プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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1080 前略 ○○様

 昨日の日曜日も悲喜こもごものドラマがあった。それらの主役の方々に一言申し上げたい。

1.独り言コラム
 鳩山由紀夫総理 殿 日曜日にも関わらず、円の急騰、株価の大幅値下げなどに対する緊急の対策会議を持って頂き、ご苦労様でした。具体的な対策案は如何だったのでしょうか。名案は出たのでしょうか。「今日の東証の出方に注目したい」との事ですが、そんな第三者的な発言でいいのでしょうか。この大変な経済の動きの中で、おまじないのような対応だけでは駄目だと思います。もっと、もっと智恵を出し合ってください。自分の偽装献金のことで足元が揺らいでいるようですが、そちらの方も気になりますね。大丈夫なのでしょうか。
 内藤大助 様 ご苦労様でした。相手の亀田さんは、今度はフェアーな戦いだったようで、あなたの強い正義感が立派に通じたのだと思います。引退されても、あなたには引く手が数多だと思います。新しい人生をエンジョイしてください。
 宮里藍 様 ここ数年、ずっとアンチファンとして辛口で通してきましたが、昨日だけは、あなたに勝って欲しいと密かに応援していました。あなたが勝てば、諸見里さんの賞金女王が決まっていたのですが。それなのに、…。米国から帰国直後で、充分に力が出せなかったのでしょうか、それとも、その程度のレベルだったのでしょうか。本当にがっかりです。
 諸見里しのぶ さん 本当に残念でした。年間で1000ホール以上戦かって来て、最後の1ホールで敗北が決まった訳でして、その悔しさは筆舌に尽くせないでしょう。新聞のコメントでは、「気持ちを切り替えて来年頑張ります」ということですが、悔しさをバネに頑張って欲しいと思います。来年も応援しますので、その悔しさを晴らしてください。
 石川遼 さま  惜しかったですが、先週から調子は戻っているようですね。しかし、油断大敵です。来週の戦いで、池田勇太選手が優勝すれば、諸見里選手のような無念の結末になってしまいます。最後までしっかりと頑張って欲しいと思います。
 琴光喜啓司関 殿  本当に有難う御座いました。少し、ぎこちなさがありましたが、先場所に続いての同じ千秋楽の戦いで、貴重な白星を魁皇関に献上して頂きました。あなたの優しさは立派です。敬宮愛子様が大のファンだと聞いていますが、それはあなたのそのような優しい思いやりがあるからではと思ってしまいます。それはそれとして、一日も早く、次の横綱を目指して欲しいです。やはり、日本人の横綱誕生を多くの日本人が強く望んでいます。それに、応えて欲しいのです。
 魁皇博之関 殿  とにかく良かったですね。あの小手投げはお見事でした。これで、幕内最多勝、それに幕内出場場所数も100という大台への見通しが開けました。引き続き頑張って欲しいと思います。記録は、一歩、一歩の積み重ねですから。多少の際どい勝ち星も、多くのファンは気にはしていません。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時20分起床。体重、61.1Kg。少し風邪気味だが、朝風呂に入る。天気は良さそう。
 昨日の雅子だが、この日も朝方に下痢があり、4日連続だ。栄養剤に起因しているのではないだろうか。熱もMax。37.8度あって、体調は全体として、今一つだった。一進一退が続いている。

3.連載、難病との闘い(1045) 第三部 戦いはまだまだ続く(339)
  第七章 しつこい敵(55)
  3.迷路(9)
(1)一進一退(その9)
 早いもので、雅子のこの病院への2回目の入院生活も、10月に入って、早くも50日を過ぎた。それまでは、3週間程度の単位で入退院をして繰り返して来ていただけに、今回は異常に長いと言える。
 みみっちい話だが、今加入している保険での入院補償金を支払ってもらえる条件は、同一の病気では60日以内と聞いているので、間もなくその期間を超過することになり、また負担が増えるという悪循環である。雅子がパーキンソン症候群になって以来、何から何までがマイナスのスパイラルの中にいるようで、この不条理さに、一考は、自分達人生の不幸を噛み締めるのだった。
 さて、2年ぶりの日本上陸となった台風18号は、10月8日朝に愛知県知多半島に上陸し、その後本州を縦断して、大きな爪あとを残しながら、日本列島を一目散で駆け抜けた。しかし、台風が抜けた後も、この日の天候はすっきりとは回復せず、いつもなら見られる台風一過の晴天を味わうことは出来なかった。何んだか、雅子の今回の病気の展開に似ていて、幾つかの症状は治癒してきているが、発熱だけが依然として残っていて、すっきりした晴れ間からは、見放されているといった感じだった。
この日、一考は、主治医のK先生とたまたま廊下で出くわした。短時間での立ち話だったが、雅子の症状については、少し戸惑ってはおられたが、全体としては回復の基調にあると判断しているという見解だった。
 そこで、改めて、雅子の今の症状(10月上旬時点)を個別に見てみよう。今回入院の主因だった尿路感染による炎症は、既に完治している。痰から検出された悪性の菌も無くなったという。それに、痰を吸引頻度も大幅に減ってきている。一方、胃ろうの付け根が、入院当初は、漏れでジュクジュクしていたのだが、K先生に胃ろう交換してもらったことで、すっかり綺麗になっていて、今では、そこから栄養剤を投与している。幸い、漏れの問題も起きていない。また、お尻の臀部に出来ていた皮膚の炎症も、10月に入って、かなり乾いた状態で回復の方向にある。更に、気になっていた下痢も、このところは止まっていて、むしろ、便秘傾向にあって、見計らって浣腸で対応してもらっている。こうして、総括してみると、症状全体は、上向きだというのは確かである。従って、残されている気掛かりな問題は、多発している発熱だけということになるのだが、…。(以下、明日に続く)
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1079 あの話、どうなった?

 一時的に熱く語られた話題も、少し時間が経過すると、すかかり忘れてしまっている話題は結構ある。いくつか拾ってみた。

1.独り言コラム
 慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)での2年半での実績数が発表されて、51人が預けられていたことが判明した。その内、親が分かっているのが39人で75%と高い。地区別では九州・沖縄が13人と最も多いのだが、注目すべきは、地元の熊本県はゼロであったということである。
 全体としては、全国に受け入れが一箇所しかなかったことを考えると、この数は必ずしも多いとは言えないと思う。その一方で、事前に相談があって、預けずに済んだ件数が、2年間で130件以上あったそうで、この制度を設けた意義があったのではとも言えそうだ。
 中でも地元の熊本県がゼロであったということから、全国に設ければ、もっと少なくなるのではと云う見方もある。今後、どんな対応が取られてゆくのか、注目していこう。
 日米安保に関する密約の話は、古くて新しい話だが、どうやら、その密約を証明する文書が見つかったようで、来年初めにはその事実関係が明らかにされるという。そうなれば、スクープをしながらも、長い間、苦しめられた毎日新聞の西山太吉氏は救われることになる。しかし、不倫の相手となった蓮見秘書にしてみれば、再びそのことがクローズアップされる訳で、大変な迷惑な話である。ここでも、悲喜こもごもである。
 密約の肝心の中味だが、核兵器を搭載した原子力船が一時寄港や通過する場合は事前協議の対象にしないという話であるようだ。そうだとすれば、それは、実務上は、止むを得ない話であって、密約でなく堂々と公開すべきだろう。
 官房機密費の公開を提唱していた民主党は、いざ立場が変わると違ったことを言い出している。けしからん話だ。それにしても、月1億円程度が何に使われているのかは、大変興味深い。かつて、小泉総理の時の官房長官だった塩川正十郎氏は、野党工作に使ったとテレビの討論番組で口を滑らしたが、その後、国会では「忘れてしもうた」という名言を残している。また、つい最近の麻生内閣の官房長官だった川村建夫氏は、先日の選挙後に一気に2.5億円引き出して話題を集めたが、使途不公開と云うことで逃げている。また現在の官房長官の平野博文氏は、必要があれば適切に使用すると述べているに止まっていて、民主党の公開すべき論からこれまた逃げているのである。直ぐに公開するのが不適切であるとするならば、多額の金だけに何年後には公開することを法律で決めるべきである。
 道路交通法の改正で、違法駐車の取り締まりが強化が始まったのは、確か去年の半ばだった。取締りを民間に委託することも行なわれ、ドライバー達は一時は戦々恐々の思いで、ちょっと買い物の間でも、不安だった。筆者も、新幹線の切符を買うために、駅前にほんの少しの間止めていたのだったが、その間に、調査官が来て車の番号をメモしていたところに戻ってきて、危うくセーフだった。
 しかし、今では、その厳しかった戦々恐々の思いはなくなっていて、もとの感じに戻ってしまっている。あの一時期は、一体なんだったのだろうか。
 イラクに掴まって人質になった高遠菜穂子さんは、その後どうしておられるのだろうか。今年の6月に5年ぶりにイラクを訪問したようだが、あの時、流行語になった「自己責任」は、もはや多くの国民の記憶からも遠ざかってしまっている。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時40分起床。体重、61.1Kg。今朝は寒さが昨日よりも少し厳しい。
 昨日の雅子だが、平熱に終始した一日だったが、3日続けて下痢が続いている。栄養剤の投与に際し、トロミ剤の添加などで調整が行なわれているが、うまくいっていない。
 この日の午後、およそ1時間ほどの車椅子での散歩をした。それを終えて部屋に戻って来たら、婦長さんから部屋を替わって欲しいと告げられた。同じ窓際のスペースだが、部屋お替わったことで、担当頂く看護婦さんのグループも替わる。そのことで、少し戸惑いもある。

3.連載、難病との闘い(1044) 第三部 戦いはまだまだ続く(338)
  第七章 しつこい敵(54)
  3.迷路(8)
(1)一進一退(その8)
 雅子の症状に関しては、今や迷路に入り込んでしまった感じである。2回目の入院をすることになった2日ほど前から、何度かに渡って38度を越す熱が出たこと、また痰も大変な厳しい状態になっていた上に、下痢が続いたことで、施設のアクティバの看護婦さんから、一度、病院で看てもらったらとのアドバイスで、病院を訪れたのだったが、そのまま入院となった。8月21日のことだった。
 さて、その熱なのだが、入院後も、殆どの日で、37度以上を記録することが多く続いた。たまに、36度台になることもあるが、その時間帯は極めて短く、また直ぐに37度台になってしまっていた。
 先にも紹介したように、10月度のパーキンソン病の定期診断時で、吉田病院の春日先生は、パーキンソン病がそのことに関与していることも考えられるということだった。つまり、ドーパミンの不足が体温のコントロールを乱していることもあるというのだ。
 そこで、改めて過去のデータを見直してみた。最初に、この病院に入院した頃のデータを見ると、当初から、今とほぼ同じ37度台が90%近くを占めていて、たまに36度台と38度台がある。その傾向は吉田病院に転院して胆嚢切除手術の後も、やはり同じような結果だったことが、日記を見直してみて確認できた。
 つまり、少なくとも、6月の後半以降は、肺炎、胆嚢結石、そして今回の尿路感染といった具合に病気の変遷はあったものの、高い体温は常に付いて回っていたのである。従って、これは、春日先生がおっしゃるようにパーキンソン病からくるもので、切り離して考えるのがいいのではないだろうか、と素人ながらに思うのだった。
 一方の痰であるが、これが初めて問題になったのは、呼吸が困難になり酸素指数が急低下した6月19日早朝の緊急入院の切っ掛けになった時で、それ以降、ずっと継続していて今日に至っている。つまり、痰についても、6月19日の最初の入院以降、殆ど変わらない状況にあると言える。
 そうなると、どうも、今回の入院で、この熱と痰を治癒することは、パーキンソン病が治らない限り、不可能なのではないだろうか。それは、まさに迷路に入ってしまったと同様で、深い森の路の中で、苦しみながらも、森の動物達と一緒になって暮らしてゆく方法を自らが見つけてゆかねばならないのであろう。果てしない旅の行方を思うとき、毎日の体温の測定結果に一喜一憂していることが愚かに見えてきてしまうのである。(以下、明日に続く)

1078 来た! 来た!

 期待していた事、心配していた事が現実に起き始めると、思わず、「来た!」と心の中で叫んでしまう。

1.独り言コラム
 ドバイの政府系開発会社で資金繰りに問題が発覚、金融不安が世界を駆け巡り始めている。まさに、「来た!ドバイショック」である。リーマン・ブラザーズショックが世界を不況に陥れて、やっと立ち上がり始めた矢先である。それまでの米国のドル安に加えて、そのショックの影響を受けて、欧州のユーロ安が一気に円の急騰に繋がったのだ。そして、14年ぶりの1ドル84円台に円高に突入したのである。
 その影響で、昨日の東証は300円を上回る株安で、折角、積み上げてきた株価のレベルが一気に後退の危機となった。どうなる! 日本経済、であり、鳩山内閣の手腕が問われている。
 その鳩山内閣だが、総理の偽装献金の事実が徐々に明らかになって来ていて、同氏の身辺に不安が拡大している。とにかく、母親からとんでもない資金が入っていて、贈与の疑いも浮上し、疑惑が拡大している。それに対し鳩山総理は知らなかったとの一点張りだが、このままでは終らないはずで、下手すると、首相の交代といった大きな政局に繋がらないとも断言できない。早くも、「来た!」鳩山総理の危機である。しかし、それも、小沢一郎幹事長の腹一つで決まりそうで、不思議な政党である。
 話変わって、明るいゴルフの話題だが、賞金王、賞金女王を巡っての戦いも終盤に来て稀に見るデッドヒートである。昨日の結果で、「来た! 石川遼」であり、「来た! 諸見里しのぶ」である。いずれも、首位と2打差の好位置にまで上がってきている。さあ、二人は逃げ切れるのだろうか。興味津々である。
 大相撲の白鵬も全勝を続けていて、こちらは、最初から、「来た!」の大盤振る舞いだ。年間86勝という大記録達成も時間の問題だろう。年間で90回戦って、4回しか負けないという記録は、多分、暫くは破られない前人未到の大記録の誕生となりそうだ。
 そんな半面で、裏街道を一人、静かに歩んでいるのが、去年までは、ゴルフの女王と呼ばれていた不動祐理だが、今週の最終戦では、ダントツの最下位である。昨日から、第一組を一人で回るという寂しい組み合わせで、第二組以降に大きな時間差をつけて、短時間でワンラウンドを終えたのだが、その成績は、二日間で11オーバーと惨憺たるものだった。女王の心境や如何にであり、かつてのファンとしては気の毒に思う。最終日には、「来た!」と言われていて驚異的な追い込みを見せたことの多かった往年の鋭さは、もう、甦らないのだろうか。若しかしたら、今日から棄権? なんてはしないでしょうね。
 落日の悲哀を感じているという意味では、連敗した朝青龍、それに引退を迫られている千代大海である。過去においては、「来た!」と言って騒がれていただけに、これまた寂しさいっぱいだ。栄枯盛衰は世の常とはいえ、寂しさを覚える。
 今、テレビの速報で、大変大きなニュースが入って「来た!」。タイガーウッズが自動車事故を起し、緊急入院したそうだ。今のところ、重症なのか、そうでないのかが、はっきりしていない。(朝、6時現在の情報)ゴルフ界では、神様のような存在だけに、ファンには大変心配なニュースである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時10分起床。体重、60.7Kg。少し風邪気味。寒さは普通?
 熱は平熱に戻っていたが、前々日から下痢が始まっている。栄養剤の投入に手が加えられているが、果たしてどうだろうか。この日は、前日に延期になった新型インフルエンザの注射を行なった。
 一考の呼びかけに反応が乏しくなって来ているのが気になるし、寂しい。

3.連載、難病との闘い(1043) 第三部 戦いはまだまだ続く(337)
  第七章 しつこい敵(53)
  3.迷路(7)
(1)一進一退(その7)
 さて、5時を過ぎると、看護婦さんの日勤と夜勤の交替の時間帯に入る。今夜は誰が夜勤担当なのだろうかと頭の中でいろいろと予測するのも楽しい。また、実際に担当の方がワゴンを押しては病室に入って来られるのを確認して、予測が当たっていたとか、外れたとかで、ひとり楽しんでいるのである。
 こんなに長く入院生活が続いていると、気に入っている看護婦さんもいれば、そうでない看護婦さんもいる。良く働いてくれる安心できる看護婦さんの担当だと分かるとほっとするし、そうでない場合は、宜しく頼むと言って部屋を出て、帰途のつくのである。とにかく、一晩お世話になる看護婦さんであるから、初期の頃は、どなたであっても、最初の作業である体温、血圧の測定結果を確認して病院を出ることにしていた。しかし、最近では、早く日が暮れることもあって、名前さえ確認できれば、基礎データの測定を待たずに帰途につく場合が増えて来ている。つまり、以前は、夜7時近くまで付き添っていたことがあったが、最近では、5時過ぎから6時頃までには病院を出ることにしている。夜の車の運転が苦手であるからだ。
 ところで、この病院での夜勤の看護婦さんの勤務時間だが、前にも紹介したと思うが、改めて纏めておきたい。日勤の看護婦さんとの引継ぎは、5時から5時半頃に行なわれているようだが、夜勤とは言え、出社は3時頃には顔を見せておられる人もいる。一方、勤務明けの時間だが、引継ぎが8時半頃から行なわれ、通常は9時頃のようであるが、実際にはカルテを書く作業があって、10時過ぎまでおられる方も多い。従って、一晩の夜勤で、勤務の総時間は18時間を越えることにもなる。しかし、二日間での勤務時間と考えると、一応は納得できるのだが、それでの連続の18時間だから、大変な勤務であることも事実だ。
 さて、病院を出た一考だが、日によっては、買い物のためにスーパーに寄ることあるが、疲れていることが多く、真っ直ぐ帰宅することが多い。最近では、大抵は、帰宅時間は6時前後なのだが、それから、雨戸を閉めたり、洗濯物を取り込み、夕食を用意して、食べて、後片付けを済ませると8時頃になっている。しばらくテレビを見たりしているが、眠くなってくるので直ぐに寝ることにしている。就寝時間は遅ても10時過ぎだ。テレビを付けぱなしで寝ていることが殆どで、同時に、もう廃品直前のコンピューターもスイッチをオンにし放なして、米国のナスダック情報や週末では米国のゴルフツアーのスコアー速報などをチェックするため、繋いだままにしておいて、時々目を覚ました時に、それらの経過を確認してまた寝てしまうという生活スタイルなのである。味気ない一日のようだが、雅子をサポートすることとブログの毎日の更新が、今の一考の気力を支えてくれている。
 要するに、一考の最近の生活パターンは、夜も朝も早いという生活パターンになっている。(以下、明日に続く)

1077 油断大敵

 ちょっとした気の緩み、うかつな行動、発言などが、不測の事態、展開を呼ぶことは、世の中ではよくあることだ。

1、独り言コラム
 大相撲九州場所で全勝の朝青龍に土が着いた。あっけなくごろりと横転したのである。相手は、今場所今一つ調子の出ない日馬富士だったが、その変化に対応できなかった。油断した訳ではないだろうが、大番狂わせだった。これで、何年ぶりかの千秋楽横綱の全勝同士の対戦は夢と消えた。油断大敵と申し上げておこう。
 円高が急速に進んでいて86円台に突入している。政権交代した民主党政権の対応が気になるが、関連大臣の不要な発言に問題がないとは言い切れない。菅副総理のデフレ容認発言、藤井財務相の不介入発言(その後ニュアンスを変えて介入を示唆)など、経験不足(?)からのうかつな発言が影響しているようだ。この為替レベルは14年4ヶ月ぶりの大台で、日本経済への影響が心配だ。まさに油断大敵といえそうだ。
 アースマラソンで頑張っている間寛平さんだが、間もなくアジアゾーンに入ろうとする直前のセルビアで、サポートしている車が、車上荒らしあって、ビデオカメラ、コンピューターなどの通信機器を奪われた。スタッフがほんの少しの間、車を離れた間の出来事だったという。幸い、犬の散歩をしていた目撃者がいて、車の番号を覚えていたことから、警察が犯人を逮捕し、盗まれた機材は無事に戻ったという。まさに油断大敵の典型的な事例となった。
 鳩山由紀夫総理が偽装献金問題で、徐々に追い込まれてきている。今朝の毎日新聞のトップ記事として、母親が1億円提供していた事が判明したと報じていて、事は簡単に片付く訳にはいかなくなって来ている。本人が知らないと主張しているが、あまりにも杜撰である。内閣支持率は、今のところ大変高いということで心配はなさそうだが、油断大敵である。一寸先は闇だから。
 油断大敵という言葉には該当しない話だが、ゴルフの賞金王、賞金女王争いは面白い。石川遼、諸見里しのぶが逃げ切るか、或いは池田勇太、横峯さくらが逆転するか、一打一打が気が抜けない勝負である。どんな結末が用意されているのだろうか、好勝負が楽しみである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時50分起床。体重、61.2kg。比較的穏やかな朝。
 昨日の雅子は、また悪化がぶり返した。体温が朝は平熱であったが、午後にかけて、37,8度台まで上昇、この日に予定していた新型インフルエンザの注射を延期した。また、下痢も続いている。一喜一憂である。

3.連載、難病との闘い(1042) 第三部 戦いはまだまだ続く(336)
  第七章 しつこい敵(52)
  3.迷路(6)
(1)一進一退(その6)
 雅子の傍にいて、ごぼごぼと喉が鳴り始めると、一考はナース呼び出しボタンの上にまで手をやるが、そこで暫し躊躇する。「遠慮なく看護婦さんを呼んで下さい」と婦長さんにはおっしゃてもらったのだが、いざと云うと、彼女らに余計な仕事で手を取ることへの躊躇である。折角、来てもらったとして、雅子のごぼごぼが一過性のもので、彼女らが顔を出してくれた段階で治まっていれば、看護婦さんからは、「何だ! この程度で呼ぶなんて」と思われたくないからだ。彼女らは幾つかの部屋を担当していて多忙そうなので、気の弱い一考だけに、つい遠慮してしまい、雅子に苦痛の負担を掛けてしまっていることも多いのである。
 さて、雅子の傍にいてじっと付き添っていると、時々、大きく口を開けてあくびするのを目撃することがある。口掃除の時などでは、幾度も口を開けてと頼むが、きっと口を閉じて開けようとしないから、つい、もったいないなんて思ってしまう。
 とにかく、のびのびと大きく口を開けてのあくびの様子を見ていると、その時が、今の雅子の一番幸せそうな瞬間に見えるのである。手足はおろか、自らの身体を全く動かせない雅子が、自ら動かせる唯一の身体の部分の動きである。よく考えてみると、それ以外の自らが出来る動きといえば、目を時々開けること、口と顎をほんの少し動かせることぐらいなのだ。それだけに、あくびをしているのを見かけると、一考もほっとするのである。恐らく、彼女の気持ちの中では、どうして、私だけがこんな目に会わなければならないのと叫びながら、その不甲斐なさ、悲しさ、切なさに込み上げる悔しさに堪えているのかも知れない。ヘレンケラー以上の苦痛と闘う雅子に、一考は今まで以上の愛しさを覚えるのである。
 さて、午後には、週一回の入浴、更には雅子の身体に負荷を掛ける意味で、最近では熱がない場合には車椅子での館内散歩を行う。ゆっくりと車を押して、車椅子の背もたれの角度を適当に変えながらの散歩である。これは一考が担当するのだが、それは自分自身の暇つぶしでもある。しかし、館内を1時間近く歩くのには、その時間つぶしに苦労するのである。狭い、館内を一回りしても5分から10分程度で終ってしまうコースであり、最近では、1階の待合室にあるテレビの前で過ごす時間が増えて来ている。しかし、今までのところでは、雅子が目を開けてテレビを見るような仕草は見せてくれていない。(以下、明日に続く)

1076 袋叩き

 何か新しいことを行なおうとすると、いろんな形で思わぬ抵抗が出て来るものである。展開次第では、それが、袋叩きを呼ぶこともあるが、そのことで、解決の突破口に繋がることもある。

1.独り言コラム
 いまのところ、国民からの高い支持を受けている、いわゆる、無駄を省くための事業仕分け作業が、いよいよ後半戦に入っている。昨日は、なんとノーベル賞受賞者やフィールズ賞受賞者の5人の侍たちが揃って記者会見し、先の大型コンピューター予算のカットなど、科学技術や教育関連の予算についての扱いに対して厳しいクレームをつけた。
 先日の蓮舫議員の「何故、世界1位でないと駄目なんですか?」といったびっくりするような追及があって、多くの識者を驚かせた結果なのだろう。今のところ、仕分け人のリーダー格である枝野幸男氏や蓮舫氏が袋叩きに合っているように見える部分もあるが、このような議論を経て、それぞれの分野での認識が深まる切っ掛けとなる訳で、めげずに頑張ってもらいたい。
 さて、代理出産の取り扱いも、なかなか深刻で厄介な問題である。先にタレントの向井亜紀、レスラーの高田延彦夫妻の子供の扱いで、大変な注目を浴びた事例があったが、その件では、最高裁は、「立法による速やかな対応が強く望まれる」としながらも、東京都品川区の出生届の受理を命じた東京高裁決定を破棄し、受理は認められないとする決定をしている。
 昨日は、この問題で、新らたな事例の公表があった。一組の母娘が都内で記者会見を行なって、今年の5月に母親が娘の子供を代理出産した旨の報告をしたのである。同席した医師は、この世界では、既に7人もの代理出産の実績を誇る諏訪マタニティクリニックの根津八紘院長である。医者の世界では、同氏は、異端児であると袋叩きにあっているが、子供が欲しくても出来ない方々からは、神様のような存在でもある。
 「同じような苦しみを持つ女性の悩みが少しでも軽くなればと思い公表した」と説明した母娘だが、「娘を母親に出来てよかった」という名言を披露して、その心境を語っていた。
 科学の進歩も、神の領域にまで及ぶのは如何なものかという考え方が大勢を占める現代だが、その考え方も古くなって来ているのではなかろうか。人間の幸せに繋がり、関係者以外の他人に迷惑を掛けないものであれば、堂々と認めてもいい時代に入って来ているのではと筆者は思う。こんなことを書けば、読者からの袋叩きに合うかも知れないが、一つ一つ、この種の事例が増えてゆくことで、新たな議論の展開に繋がって欲しいと期待している。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時10分起床。体重、61,2Kg。朝風呂に入る。寒さは普通だ。天気予報では晴れのようだ。
 昨日の雅子だが、朝方は、久し振りに少し熱があった。37.6度だったが、その後、徐々に下がって、夕方には36度台に下がっていた。午後には、リクライニング付きの車椅子での散歩も40分ぐらい行なった。その途中で、たまたま来ておられたアクティバ琵琶の二人のフロアーリーダーの方と出会い、雅子を見舞って頂いた。早く、アクティバに戻れる日を待ちたい。

3.連載、難病との闘い(1041) 第三部 戦いはまだまだ続く(335)
  第七章 しつこい敵(51)
  3.迷路(5)
(1)一進一退(その5)
 日によって多少の違いがあるが、大体、9時から10時にかけて、その日の担当の看護婦さんが回って来られて、体温、血圧、酸素指数などの基礎データの測定やチェックが行なわれる。その間に、介護士さん達による定期のオムツの交換がある。そこで通じの有無、その状況を確認すると一段落である。
 そこで、一旦、病院を出るのだが、およそのタイミングは、10時半頃だ。そこからは、その日に予定している必要な雑用を片付ける。銀行、自分の病院、買い物などがその主なものである。
 それらを終えると一旦自宅に戻るか、或いは、日によってはアクティバの雅子の部屋に寄って、インターネットで各種の動き、情報の確認を行なう。一考には楽しいひと時だ。例えば、株価の動き、MLBの試合の状況、ゴルフでは米国ツアーなどの速報、更には各種スポーツの最新情報、前日の将棋の結果、或いは自分のブログのアクセス状況などである、また、有料の勝谷誠彦氏のブログを読んだり、株に関しては、その日の展開次第で、売買を行なうこともある。もちろん、この間に昼食を済ませる。昼食は、ファミレスを利用したり、あるいはコンビニで弁当を買うことが多いが、自宅で簡単な食事で済ませることもあって、これまた、日によって違う。
 それらが一段落すると、まだ病院に戻るのだが、その時間は大体は午後2時頃になっている。
それから夕方の5時~6時頃まで雅子の傍にいてあげる。痰が引っかかって苦しそうであれば看護婦さんを呼んであげるし、少しむせている様だと、背中をさすったり、口を拭ってあげたりする。
 その間も、相変わらず必要な記録をコンピューターにインプットしておく。そして、気が向けばブログに連載中の「難病との闘い」の在庫つくりをする。また、コンピューターに飽きると、本を読んだりしながら、雅子のフォローをしてあげるのだ。
 なお、痰を取ってもらうのは、看護婦さんに頼むのだが、その都度呼ぶのが気がづつないので、雅子の様子を見ていて一過性であれば見送って待つこともある。正直言って、痰を吸入して取る作業はそれほど難しいものではなく、一考にやらせてもらえば、タイムリーに取って上げらるので、看護婦長に申し入れてみたが、検討の結果、遠慮なく看護婦を呼んでくださいと丁重に断られた。遠慮の場合は、付き添いが行いことは許されているという。(以下、明日に続く)

1075 命を削っての戦い

 命を賭け、命を削っての必死の戦いには、見ている人、聞いている人に直に伝わる素晴らしい感動がある。

1.独り言コラム
 魁皇が、遂に805勝に到達した。これで、幕内通算勝ち星で、北の湖を抜いて角界で、単独2位となった。それも、昨日勝った相手が、今場所の優勝を争っていた一人の琴欧州だったから凄い。このところの魁皇の相撲をみていると、一つの勝ち星を挙げるのに、本当に必死で戦っているのがよく分かる。まさに相撲生命を削っての貴重な白星の積み重ねであり、そこから伝わって来る感動ドラマに、爽やかな興奮を覚えているファンは多いと思う。あと3つ勝てば、千代の富士を抜いて輝かしいトップに立つのだが、今場所は残りの相手が横綱、大関が殆どなので、勝ち越すのことさえ容易ではない。恐らく、記録達成は来場所に持ち越されるであろう。しかし、魁皇ファンは気長に待つことには慣れているはずだ。
 命を削るといった激しい戦いという見方で政治を見てみると、このところの国会は、随分とのんびりしているように感じられる。仕分け作業での熱の入った議論も行なわれてはいるが、命を削っての戦いにはほど遠い。鳩山由紀夫総理にしても、各大臣、或いは小沢一郎幹事長からも、そんな迫力は感じられない。そう言えば、かつての総理の中では、選挙中に亡くなった大平正芳総理の最後の街頭演説を思い出す。いつも「え~」とか「あ~」とかが口癖だったので、一見、のろまのような方に見えていただけに、40日抗争の結着をつける土壇場での総選挙でのあの必死の演説には、鬼気迫る迫力があったのが今でも印象深く残っている。その数日後に急逝されただけにその印象は格別だった。もう一人、やはり小渕恵三総理も、現役総理で急逝したのだが、見た目には、かぶらを持ち上げて「株あがれ!」なんてジョークを飛ばしたりしていて、命を削って戦っているようには見えず、同じ現役総理の急逝だったが、大平総理とは対照的だったように思う。
 こんな話題になったので、ここで、今、筆者の頭の中にある命を削って戦っている有名人を何人か上げてみたいと思う。
 大関魁皇の話を除いては、拉致被害者の横田ご夫妻が先ずは頭に浮ぶ。娘のめぐみさんの救出を願っての息の長い戦いは、今もって、見通しが立たず、時間だけが虚しく経過して行っている。お二人の命の時間が、どんどんと減って行っている訳で、その心境や押して知るべしだろう。
 戦いの相手である金正日も命を削って戦っている相手だ。一時は危うしと言われていたが、悪運は強く持ち直しているようだ。この男が「非」を認めて然るべき「対応」を執れば、多くの人が幸せになれるのにと思うと苛立ちが募ってくる。
 異色だがコラムニストの勝谷誠彦氏もその一人ではと思っている。同氏のブログはもう十年近くも、一日も欠かさずに毎日更新が続いている名物ブログである。数年前から有料となったが、筆者は、その後もその愛読者である。同氏の毎日の更新内容を見ていると、海外に出かけていても、或いはいろんなアクシデントがあっても、毎日更新を切らさないために必死の努力をしておられるのが伝わって来ていて、ちょっとした感動を覚えることがあるのだ。
 アースマラソンを継続中の間寛平さんも、毎日50Kmを目標に走り続けている。昨年の12月17日に大阪をスタートしているので、もう間もなく1年を迎える。ヨットでの海の上を除いた実際に走った距離も、ほぼ9000キロに達しているが、まだ1年は掛かりそうだという。気の遠くなるような毎日の命を削る戦いが続いている。
 筆者の印象に最も強く残っている命を削っての戦いは、あの歌姫、美空ひばりのドームでの最後の公演だ。迫ってくる死と必死に戦いながらの最後のステージは、まさに命を削っての彼女の最後の戦いだった。そんな状況にあっても、歌そのものは、普段通りに立派に歌い切っていたのが、さすがに歌の女王だったと言える。名曲になって多くの方に、今でも歌われている「川の流れのように」や「愛燦燦」の作品は、文字通り、彼女の晩年の、まさに命を削っての戦いから生まれた最高傑作作品である。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時20分起床。体重、61.2Kg。雨が上がったようだ。(4時50分)今日の予報は晴れ。
 昨日の雅子も体温は平熱で、このところ安定している。午後には入浴。口腔のクリーニングなどを受ける。気になるのはちょっとした下痢である。

3.連載、難病との闘い(1040) 第三部 戦いはまだまだ続く(334)
  第七章 しつこい敵(50)
  3.迷路(4)
(1)一進一退(その4)
 雅子が琵琶湖大橋病院に再入院してからの一考の生活リズムは大幅に変わった。総じて健康的な朝型に変わったと言えるかもしれない。当初は試行錯誤的な動きに終始していたが、最近ではあるパターンに落ち着いて来ている。その典型的な生活ぶりを紹介してみよう。
 朝、目覚めると、先ずは少量のご飯を炊く。仏様に供えるご飯である。同時並行的に洗濯機を回す。この間に新聞を取り入れて、大きな見出しと、最近では毎日新聞の小説、林真理子の「下流の宴」にさっと目を通す。テーマがなかなか面白い作品だ。
 朝食はコーヒーとパンで簡単に済ませる。その際に、不整脈管理で医者からもらっている血液を硬化させ難くするお薬、ワーファリンを2錠服用する。これは、死ぬまで飲み続けなければならないようで、大変気の重いお薬と巡り合ったことになる。
 そして、それらを終えると、2階の自分の仕事机に向かい、ブログの配信に注力する。大体は、朝の6時頃に終わるが、日によって7時過ぎまでかかることもある。それが終ると、仏様へのご飯、洗濯物干し、ごみだしなどを終え、齢97歳の母親の寝ている部屋に入って、ちゃんと息をしているかどうかを見定める。そして、異常がないことを確認して、病院に直行する。因みに、この母親の呼吸の確認だが、日のよって、その息がなかなか確認できないことがあって、手間取ることがある。ずっと長く息をしていない時間があって、我慢強く待たねばならないこともあり、それでもはっきりしない場合もあって、時を改めて確認に来ることもある。笑い話でなく、若しかしたらと、心配になることもあるのだ。
 病院には、早い時には8時前に、遅い場合には9時過ぎに到着し、先ずは雅子の様子、特に体温を触診(おでこの触って)でチェックした後、通じの記録表を見て、その他の異常の有無を状況をチェックする。そして、夜勤の看護婦さんから、その前夜、および朝方の雅子の様子を聞く。それらが、一段落すると、雅子の様子次第で、小康状態にあれば、主な世の中の動き、更にはブログの朗読、雑談をして聞かせてあげる。
 それらが一段落すると、持ってきたコンピューターを立ち上げて、確認した事実などを、日誌や病院ノートに書き込む。その後は、時間があれば、翌日のブログの連載部分をチェックし、一段落すると、連載「難病との闘い」の在庫つくりに励んで、書き貯めに努力する。(以下、明日に続く)

1074 もはや年末の慌しさ

 早いもので、今年もあと40日足らずである。今の生活が、決して充実しているわけでもないのに、時の経過があまりにも早く感じるのは、何故なのだろうか。

1.独り言コラム
 今年は節目の60回を迎える紅白歌合戦の出場歌手が発表された。昨年のように「羞恥心」といった型破りのグループの出場はなく、また、事前に出場が噂されていたデビュー40周年を迎える井上陽水や還暦を迎えた矢沢永吉といった大物の出場も叶わなかった。その一方で、カタカナ、ローマ字の筆者の知らない歌手達が目に付くが、総じて、話題には、今一つのメンバー達のようである。
 幸い、筆者の好みの水森かおりさんは7度目の出場を果たしている。あのほっそりとしたスタイルで、力いっぱい搾り出す張のある高音の魅力は格別だ。
 いずれにしても、これが発表されると、今年も年末が迫って来ていることが実感されで慌しさを覚えるのである。
 さて、国会も会期末が迫る中で、今日から注目の仕分け作業の後半戦が始まる。今朝の毎日新聞の世論調査では、この仕分け作業を評価するというのが74%で、しないの17%を圧倒している。
 先週末に強行採決で野党が反発している国会の正常化を期して、一度キャンセルされた党首討論が話題に上って来ている。政治資金問題で、鳩山総理、小沢幹事長共に脛に傷があるだけに、なるだけ避ける姿勢で臨んで来ていたのだが、そうとばかりにはいかないようだ。補正予算、更には来年度予算編成のタイミングも迫って来ていて、国会でも、その慌しさは最高潮を迎えることになる。
 今日から恒例となった年末ジャンボ宝くじが発売される。あの幟の立つ風景にも、慌しさを感じる。ここ10年以上に渡って、おまじないのつもりで、毎年一組を買うのを恒例としている筆者だが、おまじないでは当たるわけがない。
 昨日、かつてお世話になった会社から、我々OBに、今年も手帳とカレンダーを送って来てくれた。なかなか使いやすいもので、重宝しているので有難い贈り物である。何時までもOBを大事にしてくれる会社は立派だ。日航のことを思うと、慌しさの中にも、そんな有難さを覚えるのである。
 そういえば、年賀状、お歳暮、おせち料理といった年末、年始の恒例のものにも、慌しさをいっぱい覚える時期に入っている。来年の寅年は、もう直ぐそこに迫って来ているのだ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時半起床、体重、60.7Kg。寒さは普通だが、…。
 昨日の雅子もおおむね小康状態が続き、幸い、体温は36度台で終始した。しかし、久し振りに下痢症状が見られた。
 朝、雅子に顔を合わせた際に「今日は42回目の結婚記念日だよ、あの時が、僕たち初めて結ばれたんだったね」と話しかけると、雅子の顔の表情が少し変わり、小さくぷっと吹き出してくれた。
 午後2時過ぎからは、昨日と同様に、リクライニング付きの車椅子で、1時間ぐらい館内を散歩した。

3.連載、難病との闘い(1039) 第三部 戦いはまだまだ続く(333)
  第七章 しつこい敵(49)
  3.迷路(3)
(1)一進一退(その3)
 ところで、およそ一ヶ月に一度の頻度で、本来の病気であるパーキンソン病の定期診断を受けるために、京都の吉田病院に通っている。そして、その都度、その結果に応じたお薬をもらうのである。それは、この琵琶湖大橋病院に再入院してからも継続し、そこでもらったお薬を、この病院に持ち込んで、服用させてもらっているのである。
 10月2日は、この病院に再入院して、2度目の吉田病院への定期訪問日であった。お薬そのものは、こちらの病院でも直接に入手は可能だと思うが、パーキンソン病という特殊な病気で、もう6年も春日先生にお世話になって来ていることから、このルートは大事にしておきたいとの一考の考えもあって、K先生のご理解を得て、敢て、このスタイルを続けさせもらっているのである。
 この日の診断の予約時間がちょうど正午だったので、10時半頃に琵琶湖大橋病院を出て、歩いてJR堅田駅に向かい、そこからJRで京都に出た。車は、この病院の駐車場に置いたままにしておいた。そこには、かつてのように、車で雅子を連れて行く必要がなくなったからである。また、一人になってからも、前回までは、一旦家に戻って、そこから吉田病院に向かっていたが、これも、時間とガソリンの無駄になると気付いたからである。
 ところで、一考が、雅子の通院に同行し始めたのは2005年後半からだった。7月には、胆嚢切除の手術で急遽、雅子が3週間も入院していたこともあって、一考の吉田病院通いも回を重ねていたので、大いに親しみを覚える病院になっていた。しかし、7月以降の定期検診は、雅子が入院したことで、一考が一人で先生にお会いして、雅子の症状を報告して診断を頂く変則スタイルである。
 この日は、幸いにも、ほとんど待ち時間が無しで、ほぼ予約時間通りに診察室に呼び込まれた。いつものように患者が座る椅子に腰を掛けると、一考は、早速、先の入院に際していろいろとお世話になったことへのお礼を申し上げ、続いて、雅子のこのところの症状、特に熱、痰、そして下痢などの困っている状況について説明した。先生は、いつものように、コンピューター画面を見ながら頷いて聞いておられた。一息ついた一考は、前から気になっていたパーキンソン病との関連についての質問をも付け加えた。
 それに対し先生は、発熱については、パーキンソン病の主因であるドーパミンの減少が影響していることも考えられるという。そうだとすると、そのことであまり神経質になることもないだろうという。一方、痰については、それを解決しようとすれば、気管支切開だが、これはあまりお勧めはしない、ということだった。それでも、この日の春日先生の説明で、パーキンソン病との関連がありそうだという知見は貴重だった。
 スムーズに診断を終えたのだったが、その後、会計、薬局での待ち時間がいつものように長く、1時間半以上も待たされたこともあって、お薬をもらって、琵琶湖大橋病院に戻って来たのは3時を過ぎていた。何だか凄く疲労を覚えていたので、この日は、珍しく、1時間以上も早い4時過ぎには病院を後にして自宅に戻った。(以下、明日に続く)

1073 今更驚かない

 新たなニュースや新たな展開にも、やっぱりといったことで、今更驚くこともない内容のものも数多い。

1.独り言コラム
 核持ち込みに関する密約を示唆する複数の文書が見つかったという。外務省の調査で分かったもので、有識者による第三者委員会での文書の精査をした上で、来年1月に公表するという。
 要するに非核三原則の中で、核持ち込みに関しては、単なる寄港や通過の場合は、事前協議の対象にせず、黙認するという内容である。自民党の歴代内閣は、半世紀近くの長きに渡り、そんな密約は存在しないと隠し続けていたのである。
 本件に関しては、既にかつての外務省の何人かの幹部が事実を明らかにしていた内容で、今更驚くようなニュースではない。むしろ、長期に渡り、国民を欺いてきた自民党の歴代政府の対応に驚きを覚えるのである。
 民主党の国会運営が迷走している。先週末に、政権発足後初めて強行採決に踏み切ったはずだったが、直ぐに野党との融和路線に転換、国会正常化に向けて動き出した。特に、小沢一郎幹事長と山岡賢次国対委員長との連携不足が深刻のようだ。朝令暮改は困るとの不満が党内に充満してきているようだ。
 内閣も党も、小沢一郎幹事長の意向を忖度して動いているのが良く分かる。これは、今更、何も驚くようなことではなく、選挙大勝後から、充分に予測されていたことなのだ。民主党は、今や、小沢幹事長の鶴の一声が全てと言えるのではなかろうか。
 あの金賢姫元死刑囚がNHKの独占インタビューに応じて、拉致被害者の横田めぐみさんのことで、ご夫妻に直接話したいと答えていた。彼女がどこまで真相を知っているかは分からないが、北朝鮮を出て20年以上も経過している訳で、彼女の最近の消息を知っているとは思われない。直接会ったとしても、横田ご夫妻が知りたいという肝心の居所に関する情報を得ることにはならず、幾つかの断片的な過去の情報は得らるとしても、それらは、今更驚くほどの内容じゃないだろう。
 スポーツ界でも、どうやら、松井秀喜選手のヤンキースからの移籍が実現しそうだ。最後のワールドシリーズという大きな舞台で日本人初のMVPを取る活躍をしながら、残留が叶わないというのは気の毒だが、年齢的にも峠を越えていて、松井選手の魅力が薄れて来ていることは確かであり、今更驚くニュースでもない。
 一方、女子フィギュアで浅田真央がグランプリファイナルへの出場がなくなったことで、オリンピックへの出場が危ぶまれている。今朝の報道では、オリンピック3人枠には、グランプリファイナル出場の安藤美姫と昨日出場権を奪った鈴木明子の二人が有力で、3人目の枠に、総合的な見地から、浅田真央ちゃんが選ばれる可能性が高いと報じている。それは妥当な考え方で、今更驚くほどのことではない。多くの日本人はそれお期待していると思う。
 東京オリンピック招致がならなかった時点以降、少し興味が薄れているアースマラソンだが、その後も間寛平さんは頑張って力走を続けている。フランスのルアーブルに上陸後、コペンハーゲンを経由して、欧州コースを突っ走り、間もなくセルビアを抜けるとアジアエリアに入るようだ。欧州で走破した距離も3400Kmを越えた。これで、日本国内で670Km,米国横断で4800Kmを合わせるとおよそ9000Kmを走った事になる。着実に走り続けているその健脚には、今更驚くことではないが、その頑張り精神には敬意を表したい気持ちである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時40分起床。体重、60,6Kg。お天気は良さそう。
 昨日の雅子も症状は落ち着いていた。二日連続平熱を保っていたのは珍しい。前日に続いて、午後には1時間近く館内散歩をして気分および体位の転換を図った。雅子も反応が乏しいのが寂しい。

3.連載、難病との闘い(1038) 第三部 戦いはまだまだ続く(332)
  第七章 しつこい敵(48)
  3.迷路(2)
(1)一進一退(その2)
 やはり、先生が休暇で病院におられないと、何かと不安である。それだけに、このシルバーウイークの間は、少しでも回復してくれれば、幸いこの上ないことは申すまでもないが、それよりも何事もなく無事に済んでくれることを祈りながら、静かに堪えて過ごすことになった。
 この間、既に紹介したが、次男が嫁と孫娘を伴って、家族で久し振りに見舞いに立ち寄ってくれた。手土産として持って来てくれた雅子の好きな小田和正のテープが貴重で、シルバーウイークの間でも、何回か繰り返し聞かせていた。また、老人の日(9月21日)に孫娘の幼稚園から送られて手紙など見せても見せて、長い休みが続く中を、何とか気分転換を図って過ごしていた。
 しかし、この間も、雅子の症状は安定せず、相変わらずで、熱、痰ともにすっきりせず、うっとしい苦闘が続くのだった。特に、熱の再発が目立って来ていて、時には38度近くまで発熱する日もあり、雅子の堪える苦痛も容易ではなかったようだ。とにかく、雅子には、我慢、我慢のシルバーウィークだったのである。
 そして、やっと連休明けの9月24日の朝を迎えた。首を長くして待ち望んでいたK先生が顔を見せてくれたのである。一考は、K先生から、その後の症状、今後の対応などについての説明を受けた。そのお話の内容のポイントは次の通りであった。
 ① 熱の再発は少し気になるが、炎症を示す指数(CRT)は、ほぼ平常に戻っている。(通常値が0.3程度がほぼ1.0で、寝ている場合は、その程度の数値になることがもあって、ほぼ正常と見てよいという)
 ② そこで考えられるのが、体温を司る機能に齟齬が出ているのではなかろうか、と云うことで、そうだとすると、あまり気にすることもないが、今しばらくはその辺りの様子を見てみることになる。
 ③ 痰に含まれている一般の抗生剤で効果のないMRSA菌を打つために、2週間に渡って耐性菌の点滴を続けたので、その結果を直ぐにでも確認したい。
 ④ 点滴ではカロリーを上げたものを使ったが、下痢が見られたので、その調整に整腸剤を併用した。下痢をしていた時期を含めて、カロリーは充分に採っていることは確かである。
 ⑤ 炎症の指数(CRT)がもう少し下がるのを待って、栄養剤の投与を始めたい。

 さすがに、大したもので、先生からそんな話を直に聞いていると、一考の胸中に溜まっていた不安が雲散霧消するように消えてゆくのだった。(以下、明日に続く)

1072 びわ湖大学駅伝

 関東大学陸連主催の正月恒例の箱根駅伝はあまりにも有名だが、その一方の関西大学陸連主催のびわ湖大学駅伝は、それとは対照的に、あまりにも知られていない。

1.独り言コラム
 秋の湖西路に襷をつなぐ「2009びわ湖大学駅伝兼第71回関西学生駅伝競走大会」が昨日の朝8時に、琵琶湖の西北、JR永原駅近くの西浅井町役場前をスタート、大津市の膳所城跡公園をゴールとする8区間83.4キロのコースで行なわれた。
 ちょうど琵琶湖大橋を渡るすぐ手前に第7区の中継所が設営されていて、そこは、妻、雅子が入院している琵琶湖大橋病院の直ぐ前であったので、筆者は、これ幸いと、この時間帯は病院を出て、その中継所の前に陣取り、久し振りに生の学生駅伝を楽しんだ。
 中継所にトップで飛び込んで来たのが、立命館大学、次いで京都産業大学、更には全国大学駅伝でも活躍した招待校の鹿児島の第一工業大学が、元気良く襷の受け渡しを行なって通過した。この区間は最長区間で、第一工業は、ケニアからの留学生のキラグ・ジュグナ選手を起用した。さすがは、この選手は強かったようで、区間新記録で2位に順位を上げ、区間賞を奪う快走だったようだ。
 参加大学19校で、その中には、京大、阪大、神戸大などの偏差値の高い大学も出場していた。我が母校の京大は、時間制限ぎりぎりであったが、幸いにも一斉スタートを免れて頑張っていたが、総合順位は15位と振るわなかった。因みに、神戸大は10位、阪大は16位だった。地元の滋賀大学が出ていないのが寂しい。なお、優勝は立命館がそのまま逃げ切り、2位、3位、は7区で一時逆転はしたが、8区で再逆転があって、結局は京産大、第一工業の順だった。
 生で駅伝を見たのは久し振りだった。少し風が冷たく寒かったが、若い学生諸君のエネルギッシュな走りを目の当たりにし、筆者も何か若返った気分になっていた。コースには、海津大崎、今津、白髭橋などの湖岸を走り、琵琶湖大橋、近江大橋を渡って突っ走る。総じて、なかなかの風光明媚な素晴らしいコースだと思う。
 ところがである。今朝の新聞で、この記事を探したのだが、筆者が購読している毎日新聞、日経新聞には一切報じられていないのだ。ローカル紙面を含めて、スポーツ面の隅々まで、しっかりと2回も見直したが、びわ湖の「び」も見つからず、がっかりである。
 確かに、実況中継する車もなければ、エースが競う区間の中継所であったにも関わらず、マスコミの姿はほとんど見られず、この大会がまだまだ知名度が低い大会であるのがもどかしかった。筆者の夢は、将来は、びわ湖一週の2日制の大会になり、東の箱根、西のびわ湖と対象される大学駅伝の名物駅伝になって欲しいと思っているのだが、その夢が叶うには、先ずはマスコミがもっと取り上げ、テレビ中継が入ることが、その大事なステップであろう。箱根駅伝と同じ読売新聞社が後援しているが、そういう意味では読売新聞社の方針、対応次第ということになろう。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、60.6Kg。朝入浴。寒さは前日並み。
 昨日の雅子もお陰で小康状態だった。体温も36度台を保持。そこで、久し振りに、リクライニング付きの車椅子で館内を1時間近く散歩。看護婦さんからは、丁寧な応接で、手足を綺麗に洗ってもらっていた。

3.連載、難病との闘い(1037) 第三部 戦いはまだまだ続く(331)
  第七章 しつこい敵(47)
  3.迷路(1)
(1)一進一退(その1)
 話は、雅子がこの病院に2度目の入院をして50日ほどが過ぎた9月半ばの時点まで遡る。
 入院の主原因だった尿路感染の炎症は、抗生剤の投与のお陰で、一旦は治っていた。しかし、その後の雅子の症状は、なかなかすっきりした形にならず、時々の発熱、それにしつこい痰も続いていて、なかなか先が見えて来なかった。
 どうなっているのだろうと、K先生に話を聞いたのは、9月15日のことだった。先生の説明では、数日前に炎症の菌を再チェックすると、再び元のレベルにまで増加しているということだった。寝たきりの生活だと、こういうことは起き易いというのである。そこで、再び抗生剤の投与を始めるというのだった。
 一方、栄養の補給については、静脈の点滴を使って、高カロリーのものを投与してもらっているが、来週ぐらいから胃ろうを使って栄養剤の投入を開始して様子を見たいという。とりあえず、点滴との併用でスタートし、逐次、その比率を栄養剤に移してゆく。その場合に、下痢が続くようなら、胃ろうの位置を思い切って変える手術も考えることになろうという説明だった。
 しかし、雅子の症状は、その後も好転しなかったので、3日後の週末に、再びK先生に話を伺った。先生のお話は、おおよそ次の通りだった。
発熱が続いているのが気になるのだが、これについては、もう少し様子を見るが、場合によっては、抗生剤を変える必要があるかも知れない。胃ろうについては、来週から、栄養剤を少量ずつ併用して、下痢の有無を確認する。
 そのお話の後は、いわゆる今年特有のシルバーウイークと呼ばれる長期休暇に入ったので、先生達もお休みだったので、一考は、不安な気持ちで雅子に付き添っていた。とにかく、病気にはシルバーウイークもゴールデンウィークもない。しかし、さりとて、何をする訳でもなく、じっと堪えて待つことしか他に打つ手はなかった。(以下、明日に続く)

1071 数字は語る

 数字を駆使しての説明は、曖昧さを排し明解のようだが、意外な落とし穴もあるから、その裏も確認する必要もある。

1.独り言コラム
 朝日新聞がこの14日、15日に実施した全国世論調査で、内閣支持率は62%と前回よりも3%減少したが、依然として、高い支持率を保持している。また、無駄削減の取り組みは76%と更に高い数字だった。しかし、鳩山総理自身の発言は曖昧さが多い。
 今朝のNHKニュースで、先週1週間に新型インフルエンザに感染し、全国の医療機関を受診した患者は前週から11万人増えて推計およそ164万人に上ることが国立感染症研究所の調査で分かったと報じている。流行の更なる拡大が懸念される。
 990円のジーンズが売り出されたり、278円の弁当が販売されるなど、物価の安値が目立って来ている。昨日、政府も菅副総理が穏やかなデフレと認定しており、経済の不活性化が一段と進みそうで、不安が増している。
 株価も、世界の動向は回復傾向にある中で、東証だけがひとり下落の一方で、昨日の終値は、遂に、4ヶ月ぶりに9500円を割った。こうなると、またまた、8000円台への懸念も出て来ていて、大変不安である。
 今まで公開されていなかった官房機密費の総額が公表された。年間十数億という巨額な金が動いている。なかでも、麻生政権の最後で、先の総選挙が終った二日後に、2億5千万円も使われたという。今後の無駄使いを防ぐ意味でも、中味の公表も必要ではなかろうか。
 今朝の毎日新聞は、一面で高齢者の虐待が12%増と報じている。厚労省が20日発表した内容で、家庭内での在宅介護者への虐待が増えていて、介護の大変さと同時にその深刻さが窺える。
 大相撲で、大関の魁皇が昨日も勝って、幕内通算801勝目を上げた。これは、角界3位の記録で、あと6勝でトップの千代の富士に並ぶ。今場所での新記録達成は難しそうだが、来場所出場できれば、幕内99場所の新記録更新と共に808勝の新記録も射程圏内と言えそうだ。頑張れば、記録も着いてきてくれるという素晴らしい事例となる。
 男子ゴルフで石川遼選手の最年少賞金王が期待されているが、更に、その額が2億円台に乗るの可能性もある。そかし、このところの同氏の結果は今一つである。果たして、石川天才はそれらの記録に届くのかどうか、正念場を迎えている。
 数字は、分かり易く、悲喜こもごもを語ってくれている。しかし、その前提となる出典の背景、調査の条件などを確認しておく必要がある。例えば、上記の虐待の事例でも、12%という数字だけが一人歩きしそうで、それじゃ施設、病院での実態はどうなのか、また、単に比率だけではなく、その実数はどうなのかも知っておく必要があろう。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、60.7Kg。昨日よりは寒さはゆるい。
 雅子の体温は、一日中、平熱で推移していて、何となく小康状態の一日だった。夕方には、担当の先生が見えて、臀部の傷の手当が行なわれた。膨らんでいたコブは、少し小さくなったようだ。

3.連載、難病との闘い(1036) 第三部 戦いはまだまだ続く(330)
  第七章 しつこい敵(46)
 2.再びアウエイでの闘い(30)

(3)闘いの裏側で(その15)
 身体が言うことが利かなくなった雅子の楽しみは、ごく限られている。ベッドに横になったままだから、テレビを見ることも出来ない。一考が出来るサービスも限られていて、顔を見せてやって、つまらぬおしゃべりをしてやること、それにたまにはブログの朗読をしてあげたりする程度である。おしゃべりの中では、つまらぬジョークを織り込んで、少しでも笑ってもらおうと努力はしている。しかし、それも、体調が優れないと聞くのも大変そうなので、そういう場合には、それらも取り止めてじっと静かに見守るだけだ。
 気分の良い日に限られるが、カセットを聴くのも、雅子の貴重な楽しみだと思う。次男の持って来てくれた小田和正のテープをタイミングを見て、繰り返し聞かせてやっている。特に嬉しそうな顔を見せるわけではないが、心地よく聞いてくれているようにも思う。少しでも精神的な面での安らぎになってくれればと思っている。次男の優しさは、このテープで、雅子には充分に伝わっていると思う。
 アクティバの介護士の皆さんからも、優しい心遣いは頂戴している。最初にこの病院に入院した際には、雅子がお世話になったアクティバの4階の方々からの寄せ書きを頂戴したし、先日は、新しく移った3階のリーダーさんがお見えになって、皆さんの写真入の寄せ書きを頂戴している。有難い配慮である。しかし、今の雅子は、それをゆっくり眺めることは出来ない。一考が手に持って見せてあげるのだが、一人一人をきちんと見分けには、無理がある。
 今使っているカセットデッキを送ってもらった友人からは、自らがカラオケで歌ったテープも頂戴していて、これもタイミングをみて、繰り返し雅子に聞かせている。他にも、熱心にお手紙を頂く友人もいて、雅子は少しは幸せに感じることもあろう。
 一方、孫の幼稚園からは、老人の日には、クラスの全員で撮った写真付きで、孫の手作りの作品を送ってくる。ただし、写真については、小さくて見分けが付き難いこと、更には、顔を合わせる機会が少なくて、成長が著しいことから、いつも孫が写真のどれなのだか分からず仕舞いになっているのは少し残念である。
 そういう意味では、実兄や実姉、それに息子達の見舞いは精神的に嬉しいだろうと思う。雅子も、自分が寝たきりの生活をするなんて夢にも思っていなかったはずで、それだけに不憫である。かつて養母が老人ホームに入っていた頃は、子供達の中ではもっとも頻繁に見舞いに行っていたのが、今では夢のまた夢だろうと思う。人生は本当に一寸先は分からない。雅子の場合は、理不尽であって、あまりにも悲しすぎる。(以下、明日に続く)

1070 いつか見た風景

 歴史は繰り返すというが、同じようなことが繰り返されることは多い、がっかりすることもあり、逆にお目出度いと思うこともある。世の中様々である。

1.独り言コラム
 国会では、かつて見た風景が繰り返されたり、同じような出し物が堂々と演じられたりしている。政権交代で民主党の天下となって、その辺りが大きく変わるかと期待されていたが、「民主党よ、お前もか」といった感想である。つまり、国会と言う舞台で繰り広げられる出し物は、それまでの自民党の天下だった頃と変わらないのである。強行採決、野党の退出、野党席の空席などの風景は相変わらずで、国民の期待を裏切る情けない風景を繰り返し見せている。
 あれほど主張していた官房機密費の公開、天下り、渡りの禁止、弱いものを助ける政治などは、ことごとく裏切られていて、がっかりの舞台が繰り広げられているから、何とも馬鹿馬鹿しい。子供手当てや高校の無料化などは、給与制限が妥当であって、それを強く主張していた社民党も黙ったままである。かつて、批判していた数の力で押し切るパターンの踏襲、昨日の国会で堂々と繰り返された。何をか言わんやである。
 そんな中で、自民党の新人、小泉進次郎議員が、華々しい堂々のデビューを飾った。親父さんの政敵だった菅直人副総理対し、歯切れも良く、天下り、渡りなどの民主党の公約違反などに鋭く切り込んだ。党内では、早くも自民党の次のエース候補として頭角を現したとの見方もある。あれだけ、二世議員禁止ということで話題を提供しての出馬だったが、そんな批判を吹っ飛ばすしっかりとした実績を残し、二世議員にも優れた人もいるという事例を見せてくれた。親父さんの小泉純一郎氏は31歳のデビューだったというから、それより若い28歳での堂々のデビューで、今後の活躍が楽しみだ。
 芸能界では、ビッグニュースが飛び込んで来た。フリーになったニュースキャスターの小林麻央さんと歌舞伎界の大御所の市川団十郎さんの長男、市川海老蔵さんとの婚約が発表された。二人の嬉しそうな写真入りで、今朝のスポーツ紙のトップで紙面を大きく飾っていている。これまた、いつか見た風景、かつて見た風景である。筆者は寝てしまっていたが、昨夜の日本テレビ系列の番組「ニュースZERO」内で、そのことを自らの言葉で報告したという。親父の団十郎さんも喜んでいて、仕事を続けることも認めているという。今までに、宮沢りえ、米倉涼子、高岡早紀 サトエリなど多くの美人女性で話題を撒いて来た人だけに、今度は大丈夫なのだろうかと思っているのは私だけなのだろうか。いつか見た風景だけに不安を覚えるのである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時40分起床。体重、60.3Kg。今朝はかなり寒さが身に沁みる。
 昨日の雅子は、熱はほぼ平熱で落ち着きが見られた。午後になって、実兄と兄嫁の二人の見舞いを受けた。体調が少しは良かったのか、目を開けてしっかりと応じていた。嬉しかったのだろう。

3.連載、難病との闘い(1035) 第三部 戦いはまだまだ続く(329)
  第七章 しつこい敵(45)
 2.再びアウエイでの闘い(29)

(3)闘いの裏側で(その14)
 とにかく、来年のお正月にも仕事が入ったことで、実家に戻れなくなったのは、止むを得ないことである。しかし、そういうことの重なりで、長く顔を合わさないことが続くと、二郎の家族と疎遠になってしまう。一考は、そのことで、少なからず不安を覚えるのだった。
 若しかしたら、二郎の心の奥には、「実家に戻って来ることへの煩わしさがあるからなのだろう」と一考は思うのである。現実の問題として、仮に無理して帰って来たとしても、母親が重病で、病院若しくは施設で寝たきりであり、その上にお話も出来ない訳だから、楽しいことは何も無く、また、気難しい親父と話すのも欝っとうしいだけである。嫁の気持ちを察しても、高い費用を使ってまで、無理して戻って来る意味がないと考えても仕方がないだろう。
 恐らく、二郎の心の中では、雅子には大変世話になったから、お見舞いは大事だと考えていても、真の親孝行は、そんなことで無理してちょくちょく帰るよりも、自分が仕事で頑張って、しっかりした家庭を築くことにあると考えているのかもしれない。事実、それはそれで、しっかりした考え方の一つである。
 その一方で、可愛い孫をなるだけ母親に見せてやりたいとの思いはあるはずだ。そのためには、嫁に孫を連れて日帰りさせれば済むことなのだが、そこまで嫁に強いるのにも気がひけているのだろう。この辺りは、嫁とも話したことがないので、嫁の考え方は、全く分からない。 
 二郎にしてみれば、いずれは、自分が時間が取れた時や、今回のように、関西に用事が出来た時に連れて来るつもりでいるのだろう。その辺りは、二郎の判断に任せたい。そこには、嫁に気遣う二郎の優しさが働いているはずだ。あれこれと二郎の胸中を忖度しながら、一考は、自らの考えに納得するのだった。
 ところで、自分達の場合は、どうだったのか。一考は当時のことを思い出しなががら、少なくとも、結婚後は、幸い両親が揃って健在だったから、無理しても帰宅していたのだが、雅子からは、その事では特に不満などは聞いたことがなかった。次男の場合と違って、雅子は、「長男の嫁」ということで弁えていたのだろう。
 さて、雅子の病室を出た四人は、薄暗くなった病院の裏通りを駐車場まで急ぎ足で歩いた。別れ際に、一考は「ご苦労さん、気をつけて!」と声を掛けて、彼らの神戸行きを見送った。その時に気付いたのだが、二郎がなかなかいい車に乗っていることだった。資金は大丈夫なのだろうかとふと老婆心が甦るのだった。
 いずれにしても、ここから神戸までは、まだまだ大変な距離がある。西大津バイパスから東名に入るのだが、このバイパスの大津付近は渋滞していることが多い。それに、渋滞では全国的に有名な天王山トンネルも控えていて、今まで以上の大変さが予測され、一考はそのことを心配していた。孫には、次は、いつ会えるのだろうか、雅子の病気と同様に、その見通しははっきりしていない。(以下、明日に続く)

1069 せめぎ合い

 せめぎは「鬩ぎ」と書く。鬩ぎ合いは、互いに対立して争うことと辞書にはある。難しい交渉事では、大抵は水面下の熾烈な鬩ぎ合いが展開されていることが多い。

1.独り言コラム
 世界の空の制空権を巡って、わが国のJALが激しい争奪戦の対象になっている。ワンワールドグループのアメリカンエアラインとスカイグループのデルタ航空との間で、激しい鬩ぎ合いになっているのだ。つい先日までは、国有化して頑張るということだったと思うが、いつの間にか、世界の航空会社の鬩ぎ合いの場になっている。日本としては、どうすればいいのか、良く分からない。今朝のTBSの朝ズバでも、コメンテーターの嶌信彦氏は、相変わらず曖昧なコメントでお茶を濁している。
 さて、前半戦を終えた事業仕分け作業は、官僚と行政刷新グループとの鬩ぎ合いでもある。この前半戦で得られた財政に与える効果を、日経新聞では1兆3千億円程度と報じている。しかし、これには法的な強制力がなく、政治判断で復活といったケースも出て来るという。そうなると、この作業の苦労は水泡に帰すことになり、それを許してはならないと思う。総理の姿勢が今一つはっきりしていないのが良くない。
 米中会談で、オバマ大統領が、踏み込んで、コンピューター開放、民族の人権問題に触れたのに対し、胡錦濤首席は、内政不干渉をちらつかせて応じていた。この辺りのやり取りも、まさに鬩ぎ合いの典型的な一例である。ネットの浸透が、やがて、その鬩ぎ合いのバランスを崩す時が来るのではと見ているが、どのくらいの時間が掛かるかは不透明だ。
 北方領土問題で、鳩山総理になって、日露の会話が改めて始まった。祖父の鳩山一郎元総理以来の宿願だけに、総理の強い思い入れもあるはずだ。昨日、高橋はるみ北海道知事らと会談した際に、「北方四島の何処かでロシアのメドベージェフ大統領との会談ができれば、それも一つの考え方だ」と発言したという。両国間では、この種の虚虚実実の会話による鬩ぎ合いが始まっている。こういった領土問題こそ、国際司法裁判所が判断してくれればいいのだが、不利な立場の方が、提訴に応じないからどうしようもない。かつてのゴルバチョフのような思い切った決断できる人が出て来ない限り、打つ手はなさそうだ。
 イエメンの首都サヌアで拉致された設計技師の真下武男さんの解放を巡って、水面下の難しい交渉が続いているが、まだ合意が出来ておらず解放には至っていない。一度は解放されたという情報も流れたが、それは誤報で、未だに鬩ぎ合いの真っ只中という。ご家族の不安は大変だろう。
 そういう意味では、北朝鮮の拉致被害者救出も同様でな状況にあるが、こちらの方は。鬩ぎ合いにもなっていない。独裁者の金正日の腹一つだけに取っ掛かりがない。かといって、同氏が亡くなったとしても、道が開ける保障は何もない。こちらも関係者にはお気の毒だが、手も足も出ない達磨状態だ。
 スポーツでは男女のゴルフツアーでの今年度の賞金王争いは、残された数試合にその鬩ぎ合いが持ち越されている。男子は、石川遼か池田裕太か。女子は、諸見里しのぶか横峯さくらか。明日から始まる女子のツアーでは、主催者側も粋なはからいで、この二人が同じ組で回ることになっていて、大いに楽しみである。筆者は、石川遼と諸見里しのぶを応援している。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時半起床。体重、60.5Kg。今朝も寒い。雨は降っていない(4時現在)
 昨日の雅子は、体温そのものは、上が37度といった感じで、比較的安定していた。午後には、2回目の口腔清掃を行なってもらった。しかし、担当して下さった方の話では、歯にがたが起き始めているという。手入れを続けることしかなさそうだ。
 K先生が顔を出されて、炎症は治癒の方向にあるので、抗生剤は減らすという。でん部のコブ、爪、そして、今日の「歯のがた」も加わって、雅子はまさに満身創痍である。気の毒だが、頑張るしかない。

3.連載、難病との闘い(1034) 第三部 戦いはまだまだ続く(328)
  第七章 しつこい敵(44)
 2.再びアウエイでの闘い(28)

(3)闘いの裏側で(その13)
 次男が友人の結婚式に出て、横浜に戻ってから聞いた話だが、二郎は、やはり、一考のブログを見ていて、母親が小田和正のファンだと知り、そのテープを探してくれたというのだった。しかし、一考の場合と同じで、結局は見つからなかった。しかし、そこからのアクションが一考とは違っていた。さすがは現代っ子で、彼は、レンタル店でテープを借りて、それをダビングしてくれたのである。二郎は、見かけは別としても、心はなかなか温かいのである、
 いずれにせよ、そのテープは、雅子が最も喜ぶ土産だったと思う。こうして、雅子に、翌日からの楽しみが出来たことで、一考もほっとするのだった。
 そのお返しという訳ではなかったが、一考は、自分と雅子との二人からだということで、孫娘に「何か好きなものを買ってもらいなさい」ということで、予め用意しておいた心ばかりのお小遣いを手渡した。孫娘は、嬉しそうな表情で、両手を伸ばしてそれを受け取ってくれた。その動きの素早さに、一考は、今までの相坂家にはない何か逞しさを感じるのだった。
 そういえば、昨年6月に、施設にお見舞いに来てくれた時に見せてくれたビデオの中で、幼稚園での何かのパーティだったと思うが、みんなの真ん中に位置取って、大きな声で歌を歌っていた元気な姿を「思い出していた。この娘は、相坂家には、珍しい活発的な素質の持ち主だと心強く思うのだった。
 かくして、三人は、もう一度、ベッドに横たわっている雅子にお別れの言葉を掛けて、慌しい足取りで病室を後にした。部屋を出る少し前に、二郎が近づいて来て「申し訳ないが、今年も正月は仕事が入っていて帰れない」と一考に小声で伝えた。一考は「え!」と思って、一瞬、言葉が出て来なかった。それと言うのも、今年のお正月は兄貴と一度ゆっくりと顔合わせをしようとしていたのに帰って来れず、残念だったと言った際に、来年は考えておくと言ってくれたことで、来年こそは帰宅してくれると期待していたからである。一考の心配は、二人の兄弟が、最近はほとんで口を利く機会がなく、疎遠になってしまっていることだった。そんなことを思い出し、「約束が違うじゃないか」と言おうとしたが、そこでは、ぐっと堪えて口をつぐんだ。若いうちは、仕事優先は一考の持論だったからである。(以下、明日に続く)

1068 波紋の広がり

 我々の日常生活でも、ちょっとしたの発言や行動が、思わぬ大きな波紋の広がりとなることがある。ましてや、一国の大統領、首相、首席、或いは有名人の場合は、その大きさ、その広がりのスピードのスケールが違う。

1.独り言コラム
 来日したオバマ大統領が天皇皇后両陛下に挨拶を交わし、礼をした際の頭の低さが米国内では批判の波紋が広がっているという。映像で見ると確かにかなり低く頭を下げている。やはり、日本の象徴に対しての同氏の持つ気持ちの表れで、結構なことだと思う。
 そのオバマ大統領が中国で演説や胡錦濤首席との会談で、インターネットの開放と民族の人権問題に触れたのに対し、中国のマスコミは、このことを殆ど報じなかったようだ。内政問題とする胡錦濤首席が、どこまで国内のその種の勢力を抑えきれるかがポイントとなろう。オバマ大統領の踏み込んだ発言の波紋の広がりを見守りたい。
 鳩山内閣は揺れ始めているように思う。自らの資金に関する問題もさることながら、普天間問題での岡田外相との食い違い発言の波紋は大きく広がっている。昨日から始まった両国メンバーによる作業部会の初会合で、当該問題には、年内に結論を出すことで合意した。今後の鳩山総理の対応が注目される。
 それにしても、亀井静香郵政大臣の発言も、その発想の無茶苦茶さが、静かならぬ、大きな波紋を広げている。たかが小政党の代表じゃないか。何様と思っているのだろうと、筆者も開いた口が塞がらない。
 米原―京都間で、16日深夜に行なわれた新幹線の速度試行テストで、それまでのフランスTGVの記録を更新し332Kmの世界記録を作った。二酸化炭素対策にも繋がることで、日本の新幹線の話題が世界に波紋を広げ、海外への売り込み、特に米国への進出に期待が掛けられている。
 大相撲の昨日の取り組みで魁皇が把瑠都を小手投げに仕留めて800勝を上げて、史上3人目の800勝力士となった。同氏は今場所で幕内98場所目の新記録をも更新中である。横綱にはなれなかったが、地道な勝ち星の積み重ねの賜物である。千代の富士の807勝も射程距離内である。同氏のそんな地道な記録達成の波紋が、相撲界、ファンの間に静かに広がっている。
 ところで、最近の話題で、大きく波紋を広げた発言は、何と言っても、オバマ大統領の「核なき世界」、それに、鳩山総理の温室効果ガス「25%削減」ではなかろうか。いずれも、実現は至難の内容だ。空発言に終らず、一歩でも、二歩でも前進して欲しいと願っている。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、60.6Kg。外は寒い。
 昨日の雅子だが、相変わらず熱は、動いているようだった。前夜の9時に38.1度と高かったが、朝方には平熱に戻り、更に、午前中には37.3度、午後には37.0度と目まぐるしく、雅子の体内を動いた。入浴直前が37.0度ということでOKが出たのは幸いだった。夕方には、少し目を開けて、一考の話を聞いていてくれた。会話が出来たような気分でほっとしていた、

3.連載、難病との闘い(1033) 第三部 戦いはまだまだ続く(327)
  第七章 しつこい敵(43)
 2.再びアウエイでの闘い(27)

(3)闘いの裏側で(その12)
 3人は揃って、雅子のベッドの横に並んで立って、順番に雅子に声を掛けてくれた。さすがに、孫は初めてのことで、少し戸惑っていた。しかし、残念ながら、この日の雅子の反応は今一つだった。依然として熱があったことも影響していたかもしれない。
 それでも、顔の表情をつぶさに見ていると、三人が来てくれていることは、それとなく分かっているようで、しきりに目を開けようとしている様子が窺えた。一考は、最近の雅子が熱と痰、そして下痢に悩まされていることなどの症状、このところの様子をかいつまんで説明した。三人が、どんな思いで聞いていたかはよく分からなかったが、二郎と嫁は神妙な顔で、言葉はなく黙ったままで聞いていた。そして、彼らから特に確認してくるような質問もなかった。暫く、雅子を囲んで静寂が支配していた。
 結局、病院で、雅子の傍にいてくれたのは、10分ぐらいだったのではなかろうか。あっけない出会いでもあった。それでも、遠路から車で来てくれたことで、お互いに気持ちは通じていると思うのだった。雅子の表情には、大きな変化はなかったが、心の中では、そんな思いで喜んでいるだろうとい一考は受け取っていた。
 もう夜の暗さが忍び寄ってきていたし、三人は、これから、神戸まで出なければならないことから、これ以上の長居は許されない。そういう意味では、15ヶ月ぶりの顔合わせだったが、時間的には、そっけないすれ違いと云うような顔合わせで、あっと云う間のお別れとなった。
 帰り際に、二郎が雅子にということで、何か小物を取り出して一考に渡してくれた。何か食べもの買ってきたのかと思い、何も口に出来ない雅子だから、余計な買い物をしたのではと不安に思って、「これは?」と聞くと、「カセットテープだ」と教えてくれた。一瞬、ぽかんとしていた一考だったが、それを見た二郎は「小田和正のテープよ」と付け加えた。相変わらずのぶっきら棒の言い方だったが、そこには母親を思う気持ちが込められていて、一考は改めて礼を言うのだった。
 そう言えば、一考は少し前のブログで、雅子が小田和正ファンであり、そのテープを探したのだが、もう絶版になっていて手に入らないことを書いていた。二郎は、それを読んでいてくれていたのだ。一考は、ブログを読んでいてくれたこと自体にも嬉しさを覚える一方で、直ぐにアクションに結び付けて、探してくれたことに対し「なかなかやってくれるじゃないか」と改めて息子を見直すのだった。(以下、明日に続く)

1067 飛ぶ

 飛ぶといっても、物が飛ぶ、人が飛ぶ、話が飛ぶといった類の話題がある、今朝はそんな中から幾つかの話題を拾ってみた。

1.独り言コラム
 京都で新幹線の高架線路を飛び越えて20Kgもあるドラム缶が120メートルも「飛んだ」という。何の話だと言いたい様なびっくりした話だ。ともかく怪我人が出なかったのが不思議なくらいで、不幸中のは幸いだった。報道によると、日本新薬の敷地内で廃液処理中の出来事だというが、このエネルギーの有効活用はできないものだろうか。
 オバマ大統領が、シンガポールで行なわれたAPEC首脳会議を終えて、中国の上海に「飛んだ」。中国では3泊4日の日程をこなすという。米中の通商摩擦の扱いが焦点のようだ。それにしても、日本滞在の23時間という短さを思うと、米国の中国への思いは随分と大きいことが分かる。
 普天間移籍問題は、鳩山総理と岡田外相との間で「飛び」交う発言には、その考え方に大きなギャップがある。鳩山総理は日米の合意を前提としないとしており、この考え方は米国との間に大きな摩擦を起すのではと懸念されている。
 NASAが火星に「飛ばした」探査機フェニックスのその後の研究で、先日、火星に水が存在することが明らかにされた。宇宙へのロケット、探査機を「飛ばす」プロジェクトには夢がある。
 英国人女性、リンゼイさんを殺害した市橋達也容疑者は、パスポート入手を考えていたようで、これによって、外国に「飛んで」日本脱出を企てていたようだ。なかなかしぶとく、逮捕後も食事を取らずに事件に関しては黙秘しているという。
 スポーツでは、「飛ぶ」というアクションを伴う種目は多い。スキーのジャンプ、陸上競技では、棒高跳び、走り高跳び、三段跳び、走り幅跳びなど数多い。またゴルフや野球のホームランの飛距離などもよく話題になる。因みに、野球では1949年に東急の大下弘選手が大映の野口正明投手から170メートルぐらいの飛距離のホームランを打ったと言うのが日本の最長飛距離のようだ。
 それらとは少しニュアンスが違うが、フィギュアスケートでの「飛び(跳び)」も話題のひとつだ。昨日行なわれたグランプリアメリカ大会で、前日のSPで史上最高点を出したあのキムヨナ選手が、珍しく3回転などの「飛ぶ(跳ぶ)」技に失敗して転倒を繰り返していた。それでも、優勝には変わりなく、グランプリファイナルへの出場を決めた。彼女のあの目つきには凄い魅力があって、どきっとさせられる。得点に繋がるかどうかは知らないが、凄い武器である。
 大阪の橋下徹知事の家族が新型インフルエンザに感染したことで、橋下知事が公務を3日間休むという。そのため、天皇皇后両陛下の大阪訪問の追従を取り止めたという。陛下へのインフルエンザの「飛び火」を避けての判断だ。
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、60.6Kg。冷たい雨である。
 昨日の雅子は、朝方は平熱だったが、お昼前から熱が上がり始め、一時37.7度まで上がって、彼女の反応も乏しかった。でん部の傷が少しコブのように膨れ上がって来ている。また左手の爪が剥がれそうにもなって来ている。いろいろ心配事は絶えない。

3.連載、難病との闘い(1032) 第三部 戦いはまだまだ続く(326)
  第七章 しつこい敵(42)
 2.再びアウエイでの闘い(26)

(3)闘いの裏側で(その11)
 近くまで来ていて、また思わぬ渋滞にでも巻き込まれたのか、或いは事故でも起したのではないか、どうしたのだろうかと不安に思った時に、マナーモードにして置いた一考の携帯が振動を始めた。息子からの電話だった。もう病院の前にいるという。「なあんだ、見逃してしまったのか」と思って、急いで玄関の入口に戻ると、三人がそこで並んで立っていた。嫁はにこやかな顔を、孫は少し固い顔で、息子は相変わらずの愛想のない顔だった。息子には吉田病院での雅子の胆嚢切除手術前に会ったいたが、嫁と孫には久し振りの顔合わせだった。一考はほっとして、遠い道を走ってきたことへの慰労の気持ちで「ご苦労さん」と声を掛けた。
 息子に「雑貨屋の前で待っていたんだ」と話すと、息子は、病院の第二駐車場の案内がみえたので、そこに注射して、玄関まで戻って来たという。第二駐車場は病院の裏側の込み入ったところにあったので、わざと言わずに、分かりやすい雑貨屋の駐車場を教えたのだが、二郎は、目ざとく看板の示す案内に従って第二駐車場に難なく辿り着き、すんなりと車を入れていたのである。運転に慣れていて、その技術もうまいということもあるのだが、こういうところが、次男の真骨頂と呼ぶべきなのだが、飄々としてわが道を行くといったところがあって、それが、時には無謀なことをやってしまう。こんなところにも、一考の配慮と息子の行動との間には、結構なギャップがあるのだった。
 とんでもない無謀な事例としては、就職して直ぐに外車の新車をローンで買って、それを直ぐに使い物にならないような事故を起したことがあった。そのことについては、未だに一考も真相はよく承知していない。二郎が詳しく話してくれていないのだ。ともかく、命に別状が無かったことが幸いだったということ、不問にして来ていた。
 いずれにしても、嫁と孫には15ヶ月ぶりに顔を合わせだった。長いドライブで、三人とも、さすがに、疲れているような様子だった。その上、どうやらトイレを我慢していたのだろう、病院の入口のドアを入ると、三人は揃って先ずはトイレに走り込んだ。改めて、ご苦労さんとでも言うべきだろう。
 そして、四人揃ってエレベーターに乗り、雅子のいる3階に向かった。三人のしっかりした歩きっぷりに、一考は、長時間のドライブを頑張って、無事に到着してくれたことに、改めてほっとするのだった。久し振りに見る孫は、三人の中でも大変元気そうで、前回見た時よりも随分と大きくなっているのに、一考は嬉しく思うのだった。(以下、明日に続く)

1066 そんなものいらない

 必要だから買ったり、造ったり、備えたりして来たものなのだが、時が経ち、環境の変化と共に、それらが不必要なものになってしまう。脱皮、進化の産物なのだろうか。或いは、初めから不必要なものを造ったりしていたのだろうか。

1.独り言コラム
 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」は、パネラー達が選んだ、「こんなものはいらない」のベスト10を扱っていた。それによると、1位が「憲法九条」、2位が「参議院」、3位が「バカコメンテーター」で以下、外国人参政権、米軍基地、麻薬と覚せい剤、ゆとり教育、老いぼれ政治家、記者クラブ、空港となっていた。
 まあ、そんなところだろうと思われる内容で、特にコメントすることもない、しかし「天下り、渡り」が入っていないのに少し違和感があった。その一方で、3位に選ばれた「バカコメンテーター」というのは面白く、パネラー達の仲間に、そのように思っている連中がいると認識している訳で、そのこと自体は、彼らの健全性を表していて結構なことだと、筆者は思ったのである。
 なお、外国人参政権では、豪腕の小沢一郎幹事長が韓国の李明博大統領と約束しているようで、民主党が提案すれば、すんなり成立してしまうだろう。改めて、国民の民意を確認して欲しい。しかし、民主党から反対する勇気ある議員は出て来ないだろう。
 ところで、政府が力を入れて行なっている仕分け作業は、まさに、「こんなものいらない」を洗い出す作業である。どこまで踏み込んで引っ張り出せるのか、国民は注視している。頑張って欲しいが、大山鳴動してねずみ一匹で終らないことを祈る。
 プロ野球やサッカーの世界でも、戦力外通告は堂々と行なわれている。これも、各球団からみれば「こんな選手はいらない」という陣容整備の一環だ。阪神の今岡選手やジェビロ磐田の中山雅史選手などは、いわゆる「使い捨て」の代表事例だろう。しかし、そんな中でも横浜ベイスターズの工藤公康投手は、西武に拾われた。あのドラフト1位で入団した菊池雄星投手の教育係りだという。適材適所で棄てる神あれば、拾う神ありだ。
 各企業でも。いらないものを切る厳しい対応が進んでいる。人員整理はその代表例だが、シンボル的な事例では、トヨタのF1レースから撤退であろう。
 なお、どうでもいいことだが、筆者の今の生活を見回してみると、殆どがいらないものばかりである。逆に、今、どうしても欲しいものはと聞かれたら、その1位は「妻の病気を治す画期的な新薬」と即答するだろう。また、今、どうしても手放せないものの1位は、このブログを配信してくれている「コンピューター」なのかもしれない。そんな筆者の今の心境だ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時20分起床。体重、60.7Kg。外はまだ薄暗い。雨は降ってはいない。
 昨日の雅子は、抗生剤などの効果もあってか、体温は平熱で安定していた、午後には、1時間ぐらいリクライニング付きの車椅子で館内を散歩して、体位の変化と気分転換をはかった。一進一退である。

3.連載、難病との闘い(1031) 第三部 戦いはまだまだ続く(325)
  第七章 しつこい敵(41)
 2.再びアウエイでの闘い(25)

(3)闘いの裏側で(その10)
 時刻が4時半を過ぎた。息子の方からはまだ続報は入って来ていない。一考は、彼らが何処まで来ているかを知りたくて、思い切って嫁の携帯に電話を入れた。息子は運転中だと思ったからである。しかし、この場合も、留守番メッセージに切り替わって、嫁は出なかった。若しかしたら、「嫁が運転していたのかもしれない」と思うのだった。
 息子から折り返しの電話が入ったのは、5時を少し過ぎた頃だった。やっと、琵琶湖大橋の近くまで来ているというのである。それじゃ、あと10分か20分だねと言って、手短に、駐車できる場所をて教えて電話を切った。この日は土曜日で、病院の第一駐車場は、午後からは閉鎖されているので、隣の雑貨屋の駐車場の場所を教えたのである。病院専用の第二駐車場があるが、そこは場所を説明するのが少し複雑だったので、敢て説明しなかった。そうは言ったものの、ここに来るのが初めての次男には、その雑貨屋の場所が分かり難いと思い、電話を切ると、とりあえず、その雑貨屋の傍まで行って、そこで次男の到着を待つことにした
 9月も下旬になると、5時を過ぎるともう薄暗くなっている。薄暮であるだけに、景色も全体に見難くなっている。しかも、夕方のこの時間帯は、一日のうちでも車の数が多い。次から次へと途切れることなく車は流れている。この雑貨屋の駐車場に入るには、信号のないところで右折することになるので、少し厄介である。それだけに、一考は、その際に、少しでも交通整理的なサポートが出来ればと思って、その雑貨屋の少し手前で待つことにした。
 待つこと、10分、そしてまた10分、時間がどんどんと経過して行くのだが、それと思しき息子の運転する車は現れない。よく考えてみると、息子の車の車種も聞いておらず、ただ漫然として、それらしき車が来るのを待っているのは、掴みどころがなく、何かと不安だった。そして、また10分が過ぎて、もう6時が迫って来ていた。これから神戸に向かうとすれば、混み具合を勘案すると、2~3時間は掛かるだろう。そうすると、そんなにゆっくりする時間はなさそうだ。そう思うと、一考の方が焦りを覚えるのだった。(以下、明日に続く)

1065 選ばれ方の運、不運

 人生では、自分からの意思とは無関係に、それまでの努力や功績が認められて、受賞したり、名誉ある会などに招待される嬉しい選ばれ方と、それとは逆に、全く偶然に、事件、事故などに巻き込まれてしまう不運な選ばれ方がある。

1.独り言コラム
 昨日韓国の釜山で起きた射撃場での火災で、お気の毒にも日本人観光客5人(?)が死亡されたようだ。ツアーで訪れていたのは、長崎県雲仙市の中学の同窓生9人の一行で、一泊二日の日程で釜山を観光する予定だったようだ。免許なしでも射撃が楽しめて、それが安いということで、日本人には人気があったという。
 通り魔事件や交通事故、更には今回の火災のように、突然の事故、事件に巻き込まれて不運な死を遂げるほど、無念で悔しいものはないだろう。世の中には思わぬところに落とし穴が待ち伏せている。うっかりと楽しむこともままならない怖い世の中だ。天に選ばれて召された方々のご冥福をお祈りします。
 同じ一泊二日の日程で来日したオバマ大統領が、昨日の午前中に都内で演説した。アメリカはアジアにも積極的に関与し、日韓の核の傘になると述べたという。この演説会場に、およそ1500人の方が選ばれて、生のオバマ演説を楽しんだようだ。ビートたけしや東国原知事なども顔を出していたようだし、一般の方も選ばれていたようだ。その種の人選は、誰が、どのような基準で選抜しているのだろうか。
 毎年、春と秋に天皇・皇后両陛下が主催される園遊会も同様で、誰が、どんな基準で選んでいるのか、その招待者の中でも、天皇陛下がお声を掛けられる方々の人選も同様で、その選択はどんな具合に行なわれているのだろうか。何か、はっきりした物差し、基準はあるのだろうが、我々一般人には薮の中だ。
 ところで、最近の目立った受賞では、巨人軍の原辰徳監督が、今年度の正力松太郎賞を受賞した。原監督にとっては、2度目の受賞だそうだ。日本のプロ野球の生みの親を称えた日本球界最高の賞であり、受賞者には、きわめて名誉な賞である。同氏は、「光栄でびっくりしている。監督としては年齢、キャリアとも未熟者。これをステップアップにして、自分を高めることにつなげたい」と喜びを語っている。
 もう一つ、筆者が好きな女流作家、村山由佳さんも、女性の性に大胆に取り組んだ「ダブル・ファンタジー」が、中央公論文芸賞、柴田連三郎賞、そして、島清恋愛文芸賞のトリプル賞を受賞した。離婚後に9歳年下のパートナーと同居し、新たな創作意欲に燃えているようだ。
 選ばれるという意味を拡大解釈すれば、筆者の妻の雅子は、1000人に一人と言われているパーキンソン病に選ばれたという言い方も出来る。不運なのは、その中でも最悪の症状で、身動きも何も出来ない症状になっていて、大変な苦労を強いられている。このケースでも、神様から選ばれたという解釈をしているのだが、神様が、どんな基準で選んでいるのかは、誰も知らないし、知る由もない。たた、与えられた運命を懸命に生きるしかないのである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時10分起床。体重60.9Kg。お天気は芳しくなさそう。曇り空。
 昨日の雅子は体温は、一時的に37度台が見られたが、おおむね平熱で推移していた。そのためか、目を開けて見つめてくれることも何回かあって、問い掛けにも顔で反応してくれていた。
 この日から、栄養剤の投入が、それまでの注射器での投与方式から、滴下方式に変わっていたし、抗生剤の投与も行なわれた。一方、でん部の床ずれ傷は、お陰で随分とよくなってきている。

3.連載、難病との闘い(1030) 第三部 戦いはまだまだ続く(324)
  第七章 しつこい敵(40)
 2.再びアウエイでの闘い(24)

(3)闘いの裏側で(その9)
 一考が、気付いている若者世代の特徴のもう一つは、家庭での夫婦の役割分担が、結構、合理的に決められていると思われることである。その思うに至った背景は、架かって来た電話の取り方が、そんな風に分担しているんではと考えられたからである。今や、夫婦も対等というのが、彼らの思想の原点にあるようだ。
 具体的に電話の取り方の場合で言えば、電話を掛けて来た相手が旦那の関係者の場合は旦那が、嫁の関係者からの場合は嫁が取るという合理的な対応である。そうすれば、「少しお待ち下さい」と言って、電話を替わると言った余計な作業が必要なく、効率的な対応となるのだ。
従って、一考が電話すれば、二郎が出ることが殆どだ。もちろん、二郎が居ない時とか、手が離せない時などは、もちろん嫁が出る。
 そんな役割分担が可能になったのも、最近の電話が、発信者が誰だか分かる通知システムが採用されているからである。自分達の時代は、旦那の在宅の有無に関わらず、先ずは、嫁が先に出て挨拶をし、そして、旦那宛であれば、そこで替わるのが普通だったから、これも一つの様変わりと言えよう。
 また、その他の通信に関しても、ちゃんとした葉書や手紙を受け取ることは極端に少なくなって来ている。携帯電話、或いはメールなどの便利な対応方法が出てきたことで、そんな手間な通信が必要なくなって来ているからだろう。加えて、メールを送っても極めて淡白で、返事を要求していない内容の場合は、滅多に折り返しのメールは来ない。一考の場合は、大抵のメールには、一応、受け取った旨の返事を兼ねて返信するようにしているのだが、そんなことをする必要は無いようだ。却って相手を煩わせることになるという考え方なのだろう。何だか淡白になり過ぎて少し寂しい世の中になってしまっているようだが、そんな思いは、一考の世代での古い考え方であって、彼らは合理的な対応に徹しているのである。この辺りが、いわゆる、世代間のギャップと呼ばれるものなのだろう。
 そんなことで、今回の帰宅にしても、直前になって、見舞いに立ち寄ると言う最小限の連絡だけで、友人の結婚式の日程がどうなっているのか、何時までに神戸に着かなければならないのかも分からず、それ故に、この病院で、どのくらいの時間を使ってくれるのかも全く分からないまま、じっと連絡を待っていたのである。(以下、明日に続く)

1064 無難な形

 なんでもそうだが、ともかく無難が何よりなのだが、問題は、その無難の中味の実態如何である。

1.独り言コラム
 注目されていた鳩山総理とオバマ大統領との首脳会談は、日米同盟の深化を目指すことで一致し、セレモニーとしては無難な形で終ったようで、ご同慶の至りである。やはり、その辺りは大人の会話という配慮があったのだろう。
 しかし、問題の普天間問題では、早期解決という形で纏められたが、鳩山総理は、閣僚級作業グループを作り、そこで早期な結論を出してもらうというものだ。これは、ある意味で丸投げも同然で、誰がそのグループのメンバーになるかは分からないが、そこから、新たな提案が出て来るとは思われない。要するに、鳩山総理は沖縄に気遣ったステップを踏んだに過ぎず、自らの考え方は明らかにせず、検討グループからの結論をそのまま受け入れるという形になりそうで、随分とずるい対応であると言っておきたい。
 一方、概算予算枠を絞る仕分け作業も、そこそこ無難な検討が進められているようだが、総額95兆円という巨額の概算枠から、どの程度絞り込めるのかは、はっきりしておらず、目標の3兆円は容易でないようだ。但し、この種の公開の絞込み手法を取り入れたこと自体は、評価に値する。しかし、成果は別のようである。
 注目のゴルフツアーでは、賞金王を争っている男子の池田裕太、石川遼の両選手も、二日目段階ではまずまず無難なペースであると言えそうだ。勝負は今日と明日である。一方の女子は、横峯さくら選手が、逆転賞金王に向けて初日トップを奪う無難と言うよりは、素晴らしいスタートダッシュを見せている。また、米国女子ツアーでは、賞金ランキングトップの申ジエ選手が、今朝の二日目の13番を終えてー9という好スコアーでトップを奪っている。これは、無難と言うより絶好調であるのに対し、逆転を狙う宮里藍は依然としてイーブンパーで大きく離されている。どうやら、申ジエの賞金王はほぼ固まってきたようだ。
 無難と言う話題とは直接関係ないが、火星に水が存在することが明らかになったという。既に水素が存在していることは確認されていたが、水の存在の確認は初めてだそうだ。人工的に発生させたチリの中からの検出で、今後の火星探索の興味が更に大きくなったと言えよう。画期的な発見であることは確かである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 5時10分起床。体重、60.8Kg。外はしっかりした雨
 雅子の熱は相変わらずだったが、先生の話で炎症が三度起きていることが分かったが、発熱の原因はそれだけでないようだ。とりあえず抗生剤の投与で、夕方にはかなり下がってきていた。熱との闘いは、行ったり来たりの厄介な長期戦になっている。

3.連載、難病との闘い(1029) 第三部 戦いはまだまだ続く(323)
  第七章 しつこい敵(39)
 2.再びアウエイでの闘い(23)

(3)闘いの裏側で(その8)
 息子からの折り返しの電話があったのは、それから間もなくのことだった。それによると、彼らは、今は浜松近くいるという。一考が改めて時計を見ると12時半過ぎだったので、「じゃあ、あと5時間は掛かるね」と言うと「そんなには掛からないと思う」というやり取りがあって、一旦電話を切った。多分、彼らの到着は夕方になると読んだ一考は、改めて病院に向かった。そして、いつものように、雅子の付き添いをしながら、今頃は、どの辺りを走っているのだろうかと思いを馳せながら、息子からの次の連絡を待つのであった。
 ところで、話は少し本題から外れてしまうが、世の中が大きく変わっているのだと言えば、それまでの話だが、一考は、結婚後の二郎の家族の対応を見ながら、最近の若者の生活スタイルが、自分達の時と比べて、随分と変わっていることをつくづくと思うのである。
 例えば、実家に対する対応が変わって来ている。思うに、自分達の場合は、新婚当時から、雅子に、出来るだけ頻繁に実家に電話を入れて両親の様子を窺うようにさせていたのだが、彼らから電話が掛かってくることは極く稀である。そう言えば、その頃は、雅子も何を話していいかと随分と悩んでいたようだった。
 一般論として、嫁の立場に立てば、夫の実家に電話するのは、大変な気苦労なことなのかも知れない。雅子も悩んだように、頻繁に電話をしなければならないと、必然的に話題も少なくなるし、本当に何を話していいか困ることになろう。ましてや、今の一考宅は、雅子が電話に出ることがないから、難しい親父の一考と話しなければならないから、愉快であるはずがない。そういう意味からも、電話の頻度が最小限になってしまうのは当然の成り行きなのだろう。
 一考は、二郎は気の優しい子だから、いろんなことで、嫁の家族、親戚などに気を使い過ぎているのではと思うことがある。例えば、一考が初めての作品を出版した際に、犯人の名前に、身近の嫁の名前がちょうどイメージに合うと思い無断借用した。そうは言っても、その名前は、ごく一般的な名前で、固有の特殊な名前ではない。しかし、そのことが、彼らを不愉快にさせ、思いのほか大きな不満を与えたようだ。二郎の言葉を借りれば、折角本を買ってもらったのに、彼らに嫌な思いをさせたと言うことで、二郎が凄く気遣をしていた。
 しかし、それは実にナンセンスで、その名前は極く一般的な名前で、本人とは全く関係のない話であるから、気にすること自体が理解しがたい。二郎が、嫁に遠慮することなく、一言「自分達には関係ない話じゃないの」と明言すれば、すっきりする話である。嫁への余計な気遣いは不必要だと一考は思うのだ。そんなことがあって、結果的には、彼らからは肝心の本の内容については、感想やコメントは何一つももらうことがなかったのは、正直言ってがっかりだった。特に、コンピューターに関わる仕事をしている二郎からのコメントに興味を持っていたからである。
 いずれにしても、名前の無断借用の一件では、それ以上、親子の間をぎくしゃくするのは良くないとの判断して、二人に対し、一考は心ならずも、心優しい義父を演じて、素直な形で「申し訳ない」と侘びを入れて、一件落着としたのだった。(以下、明日に続く)

1063 熱い大一番

 オバマ大統領が今夕来日する。鳩山総理との注目の会談が行なわれるが、他にも幾つかの注目の大一番が同時併行的に進行中で、国民、ファン、野次馬は、それらの展開から目が離せない。

1.独り言コラム
 オバマ大統領は、大統領に就任後の初めてのアジア訪問だが、最初の訪問国に日本を選んだとしながらも、僅か1泊2日の短い滞在である。一方、中国には、3泊4日も滞在し、北京、上海を訪ねるという。両国へのバランスを取った配慮の結果としているが、やはり1泊2日はあまりにも短い。
 核軍縮の共同文書を始め、重層的な協力関係の強化を謳う共同声明が出される模様で、難航している普天間問題には、今回は触れずに済ませるようだ。この辺りは、鳩山総理の一見無謀と思われた意味のない引き伸ばし戦術が、今のところは受け入れられて、功を奏した形になっている。今後の日米の関係の新たなスタートということで注目である。
 さて、一昨日から始まった官僚と仕分け人との戦いである仕分け作業は、二日目の作業を終えたが、依然として官僚側の苦戦は続いているようだ。初日の戦いぶりから、作戦を変更して、自ら削減表明する省庁もあったようだ。まだまだこれからが正念場であって、これからも長い戦いが続けられるが、その成果や如何に、である。
 一方、英国女性のリンゼイさん殺害容疑で逮捕された市橋達也容疑者が黙秘、食事拒否で抵抗している。昨日、千葉地検に送検されたようだが、果たして検察陣は市橋容疑者から自白を引き出せるのか、局面は新たな戦いに入っている。食事を取らないことから、市橋容疑者の体力の限界との戦いにもなりそうだが、同容疑者は、病院への逃げ込みを策しているとの見方もあるようだ。
 ゴルフ界では、賞金王を目指しての厳しい戦いが、日米で併行して始まっている。日本では、太平洋マスターズで、男子賞金王のトップにいる池田裕太と2位の石川遼との戦いだが、二人は初日から激しいデッドヒートで、初日は共にー4で4位タイのスタートとなった。どちらが先んずるか、目が離せない。一方の米国では、女子の賞金王を賭けて、韓国の申ジエと宮里藍の戦いが、ちょうどメキシコで始まったばかりだが、今朝の日本時間6時25分現在、宮里藍は9番を終ってイーブンパーで17位タイ、一方の申ジエは、10番を終って-4で2位タイと一歩リードしている。しかし、戦いは始まったばかりで、これからだ。
 ジェビロ磐田などで20年間もストライカーとして頑張ってきたゴン中山が戦力外通告を受けたが、まだまだ熱い情熱を見せていて、現役を希望している。大したものだと思う。一方、大相撲では、魁皇、千代大海が相撲生命を賭けて九州場所を迎える。魁皇は幕内最多出場場所数の記録更新であり、千代大海は最多の14度目の大関かど番と戦う。未だに闘志が健在であるということは素晴らしいことだと思う。
 こうして見ると、今週末もなかなか面白いドラマが楽しめそうだ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床、体重、61.2Kg。地面は濡れているが雨は降っていない。曇り空。
 前日の11日の夜の9時に、雅子の体温が39.3度まで上がっていたという。昨日の朝の訪問時に知ってびっくりした。これは、それまでの最高の体温だった。座薬などの解熱対策で、その後37度台に下がり、朝は平熱にも戻っていた。しかし、昨日の午前中には、再び37度台に上がり、熱が雅子の身体の中を駆け巡っているようである。パーキンソン症候群が影響しているのではなかろうか。
 そんなことで、雅子の反応は、きわめて弱く、気の毒さと寂しさを覚える日が続いている。

3.連載、難病との闘い(1028) 第三部 戦いはまだまだ続く(322)
  第七章 しつこい敵(38)
 2.再びアウエイでの闘い(22)

(3)闘いの裏側で(その7)
 次男から嫁と孫を連れて見舞いに来ると連絡があったのは、数日前のことだった。友人の結婚式が神戸であるので、その途中で寄って顔を出すというのだ。思えば、昨年の6月に施設のアクティバ琵琶で一泊して、二日間に渡って見舞ってくれて以来の15ヶ月ぶりの嫁、孫との出会いである。
 もう少し彼女らとの出会いの機会を作って欲しいと願ってはいるのだが、次男の仕事がコンピューター関連の営業ということで、コンピューターの切り替えなどのためには、どうしても、皆が休んでいる時が仕事の絶好のタイミングということで、仕事優先を認めている一考としては、痛し痒しの皮肉な結果になっている。
 そんなことから、このところ、お正月、春の連休、ゴールデンウイーク、夏休み、お盆、それに、今年のシルバーウィークなどの長期の休暇は、全て次男には仕事が入っていて、全く帰宅してくれる気配はない。まあ、仕方がないにいs手も、15ヶ月ぶりの出会いなんていうと、正直言って、随分と寂しい話にである。会う機会が少ないだけに、孫の顔がなかなか頭に浮んで来ない。成長期だけに尚更だ。時々写真を送ってきてくれているが、その顔、姿をフォローするにしても、年寄りにはなかなかついていけないのだ。
 ともかくも、久し振りに帰って来てくれるというので、大いに期待しているのだが、具体的な時間などについては、前日になっても連絡は来ていなかった。
 当方の段取りもあるということで、前日の夜に電話を入れると、車で行くので午後になるという。高速道路料金が割安ということで、東名、名神も混むのは必至で、これは大変だろうと思うのだった。この時点では、朝早く出発するというが、その出発時間も、この夜の仕事との関係ではっきりしていないという。「とにかく多忙な男なんだなあ」と思いながら、仕方なく、一考は息子からの連絡を待つことにした。
 その当日の朝は、心配していた自分の目の病気が、何でもないということが判明したことで、一考はほっとしながら、午前中はいつものように雅子の部屋で付き添って過ごした。しかし、案の定、息子からは何の連絡も来なかった。お昼に一旦帰宅した一考は、彼らの様子を知ろうと、間合いを計りながら、次男の携帯に電話を入れた。しかし、電話は、直ぐに留守番伝言サービスに切り替わったので諦めて、そのまま電話を切るという始末だった。今、どの辺りを走っているのか、皆目、見当は付かなかった。(以下、明日に続く)

1062 仕分け作業

 個人の生活のあり方をも含めて、あらゆる分野で仕分け作業的な行為は、タイミングを見て行なわなければならない大事な作業だと思う。

1.独り言コラム
 昨日から華々しく始まった仕分け作業が、予期以上の脚光を浴びている。国の事業を総点検し、概算要求で95兆円まで膨らんだ来年度予算の中味を点検して、徹底して無駄を洗い出そうとする作業だ。衆人環視の公開で行なわれているところが面白い。
 面白いのは、それだけではなく、これを担当している行政刷新局の主要メンバーに、枝野幸男氏や蓮舫氏といった小沢一郎幹事長に干された人たちが頑張って取り仕切っていることである。一般国民も直接見られる公開で、またインターネット中継もあって、その作業は、華々しいスタートを切った。豪腕の小沢幹事長は、この作業をどんな思いで見ているだろうか。自分のイメージ通りだったとは思わない。
 いずれにしても、政権交代でこのような面白い新しい手法が取り入れられたこと自体、大きな前進であると言えそうだ。ただし、昨日の作業で10事業が見直され、700億円の削減が決定されたが、これを442事業として単純計算すると3兆円を越えることになるが、果たしてどうなるのか。ただし、この決定には法的な拘束力はないというのが、アキレス腱である。
 それにしても、筆者が遺憾と思うのは、95兆円からたとえ3兆円が削減されても、92兆円が既に既定の了解レベルに位置づけされてしまっていることである。今年度と比較して、補正予算の分を考慮すれば大差ないとしているが、来年度は補正予算が無いとは言えない訳で、前年に比べて、一気に予算枠が拡大してしまっているのは遺憾である。
 選挙前の民主党は、無駄を省き、予算の仕分けを見直すことで、従来レベルの予算枠でマニフェスト通り出来ると言っていたではないか。いつの間にか、論理がすり変わっているのが納得できない。あれだけ主張していた官房機密費の公開もやらないと言い出しているし、天下り、渡りの禁止もなし崩し的に進んでいるではないか。立場が変われば主張も変わるのは仕方がないということでは納得できない。
 さて、この種の仕分け作業と同様な作業は、何処の世界でも見られる。例えば、野球界での来年度の契約交渉の前提となる戦力確認作業もそうだ。米国では、目下、松井秀喜選手の扱いでヤンキースの出方が注目されているが、どうやら、戦略外と結論づけされるような方向にありそうだ。
 国内でも、阪神の今岡選手のように、多くのベテラン選手が戦力外通告を受けている。選手たちの方も、これに対してFA宣言をして自分の売込みを計る。いずれも、広い意味での仕分け作業である。
 少し、ニュアンスは違うが、天皇陛下も在位20年の区切りということで、今日記念式典が行なわれる。これに先立ち、昨日記者会見されたが、その中で「象徴」の在り方を求めて今日まで、その考え方の模索を重ねてこられた心境を吐露しておられる。これも、広い意味では、自分の立場の仕分けを続けてこられたとも解釈できるのではなかろうか。
 マンネリに陥るのではなく、タイミングを見て、その中味を吟味し、不必要なものを取り除き、新に必要なものを取り込むといった作業は、我々の個人の生活でも行なわなければならない必要な仕分け作業であると思う。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時半起床。体重、60.8Kg。朝風呂。雨は上がっていて、天候は悪くなさそう。
 雅子は一日中体温が高かった。一時は38.2度もあって苦しそうだった。先週辺りは平熱に戻っていることが多く見られたが、ここに来てまた熱がぶり返している。原因がはっきりしないが、どうやら、パーキンソン症候群との関連があるのではと思われる。
 そうだとすれば、今の治療では治らない訳で、これは成り行きに任せることになりそうだ。つまり、熱のことはあまり気にせず、熱が出れば、水枕などで冷やして対応するということしか無さそうに思う。先生のご意見を聞いてみたい。

3.連載、難病との闘い(1027) 第三部 戦いはまだまだ続く(321)
  第七章 しつこい敵(37)
 2.再びアウエイでの闘い(21)

(3)闘いの裏側で(その6)
 話は更に遡る。吉田病院で、雅子が胆嚢切除の手術を受けた翌日だった。その数日前から気になっていた視力の低下が顕著になって来ていたので、以前に看てもらったことのある近所の眼科医で診察を受けた。結果は、読書用の眼鏡をつくることに加えて、少しアレルギー性の汚染が見られるので、それ用の目薬をもらって済ませたのだった。
 ところが、それから1ヶ月ほど経過した9月半ばになって、再び目の状態が芳しくなくなった。具体的な症状は、視界が狭くなって来ていて、大きく目を開けようとするのだが、何か粘っこい脂のようなものがくっ付いているようで、しっかりと目が開かないのだ。従って、車を運転していても、遠くがしっかりと見えなくて、凄く不安を覚え始めていた。
 そこで、思い切って雅子の入院しているこの琵琶湖大橋病院の眼科で看てもらったのである。9月15日のことだった。結果は、ヴィールス性の流行目の可能性があると診断され、それ用の目薬をもらって、3階の雅子の部屋に戻って来たのだが、驚いたことには、この話が、既に看護婦さん達に伝わっていて、「どうしたの?」「良く消毒をしてね」とか、「雅子さんに触れないように」といった具合で、恰も、犯罪がばれて一気に指名手配を受けた犯人のような状況になっていたのである。
 これじゃ、プライバシーもあったものではないと思うと同時に、院内の連携の良さを思うのだった。暫くすると、主任の看護婦さんが来られて、いろいろ注意をしてくれるのだが、その心は、暫くは、病院に来るのを遠慮して欲しいといった感じだった。
 考えてみれば、それも当然なことで、病院にしてみれば、安全を確保する意味で、不安要素の排除は徹底しなければならない。当然な勧告なのだが、一考にしてみると、手のひらを返したような極端な対応に思えて、少々不愉快な思いをするのだった。しかし、ヴィールス性の病気とならば、その指摘、勧告は正しい。そこで、一考は、徹底して消毒に心掛け、それまでよりも病院通いの頻度を抑えることにしたが、それでも、一日1回は雅子の付き添いとして通い続けた。病院サイドが心配していたことは確かだった。
 再診日は4日後の9月19日だった。診察の一番札を取るために、6時半に病院を訪問、8時過ぎには診察を終えた。結果は、幸いなことに、ヴィールス性のものではないことが判明し、漸く指名手配からは解放されて、一件落着となったが、一考にとっては、大変気を遣った数日間だった。
 一考がほっとした背景には、この日の夕方に、次男が孫を連れて見舞いに来るということになっていたからである。かくして、疑いも晴れて、久し振りに、孫らとの顔合わせを心置きなく出来る運びとなった。(以下、明日に続く)

1061 にんまりのワイドショー

 大きなニュースがてんこ盛りで、ほっとしたり、寂しさを覚えたり、けしからんと思ったりで、悲喜こもごもの一日だった。

1.独り言コラム
 その時、筆者は、雅子の入院している病院から戻って、テレビを見ながら簡単な夕食をを終えようとしていた。放映中のNHK7時のニュースがほぼ終ろうとしている少し前だった。画面の上に、あの市橋達也容疑者が確保されたという速報のテロップが流れたのである。「遂に、捕まったか」といったほっとした気持ちだった。早速、夕方のニュースをやっているTBS系の毎日放送にチャネルを切り替えると、何と早速、被害者のリンゼイさんのお父さんと電話でインタビューをやっていた。その時点では同時通訳が間に合わず、キャスターたちがばたばたしていたが、数分後、通訳が入って、もう一度最初からインタビューをやり直していた。実に早いアクションで、NHKを出し抜いていた見事なスクープだった。
 あの整形手術以降のマスコミの扱いで、早晩捕まると思っていたが、予期以上の早い逮捕となった。沖縄への逃亡を企てていたようだが、もはや、それは叶わなかった。今朝のニュースでご両親が捕まってよかったとこぼしておられたのが印象深い。
 こうなった以上、市橋容疑者は、全てを話して、償いの人生を送るのが、残された道だと思う。あっけない幕切れだった。
 幕切れといえば失礼になるが、森繁久弥さんが長い人生の幕を閉じられた。96歳での老衰による死去だった。ご冥福をお祈りしたい。
 森繁さんといえば、筆者には3つの思い出がある。一つは、NHKのラジオで日曜名作座という長寿番組があって、加藤道子さんと二人だけで、数多くの作品を朗読されていた記憶である。独特の口調が耳当たりよく、筆者は、高校、大学の時代から、時々ではあったが、興味深く聞いていた記憶がしっかりと残っている。ラジオ時代の最後の記憶の残る番組だった。
 二つ目は、テレビ時代になっての「七人の孫」という番組で、この種のホームドラマの中では光っていたように思う。テーマソングもとても良くて、よく口ずさんだことがあった。
 三つ目は、確か中村メイ子さんだったと思うが、あるインタビュー番組で森繁さんのことを語っていたのだが、舞台の合間にもちょっかいを出されて身体に触れられたこともあったという。何しろ、芸能界のドンであった訳で、そのあたりも堂々とした対応だったという。森繁さんの人間性を知る上で貴重な証言だと思う。いずれにしても、こうして、また一人の大物俳優がこの世を去った。
 卑弥呼の宮殿ではないかと思われる大型の建物跡が、奈良県桜井市の纏向遺跡で見つかった。果てしない邪馬台国論争で、大和説を前進させる発見だ。今のところ、これが決め手にはならないようだが、また楽しい論争を活発化させてくれるのではないか。大いに楽しみである。
 黄海で南北艦艇が交戦し、銃撃戦があった。北朝鮮側に4人の死傷者が出たという情報もあって一時は緊迫したようだ。北朝鮮側の挑発ではないかと見られているが、米朝対話を睨んだ動きとも見られている。本当に掴まえ所の無い北朝鮮で、たとえ、六カ国協議が再開されても、こんな相手とはまともな話は出来ないのではないか。拉致被害者を帰さない限り、日本は、まともな交渉はするべきではない。
 写真家の篠山紀信事務所が捜索を受けたという。路上でのヌード撮影が、公然わいせつの疑いがあるという。一方、脳科学者でテレビ番組のキャスターを務める茂木健一郎氏が東京国税局の税務調査を受けて3年間で4億円の申告漏れを指摘されたようだ。忙しくて申請する時間がなかったというが、脳を論じる科学者だけに、とんでもない能天気な話である。
 まあ、今朝のワイドショーは大変だろう。美味しい多くの話題で、にんまりの様子が窺える。日本は平和で何よりだ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時40分起床。体重、60.4Kg。外はしっかりした雨
 朝から37度台の熱が終日続いていた雅子だったが、それでも午後には入浴させてもらった。このところ、一考の問い掛けに対する反応が極めて少なくなっている。3歩前進、4歩後退といった感じで症状が悪化しているような感じである。そういう意味では、一時見え始めた退院も、また霧の中に戻ってしまったようにも感じられれる。

3.連載、難病との闘い(1026) 第三部 戦いはまだまだ続く(320)
  第七章 しつこい敵(36)
 2.再びアウエイでの闘い(20)

(3)闘いの裏側で(その5)
 昨日に続いて、雅子が反応してくれた、たわいない会話、ジョークの実例の続きである。
 7.実姉の霧子さんが暫く顔を見せないので、電話で確認したところ、夫の和夫さんが自転車でひっくり返えって剥離骨折されたので、夫の面倒を看ているというのだった。そこで、雅子に「お姉さんは和夫さんにつきっきりで、あなたは、霧子さんからは3番目らしいよ。ところで和夫さんって誰?」言ったら笑ってくれた(10.4朝)
 8.昼食を終えて、午後にこの病院に向かうドライブ中、バイパス上で眠くなってきたので、大きな声で、小林旭の「ついて来るかい、…」を歌って眠気を逸らしていたのだが、後ろを見ると車が付いて来ていた、といっても笑わってくれなかったが、もう一度言い直して、綺麗な看護婦さんが3人も付いて来たよ、と言ったら笑ってくれた。(10.5午後)
 9.看護士さんが、マスクを取ってから「目を開けて見て! 私よ。どう? 美人でしょう。」と声を掛けてくれたのには、雅子も、思わず「プッ」と声を出して笑って応えていた。(10月7日、9時半)
 10.「お肌が白いね」と看護婦さんが言ったのに対し。一考が、「でも、お腹は黒いかも?」と言ったら、 苦笑。(10月7日PM)
 11.看護婦さんに呼びかける時に、一考が冗談でお嬢様といったのに対し、看護婦さんが「お嬢様だって!」と繰り返したので「いや、昔のお嬢様」といったら、看護婦さんが嫌な顔。その時、少し顔を歪めて応えてくれていた。(10月7日PM)
 12.雅子が38度もあって苦しそうだったので、「苦しいかい?」と聞いた際に、こちらが、咳き込んで苦しそうになったのを見て、ぐっと口をゆがめた。おかしかったのだろう。(10月8日10時頃、台風が過ぎ去った日)
 13.車椅子で屋上を散歩中に、うっかりしておならが出たので「ガスが漏れた」と話すと、くっと声を出して笑ってくれた。(10月12日PM、)
 14.体温測定の結果、入浴OKとなり、看護婦さんが「良かったね、身体の隅々をきれいきれいにしてもらえるからね。全部よ、隅々もよ」で吹き出す。(10月16日PM)
 15.このところ、いつものパターンで腰を屈めて話してやるのだが、立ち上がる時に腰が痛かったので、「痛てて!」と叫んだら笑ってくれた。(10月18日PM)
 たわいない話だが、とにかく、雅子が反応してくれるとほっとするのである。しかし、11月に入って、この種の雅子の反応がほとんど見られない。心配である。(以下、明日に続く)

1060 容易でない

 一般に、挑戦というのは容易でない目標に立ち向かうものであって、それを乗り越えることで、次なる新しい挑戦を見つけることに繋がる。人生は、それの繰り返しとも言えよう。

1.独り言コラム
 石原慎太郎都知事が、2020年のオリンピック開催に再挑戦するという。既に、広島・長崎が招致に名乗りを上げているが、今回は、その広島との共催をも含めた提案になっている。広島の出方が注目されるが、こうなると、国内での調整も容易ではなさそう。筆者は、もう一度、日本でのオリンピックを見たいとの希望は強いが、そこまで命が持つのか、こちらの方も容易ではない。
 酒井法子被告に、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決が出た。閉廷に際し、裁判長は、本人に主文を言わせるという見せ場をつくったようだが、常習性が認められた本人が、本当にその誘惑から抜け出せるのか、容易ではない話だと思う。一方で、3年後に芸能界復帰の話も出ているようだが、筋書き通り進むとは思われない。そこには、乗り越えるに容易でない幾つかの壁が待ち構えているはずだ。
 壁といえば、昨日は、あの歴史的なベルリンの壁が崩壊して20年目の記念日だった。民主主義が東ドイツにも取り入れられて近代化が期待されたが、今なお、東西ドイツの格差は大きく、その格差の壁を崩してゆくのも、容易ではないようだ。
 英国人女性、リンゼイさんを殺害した犯人の市橋達也容疑者は、井上康介という偽名で一年間も建設会社で働いていたそうだが、ここに来て、いよいよ追い詰められてきている。偽装、整形手術を繰り返し、パスポートを入手しての逃亡も企てていたとの報道もある。しかし、そんなあがきも、ここまでくると逃げ切るのは容易ではない。そこで、筆者は敢て市橋容疑者に告ぐ。「君はすっかり包囲されている。もう観念して手を上げて出て来てはどうか。」
 一方、千葉と島根で起きた女子大生殺しだが、いずれも早期の犯人逮捕が望まれているが、これもなかなか容易ではなさそうだ。特に、島根県立大の平岡都さんの場合は、残忍な「ばらばら事件」であって、昨日も足首が見つかったというが、被害者が残した点と線が、未だに不明瞭な部分が多く、それらを結びつけて、犯人に辿り着くのは、そんなに容易でないようだ。
 ところで、容易でない課題を沢山抱えている鳩山内閣だが、いよいよその本命の一つである行政の無駄を洗い出す「事業仕分け」が明日から行政刷新会議で開始される。昨日、その対象となる447事業・組織を選定した。果たして、どれだけ無駄が見つけられるのか、その期待は大きいが、これまた、そんなに容易ではない作業と思う。
 なお、この件に関して、昨日のテレビだったと思うが、あの東国原宮崎県知事が「このような仕事こそ、新人議員にやらせれば大変勉強になっていいのに、小沢さんはどうしてそれを止めさせたのか」という意見をぶっていた。最近の同氏の発言では、珍しく建設的な意見を述べていたように思う。容易な仕事で無いからこそ、勉強になるというのは確かであろう。
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、61.0Kg。今朝も少しがスっていて、曇り空だ。
 前日の夕方に37.2度だった体温が、夜中に38.2度まで上がり、朝方に37.5度と少し下がった後、その後は平熱まで降下した。未だに、熱がこのように高くなることがあって、なかなか安定しない。
 臀部に出来たの床ずれが酷くなっていたので、その手当が行なわれているのだが、傷の部分が意外に拡がっていて、全体としては徐々にはよくなっているが、完治にはまだ時間はかかりそうだ。
 一方、口が渇くことで汚れが目立ってきていた口腔内清掃を歯科の専門の方にやってもらうことになった。昨日から始めてもらったが、お陰で随分ときれいになった。暫く継続してもらう。

3.連載、難病との闘い(1025) 第三部 戦いはまだまだ続く(319)
  第七章 しつこい敵(35)
 2.再びアウエイでの闘い(19)

(3)闘いの裏側で(その4)
 それでは、つまらない話だが、今日から二日間に渡って、雅子が反応して、笑ってくれた具体的な会話の実例の幾つかを紹介する。いずれも、9月と10月のものばかりで、今月に入ってからは、まだ、記憶に残るような事例が出て来ていないのが心配である。
 1.隣の患者さんが呼び出しボタンを押した際に、ナース室から「担当の看護婦さんが、今トイレにいっておられるので、少し待っててね」とい返事があった。そこで、一考が、雅子に、その看護婦さんが来られたら「臭いよ」と言ってあげようねと言ったところ、思わず噴出してくれた。
 2.自分が一人で喋っているんだけど、会話が弾んで楽しいと言うと、雅子が、顔を歪めて笑ってくれた。そこで、一考が「雅子は声は出していないが、顔でちゃんと反応して答えてくれているので、れっきとした愉快な会話になっているんだよ」と補足してやった。
 3.胃ろうの付け根の部分の皮膚が、当初はジュクジュクしていたのだが、すっかりと治ったのを見て、「随分と綺麗になったよ、でも、顔のことじゃないのよ」というと吹き出してくれた。
 4.実姉の霧子さんの話をしていて、「最近、あまり顔を出してくれないので、どこか身体でも毀しておられるのでは」と言った後に、「そう言えば、あなたと一回りも上だから、もう年も90近いんだよね」と言った際にも、口を歪めて笑ってくれた。因みに、雅子の年齢は今年で65歳である。(10月1日)
 5.時々痰が口に溜まっていそうな場合に、看護婦さんを呼ぶのも大袈裟だと思う時には、チッシュを細くして口の中に差し入れて、それに吸収させて取ってあげることがあるのだが、或る時、横見してやっていて、気が付くと、チッシュが口じゃなくて、鼻に入っていたのを気付かずにしていた。慌てて「ごめん」と謝ったがが、雅子が顔を歪めて「けしからん」といった反応をしていた。この場合は、笑ったのではない。
 6.痰をチューブで吸引してもらう場合、鼻からと口からの場合がある。当然だが、口からの方が本人は楽なので、「口から攻めてもらおうよ」と言った後で、「何も唇を奪うんじゃないんだから、それに、そんなことを気にする年でもないし」と余計なコメントを付け加えたのが、よほど面白かったようで、「プッ」と噴出してくれた。(以下、明日に続く)

1059 三宅久之さんと梅沢由香里さん

 たまたま見ていた昨日のテレビ番組の中で、興奮させてもらったお二人を話題にさせてもらった。

1 独り言コラム
 読売テレビの人気番組の「たかじんのそこまで言って委員会」で、常連メンバーの一人である評論家三宅久之氏の一方的な怒りの発言に、見ていた筆者も、いささかの怒りを覚えた。三宅氏の怒りは、中田宏元横浜市長が任期を満了せずに、総選挙のタイミングに合わせて市長を辞任したことに対するものなのだが、筆者の怒りは、幾ら中田氏が説明しようとしても、その話を聞こうともせずに、けしからんと怒鳴りつける三宅氏の態度に対してであった。
 この中田市長の辞任のタイミングについては、筆者は、中田氏が主張する説明には納得である。つまり、中田氏の主張は、2期目の途中だが、3期目は出ずに退任を決めていての残り任期が半年程度、来年度予算作成のタイミング、それに、総選挙と同時選挙にすれば、より多くの民意が得られるし、経費節減にも直結するといったメリットなどを考慮しての決断だったという訳で、それらにはなるほどといった妥当性があると思っている。三宅氏は、中田さんの話も充分に聞かずに「それなら地方の首長は皆、任期半ばで全部辞任せよというのか」という明らかな的外れの突っ込みをしていて、取り付く島もない混乱のまま、画面はコマーシャルに流れ込んだ。
 最近の三宅久之氏だが、その存在感は依然として大したもので、全体的には正論を吐くことで痛快さを覚えることが多い。その一方で、コメンテーターの中では、今や大変なドン的な存在になっていて、民主党の小沢一郎幹事長と同じような威圧感があり、その逆鱗に触れることを嫌って、唯一、田島陽子さんを除いて、誰もが遠慮していて何も言えないような状態になっている。あの勝谷誠彦氏までもが控えめだ。まだまだお元気のようで頑張ってもらいたいが、もうそろそろ、後進に道を譲ってもいいのではと思わせる場面が増えてきているのも事実である。
 さて、話は変わって、将棋と囲碁の話である。筆者は大の将棋のファンだが、囲碁はそうではない。自分でも殆どやらないし、見ることも稀である。しかし、昨日に限っては特別で、NHK杯トーナメントの将棋、囲碁の二つの番組を楽しませてもらった。二つの番組をじっくり見たのは筆者には初めてのことだった。
 将棋は、羽生名人が井上八段の攻めに苦しみ、今日は。さすがの名人も負けたかと思わせるはらはらする展開となった。しかし、さすが羽生名人である。終盤に粘り強い、いわゆる羽生マジックが出て、名人の見事な逆転勝ちとなった。
 続いて、放映された囲碁には、筆者が大好きな美人棋士、梅沢由香里さんが登場し、強豪の片岡聡九段と対局した。筆者は、もともと知的な美人が大好きである。梅沢さんを最初にテレビで見た時には、何とも言えないドキッとした衝撃を覚えたのが今でも忘れられない。それだけに、昨日は、囲碁を楽しむというよりは、梅沢さんを見るだけでいいんだという気持ちで画面に見入っていたのである。
 結果は、片岡聡九段の中押し勝ちで、梅沢由香里さんには今一つ不満の内容だったようだが、知的な美人棋士が唇を噛み締めたり、髪の毛を掻き揚げたり、顔に手を当てたり、妙手を捜し求めている真剣な眼差し、顔つき、身のこなしなどを見ているだけで、筆者は充分満足させてもらった。
 いつも将棋の番組を見ていて、対局者の姿が何回もクローズアップで画面に出て来たりすると、このプロヂュサーは将棋ファンの気持ちが分かっていないという批判の目で見ていた。この種の番組は、戦いの場である画面にもっと集中すべきだというのが一考の持論で、いつも心の中でいらいらした不満を覚えていた。
 しかし、昨日の梅沢さんの対局だけは別格で、もっと彼女の仕草、姿、苦悩の表情をアップで捉えて欲しかったと思うのだった。我がままな独りよがりな視聴者だが、昨日の囲碁に関しては、そんな思いで見ていた方も多くいたのではなかろうか。
 二つの楽しい番組を話題にさせてもらって、勝手に怒り、一人楽しんで発散させてもらった。ブログは有用なツールである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時40分起床。体重、60.8Kg。外はもやが掛かっている。
 昨日が雅子が入院して80日目であった。何処かの方言で「八十日目」と書いて「やとかめ」と発音し「ひさしぶり」と云う意味だということを、昨日のテレビのクイズ番組で知った。いずれにしても、早いものだと思う一方で、雅子もよく頑張っていると思う。
 しかし、残念ながら、昨日の雅子は、午後になって38.2度という高熱を出した。夕方には37.5度ぐらいに下がっていたが、この辺りの症状の変化が、どうして起きているのか分からないのが不安である。

3.連載、難病との闘い(1024) 第三部 戦いはまだまだ続く(318)
  第七章 しつこい敵(34)
 2.再びアウエイでの闘い(18)

(3)闘いの裏側で(その3)
 今の一考の強い願いは、とにかく、雅子の頭脳が正常に働いてくれて、一考の問い掛けに何らかの形で意思表示してくれる機能を保持してくれることである。それは、取りも直さず、どんな形であっても、二人の間にコミニケーションが可能であって欲しいという願いである。それさえ確保できていれば、雅子の傍にいて看てあげることに遣り甲斐を覚えることになり、ひいては自分の生きがいの支えになってくれて、毎日の付き添いの生活を送る上で、心強いバネになっていると考えている。
 しかし、この数年間に渡る雅子の付き添い、介護の日々を通して、パーキンソン病の特徴である進行性の病気という大変な厄介さを、いやと云うほど体験させてもらって来ている。もうこの辺りで悪化も行き着くところまで来てしまったのだろうとの思いが、幾度も裏切られてきていたのである。それだけに、今後の更なるこの症状悪化が、何処まで進んでゆくのかに、一考は大きな不安と関心を持って見守っている。
 出来るならば、少なくとも、先に述べたように、二人の間で、何らかのコミニケーションが確保できるレベルで止まって欲しいと、神に祈る気持ちで毎日を送って来ている。然るに、最近の雅子の様子を見ていると、今や一考が許せる限界のレベルぎりぎりまで進行して来ていて、一考をやきもきさせているのである。
 そういう意味で、たとえ、それが一考の一方的なおしゃべりであっても、雅子が聞いていてくれるということが確認できるような反応があると、ちょっとした感激であり、付添い甲斐といったものを実感してほっとするのである。
 最近の一考は、意識してつまらないジョークを発して雅子の反応を窺うようにしている。そんな時に、雅子が「ぷっ」とでも噴出して笑ってくれるようなことがあると、一考は大感激、大満足を覚えるのである。従って、最近では、雅子が噴出すような笑いを導き出すことが大きな楽しみで、付添い甲斐になっているのだ。
 いずれにしても、頭の働きと意思表示機能だけは何とか確保していて欲しいと願っている今日この頃なのである。明日、明後日の二日に渡って、雅子が笑ってくれたジョークの事例を、幾つか紹介を試みる予定である(以下、明日に続く)

1058 殺人鬼が潜む初冬の日本列島

 明るい話題の裏側で、恐ろしい殺人鬼たちが列島に潜んでおり、そこへ持って来て、景気も今一つで、初冬の列島風景は、なんだか寒々した感じである。

1.独り言コラム
 ファンを楽しませてくれたプロ野球日本シリーズも、巨人が7年ぶりの優勝で閉幕した。それにしても6年間も優勝していなかったというのが、筆者には意外に感じられた。「日本一奪回しました」という原監督の挨拶が簡単明瞭ですっきりしていた。それにしても、今年の原監督は、春のWBCでも優勝を導いてくれたし、万々歳の一年だったといえよう。
 一方、昨日行なわれたNHK杯フィギュアスケートの女子の自由演技で、逆転優勝を果たした安藤美姫選手は、グランプリファイナルへの出場権を獲得した。これによって、バンクーバーオリンピックへの出場を濃厚にしたようだ。絶不調の女王、浅田真央とは対照的で、うまく波に乗っていると言えそうだ。
 そんな明るいスポーツの話題の裏側で、恐ろしい殺人事件が、関東と山陰で起きている。
 その一つは、二人の女子大生が殺害された事件だ。お気の毒な犠牲者は、千葉大園芸学部4年の荻野友花里さん(21)と島根県立大学総合学部1年生、平岡都さん(19)の二人である。二人は、いずれも殺害後に、荻野さんは放火、平岡さんは、首を切断という、残忍な犯行を受けていた。今のところ、荻野さんは交際上のトラブルが原因だとの背景がありそうだが、平岡さんの場合は、行きずりの犯行の可能性が高そうだ。将来ある二人の人生を瞬時に無にしてしまった恐ろしい殺人鬼たちを、一刻も早く逮捕して欲しいものだ。
 もう一つは、国民を「あっ」と言わせるような恐ろしい事件が、やはり関東と山陰で起きていたことが発覚した、いずれも、睡眠導入剤を使った連続殺人事件という形の新型の凶悪事件である。二つの事件とも中年女性の犯行であって、気の毒な犠牲者は中年以上の男性たちである。
 これらの事件を見ていると、恐ろしい殺人鬼は、必ずしも男とは限らないようで、色気ある中年女にも気をつけなければならない。うかうか出来ない大変な今日この頃だ。
 加えて、英国女性リンゼイさんを殺害した市橋達也容疑者だが、整形手術で変装して列島を逃げ回っている。彼は、博多、大阪、名古屋にも出没しているようで、まさに、日本列島は、恐ろしい殺人鬼たちが闊歩している寒々とした恐ろしい風景である。

2.プライベートコーナー
 4時起床。体重、60.7Kg。今朝も穏やか、天気は悪くはなさそう。
 このところの雅子の症状は、落ち着いて来ているようだ。昨日も午後に一時的に37.2度まで体温が上がったが、夕方には37度に戻っていたし、痰の量も、ぐっと少なくなって来ている。このままの状態が続けば、退院ということも見えてきそうな感じである。ただし、一考の呼びかけに対する雅子の反応が乏しいのが気掛かりである。

3.連載、難病との闘い(1023) 第三部 戦いはまだまだ続く(317)
  第七章 しつこい敵(33)
 2.再びアウエイでの闘い(17)

(3)闘いの裏側で(その2)
 入院して1週間後の8月27日は、京都の吉田病院でのパーキンソン病の定期検診日だった。雅子が入院中で連れて行けないことで、一考が一人で春日先生にお会いし、雅子の症状を説明してお薬をもらうことになった。胆嚢切除で吉田病院に入院中だった時や吉田病院を退院する際に、同じように1対1のパターンでお会いしていたので、違和感もなく、何だかもうすっかり定着しているスタイルの感覚だった。
 春日先生に、尿路感染で再度入院した旨を話すと、それを勘案して、少しお薬の内容を調整して下さった。病気も相互に関連し合うこともあるので、パーキンソン病の悪化が影響していないとも言えないとの示唆もあった。しかし、胃ろうの付け根がじゅくじゅくしていて困っていることについては、先生を経由して胃ろうの設置をお願いした経緯もあったので、さすがにそこでは言うのを控えた。
 この日、お薬を受け取って病院に戻って来たのは5時を過ぎていたが、その間にお見舞い客があったことを知らされてびっくりした。
 それと云うのも、その見舞い客と云うのが、一考が見舞いは不要だと断っていた自分の三人の姉妹達だったからである。そして、メモが残されていて、雅子が寝ていたので話はせず、元気そうに見えたので黙って帰ったという内容だった。
 一考を思わず「いらっ」とさせたのは、事前に何も連絡せずに勝手に来るということへの反発と「元気そうに見えた」というようないい加減な言葉が気に食わなかった。入院直後である訳で、元気であるはずがない。これは目の不自由な人が象を触って、象とはとは何ぞやと語るのと同じ事例で、適切なコメントではない。たまたま落ち着いていて一見元気そうに見えることもあるが、それが今の雅子の全てではなく、実際の苦しみなどを知らない者のいい加減なコメントであって、いささかの怒りさえ覚えたのだ。
 物には常識と云うものがあって、この種の重病患者を見舞う場合は、少なくとも事前に電話などで確認して来るのが常識だと思うのだが、そういうことがなく突然の見舞は極めて不愉快である。心ある人の見舞いとは思えないのだ。
 そう言えば、先日、入院早々の日曜日だったが、実姉の霧子さんの家族が大挙して見舞ってくれたことがあった。二人のいとこ、それに霧子さんの旦那さん、いとこのお嫁さんといった方々だったらしい。血の繋がった身内がほとんどだったが、このように大挙して来て頂けるなら、事前に電話一本は欲しかった。その時には、生憎、一考はちょうど昼食を終えて、施設のアクティバで休息を取っていたことで、折角遠路を来て頂きながら、彼らには会うことも、お礼をいうことも出来なかった。そんなことで、一考は、やはり不満であって、不機嫌になったのだった。
 いずれにしても、常識的なことだが、親しき仲にも礼儀ありである。(以下、明日に続く)

1057 絶不調

 好調、不調の波は誰にでもある。それが、その人の人生に直結するようなスポーツのような勝負に携わっている人の場合は大変だ。

1.独り言コラム
 今週末の男女のゴルフツアーは、今年の賞金王を左右する大きな戦いになっている。特に、女子のミズノクラシックは、米国ツアー、日本ツアーの両方の賞金王の鍵を握っている。昨日現在では、男子では石川遼が二日目に大きく浮上、女子では注目の申ジエ、宮里藍の二人が順調な出だしである。しかし、現在日本ツアー賞金獲得額トップの諸見里しのぶはショットが振るわず大きく出遅れた。彼女は、このところ、ずっと不調のリズムの中にいるようだ。
 ところで、筆者夫婦が贔屓にしている不動祐理選手だが、昨年までに46勝をしているベテランだが、今年はずっと泣かず飛ばずで、今週の戦いも下位に低迷していて冴えていない。まさに絶不調の代表選手の一人だ。
 一方、スケート界のあの女子フィギュアの浅田真央選手も絶不調の代表格の一人だ。前回のオリンピックは、年齢が数ヶ月若かったということで出場できなかったのだが、今年は、その予選に相当するグランプリシリーズに既に2度出場したが、全く冴えず、グランプリファイナルへの出場は断たれたようだ。夢のオリンピックへの残された道は、日本選手権での優勝と云う土壇場に追い込まれている。気持ちを立て直して頑張る以外に道は残されていないが、あれほど信頼感の厚かった彼女の突然の絶不調に、多くのファンが驚いている。神様の絶妙な配慮に期待している。
 将棋界でも、筆者の贔屓の郷田真隆九段が絶不調に落ち込んでいて、なかなか勝てない状態が続いている。今年の4月には名人戦の挑戦者になって頑張り、名人へあと一勝までと頑張ったが及ばず、その頃から勝ち星がついて来ていない。4月以降の今年度の成績が11勝16敗と大きく負け越している。来年の名人挑戦者を決めるA級リーグ戦でも2勝3敗と負け越し、来年の挑戦権はほぼ無くなったばかりでなく、下手すると、A級からの陥落を心配しなくてはならない状況にある。このところは、今まで大きく勝ち越している相手にでも簡単に負けてしまう状況だ。長考が好きな棋士だけに、勝てないことで長考が空回りしているように思える。何とかペースを取り戻して欲しい。
 上記の3人の方々は、かつてはトップを極めた才能ある方々だ。いずれ近い将来、再び檜舞台に姿を見せてくれるに違いない。とはいえ、そんな方々にも、スランプ脱出の妙薬がある訳ではない。地道な努力とヒントとなる何かの切っ掛けを掴むことが必要のようだ。一日も早い絶不調脱出を期待している。
 ところで、政治の世界では、数を誇る民主党の鼻息は荒く、幸いなことに絶不調らしき人は、今のところ見当たらない。逆に、鳩山由紀夫、小沢一郎が率いる鳩山内閣、民主党執行部は、今や、舌好調で絶好調だ。勢い余って閣内不一致に繋がっているが、気にすることもないようだ。しかし、課題は山積しており、油断は禁物だ。好事魔多しである。

2.プライベートコーナー
 3時半起床。体重、60,1Kg。今日は立冬だが、穏やかな朝だ。
 昨日の雅子も相変わらずで、昼間には熱が37.2度まで上がったが、リクライニング車椅子で病院の館内、屋上を散歩して気分転換を図った。全体として、反応が乏しいのが寂しい。

3.連載、難病との闘い(1022) 第三部 戦いはまだまだ続く(316)
  第七章 しつこい敵(32)
 2.再びアウエイでの闘い(16)
  (3)闘いの裏側で(その1)
 
 ここから話は少し遡る。この琵琶湖大橋病院に再入院して二日目のことだった。午前中に正式に入院申請書の提出したり、パジャマ、タオルなどの必要な小物の搬入、整理も終って、ほっと一息ついていた午後2時過ぎだった。事前に何の連絡もなく、姉の久子が病室にひょこりと顔を出したのである。
 今回の入院に関しては、昨日の今日のことで、実兄と実姉以外には、まだ誰にも話していなかっただけにびっくりである。どうして分かったのかと聞いてみると、妹の旦那さんが、たまたまブログを見つけて分かったということで連絡をもらったのだという。一考の親戚の中では、ブログは見ている人はいないと思っていただけに、虚を突かれた気持ちだった。
 その一方で、見舞いについては、血のつながった近い親族に限っていたので、久子の見舞いについては、あまり好感を持って迎えた訳ではないが、そうかと言って、ここまで来ているのを断るのもどうかと思われるので仕方なく、成り行きに任せたのである。
 いずれにしても、雅子が喜ぶとか、勇気付けられるといったこととは無関係に、自分が見舞いに来たことでの自らが満足するといった、一方的な見舞いである。
 そういう見舞いはよくあることで、仕事の上のお付き合いなんかで見られる典型的な義理の世界でのケースであったり、とにかく、一回、行っておこうといった類の自己満足型の見舞いなのである。
 とにかく、久子はベッドの傍で、一方的に声を掛けて見舞ってくれたのだが、雅子は終始、目を瞑っていて、反応はほとんど示さなかった。それでも、久子は、来たことに満足して直ぐに引き上げて行った。
 久子が帰って暫くすると、今度は実兄の祐一さんが、これまたひょこりと顔を見せてくれた。義兄には昨夜に電話で伝えていたので、心配されて来られたのであろう。この日は、奥さんの香子さんはついて来ておらず、一人での見舞いだった。義兄からは、度々の見舞いを「頂いていて、妹思いの優しい兄貴であると一考は思うのである。自分だったら、妹にそこまで気を遣うだろうかと、思わず自問自答してみるのだった。(以下、明日に続く)

1056 びっくり、である。

 びっくりの内容は様々だが、我々にいい意味での刺激を与えてくれるびっくりは歓迎すべきだが、一方では、許されない驚愕のびっくりもある。

1.独り言コラム
 ワールドシリーズでヤンキースが9年ぶりに優勝したが、何と!松井秀喜選手が日本人では初めてのMVPを獲得した。筆者には、忘れかけ始めていた松井選手だっただけに、びっくりしたのだが、久し振りの大活躍はとても嬉しい。一試合6打点は素晴らしい。海を渡る時からの悲願の夢がやっとかなった訳で、生涯最高の一日となっただろう。特に、このところ、怪我で長く苦労していただけに喜びも一入だ思う。この活躍で、土壇場になって、ヤンキースとの契約は繋がったのではなかろうか。ファンには嬉しいびっくりでもある。イチローともども、二人は野球界の世界の舞台で果たした偉業であり、日本にとっても。輝かしい誇りでもある。
 一方、国内での日本シリーズでも、昨日は土壇場の9回に思わぬホームランが乱れ飛ぶびっくりの大ドラマが展開された。押さえのエースが、あっという間に打たれての無念のさよなら負けを喫した日本ハムには、立ち上がるに難しいような痛い痛い敗戦だが、本拠地の札幌に戻れるので、また息を吹き返してもらいたい。結果論だが、昨日の試合では、好投していた藤井投手に完投をさせてみたかったとの悔いがある。
 ところで、今度は驚愕のびっくりである。またも複数の男性の不審死が発覚したのだ。鳥取で、この半年あまりの間に起きていた事件である。不審死した3人の男性は、いずれも35歳の女性との接点があり、いずれの遺体からも睡眠導入剤が検出されている。
 つい最近、埼玉県警に詐欺容疑で逮捕された女の知人が相次いで不審死していたことが明らかになったばかりで、びっくりもびっくりで、開いた口がふさがらない。女は怖いということで、今や世の男達は、女には戦々恐々だと言いながらも、自分を含めて男たちは、今でも女にだらしなく、めっぽう弱いのも事実である。
 昨日から、話題が急遽再沸騰している英国人女性リンゼイさん殺しの容疑者である市橋達也だが、整形を繰り返し、まるで別人になっているという。逃亡のための苦肉の変身だが、そんなに変われるのもびっくりだ。
 鳩山内閣にも、いくつかのびっくりが出て来ている。一つは、米軍基地の普天間基地移設問題の対応で、強気に出ていた鳩山内閣だったが、米側がその結着に「期限を設けない」とその態度を軟化させたことだ。今までは、米国の顔色を見ながら、言いたいことも言えなかったことを思うと一歩前進と言えるかもしれない。ある意味で、びっくりの米側の対応である。しかし、幾ら時間を掛けて検討しても海外、県外への移転先は考えられないだろう。
 二つ目は、立場が変わると、言うこともころっと変わるというびっくりが続いている。先の日本郵政の社長の人事に見られた天下り、渡りに関する説明もそうだったが、今度はあれほど公表を主張していた官房機密費の内容を公表しないという。手のひらを返したような対応にびっくりだ。
 三つ目は、小泉総理の頃から始まっていた、いわゆる総理のブログである週刊のメルマガだが、鳩山総理になって、その配信が総理が多忙ということで配信が延期されるという現象が、今までに2度も起きている。今までは、どうせ、誰か別の人が書いていると思っていたのだが、鳩山総理の場合は、若しかしたら、自分で書いているのではと思われる。そうだとすれば、その正直さ、真面目さにびっくりしてするのである。 

2.プライベートコーナー
 4時半起床。体重、60.4Kg。寒さは少し緩み、雲が多い曇り空。
 昨日の雅子は比較的平穏だった。体温も終始平熱。このままの状態が続けば、退院も見えて来るのだが、…。パーキンソン病に関して、吉田病院にお薬をもらう日で、久し振りに春日先生に面談した。今までと同じ処方のお薬を受け取った。

3.連載、難病との闘い(1021) 第三部 戦いはまだまだ続く(315)
  第七章 しつこい敵(31)

 2.再びアウエイでの闘い(15)
 (2)治療の始まり (その10)
 ところで、この病院に勤務されている看護婦さん達の出身地だが、地元の滋賀県出身の方が大半だろうと思っていたが、必ずしもそうではなく、他府県から来て頂いている方が多い。九州、四国、山口県など遠方の方が目立っている。旦那さんの転勤などで、こちらに移って来られている方が意外に多いというのだ。
 この世界でも、派遣の方が意外に多い。いわゆる契約看護士である。彼女達の話では、給料もそれほど悪くなく、辞めるのが容易なのが都合がいいという。正社員の看護婦さんに聞いてみると、契約看護婦さんの給料がいいことを羨ましげに話してくれたが、ご本人たちは、その代わりボーナスがないということで、実質的には、やはり正式な契約社員である看護婦さんの方が、安定していて然るべきレベルだという。そうは言いながら、今は、看護婦さんが不足している状況にあるだけに、より条件のいい処に変われる派遣の形式をとる看護婦さんが増えているのかも知れない。
 また、看護婦さんの中には、積極的な前向きの姿勢で頑張っておられる方も多い。先日、ある看護婦さんとお話していたが、かつて、青年国際協力隊に参加して、海外で頑張ってきたという方だった。大変、興味を持ったので、お忙しい方だったが、その辺りの経験話を伺わせてもらった。その方は、子供の頃から看護婦さんは、憧れていた職業だったという。大変勇気あるボランティア精神に富んだ素敵な看護婦さんで、その同じ隊の方と結ばれたという幸せなエピソードも聞かせてもらった。はやり、幸せは自らの手で掴み取るものかもしれない。他にもワーキングホリデイでニュージランドに1年滞在して貴重な経験をして来られた素敵な看護婦さんもおられる。また、これから、新たな資格を取ろうと、多忙な毎日にも関わらず、懸命に頑張っておられる看護士さんもおられる。とにかく、意欲的な方が多いのは素晴らしいことである。。
 ところで、9月に入って、看護婦さんたちの管理の方法が少し変わった、それは、この本館3Fの看護婦さん達のグループが、病室単位で2つのグループに分けられたのである。その体制の方が、より患者に密着したサービスが出来るからだという。効率という面では、確かにその通りだとは思うが、その結果、今まで親しくして頂いた何人かの一考のお気に入りの看護婦さんからは、疎遠になってしまい、寂しく思うようになったのも事実である。(以下、明日に続く)

1055 逃げ切れるのか?

 追う、逃げるの戦いは、ゲームやスポーツなら見ていてスリルがあって面白いが、殺人者の逃亡は冗談じゃない。

1.独り言コラム
 容疑者が2年7ヶ月ぶりに姿を現した。英国人女性、リンゼイさんを殺害したということで指名手配中の市橋達也容疑者である。整形をして大阪府内に潜伏していた可能性が強いという。先月、名古屋市内で、鼻を高くする整形手術を受けていたようで、その際に実在住所を申告していたという。また、福岡の病院からも、その姿を見せたという情報提供もあったようだ。顔は別人のようだったというから、逃げるのにも必死なのが分かる。
 とにかく、警察陣が取り逃がすという大ポカがあって、その後ずっと逃亡を続けている訳で、そこには、資金提供などをしている人物がいるのではと見られている。それにしても精神的にタフな男である。しかしながら、ここで尻尾を出したことで、このまま逃げ切る訳にはいかないだろう。
 国会の予算委員会での論戦は面白い。昨日も自民党、共産党、それにみんなの党らの代表論客が厳しく追う、それに対し、鳩山内閣がのらりくらりと逃げたり、交わしたりで、こちらも応戦に懸命である。
 印象に残った追及では、石破茂政調会長の集団的自衛権の確認から始まったが、極めつけは「マニフェストパラドックス」という言葉を出しての追及のくだりだ。それは、数多いマニフェストの中味を、国民はその全ての内容に賛成した訳ではないという論法で、そこに書いたからと言って、それらの全てを実施しなければならないと考えるのはナンセンスだというのだ。その指摘はその通りであって、現に、アンケートでは、高速道路の無料化や子供手当てについては、反対の意見が過半数である。この考え方は、筆者も全く同感で、投票する際には、誰もその中味を個別に選ぶことが出来なかったではないか。マニフェスト一辺倒は誤った考え方だ。
 また、共産党の笠井亮氏は普天間の米軍基地移設に関し、今更、何を検討しているのかとの鋭い追及にも、なかなか迫力があって面白かった。一方、自民党の柴山昌彦氏らの偽装献金問題、資産管理に関する責任の追及も厳しく、鳩山総理も自らの責任を逃れるつもりは無いと答えていた。また、渡辺善美氏の日本郵政の人事問題で天下り、渡りの問題を取り上げて、独特の論法で追及した。
 果たして、鳩山総理はうまく逃げ切れることが出来るのか、国会論戦もなかなか面白い。
 話は例によって一転するが、「逃げ切れるか」ということでは、スポーツ界に幾つかの話題がある。例えば、今行なわれている巨人ー日本ハムの日本シリーズも、昨日で2勝2敗になったことで、戦いは札幌ドームまで持ち越されることになった。地元に戻れるということで、日本ハムが逃げ切る可能性が出てきたと言えそうだ。
 一方、ゴルフの賞金王を巡る戦いも面白い、米国の女子ツアーでは、目下、韓国の申ジエが  トップにいて、2位には宮里藍選手が射程距離内で頑張っている。なかなかの接戦である。明日から日本で行なわれるミズノクラッシックが大きな鍵を握っている。
 他方、日本ツアーでも男女共に接戦で、男子が池田裕太と石川遼が僅差、女子では、諸見里しのぶが横峯さくらを少し離しているが、まだ勝負は分からない。果たして、目下首位にいる池田裕太、諸見里しのぶが逃げ切れるのか、残されたツアーに関心が高まっている。
 いずれも話題も、逃げ切るのはそんなに容易ではない。

2.プライベートコーナー
 4時起床。体重、60.8Kg。寒さは少し緩んでいる。お天気は良さそうだ。
 昨日の雅子は、午後になって体温が37,3度まで上がったが、夕方には戻っていて、比較的安定していた。痰を取る頻度も大分減っている。相変わらずの一進一退の状態の繰り返しである。

3.連載、難病との闘い(1020) 第三部 戦いはまだまだ続く(314)
  第七章 しつこい敵(30)

 2.再びアウエイでの闘い(14)
 (2)治療の始まり (その9)
 そうは言いながらも、看護婦さんや介護士さんの仕事も、他の仕事の方々の場合と原則的には変わらない部分もあると思う。その日の与えられた医師からの指示書や引継ぎ内容に沿って、その責務をきちんと果たしてゆくのが、仕事の基本である。
 その上で、心身ともに多少なりともゆとりがある場合には、やってあげたら患者さんが喜ぶなり、患者さんのためになるような細かい仕事にも踏み込んだサービスをすることになる。それらのプラスアルファの仕事の大半は、その必要性に気付いていても忙しくて、なかなか手が出せていないようなサービスの類である。言ってみれば、給料に織り込まれていないボランティア的な仕事だ。
 実際に、一考が、雅子のベッドの傍にいて、彼らがやってくれるそのようなプラスアルファ的なサービスを受けるのを目にすると、本当に嬉しく、彼や彼女らに心からの感謝の気持ちでいっぱいになる。そこまでやってくれるのといった嬉しい気持ちだ。淡々としたルーチン的な仕事も大事でそれが基本であることには間違いないが、心のこもったその種の踏み込んだサービスには、本当に感謝、感激、嬉しさは、百倍、千倍にも感じるのである。
 例えば、洗髪、お口洗い、爪きり、ちょっとした傷口手当てなどがその一例だ。多分、その日の担当業務として、そこまで細かくは指示されていないと思われる範囲まで、その日の看護婦さんや介護士さんの裁量で踏み込んでやってくれる。本当に頭が下がる思いになってしまう。具体例として、痰を取ってもらうのを取り上げてみても、その取り方を丁寧にやって頂ける場合と、とりあえずは、「取りましたよ」といったおざなりな場合などで、その対応の仕方に随分と差を感じることもある。
 また、当初はお風呂に入れなかった雅子だったので、一定期間ごとに身体を拭いてもらうのだが、これもマニュアルで決められたインターバルで行なわれているようだが、それでも、そのタイミングには、プラスアルファ的なジャッジもあるようだ。いずれにしても、積極的に踏み込んだサービスを頂戴する場合は、心から感謝という事になる。
 もともと、仕事柄、ボランティア精神の高い方々が多く、そのような素晴らしい気持ちを持った看護婦さんや介護士さんがほとんどだが、やはり、その日の体調や気分で、ばらつきも出て来るのは止むを得ないことなのだが、受け取る方の立場からは、そんなちょっとした対応の違いにも敏感に感じてしまう。(以下、明日に続く)

1054 早や冬景色

 木枯らし1号、初冠雪などの冬到来のニュースが全国から続々と届いていて、忙しない時期に入っている。それなのに、今朝も5時50分に送信しようとしたが、急なソフトのメンテが入っていて、送信が少し遅れてしまいました。ここでも筆者の心は冬景色になってしまいました。

1.独り言コラム
 寒さは昨日の滋賀県でも同様で、伊吹山で初冠雪、琵琶湖バレーでは10センチの積雪があった。いずれも、昨年よりも2週間以上も早い。
 今朝の新聞には、年末恒例の紅白歌合戦の司会者が発表されていた。今年で60回目を迎える節目の年だが、昨年に続いて、仲間由紀恵さんと中井正広さんが選ばれている。無難な選択だ。そう言えば、もう年賀状を準備するタイミングでもある。こんな話題が出て来ると、急ぎ足で年末が近づいて来ているようで、慌しさを覚える。
 さて、一旦、上昇気配を見せたようだった株価も、ここに来て冬景色の様相だ。一昨日は232円という大幅な下落があって一気に冷え込んだ。今朝も、米国の株価も44ドル以上も下げていて冴えないことから、今日の東証の動きにも大きな期待は持てない。
 ところで、桂米朝さんは文化勲章を受賞されて、気分は春たけなわであるが、アメリカと北朝鮮の米朝関係は、一時は持ち直すかと見られていたが、また冬景色に逆戻りのようである。昨日の朝鮮中央日報は、北朝鮮は核燃料棒の再処理を終えたとし、武器化に着実に前進していることを報じている。米国へのけん制を仕掛けた動きだ。いずれにしても、北朝鮮は、まともな話が出来る相手ではなさそうだ。そうかといって、野放しには出来ないし、拉致被害者は取り戻さねばならない。どんな手段が残されているのだろうか。まさに、手詰まりである。
 一方で、ネットが選挙運動に解禁という動きが現実化しつつある。この課題は、今までは時期尚早という手詰まり状態だったが、政権が変わったことで一気に動き出した。今のIT社会では、当然の流れであって、早急な法整備が待たれる。こちらの方は、どうやら、春遠からじのようだ。
 そんな中で、昨日の日本シリーズでブッシュ前大統領が始球式に登場し、かつての友人だった小泉元総理、それに王選手らも加わって一緒に試合を観戦したという。ここでは、寒さとは無縁の穏やかな話題に終始していただろう。
 季節の移り変わりも急で、一気に、穏やかさ、温かさが恋しくなる時期に入った感じである。

2.プライベートコーナー
 4時起床。体重、60.7Kg。今朝もかなり寒い
 ぶり返していた雅子の熱は、昨日は、前日よりは少し下がっていたが、それでも37度以上あって、一考の呼びかけに対する雅子の反応は今一つ乏しかった。
 しかし、午後に予定されていた入浴は、そのタイミングでの体温が37.3度というぎりぎりの許可範囲で、入浴OKとなった。なお、でん部の床ずれ傷の治療は、粘り強く地道に継続中である。

3.連載、難病との闘い(1019) 第三部 戦いはまだまだ続く(313)
  第七章 しつこい敵(29)

 2.再びアウエイでの闘い(13)
 (2)治療の始まり (その8)
 どこの病院でも同じような体制なのだろうが、入院患者に対する対応は、医師、看護婦、介護士、事務員の要員構成で運営されている。入院している患者にとっては、時間的には看護婦と介護士さんにお世話になっている時間が圧倒的に長い。それだけに、彼らの人柄、仕事振りには、一考は格別の関心を持っている。
 この病院は本館、新館の二つの病棟があり、入院患者の病室は、それぞれの2階と3階にある。看護婦さんや介護士さん達も、それに見合ったグループで分割管理されている。つまり、彼らも、本館の2階と3階、それに新館の2階、3階と云う具合にグループ化されていて、グループ間の交流は殆どない。
 雅子の入っている本館3階を担当してもらっているスタッフは、看護婦さんがおよそ25人、介護士さんが10人程度である。この方々が、昼夜の2交替制のローテーションで担当を受け持っている。中には、夜勤だけとか、日勤だけに特化して担当されている方もおられる。大変な仕事であることは、今更言うまでもないが、特に夜勤は、夕方の5時頃から朝の9時頃までの16時間(実際には、その前後プラス1時間の18時間)も担当することになっていて、体力的にみても随分とハードな仕事である。これは、一応、2日間で16時間ということであり、労働基準法に則しているというようだ。
 この仕事の大事なところは、いわゆるサラリーマン的な対応は不適切である。何しろ、ハンディを負って苦痛と闘っている生身の人間が対象だけに、心のこもった忍耐強い対応が要求される。それだけに、精神的な負担も格別ではないかと一考は感じている。従って、単にマニュアルに沿った対応をすればいいという訳ではなく、患者さんの立場になっての細かい気配りが欠かせないのである。そういう意味では、息抜きもままならず、終始患者さんの症状の変化をインプットした形での適切な対応が要求されているのだ。見ていて、そのご苦労をつくづく思うのである。最近の一考は、一日の1/4ぐらいをこの病院で過ごすようになっており、彼女や彼達の仕事ぶりをつぶさに見ながら、感謝することが多いのである。
 そうはいっても、中には、まだ経験も少なく、慣れていなくて、そこまで徹底していない方も散見されるのも事実で、もう少し丁寧にして下さったらと思うことも、ないことはない。(以下、明日に続く)

1053 予算委員会

 大きな本会議場での代表質問形式ではなく、向かい合っての一問一答形式の予算委員会での議論は、迫力あってなかなか面白い。

1.独り言コラム
 久し振りに予算委員会を楽しんだ。鳩山内閣が誕生しての初めての予算委員会である。果たしてどんな議論が展開されるかに関心を持っていたからである。しかし、楽しんだとは言っても、その大半はテレビではなくラジオの中継だった。
 午後1時から、自民党の質問が始まった。質問に立ったのが、大島理森幹事長、町村信孝氏、加藤紘一氏らのベテラン3人に、若手の後藤田正純の4氏だった。
 今まで国会対策委員長という立場で、どちらかと言えば、裏方にいた大島氏だったが、表の幹事長の顔になっての登場で、どんな迫り方をするかと思っていたが、なかなかの論客だった。マニフェストが実現できない場合の責任の取り方、また、普天間基地問題に関して、何時までに結論を出そうとしているのか、などの場を捉えた迫力ある迫り方には魅力が一杯で、思わず引き込まれていた。
 町村信孝氏もさすがに大物振りを発揮し、普天間問題でのこの13年間の対応を改めて披露し、先送りは許されず、今更、何を検討しようとしているのかと迫った。また、インド洋上での給油停止に関しても、これほど評価されている貢献はない。何をどうしようとしているのか追い討ちを掛けた。特に、内閣のブレを突いた迫り方も面白かった。
 3人目の加藤紘一氏は、自民党の歴史を紐解きながらの諭すような迫り方で、先ずは、友愛政治は分かり難いから始まった。そして、何人かの閣僚に答えさす迫り方はなかなか面白かった。その時、突然亀井大臣が「思い遣りだよ」と短く答えたが、今一つ間が抜けた答えのように感じた。
 更には、先の谷垣自民党総裁の代表質問に対し、「あなた方には言われたくない。正確に申し上げれば、こんな財政にしたのは誰なんだ」との総理の開き直った答弁を捉え、友愛を標榜しているだけに、あなたらしくないと迫ったのに対し、鳩山総理が、すんなりと謝ったのには驚いた。
 また今回の日本郵政の斉藤次郎社長就任は、その天下り、渡りの典型ではないかと迫っておいて、一方で、赤字国債の発行の歴史に触れ、かつては、今の藤井裕久財務相が反対に回ったキーマンだったこと、それに対して国民福祉税を持ち出して来た張本人が、斉藤次郎氏だったことなどの裏の話を紹介しての迫り方には、筆者にも随分と勉強にもなった。
 4人目の後藤田正純氏は、さすがに若さを露呈していて、軽さが目立っていて今一つの感じたが、最後に国会運営のあり方について、今回の予算委員会での民主党の会期を一日にしようとした対応を取り上げ、議論の場を閉じるようなことはすべきでないと迫り、一矢を報いたようだった。
 全体を通じて感じたことは、鳩山総理の応接が真面目すぎて固かった。あの小泉総理のような多少のユーモアがあってもいいのではないかと思った。
 なお、NHKのラジオ中継中に、時々大事な答弁中であるにも関わらず、そういう事情を無視したかたちで無断の割り込みがあって、何処かの電車が運転を中止したとか、再開したという案内が入るのには、筆者に苛々と辟易を増長させた。
 それにしても、ラジオをこんなに長く楽しんだのは、何十年ぶりのことであった。

2.プライベートコーナー
 2時10分起床。体重、61.3Kg。
 昨日の雅子は、前夜からの高熱(37.5度)が残っていたが、少しずつ下がり始め、夕方には37.0度まで下がった。しかし、雅子は元気はなく、一考の呼びかけにも、その反応は低調だった。

3.連載、難病との闘い(1018) 第三部 戦いはまだまだ続く(312)
  第七章 しつこい敵(28)

 2.再びアウエイでの闘い(12)
 (2)治療の始まり (その7)
 こうしてT看護婦さんの優れた技術のお陰で、その点滴は72時間使用が可能となったこうして、一時的にはピンチは凌いだものの、その制限時間が切れた9月10日の午前中には、新たな針の位置への切り替えが必要となっていた。幸い、その日の担当の看護婦さんが頑張ってくれて、その日は何とかクリヤーできたのだが、翌朝になると漏れが出ていてやり直さねばならず、その先行きは極めて不透明で不安であった。
 そんなことで、この点滴針の設置の出来、不出来も毎日の大事な勝負で、その日の担当の看護婦さんが、何とか奮闘してくれてその日暮し的な対応で凌ぐ日が続いた。とにかく、一日ぐらいは何とか持ってくれるのだが、翌朝には、作り直す必要が生じていて、その適切な場所探しが、ますます大変になっていた。
 そんな苦労が3日目を迎えた9月12日の土曜日、一考が昼食、休息を終えて、午後2時過ぎに病院に戻った。雅子の様子を確認すると、点滴のチューブがパジャマのズボンの下の方から出ていたので、一体、どこにセットされたのかを確認してみると、何と脚の付け根の大腿部の静脈が使われているのを発見した。「ええ! よくぞ、こんなところに」と驚き、びっくりしたのである。それというのも、大静脈に注射針は差し込むのは、極めてリスキーな作業だと思っていたからである。
 早速、その日の看護婦さんのSさんにその辺りの事情を確認すると、K先生に急遽お願いして、部分麻酔を使って設置して頂いたのだという。さすがに先生だとの思いでほっとすると同時に、先生に実情を報告して、それを訴えたS看護婦さんの機転に感謝するのだった。何とか、その日だけでも自分がうまくやって、次の方にその対応を委ねるといった考えでなく、ここでは先生に頼む必要があるというジャッジが素晴らしく、それを実行してくれたS看護婦さんは立派だと思った。
 その一方で、極めてラッキーだったのは、土曜日だったにも関わらず、K先生がタイミング良く病院にいて頂いたことだった。S看護婦さんの機転、それに先生の在院というラッキーと機転がうまく作動したグッドジョッブに、一考は心から感謝するのだった。(以下、明日に続く)

1052 迷走、快走

 松本清張の作品に「迷走地図」というのがあるが、迷走という言葉は、どちらかと言えば、政界の裏話で薄汚い話題に多用されている。一方、快走はスポーツ界の明るい話題に限られていて、楽しさを提供してくれる歓迎すべき言葉である。

1.独り言コラム
 アメリカ軍普天間基地の移設に関する対応で、鳩山内閣の対応は迷走している。辺野古への移設が合意されたのは13年前の話で、政権が変わったとは言え、国際間の合意が今になってああでもない、こうでもないでは、米国の日本への不信感の助長を促すことにならないはずが無い。
 岡田克也外相が嘉手納への統合を主張しているのに対し、北沢俊美防衛相が辺野古案でも民主党の主張に沿っていると詭弁を披露、それに対して鳩山総理は、自分が決めるとし、急ぐことはないと泰然と構えている。脱「対米追随」の試金石になりそうだが、今朝のニュースでは、一旦、6日に予定された岡田―クリントン会談が取り止めになったという。米国の不満も極に達しているのではなかろうか。迷走もいい処である。
 鳩山総理のお金に関する話題は、まだまだ拡がりを見せている。今朝の毎日新聞では、トップ記事として、「首相、株売却申告漏れ」という活字が躍っている。先の献金虚偽記載に加えての金に関する疑惑で、足元が揺らぎ始めているように見える。大丈夫なのか。本日発売のサンデー毎日には、早くも、内閣支持率急落の予兆という記事が掲載されている。迷走の始まりかも知れない。
 既に駅伝のシーズンに入っているが、昨日伊勢路で行なわれた全日本大学駅伝で、日大のアンカーを務めたケニア出身のダニエル選手が大快走して、4年ぶり3回目の優勝を果たした。最終区で襷を受けた時点で、トップとの差が1分53分もあったのだが、走り始めて僅か7キロの地点でトップを捉える大快走だった。同ランナーは10月に行なわれた出雲大学駅伝でもアンカーを務めて、41秒差を逆転して優勝を奪っている。何とも強いランナーだ。来春の箱根駅伝でも見せてくれるであろうごぼう抜きを期待したい。
 そうはいうものの、日本人選手がちびりちびりと集めた貯金を、ケニアの選手に一気に帳消しにされるようなスケールの違った選手がいることには、少し違和感を覚えない訳ではない。今回の日大には、二人のケニア出身の選手がいて、この二人の走力で勝ったというところに何かすんなりと納得し難いのである。今後、各大学が外人集めをするようになると、大学駅伝駅伝の色合いが違ってくるのではなかろうか。そういえば、高校駅伝もそういうことで、1区の最長距離区間には、外人起用が制限された。
 しかし、どのスポーツで、今は外人助っ人の力を除いては語れなくなっている。プロ野球、サッカー、バレーなどもしかりで、助っ人に負うところが大きい訳なのだが、大学駅伝にまで、それが及んでくると複雑な思いがしないでもない。
 快走という話題なので、間寛平さんのその後を取り上げておこう。地球一周を目指して走り続けている間寛平さんは、今も頑張って快走を続けている。昨日現在で、大西洋を渡ってフランスに上陸後、ベルギー、デンマークのコペンハーゲンを経て、ドイツ、チェコなどを横断し、今はスロバキアに入っていて、走った距離も欧州だけで2600Kmを越えている。今後も気の遠くなるような長い戦いが続くが、静かにその快走、頑張り見守りたい。

2.プライベートコーナー
 3時半起床。体重、61.1Kg。お天気は予報では良さそう。
 昨日の雅子は、高熱がぶり返し、苦しんだ一日だった。熱が上がり始めたのは、前日の一考の帰宅直後で、38.1度に上がり、朝方には一旦37.2度まで下がったが、昨日の午後には38.5度まで再度上昇、夕方に37.5度まで戻したが、上がったり、ちょっと下がったりで、一日中高熱に悩まされた一日だった。なかなか安定しない。

3.連載、難病との闘い(1017) 第三部 戦いはまだまだ続く(311)
  第七章 しつこい敵(27)

 2.再びアウエイでの闘い(11)
 (2)治療の始まり (その6)
 翌朝は、やはり前夜のお酒が少し残っていて、朝起きるのに少し難儀したが、それでも気合を入れて頑張って、いつもとほぼ同じ時間にブログを配信し、病院にも、いつもの9時過ぎには到着していた。
 とにかく、二回目のこの琵琶湖大橋病院への通いが始まって、早くもほぼ3週間になるが、ここに来て、一考の生活リズムも定着し始めていた。朝の8時前後と午後2時頃から夕方に掛けての2回の病院通いが定番になっていた。
 朝の通院では、夜勤を務めてくれた看護婦さんから、その夜の状況を確認するのが目的の一つで、もう一つは、朝の9時過ぎに顔を出されるその日の日勤の担当看護婦さんに挨拶して、最初の体温測定の結果を確認することである。そして、一旦、自宅、若しくは施設のアクティバに戻るのである。午後は2時から3時頃に再び顔を出し、雅子の様子を確認し、夜勤の看護婦さんが来られるのを待ち、挨拶をして戻るというパターンである。
 ところで、一考には、ここ数日前から大変気にし始めていることがあった。それは、雅子に、点滴の針を打つ適切な場所探しの問題である。今までの度重なる点滴で、手、腕、腿、足を問わず、それと思われる適当な場所の血管は、ほとんど使い切って来ていて、これ以上、新たな場所を探すのが大変難しくなってきていた。
 毎日の担当の看護婦さんが、苦労して設置してもらうのだが、直ぐに漏れ出して設置し直すといった繰り返しが目立って来ていた。
 そんな中で、前週末の6日の日曜日に夜勤を担当して下さった一考のお気に入りのT看護婦さんが、その夜に粘り強く頑張って足の甲に作って頂いた点滴の設定が、極めて秀逸の出来で、漏れもなく凄く安定していた。一般的には、この種の点滴の使用期間は一箇所で72時間が限界とされていて、それ以上は感染などのリスクがあるということで、打ち直すことになっているそうだ。今回、T看護婦さんが設置してくれた点滴は、お陰で、久し振りに使用限界いっぱいの72時間を使い切ることが出来たのである。T看護婦さんは、その点に関しては、まさに、救世主とも言える仕事ぶりだった。(以下、明日に続く)

1051 生と死の分岐点

 咄嗟の選択では、ベストだと思っていても、結果的にはそうでなかったということは、長い人生ではしばしば経験するところだ。それが、運命なのだろう。

1.独り言コラム
 八丈島近海で転覆した「第一幸福丸」に閉じ込められて奇跡の生還を果たした3人の言葉の生々しさに胸が詰まった。「半分諦めていた」「生きることだけ考えた」「後半は意識がない状態だった」「いつ、息が吸えなくなるか恐怖を感じた」。記者会見での言葉だが、本当によくぞ、90時間もの長い時間を堪え忍んだものと感動でいっぱいだ。
 転覆時に、運よく脱出したと思われた4人、それに対して、出口をふさがれて取り残された3人、更には、何日かして、閉じ込められていた3人のうちの一人が「この暗闇から抜け出したい。出たら助かると思った」というのを、後の二人が止めたという。
 運、不運があざなえる縄の如く8人の乗組員に迫ったが、我慢して待った3人が生還したことに、人生の微妙さを思う。生と死の分かれ目は、実に不鮮明であり、瞬間的にそれを見極めるのは難しい。長い時間堪えられた背景に、3人だったということが大きく、互いに励ましあったことが救いになったはずである。3人の方々には、これからの人生を十分に満喫されるものであって欲しいと思う。
 日本航空の命運も微妙だ。その再建に向けて、運航継続に背水の陣を敷くということで、「企業再生支援機構」を活用するという。要するに政府の管理下での再建となる。果たして脱出は可能なのだろうか。直前に前原大臣の肝いりで設置した「JAL再生タスクフォース」が折角策定した再建計画がお蔵入りになったようだ。運命の分かれ道になるのではとの不安もある。
 思えば、今日の日本国空の非常事態は、航空機史上最大に犠牲者を出した1985年に起きたあの御巣鷹山での墜落事故に端を発しているという。それにしても、あれから四半世紀を経過している訳で、今まで何をして来たかと言った思いが強い。脱出の機会は幾度もあったはずで、経営陣の責任は重いといった類を超越していると思う。
 さて、鳩山内閣も、両院での代表質問を終えて、とにかく、国会論戦でのワンラウンドを終え、結果は、まずまずの出だしのようだ。とにかく、現状の悪い状況を生み出したのを、全て自民党のせいにできる点で、比較的楽に論戦を交わして来たが、何時までもそうはいかないだろう。
 内閣誕生後、各大臣の相次ぐ個別の発言が目立ち、内閣不一致的な右往左往的な様子も見られる。また、それにも増して、ここに来ての小沢幹事長の凄みを利かせた口出しに、大物大臣も戦々恐々の状況にある。内閣と党の不一致が進めば、鳩山内閣の命運を左右しかねない。特に献金虚偽記載問題で脛に傷を負っているだけに、案外脆いところが露呈されるかも知れない。
 筆者をも含めて、誰にとっても、生と死の分けれ目というのは、極めて不鮮明であることが多いだけに、毎日をしっかりと注意深く生きるに越したことは無い。

2.プライベートコーナー
 4時50分起床。体重、60.9Kg。曇り空。今日の予報は良くない。
 昨日の雅子だが、一時失われたのではと心配していた呼び掛けに対する反応が戻って来ていた。ほっとである。体温もほぼ平熱であったことや、久し振りの実姉の霧子さんのお見舞いもあって、元気を取り戻していたのかも知れない。車椅子での館内散歩も行なった。一進一退が続く。

3.連載、難病との闘い(1016) 第三部 戦いはまだまだ続く(310)
  第七章 しつこい敵(26)

 2.再びアウエイでの闘い(10)
 (2)治療の始まり (その5)
 最近の医学、医術の進歩は目覚しい。特に、開腹手術せずに内視鏡による手術が可能になったの大きな進歩だった。一考は驚きと感心が一緒になったような気持ちで思わず口走った。
 「ええ! もう新しい胃ろうと取り替えて下さったのですか!」
 「そうですよ」先生は特にどうと云うことのない顔で、一考に頷いて見せた。
 「凄い早業ですね。まるで、手品を見せてもらっているような気がします」手術室に入って、僅か15分程度でのこの見事な処置に、一考は心底からびっくりしていた。そのびっくりの背景には、先生が手にしている胃ろうの先の膨らんだ部分が意外に大きかったからでもある。
 「指し当たっては、暫くは栄養剤の量を調整したり、滴下スピードを変えて最適条件を探してみましょう。それで、下痢の症状が出なければ、良しということになりますが、以前と同じように下痢が続くようであれば、その時には、胃ろうの位置を変える手術をしなくてはなりません。もう少し、胃の方に移すことにします。ちょっと厄介な手術になりますが」そういうK先生の顔は、任せてくださいといった自信有り気だった。その時K先生が手にしていた胃ろうも、自信有り気に少し揺れていた。
 「なるべく、今のままでうまくいってくれれば幸いなのですが。更なる手術というと、また大変だと思いますので。とにかく、宜しく、お願いします」一考はそう言ってはみたが、胃ろうの位置を変える手術が、どの程度大変なのかについては、その時点では何ら知見を持っていなかった。
 「じゃ、そういうことで処置しておきます」K先生はそういうと、再びその手術室に姿を消した。雅子がストレッチャーでその部屋を出て来たのは、それから10分程度後のことで、そのまま、元に自分の部屋に戻って来たのは、4時にはまだ10分程度のゆとりがあった。
 雅子の様子を改めて確認すると、それまでとほとんど変わっておらず、まずまずの状態だったので、後のことは看護婦さんに頼んで、これ幸いと病院を出た。これなら、一旦自宅に戻って着替えをして大阪に向かっても、待ち合わせ時間には、ちょうど間に合いそうだった。一考の心は弾んでいた。
 お陰で、久し振りに昔の仲間と一席を楽しむことが出来て、愉快な一夜を過ごすことが出来たのだった。(以下、明日に続く)

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