットである。目標の200本まであと194本残っていて、まだまだ先の長い道のりだが、一本、一本積み重ねてゆくしかない。残り試合が、149試合であるから、これはそんなに容易でない目標だ。
 間寛平さんのアースマラソンも同様である。昨日現在、ほぼ14900Km進んでいるが、まだ21000Km以上も残っている。アメリカ横断に上陸して昨日で38日目で、その間に走った距離も、今日で1500Kmを越す。そして、カリフォルニア、ネバダ、アリゾナ、ニューメキシコ各州を通過して、目下、コロラド州に入っており、ロッキーを越える地点に差し掛かっている。一日、50Kmというペースを保って、尺取虫のように着実に進んでいるが、先はまだまだ長い道のりだ。この戦いも、焦ることなく、じっくりと積み重ねてゆくしかない。健康の確保が全てであり、無理せずに戦う心がけが大事だろう。
 今回の不況は、100年に一度あるかないかのもので、麻生総理は全治三年と言った。ここでも、着実な政策の実行を重ねてゆくしかないだろう。ただ、このケースでは、もっと優れた指導者の登場を願う国民も多いのではと思うが、残念ながら、現時点では、これはと云う指導者が見当たらないのが心細い。
 プロ野球も長いペナントレースが始まったが、セリーグは早くも巨人軍の独走が見えてきている。この場合は、一歩、一歩と云うよりも、大またで駆け抜けてゆくような感じがしていて、巨人軍の例外的にずば抜けた強さが目立っている。
 北朝鮮との長い戦いには、他の戦いでは見られない厄介さがある。拉致被害者家族にとっては堪らない辛さで、待てど暮らせど、その解決への切っ掛けが見えて来ないことが、とても悲しいことである。一歩、一歩すら進まない。苛立ちだけが積み重ねられていくだけだ。打つ手が見えないのが辛い。何か、突発的な出来事、或いは、思わぬヒーローの出現を待つしかないのだろうか。
 和歌山カレー事件も長い戦いだったが、今日の午後に最高裁の判決が出る。物的証拠がなく、状況証拠の積み重ねだというが、10年に及ぶ長い戦いの果てに、林真須美被告にどんな結果が待っているのだろうか。
 さて、筆者も介護という、抜け道のない延々と続く戦いの毎日を過ごしている。それでも、傍にいてやることでその存在感が感じられるのは、一つの勇気付けられる嬉しい側面だ。
 世の中には、いろんな戦いがあるが、戦いである以上、それぞれ苦しい側面はあるはずだ。しかし、そこに何かの感動が存在すれば、それは戦い抜ける力を与えてくれる。そこには、それなりの幸せも存在しているのだ。

2.プライベートコーナー
 4時半起床。体重59.7Kg。これは、2005年11月以来の重さである。少し減量を考える必要がありそう。外は小雨が降っていたが、間もなく止んだようだ。
 昨日の雅子は、比較的落ち着いていて、精神的には安定した様子だった。特に、これと言った要求もなく静かにしていた。

3.連載、難病との闘い(822) 第三部 戦いはまだまだ続く(116)
   第四章  09年の新たな闘い(30)

 2 気分転換 (4)
(1)数字遊び(その4)
 全体で、幾つの番号が「10」に出来るかという課題に対し、何とか、理論的に答えを出してみようという意気込みは健在だったが、正直言って、この手法は、ややこしく複雑なだった。結果的には、大変な忍耐を必要としたし、迷い道に入ってしまうことになる。とにかく、もう少し具体的に進めてみよう。
 「0」の場合と同様に、二桁の数字に、「1」が加わった場合を考えてみる。その場合、次の三つのケースを考える。
 1.二桁の場合で10が出来る17通りは、全てOKである。なぜなら、10に1を掛け算しても、やはり10だからである。その場合の組み合わせの数は、Aグループだった「1、9」の一組がBグループに移るので、AとBの数は、7組と2組になる。その場合、Aグループの組み合わせ数は、それぞれ一組が、3!(階乗)で6通り(具体的には、1AB,A1B,AB1,1BA,B1A,BA1)の存在する。一方のBグループは、それぞれが3通り(具体的には、1AA、A1A、AA1)と云うことになる。
 従って、二桁で「10」になった組み合わせで、「0」を加えて、やはり「10」になる組み合わせの数は(7組x6)+(2組x3)で48通りが存在することになる。
 2.それ以外に、二桁の組み合わせで、11と9の場合も「1」が加わったことで、「1」の加減を行なえば「10」が成立する訳で、その組み合わせの数を考える。
 まず、11になる組み合わせは、2と9、3と8、4と7、5と6の4組、それに2の2乗の「4」と3の2乗の「9」を使った「4と9」「9と8」の6組がある。
 一方、「9」になる組み合わせは、0と9、1と8、2と7、3と6、4と5、それに、積を使って3と3があり、それらに、2の2乗の「4」と3の2乗の「9」を使った、4と7、9と6、3と3、3と9,9と9、更にべきを使う、3と2(3の2乗)それらに3と4、9と4の合計13組があり、合計で19組が存在する。
 この19組の内訳は、3つの数字が全て異なるAグループは、15組、二つの数字が同じBグループが3組、そして0が入った組が1組(Cグループ)となる。Aグループが6通り、Bグループが3通り、Cグループが4通りの組み合わせがあるので、トータルの組み合わせの数は、15x6+1x4+3x3 =103 通りとなる。
 従って、1が加わって成立する総数は、48+103=151 である。
 この考え方を、順次展開して行って、「2」が加わった場合を検討してみると、131通りという数字が出てきた。
 大変だったが、この手法を我慢して継続し、「9」を付け加えるまで行なった。その結果の総計が「898」となった。つまり、この数字は、3桁の数字で上手く処理すれば「10」が出来る組み合わせの数である。
 しかし、これは直感的に誤りであることが分かる。こんなに多くは存在し得ないからである。よく考えてみると、ここには重複があって少なくとも2倍になっていることが分かった。例えば、(1,9)の組み合わせに0が加わった(1,9,0)は(9,0)の組み合わせに1が加わった(1,9,0)と同じである。従って、少なくとも、答えは、898の半分の「459」となるはずだ。
 それでも、その数字が正しいのかどうかには自信が持てなかった。その後。繰り返し考え直してみると、その試算中に単純な誤りを発見、実際にはもっと多くあること、更には、本アプローチ手法に基本的な欠陥があることが分かり、もう一度、別な考え方でやり直すことにしたのである。(以下、明日に続く)

856 笑顔を見たくない人達リスト(2009年版)

 アンチファンも、その人の行動に注目するという意味では、ファンの変形と見る向きもあるが、根本的に違うのは、その人の成功を良しとしない点である。

1.独り言コラム
 今年の「この人の笑顔を見たくない」の新しい顔ぶれを選んだ。昨年度は、民主党代表の小沢一郎、巨人軍監督の原辰徳、それにプロゴルファーの宮里藍の3人だったが、その中で原監督は、WBCで侍ジャパンを優勝に導いた功績を称えて、本指定リストから削除することにしたことは、既に報告した通りである。但し、筆者が巨人ファンになった訳ではない。
 そこで今年度の顔ぶれだが、小沢一郎と宮里藍の両氏には、そのままリストに残って頂くことにした。この二人の気に入らないところは、見え隠れする「傲慢さ」である。つまり、然るべき「謙虚さ」が見られないところが気に入らない。それに、小沢一郎には壊すというイメージが強過ぎる。そういう意味では、今年も応援はしないつもりである。
 この二人に加えて、今年度、新たに指定リストにノミネートさせてもらったのが、女優の広末涼子と日本将棋連盟会長の米長邦雄の二人としました。それぞれの推薦理由は、次の通りです。
 広末涼子は、今年は、アカデミー賞受賞映画「おくりびと」で、一躍脚光を浴びたが、彼女の演技の云々ではなく、筆者は彼女の生き方が気に入らない。早大入学、結婚、出産、離婚などの彼女の今までの一連の生き方を見ていると、そこにきちんとした哲学というような人生の設計(そんな大袈裟なものでなくてもいいが、生きることへの誠実さと言った方がいいかもしれない)が見えない。それほどの美人でもない(少なくとも筆者のタイプではない)のに、それを売り物にしていて、行き当たりばったりの思いつき的な生き方が、筆者は気に入らないのである。指名する理由として十分だと判断した。
 一方の米長邦雄は、数年前からの女性棋士の新組織作りに際して、同氏が見せた応接が気に食わなかった。自らが女性棋士の独立をけしかけておいて、それを実行に移そうとした途端に、女性棋士全員に、新組織に移るかどうかで踏絵をさせるという裏切り行為に出た。これは断じて許せないものだった。特に、そのリーダーを引き受け、その独立に腐心された藤森奈津子三段や中井広恵六段には、弱いもの虐めで厳しく当たり、紳士らしからぬ応接には、男の風上に置けないものを感じていた。
 その結果、今でも独立した組織、日本女子プロ将棋協会(LPSA)の所属棋士を別扱いにし、日本将棋連盟のHPの棋士リストからも除外しているし、そのLPSAのHPへのリンクも張られていない。非情に冷たい扱いをして、不必要な組織分断をさせている。本当に許せない会長だ。
 先日、筆者の長年のファンだった中原誠十六世永世名人が現役を引退されたのを機に、その永遠のライバルだった同氏への憤懣が再燃したことで、指名リストに上掲するに資格充分ということで、リストアップしたのである。
 いずれにしても、この4人には、しっかりとウオッチして行くが、応援はしない。(文中、敬称略)

2.プライベートコーナー
 4時起床。体重、59.5Kg。昨夜入浴できず仕舞いだったので朝風呂に入る。
 昨日の雅子は、前日並みで、全体としては、まずまずの感じ。便秘薬を服用せずだったが、大変な頑張りで、通じがあったのは幸いだった。栄養剤の効果があるのかもしれない。

3.連載、難病との闘い(821) 第三部 戦いはまだまだ続く(115)
   第四章  09年の新たな闘い(29)

 2 気分転換 (3)
 (1)数字遊び(その3)
 差し当たっては、その手法として、二桁の場合から取り組み、それを三桁、そして四桁に展開していけばいいのではと考えたのである。結果的には、この取り組み方、考え方に問題があったようだが、ともかくも、その差し当たっての考察経緯の概説を試みる。
 二桁の場合は単純で、二つの数字の組み合わせで10が出来るのは、次の17通りである。
 (1) 単純な加算で10になるケースで、19、28、37、46、55、64、73、82、91
 この場合、二つの数字の組み合わせの種類という観点からは、19、28,37、46、55の5組だが、55を除いたそれぞれには2通り、それに55の一組がである、
 (2) 掛け算で10が出来るケースで、25、52で、1組である。
 (3) ルートを駆使するケースで、45、54、48、84、79.97で、3組である。
 ここまでのことを纏めると、異なった数字の組み合わせで8組(1と9,2と8,3と7、4と6、2と5、4と5、4と8、7と9で、これをAグループとする)16通りと同じ数字の組み合わせの1組(5と5で、これをBグループとする)1通りで、全部で9組、17通りとなる。
 さて、ここからどう展開して行くかが難しかった。考え方としては、これらの二桁の数字に、一つの数字を加えた三桁の数字の考察に入ったのだが、これが思ったよりも厄介な試行錯誤を繰り返すことになった。
 手順としては、加わる数字を、順次、0から1、2.3、…と考えてゆく。時間は掛かるが、それぞれ個別に考えて行って、後で、それらを加算して総数を算出しようと考えた。その手始めが、先ずは「0」を加えた場合である。
 二桁の数字に0を加えた場合は、二桁で10が出来た17通りは全てOKである。但し、0が最初に来るケースは二桁の扱いになるから、Aグループに関しては、0が加わると、各組でそれぞれAB0.、A0B、BA0、B0Aの4つの組み合わせが存在する。一方、Bグループでは、単純に550と505の二組だけである。従って、「0」が加わって出きる10になる組み合わせの数は、(8組x4)+(1組x2)で、34組が成立する。とにかく、ここまでは、特に難しいことはなく出来たのだが、厄介なのは、それ以降だった。(以下、明日に続く)

855 極めて非常識な文化人

 いわゆる文化人と呼ばれる人の中にも、びっくりするような非常識な行動をする人がいる。

1.独り言コラム
 ノーベル賞受賞者の益川敏英さんや大阪府知事の橋下徹さんが、時々、文化人らしからぬ発言をして、国民を楽しませてくれることがある。言葉の選択に多少の行き過ぎがあっても、この二人の場合に関してはご愛嬌で済む。
 しかし、先日行なわれた今期の将棋名人戦の第一局で、とんでもない非常識な行為が生中継で報道されてしまった。筆者もその時、そのシーンを見ていたのだが、一瞬、何事が起きているのか、その事実を理解するのに少々の時間を必要とした。
 確か、名人戦第一局の二日目の朝のことだったと思う。記録係と並んで見ていた一人の男が、対局中の羽生名人に話しかけ、何かを手渡した。一瞬、羽生名人は少し戸惑ったようだがそれを受け取り、それに何かを書いてその人に戻したのである。間もなく分かったのだが、手渡したのは扇子で、それにサインをしてもらったということだった。このことが、NHKの衛星放送を通じて全国の視聴者に生中継されたのである。
 後で分かったことなどだが、その男は朝日新聞社のOBで、この対局の観戦記を担当する記者だという。何と云うことなのか。神経を使う大舞台でのなんともお粗末な出来事で、前代未聞のことである。しかも、今期から新たに主催社に名乗りを上げた朝日新聞社のOBというから、開いた口がふさがらないといった感じだった。相手の挑戦者の郷田九段はどんな気持ちで見ていたか。面白いはずはなかったはずである。名人戦と云う神聖な対局中でのこの記者の行為は非常識の何物でもない。
 ちょうど、その観戦記の連載が始まっている頃だろうと思うが、本人はどんな書き出しをしたのだろうか、息子が朝日新聞を取っているので、後で送ってもらって読んでみたいと思っている。
 将棋の話題を取り上げたので、ここで最近の将棋界のトピックスについて触れておきたい。
 1.矢内女王に岩根忍二段が挑戦するマイナビ女子オープンのタイトル戦の第一局が、挑戦者の出産予定日が早まったことで延期になった。女流戦ならではのことで、今までにはなかった微笑ましい出来事である。
 2.凄い新星が現れて来た。プロになって1年少しの21歳の稲葉陽4段である。七大タイトルの一つである棋聖戦の挑戦者決定トーナメントの決勝戦に登場することが決まった。勝てば、羽生棋聖への挑戦者の資格を得る。そうなれば、久し振りに4段の挑戦だ。
 1次予選から、2次予選、最終予選を負けなしで勝ち抜いて、最後の挑戦者決定トーナメントに駒を進め、ここでもしっかりと2連勝し、予選から通算10連勝を果たしての決定戦登場である。この間、一流棋士の郷田九段、藤井九段、そして谷川九段には二度勝っての堂々の登場だ。決勝の相手は、木村一棋八段と久保棋王の勝者である。果たして、久し振りの4段のタイトル挑戦は実現するのか、興味深い。
 3.ここに来て、長く不調だった女流、中井広恵六段に復調の兆しが見え始めた。中井さんは、ここ数年に渡って、女流棋士の新しい組織つくりに腐心し、日本将棋連盟の米長邦夫会長の厳しい苛めもあって、随分と苦労されてきていた。そのために、将棋に専念できずにずっと不振が続いていたが、どうやら、その問題にも整理がついてきて、やっと、その棋力を取り戻してきたと思われる。最近では、女流最強戦に優勝し、女流名人戦の挑戦者リーグにも戻って来た。将棋という競技は、精神的な面での影響は大きい。頑張れ中井広恵さんである。

2.プライベートコーナー
 4時半起床。体重、59.4Kgと少し重い。少し肌寒い。
 昨日の雅子は、欲目で見るせいか、少し元気が戻っているように見えた、一考が訪れた時も椅子に座っていて、首を上向ける頻度もいつもより随分と多かった。どうやら、栄養剤の補給のリズムが身について来ているようだ。しかし、今までの経験では一進一退で軽々に喜ぶ訳にはいかない。暫く、慎重に様子を見守りたい。

3.連載、難病との闘い(820) 第三部 戦いはまだまだ続く(114)
   第四章  09年の新たな闘い(28)

 2 気分転換 (2)
 (1)数字遊び(その2)
 この数字遊びは、単調な毎日の運転をしている一考には、気分転換にはもってこいの遊びとなった。それでは、ここで、具体的に、この遊びの中味を説明してみよう。

 例題1.車のナンバーが、「1234」の場合、
 これは最も簡単な例で、1+2+3+4=10 でOK。しかし、この場合には、更に、次のような幾つかのケースも「10」を作り出すことが出来て、考え出すとなかなか面白い。
    (2x3+4)x1 = 10、
    「(3x4)-2」x 1= 10
    3の2乗+(ルート4-1)=10
 このように、一つの番号であっても、複数の可能性があって、じっくりと考えると、興味は拡大して行く。

 例題2.自分の車の番号は「1123」である。一見して、これは「10」は出来ないように見えるが、そうではない。この場合にも、例えば次のような答えがOKだ。
    2の3乗+1+1 = 10
    (3の2乗+1)x1 = 10
 
 ここで本題からは外れて余談になるが、この数字「1123」は我々夫婦には重要な意味をもっているので、この機会に解説しておこうと思う。
 これを、11月23日と読むと、我々の結婚記念日だ。昭和43年11月23日に京都の都ホテルで挙式した。一考が27歳、雅子が24歳のことだった。今から40年以上も前の懐かしい話である。
 また、この数字の「1と2」で、1月2日と読めば、それは一考の誕生日、「1と3」で1月3日と読めば、雅子の誕生日である。それらを足し算すると、「1123」で結婚記念日となる訳で、なかなかよく出来ている数字である。雅子はそれを記念して車の番号に選んだと言っていた。
 さて、余談は、それまでとして、話を元に戻したい。
 毎日、施設に通う車を運転しながら、嵌り込んだその数字遊びをしているうちに、頭を過ぎり出したのが、一体、4桁の数字の組み合わせで、どのくらいが、その「10」に出来る可能性があるかと云うことだった。何とか、その全体を捉えてみたい、突き止めてみたいとの強い思いが、一考の頭の中に芽生え始めたのである。
 そこで、何とか、その答えを理論的に追い詰める検討を始めた。数学的には順列、組み合わせの範疇に入る訳で、筆者があまり得意としていない分野である。いろいろと試行錯誤を始めたのであるが、思っていたたよりも複雑で、簡単には答えを導くことが出来なかった。(以下、明日に続く)

854 東京オリンピック

 何事も評価して順位を決めるというのは難しい。その一方で、好き嫌い、えこ贔屓、それに政治的な配慮といった次元の違う要因が結論を支配することが多い。

1.独り言コラム
 IOCの評価委員の方たちが、今、東京に来ていて、昨日はその対象となる候補地の見学会があった。何とか評価委員の関心を買いたいと、いろんな工夫が凝らされていて、そのニュースを一般国民も面白く拝見した。普段はなかなか見られない石原慎太郎都知事の柔和な顔つき、レスリングの伊調姉妹でなく浜口京子、陸上の朝原宣治、それにシドニーの高橋尚子と言った選ばれたメダリスト達の笑顔での出迎えなど、その人選にも細かい配慮が窺われた。
 中でも、5億円を掛けたといわれている縦横8Kmのコンパクトな東京の立体地図はなかなか面白いと思った。あれだと、東京の中心街を一目で見ることが出来て分かり易い。数年前まで、東京を歩き回った一考には、特にその関心は高かった。
 さあ、評価委員の目に、候補地、東京はどのように映っただろうか。シカゴ、マドリード、リオデジャネイロとの勝負は、どんな結果になるだろうか。今まで以上に興味は高くなったが、それでも、筆者の実感としては、何となく、無念な結果になるのではといった悲観的な感じがある。
 そんな中で、一つプラス思考したいのが、あのアースマラソンで頑張っている間寛平さんの話題である。選考される10月2日までに、その会議が行われるコペンハーゲンに到達していて、その話題が盛り上がっているかもしれない。そして、そのことが若しかしたら、東京を後押してくれるのではという期待である。いまでも、少しずつではあるが、アメリカのメディアもこの話題を取り上げつつある。この輪が広がってゆけば、一つの風となって、それが神風にならないとも限らない。そういう意味で、寛平さんの頑張りに一縷の望みを持ちたいと思っている。
 一方で、筆者個人にとっては、2016年まで生きていられるかどうかの方が大きな問題だ。今の健康状態からすれば、全く自信もない。また、妻、雅子のことを考えると頭が痛い。我々夫婦がどんな形になっているのかは、全く想像できないぐらい覚束ない。オリンピックを楽しめる形であれば、それは素晴らしい人生の最後を飾ってくれることになるであろう。
 いずれにしても、あと、半年足らずで結果は判明する。楽しみにして待ちたい。

2.プライベートコーナー
 4時20分起床。体重、58.8Kg。気温は前日よりは高そうで、天気もよさそう。
 昨日の雅子は、前日に比べると、結構元気を回復していた。首を持ち上げている時間も長く、問いかけに対する反応も良かった。その一方で、ストローで飲むのが苦手で、うまく吸えず苦労していた。

3.連載、難病との闘い(819) 第三部 戦いはまだまだ続く(113)
   第四章  09年の新たな闘い(27)

 2 気分転換 (1)
 (1)数字遊び(その1)
 雅子が、有料介護施設のアクティバ琵琶に入居したのは07年12月10日だった。それから一年少しを過ぎた09年1月25日、雅子への見舞いの回数が500回を数えることになった。この間、年末年始の10日間は、自宅に連れ戻していたので、実質、402日で500回の見舞いということになる。この間、一日たりとて見舞いを欠かした日はない。雅子が入居し直後は、急に生活環境が変わった雅子を心配して、暫くは一日2回通っていたことがあり、また、場合によっては、その必要上から一日3回通ったこともあって、入居日数よりも訪問回数がかなり上回った形になっている。
 一考にとっては、施設に通うこと自体には何ら抵抗もない。少なくとも一日に一度は雅子の顔を見るのが楽しみであって、今や日課となっていて、大変だと思ったことは一度もない。これからどれだけ通うことになるのだろうかは分からないが、命ある限り通い続けるぞ、という意気軒昂な気持ちである。
 因みに、この施設には、雅子が入居する前にも、ここに決めるための事前のチェック、下調べ、手続きなどで何回か通っていて、実際にこの施設を訪れた回数は、それより更に8回多い。
 自宅と施設の間は、往復、18Km、時間にして片道20分足らずの距離である。従って、この500回の走行距離は900Kmと言うことになる。こうして毎日同じ道を通っていると、目に入ってくる風景もほぼ同じであり、同じビデオを何回も見せられているようで、運転の苦手な一考でも、さすがに少々見飽きて来ていて、退屈さを覚え始めていた。
 そんな単調さの中で、気がつくと、一考は一つの遊びに嵌っていた。偶然の思いつきだったのだが、何となく暇つぶし、或いは気分転換に適当な遊びだった。自分の前を走る車のバックナンバーを見ていた時に、その数字を頭の中でいじりながら、「10」を作ることを楽しみ始めたのである。その前提条件は、バックナンバーの数字(1桁から4桁)全部を使って、加減乗除、ルート、それに「べき」(累乗)を駆使して、「10」を作り出すのである。
 何気なくやっているうちに、結構楽しめた。そしてそのうちに、思っていたよりも多くの番号で「10」を作ることが可能であることが分かって来た。走っている途中で、前の車が変わる度にそれを試みるようになり、「今日は10が出来る確率が高いなあ」なんて思いながら楽しんでいたのである。そして、次第にその楽しみは拡大し、対向車の場合も、数字が読み取れる場合には挑戦するようになっていた。つまらない遊びだが、凝り始めると結構面白く、嵌ってしまっていたのである。そして、その興味は、別な興味に繋がって行くのである(以下、明日に続く)

853 記録への挑戦

 何かの目標に向かって、戦える毎日を迎えられるのは、幸せなことである。

1.独り言コラム
 日米通算安打数が、張本選手の持つ日本記録の3085本と並んだ。しかし、改めて驚くこともない。それは、あくまでも、次の大きな目標への通過点に過ぎない。しかし、それを、神がかり的な満塁ホームランという派手なプレイで見せてくれるところにイチローの凄さがある。大したものだ。
 しかし、イチロー選手と云えども、次のステップは容易ではない。今シーズンの残りの153試合で198本のヒットが必要なのだ。そうすれば、大リーグ新記録の9年連続200安打の大記録の達成となる。昨日のイチロー選手は、インタビューでそのことに触れ、今は、そんなことは考えていないと言ってはいたが、頭の中ではしっかりと目標を捉えているはずだ。
 そして、その後には、ピート・ローズの大記録、通算安打4256本があるが、これには時間のプレッシャーはないので、健康を維持して、じっくりと取り組めば、7、8年で何とか近づいて来るだろう。頑張れ、イチローだ。
 前人未到の大記録といえば、将棋界では、かつて羽生善治が、半年間だったが七冠を独り占めしたことがあったが、囲碁界には今までには四冠は存在したが、それ以上はなかったようだ。因みに、囲碁界の七冠は、名人、本因坊、棋聖、天元、王座、十段、碁聖の七つで、将棋の名人、竜王、棋聖、王座、王位、王将、棋王で、名人と棋聖以外は違うタイトル名である。
 さて、囲碁の張栩名人が、昨日、高尾紳路十段を破って十段位を奪取し、それまでの名人、天元、王座、碁聖と合わせて、囲碁界初めての五冠となった。これまた素晴らしい偉業と云うべきだろう。なお、張栩五冠の奥さんは、元女流名人、本因坊の小林泉美さんであり、二人のDNAを引き継いだお子さんの将来が気になる。
 大記録といえば、阪神の金本知憲選手だ。目下更新中の連続試合フルイニング出場記録も凄いもので、昨日で1341試合を達成している。何処まで続くか、毎日が勝負の連続だ。今、最も怖い相手のベスト3は、1位が「いつ食らうかもしれないデッドボール」。2位が「守備、走塁、或いは日常生活での思わぬ怪我」、そして、3位が「思わぬ病気、体力の衰え」であろう。ここまで記録が伸びて来ていると、相手投手も変なデッドボールを与えることは許されず、それは、国宝を壊すのと同じ犯罪に問われかねず、大変な気を遣うことになるだろう。
 アースマラソンと称して毎日走っている間寛平さんの記録も大変なものだ。昨日で、アメリカ横断を始めて1333Kmを越えて、カリファルニア州のロサンゼルスから、ネバダ州、アリゾナ州を経て、ニューメキシコ州に入っている。体力、気力との戦いで、今やロッキー山脈を征服しつつある。この間寛平さんの戦いは、今や筆者にも楽しみな毎日のを提供してくれている。
 最後に、手前ごとで恐縮だが、筆者もこのブログが今日で853日目の連続であり、また、妻が施設に入居以来、その見舞いの日数も、昨日で484日となり、連続記録を更新中である。その記録の価値やレベルは違っても、何らかの目標や目指す記録があることは、ちょっとした心の支えになっていて、そこにささやかな幸せを見出すことが出来る。とにかく、頑張れる毎日を迎えられることは幸せなことである。

2.プライベートコーナー
 5時起床。体重、58.8Kg。外は雨がポツリ、ポツリ。
 昨日は雅子の定期通院日。予約時間の12時半よりも少し早めの診察を受ける。待たされるのが常だっただけに珍しいことだ。珍しいといえば、雅子が先生の顔を見ると首を持ち上げて「はい」なんて返事をしたのである。この日も朝からほとんど返事をしてくれていなかっただけに驚きである。先生のファンだとは言ってはいたが、そこまでやるとは!!。
 なお、栄養剤の補給は続けるのがいいのではとのことだった。いつもより早く2時半に施設のアクティバ琵琶に戻った。

3.連載、難病との闘い(818) 第三部 戦いはまだまだ続く(112)
   第四章  09年の新たな闘い(26)

  1.施設に戻った雅子(26)
 3月に入って暫く経った頃である。雅子をベッドから車椅子に移して、いつもの椅子に座らせた後、身の回りの着ているものなどを整えている時だっだ。何気なく触れた雅子の脚が意外に細くなっているのに気づいて、改めて、履いていたジーパンをたくし上げて確認してみた。なるほど、結構細くなっている。ただし、付け根の方の太ももまでは至っていない。しかし、明らかに痩せて来ていることは確かだった。
 前にも触れたが、昨年の10月以降は毎月測定されている体重が、目だって減少して来ていて心配していたが、とりあえず、2月度の測定で、その減少が止まったので、一息ついていたものの、不安は消えていなかった。とにかく、ここに来て、口の開け方も、その日の体調で異なっていて、良くない日は、なかなか開かない日もあって、そのような日は、食事の大部分がスキップされてしまう。従って、体重の減少、痩せてゆくことは避けられないことなのかもしれないが、じゃあ、どうすれば言いかと云うと、然るべき答えはなかなか出てこなかった。
 先の通院時で、春日先生のアドバイスでは、酷くなってくれば、近くの病院の相談して、チューブによる注入などの方法で対応してもらう必要があろうと云うことだった。正直言って、そんな話を聞くと気が重くなってしまう。しかし、悪化が進めば、止む無く、そんなことも考えざるを得なくなるのだろう。しかし、可能な限り、気を強くして、そんな状況にも耐えて頑張っていかねばならないのだろうと、一考は自らに言い聞かせるのだった。
 一体、何処まで闘わねばならないのだろうか。神は一向に手を緩めてくれそうにない。じわじわと更に追い込まれてゆく実態に、こうなったら、もう開き直った気持ちで受け止めるしかなかった。それでも、スパゲティ状態って言葉があるが、そんなことだけは、どうしても避けたいと願っている。その日の自宅への帰り、一考は、車を運転しながら心の中で、何とか頼みますよ、と神にお願いするのだった。
 そんな不安の中で、3月末の体重測定の結果が出た。その数字に一考は驚き、心配が加速するのである。それについては、一旦、気分転換を行なった上で、次章で詳しく紹介してゆきたいと思う。(以下、明日に続く)

852 怒り心頭

 おれおれ詐欺ではないが、気がついたら裏切られていたというようなことが多過ぎる。

1.独り言コラム
 「全く、何なんだ!」と怒鳴ってしまいたい気持ちである。3週目は買わずに置いたのがせめてもの救いだった。週刊新潮の「朝日新聞襲撃の真犯人、島村正憲氏の実名告白手記」のスクープ記事である。
 あのコラムニストの勝谷誠彦氏の有料ブログで、発売日当日に世紀のスクープで、直ぐに売り切れる可能性があると煽っていたので、その日には、朝早く駆けつけて買ったのが、今では恨めしい。しかも、2週目も買ってしまった。これは、明らかに詐欺商売と同じ範疇に入るのではと思っている。今日発売の同誌で誤報を認めお詫び記事を掲載しているという。これも買えと言っているようで気分が悪い。前に買った読者には、無料で謹呈すべきではないか。騙された読者が悪いのだろうか。怒り心頭である。
 漢字検定協会の大久保昇理事長と息子の浩副理事長が引責辞任を表明したが、ブームになっていた漢字への関心に水をさされたようでがっかりである。高い料金で受験していた人たちの怒りを誰が宥めてくれるのか。ここでも、騙された国民は堪ったものではない。しかし、この会社が公益法人になっていなかったら、どうなっていたのだろうか。優良企業の冠を頂戴していたかも知れない。何だか変な気分でもある。
 千葉県知事に当選した森田健作氏が「完全無所属」と謳いながら、自民党都連の役職にいるということで市民連合から訴えられている。投票した人の中には騙されたと思っている人も多いのではないか。これまた、詐欺まがいの行為といわれても仕方がないかもしれない。
 裏切りは、あの神様にも向けられる。開幕以来、驚異の活躍を続けていた阪神の40歳の神様である金本知憲選手が、昨日はファンを裏切る凡打、拙守で試合を壊してしまった。5回裏の同点での満塁での凡飛球、7回表の守備でも、凡飛球の落球、そして悪送球と思いもよらないプレーの連続に、ファンも唖然で、珍しく裏切られたプレーを披露してくれたが、今間d大貢献の神様のプレーだけに、怒りも心頭には達せず、笑って流すしかなかったのではなかろうか。
 こんな比較には、決してリアリティがあるとは思わないが、これらの怒り心頭の幾つかの裏切りも、殆どの国民を完全に騙し、犠牲にしている北朝鮮の政治に比べれば、かわいいものかもしれない。

2.プライベートコーナー
 4時起床。体重、58.9Kg。この時間、外もそれほど寒くはない。
 昨日の雅子だが、朝方に通じがあって、この日服用することになっていた便秘薬を飲まずに済んだ。入浴後の体重測定で、先週よりは少し増えていたとの報告にほっとした。減少に歯止めが掛かったのであれば幸いだ。
 全体的には、おとなしかったこの日の雅子だったが、何を聞いても殆ど返事をしてくれないのが気になった。返事がし難くなって来ているのだろうか。しかし、帰り際には、幸い、直ぐにOKをしてくれた。
 なお、この日の3時頃、雅子のいるフロアーのリビングに獅子舞が回って来て、舞ってくれたのだが、ちょうどマッサージを受けていて、雅子は蚊帳の外だった。

3.連載、難病との闘い(817) 第三部 戦いはまだまだ続く(111)
   第四章  09年の新たな闘い(25)

  1.施設に戻った雅子(25)
 3月度の通院は3月12日だった。いつものように朝9時半過ぎにアクティバ琵琶に到着してその準備に取り掛かかったが、その頃は、朝ごはんをどの程度食べたかが気掛かりになっていたので、介護士さんにその様子を聞くことから始まる。それというのも、起きがけの疲れている時には、特に口が開き難くなっているからである。
 幸い、この日は、5割ぐらい食べたということで一安心、そこで、取り敢えずは、ヨーグルトを食べさせて、これで昼食の代わりにする。量的に足りないことは分かっているが、準備でそわそわしているから、雅子もそれ以上食べる気にもならないようだ。
 その後は、昼食後のお薬もこの時点で服用する。そして、出掛ける前のトイレである。この日は、珍しく、この時は介護士さんが一人しか見えなかったので、一考自らが手伝って済ませた。
 一息ついて、着替えをして部屋を出たのが11時少し前。一階に降りると、外は風が強く寒く感じたので、薄い毛布のような掛け布を取りに戻る。準備を終えて施設を出たのが11時少し過ぎ、ほぼ予定通り走って、12時少し過ぎに病院に到着。診察の予約時間が12時半なので少し待機する。この待ち時間は、一考の貴重な読書の時間だ。今は、村山由佳さんの「ダブルファンタジー」に夢中である。仕事が出来る女性の性を扱っていて、なかなか面白く思わず引き込まれてゆく。
 診察は15分ほど遅れてスタート。いつもよりも短い待ち時間だ。この日は、一考は先生への質問を予定していた。それは、今後の症状の悪化に伴う対応に関してのことである。
 具体的には、若し、このまま口が開き難くなり食事が思うように取れなくなった場合の対応についてであった。春日先生の話では、管を通しての方法、点滴などいろいろあるが、近くの医者に相談されたらいいでしょうということだった。まあ、そうならないことを祈るしかない。
 雅子がいるところでのこの種の質問に、一考は躊躇したが、雅子にも聞いておいてもらうのがいいのではと敢えてその場で訊ねたのである。しかし、雅子がどんな気持ちで聞いていたか、少し心配だった。
 この日の帰りの車の中で、雅子がしきりに何かを訴えていたが、それが聞き取れず、止むを得ずそのまま施設に戻った。翌日にでも聞いてみようと思っていたが、そのことをすっかりと忘れてしまっていて、これを書いていて気がついたが、後の祭りである。最近は、そんなことが多く、雅子は不満でじりじりしているのではと気の毒に思うが、致し方がない。(以下、明日に続く)

851 危険がいっぱい

 今から半世紀前のアランドロン主演の映画に「太陽がいっぱい」というヒット作品があったが、こじ付けで申し訳ないが、今の世の中は、至る所に「危険がいっぱい」の毎日である。

1.独り言コラム
 昨日、東京の千代田区麹町で起きたクレーン車が横転する事故で6人が巻き込まれて重軽傷を負った。資材を吊り上げ中にバランスを崩したというのだ。今や、この種のビル建設や工事現場で、背の高いクレーン車が立っていて工事中の処は、こんな大津のような中核都市でも結構な箇所が存在する。毎日、妻を見舞う施設への道路でも幾つかの現場があって、大丈夫なのかなあと思いながら運転している。いつ何時、バランスを崩さないとも言えない。潜在的な危険はいっぱいだ。
 3年前に痴漢をしたことで強制わいせつ罪に問われた防衛医科大教授の名倉正博被告の上告審判決で、最高裁は逆転無罪を言い渡した。被害女性の証言の信用性に疑う余地があるという。
この種の犯罪は、疑いを受ける立場の男性には、電車の中では危険がいっぱいで、うっかりとしていられないというのが実態だろう。両手を上に挙げたりして、疑惑を受けないように防衛しなければならないのは大変だ。今回は皮肉にも、防衛医科大学の教授だったが、防衛仕切れなかったのだがら気の毒だ。厄介なのは、無罪判決を受けても、それまでに失った信用を取り戻すのは不可能なことだ。ダーティなイメージは拭い切れず、辛い立場には変わりない訳で、裁判に勝ってもすっきりしない。
 最近、近くのスーパーに買い物に行った際によく出くわすのが、駐車場内のルール無視である。一方通行になっているのに意識的に逆走してくる車があり、思わぬところから車が進入して来てびっくりする。車が走っていないタイミングもあって、「まあいいや」といった軽い気持ちがそうさせるのだろう。一度、叱ってやろうと思って、出くわしたその車から出てきた女性に近づこうとしたら、連れの男性がいて、怖い顔に見えたので諦めたことがある。
 要するに、普段の生活の中にも、危険がいっぱいの毎日である。

2.プライベートコーナー
 4時50分起床。体重、59.0Kg。 昨日は生憎の雨の一日だったが、今朝は上がっている。天気は回復の方向で、明日の雅子の通院には、大丈夫のようだ。
 昨日の雅子は、2ヶ月ぶりに実兄夫婦、次姉の見舞いを受けた。幸い、数日前に崩していた体調は戻っていて、頑張って、そのお見舞いに応じていた。しかし、ジュースを飲んだり、プリンを食べたりするのには、相変わらず大苦戦である。
 午後には、恒例の日吉大社の船渡御が琵琶湖畔の七柳浜で古式豊かに行なわれた。七つの神輿を舟で運ぶ由緒ある行事である。昨年は、施設からの帰りにその場面の一部を見ることが出来たのだが、昨日は残念ながらタイミングが合わず、そこを通った時には既に全てが終わっていた。しかし、夕方のNHK大津のニュースで、勇壮な歴史絵巻のセレモニーを、それなりに味わうことが出来た。生憎の雨であったが、歴史の重みを改めて感じたのである。

3.連載、難病との闘い(816) 第三部 戦いはまだまだ続く(110)
   第四章  09年の新たな闘い(24)

  1.施設に戻った雅子(24)
 一年に一度人間ドックと云うことで健康診断が行なわれる。誕生日の月に行なわれるのが通例のようだったが、昨年の検査時に、雅子の誕生日が1月で寒い時なのは避けた方がいいのではと申し入れていた。と云うのは、この新しく出来た介護専用棟である翔裕館は、附属のクリニックと直結されておらず、一旦外に出て行かねばならない。従って、雪や雨の日は、受診する本人も、連れて行く介護士さんも大変だからである。
 そのことが受け入れられたのかどうかは知らないが、結果的には、検査日が3月3日だった。実施日程では2月末の予定だったが、雨で順延したからである。
 昨年の場合には、介護士さんにお任せだったが、今年は雅子が付き添ってくれと言うので、一考も付き合ったのである。身体の自由が更に利かなくなったこともあって、不安を覚えたからであろう。
 検査は午前中に行なわれた。そのため、一考も朝の9時半にはアクティバ琵琶に出向いていた。検査の内容は、尿、便の検査、それに問診、心電図の確認、レントゲンの撮影だった。尿と便については、事前に検査用のものは提出済みだったので、この日は、それ以外の検査だけだった。
 雅子の身体が不自由なので、どんな具合に測定、検査が行なわれるのかと少し心配していたが、心電図は車椅子に座ったままでOK、またレントゲンも基本的には同じなのだが、顔が俯き加減で、どうしても頭が下がってしまうことから、一考がそれを持ち上げることで撮影された。
 検査結果はそれから1週間後に、きちんとしたレポートで報告をもらった。幸い、今の病気以外は特に問題がなく、健康と言うことだった。嬉しいようで、嬉しくない気分である。何しろ、肝心の病気が手のつけられない状況にあって、今でも悪化が進んでいるからである。(以下、明日に続く)

850 失速

 期待が一気に裏切られる現象の一つが失速だ。この言葉が、いい意味で使われることは少ないようだ。

1.独り言コラム
 昨日のマスターズ・トーナメントでの片山晋呉選手の追い上げ、頑張りはお見事だった。WBCでの侍ジャパンの活躍での興奮と同じような高まりを感じさせてくれた。始まる前の石川遼の話題が大き過ぎただけに、新鮮な明るい感動があった。20位に入った今田竜二選手の健闘も立派だった。
 その一方で、逆転優勝が期待されたタイガー・ウッズの追い上げだったが、終盤の16番でバーディを奪って首位と1打差まで迫って、さすがだと思わせたが、土壇場の17,18番で思わぬ失速、ゴルフファンをがっかりさせた。あのイチローと同様に、タイガーもやはり生身の人間だったのだ。なお、同じゴルフでは、前日の日本で行なわれた女子ゴルフでの宮里藍や金美貞の勝負処での思わぬ失速も、勝利を意識したことによるプレッシャーが演出した意外な展開だった。
 失速といえば、漢字能力検定での受験者が半減で、今までの国民の関心が一気に失速している。文部省からの不適切な運営が指摘されたことが原因しているようで、体質改善が急務であろう。
 千葉県に続いて秋田県でも知事選挙に敗れた民主党の勢いの失速も目立っている。どうやら、小沢一郎代表の交代は避けられないのではなかろうか。誰が引き継ぐかが勝負を分けることになろう。筆者は前原誠司のファンだが、今回の登板はないだろう。
 今朝の新聞が伝えているニュースで仰天である。それは失速と云うよりも、失命した事故の様で、何が起こるか分からない驚きである。新聞によると、5月に亀田大毅選手に挑戦が予定されていたプロボクサーの小林則幸さんが、修行中に滝つぼに転落して死亡したという。その滝つぼが滋賀県の比良山系の三ノ滝だという。滋賀県に居ながらそんな処にそんな滝があったとは全く知らなかっただけに、折角の大舞台を目前にしたこのご不幸には、お気の毒で言葉がない。ご冥福をお祈りしたい。

2.プライベートコーナー
 4時40分起床。体重、59.3Kg。今朝は、久し振りに少し寒さを覚えた。外は雨が降り始めた。
 昨日の雅子は、いつもの様子だったが、セーターを着替えさせてやる時に気づいたが、随分と痩せている。体重の減少が目に見えた形で捉えられ、不安を実感した。帰り際に、何かを訴えたのだが、やはりその意味が分からず、気になったままの帰宅となった。切ない気持ちでいっぱいである。

3.連載、難病との闘い(815) 第三部 戦いはまだまだ続く(109)
  第四章  09年の新たな闘い(23)

  1.施設に戻った雅子(23)
 ストローで吸う行為が難しくなって来ている。まさに泣き面に蜂の状態で、何とも言えない危機感さえ覚える。非情で苛酷な厳しさは、本当に止まるところを知らないのが、不思議なくらいである。雅子には神の配慮が閉ざされているようで、理解できない厳しい虐めを思うのである。
 一考としては、何とかこの吸うという機能を復活させてあげたいといろいろと試みているが、今のところ成功していない。最初は、その液体を少し口に含ませて、それを飲み込んだのを確認してから、直ぐにストローをくわえさせてみた。すると、少しずつだったか飲み始めたのである。これは、昔の井戸の呼び水に相当する手法で、液体がお茶だったことで、呼び茶と名付けていたのだが、それも最近になって効果が出難くなって来ている。さあ、どうしたらいいのだろうか。戸惑う毎日である。
 とにかく、毎日、トライアンドエラーを何回も試みている。しかし、なかなかうまく行かないことが多い。今の雅子は、ストローで吸う力が衰えたというよりも、吸うという行為を忘れたのではと思ったりするのである。吸うと云う行為を、頭ではよく分かっていても、それを行動に結びつけられ難く、じりじりしている様子が、傍で介護していて強く感じられるのである。
 例えば、吸おうとする行為を実行せんものと、一生懸命になってストローに執着しているのだが、それが結果的にストローを持ち上げるような行為になっているのを見ると、何だか、その吸うという行為に努めるのだが、それを思い出せずに苦労しているように思えるのだ。そんな場合には、本当に何とか助けてあげたいと思うのだが、如何ともし難いのである。
 また、ストローをくわえさせると、その瞬間には、液体がストローの中を上がって行き、コップの中の液体が吸い上げられるのが見えるのだが、もう少しのところで止まってしまうことが多い。そこで、吸い上げる力が足りないのだろうと思って、ストローの長さを少しでも短くすればいいのではと思い、ストローを切って短くしてみたが、やはり、少し手前のところで止まってしまい口の中には吸い込まれない。思うように行かない様子に、一考は途方に暮れてしまうのだ。
 しかし、焦らずにじっくりと構えてやることで、時々吸う行為を成功させることにも繋がるもともあり、じっくりとそれを待つようにしているのだ。前にも述べたと思うが、介護は、とかく、忍耐を要することが多いのである。(以下、明日に続く)

849 勝つ事の大事さ

 東レがバレーボールのプレミアリーグで、男女が揃って優勝した。不況下での気合の入ったあっぱれだ。

1.独り言コラム
 バレーボールプレミアリーグで、東レが一昨日は女子が連覇で、そして昨日は男子が4年ぶりに2回目の優勝を果たした。男女が優勝を奪ったのは、プレミアリーグでは初めてである。元勤務先の親会社だけに、筆者にも、嬉しい結果だった。
 バレーボールは、今やマイナースポーツに落ち込んでいて、テレビが取り上げるのもごく限られているが、さすがに決勝戦は、NHKが取り上げてくれたので、久し振りの快哉の瞬間を見ることが出来た。100年に一度と云う不況下の中で、多くの企業のスポーツチームが、閉部、解散を迫られる中で、東レのバレーボールはよく頑張っている。
 創部が1947年というから、今年で62年目である。筆者が東レに入社した1963年頃は、東レ九鱗会と呼ばれていて、その一つの全盛時代だった。筆者と同期入社の中村功氏(早大)は、そのメンバーとして活躍され、今でもそのOBの重要な一人として、2年前には、東レバレーボール60年史の編纂に尽力された。筆者にも一部を送って頂いたが、そこに、新たな輝かしい一ページが加わる訳で、ご同慶に堪えない。
 勝負の世界は、やはり勝つことが素晴らしく、かつ大事である。いい戦いをしても勝たねば光は当たらない。
 今週末も、そういう意味では、多くの勝負が展開され、関係者、ファンは一喜一憂しただろう。
 女子ゴルフでは、筆者はあまり好きではないが、横峯さくらさんが、逆転で今期初優勝を果たした。この戦いで、筆者が関心深く見ていたのは、宮里藍選手が途中で失速して優勝争いから脱落していったことだった。彼女に簡単に勝たれると、日本の女子ゴルフメンバーのプライドが踏みにじられる訳で、そういう意味では横峯さくらの勝利は良かったのではないか。しかし、終盤までリードしていた金美貞が最終ホールでボギーして、結局逆転負けしたのは気の毒だった。
 政界では、秋田県知事選挙で、民主党の押す候補が敗れたのは、やはり、小沢一郎代表の西松建設の献金問題が足を引っ張ったと解釈したい。敵失でも、自民党にとっては、勝ちか勝ちで気分をよくしているだろう。
 北朝鮮のミサイル発射問題の対応で、日本も執拗に頑張ったが、発射を非難する議長声明に妥協せざるを得なかったのは、勝利には至らなかったが、善戦したといえそうだ。
 さて、今現在、太平洋を越えた米国ジョージア州オーガスタで行なわれているマスターズゴルフもいよいよ最終日に入っていて、上位の混戦が続いている。朝の5時現在、日本の片山晋呉選手、イーグルを出したタイガーウッズも、首位との差が4打と射程範囲に追い上げに入って来ていて、まだ予断を許さない面白い戦いになっている。

2.プライベートコーナー
 今朝はいつもより早く、3時起床。体重は59.4Kgと少々重い。もう初夏の感じで、この時間でも寒くはない。
 昨日の雅子は、一昨日の異変からは完全に戻っていた。一考が帰る際も、椅子に座って頑張っていた。

3.連載、難病との闘い(814) 第三部 戦いはまだまだ続く(108)
  第四章  09年の新たな闘い(22)

  1.施設に戻った雅子(22)
 そこで、偶然に発見した手法だが、雅子にうまく口を開けさせるやり方を紹介しよう。例えば、ヨーグルトの場合を取り上げる。
 とりあえず、ごく少量のヨーグルトをスプーンの先端にのせて唇の先に触れさせる。すると僅かに唇が動く。その段階では、雅子は口を閉じたままだ。そこで、その作業を2、3回繰り返すと、ほんの少量のヨーグルトが口の中に入る。そうすると、徐々にだが、彼女の口が開くようになるのだ。魔法でもなく、手品ではなく、種も仕掛けもない現実の話である。
 そこで、大事なのは、その後は、彼女が頑張って口を開くのだが、その開くタイミングに合わせて、ヨーグルトを口に運んでやることである。口を開けるタイミングが結構短い間隔で開けるので、早い作業を要求され、手早く対応することが必要となる。このタイミングを外すと、うまく飲み込む感じにならず手間取ることになる。そのタイミングがリズムカルにうまく合ってくると、彼女は頑張って、少しずつ首を持ち上げるようになり、口の開け方も少しずつ大きくなって来る。この段階ではリズムが大事なようだ。このような状態になると、雅子は暫くは頑張れて、ヨーグルトの小さい箱入りならば、何とか一個ぐらい食べ切れることもある。しかし、この状態を保つのに、雅子は必死の頑張りのようで、相当に疲れることは容易に想像できる。
 要するに、雅子の状態は、身体は動かせず、手足も動かせず、動かせるのは、時々首を上げ下げする程度なので、口を開けるという作業も、一考が考えているよりも、エネルギーの消耗は大変なのかも知れない。最近は、普段、椅子に座っている場合でも、殆どの場合は、首を下げた俯いた状態になっていて、時々首をもたげてテレビの方を見ていることもあるが、長続きはしないようだ。
 恐らく、三度の食事の際も、そのような頑張りがあって、疲れ切ってしまって、全部を食べきれないままダウンしてしまうこともあるのだろうと一考は理解している。
 食べると言う、人間が生きていく上で基本的な作業にも、雅子は毎日必死で頑張っていることになる。気の毒なのだが、病気の悪化は、その食べるという基本能力にも支障を与えて来ているようで、先行き本当にどうなってゆくのか、心配は深まるばかりである。(以下、明日に続く)

848 流れが変わった?

 世の中の動きに、それまでの流れと少し違った動きが起きている。そこには、悲喜こもごもが、…。

1.独り言コラム
 最近の世論調査では、麻生総理と小沢代表との間では、攻守逆転の構図が見え始めているという。いよいよ、解散のカードの扱いが注目される。
 日米の株価の動きも、少し流れが変わって来ている。一時6500ドル台まで落ちていた米国ダウ平均も8000ドル台に戻って来たし、東証も9000円台手前まで来ている。実体経済が戻っていないので、また下げることになるかも知れないが、とりあえず、今までの流れは少し変わって来ている様に思われる。
 逆転という意味ではないが、プロ野球界では、いわゆる恩返し現象が幾つか散見される。楽天からヤクルトに放出された一場靖弘投手が、昨日の試合で5回を完封し、559日ぶりに勝利を挙げた。野村監督に「どうだ!」と言いたい気分だろう。一方、数年前に阪神から広島に出された赤松真人選手も、レギュラーをしっかりと確保していて、対阪神戦でも痛打を浴びせており、いわゆる恩返しをしている。二人とも自分の人生の流れを変えられたことで、痛快な気分を味わっているに違いない。
 話は少し飛躍するが、昨日のTBSの報道特集NEXTで扱っていたし、今朝の朝日新聞の社会面の一面でも大きく取り上げている話題がある。奈良県下市町の車椅子の女児の扱いで、小学校までは許された皆と一緒の学校生活が、中学校では入学を受けつけないという問題である。今まで必死に頑張ってきた女児、ご両親、お友達の気持ちを裏切る形になりそうで、いわば、教育の流れが大きく変えられる形になっているのだ。学校の施設面での安全性が保障できないというのが、その大きな理由である。安全性といわれると、小学校では出来ていたのに、何故と云う疑問が出て来る。
 奈良県教育委員会が、最終的にどんな結論、対応を取るのか注目しているが、筆者が感動しているのは、その障害児をそこまで育て挙げられたご両親のご努力に対してである。生まれた時からの脳性まひの障害児を、懸命なリハビリを繰り返し、今では立派に育てられ、字も書けるし、手紙も書けるし、水泳も出来るし、皆とそこそこ対応できるまで育てられたご尽力には、頭が下がる思いである。筆者の妻に対する立場よりも、もっと大変な状況の中で、明るく頑張っておられる、ご本人、ご両親の様子に、なんとか応援してあげたい気持ちでいっぱいである。 いずれにしても、何とか、今の流れの逆転をと希望するのである。そういう意味で、関係者のご英断を切望する一人である。
 マスターズゴルフでは、片山晋呉の流れは変わっておらず、今現在(7時20分)5位タイと頑張っている。一方、タイガーウッズも、期待の逆転の流れには今一つのようだ。明日の最終日を楽しみにしたい。

2.プライベートコーナー
 4時半起床。59.2Kg 今日も上天気の気配。
 昨日は、このブログを終えて、直ぐに施設を訪ねた。前夜の雅子の様子が心配だったからである。施設には7時に到着、ちょうどベッドから起してもらって、朝食に向かうタイミングだった。一見して、前々日の様子に戻っていたようでほっとした。一旦、帰宅し、いつものように午後も訪ねたが、幸い、前の状態に戻っているようだった。栄養剤の扱いが今後の焦点になりそう。

3.連載、難病との闘い(813) 第三部 戦いはまだまだ続く(107)
  第四章  09年の新たな闘い(21)

  1.施設に戻った雅子(21)
 栄養剤の補給に関するその後の動きついては、予想外のトラブルがあって、一考を右往左往させることになるが、その詳しいことについては、次章で扱うことにしたい。ここでは、もう少し、口が開きにくくなって食事が進み難い症状について、詳しく述べてみたい。
 お正月の短い自宅での介護を終えて、施設に戻った雅子の部屋に、一考が顔を出すタイミングは、午後1時過ぎに定着し始めていたが、その時の雅子は、それまでの雅子に比べてベッドで横になっているケースが多く見られるようになって来ていた。それまでは、ほとんどの場合は、椅子に座っていたのである。
 前にも書いたが、施設に入居以来の雅子は、基本的には、昼間はベッドに横になるのを嫌っていた。一人ぽっちにおかれているようで寂しく感じるからだった。従って、たまたまベッドにいた場合は、、一考が顔を出すと、直ぐに起こして欲しいとせがむのが定番化していた。
 介護士さんのお話では、昼食を食べるのに、一生懸命に口を開けて頑張ってくれるので、その反動で疲れが出て身体がだらりとなるので、そこで食事を終えるとベッドに横にしてあげるのだという。口を開けようと頑張るのに、大変なエネルギーを必要としているのである。
 そのことは、一考が3時ごろのおやつの時間に何かを食べさせてあげようとする際に、同様な雅子の頑張りを見ることが出来る。具体的に紹介してみよう。
 おやつと言っても、最近ではそのメニューは限られていて、大抵はヨーグルトかプリンと言った柔らかいものになってしまっている。一考は、それをスプーンで食べさせるのだが、最初は、なかなか口を開けようとはしない。と云うよりは、開けようと頑張るのだが、なかなか思うように口が開かないのだ。
 一考は、最初の頃は、これは大変だと戸惑うのだった。どうしたら、口を開けてくれるのか、思案したが、なかなか名案は出てこない。手で、無理やりに開けようとしたが、却って逆効果だった。我慢の対応だったが、そんな時、偶然、ある手法を見出したのである。(以下、明日に続く)

847 一生懸命頑張ったのだが、…。

 自分の周りや関心事で、ことごとく期待を裏切られる日もある。こんな日はじっと我慢して、静かにしているしかない。

1.独り言コラム
 昨日は、天皇、皇后両陛下の結婚50周年だった。もう50年なのかと、改めて時の流れの早さを思う。
 テレビ時代の幕開けで、今でもその時の様子は筆者の記憶にも鮮明だ。あの馬車による華やかなパレードは異国情緒を感じさせる素晴らしいひと時だった。ちょうど大学に入った年で、それから、就職、結婚、子育て、退職という人生の大事なステップを恙無く歩んで来られた幸せを思う。しかし、その後に待っていた妻の思わぬ難病、人生の先行きは、本当に分からないものいだと思う。
 皇室も、今はいろいろと話題になっていて大変だろうが、民間から初めて皇室に入られた美智子さん、それをサポートされて歩んで来られた二人の半世紀は、皇室に新風を巻き込まれたお見事な頑張りだったといえよう。
 さて、話題を世俗の出来事に戻そう。将棋名人戦の第一局は郷田の頑張りも虚しく羽生名人の勝利に終った。歴史的な郷田の長考も実らずに、今一歩及ばずに散ったのは、ファンとしては惜しかったという思いで吹っ切れない。第二局以降の奮起に期待したい。
 海の向こうで行なわれているマスターズゴルフも、期待の石川遼選手は、今朝の16番のショートホールでのダボで、今年の戦いは終わったようだ。よく頑張ったが、矢折れ力尽きた感じだ。まだ若い、今後の成長のワンステップだったことは確かだろうから、それを楽しみにしたい。決勝ラウンドでの片山晋呉の優勝争い、今田竜二選手の上位入賞を期待したい。なお、一言付け加えるなら、戦う前からの石川選手へのメディア攻勢で、ゲームへの集中ができなかったのではと思ってしまう。その影に隠れていた片山選手はラッキーだったのかもしれない。
 野球では、伝統の巨人、阪神戦で、40歳の金本知憲選手が、始まったばかりの今シーズンで、2度まの3連続ホームランと気を吐いたが、勝ちには繋げられなかった。また、新球場開きとなった広島も、ラロッカ選手が3連発して頑張ったが、これも勝ちには繋げられなかった。
 一方、国連でも、北朝鮮のミサイル問題で、日本は安保決議を主張して頑張って戦ってきたが、アメリカの裏切りもあって拘束力のない「議長声明」で妥協せざるを得ないようだ。
 また、私事だが、妻の雅子の症状も、昨日は、栄養補給を試みたのだが、それが裏目に出たようで、雅子には厳しい一日になったようだ。
 どうも、昨日は、筆者の周りでは、全ての関心事が思うように展開しなかった。皆、それぞれ一生懸命頑張ったのだが、…。
 
2.プライベートコーナー
 3時50分起床。体重、58.8Kg。天気は今日も良さそう。
 昨日の雅子は、今までにない変調だった。口が開き難くなって、食事が充分に進まないことから、体重が減少し始めたので、栄養剤の補給を始めたのだが、これが肉体的な負担となって体力の消耗に繋がり、その悪循環で、昨日の夕食時にダウンした。そこでベッドに横にさせて、一晩様子を見ることにしたが、心配である。今朝は早い目に様子を見に行きたい。

3.連載、難病との闘い(812) 第三部 戦いはまだまだ続く(106)
  第四章  09年の新たな闘い(20)

  1.施設に戻った雅子(20)
 この施設では、毎月の最終日曜日に体重測定が行なわれる。健康管理の一つの指標として、一考が重要視しているデータである。
 体重測定に関しては、2004年末に、一考が急遽東京から帰郷した以降は、自宅で毎朝測定することが日課の一つだった。自分の場合もそうなのだが、そのデータの微妙な変化を捉えながら、体調の管理に使っていたのである。
 しかし、その2年後の2006年末になって、雅子が計測器の上に、バランスを保ってきちんと立てなくなってしまい、計測が不可能となった。仕方なく、その後はそのデータのないまま、いわゆるバックミラーなしで毎日を送って来ていたのである。
 それが、ほぼ2年後の2007年12月にアクティバ琵琶に入居後、月一回の頻度だが、体重測定が復活した。在宅の場合と違って、車椅子で衣服を着たままで測定するので、以前の在宅時とのデータと絶対値を比較する訳にはいかないが、少なくとも時系列的な変化を捉えることが出来るようになった。
 改めて、そのデータを見てみると、施設に入居当初は、僅かずつではあったが、体重が増加傾向にあったのだが、昨年(2008年)の11月から連続して、かなり大幅に減少し始めたのである。1月までの3ヶ月でおよそ5Kg(10%強)の減少で、これは何かが起きているのではとの心配で捉えていた。しかし、幸いなことに、2月度の測定で一応下げ止まった数字が出たのだが、心配には変わりなかった。それと言うのも、ここに来て、口が充分に開かないことから、食事が半分程度しか進まない日が目立ち始めているからである。
 食事の減退、体重の減少は明らかに連動していて、体力の減退にも連動していることは間違いないが、それ以外に、どんなところに影響が現れてくるのかが心配であった。
 そこで、3月度の定期診断時に春日先生にそのことを相談してみたのだが、先生の話では、栄養の補給と云うことでは、いろんな方法があるので、近くの病院で相談されてはどうかと云うことだった。
 施設に戻った一考は、差し当たっては、施設の看護士さんに報告し、対応を話し合った。3月中頃の話で、その時の判断は、3月末での体重の計測結果を待って、必要があれば、栄養剤の補給を検討しようと云うことにしたのである。(以下、明日に続く)

846 それぞれの主役、それぞれの頑張り

 大きな期待ほど、案外、脆く裏切られることが多いのだが、目下展開中のそれぞれの戦いで、それぞれの主役は、皆よく頑張って戦っている。

1.独り言コラム
 昨日から始まった将棋名人戦の第一局で、挑戦者の郷田真隆九段が序盤で、3時間26分という大長考をした。名人戦史上では、5年前に羽生名人の3時間46分という記録があるので、史上2番目の長考だという。しかし、昨日の郷田九段の場合は、昼食の1時間を挟んでいるので、実質は、4時間26分というとてつもない長考だ。新幹線で、東京―新山口間の所要時間に相当する。さあ、この大長考がどんな結果を生むのか。昨日の封じ手の局面は、専門家も互角と見ている。いずれにしても、今日中に決着がつく。
 マスターズゴルフトーナメントは、日本時間の昨夜から始まっていて、先にプレイを終えた片山晋吾選手が大変好調で、一時はトップに立つ場面もあって、-5という素晴らしいスコアーでホールアウトした。今現在は4位タイである。もう一人の今田竜二も頑張って+1でホールアウトしているが、期待の石川遼は、出だしからスコアーが落ち着かず、目下、12番を終って+4で、予選通過が厳しくなりつつある。頑張れ石川と言いたいが、やはり、簡単に筋書き通りには進まないようだ。何しろ、まだ17歳だから、…。
 北朝鮮の金正日が昨日の最高人民会議で国防委員長に3選された。いつもの八百長のセレモニーの模様の映像が披露されたが、左手も少しは動くようで、脳梗塞という厄介な病気との勝負に打ち勝ったと言えそうだ。後継者も指名せず、まだまだ、主役を続けるという。大丈夫なのだろうか。
 大阪府知事の橋下徹氏が、公共事業費用負担に関する国と地方との会議で、一旦、退場したことで話題となった。しかし、間もなく「無礼な対応で申し訳なかった」と陳謝して会議に戻った行動は、潔くて印象深かった。決して演技を意識したのではないと思うが、主役の一人として、なかなかアピールする応接で、橋下知事の存在感を示した一幕と言えそうだ。
 大判振る舞いだと、一部の人たちから揶揄されている15兆円という大型の追加経済対策だが、解散の鍵を握るとも言われていて、主役である麻生総理のハンドル捌きが注目されている。さあ、やっと主役の座にに躍り出た感のある麻生総理が、この辺りで、思い切って、勝負に踏み切るのだろうか、同氏にとっては、乾坤一擲の勝負になる。

2.プライベートコーナー
 4時半起床。体重、59.0Kg。天気はまずまずの感じ。コンピューターをオンにして枕元において寝ていたので、夜半から目覚める毎に、マスターズの状況を確認し、終始うとうととしていた。
 昨日の雅子は、この日から体重の減少を抑えるために、栄養剤の補給を始めた。手始めは筆者が自ら服用させた。ジュース状の液体をトロミ剤で少し粘調にして食べさせるのである。雅子も、頑張って食べてくれた。さあ、この効果がどのように出て来るのか、見守りたい。症状は前日並みだが、さすがに疲れたようで、トイレの後はベッドに寝かせて欲しいということだった。

3.連載、難病との闘い(811) 第三部 戦いはまだまだ続く(105)
  第四章  09年の新たな闘い(19)

  1.施設に戻った雅子(19)
 介護士さんからおしっこが出難くなっていると聞いたのは、2月に入って間もなくのことだった。その瞬間、そこまで来たかと云う何とも言えない不安を覚えた。正直に言って、一考が最も気にしていたことは、食事に関する機能と排泄機能の二つの機能に、師匠、障害が出て来ることだった。
 とにかく、普通の生活を進めていく上で、食事と排泄は不可欠の機能である。排泄に関しては、大分前から便秘との闘いが続いていて、これまでは、便秘薬の使用でなんとか維持を図ってきているのだが、おしっこが出難くなるというのは、そういう意味では想定外のトラブルだった。
 一考が心配になって、介護士さんに話してみると、お尻の後ろ側をさすってあげる、つまり、その辺りを少しマッサージしてあげると、おしっこはうまく出ることを見つけてくれていた。なるほどということで、一考もその後はそうすることで、今のところは大きな問題になることなく、今日を迎えている。
 要するに、雅子の内臓の機能が弱って来ていることの現われであると見るべきであって、症状の悪化が、外見だけでなく体内の臓器にまで進行している一つの証と見るべき現象だった。そういう意味で、その該当する臓器に然るべき刺激を与えて機能を活性化してあげることで、機能の復活が可能になっているのだろう。お尻の下の方のマッサージはそれに繋がるでサポートある。その種のことは、今までにも通じの際に下腹部をさすってやったりして、手助けしていたこともある。しかし、一考には、小用にまで手助けがいると思うと、今までにない不安が頭を過ぎるのだった。このマッサージが効果がなくなったら、どうなるのであろうかとの不安が、一考の胸の中でじりじりと燃え続けていたのである。進行性の病気であるだけに、本当に何処まで悪化が進んでゆくのだろうか、どうしようもない不安が一考を苛むのだった。
 生きている限り、この機能だけは失うわけには行かない。そのためにはどうすればいいのだろうか。次回の定期診断時には、その辺りのことについて先生にお聞きしておく必要があると、一考は心の中のメモ帳に印すのだった。(以下、明日に続く)

845 注目の戦いが始まる

 今日から注目の二つの戦いが始まる。単なる一ファンに過ぎないが、大いに楽しみたい。

1.独り言コラム
 いろんな戦いが、マルチに併行している毎日だが、そんな中で、筆者が関心を持つ二つの戦いが、今日から始まる。一つが、第67期将棋名人戦の七番勝負の第一局、もう一つは、ジョージア州オーガスタで始まる今季メジャー第1戦、第73回マスターズ・トーナメントである。
 名人戦は、主催社が毎日新聞単独から、毎日・朝日の共同主催になって初めてのシリーズで、昨年名人位を奪取して第19世永世名人の称号を得た羽生善治名人に、二年ぶりに郷田真隆九段が挑戦する。二人によるタイトル戦は、これまで5回、うち4回は羽生が制している。名人戦の舞台での対戦は初めてある。郷田ファンの筆者には堪らないシリーズで、何とか歴代13人目(木村、塚田、升田、大山、中原、加藤、谷川、米長、羽生、佐藤、丸山、森内の順の名人になって欲しいと期待している。
 マスターズでは初出場の石川遼選手の活躍が期待されている。何とか頑張って、予選通過を目指して欲しい。この大会に日本人選手で初出場した選手は24人いるが、その内11名が予選落ちで、あの木、尾崎、中島の「AON」も予選落ちだった。初出場では伊沢利光選手の4位が光っていて、それが日本人選手の最高位でもある。果たして、石川遼選手はどんな歴史を残すのだろうか。同じく初出場を果たした今田竜二、それに昨年の賞金王の片山晋呉選手の活躍も見逃せない。優勝争いも熾烈になるだろうが、あのタイガーウッズの優勝はなるのか、興味深いトーナメントである。
 面白い戦いは、他にもいろいろと進行している。北朝鮮が打ち上げたロケットの衛星を巡る北朝鮮とアメリカとの論争、更には、追加経済対策に急遽浮上してきた過去最大の財政支出15兆円を巡っての民主党との対決も面白い。解散を意識しての自民、民主の双方の駆け引き、攻防は熾烈なものになって来ている。
 日米でプロ野球が始まっていてその戦いもなかなか面白い、昨日は阪神の41歳の金本知憲選手と日本ハムの36歳の稲葉篤紀選手が共に3連続ホームランを打って、チームの勝利に大きく貢献した。先日、今年の阪神には期待できないと書いたが、今のところは、それを裏切る結果となっている。しかし、打撃の好調はそんなに長続きしないだけに、どこまで貯金が出来るかだろう。、
 それよりも、大変な戦いを強いられているのがイチロー選手だろう。故障者リスト入りは、9年連続レギュラーシーズン200安打の新記録を目指す同氏には大きな痛手だ。筆者の穿った独断的な偏見になるが、野球にプライドを持つアメリカ人には、イチロー選手の新記録達成は面白いことではないはずで、そのような意味での意地悪、足の引っ張りは今後も出て来るかもしれない。
 戦いといえば、アメリカに上陸した間寛平さんは、驚異的な頑張りを続けていて、順調に走れれば、今日、節目の1000Kmを突破することになる。まだまだ先は長いが、素晴らしい一歩一歩が積み重ねられている。この戦いからも目が離せない。
 とにかく、戦いには勝って初めて歴史に名を残すことになるのだ。ファンとしての筆者には、楽しみな数日が始まった。
 
2.プライベートコーナー
 4時半起床、体重、59.1Kg。天気は上々のようだ。
 昨日の雅子は、初めての一週間後の体重測定を受けたが、やはり、心配な体重の減少が続いている。そこで、看護士さんと相談し、栄養剤の補給を実施してもらうことにした。なお、この日は、雅子も頑張って、筆者が帰宅する際にも、ベッドの横にならず、椅子に座って頑張っていた。

3.連載、難病との闘い(810) 第三部 戦いはまだまだ続く(104)
  第四章  09年の新たな闘い(18)

  1.施設に戻った雅子(18)
 昨日の雅子の意思確認での事例の続きである。努力の末に、やっとのことで、「何かを買って来て欲しい」ということが分かった。そこで、その内容についての詰めを開始したが、これがなかなか突き詰められない。それでも、更なる苦労を重ねた結果、それが衣料関係であることが分かったのは、大分、時間が経過してからだった。
 そして、やっとこさで、それが「襟付き」と言うことまで追い詰めた。そこで、「コート」「Tシャツ」「カーディガン」と上に着るものから順次詰めて行くのだが、いずれも違うと言う。困った果てに「下着か」と聞くとどうやらそうらしい。一考は戸惑った。下着で襟がついたものというのが、何も浮んで来ないのだ。スリップだとか、ブラウスだとか下に着るシャツなのかと、次々に確認していったが、いずれも違うと言うのだ。他に何があるのだろう。女性の下着に詳しくないだけに、後が続かない。ここで一考ははたと困ってしまった。2月16日の夕方のことである。
 その日は、母親の夕食の準備が必要だったことから、とりあえず、この話題は宿題にして施設を後にした。帰りの車の中でも、あれこれと考えてみたが全く分からないままその日は終った。
 その翌日、雅子を訪ねた一考は、再びこの話題を持ち出して、ああでもない、こうでもないと雅子に可能性のあるものを投げ掛けて確認したが、違うということで埒が明かなかった。心の中では、雅子の言っていることが分かってあげられなくて、申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。多分、雅子は不満でうずうずしているだろうと思うと胸が痛んだ。
 その翌日も同じだった。この頃になると、雅子は、もう諦めているような感じだった。そして、そんなに大事なものではないかもしれないと、一考も独断的に軽く考えるようになっていた。
 宿題になってから4日目に訪問した日のことだった。何気なく交わしていた会話の中で、お風呂の話になり、それから関連の話題になった時、雅子が異常に反応したのである。お風呂に関連するものだと思った瞬間、パジャマだという閃きが一考の頭の中を駆け抜けた。確かに、襟付きの下着だった。なんだ、そうだったのか、という安堵の思いが一考をほっとさせるのだった。まさに、溜飲が下りた典型の気分を味わっていた。ほとんど、毎日、洗濯をしてもらっていたために、少し擦り切れ出していたと言うのが、後で確認した際の介護士さんの説明だった。
 その日の帰りに近くのジャスコに寄って、それを買い求め、翌日施設を訪ねた際に雅子に届けたのである。2月20日のことで、5日ぶりの宿題の解決だった。(以下、明日に続く)

844 2世の活躍

 2世が親と同じ世界で活躍することは、悪いことではない。優れたDNAを引き継き、更なる展開を見せてくれることは歓迎すべきだと思う。特に、政界、芸能界でその存在が注目される訳だが、厳しく教育された2世でないと成功は覚束ない。

1.独り言コラム
 芸能人の2世というと大麻にまみれて逮捕された事例は少なくない。前日のワイドショーでは、俳優の中村雅俊の息子が話題になったし、あの三田佳子の次男、高橋裕也に至っては、幾度も繰り返し逮捕されていて、その都度お詫びする三田佳子の顔は、気の毒で見ていられなかった。いずれも甘やかせて育てた結果だろう。
 話は飛ぶが、夕方の7時台に思い切って「THE NEWS」を新設したTBSだが、筆者は昨日初めて視聴した。明るい小林麻耶アナ、しっかりした後藤謙二のMCの組み合わせは、うまくバランスが取れていて好感を持った。この時間帯で生き残るのは大変だろうが、TBSの頑張りに期待したい。筆者は、密かに応援したいと思っている。
 さて、この日ゲストに、俳優の平幹二朗と佐久間良子の長男、平岳大が出演していた。昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」で徳川慶喜役を演じていて、存在感があった役者である。高校時代からアメリカに渡り、ブラウン大学で応用数学を学び、その後コロンビア大学の大学院で学んで帰国して役者になったという。甘やかされることなくしっかり学んで来た青年だ。
 この日は、他の番組で、明石家さんまと大竹しのぶの娘であるIMALUが芸能界にデビューしたということで取り上げられていたが、彼女の場合もカナダのビクトリアハイスクールで頑張ってきたという。因みに、名前のIMALUだが、さんまさんは「生きていくだけで丸儲け」の意味だと言っているようだが、大竹しのぶさんは「今を生きる」の意味だという。如何にもさんまさんらしい命名で、面白いと思っし、しのぶさんのコメントもさすがだ。
 同様に、海外で頑張ってきた人で、筆者が関心を持っている人がもう一人いる。それは、関根勤の娘の関根麻里だ。彼女もボストンにあるエマーソン大学に入学、素晴らしい成績だったことで3年で卒業をしたという。彼女の英語の発音の素晴らしさに惹かれる筆者だが、NHKでも買われていて昨年の紅白歌合戦でも応援団長に起用されている。
 こうして見ると、この三人に関する限り、海外で苦労してきたことが、今の彼らのしっかりした活躍の場を作り上げていると言える。親達が持っていた優秀なDNAが、こういう形で発揮されることは結構なことである。
 それに対して、政治の世界では2世が多すぎて、とかく批判の対象になっているが、親の優秀な面を引き継いで更に大きく成長する2世なら、この世界でも大いに歓迎すべきであろう。その場合もしっかりした教育を受けていることは最低の条件だ。今のところ厳しい批判を受けている元総理の次男の小泉進次郎氏だが、果たしてどんな活躍をしてくれることになるのだろうか。
 
2.プライベートコーナー
 4時40分起床。体重、59.0Kg。天気はまずまずのようだ。
 昨日の雅子は、穏やかだったが、トイレの後は、今日もベッドに寝かせて欲しいと要求した。最近は、この傾向が増えて来ている。それまでは、横になったらどうかと勧めても、椅子に座っていることを強く要求していたのだが、…。それだけ体力がなくなってきているのだろうか。これも、症状の悪化の証だと言えそうで心配。その一方で、横になって安らかにしている顔は、まだなかなか綺麗で、筆者のの気持ちをほっとさせてくれる。できるなら、もう一度元気な姿に戻って欲しい。

3.連載、難病との闘い(809) 第三部 戦いはまだまだ続く(103)
  第四章  09年の新たな闘い(17)

  1.施設に戻った雅子(17)
 雅子は、どちらかと言えば、出来物や湿疹が出来易い体質だったのだが、ここに来てそれが目立ち始めている。椅子に座っているとか、ベッドに横なっている時間が殆どで、運動が出来ないことから止むを得ないのだが、それでも見ていて気になるし、気の毒である。介護士さんと看護士さんとの連携で、絆創膏を貼ったりして対応してくれているが、なかなか大変そうだ。
 最近は、尾骶骨の部分が赤くなってきていて痛そうに見える。まあ、今のところは、なんとか頑張っているが、今後の不安の一つでもある。
 それよりも、心配で困っているのが、昨日も書いたが、コミニケーションである。その後も悪化が進み、発声、イエス、ノーの反応がさらに曖昧になって来ていることである。今までは、質問形式を繰り返し、何とか雅子が言わんとすることを推測して解いて来たが、今では、その確認のためのイエス、ノーの区別に、二重のステップを置いて確認するのだが、それでも曖昧になってしまうことが多い。
 具体的な事例を紹介しよう。先ずは、雅子の要求を実行して欲しいタイミングの確認から質問を始める。つまり、「今直ぐやって欲しいことか、明日以降でもいいことなのか」の確認である。二重の確認とは、「今直ぐの場合は、首を少し動かして」と要求する。少し動いた場合でも、その確認のために、「明日でもいい場合、首を動かして」と逆の問い掛けを行なうのだ。その場合、首を動かさなければ、今直ぐだと分かるのだが、それが、両方とも動かすように見えて苦労することがあるのだ。その場合は、また言い方を変えて同様な確認を行なう。とにかく、すんなり行かないことが多くて苦労するのだ。つまり、反応が曖昧ということなのである。
 とにかく、今直ぐと云うことが分かると、次に、どんなことをして欲しいかの確認に移るのだが、その場合、雅子の身体自身に何かをして欲しいのか、或いは何かを買って来て欲しいのか、更には、それ以外のことなのかと確認するのだが、この問いがクリヤーできれば、取り敢えずは万々歳になるのだが、それも、なかなかすんなりと行かないのだ。
 それらの確認の仕方は、日によって変えることがある。つまり、場合によっては、発声の有無で区別する仕方を採用することもあるのだ。雅子のその日の体調で違ってくる。声の方が分かり易い時もあるが、それでも、イエス、ノーの両方に発声してしまうことがあって、区別がつけられないことがある。なかなかうかく行かずに、質問を繰り返すことが多くなると、双方に疲労が蓄積されてしまうことになる。(以下、明日に続く)

843 使命感

 使命感が大きなエネルギー源になることは確かである。政治家も、もっと使命感で燃えてくれれば、世の中も大きく変わるのではなかろうか。

1.独り言コラム
 昨日の芸能ニュースで、イケメン俳優の水島ヒロと、歌手の綾香との結婚が報じられたが、その会見での一言が気に入ったので取り上げたい。
 二人について、ほとんど知識のない筆者だが、調べてみると、水島ヒロは高校時代サッカー選手で、その後慶応大学に進み、在学中にスカウトされて俳優になったそうだ。一方の綾香さんは、紅白歌合戦にも選ばれて活躍されている人気歌手だが、バセドーシ病という病気に悩まされているという。
 その水島ヒロが「一人の男として守るべきものがあるというのは、これからも力をくれるんだということを思わせてくれた。そんな彼女を一生守っていきたいと思っています」と答えていた。若さに似合わない愛の重みを感じさせたその言葉に思わず共鳴した。
 大分、昔の話だが、今の皇太子が雅子さんと結婚する際に「雅子さんを守ってあげる」と言ったセリフも有名だ。時代の今昔はあっても「守ってあげる」は共通の愛の証の重みのある言葉だ。しかし、皇太子の場合は、それを忠実に守ったいる結果が、今の皇室問題を複雑にしているのは皮肉な結果である。
 いずれにしても、「守ってあげる」とか「自分しかいない」という使命感は、男の最上級クラスの愛の意思表示であり、素晴らしい心がけである。そういう意味で、昨日の会見での水島ヒロ氏の言葉は、視聴者にも感動を与えたエピソードだったと思う。
 私事になって申し訳ないが、筆者も不治の難病と闘う妻を守ってあげられるのは自分一人であり、その使命感からエネルギーをもらっていることは確かだと思っている。
 そして、改めて思うのだが、「使命感」はエネルギーの大きな源泉であるということだ。あのWBCで、イチロー選手を始め、多くのプレイヤーが、その後の思わぬ病や不振などの現状を見るとき、彼らが如何にその使命感にエネルギーを消耗したかが窺われ、改めて感動するのである
 麻生総理を始め、政治家達も、それくらいの使命感でその任務に当たってくれれば、不況の回復も早まるのではと誰もが思うのである。

2.プライベートコーナー
 5時50分起床。少し寝過ぎた! 体重、59.2Kg。お天気は良好。
 昨日の雅子はまずまず。お天気が良かったので、車椅子で外に連れて出た。ほんの少しの時間だったが、気分転換はできたかな?
 

3.連載、難病との闘い(808) 第三部 戦いはまだまだ続く(102)
  第四章  09年の新たな闘い(16)

  1.施設に戻った雅子(16)
 2月に入って、雅子の反応、つまり問い掛けに対する返答はますます曖昧になっていた。とにかく、イエス、ノーの意思表示がはっきりと伝わらないのである。その元凶は、発声が極めて弱いために、本人がイエスとかノーと言っていても、一考にはその区別が出来なくなって来ているのである。これは大変な事態で、雅子の意志を反映した適格なアクションが取れなくなる。今までになかった症状で、悪化もここまで来ると、対応のしようがなくなってくる。そのために、何とかして、その意思、意向を確認するための努力が必要となり、その結果、一考自身の消耗も半端でなく、今までにない疲労を覚えることになって来ている。
 そんな中で、2月5日には、新年になって2度目の通院日を迎えていた。いつものように準備をして、いつものように車に乗せて病院に向かったのだが、その途中で、今までにないことが起きたのである。
 西大津バイパスから京都の五条通に通じる道に入る手前で信号で止まったときのことだった。助手席に座っていた雅子が、身体を折るような形で前のめりにつんのめったのである。一考は慌てて片手で雅子の姿勢を持ち上げようとしたのだが、なかなか思うように動きが取れなかった。今までに何十回と車で通院しているが、初めてのことであった。身体の安定を保つバランスが取り難くなってきていたのである。これは、厄介なことになったと思いながら、なるべく急なブレーキを掛けないようにして、とにかく病院までは行ってしまいたいと考えていた。途中の適当なところで車を止めて、雅子のシートを倒して少し、ベッドに横になるような姿勢を取る事を考えたのだが、駐車する適当な場所を見つけるのが大変だったからである。
 とにかく、慎重に車を運転して病院に辿り着いたのである。そして、ともかくも、いつものように診断を終えて、ほっとして帰り支度に入った。来る時のことがあったので、帰りは、助手席のシートを倒して雅子を車に乗せようとした。しかし、意外なことに、雅子がその姿勢を嫌がったのである。安全を期するためだと説得したが受け入れようとしない、仕方なく、以前と同じ姿勢で乗車して帰途に着いたのだった。
 まあ、何とか無事に通院を終えたのだが、雅子の症状の悪化が、刻一刻と進んでいるようで、一考は、改めて将来への不安を懸念するのだった。(以下、明日に続く)

842 軌道外れの飛翔体の正体は?

 秋田県や岩手県で、家庭用の核シェルターの注文が増えているという。風が吹けば桶屋が儲かる?

1.独り言コラム
 前日の誤報の予行効果で、昨日の本番はスムーズな対応であった様だ。筆者は、その本番の時は、ちょうどNHK教育テレビで、新しく始まったNHK将棋トーナメントを見ていた、司会者がそれまでの中倉宏美さんから新たに矢内理絵子女王に交代していたので。興味深くその第一局を見ていたのである。画面に流れたテロップの速報でそれを知った時点で。チャネルを回して各局の様子を確認してみると、全ての局でその動きに対応していた。
 結果的には、アメリカの発表では「何も軌道に乗っていない」という。果たして、飛翔体の正体は何だったのか? 本当に人工衛星だったのか、ミサイルだったのか。得体の知れない国である。インタビューに答える麻生太郎総理の顔が、いつになく引き締まっていて悪くはなかった。国連の安全保障理事会は、どんな対応を見せてくれるのだろうか。
 ところで、軌道外れの話は他にもある。民主党の政権取りの話も、ここに来てずれてきているし、プロ野球開幕での飛び出しにもいくつか散見される。楽天の嬉しい3連勝に対し、巨人、日本ハムの未勝利は意外な飛び出しだった。この場合は、今後の軌道修正が利くので出遅れても問題がない。阪神の真弓新監督の用兵には納得できないことが多かった。今年の阪神はあまり期待できないのではないか。また、米国女子ゴルフツアーでも、今週のメジャートーナメントでは、日本女子選手は、全員、大きな夢への軌道から外れてしまい興味はなくなった。
 その一方で、軌道に乗って、予定通りのルートで頑張っているのが、アースマラソンの間寛平さんだ。ルート66に沿って、一路、シカゴに向かっている。昨日は雪どけ道で、しかもフリーウエイだったので走り難く、いつもの1/3にも満たない距離(14Km)で切り上げたようだ。その代わり、今日は完休日だったのを返上して頑張っているようだ。昨日現在で、ロサンゼルスから走り出して、840Kmを走破している。その走っている道筋を地図上でフォローするのが、今の筆者の楽しみの一つになっている。よく頑張っていると感心している。身体はほんとに大丈夫なのだろうか、少し心配である。

2.プライベートコーナー
 5時10分起床。体重、59.2Kg、お天気はよさそうだ。
 昨日の雅子は前日とほとんど変わりはない。帰り際になると何か訴える傾向があって、部屋を辞するに、後ろ髪を引かれるような辛い思いの毎日である。

3.連載、難病との闘い(807) 第三部 戦いはまだまだ続く(101)
  第四章  09年の新たな闘い(15)

  1.施設に戻った雅子(15)
 それから一週間ほど経過したが、東京のその商社からは梨のつぶてだった。全く何の応答もなかったのである。仕方なく、タイミングを見計らって、一考の方から、改めて電話を入れてみた。電話口に出た相手の方は、今、そのカタログにある商品の在庫がなくて、それと同じようなものを探しているのだという。そこで、参考のために、どの位するものかと聞いてみると、大体5万円ぐらいだというのだった。座布団一枚に5万円は高いというのが一考の感触だったが、とりあえず、参考にそれに関する資料などを送ってもらうことにしたのである。 
 しかし、案の定というか、やっぱりというか、その後も何の返事も来ていない。もう一度催促の電話をしようかと思ったが、そんな相手の無気力そうな対応を見ていると、電話する気にもなれず、その商品への期待も薄くなり、そのまま放置したままである。要するに、当初のその商品への固執も消え「まあ、いいじゃないか」と云うのが一考の気持ちだった。
 そういう気持ちになった背景に、一つの新たな発見あったからである。それは、姉の久子がくれたあのクッションに似た座布団の発見だった。それは、東京の商社と話してから何日かたった2月下旬のことだった。いつも買い物をするスーパーで、あのクッションを少し大きくした形状の座布団を見つけたのである。これは、いけるのではと思って、手にとって確認してみると、そのクッション性も低反発で、お尻の痛さを回避するにはもってこいではないかと直感した。早速それを購入し、翌日に施設に持ち込んで雅子に座らせてみた。
 予期通りだった。あの久子からもらったクッションよりも安定していて、座り心地もよく効果が大きかったようだ。雅子の落ち着いた様子がそれを如実に語っていた。
 そんな新たな展開もあって、あの水入りのクッションについては、その関心も弱まり、水入りどころか、水に流したように、一考の頭の中からはすっきりと消えて行った。そして、それ以来、この座布団を使用し続けてきている。その効果のお陰で、雅子を持ち上げてお尻の位置をずらしてあげる作業も、極端に減った。
 いずれにしても、この種の改善、発見は、トライアンドエラーの世界なのだろうと一考は思っていて、今でも怠りなく、時々、そういう売り場を歩いて、何か新しいものがないかと関心は持ち続けているのである。(以下、明日に続く)

841 その時歴史が動いた

 テレビ各局が大幅な番組改編を実施した。その中には失望した改変もある。

1.独り言コラム
 昨日は、北朝鮮のミサイル発射に関して、思わぬ誤探知、誤発表があって、テレビ各局も番組の扱いで大わらわだったようだ。筆者が確認した限りでは、TBSを除く各局は、直ちに、定常番組から特別報道番組に切り替えて対応していた。それが誤ったものだと分かった段階で、各局は順次定常番組に戻して行ったが、最も長く特別番組で引っ張っていたのは、なんとNHKではなく、娯楽番組を得意とするフジテレビ系列だった。
 いずれにしても、このミサイルの扱いでの各局の姿勢が見えたことで、今日以降の本番での扱いが注目されるが、手品の仕掛けを先に見せられたようで、少し興ざめでもある。全体的に言えることだが、何も各局がこぞって、そんなに大掛かりに扱うこともなかろうと思う。何か、想定外の事件でも起きれば別だが、少し、大袈裟すぎるのではと思う
 今朝の毎日新聞では「お粗末、伝言ゲーム」と見出しをつけていたが、なかなか面白い扱いだと受け取った。
 テレビ番組といえば、ちょうど年度替りで、各局でかなり大幅な改変が実施されている。その中で、最もがっかりしたのが、NHKの「その時歴史が動いた」がなくなったことだ。この番組は、あの松平定知アナウンサーの澱みない名調子を売り物にしていて、心地よく響く素晴らしい教養番組だっただけに惜しまれる。同氏が定年でNHKを辞めていたことによると思われるが、まだまだお元気だっただけに残念である。現役時に、お酒の勢いでつまらない喧嘩で名を汚したが、あの番組の素晴らしさで、少しは名誉回復に繋がったのではないかと思う。
 いずれにしても、北朝鮮のミサイル発射が今日以降にずれ込んだが、この北朝鮮の行為こそ、「その時、歴史が動いた」を地で行くものだと、後世のテレビ局が番組を作るのではと思う。
 さて、話は変わるが、米国女子ゴルフツアーの三日目の速報だが、前日もそうだったが、大変な強風に悩まされているようで、日本人選手は全員スコアーを落としていて、朝7時半現在、横峯さくらが通算+3で23位タイで最も上位、この日を+1で収めた不動祐理が通算+4(32位タイ)、上田桃子が+7(44位タイ)、宮里藍が+11(70位タイ)でふるっていない。いずれにしても、「その時歴史が動いた」というような画期的な結果は期待できないようだ。

2.プライベートコーナー
 4時50分起床。体重、59.4Kg。寒さがまた戻ってきているようだ。
 昨日の雅子は、少しは元気を取り戻しているように思えたが、ストローでの吸い上げが上手く出来なかった。吸い上げるというやり方を身体が一時的に忘れてしまっているようだ。
 この数日に渡って、雅子が要求していた化粧品、下着などを購入して施設に持ち込んだ。雅子が季節の変わりをしっかりと把握していることにほっとする一方で、これらの女性もの、特に化粧品が、随分と高価なのに改めて驚いている。

3.連載、難病との闘い(806) 第三部 戦いはまだまだ続く(100)
  第四章  09年の新たな闘い(14)

  1.施設に戻った雅子(14)
 その日の帰り際には、介護士さんにもその辺りの事情を話し、とりあえず、明日の朝もそうして欲しいが、若し、途中で雅子が良くないという様子だったら、元に戻してやって下さいと伝えて帰ったのである。
 翌日、一考は、どんな具合なのかと思って雅子の部屋を訪ねた。そっと部屋に入ると、雅子はいつもの座布団の上に座っていた。やはり駄目だったのかと思って雅子に確認すると、どうやら、事情が違っているようだった。介護士さん達に、一考の言わんとするところがうまく伝わっていなかったのである。とりあえず、雅子に、前日の様子を確認すると、その感触はまずまずで、満更でもないと言うことだった。そこで、改めて、実験を続けることにしたのである。
 大分以前に、水泳の浮き輪のような形状のクッションを使おうとしたことがあったが、それは、座りが不安定になるということで、雅子は使いたくないというのだったが、今回はそういう意味では事情が少し違っているようで、何となく感触的には前向きのものがあった。
 そして、その後の経過だが、どうやら、このクッションは、今までのものに比べて、それなりの意味があることが分かったのである。意外な結果だが、少しでもお尻が痛くなるのを防ぐ意味で効果があるというのだ。理屈的に考察すれば、痛みが分散されるためだろうと一考は考えた。そうだとすれば、水枕のような座布団があれば、それはもっと効果が期待されることになる。そういえば、水の入ったベッドが一時流行したことを思い出した。動きの伝達がスムーズで分散する効果が期待出来そうだ。
 早速、介護用品を扱っておられる亀井さんに連絡してそのようなものがないかという調査をお願いした。亀井さんの話では、そういう圧力分散型のものはあるのだが、それまでの実績では、水の入ったものは評判がよくなかったということだった。
 数日後、亀井さんから返事があり、製品を扱っている商社の紹介を受けた。東京の商社で、一考は早速電話を入れた。しかし、その応接は緩慢で、調べて返事するといった生ぬるいものだった。とにかく、そこからの返事を待つことにしたのだが、亀井さんの話といい、この商社の対応といい、何か、ぴりっとしたものが乏しいようで、この種の商品が、あまり市場に出ていないように思われた。(以下、明日に続く)

840 イチローピンチ?

 今年もプロ野球が始まった。本命の巨人、エース、ダルビッシュの波乱の出だしで話題に事欠かない。そこに、今朝、飛び込んで来たイチロー選手の胃潰瘍発覚は、大変な衝撃で、大記録達成が際どくなる。

1.独り言コラム
 あの華やかなWBC連覇の裏側で、やはり、イチロー選手は相当に苦しんでいたのだろう。今朝のテレビの速報にびっくりと同時に、大変心配である。胃潰瘍で15日間ぐらい休養が必要という。さむらいジャパンのチームリーダーとしてファンの想像以上に苦しんでいたのだ。あれだけの選手も、やはり一人の人間には変わりないのだ。
 イチロー選手は、今シーズンが、今まで以上に大変重要なのは言うまでもない。8年間連続で積み上げてきた「レギュラーシーズン200安打」の記録が、今年の達成で、9年連続となって、大リーグの新記録となる。それだけに、出だしの10試合以上も休むというのは、その記録達成には大変な赤信号である。大ピンチなのだ。一日も早い回復を祈るのみである。
 とにかく、連続記録と呼ばれるものは、それまでの積み重ねの上に立っていて、一旦ストップすると、そこで全てがアウトになり、やり直しが利かない微妙な作品なのである。そういう意味では、全イニングフルの出場の世界記録を更新中の阪神の金本知憲選手もその一人で、同氏の場合は、一日たりとて休めず、イチロー選手よりももっと際どい、厳しい毎日を闘っている。
 いずれにしても、連続記録更新のために、イチロー選手や金本選手は、ある意味では、際どい毎日の連続で、それを勝ちぬく心身面での強さは欠かせない。ここまで来ると、際どくてもいいから、何としても記録更新を達成して欲しいと期待している。
 さて、今日は、もう一つ、際どい話がある。今日にも発射されるという北朝鮮のミサイルだ。とにかく、日本上空、それに近海に危険が及ぶことも考えられるだけに、極めて迷惑な話である。国民としては、逃げ場もない訳で、何もないことを願ってじっと待つしかない。近所迷惑の最たるものである。
 解散風も、ここに来て際どさが出て来ているようだ。敵失をいい風と読むかどうかだが、軽率な判断は危険であろう。いよいよ、自民、民社の際どい駆け引きが本番を迎えている。
 米女子ゴルフツアー、ナビスコクラフトの二日目の速報だが、日本人選手はいずれも苦戦していて、何人かは予選通過が際どそうだ。不動祐理は+3、上田桃子は+4で既にホールアウトし、何とか予選は通過しそうである、
 いずれにしても、「際どい」ということには、そこには、いろんなドラマが潜在している訳であり、筆者としては、なるべく、ハッピーエンドな結果を望んでいるのである。

2.プライベートコーナー
 4時半起床。体重、59.2Kg、最近どうやら59Kg 台に定着しつつある。少し減量が必要。気候は、日毎に春めいてきている。
 昨日の雅子は、前日とあまり変わりはなく、頑張ってはいるが、大変さには変わりない。筆者のつまらない駄洒落にでも、笑ってくれるとほっとするのである。

3.連載、難病との闘い(805) 第三部 戦いはまだまだ続く(99)
  第四章  09年の新たな闘い(13)

  1.施設に戻った雅子(13)
 雅子が施設、アクティバに入居して間もなくのことだった。一考の次姉の久子から、少し大き目のクッションをもらった。直径が60から70センチの大きさで、中央がふっくらと膨らんだかなり大きめのクッションだった。何となく使いづらいこともあって、ずっと施設の片隅に放置したままだった。というのも、雅子が椅子に座る場合、身体の安定性を図るために、椅子との隙間にクッションを入れて、身体のバランスを取るのだが、そこに使うクッションは、比較的小型のものを組み合わせて使っていて、数も揃っていて、それの使い道がなかったからだった。しかし、そうかと言って自宅に持って帰るのは、折角くれた姉の気持ちを悪くするだろうからというので、そのまま施設の部屋の隅に置いたままになっていたのである。
 それから、一年以上経った今年の1月26日のことだった。一考の頭の中に、突然、それを一度試してみようという考えが浮上して来たのである。その日の介護を終えて帰宅する車を運転している時のことだった。
 雅子の毎日は、椅子に座っての生活がかなりのウエイトを占めていて、どうしてもお尻の痛さからは免れず、タイミングを見て、雅子を少し持ち上げてやって、お尻の位置を動かしてやる必要があった。最近では、その動かしてやる間隔が段々と短くなって来ていて、一考が気になっていたのだが、それに関しての思いも寄らないアイディアが頭に浮んだのだった。
 それは、あのクッションを座布団代わりに使ってみてはどうかと云うのだった。クッションはあくまでも身体の側面に使うという固定概念があって、座布団代わりに使うというのは、それまでは考えたこともなかった。特に、真ん中が大きく膨らんでいることから、その上に座るというのは、身体の安定性の面で浮ばない考え方だった。そういう意味では、なかなか面白いアイディアと言えた。
 翌日、早速その試し実験を行なった。雅子をその上にうまく座らせることに手間取ったこともあって、正直言って、あまり期待していなかった。とにかく、駄目元でいいという軽い気持ちで、数日、試してみようとのテストだった。(以下、明日に続く)

839 いい加減さ

 「いい加減」を辞書で見ると、「好い加減」とあって「適度、ほどほど」の他に、「深く考えずに無責任なこと」とある。二つの相反する意味があるのだ。
 今朝は、このブログのソフトがメンテで、配信が3時間半ほど遅れました。いい加減なのは筆者かもしれません。悪しからず。

1.独り言コラム
 「100年安心の年金制度」とか、「100年に一度の大不況」で「全治3年」とか、何の根拠もないいい加減な数字を出して、国民を誤魔化しているのは、皆も承知の通りである。
 今朝の新聞各紙にも、ロンドンで開かれていたG20による金融サミットで、来年の成長目標を2%超としているが、この数字も世界の国が談合して作り出したいい加減なもので、同じ穴のムジナであろう。
 そう言えば、5月危機と称して、「4月28日の株価は5000円台」なんて吹聴している奴がいる。そうならなければ、どんな責任を取ってくれるのか、あまりいい加減なことは言わないで欲しい。
 いい加減さを、もっと面白おかしく表現した一つが洒落の世界だと思うのだが、筆者もかつては駄洒落が好きだった。これも、注意しないで乱発すると大変失礼になることがある。今日は、久し振りに、幾つかの駄洒落のオンパレードである。
 1)昨日、午後、北海道安平町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」でプレイしていた札幌市の方が、フェアウエイを歩いて移動中に突然直径2メートル、深さ、約5メートルの穴が開き転落して死亡した。突然の「ホールインワン」で、文字通りの「サドンデス」となったのは、お気の毒この上ないが、その方のお名前が、珍しい「合掌さん」だったことも、洒落にはならない悲劇である。
 2)今年のセンバツ高校野球は、長崎県の清峰高校の優勝で幕を閉じた。3年前のセンバツの決勝戦で横浜に21-0で屈辱の敗戦を喫していただけに、見事な雪辱だった。ところで、この大会でベスト4まで勝ち進んだ21世紀枠の宮城の利府高校で、選手の書いたブログが相手校を中傷したという「利府陣」の起した責任を取って、野球部長が辞任するという。内心、忸怩たる「理不尽」さを覚えていることだろう。
 3)WBCでおいしいところを独り占めにしたイチロー(一朗)選手にお兄さんがいるという。洒落ではなく本当の話で、昨日のテレビに出演していたという。名前は、まさか「零朗」ではないよね。
 4)オバマ大統領の来日が検討されている。麻生総理が、そのタイミングが年内と聞いて「あ、そう?」と言ったか、言わなかったかは知らないが、総理専権の虎の子の解散権も、そこまでは引き延ばせない。「一日小浜市長」にでもと考えているかも。
 5)北朝鮮がミサイル?をぶっ放す日が迫って来ている。衛星だと主張していて、日本が迎撃すれば戦争だと脅かしているが、これこそ、エセ洒落などと、冗談言っている場合ではない。 
 なお、ここからはいい加減な情報ではなく、正真正銘のゴルフ情報ですが、今日から始まっている米国女子ゴルフツアーのメジャー第一戦のナビスコクラフトの初日で、福島晃子がー2で12位タイ、不動祐理はー1で18位タイと頑張っています。なお、横峯さくらはイーブンパー、古閑美保は+2、宮里藍は+3、上田桃子は+4でホールアウトしました。

2.プライベートコーナー
 5時40分起床、体重、59.1Kg。お天気は良さそう。
 昨日の雅子だが、食事はミキサーで細断レベルになって、それまでよりは食べ易そうだが、依然として元気は今一つ。その一方で、昨日は、便秘薬を服用していなかったのに、通じがあった。そのこと自体はいい兆候で、一進一退を繰り返している。
 ここにきて、帰り際に、一考が雅子の部屋を辞する時に、無性に切なさ、悲しさを覚えるようになって来ている。じんわりと胸が痛んできて、立ち去り難い気持ちになって来るのである。

3.連載、難病との闘い(804) 第三部 戦いはまだまだ続く(98)
  第四章  09年の新たな闘い(12)

  1.施設に戻った雅子(12)
 長姉の霧子さんの訪問から3日後の1月22日には、実長兄の祐一さんと奥さんの香子さんがお見えになった。お兄さんは、もう70代半ばだが、今でも元気で山科で小児科医院を開業中だ。二人は、車なので、霧子さんの場合と違って、30~40分程度の時間で来られるので、時間的には比較的便利な距離である。従って、帰りも送って行かなくて済むので、、一考にも有難いのである。
 この日は、一考が雅子のでベッドでうとうとしている時に来られたので、一考は、少し寝ぼけていて、少々あたふたと戸惑った対応となった。最近の傾向だが、一考は、雅子の部屋に来ると眠くなる傾向が強く、少し暇だと、雅子のベッドでうとうととまどろむことが多くなっている。
 香子さんは、いつも、お花やちょっとしたケーキやジュースを持って来て下さるのだが、最近では雅子も食べ難い状態になって来ているので、食べさせたり、飲ませたりする介護も大変になっている。ケーキは少しぐらいは無理して飲み込む形で口に入れるのだが、一個、全部は食べきれない。折角持って来てもらうということで、雅子も必死で口を開けて頑張るが、せいぜい半分がやっとである。
 ところで、お二人の兄姉が来られる時には、自立棟にいる次姉の伸子さんも一緒に顔を見せてくれるのだが、相変わらず、ほとんど何も喋らず、黙って付き合っていることが殆どである。
 大体、一ヶ月に一度の頻度での来訪なので、今では、お二人の来訪が、カレンダー代わりの一ヶ月と云う時間単位として、雅子には映っているようだ。
 1月29日のことだった。3時半頃になって、自立棟にいる伸子さんが、突然一人で見舞いにやってきた。思わぬ来訪で一考は驚いたのたが、雅子のトイレの時間が迫っていたので、事情を話してお帰り頂いた。来て頂くと言う有難い気持ちは多とするが、却ってこちらが気遣うことになるので、一人での見舞いは遠慮してもらっていたのである。普通の病気での見舞いなら、それでも良いことがあるが、全く何も出来ない雅子への見舞いは、身内でも有難迷惑のことになる。同様な事情で、一考の身内の見舞いも、今のところは、全てお断りをしているのである。

838 寛平さんの凄い挑戦に感動

 この年になると、何か新しい楽しみを発見すると、新しい人生を見出したようで大変嬉しいものである。最近、寛平さんの挑戦の凄さに惹き付けられ、楽しい感動を味わいながら毎日を楽しませてもらっている。

1.独り言コラム
 欧州への外遊に出掛ける前に行なった麻生総理の記者会見で、今まで封印していた解散について、挑発するような発言をしたことで、永田町が騒々しい。小沢一郎代表の秘書が起訴されたという敵失を突いて、ボールを投げてみて、様子を窺ったように思えるのだが、…。
 いずれにしても、あと半年以内には、必ず解散は行なわれるわけだから、そんなに騒ぐこともなかろうと思う。まあ、言ってみれば、麻生総理の逆襲というささやかな挑戦だと言えよう。
 さて、WBC杯の優勝で、日本中が大変な燃え方をした後だけに、今年の高校野球は、その影になっていて、筆者も殆ど見ていない。しかし、今日、清峰(長崎)と花巻東(岩手)の間で決勝戦が行なわれる。東北勢としては、悲願の初優勝を賭けての注目すべき大挑戦だ。憧れの浪速で長崎の敵を討ち取れるのか、興味深い。
 挑戦といえば、今、アメリカ大陸横断に挑戦中の間寛平さんの戦いがもの凄い。アメリカに上陸後、再び走り始めて今日で20日目である。この間、2日間休息日を取っているので、実質、昨日まで走ったのは17日間で、走った時間総数が111.8時間、その走行距離は、679.1Kmに達した。ロサンゼルスから、カリフォルニア州を抜け、ネバダ州を通過、そして今はアリゾナ州を走っている。
 そのホームページには、その日の模様が動画でも報告されていて、それを見るのが実に楽しい。ちょうど、難関のロッキー山脈越えに差し掛かっていて、見渡す限り何も見えない砂漠の中に、延々と続く一本道との闘いだ。アメリカの広大さを更めて実感させてもらっているのだが、見ているだけでも気が遠くなるような大変な闘いで、本当によく闘っていると思う。
 筆者は、大分前に米国へ出張した際に購入した大きなアメリカ地図を持ち出してきて、寛平さんがその日に走った道をフォローしながら、添付されている動画を楽しんでいるのである。素晴らしい闘いの映像を見て、生々しい会話を聞いていると、あたかも自分も現場にいるような気分になってくる。それと云うのも、会社退職後の4年間は、筆者もマラソンの距離を何回も歩き、都内の坂道を訪ね回って、気がつくと通算で3000Km以上歩いていたのである。それだけに、寛平さんの闘いに共鳴できて、爽やかな興奮を覚えるのだ。
 加賀千代女の俳句(?)ではないが「寛平さん、今日は何処まで、行ったやら」で、筆者には新しい楽しみが増えたのである。今は、マイクロソフトのエクセルシートを使って、寛平さんの毎日の記録、結果を纏めながら、大いに楽しんでいる。まだまだ先は長い。身体に留意して、頑張れ、寛平さん、である。

2.プライベートコーナー
 3時40分起床。体重、59.0Kg。外は真っ暗だが、少し前まで雨が降っていたようで、地面が濡れている。寒さは、それほどでもない。
 昨日の雅子は、看護師さんとの打ち合わせ通り、前日の夕食から、食事はミキサーで液状にしてもらった。やはり、少し食べ易いようで、食べた量も少し増えたようだ。その結果かどうかは分からないが、何となく、少し元気が戻っているように見えた。また、この日からお風呂に入る際に体重測定をして貰うことになった。この日の結果は、前回測定時より、幸い微増で、ほっとする。
 ここで、3月度の筆者の活動などを総括しておく。車の走行距離は704Km で2月度より少し減少、アクティバ琵琶への訪問回数も33回で、前月(28日)よりも減少は少し意外。雅子の入居以来の訪問延べ回数は、571回を数えた。また、実質介護時間を示す、雅子の傍に居てあげた延べ時間数(31日)は、83.8時間で、2月度(28日)よりは少し増加しているが、日割りにすると逆に少し低下した。一方、筆者の平均体重は、59.6Kg で前月度より、0.3Kg増加した。

3.連載、難病との闘い(803) 第三部 戦いはまだまだ続く(97)
  第四章  09年の新たな闘い(11)

  1.施設に戻った雅子(11)
 雅子へのお見舞いは、今では、実長兄の夫婦と二人の実姉に限定させてもらっている。今のような症状になると、お友達などの第三者の方にお見え頂くと、来て頂く方に迷惑を掛けることになるので、お断りをさせて頂いている。
 今の雅子の状態は、お話を聞くことは出来るのだが、全く返事が出来ないので、お話が続かない。気がいい雅子だけに、余計な気遣いをして、無理だと分かっていても何かを言おうとするので、結果的に疲れてしまうことになる。まあ、兄、姉の血がつながった者同志なら、どんな失礼も許されるので、逆に、ここではあまり得られない気晴らしのいい機会として、受け止めている。
 施設に戻ってペースを取り戻した1月19日に、お姉さんの霧子さんが今年初めてのお見舞いに来てくれた。高槻に住んでいるので、近いようでもここまで出て来るには、結果的には一日仕事になるようだ。元大学教授だった旦那さんも80台半ばで、その面倒にも気遣わなくてはならないし、本人自身も趣味などの関係でお付き合いも結構あって、ここに出て来るための一日を取るのも、そんなに容易ではなさそうだ。
 この日の来訪は、事前に連絡がなかった。一考がいつものように午後に顔を出したら。既に来ていて、雅子の傍に座ってくれていた。雅子も、この霧子さんだけには、特別の信頼を持っているようで、彼女が顔を見せてくれるのを、いつも心待ちにしているようだ。この日も、ヨーグルトや飲み物などを持って来てくれていた。実を言えば、果物やお菓子のようなものは食べられないこともあって、仕方なく、飲み物ということになってしまうのだ。
 さて、前にも書いたが、お見えになると、一考が手を抜いている耳掃除や爪きりをお願いしている。実姉であるけれども、やはり言葉は通じず、コミニケーションはままならない。黙って傍に座って、様子を窺いながら、何か必要と思われることをする程度の対応に終始する形にならざるを得ないのだ。
 大体、2時間程度在室してくれるのがペースになっていて、3時頃になると一考が近くの駅まで送って行く。この時間に施設を出ても、自宅には5時近くになるようで、なかなか大変なのだ。見舞い毎に、雅子の様子が弱っていっている訳で、姉さんとしても心配なのだろうと思うが、そういったことについては、滅多に口にされない。(以下、明日に続く)

837 中核都市

 今日から新年度である。年度という制度は、先進国では日本だけと云うことだが、国家予算関連などを含めた統計的な数値だけでも、暦年制度に変えるという考え方もあるのではないか。新年という心理的な面、或いは国際感覚の面での「ずれ」を失くすことで、国民の心理面からのエネルギー結集に繋がるのではと思う。
 因みに、囲碁の世界は暦年制になっているが、将棋の世界は、まだ年度制である。
1.独り言コラム
 今日から大津市は中核都市の仲間入りである。現在、18の政令指定都市があって、その下に位置づけられるのが中核都市だ。今日現在で、大津市を加えて51を数える。保険所や産業廃棄物関連など1900に及ぶ事務権限が県から市に移譲され、より市民に密着した政治が可能となる、と云うのが謳い文句だそうだ。そんなに期待はしていないが、今後の施策の変化には注目して行きたい。
 長く議論されてきた大戸川ダム建設が、正式に凍結されることが決まった。地方からの国への呼びかけが認められたのである。何十年も前に決めたことをごり押しするのではなく、新たな見解に基づいた国民のための政治が大事であり、その意味で一歩前進だといえよう。嘉田由紀子知事もよく頑張った。
 今朝の新聞で、有料老人ホームの調査結果が都道府県別に発表されている。過日の群馬県での火災事故に鑑みて調査されたもので、それによると、全国で届出されている施設の数は4110で、無届のものが579あるという。滋賀県は11施設と少なく、無届のものはないという。施設の数から見ると、全国的には、福井県と並んで45位で、最下位が山梨県の8施設である。この結果を見る限り、滋賀県は全国レベルからは、極めて劣悪な状況にあると言えよう。
 一方、昨日の夕刊には全国の小学校でAED(自動体外式除細動器)が設置されている状況が発表されていた。全国平均が72%と一年で1.5倍に改善されている。ここでも、滋賀県は51.8%で全国平均よりかなり低い。因みに福岡県は100&、東京でも90.5%である。
 大津市も、中核都市になったのであれば、先ずはこういった全国的に劣っている福祉の面でのレベルアップへの注力が重要だ。
 
2.プライベートコーナー
 4時30分起床。体重、59.3Kg。穏やかな一日になりそう。
 昨日の雅子だが、何となく元気がないように見えた。3月度の体重測定で、一旦止まったように見えた体重が、また大幅に減少していたことから、看護士さんとその対応策を相談した。
その結果、次のような対応を行なってもらうことになった。1)食材の細かさを、現在の超みじん切りレベルから、ミキサーで細かくするレベルに変更して、より食べ易くする。2)同時に、別の形で栄養剤の補給を試す。3)暫くは1週間置きに体重を測定しながらその様子をフォローする。
 とにかく、体力が落ちて、エネルギー不足になっているのかもしれないが、雅子の応答具合が非常に弱くなって来ている。先ずは、その回復を図りたいのである。

3.連載、難病との闘い(802) 第三部 戦いはまだまだ続く(96)
  第四章  09年の新たな闘い(10)

  1.施設に戻った雅子(10)
 お正月もあっという間に過ぎた。スーパーに買い物に言った時のことである。1月13日の午前中のことだった。その日は、たまたま雨が降っていたので、駐車場からエレベーターに乗って、階上にある渡り廊下を通って売り場のある建物に入った。普段は何か買う目的がないと通らない3階を通っている時に、ふと目についたものがあった。何の変哲もない円柱状の犬の顔をもったクッションが通路脇の棚に置いてあった。一旦、通り過ぎた一考だったが、何か惹かれるものがあって、もう一度その場所に戻った。よく見ると抱き枕のようなクッションである。直径が30センチぐらいで長さが50センチぐらいの円筒形で、一方の端に犬の顔のような形のものが付いている。確かに、何の変哲もない。
 しかし、一考の頭の中で何かが作動していた。そして出てきた答えが、トイレの時に、便座に座った雅子の膝の上に、今までは座布団を二つ折りにしたものを置いていることを思い出したのである。ちょうど、その座布団の代わりに使えるのではないかという発想だった。手にとって見て確かめてみると、そのクッション性は悪くない。お布団の二つ折りよりは感触がいい。ただ、少し小さいような気がする。そこで、一考は、改めてその辺りの売り場に置いてあるその種のクッションをもう一度見て回ったのである。
 いろんなクッションがあったが、形、大きさ、クッション性などから見る限り、最初に見たもの以上のものはなかった。とにかく、今の雅子への対応は、いろんな面で試行錯誤の繰り返しである。これで一度試してみよう。そう考えた一考はそれを買って帰ったのである。
 その日の午後、それを持って雅子を訪ね、そのクッションを見せると、介護士さんも「あら、かわいいわね。それはいいと思うよ」と意外にも好評だった。早速、次回のトイレの時に試してみた。確かに、座布団を二つ折りにするよりは取り扱い易いし、その効果もそれなりにあることが分かった。その後は、それを使っての対応で、雅子にささやかな安らぎを与えることが出来ているようだ。
 進行性の病気で、症状の悪化が逐次進んでいる。そのための対応には、それに合ったより良いものを探す、見出すことは大事なことで、そための不断の努力は欠かすことは出来ない。一考は、自分に言い聞かせながら毎日を闘っているのである。(以下、明日に続く)

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