プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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1170 ドラマはまだ終わっていない

 真央ちゃんの銀メダルで、もう終ったかと思っていたオリンピックだが、おっとどっこい、まだドラマが残されていた。

1.独り言コラム
 聞きなれない「女子団体パシュート」という種目で、日本チームは、今、終ったばかりのレースでポーランドを破って、銀メダル以上の確保を決めた。この後、およそ一時間後に、金メダルを賭けて、アメリカを破ったドイツと戦う。
 日本人にとっては、思わぬ嬉しいドラマが待っていた。決勝は、今から、ほぼ一時間後の日本時間で6時半頃に行なわれるという。
 三人の団体競技で、小平奈緒、穂積雅子、田端真紀の三選手の見事な頑張りだった。話題の高木美帆選手も控えで待機している。ここまで来たら、この大会でまだ獲得していない金メダルを、何としても奪って欲しい。
 まだ終っていないドラマという意味では、トヨタのリコール問題もそうである。御曹司自らが陣頭に立って信頼回復に努めているが、果たしてどんな展開が待っているのだろうか。米国公聴会での応接では、一定の評価もあるようだが、予断は許さないようだ。今週は豊田章男社長は中国で説明をするという。暫くは、同氏の動きから目が離せない。
 米軍の普天間基地からの移設問題も5月末期限を控えて未だにその方向が定まっていない。このドラマは、まだ終わっていないというよりも、どう転ぶのか、まだその先行きが、全く見えていない。どうなって、ゆくのだろう。
 鳩山総理、小沢幹事長の政治と金の問題もまだ終っていないドラマの一つだ。
 こうして見ると、鳩山内閣は、まだ終っていない問題のてんこ盛りを抱えているといえる。早く、すっきりとした結論を出して欲しいと多くの国民は望んでいる。
 さあ、さあ、そんな厄介な問題は取り敢えずはさておいて、オリンピックでは、女子団体パシュートで、間もなく、日本の獲得するメダルの色が、金か、銀かのどちらかが決まる。楽しみだ。
 準決勝の戦いぶりから見て、この段階で、筆者は思い切って、金メダル獲得と断言しておこう。当たって欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。61.3Kg。(参考、2月度の平均体重は、60.9Kg)外は雨、セーターが不要なくらい暖かい(5時現在)
 昨日の雅子は、午前中は痰が多くて苦しんでいたが、午後になって、痰も減って、落ち着きを取り戻していた。しかし、問い掛けへの反応が今一つでその点で少し寂しい。
 なお、来月半ばに胃ろうの交換が行なわれることが分かった。あれから、もう半年ということだが、あっという間の半年である。

3.難病との闘い(1135)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(11)

 2 瞳という女(その6)
 次々と送られて来ていた瞳さんからのメールでの催促に、心を痛めながら思案していた一考だったが、その決断を大きく左右したのが、次に内容のメールだった。
 「泳げない魚さん、冷やかしですか? どうして連絡取れないのですか?」
 明らかに一考を非難する怒りが込められたメールだった。特に、この「冷やかしですか?」の厳しい一言が、一考の心にぐさりと響き、やはり、裏切ってはいけないという方向に傾いて行ったのだった。
 いずれにしても、この段階では、いくら瞳さんからの追及のメールが入って来ても、一考は、お試し用のポイントを全て使い切っていて、メールを返す有効なポイントがくなっていたことから、何らの返事も出来ない状態で、焦りだけがどんどんと拡大して行ったのある。
 言ってみれば、恐る恐る始めた遊び気分でのメール交換だったのだが、それが、遊びでは済まされず、ぐっと深みに誘い込まれようとして来ていたと言える。
 そんな追い詰められた状況の中で、一考は、ポイントの購入の仕方について、そのサイトのホームページにある説明を見ながら検討を始めていた。このまま放置するに忍びない気持ちが強かったからである。しかし、ポイントを購入するには、一考が、コンピューターでは行ないたくない入金操作が必要となる。
 インターネットでの支払いに関しては、一考は神経質なぐらい慎重だった。下手にクレジットナンバーなどを打ち込むと、それが悪用されるリスクがあるとの強い不安を持っていたからである。
 因みに、一考でも、大分過去に遡るが、その頃はこの辺りに関しての知見不足だったことから、二つのケースだけに限定してクレジットカードを使用して支払って来ている。しかし、その後は、その方式は一切使っていない。プリペイド方式のビットキャッシュ方式で、大抵のことへの対応ができることを知ったからである。
 このサイトのガイドによると、幸か不幸か、そのプリペイド方式での対応が可能だというのである。(以下、明日に続く)
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1169 涙の中身

 キムヨナと真央ちゃんの真っ向勝負は、期待通りの歴史に残る素晴らしい戦いだった。演技力において、キムヨナの強さが一段と光っていたが、真央ちゃんの力演も感動的なものだった。

1.独り言コラム
 涙は、言葉以上の多彩な表現力を持っている。オリンピックと云う大舞台での演技が終った直後、キムヨナの目にも一瞬だったが涙があった。真央ちゃんも、演技直後のインタビューでは「長かったし、あっという間でした」と言いながら、あふれ出る涙が言葉を遮っていた。
 二人の涙は対照的で、キムヨナのそれは、この日まで研鑽して来たもの全てを出し切れた満足感の涙であっただろう。何と言っても、自分の努力が評価される時ほど嬉しいものはない。一方の真央ちゃんの涙は、夢に見たオリンピックでの敗北という事実と同時に、自らの中盤以降の演技で、パーフェクトでなかった悔し涙だったと解釈している。
 真央ちゃんがよく口にする言葉の一つが「パーフェクト」である。昨年の後半でのスランプを克服し、ここまで体調を整えてきての最後の晴れの舞台で、その「パーフェクト」が果たせなった悔しさは想像に難くない。キムヨナの演技が終わり、大歓声の中での演技には、大変なプレッシャーがあったはずだ。それでも、堂々と、悲願のトリプルアクセルを2度も決めての素晴らしい戦いだった。画面を通じて見ていて、はらはらしながらもその頑張りに興奮していた。
 真央ちゃんは、本当に、よくやったと思う。結果は負けだったが、後味のすっきりした銀メダルだったと思う。ご苦労様と申し上げたい。
 今回の二人の勝負を見ていて、かつての柏鵬の戦いを思い出した。双方の力は拮抗はしていたが、結果的には大鵬の方が、安定性において一段上回っていた。今回の二人の戦いも、現時点では、キムヨナの強さが一段上で、付け入る隙を与えなかった。4年後のソチでのリターンマッチに夢を繋いで欲しい。
 なお、5位になった安藤美姫、8位の鈴木明子さん達も素晴らしい戦いで、3人が共に入賞したのは立派なことで、日本の誇りでもある。
 ところで、涙の話では、その数日前の、あの御曹司、豊田章男社長の涙も印象的だった。厳しい3時間に渡る厳しい米国の下院での公聴会を終えて、自社の従業員に迎えられて「自分は孤独ではなかった。支持し、応援してくれる人たちが世界中にいてくれた」というくだりで流した涙だった。この涙は、悔し涙でも、悲しい涙でもなく、苦境にある自分をサポートしてくれる仲間がいてくれるという感動の涙である。如何にも日本人らしいとの批判的な見方もあろうが、筆者にはよく分かる感動の涙であったと思う。
 男は涙を見せるものではないという人も多い。それでも、印象に残っている涙は、少なくない。あの小泉純一郎総理が、鹿児島の知覧特攻平和会館を訪れた際(2004年6月)に、展示されている特攻隊員の遺書などに流した涙は、感動的な素晴らしい涙だったと思う。
 もう一つ付け加えるなら、バブル崩壊の煽りを受けて倒産に追い込まれた山一證券の野澤正平社長の「社員は悪くない」と言って、大粒の涙を流し、号泣した会見も印象に残っている。(1997年)
 ところで、筆者も涙脆くていけないと思うのだが、特に思い出に残っているのが、仕事仲間だった二人が、還暦を祝ってくれた演出に、思わず涙が溢れて来たのを思い出す。涙の歴史には、笑いの歴史以上に人間の心の中を投影した味わい深さがある。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、61.2Kg。外は地面は濡れているが雨は上がっている。(4時半現在)
 昨日の雅子は、午前中は、少し熱があったが、痰も少なく、落ち着いた様子だった。昼過ぎには、オリンピックのキムヨナ、真央ちゃんの戦いをイヤホンの音声で楽しんでもらった。また、夜にも、7時からの、かつて雅子が好きだった番組を聞かせてあげた。しかし、夜は、半分は居眠っていたようだ。

3.難病との闘い(1134)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(10)

 2 瞳という女(その5)
 とにかく、サイトとしては、実にうまいタイミングを捉えて、一考にその決断を求めてきたのである。何しろ、一考にしてみれば、ここまでは、全く知らない街の中を、手探りでの警戒しながらの運転ではあったが、そこでは、いわゆるセイフティネットで保障されている環境下での運転であった。しかし、ここからは先の世界は、その安全の保証はなく、リスクの伴う怪しげな未知の世界への運転を続けなくてはならない。そういう意味において、一考は、前進か、撤退かの大きな決断を迫られていたのである。
 さあ、どうしたらいいのだろうか。一考の胸中は、まさに平重盛の「忠ならんとすれば、孝ならず、孝ならんとすれば忠ならず」といった心境のようで、迷いに迷って心を痛めることになった。
 そんな訳で、このサイトでのメールに関しては、瞳さんからの受信メールはフォロー出来ていたが、彼女への返事は出来ずに、無返答で放置したままの状態にならざるを得なかった。一考の決断が遅れていたからである。
 しかし、悩みそのものの中身は、極めて単純なものだった。要するに、サイトが要求しているポイントを買ってメール交換を続けるか、或いは、もうこの話は全てチャラにして撤退するかの選択だった。
 一考の気持ちは、ポイントが無くなった時点では、これ以上の深入りはしないという考え方が優先していて、ここで止めておこうと云う考えが強かった。
 しかし、そのうちに、送られてくるメールの中身によって、瞳という女性への関心が少しずつ気になり始め、このままの形で彼女の好意を裏切りたくないという彼女への愛着が芽生え、成長しつつあって、結論を出せないまま、時間が経過していった。 
 この間にも、瞳さんからは、確認や催促のメールが相次いで入ってきていた。それらが一考の気持ちを更に激しく揺することになるのだった。
 「泳げない魚さん、おはようございます。お時間ありましたら連絡ください」
 「泳げない魚さん、連絡もらえないでしょうか? お会いするお話はどうしますか」と催促を迫って来ていた。(以下、明日に続く)

1168 滋賀県の話題(22)

 さあ、今日のお昼の時間帯は、今回のオリンピックの最大の見せ場となる大一番で、日本及び韓国は、共に興奮の坩堝と化すだろう。真央ちゃんの頑張りを期待している。

1.独り言コラム。
 その真央ちゃんの大決戦を控えて、今朝は、敢えて、我が滋賀県の話題でお茶を濁したい。嵐の前の静けさを求めた訳ではないが、気分を落ち着ける意味での苦心の話題選択である。なお、滋賀県のトピックスは今回で22回目を数える。(前回は1150参照)
 そうは言いながらも、さし当たっては、オリンピックのレビューから始めよう。滋賀県からは、二人の女子選手が晴れの出場を果たしたが、その結果は、女子モーグルの伊藤みき選手は12位を確保して頑張ったが、女子スノーボードハーフパイプの岡田良菜選手は、健闘空しく24位で予選落ちだった。
 伊藤選手は数日前にふるさとの日野に戻ってきて、インタビューに答えて「満足できる結果だった。次回を目指したい」と語っていたようだ。4年後に期待しよう。
 さて、滋賀銀行が、昨日新しい金利政策を発表した。全国で初めての「生物多様性格付け」で金利を優遇するというのである。これは今年の10月に名古屋で開催される「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に関連しての取り組みである。
 つまり、生態系や種の保存など「生物多様性」の保全に配慮した経営をしているかどうかの格付けを基準に、取引企業の融資金利を優遇する制度を始めたというのである。今までには、二酸化炭素排出量削減や使用済み製品のリサイクルで環境評価をする金融機関はあるが、今回のような「生物多様性の観点からの金利優遇対応は初めて」ということだそうだ。環境汚染対策に貢献することを期待したい。
 内閣府が19日に発表した都道府県民所得額平均が、滋賀県は、前年の全国5位から三重県に追い抜かれて6位に後退したが、それでもまだ好位置を確保している。因みに1位は東京、以下、愛知、静岡、神奈川の順である。全国平均額は305万9千円で、滋賀県は313万8千円である。
 平成22年度の道路予算に関する都道府県別の予算案が発表されているが、滋賀県は95億円で前年比10%増となっている。全国平均で10.73%増だから、平均以下に甘んじている。因みに最も大きく伸びているのは、鳥取の36%で、それはともかく、隣県の京都の30%、福井の30%が大きく伸びているのが気になるところだ。
 また、平成22年度の各都道府県別一般会計予算が23日に発表されているが、全国で30府県がプラス予算となっているが、滋賀県も前年度比1.9%の伸びである。伸び率の最も大きいのが、あの岩手県で6.1%と飛び抜けている。小沢マジックなのだろうか。
 今朝の話題に関する限り、総じて、滋賀県はまずまずの地位を確保していると言えそうだ。  

2.今朝の一考、昨日の雅子
 2時起床(昨夜は早く寝たので目が覚めた)。体重、61.4Kg。今朝は暖房は不要の暖かさ。
 昨日の雅子は、前日の熱も下がっていて、様子は穏やかだったが、こちらからの問い掛けに反応が乏しかったのが気になった。

3.難病との闘い(1133)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(9)

 2 瞳という女(その4)
 以下が、瞳さんからのメール内容である。
 「連絡ありがとうございます。明日の夕方ですね? 私の仕事が終わるのが17時以降なんですが、それからでも大丈夫ですか?」
 この辺りの積極的なスピーディな対応に、さすがの一考も、心ならずも煽られるような気持ちになっていた。返信メールが早いだけに、彼女がどんな機器を使っているのだろうかと考えたりもした。
それというのも、自分がコンピューターでの交信していて、インターネットに接続できる場所でしか交信が出来ない。それなのに、彼女の今までの対応ぶりは、間髪入れずに、即時に対応して来ている。ということは、彼女は、コンピューターではなく、携帯での対応なのだろうと一考は推測するのだった。従って、送られて来る文章も比較的短いものばかりだった。
 さて、ここに来て、一考の気持ちは大きく膨らみ始めていた。もしかしたら、このままの無料で、出会いができるのではという気持ちにさえなっていたのである。こんなに、スムーズな会話のやり取りが出来るなんて思ってもいないことだった。「出会い系って、とんでもない面白いツールなんだなあ」という感動さえ感じていたのである。
 しかし、さすがに、そうは問屋は下ろさなかった。ちゃんと落とし穴が待ち構えていたのである。
 瞳さんからのこのメールに返事をしようとした時だった。返信の画面に返事を打ち込もうとした時である。突然、画面に「お試し期間が終りました。ここからはポイントの購入が必要になります。所定の対応をお願いします」という警告が出たのである。
 「やっぱりそういうことだったんだ」と思う一方で、瞳さんとは、出会いの日程の話を始めた直後だったことで、このままの放置では、彼女に失礼になってしまうとの心の焦りを覚えたのである。それは、純情な一考ならではの焦りでもあった。
 とにかく、ここまでは無料であるという理由だけが、一考をして、この未知の世界のこんなところまで踏み込ませて来ていた。しかし、ここからは、その免罪符的な理由がなくなるのである。
 さあ、どうすべきなのか。一考にとっては、悩ましい大変な決断が求めらることになったのである。(以下、明日に続く)

1167 懸命に頑張る

 一生懸命に頑張って戦っている姿には感動を覚える時が多いが、それとは対照的に「ご苦労さん、もういいわよ」と声を掛けたい時もある。

1.独り言コラム
 今朝、目覚めたのが、いつもより少し遅く5時前だった。つけっぱなしになっていたテレビが、なんとアメリカの公聴会の模様を生中継で伝えていた。ちょうど、豊田章男社長が説明している場面であった。会場は、緊張した張りつめた雰囲気ではあったが、少なくても、その時点では、心配していたような殺気立つような厳しさは感じなかった。中継は間もなく終ったが、御曹司が懸命に頑張っているといった真摯な姿勢が伝わっていた。まだまだ、この公聴会は長い戦いのようで、激しい追及はこれからだろうと思われるだけに、一層の粘り強い頑張りを期待している。「頑張れ!豊田」である。
 世紀の対決となった昨日の女子フィギュアーのショートプログラムは、先攻の浅田真央が素晴らしい演技で大きく飛び出した。見ていた筆者もほっと一息だったが、後攻のキムヨナが、これまたそれ以上の演技を披露して逆転でトップに立った。上には上があるものだとため息をついたのである。取り敢えずの戦いが終わって、見ていた筆者が大変な疲れを覚えたのだから、如何に大きな戦いだったのかが分かる。 
 なお、この世紀の対決を妻の雅子にも聞かせてあげようと筆者もその対応に懸命だった。病院では、ちょうどオムツの交換時間帯と重なって、キムヨナの演技を雅子には聞かせられなかったが、戦いの雰囲気は味わえたのではなかろうか。
 とにかく、真央ちゃんはノーミスで良く頑張っていた。明日は、先攻と後攻が入れ替わっての決戦となるが、起死回生の逆転劇を期待している。「頑張れ! 真央ちゃん」である。
 頑張るという意味では、もう一人の御曹司も頑張っている。長崎での知智選挙では敗れはしたが、手負いの小沢幹事長を庇いながらの懸命の日本丸の操縦を続けている。じりじりと内閣支持率は下がっては来ているが、当面のライバルの自民党のだらしなさに救われていて、何とか操縦を続けている。どんな展開になるかは予断を許さない。ここでは、「もうそろそろ退場をお考えになっては?」である。
 さあ、これらの三人の頑張りは、何処まで通じるのであろうか。ここからは、それぞれの手腕、技術の見せ所、決戦ということになろう。とにかく、浅田、豊田の二人の「田さん」のウルトラスーパー級の頑張りを願っている。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 5時起床。体重、61.3Kg。昨日並みの温かさ。
 昨日の雅子は、久し振りに、体温が午前中の微熱から、夕方には37.5度まで上がったが、見かけは穏やかだった。
 この日は、初めての企画で、夜のテレビ番組を聞かせてあげようと約束していたので、頑張って8時まで付き添った。しかし、見た目には、それほど楽しんでいる様子は見られなかった。また、熱のない日にトライしてみたい。

3.難病との闘い(1132)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(8)

 2 瞳という女(その3)
 とにかく、一考の心の中では、相反する二つの思いが交錯していた。一つは、まだ見ぬ「瞳」と云う女性への関心の高まりであり、今一方では、何か怖い落とし穴に引っかかるのではとの心配もあって、ここで、どう対応すべきかで、一考の判断は大いに揺れていた。
 それまでは、コンピューターで、一つの操作をするに際しては、あくまでも無料のトライアルであるということを確かめながらの慎重な操作に終始していた。つまり、それまでの対応は、一考の気持ちは、恰も、運転になれていないドライバーが恐る恐る、はらはらしながらも安全運転を試みているようで、手探りの状態の中で、慎重を期しながらキーボードを叩いていたのである。
 しかしながら、この瞳さんとのメールのやり取りになって、一考が思っていた以上の早いテンポで話が進んでいた。一考が初めての返信を送り終えて、ほとんど時間をおかずに、瞳さんからは返事が返って来た。この辺りの瞳さんの素早い対応には、一考は、いささかの戸惑い以上のものを覚えていたことは確かだった。
「泳げない魚さん、ありがとうございます。奥さんは病院に入院されているのですね? それじゃ病院に居ない時間帯でお会いできそうですね。今週は日勤なので、夕方からお会いする形になりますけど大丈夫ですか? 自宅に戻られてからでも連絡もらえればと思っています。宜しくお願いします。」
 このような想定外のスピードで、トントン拍子で話が進んでいることに、さすがの一考はおっかなびっくりの気持ちになっていた。
 そして、このメールに対する返答として、一考は、「自分はお会いする時間に関しては、あなたの希望する時間に合わせられます。例えば、明日の夕方でも結構ですよ」といった具合の臨機応変に対応できる姿勢を訴えたと思う。雅子の付き添いには、それだけの自由度があると、一考は単純に考えていたのである。
 それに対しても、瞳さんからの返事は息つぐ間もないくらいのタイミングで入って来ていた。内容は、次のような、なかなかの前向きのものだった。(以下、明日に続く)

1166 二つの真っ向勝負

 遂に、運命のその時が来た。今日からの日本の真っ向二本勝負(日本対韓国、日本対米国)の行方が大変な気掛かりである。

1.独り言コラム
 一本目の真っ向勝負はオリンピックの話である。
 バンクーバーオリンピックも終盤である。いよいよ、今日から、待ちに待った女子フィギュアースケートが始まる。韓国のキムヨナ選手と日本人の3人の選手の決戦から目が離せない。中でも、浅田真央選手に期待している筆者は、指し当たっては、今日のショートプログラムで、出遅れないようなしっかりした演技をして欲しいと願っている。
 何しろ、4年に一度の大きな舞台だ。その一本勝負に賭ける選手の心境を思うと武者震いを覚える。昨夜は充分に睡眠を取れたのだろうか、なんて心配もしてしまう。戦いは、日本時間では、ちょうど、昼下がりの時間帯だ。はらはらしながら、その時間を過ごすことになろう。好結果を期待している。
 ところで、今回のオリンピックだが、92名の選手を送り出した日本陣だったが、それぞれ頑張ってくれたものの、その成果は今一つである。今までに獲得したメダルの数は、スケートでの長島圭一郎選手の銀、加藤条治選手の銅、それに男子フィギュアーの高橋大輔選手の銅の合計3個という寂しい結果である。前回のトリノでは、メダルは荒川静香選手の一個だけだったのとあまり変わらない。
 一時は、なかなか面白いゲームで、結構楽しませてくれたカーリングも、その後は冴えず、見ていても苛々するゲームの連続で、今朝もスエーデン戦では完敗し、後1ゲームを残しているが、もはや、万事休すである。所詮、面白いといっても、応援しているチームが勝たないと面白さは怒りに変わってしまう。
 かつては、日の丸飛行体と呼ばれた日本のジャンプ陣も、葛西紀明選手が140Mのジャンプを見せてくれたが、メダルには結びつかなかった。
 日本人選手団のそんな沈滞した空気を吹っ飛ばしてくれるのが、今日の3選手の活躍だろう。中でも真央ちゃんの頑張りに期待が集まる。真央ちゃんを応援している筆者は、今や、神様、お願いといった気持ちでもある。
 二本目の真っ向勝負は、トヨタのリコール問題だ。
 今朝から始まっている米国議会の公聴会でのトヨタの対応も大変厳しい戦いを強いられている。相次いで出た大規模なリコール問題は、その収拾の気配を見せていない。明日には、豊田章男社長が自ら弁明に立つが、果たしてこの大きなピンチを凌げるか、社長自身の手腕が問われるところだ。
 この戦いは、日本式に、謝って済む問題じゃない。その議論のポイントは、トヨタが採用している電子制御システムに不具合はなかったとする主張が理解されるかどうかにある。なかなか理解を得るのが難しい課題だそうだ。頑張って欲しい。
 いずれにしても、その結果が、景気にも直結しているだけに、トヨタだけでなく、政府もその成り行きを固唾を飲んで見守っている。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、61.2Kg。寒さはあまり感じられない。
 昨日の雅子はまずまずの症状だったが、前日の一考が帰宅した後にアクシデントがあった。投入していた栄養剤がチューブ管の接合に不具合があって、腹部にあふれ出し、ずぶぬれになったようだ。雅子としては、苦しい数時間を堪えて苦しんでいたと思われる。

3.難病との闘い(1131)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(7)

 2 瞳という女(その2)
 話を先に進める前に付記して置きたいもう一つことは、このサイトでは、こちらから送信したメールは、一旦送信すると、こちらで見直したり、確認したりすことができない仕組みになっていることである。この辺りは、サイトによっては、多少、事情が違っていて、セーブされていて、見直しが出来るサイトもある。
 いずれにしても、そういう事情から、これからの話の展開では、瞳さんのメールは、その実物のコピーを使って披露して行くが、それに対する一考からの返信内容については、乏しい記憶を手繰り寄せながらの内容になるということです。
 なお、瞳さんのメールにある誤字、脱字、或いは単純な誤りなどは、リアリティを出すために、原文のままで紹介することにしているので、お含み置き頂きたい。
 それでは、お話を元に戻しましょう。瞳さんからの誘いのメールを頂戴し、一考は、正直なところ、どう対応すべきか、少々戸惑っていた。
 「さて、どうするか」と呟きながら、一考は暫し思案を重ねていたが、この段階では、全ての操作がまだ無料ということで、最も気になる費用のことを気にする必要がなかったので、乗りかかった船だという気楽な気持ちが優先し、このサイトのシステムに乗っかって、彼女に返答メールを送ったのである。
 その場合、先ほどの付記に記した通りで、正確にその返答に何と書いたかの記録は残っていないが、話の流れからして、多分、「ご理解頂いて、嬉しく思います。あなたのような優しいそうな方とお話できれば、…」といった前向きの返事をしていたと思う。
 こうして、初めての返信メールを送信し終えた時点で、一考は、はっきりと「遂にルビコン川を渡り切ってしまった」という気持ちなっていた。そこには、ちょっと踏み込み過ぎたのではとの反省の気持ちも、少しは並存していたように思う。
 とにかく、噂の出会い系でのメール交換に初めて参加し、入ってはいけない危険なゾーンに、一考は踏み出していた。初めての経験ということで、掴み所の無い不安もあったが、気分的には、心は少し浮かれていた一面もあったことは確かだった。そして、そこには、無料ならいいじゃないかという気持ちが優先していて、一考の戸惑う行為を後押ししていたのである。(以下、明日に続く)

1165 司令塔

 政党、団体、チームなどでの司令塔は、その戦いの勝敗の鍵を握っている重要な役割であることは申すまでもない。

1.独り言コラム
 カーリングが面白い。前回のオリンピックから注目を浴びてきていたが、今回もなかなか面白いゲームを見せてくれている。
 氷上のチェスと言われている様で、知的な要素があることが、その一つの魅力となっている。しかし、チェスや囲碁、将棋とは大きな違いがある。それにはプレイという運動技術を必要としている点である。囲碁将棋では、発想した素晴らしいアイディアをそのまま盤上に表現できるが、カーリングでは、それらのアイディアを実現する技術が伴わないと意味がない。つまり、カーリングでは、それを託して投げる石へのコントロールの技術が欠かせない。
 このカーリングでは、ゲーム展開を考えてゆく上で、司令塔の役割が大きいという。スポーツでの司令塔というとサッカーを思い出すが、このカーリングでも、その役割の重要性が理解できる。今回の日本チームのクリスタルジャパンは、目黒萌絵選手がその大事な司令塔となってチームを纏めているが、ゲームによって、同女の好不調が行き来しているようだ。
 また、ゲーム自体の面白さもさることながら、各プレイヤーが見せてくれる石を投じた後の彼女らの表情、発声する言葉にもなかなかの魅力がある。
 更に言えば、このゲームは、一試合で2~3時間も要する長いゲームで、その上、リーグ戦だから、最低9試合もあることで、テレビ中継に占める総時間では、オリンピックの数ある種目の中でも、他に例を見ない長時間を独占できていることで、自然とファンも増えてくるというラッキな一面もある。
 いずれにしても、今年のチームはそれなりの力もあって、各ゲームも一進一退の展開を見せてくれる好ゲームが多く、大いに楽しませてもらっている。出来れば、予選を突破してメダルに届いてくれればと思うが、もう一敗も許されない今の状況からは、なかなか容易ではなさそうだ。
 ところで、司令塔という観点から、例によって今朝も一言付記したいことがある。それは、今の日本丸の司令塔である鳩山由紀夫総理や小沢一郎幹事長の二人のことである。彼らは、政治と金の問題で、今や、その任の適性が問われている。早い時期に民主党内での自浄作用が機能しないと国民の信頼を失ってゆくだろう。
 先週末からの話題で、ゴルフの宮里藍選手の6打差逆転、カーリングのロシア戦での6点差逆転という「6」に絡む劇的な逆転ドラマを見せてもらった。しかし、国会では、国民新党の参議院議員6人、社民党に至っては、参議院議員数は6人に満たない5人に振り回されている民主党は、今や、「6」は忌み嫌う数字に映っているはずだ。このままでは、民主党も逆転の風の煽りを心配せずには済まないだろう。
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、60.9Kg。朝も穏やかになった。今朝は、暖房も不要。
 昨日の雅子は午後になって痰も少なくなり、落ち着いていた。なお、この日、婦長さんから、先日行方不明になったパジャマの代替を頂戴した。病院のきちんとした対応に感謝である。

3.難病との闘い(1130)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(6)

 2 瞳という女(その1)
 「初めまして。プロフィール拝見させていただきました。私は看護士をしていますので、泳げない魚さんの大変さがよく解ります。もしお会いする時間があるのならお互いの疲れを癒し合いませんか? 連絡お待ちしています」
 ごく普通の軽い誘いの内容だった。しかし、一考の心には、初めてということもあって、ちょっとしたインパクトがあったことは事実である。
 因みに、このような内容のメールが来る背景には、一考が登録時の自己紹介の欄に、自分の妻が難病で長く入院しており、その付き添いに終始する毎日を送っていて、時には思い切って発散してみたい衝動にかられることがあるといった内容を書いておいたからだ。それは、何も嘘ではなく、本当の話なのだが、恐らく、彼女は、その辺りを捉えて、看護婦と云う立場から、軟らかい誘い球を投げて来たのだろう。
 自分の立場をよく理解してもらっているという感触が、一考には好感度となってその気分を良くさせていた。そういう意味では、この内容は、一考の心の隙間を巧みに突いたものであり、かつ、一考の下心をも、うまく捉えていました。
 一考は、「これは、これは」と思いながら、多分、にんまりと、にやついていたのではなかったかと思う。「なるほど、出会い系って面白いなあ」と云うのが、怖いもの知らずの最初の偽らない印象だった。
 さて、ここから、話を先に進めるに当たって、より理解を深めて頂くために必要と思われる補足事項を二つ付記しておきたい。
 一つは、今の一考にとっては、とても幸運だったことなのだが、瞳という女性からもらったメールは、その全てのコピーを確保できていることである。実は、その後の経験で分かったことなのだが、大抵のサイトでは、これらのメールは、適当なタイミングで全て消去されてしまうのだ。従って、後でその内容を確認しようとしても、その術がない。
 言うまでもないことだが、この瞳さんとの交信についても、最初からコピーを取ろうなんて思ってもおらず、メール交換が大分進んだ段階で、記録魔を自称する一考が、この経緯を記録に残そうと思うようになり、急遽その作業を行なったのだった。それが、幸いにも、その時点では、まだ消去されずに残っていて、取り出しに間に合ったのである。(以下、明日に続く)

1164 勝ち負けの風景

 オリンピックだけではない。昨日から今朝までにも、いろんな分野で、勝負をかけた悲喜こもごもの感動の戦いが展開された。その感動の余韻に酔うのも、人生のオアシスの一つだ。

1.独り言コラム
 驚いたのは、今年のアメリがゴルフツアー第一戦がタイで行なわれていたのだが、その最終日で、宮里藍選手が前日までの6打差を逆転する大勝利でツアー2勝目を挙げた。最終日でー9という驚異的なスコアーを叩き出したのである。筆者としては、笑顔を見たくない一人である宮里選手だが、この快挙には拍手を送ろう。今シーズンも大暴れしそうな好調な出足である。
 寺島しのぶさんが、日本映画「キャタピラー」で、ベルリン映画祭で最優秀女優賞を受賞した。日本人としては、田中絹代さん以来35年ぶりの快挙である。今朝の新聞に掲載されている笑顔が素晴らしい。
 長崎県知事選挙で自公系の中村法道氏が民主推薦の橋本剛氏に大差で勝利した。今までの民主党の勢いに翳りが出たのである。やはり、政治と金の問題で、鳩山総理、小沢幹事長の不透明問題が具体的に影響を見せ始めたといえよう。
 さて、オリンピックの話だが、ちょうど今、熱戦の試合が終った。カーリング女子で日本がロシアに逆転勝ちをしたのである。それはまさに劇的な幕切れだった。司令塔の目黒萌絵選手の最後の1投が、手前に置かれていた邪魔玉を見事にすり抜けて、中心部にあったロシアの玉を押し出したのである。見事なコントロールされた一投での辛勝だった。
 この試合、今朝、筆者が目覚めて見た時点では、何と6-0とリードされていて、がっかりしていたのだったが、連続2エンドで3点ずつを奪って一気に追いつき、最後は延長エンドに持ち込んでの貴重な勝利を奪ったのである。
 これで、日本チームは3勝2敗となって、予選リーグ突破に夢を繋いだ。カナダ、中国戦では不調だった目黒選手の復活は心強い。筆者は、その結果に興奮しながら、勢いよくキーを叩いている。
 それぞれの戦いの風景には、それぞれの味のある感動があって、その余韻をじっくりと楽しませてもらっている。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時10分起床。体重、61.0Kg。寒さは少し和んでいる。
 昨日の雅子は、依然として痰で苦しんでいた。熱もなく、総合的にはまずまずの症状と言えよう。

3.難病との闘い(1129)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(5)

 1 はじめに(その5)
 この段階で、時刻はもう1時を過ぎていて病院に戻らねばならなかったので、休憩時間を打ち切ることにした。つまり、その出会い系とのお遊びは、そこで一旦止めて、施設のアクティバを出て病院に向かったのである。
 とにかくリスキーな未知の世界に入ったことで、余計な緊張もあって、今までにないちょっとした疲労を覚えていた。このくらいの歳になると、コンピューターでの細かい対応には負担は小さくはなく、消耗も少なくはなかった。そんなことで、今日は、この程度にして置こうと考えたのである。幸いなことに、その時点では、一考の判断力は、まだ正常に機能していて「深入りしない」という言葉もしっかりと頭の中で立ち上がっていた。
 その日の夜は、何かとバタバタしていたこともあって、そのサイトのことは、そのまま手付かずに終った。一考が、再び、そのサイトのホームページを開いたのは、翌日の昼休みになってからで、前日と同じ施設のアクティバで休憩を取っている時だった。やはり、自宅よりも、アウエイのアクティバの方が気分的に開放感もあって気楽だったからである。
 その時点では、一考は、あくまでも仮登録を終えたばかりで、まだ正式な会員でないことを承知していたのだが、とりあえず、受信メールのタブをクリックしてみた。あくまでも無料であるという安心感から、それほどのためらいもなく、前日と同じ流れに沿っての行動だった。
 すると、何と、驚いたことに、既に何通かのメールが送られて来ていたのである。こんなに早くメールが来ていることにびっくりしながら、取りあえず、その中の一通のメールを開封したのである。
 そして、この一通のメールが、この出会い系を使ってのメール交換を始める切っ掛けになったのである。メールをくれた女性は、瞳(仮名)というハンドルネームの34歳の看護婦だった。つまり、この瞳さんからのメールが、一考が、それまで全く知らなかった出会い系の世界に誘導するガイド役を果たしてくれたのである。
 さて、ここからは、この瞳さんとのメール交信の事例を、具体的に紹介してゆくことにする。先ずは、瞳さんがくれた最初のメールを見て頂こう。(以下、明日に続く)

1163 生みの親、育ての親

 事を成し得た人たちには、然るべき生みの親、育ての親の存在がクローズアップされることが多い。

1.独り言コラム
 昨日の京都新聞に、フィギュアースケートで、銅メダルを取った高橋大輔選手のコーチを勤めていた長光歌子さんの紹介記事があった。かつて、自らも高校時代に全日本ジュニアーで優勝した経験を持つ選手だった。
 その後、コーチ兼振り付け師として活動を始め、今回のオリンピックのヒーローとなった高橋大輔選手には、彼ががまだ中学2年生の12歳の時に出会ったという。その後、高橋選手が関西大学に入って以降は、共同生活を始め、専任コーチとして指導して来た。それだけに、まさに、二人三脚で掴んだ銅メダルであり、その喜びは、言葉に表せないものがあったと思う。
 この記事を読んでから、演技を終って戻って来た高橋選手を抱きしめる長光コーチの姿を見ると、筆者にも新たな感動が甦ってくるのだった。
 さて、同じ昨日の日経新聞には、その最終面のコラム「喪友記」に澤田隆治メディアプロデューサーが藤田まことさんを偲ぶ一文を寄せておられる。この澤田さんのお名前は、あの番組「てなもんや三度笠」でずっと見掛けていた名前で、筆者には今でもしっかりとした記憶がある。いわば、藤田まことを世に送り出した男、つまり、生みの親というべき存在だ。「おれがこんなに強いのは、あたり前田のクラッカー」というセリフも二人で考えたという。それらの当時の苦労話には、それなりに胸を打つものがあった。
 いずれにしても、人がその人生で花を咲かすには、やはり生みの親、育ての綾の存在は欠かせない。高橋選手の長光コーチ、そして、藤田まことの澤田隆治氏は、いずれも立派な生みの親だったといえよう。
 それに対して、あの横綱朝青龍の育ての親である高砂親方の評判は今一つだ。日本文化をモンゴル人に教え込むのは並大抵ではないが、もう少し踏み込んだ指導が必要だった。その点で、育ての親として今一つ欠けていたようだ。
 一方、鳩山由紀夫総理の実母、鳩山安子さんだが、紛れもなく生みの親であり、育ての親である。立派に育てたものの、そこには甘さがあったことは否めず、そのことで、大事なところで足を引っ張ることになったのはお気の毒である。特に、本人が知らない間に、多額の子供手当てを、長年に渡って渡していたというお伽噺のような実話には、庶民はついてはゆけず。博愛を主張する総理には大きなマイナスとなっている。金持ち過ぎた母親の行き過ぎた愛の破綻とでもいうべきか。
 ここまで書くと、もうお一人のことにも触れておきたい。小沢一郎幹事長のことだが、この方の場合は、あの田中角栄、そして金丸信氏が、いわゆる生みの親に当たるだろう。結果として、小沢幹事長が、金権政治の体質を継承する形で党を指導しているのは、皮肉な結果であり、遺憾なことである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時起床。体重、60.8Kg。寒さからの解放を期待したい。
 昨日の雅子は、便秘は解消され熱もなく安定していたが、相変わらず、痰が結構あって、苦しんでいた。帰り掛けに、何かを訴えたので、その解釈に苦労したが、どうやら、お腹が痛いということのようだった。通じが近づいているのだろうと解釈して、介護士さんに頼んで帰宅した。

3.難病との闘い(1128)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(4)

 1 はじめに(その4)
 こうして、図らずも、生まれて初めて、怪しげな出会い系サイトの会員の仮登録を済ませたのである。何か大変なところに踏み込んだという不安な思いと、その一方ではケセラセラの思いが絡まって、掴みどころのない心配と同時に、何か甘くて、ときめくような淡い期待が心の隅に並存していたことは確かだった。
 そして、ガイドの手順通り、自分のメールをオープンすると、その仮登録をした出会い系サイトから、「ご登録有難う御座います」といったタイトルのメールが入っていた。それは、恐らく、一考が送信ボタンをクリックしたと同時に、自動的に配信されたメールであったと思われる。そのメールには、次のような案内が記されていた。
 「仮登録の準備は終りました。下記のアドレスをクリック頂きますと、仮登録は完了します」
 一考は、ここでもちょっとした不安を抱いてはいたものの、もう流れに乗っていたことから、その指定のアドレスをクリックしたのである。こうして、渡り始めていたルビコン川を、戸惑いながらも、引き返すことはせずに、そのまま対岸に向かって渡って行ったのだった。
 そして、そのクリックによって開いた画面には、「泳げない魚さん、ご入会おめでとう御座います」とあって、IDナンバーとパスワードが記載されていた。
 この辺りの記憶は少々曖昧なのだが、気が付くと、その出会い系サイトのHPに入っていたのである。因みに、サイト名は、「ドリーム(仮称)」となっていた。
 とにかく、今まで意識して避けていて、入り込んだことのないゾーンに踏み込んだということで、一考は、おっかなびっくりの精神状態ではあったが、その半面、それなりの興味もあって、そのホームページをじっくりと眺めてから、このサイトに備えられている各種の機能やそれらの使い方などについて、手探りで物を探すような気持ちで検討を始めていた。
 その手始めは、そのホームページにある各種のタグをそれぞれ開いて、それらの内容の確認だった。興味があったのは検索機能で、自分の相性や好みの条件をインプットすると、その条件に合う女性の検索が出来るというのある。面白半分にやって見た。恐る恐るでおっかなびっくりの心境だったが、作業そのものは、ごく簡単なことで、直ぐに、その検索機能が働いて、数人の女性たちのリストが出てきたのである。一考は、「なるほど、なるほど」と呟きながら、頭の中では、なかなか面白いものだという感覚が芽生え始めていたと思う。(以下、明日に続く)

1162 アクシデント

 ハプニング的な思わぬアクシデントが、今回のオリンピックの大舞台でも幾つか起きている。そこから派生している悲喜こもごものドラマが胸を打つ。

1.独り言コラム
 昨日の男子フィギュアースケート自由演技は見応えがある戦いだった。しかし、そんな激闘の中で、思わぬハプニング、アクシデントが日本の選手たちを待っていた。
 日本の3人の選手の先陣を切って、小塚崇彦選手が、4回転の大演技を成功させ、順調な結果を出して期待を繋いでくれていたのだが、次に登場した期待の織田信成選手にとんでもないアクシデントが起きたのである。その瞬間、一体何が起きたのか分からなかった。織田選手がジャンプをした際、少し手をつく失敗があった直後に、演技の継続が途絶えたのである。何と、靴の紐が切れたのだった。
 それにしても、4年に一度の大舞台でのこのアクシデントには悔やみきれない悔しさがあったろう。本人はもちろんのこと、見ていたファンは、何と云う事だと言う思いに落胆した人が多かったと思う。それでも、その後も演技を継続して最後まで戦い終えたのは立派だった。
 悲願のメダルをもぎ取った高橋大輔選手にも、思わぬハプニングがあった。演技の最初の大技の4回転ジャンプに失敗したのである。決死の挑戦を試みたのだが、残念ながら着氷に失敗し、横転した。本人には、大きな動揺があったはずだが、その後の同氏の演技は実に素晴らしく、ほとんどノーミスで演技を終えた。失敗にめげずに冷静に頑張った闘志は素晴らしく、メダルに届いたのである。今朝の各新聞には一面トップに「完全燃焼」と大きな見出しが躍っていて、気分がいい。
 まだ中盤を迎えた段階だが、今回のオリンピックでは、幾つかのアクシデントが起きている。開会式の前に行なわれたリュージュの公式練習でグルジアの選手が死亡するという悲しい事故があった。
 また、開会式ではクライマックスの聖火の点灯時に、柱が一本立ち上がらないというアクシデントもあった。競技では、スピードスケート1000メートルで、長島圭一郎選手のスタートの際の二度に渡るアクシデントで、同氏はタイミングを失い完敗してしまった。 国母選手への非難は、身から出た錆ではあるが、本人には思わぬアクシデントだったかも知れない。
 大事なのはそのアクシデント後の対応だろう。これは人生にも通じるものがあり、如何にその窮地を脱するかというマネジメントが問われるわけで、その人の生き様が反映される。そういう意味で、アクシデントに遭った日本人選手たちは、それぞれの頑張りを見せてくれて、立派に戦い終えたのは、多とすべきだろう。
 ところで、経済界ではトヨタが大変なアクシデントで苦しんでいる。この大事件の火消しに躍起のトヨタは、豊田章夫社長自らが、アメリカの公聴会に出向くことになった。日本経済の屋台骨を支えてくれているトヨタだけに、何とか被害を最小限に止めるように、しっかりとこのピンチを脱して欲しい。
 一方、政界での政治と金の問題だが、これは、ハプニングではあるが、アクシデントではない。今の日本の政治を引っ張っている鳩山総理と小沢幹事長の二人の巨頭が絡んでいる事件である。犯罪のにおいもあるだけに、二人はしっかりと国民の疑問に応えて欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、61.0Kg。まだ朝は寒さが残っている。
 昨日の雅子だが、ここ数日は痰が多くて苦しんでいる。それでも、テレビを聞くという気持ちはあって、イヤホーンでオリンピックを楽しんで(?)いる。
 臀部の傷の医師による定期の診察があった。見た目でも、傷の表面も乾いて来ているし、その大きさもかなり小さくなって来ていて、快方に向かっていることは確かである。ベッド上での身体の向きが左向きの一辺倒で、雅子には辛いが、焦らず、完治を待つことにする。

3.難病との闘い(1127)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(3)

 1 はじめに(その3)
 いわゆる老人の性については、かつて、谷崎純一郎氏の「瘋癲老人日記」という小説がベストセラーになったように、健康であれば、そのような欲望もあっても可笑しくはなく、年齢だけで、一概に滑稽だと言い切るのは、どうかと思うのである。そういう意味では、一考も、この時点では、まだ男としての命を辛うじて保っていたと言えそうだ。
 かくして、図らずも、一考は、コンピューターを通じてだったが、何となくリスキーなゾーンの入口にまで来てしまっていたのである。
 さすがに、一考も、そこから先に進むべきかどうかを逡巡していたが、とにかく、無料でお試しになれますという誘いの常套句に乗って、おどおどしながらも、その指示通りクリックを続け、前へ前へと歩みを進めて行ったのである。そして、気がついた時には、そのサイトへの入会手続き案内のページまで進んで来ていたのだった。
 その入会のページには、愛称、性別、年齢、血液型、自分の特徴、入会目的などの他、職業や収入、希望する関係などをインプットする欄がある。それに、希望する相手の女性についての好みのタイプを指定する。そして、最後にメールアドレスを書き込むと、入会申し込みが可能な状態になるのだった。
 因みに、これらの記入項目には、一考は、年齢は少し鯖を読んで、59歳と若く書いた以外は、ほぼ本当のことを記入、希望する関係には、大人の関係を選択、また、年収は秘密、そして、愛称は、「泳げない魚」と名付けた。正直言えば、メールアドレスを書くことに抵抗があり、そこで、ちょっとした心の逡巡があったが、それも「まあ、いいや!」という気持ちで、結局は、送信ボタンをクリックしたのである。因みに、後で知ったのだが、希望する関係に女性が「セフレ」と云う言葉を使っている事例が多くて、一考も女性たちの大胆さにびっくりであった。セフレとは、セックスフレンドの略称だそうだ。
 その時点では、不安と危険さを意識しながらも、一考の頭の中では「深入りさえしなければ」とか「何事も広く経験して置くことは悪いことではないのじゃないか」、或いは「人間、死ぬまで勉強だ」といったような都合のいい自己弁護的な言葉が、その送信ボタンを押す行為を後押しするように、頭の中でリフレインしていたと思う。(以下、明日に続く)

1161 演技

 演技とは、人に見せるために鍛えられた技だと思う。俳優はその演技を競うのだが、スポーツにもその種の演技を競う種目は多い。

1.独り言コラム
 昨日の午後、ちょうど雅子のパーキンソン病のお薬をもらうために、京都の吉田病院(仮称)で待っている時だった。偶々見ていた病院のテレビが、藤田まことさんの急死を伝えていた。
 藤田さんと言えば、その放送でも取り上げていたが、あの「てなもんや三度笠」は筆者にも思い出の深い番組だった。1962年の放送開始というから、筆者の高校生から大学に入った頃に楽しんでいたことになる。
 まだ、ビデオの技術が普及していなかったことから、番組の保存が出来ていないと思われ、その再放送を見ることは出来ないのが残念である。共演していた白木みのるさんとの掛け合いが如何にも大阪の面白さを出していた。その後の藤田さんの番組では、「はぐれ刑事純情派」などの刑事物も、時々楽しませてもらった思い出がある。
 伝えられるところでは、家族との団欒中に、突然死が襲って来たと言う。命の尊さと脆さを改めて思う。ご冥福をお祈りしたい。同時に、筆者も年齢的にそうは違わないだけに、不安を実感している。妻の雅子が難病と闘っているだけに、彼女を置いて先に行く訳にはいかないからだ。神様の思し召しに頼るのみである。
 さて、藤田まことさんは、舞台、ドラマで味のある名演技者だった訳だが、冬のオリンピックでは、技と言う演技を競う種目が多い。昨日行なわれたスノーボードもその一つで、お行儀が悪いと言うことで、一時は出場取り止め騒ぎとなった、あの国母選手が登場した。
 精神的な面での悪影響が心配されたが、その辺りは、さすが国母選手らしく(?)堂々とした演技で予選を無難に乗り切って決勝に進んだ。しかし、期待の決勝では、最後の決めの大技に失敗し8位に止まった。
 この8位というのに、筆者は、実に素晴らしい神様のご判断を感じるのである。国母選手には、充分に面目は保たせた形であり、その上、同氏が、これ以上図に乗るのを諌めた順位でもある。この辺りの配慮に、真の神業を感じる。いずれにしても、橋本聖子団長の同氏を出場させた決断は間違っていなかった。 試合後、同氏のお母さんが、ご迷惑を掛けた私生活面でのしつけは、今後は、自分がきちんと指導するとコメントしていたのが印象深かった。
 さあ、今日は、いよいよ、その演技を競う期待の男子フィギュアの自由演技が行なわれる。高橋大輔、織田信成のメダルに期待したい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、50.8Kg。今朝も寒さは健在。
 昨日の雅子は、穏やかさが戻っていた。藤田まことさんが亡くなった話をしたら、顔を歪めてその気持ちを伝えてくれた。彼女が中学生から高校生の頃の思い出だろう。有難いのは、雅子の記憶力が健在であることである。

3.難病との闘い(1126)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(2)

 1 はじめに(その2)
 いつもなら、消去作業では、それらのメール内容には目もくれずに、黙々と無意識に行なうのだが、この日は、心にゆとりでもあったのか、何気なくそれらのメールのタイトルに目が行っていた。さすがに、セキュリティに引っかかっているだけあって、それらのタイトルは、いずれも、どぎつい卑猥な言葉が乱立しているものが殆んどだった。
 本当に偶々だったが、その中のメールの一つを一考の目が捉えていたのである。一考の消去しようとしていた手が止まった。その時の記憶は、曖昧にしか残っていないのだが、そのタイトルは、「直ぐに出会えます、あなたのお好みの方に」といったような平凡な誘いの言葉だった。その平凡な誘いに引っかかったのである。
 一考は、少し躊躇していたが、ちょっとした好奇心で、そのメールをクリックしてオープンしたのである。まあ、魔が差したとでも言うべきか、何気ない軽はずみでの行為だった。その背景には、長い介護生活で、生活リズムもマンネリ的な状態に入っていて、多分に退屈でもあったし、何か満たされないもやもやした欲求や不満があったからだろう。
クリックの結果、画面に現れたのが、いわゆる出会い系サイトへの誘いの内容で、一考の乾いていた気持ちを潤わせるような色っぽい言葉が羅列されていた。
 何事もそうだが、初めは処女の如くであって、その時点では、一考も恐る恐るでのキーボード捌きだったと思う。とにかく、それまでの一考は、その種のものに、特に警戒感が強かったこともあって、ほとんど見向きもしなかったのだが、この日は少し違っていた。戸惑い逡巡しながらも、一方ではその誘惑に、ちょっとしたときめきを覚えていたと思う。そこには、言い難いことだが、雅子が難病に罹って以来、女っけのない生活からくる欲求不満があって、何か思い切って発散してみたいという漠然とした願望が潜在していたからであろう。
 くどくて弁解がましいかもしれないが、その辺りのクリック作業には、妻を裏切るといったような大袈裟なものでなく、あくまでも、ちょっとした好奇心に満ちた遊び心の延長上でのキーボード操作だった。
 恐らく、若い者から見れば、70歳近いおじいさんが、まだそのような世界に誘惑を覚えるというのは理解し難く、とんでもない色気違いではと見る向きも多いだろう。確かに、そうかもしれない。一考も、今ではそう思う自分に、忸怩たる気持ちになるのである。(以下、明日に続く)

1160 微差の勝負

 ナノ単位の世界といえば大袈裟過ぎるが、佳境に入ってきたオリンピックは、微差の激戦の勝負が続いていて、毎日がとても感動的で面白い。

1.独り言コラム
 オリンピックも、期待の日本選手が続々と登場し、なかなかスリリングな戦いを見せてくれている。筆者も妻の付添いの合間をぬって、その展開を楽しませてもらっているのだが、微差の激戦の勝負が多く、興奮続きでなかなか落ち着かない。
 昨日の女子カーリングで、日本はアメリカに辛勝したが、最後の土壇場の勝負は、なんとミリ単位の勝負となって、いささか心配したが、勝ったから興奮も一入だった。しかし、今朝は、第二戦で強豪のカナダと対戦して、善戦及ばず、最後のエンドで無念の逆転負けを喫したのは残念だった。
 その微差の極端な事例は、アルペンの男子滑降で、1位から3位までが、0.09秒さという恐ろしいくらいの微差での激戦だった。また、スピードスケートの男子500メートルでも、1位の韓国の選手と2位の長島圭一郎選手との差は、0.16秒、3位の加藤条治選手とも0.19秒差で、とても際どい勝負だっただけに、金メダルが欲しかった。このような微差の勝負を見ていると、記録の測定技術の進歩が、これらのスポーツを支えているという実感がする。昔は、どんな判定が行なわれていたのだろうと、ふと思ってみた。
 一方のフィギュアでも、昨日行なわれた男子のショートプログラムでは、トップに立ったロシアのプルシェンコ選手と3位の高橋大輔選手との差は、0.60という微差である。それだけ実力が伯仲した激戦で、見る方も興奮の連続だ。明日の自由演技では、微差でもいいから、逆転金メダルを奪って欲しい。
 話は変わるが、数日前に起きた、あのJR高円寺駅でのホーム転落事故で、救出された女性は、レールの間の僅か30センチ足らずの空間で命が守られたのだ。あと、数センチ違っていればと思うと、この微差の存在に感謝しなければならない。
 それに対して、そんな微差の世界の話と打って変わって、政治の世界は桁が違う。昨日も、やっとのことで党首討論が実現したが、そこで取り上げられた政治とカネの問題は極めて深刻だ。「億」と云うお金に纏わる疑惑がすっきりしないままなのは遺憾なことである。
 鳩山総理がお母さんからもらっていた子供手当ては、総額12億円を越すとんでもない額の話だし、小沢幹事長の不動産の話もトータルで10数億円というビッグなレベルの話である。日本の政治を引っ張ってくれている二人がこんな具合だと、国民からの信頼を失ってゆくだろう。
 微差の勝負には。素晴らしい興奮を覚えるが、巨額の金の不透明な問題には、抑えられない怒りを覚えるのである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。60.9Kg。 相変わらず、寒い。
 昨日の雅子は、久し振りに痰が多くて苦しんでいた。数日前まで続いていた便秘が治ってほっとしていたが、その反動とも思える。それでも、オリンピック放送を聞いて、気晴らしをしていた。

3.難病との闘い(1125)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(1)

 1 はじめに(その1)
 正直言って、この告白をこのブログで連載するべきかどうかは、一考としても大いに躊躇していたのだが、長期に難病と闘う雅子の付添い人として、その精神的な裏面での人間的な心の動きを取り上げるのも、難病との闘いの一側面であろうとの勝手なこじつけた判断で、プライドをかなぐり捨てて、男の赤裸々な心の動きの側面を、包み隠さず取り上げることにした。
 しかし、実際には、かなぐり捨てるほどのプライドを持ち合わせていた訳ではないので、これは、この告白に当たっての、あくまでも大袈裟なポーズを取った自己弁護的ないい訳なのである。ともかく、そんな言い訳から始めるところが、如何にも小心な一考らしいと思っている。
 言い訳の続きとして付け加えるなら、ここにご紹介する一考の行為は、妻への裏切り行為といった類のものではなく、妻との間での阿吽の呼吸で成立している信頼関係の上でのことである。こんな風に書くと、男の一方的ないい加減な逃げ口上だと捉えられるかもしれないが、雅子が元気だった頃に、それが本気といった類とはかけ離れたものであれば、一度や二度の男の遊びには、二人の間では、暗黙の了解事項だったのだ。
 さて、今回の貴重な経験で、結果的には、多少の無駄遣いはしたものの、夫としての道を踏み外すことなく、その怪しげな世界の探求が出来て、それなりの知見を得られたのは、一考には、不幸中の幸いだったと考えている。
 いずれにしても、あくまでも、ジョーク的な遊びの話であるものの、一考にとっては、今までにない大変な衝撃の告白であることには間違いない。その辺りの事情を、誤解なきようご理解を賜った上で、具体的な話を始めたいと思う。

 それは、本当にちょっとしたひょんなことが切っ掛けだった。昨年(09年)の10月下旬の頃の話である。
 その日の昼食後の休憩時間を、一考は施設のアクティバの雅子の部屋で過ごしていた。今でもそうなのだが、アクティバの雅子の部屋では、インターネントに接続が可能なので、特別の用事がない限り、いちいち自宅に戻るよりは、このアクティバで過ごすことが多いのだ。何しろ、病院からは4kmのごく近くにあって、自宅までの14Kmに比べれば、時間的な無駄が省けるからである。
 その日も、いつものように、株価やメールのチェックなど一連のインターネットでの作業も一段落し、時間的に少し余裕が出来たので、週に一回くらいの頻度で行なっているインターネットの迷惑メールを消去する作業を始めた時だった。(以下、明日に続く)

1159 乾坤一擲

 まさに乾坤一擲の勝負だった。そこから生まれた感動に、心が洗われて、今朝は気分がいい。

1.独り言コラム
 遂に、出た! である。待望のメダル獲得者が、同時に二人も出たのである。スピードスケート男子500メートルで、長島圭一郎選手が銀メダルを、加藤条治選手が銅メダルを奪った。乾坤一擲の勝負に花が咲いたのだった。
 ちょうど、昨日の昼休み時間だったので、生中継を楽しめのは幸いだった。それも、製氷作業で事故があって試合時間が遅れたのが、筆者には幸いだった。
 正直言えば、女子モーグルで上村愛子さんがメダルを逃した時には、今大会もメダルにはなかなか手が届かないのではとの心配があったが、一気にそんな心配を粉砕してくれたのである。さあ、今日からは女子のスピードスケートも始まるし、フィギュアー男子、更には、女子カーリングも始まる。楽しみは多い。
 乾坤一擲と言えば、一昨日の夜、命がけの凄い感動のドラマがあった。JRの高円寺駅で、お酒によってホームから落ちた女性を、入ってくる電車との危険と闘いながら、救った勇気ある青年の救助活動だった。勇気、機転、速攻といった行為が瞬時に行なわれた結果、尊い命は救われたのである。その青年、佐藤弘樹さんは「体がとっさに動いた」と語っているが、まさに、乾坤一擲の素晴らしい救助だった。
 北朝鮮の金正日が昨日68歳の誕生日を迎えたということで、国を挙げてのお祝いが行なわれていた。それにしても、同氏は、昨年の夏頃には、危篤とさえ報道されていたのだが、決死の治療が効いて、奇跡的に命を取りとめ、復活を果たしている。少し表現がずれるが、乾坤一擲の生命力とでも言えるのではないか。いよいよ、後継者の指名が近づいているようだが、三男、金正雲が表に出るのは何時なのだろうか。
 乾坤一擲とは関係ないが、NHKの夜のオリンピック番組のベストセレクションに抜擢されたベッキーさんの話術はなかなかである。昨日初めて見たのだが、鈴木奈穂子、工藤三郎の両アナを相手に、流暢な話術を披露していた。今まで、そんな目で見ていなかっただけに、ちょっとした快感と感動を覚えたので付記してみた。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、60.8Kg。4時40分現在、雨は降っていない。寒さは少し緩んでいる。
 昨日の雅子もまずまずで、午後には入浴。珍しく、自分からテレビを聞きたいと言うことだったので、イヤホーンをつけてあげる。

3.連載、難病との闘い(1124) 第三部 戦いはまだまだ続く(417)
  第九章 されど現実は厳しい。(23)

 2.年が明けて(10)
 ところで、このドギュメントも三年目に入っている。当初はこんなに長く書き続けるとは考えてもいなかった。結果的に、第一部「大きな不幸に見舞われて ―気が着けば重症難病患者―」。第二部「小さな幸せを求めて」。そして、この第三部「戦いはまだまだ続く」ということで、雅子の難病との闘いを長々と綴って来たが、取りあえず、ここで一旦、中断することにします。
 明日から暫くは、第四部として、特別番外編「衝撃の告白」と題して、一考が図らずも偶発的にアクセスすることになった出会い系との体験記の連載に挑戦します。副題として「出会えない出会い系との奮闘記」であります。
 従って、雅子の更なる難病との闘いの続きは、第五部「果てしない闘い(仮題)」として、この特別番外編の第四部が終了次第、再開の予定です。
 そこで、中断する前に、今までの一考の介護サポートに関する関連データを、以下に整理しておこうと思います。いずれも、1月31日現在の記録です。
 1)苦手だった車の運転だったが、東京からの帰郷後の走行距離が、31500Kmを越えた。特に、雅子の入院後は、月間の走行距離は1200~1300Kmと一気に大きくなっている。たまたまだが、この時点では、アースマラソンで頑張っている間寛平さんの移動距離とほぼ同じ距離である。
 2)有料介護施設のアクティバに入居して、783日が経過、その内、実際にアクティバでお世話になった日数は、619日に対し、病院での入院日数が200日ジャストの長期間になっている、その内訳は、琵琶湖大橋病院が179日、吉田病院(仮称)が21日である。
3)一考が所用でアクティバに通った回数871回、また琵琶湖大橋病院へは、375回の通院回数となっている。
 4)付添い時間も琵琶湖大橋病院に入院した頃は、月間185時間(一日6時間平均)を超えていたが、最近は平均して155時間(一日5時間平均)前後に少し減って来ている。一考の生活ペースから見ると、朝、8時過ぎに自宅を出て、夕方、5~6時に家に戻ってくるといった感じで、昼休みに自宅に戻ることもあるが、日中は、病院のベッドについているオーバーテーブルでワープロなどを使ってブログの連載部分の在庫つくりの作業をしている。
 さて、こうした生活が、これから、どこまで続くのかは誰も分からないが、可能な限り、一考としては、雅子の付き添いとして頑張っていこうと思っている。神様には、何とかこれ以上の大変さからは解放して頂ける様にお願いをしながら、本日を以って、第三部を終えることにします。長い間、この雑文に目を通して頂いた方々には、厚く御礼を申し上げます。(明日からは、第四部、特別番外編「衝撃の告白」を連載します)

1158 ぶれる

 何事においても、状況の変化を捉えて、臨機応変に対応することは大事な対応だが、自信のなさから、朝令暮改のように、たびたび主張がぶれるのは頂けない。

1.独り言コラム
 鳩山総理の言動は、ぶれることが多いということで、評判は宜しくない。子供手当て、普天間基地問題、そして、政治とカネの問題などで、極端に言えば日替わりのように二転三転が目立つ。誰かの顔色を窺っているのか、世論の反応を見ているのか、適切なアドバイザーがいないのか、その辺りの事情はよく分からないが、基本的には自分に信念がないからではと思う。
 いつも腹立たしい行動を起している反捕鯨団体の「シー・シェパード」の船長が、日本の調査捕鯨船に乗り込んで来て、妨害をしたという。この船長に対し、刑事処分できるかどうかで関係省庁と協議することになったようだ。ここは、それまでの激しい抗議活動に対する処分をも含めて、ぶれることなく、きちんと対応して欲しいものだ。
 バンクーバー・オリンピックも佳境に入って来ているが、何と言っても上村愛子選手の4位は残念な結果だった。演技を仔細に見てみると、第二エアーでの着地で、少しぶれたのが痛かったという。そういう意味では、言動の不適切さで批判を受けたスノーボードの国母選手は、そのことでぶれることなく、堂々と実力を発揮して欲しい。
 フィギュアースケート男子の注目の高橋大輔選手が、バンクーバーに向かう直前の昨日の最後の練習で、4回転ジャンプを10回試みたが、成功したのは1回だけだったという。少しぶれていたと言うことらしい。本人は、本番でうまく行けばいいと話していたが、果たして、どんな結果を残してくれるのだろうか。
 サッカーの東アジア選手権で日本チームは3位と振るわなかった。その結果を受けて、岡田武史監督の更迭の話題が噴出したようだが、ちょっと勝てなかったことが続いたことで、直ぐにそんな話が出て来るのは良くない。サッカー首脳部は、ぶれることなく、直ぐに岡田監督続投を明言したのはよかったと思う。余計なことで、選手のプレーがぶれては元も子もない。
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時50分起床。体重、61.0Kg。寒さも少し緩んでいる。雨は降っていない。
 昨日の雅子は、少し痰が多かったが、まずまずの落ち着いた様子だった。テレビを聞く時間を設けているし、雅子もそれを楽しんでいるようだ。

3.連載、難病との闘い(1123) 第三部 戦いはまだまだ続く(416)
  第九章 されど現実は厳しい。(22)

 2.年が明けて(9)
 さて、気になっている臀部の傷の治療経過だが、その後も、専門の先生による定期的な診察が継続されている。傷の状態は、薄い膜が張って一時的に治る方向に進んでいたが、その薄皮が剥けて、また振り出しに戻るといった一進一退の状態が繰り返されていた。そして、この間、車椅子による散歩は傷に良くないとの判断で中止することになった。
その後12月に入って、コブがつぶれて、その部分が陥没し、穴が開いた状態になってしまっている。時々治療をしておられるところを見せてもらっているが、薄膜の扱いが大事らしく、ビンセットで丁寧に扱われている。見ていてもとても痛そうで気の毒な状態が行ったり来たりで年末には振り出しに戻ったような状態であった。
 年が明けてからもいろんな試行錯誤が行なわれている。その一つが、雅子の姿勢の管理である。通常は、一定時間ごとに、右、仰臥位、左といった具合に体位を変えてゆくのだが、傷の位置との関係で、暫く、左向きに固定する対応が取られたのである。
 雅子本人の様子を見ていると、常に一定の左向きということで、片寄っていて辛そうに見えて気の毒なのだが、傷を治すということで致し方ないトライである。さし当たっては一週間程度様子をみるということでのスタートだったが、途中経過では、傷に関する限りは良好な具合であるという。
 1月末の時点では、やはり、この寝方の方が傷の治癒には良好との見解が出たことで、その後も、その方向での固定が続いている。その一方で、その身体の反対側のに圧迫の影響が出始め来たので、同じ方向にしながらも、微妙な身体の位置をずらせる対応を取り始めている。治る方向に動き出していることは確かなので、気長に対応してゆこうということである。(以下、明日に続く)

1157 一本勝負

 単純明快な勝負のつけ方だが、敗者には吹っ切れない一面も残る場合があろう。厳しい勝負のつけ方だ。

1.独り言コラム
 オリンピックの女子モーグル、4回目のオリンピックの上村愛子だったが、悲願のメダル獲得はならなかった。神様も厳しい裁定を下してくれたものだ。
 この勝負は一本勝負というところに厳しさがある。少しのミスも許されない訳だ。予選はあるが、その記録は飛ぶ順を決めるだけだ。
 従って、自分が飛び終わった後は、相手が自分を上回らないことを願うことになる。極端に言えば、相手がミスしてくれるのを待つということになる。何だか、複雑な気持ちを味わう競技である。
 昨日の上村愛子さんの場合も、後の4人の成績待ちとなり、その内、二人が転倒すると言う結果が待ってはいたが、それでも一歩及ばなかったのである。
 タイトルを決める囲碁、将棋、或いは、チャンピオンを決める野球の日本シリーズなどは、3番勝負、5番勝負、7番勝負といった方式で、多少のミスは許される。また、W杯サッカーなどはリーグ戦であり、何回か戦う仕組みになっている。
 しかし、オリンピックなどでは、この種の一本勝負が多い。4年間の努力、苦労が、僅か30秒とか、数分で決まるのである。来週、行なわれるフィギュアースケートもその種の範疇に入るが、それでも、SPと自由演技の二本があるので、まだ救いはある。
 12年前の長野オリンピックでは、里谷多英が金メダルを獲得したのだが、その時には、その一本勝負が幸いしてくれたこともあった。その里谷は、昨日もその一本に掛けたが、無念の転倒で終った。滋賀県出身の伊藤みき選手も、残念ながら、今一つの結果だった。この種の勝負は、その厳しさゆえに面白いという見方もある。
 さて、話は一転するが、小沢一郎幹事長への東京地検の捜査は、結果的に不起訴となった。小沢幹事長は鬼の首を取ったかのように、この捜査の公平性を高く評価し、再び豪腕振りを発揮し始めた。
 ところがである。ある市民団体が、この不起訴を不服として、検察審査会に審査を申し立てた。昨年の5月から始まった新しい制度で、ここで、審査員11人のうち8人以上が起訴相当と判断し、それが二回続けて同じ結果になると、強制的に起訴されることになるのである。つまり、今回の小沢幹事長の不起訴判断は、一本勝負ではなかったのだ。さあ、逆転はあるのかどうか、面白い勝負に持ち込まれたのである。
 昨日もあるテレビ局の世論調査では、鳩山内閣の支持率は39%台になっていて、不支持率が初めて支持率を上回った。小沢不起訴問題は世論に大きな影響を与えつつある。この3本勝負の行方を見守りたい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時半起床。体重、61.3KG 冷たい雨。
 昨日の雅子は、少し痰が多かったが、それでも、まずまずの一日だった。オリンピックの女子モーグルの中継を、11時から1時半まで、ずっと聞いていた。途中で休むかいと確認したが、続けて聞くということだった。

3.連載、難病との闘い(1122) 第三部 戦いはまだまだ続く(415)
  第九章 されど現実は厳しい。(21)

 2.年が明けて(8)
 もう幾度も書いてきているが、こうして毎日2回通院し、雅子の付き添いを続けてきていて、一考が嬉しく思うのは、雅子がこちらの言うことに対して反応をしてくれる時である。そういう意味で、いろんなジョークなどを言ってその反応を窺うことは、相変わらず続いている。そんな中から、最近の出来のよかった会話の事例を幾つか紹介しておこう
 いずれも、少し前の話に遡るが、昨年の秋以降の事例である。

「悪口を言うわね」と前置きして、「雅子は随分と綺麗だよね」というと思わず顔をしかめてくれた。(11月13日)
 病院に着いて、雅子に挨拶した時のことである。「ただ今参上仕りました。いや、ただ今二条、四條、いや、五条」といったらぷっと吹き出してくれた
 何時だったかは曖昧だが、「アチェコでごりゃります」を繰り返した時にも、そうだった。随分と昔の話を知っていたのある。
 そして、11月23日の結婚記念日の翌日に「そう言えば、42年前に初めて結ばれたんだよね」と言った時も、噴出してくれた。
 また、「ご機嫌斜めだよね」と言って、指で斜めの線を書いたら笑ってくれた(12月14日朝)
 今年になってからの最新の事例では、もう通院にも疲れてきているので、毎日2回の訪問を1回にしたいと言った時だった。雅子が、急に顔をしかめたのである。明らかに、それは困るという意思表示であることが分かった、その時、一考は、自分が頼りにされているのだということが分かり、嬉しさも一入だった。これなら、無理してでも、今後も一日に2回の通院を続けようと思うのだった。
 そして、一考は新たな知見を見つけた。それは、何かを否定の形で質問すると、「嫌だ」とか「困る」という「No」の場合には、顔を歪めて意思表示してくれることである。例えば、テレビを聞きたいと思われる場合には、「テレビはもう切ってもいいんだね?」と逆に聞くと、聞きたい場合には、顔で答えてくれるのである。これは、一考には大きな発見であり、有効に使わせてもらっている。
 このように、雅子の反応を促すお笑いネタを求めたり、雅子の意思を確認して、何かとばたばたしているうちに、新しい年もはや一ヶ月が過ぎたのである。幸いなことに、ここに来て、雅子の様子が少し落ち着いて来ている。若しかしたら、近いうちに退院もと思わせる日もある。(以下、明日に続く)

1156 言葉の使い方の大事さ

 言葉は生きている。同じ言葉でも言い方で、或いは表現の仕方で、そのニュアンスが微妙に違って来て、名セリフにもなれば、ふざけていると叱られることにもなる。

1.独り言コラム
 「一週間のご無沙汰でした」これは、先日亡くなった玉置宏氏が長寿番組だった「ロッテ歌のアルバム」の冒頭の挨拶に使っていた言葉だ。なんてつまらない挨拶で始めるのだろうと当時の筆者は思っていた。他にもう少し気の効いた、かっこいい言い方があるのじゃないかと、ある意味では揶揄した気持ちで聞いていた。
 しかし、それが1000回以上も繰り返されると、それも耳に馴染んできて心地よく響くようになり、今では同氏を思い出す名セリフになっている。何事もそうだが、長く繰り返し続けることで、花が咲くこともあるのだ。
 一方、同じ言葉でも、その受け取り方、解釈の仕方次第では、とんでもない誤解に繋がることがある。先日の予算委員会の「政治と金」の集中審議で、質問に立った自民党の与謝野馨氏が、弟の邦夫氏から「兄貴は母親にカネを無心していた」と聞いてと言って、鳩山由紀夫総理に「あなたは、母親からの入金を知らないはずはない」と迫った。
 しかし、この話、一夜明けて、鳩山邦夫氏は「そういう言い方はしていない。1年半か2年前に母と電話で『お兄さんは子分を養うためにお金がいるようだ』という話であって、与謝野さんは、それをを悪用した」と反論していた。この話に関する限り、与謝野氏の我田引水がありそうだが、弟の邦夫氏は、兄に対して足を引っ張るようなことをよく口にする。はやり、仲が良くないのだろうか。
 他方、同じ言葉でも言い方が少し変わるだけで、とんでもない結果を生むこともある。今回のオリンピックのスノーボード・ハーフタイプに出場する国母和宏選手が、服装の乱れを指摘されて「反省してま~す」といったのだが、その言い方がふざけていると非難を受けて、IOCからは出場取り止めというような話も出たようだ。恐らく、本人は、何が起きているのかよく分かっていなかったのではなかろうか。日本の代表選手としての礼儀は大事だが、何か少し大袈裟すぎた気がしないでもない。
 しかし、ここは団長の橋本聖子氏が、IOCの意向を押さえて、出場を認める方針を出したのは英断だった。折角、このオリンピックを目指して頑張って来た努力は買って遣らねばならない。それにしても、この顛末の試合への影響は、決して小さくはないだろう。果たしてどんな結果を出すだろうか。ここは、母国のためではなく、国母本人のためにも頑張って欲しい。注目したい。
 そのバンクーバーオリンピックでの最初の金メダル獲得者が今朝決まった。ジャンプのノーマルヒルで、スイスのシモン・アマン選手で、オリンピック通算で3個目の金だそうだ。日本の伊藤大貴は15位、葛西紀明選手は17位で、残念ながら、メダルには届かなかった。
 さあ、あと4時間ぐらいで、スキーのモーグルが始まる。上村愛子、伊藤みきらの日本選手の活躍を期待している。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、61.2Kg(一気に戻った)外は穏やか。雨は降っていない。
 この日も雅子は穏やかな一日だった。午後には実兄夫婦のお見舞いを受けたが、いつもなら、目を明けて挨拶するのだが、ずっと瞑ったままだった。オリンピックの開会式の3時間はイヤホーンで聞いていた(?)ので、疲れていたのかもしれない。

3.連載、難病との闘い(1121) 第三部 戦いはまだまだ続く(414)
  第九章 されど現実は厳しい。(20)

 2.年が明けて(7)
 一月も終わりに近づいた28日のことである。朝、いつもの通りに、駐車場に車を入れようとすると、ちょうど駐車の出入に便利な位置に6台分ぐらいのスペースが、赤色の三角コーンで予約されていて、医師会様という名前が書いてあった。一考は、もちろんそこを避けて駐車した。
 病院に入って雅子の部屋に向ったが、いつもと違って、部屋のドアもきちんと閉められていて、いつものオープンな雰囲気とは少し違っていた。ナースセンターを覗くと、婦長を軸として、入念そうな打ち合わせが行なわれているようで、何かぴりぴりとしたものが感じられた。
 一考は、いつもの通り雅子の部屋で、持ち込んだコンピューターを取り出して日記などをつけ始めたが、間もなく、おむつ交換の時間になったので、ルール通り部屋の外で待機していた。そこへ、たまたま回って来られた院長と顔を合わせたので、挨拶をしたのだが、多忙だったのだろう、一瞥してそのまま通り過ぎて行かれた。
 おむつ交換が終って、コンピューターのところに戻っていたら、婦長さんがお見えになって、あまり廊下でうろうろしないで欲しい旨の注意を受けた。「監査の日だからですね」というとそうだということだった。多分、院長が見舞い客がうろうろしているのを気にされたのだろう。
 婦長さんの話では、お見舞いは通常は、午後から(土日は11時から)であり、その辺りを気にされているとの事だった。一考は、自分は見舞い客ではなく、付添いであると言おうとしたが、病院からみれば、どちらも扱いは変わらないのだろうと思って黙っていた。このことで、ごじゃごじゃ言えば、午前中の通院を止めてと言われるとまずいとの判断で、よく注意しますということで会話を終えた。
 いずれにしても、おむつ交換では、外に出て待機せよと言われ、監査のような視察日は、廊下でうろうろするなと言われるのは、その主旨は充分に理解できるので、その辺りの気の使い方で、臨機応変な対応の大事さを思うのだった。(以下、明日に続く)

1155 15歳は天才の開花期?

 今日からバンクーバーオリンピックが始まる。既に、ジャンプの予選が行なわれ、日本選手4人は全員予選を突破した。出足はまずまずのようだ。

1.独り言コラム
 オリンピックと言えば、昔は夏の大会のイメージが強く、冬の大会は人気的に今一つだったが、今では、その差が無くなってきているように思う。話題も豊富で、何かと楽しませてくれそうだ。
 注目の的は、スピードスケートの高木美帆、モーグルの上村愛子、伊藤みき、ショートトラックの桜井美馬、カーリング、それになんと言っても男女のフィギュアスケートだ。特に、注目は浅田真央対韓国のキムヨナ選手の金メダル争いは見逃せない。もちろん、ベテランの岡崎朋美さんや男子ジャンプ陣の活躍も楽しみだ。
 そのフィギュアースケートに滋賀県の中学一年生が連盟の強化選手に指名された。新星登場である。安原綾菜さんで、草津市の光泉中学の生徒である。昨年のノービス選手権A(11~13歳)で県勢として、初めての優勝を果たした。小学校一年生から始めたという。こうしてそのスポーツの裾野が広がることが、そのスポーツが強くなる秘訣であり、そういう意味からもフィギュアーの日本選手の強さは維持されてゆくのではと思う。ロシアのソチでの次のオリンピックを目指して欲しい。
 若手のアスリートは、ゴルフの石川遼選手、スケートの高橋大輔、浅田真央、高木美帆選手、更には、一昨日のジャパントップで福原愛選手を破って優勝した卓球の石川佳純選手らは、いずれも15歳で開花している。スポーツだけでなく、今年の2月のローザンヌ国際バレエコンクールで、15歳の佐々木万璃子さんが日本人最高の3位となっている。
 また、将棋の羽生名人や、最近女流名人位を奪取した里美香奈さんも、15歳の頃から目立っていた。自分の15歳の頃を振り返ってみて、何もなかったことを思うと情けないが、天才はこの頃から目立っているということなのだろう。
 そういう意味では、安原綾菜選手は、それまでにまだ2年もある。15歳の安原さんは何処まで育っているだろうか。楽しみである。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 6時半起床。体重59.5kg。(昨夜大阪で、OB仲間と一杯)穏やかな朝。
 昨日の雅子もまずますの一日で、表情も落ち着いている。臀部の傷も随分と良くなって来ている。
 
3.連載、難病との闘い(1120) 第三部 戦いはまだまだ続く(413)
  第九章 されど現実は厳しい。(19)

 2.年が明けて(6)
 雅子の入院も長期化し、1月末で5ヶ月を越えた。今のところ、「退院」と云う漢字2文字からは別世界にいるようで、先生からも特にそのことに関しての話も出て来ないし、一考の方からも口にはしていない。
 一考の頭の中で少し気になり出したのが保険の扱いだった。聞くところでは、同じ病気で入院している場合には、保険は最大60日間しか利かないという。そのことで、先日、K先生に出会った際に、その辺りの事情を説明して、診断書には、入院中に起きている臀部の傷などの別の病気も発生し、それが悪化していることについても診断書に書いて欲しいとお願いしていた。
 そして、その保険金の申請手続きに則り、さし当たって、1月半ばまでを対象に、二つの保険会社に保険金申請を要求をしたのだが、一方は、60日分しか認められず、今一方の日本郵政(JP)の方は、まだ審査中である。そういう意味では、今のところ思惑通りには行っておらず、その後引き続き入院していることは、もう保険対象ではなくなると言うことになりそうだ。
 そうは言っても、明らかに入院後に派生した臀部の傷の手当などは、新たな病気なので、これについては、今一度申請してみる必要があると考えている。
 その一方で、今年も確定申告の時期が訪れている。医療費について、控除対象として申請しようとしたのだが、今回のように保険金を受領した場合、どんな取り扱いになるのかが分からなかった。そこで、早速、そのことでの扱いについて確認したのだが、それは、掛かった医療費からその支給分を差し引いて処理するというのだ。そうなると、幸か不幸か、保険金の額の方が、雅子の分だけでなく、一考自身の医療費を含めても、申請の限度額10万円を越えた形にはならず、この医療費の申請が不要となることが分かり、何だか、狐に騙されたような気分となったのである。 それが決まりだということがだが、何か違和感を覚えたが、致し方がない。
 つまり、個人が、結構な保険料を支払って保険に入るという努力をしたにも関わらず、掛かった医療費から受領した保険金額を差し引くというのが、何となく納得できないのである。若しも、受け取った保険金が、それまでに支払った保険料よりも多ければ、その分は、いわゆる真水としても入金であるから、それを掛かった医療費から差し引くというのなら納得できる。
 保険に入ると言う努力、投資した者が、結果的に保険に入らなかった者に比べてマイナスの差別を受けているようで、何となく気に食わないのである。(以下、明日に続く)

1154 巻き添え

 直接関係のない者が、命を失うような巻き添えはあってはならないのだが、…。政治の世界では、その種の巻き添え的な行為が、堂々とまかり通っていることが多い。許せない。

1.独り言コラム
 宮城県石巻で起きた18歳の少年による殺傷事件で、二人の方が事件の巻き添えで亡くなった。一人が容疑者の元交際相手だった南部沙耶さんの姉の美沙さん、もう一方が、姉妹の友人の高校生の大森実可子さんである。
 このところ、男女のトラブル事件が多発しているが、相談に乗ってあげていて、トラブルに巻き込まれるほど気の毒なことはない。深入りしない方がいいという見方もある一方で、何とかしてあげようとする人間の持つ優しさとのバランスが難しい。
 ところで、政治資金規正法違反で起訴された石川知裕衆議院議員は、昨日民主党に離党届を出して受理された。石川議員としては、これ以上民主党を事件の巻き添えにしたくないとの表向きの理由である。
その離党届を受理したのが、親分の小沢一郎幹事長で「不正なお金をもらったとか、脱税したとかの実質的な責任について問われているわけではない」として議員辞職の必要はないとの認識を示したという。
 この話は、本当にちゃんちゃらおかしな話で、小沢一郎の資金管理団体の違反に手を貸した石川元秘書は、言ってみれば、巻き添えを食った立場にある訳で、その嘘の証言の恩恵で、疑惑はあるが確証がないということで不起訴という形で救われた親分が、その離党届を受理して、「君はそんなに悪いことはしていない」といった馬鹿馬鹿しいコメントをしているのである。 
 この構図はあまりにも漫画的で説得性がない。犯罪人が、その犯罪に手を貸した部下に「そんなに悪いことをはしていないんだよ」と言っているようなものだ。
 いずれにしても、全て秘書に責任を押し付けて、知らん振りの小沢幹事長は、今や国会での予算審議を巻き添えにしてしまっている。自ら潔く反省し、幹事長辞任は当然のこと、議員辞職すべきだろう。国民を巻き添えにするのもいい加減にして欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重。61.0Kg。外は、細かい小雨、少し冷え込んでいる。(4時半)
 昨日の雅子もまずまずの様子。便秘を浣腸で取りあえず対応。すっきりした様子だった。

3.連載、難病との闘い(1119) 第三部 戦いはまだまだ続く(412)
  第九章 されど現実は厳しい。(18)

 2.年が明けて(5)
 プロと言ってもその範囲は広い。プロ野球の選手のようなスポーツの世界もあるし、映画や歌の世界のような芸能界、更には、趣味の世界の囲碁、将棋、料理、といったあらゆるジャンルにプロは存在する。要は、その世界での稼ぎで生活を支えているとすれば、それらの方は、それぞれの道でプロと言えるのではないだろうか。
 今雅子がお世話になっているお医者さんはもちろんのこと、看護婦さんも介護士さんも、それぞれ資格を取って、毎日の与えられた役割を果たすべく頑張ってくれている。そういう意味では、多くのプロたちによって支えられている雅子の入院生活である。付き添いの一考も、或る意味では付き添いのプロと言えるのではなかろうか。
 先日、午前中の付き添いを終えて、昼食と休憩のために、施設のアクティバに戻ろううと駐車場に向かった。その時間帯は、いつもそうなのだが、その日も駐車場が満杯で、数台の車が待機している状態だった。
 一考が、駐車場に向かって来るのを見た駐車場の係りの方が、さっと前に進んで行って、一考の車の前で待機している車の運転手に、何か話しかけたのである。すると、その車は、直ぐにその場から少し離れた位置に移動したのだ。
一考が、驚いたのは、その係りの人の取ったアクションの適格さだった。つまり、一考が駐車場から出ようとしていることを察知し、一考の車の前で待機している車を移動させたのだが、一考の車がどれで、何処に駐車されているかを、よくぞ承知していたという事実である。
 いつも手持ち無沙汰げに、入口付近で適当に車の出入りを指図している管理人を見ているだけに、この適格な対応には驚いたのである。後で、その方に、「私の車がどれで、何処に止めているのかが、どうして分かったのですか」と訪ねると、当然と言わんばかりに、毎日来ておられるから、その程度のことは分かっていますよと話してくれた。
この一連の仕事ぶりに、一考は、なるほど、これも、まさしくプロの仕事なのだと感心したのである。(以下、明日に続く)

1153 快挙、魚森昌彦氏

 鳩山内閣の大看板だった天下り禁止は、今のところ掛け声倒れのようだ。まだまだ多くの官僚OBが天下っているという。そんな中で、快挙が…。

1.独り言コラム
 公募に応募した筆者の昔の仕事仲間が、独立行政法人、理化学研究所の監事の座を、見事に射止めた。快挙である。
 その快挙の主は、魚森昌彦氏、元東レ・ダウコーニング(株)の監査役で、昨年から芝浦工業大学大学院の教授に就任している。数日前に、たまたま、インターネットで、同氏のことを調べていて、偶然にその事実を知ったのだ。
 昨日のTBSのみのもんたの「朝ズバ」で、先の日本郵政の社長人事を始め、天下り人事が未だに健在であるという話題を取り上げていた。それによると、独立行政法人が50のポストを公募したところ、16のポストで官僚OBが天下りした結果になったという。
 そんな中で、魚森昌彦氏は理化学研究所の監事の椅子を見事に射止めたというのである。その採用の詳しい経過を見ると、公募に対し37人の応募があり、書類選考で5人に、その後、面接で4人の絞られ、最後は、この4人の中から川端文部科学大臣が魚森昌彦氏を指名したという選考経過だったようだ。最後の決定が川端達夫大臣だったことは、魚森氏にとっては、多少はラッキーな面があったかも知れない。(その訳は、知る人ぞ知る)
 同氏とは、筆者の会社生活の中盤ぐらいまでは、一緒に仕事をしていた仲である。よく飲んでよく仕事をしたことを思い出す。馬力があって、負けん気が強い頑張り屋だった。会社での通常勤務をしながら、何時の間にやら建築士の資格、更には博士号をも物にしていたのは驚きだった。何時勉強していたのだろう、と周りの人間はびっくりだった。恐らく、その辺り、うまく、かつ密かに頑張っていたのだろう。
 しかし、筆者との関係では、その後、仕事が異なったことなど、ちょっと面白くないこともあって、少し距離を置いた関係にあるのだが、この朗報には、率直に拍手を送ってお祝い申し上げたい。
 今回の監事の座を射止めた彼の戦いぶりを見ると、それまでの戦いで勝ち得てきた、博士号、監査役、大学教授などの全ての実績が、その最後の大事な勝負で、プラスの形で威力を発揮したと言える。同氏のことだから、そこまで読み切っていての勝利だったかもしれない。大した男である。将棋界には「勝ち将棋、鬼の如し」という格言があるが、最後には、盤上のにある全ての駒とか、手持ちの最後の一歩までもが詰みに効く名人芸を思出ださせた。
 思えば、昔は、本当によく飲んだ仲だった。いつだったか、ある夜の酔っ払った席で、「栴檀は双葉より芳し」という言葉の「栴檀」が朧気な記憶だったことで、喧々諤々の議論をやりながら、最後は家にまで電話して確認したエピソードを思い出すが、今思えば、彼こそ、その栴檀だったのかもしれない。
 いずれにしても、東レ・ダウコーニング社、始まって以来の快挙であり、天下りを阻止してのお見事な監事就任である。おめでとうと同時に、一層のご活躍を祈念したい。
 さて、いつものように話は飛ぶが、快挙と言えば、もう一つ、将棋の女流名人位に17歳の高校生の里美香奈さんが、昨日行なわれた清水市代名人との対局に快勝し、3連勝でタイトル奪取に成功し、初めての名人位に着いた。これまた立派な快挙である。まさしく、里美時代の到来である。矢内理絵子女王ファンの筆者には、女王の一層の奮起を期待している。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時50分起床。体重、61.1KG。4時過ぎ現在では、雨は上がっている。寒さは、厳しくはない。
 昨日の雅子だが、このところの穏やかさが続いている。微熱があったが、痰はそれほど多くはない。何となく、便秘が気になる。

3.連載、難病との闘い(1118) 第三部 戦いはまだまだ続く(411)
  第九章 されど現実は厳しい。(17)

2.年が明けて(4)
 一月下旬の或る日(26日)、その朝、雅子の部屋に顔を出すと、夜中に何かあった様で、パジャマを着替えさせてもらっていて、そういう場合のパターンで洗濯物が袋に入って置かれていた。どうしたのかなあ、と思いながら、夜勤の看護婦さんに確認すると、どうやら、栄養剤がこぼれたということで着替えさせてもらったようだ。
 いつものように、持って帰って、夕方に洗濯をしたのだが、洗濯を終って干す際に、パジャマの下の部分がなく、着る上着の部分とタオルだけだった。下のずぼんの部分がないので、どうしたのだろうと思って、翌日病室に顔を出すと、この朝も、袋に入った洗濯物があり、少し重みを感じたので、前日のパジャマの下の部分を水洗いしてくれたものだろうということで、そのまま中身も確かめずに持って帰った。因みに、どこの病院でもそうなのだが、洗濯物の汚れが酷い場合には、一度、簡単な水洗いをして渡してくれることになっているのである。
 この日は、洗濯をする際に気付いたのだが、袋の中味は、何と、パジャマの下のズボンではなく、タオル二本だけだった。あれっと思って、それじゃ、あのパジャマの片割れは何処に消えたのか、一考はがっかりである。やはり、中味をその場で確認することが必要だと思うのだった。
 翌日病院に顔を出すと、そのことを看護婦さんと介護士さんにその経過を含めて話して、その行方を捜してもらうことにした。しかし、なかなか見つからない。考えられるのは、誰か他の人の洗濯物の中に紛れ込んだか、或いは、お布団のカバーなど大きな洗濯物を委託している業者への洗濯物の中に紛れ込んだかが考えられるということで、関係先に捜索を依頼してくれたようだ。
 なお、このパジャマは買ったばかりの新しいもので、その日は初めて身につけたものだった。もともと、雅子のものはサイズについてはMを選んでいたのだが、脱着に窮屈で作業がし難いということで、Lサイズの要求があったのに応えて購入したばかりのものだったのである。
 結局は、見つからないままだった。どこかに誤って棄てられてしまっているのかもしれない。「パジャマ」が「パー」となった情けない話である。しかも、どうやら、自己責任(?)のようだ。(以下、明日に続く)

1152 小鳩ぐるみ

 通常「くるみ」や「ぐるみ」とは「包み」と書く。ある語に添えて「ひっくるめて」「残らず」という意味で、場合によっては「つるむ(連む)」という意味もある。

1.独り言コラム
 今の鳩山内閣は、小沢幹事長の大きな影響下にあることから、小鳩内閣と揶揄されていることはご承知の通りである。今回の政治と金の問題では、同病相哀れむ関係にあり、その意味でも、相互に支え合っている関係でもある。元々、小沢幹事長のサポートで、お陰様で成立した鳩山総理だけに、当面は頭が上がらない訳だ。
 それでも、今回、反小沢の代表格の枝野幸男氏を行政刷新大臣に思い切って起用することにした。一見、意外な人事に見えるが、そこには小鳩内閣と言われる揶揄に一矢報いて、世論を交わそうとの狙いがあるのだ。
 いずれにしても、本来、心からの友人ではないが、相互の打算の上に成立している上辺(うわべ)の友人関係にあることは確かであろう。
 こういう二人の関係を見ていて浮かんできたのが、昔の懐かしい歌「啼くな、小鳩よ」である。昭和25年頃の歌と云うから、今から85年前の随分と古い歌だ。岡晴夫さんが歌った明るい歌なのだが、不思議なことに、筆者は、今でも口ずさむことが出来る。その歌詞が何となくユーモラスなので、お遊びで即興の替え歌(1番と3番)を作ってみた。( )内が元歌である。

 啼くな小鳩よ 上辺(うわべ)の友よ (啼くな小鳩よ 心の妻よ)
 なまじ二人には お金がからむ (なまじ啼かれりゃ 未練がからむ)
 たとえ別りょと 互いの胸に (同左)
 抱いていこうよ 現ナマを (抱いていこうよ、面影を)

 さらば小鳩よ 上辺の友よ (さらば小鳩よ 心の妻よ)
 汚れたお金 また役立つ日まで (瞠くもるな また逢う日まで)
 疑い晴れずに 舞台を降りりゃ (帽子ふりふり あと振り向けば)
 世論の風が ただ寒い (暁の野風が ただ寒い)

 小鳩と聞いて、同時に、冒頭にも書いたように童謡歌手だった「小鳩くるみ」を思い出した。ウィクペディアでは、本名、鷲津名津江で目白大学教授、クリスチャンで独身との紹介がある。
 あのかわいかった童謡歌手の「小鳩くるみ」のイメージとは、似ても似付かぬ小鳩内閣だが、今のところは、口を閉ざして、不満を抑えている多くの民主党の面々たちが「総ぐるみ」で何とか支えているである。筆者には、なんだか物悲しく映る。
 それでも、徐々に、この内閣の危うさが浮き彫りになりつつあって、いずれ、世論の信頼を失い、虚しく崩壊してゆくだろう。筆者は、その成り行きを興味深く見守って行きたい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時10分起床。体重、61.2Kg。新聞を取りに外に出る(4時半)と、地面は濡れているが、雨は上がっている。寒さも、この時期としては普通である。
 昨日の雅子は穏やかな一日だった。午後にはヘヤーカットをして貰い、その後に入浴。久し振りに、すっきりしたいい顔をしていた。

3.連載、難病との闘い(1117) 第三部 戦いはまだまだ続く(410)
  第九章 されど現実は厳しい。(16)

 2.年が明けて(3)
 運転中に眠気が襲って来るのは、その初期の段階では運転していてもよく分かる。その段階では「これはいけない」と思いながら、意識してその気分の転換を図るのだ。さし当たっての一考の対策は、自らにその危険性を話しかけながら、車内で歌を歌う。それも、なるだけ大きな声を出して歌うのである。密室だから、外に聞こえる心配がないので、いくら大きな声を出しても心配はない。そうすることで、瞬間的には眠気は遠のくが、本質的な解決にはなっていない。
 そこで、いろんなことを試みる。例の前を走っている車の番号を見て、「10」を作る遊びや、信号でのストップ回数を数える遊びなどで、その眠気の回避に努めることもある。しかし、そういった遊びにも、最近では、すっかり飽きが来ていて効果も乏しくなって来ている。
 そういうことで、最悪の危険な事態を避けるためには、コンビになどの駐車場に車を止めて、暫く睡魔を追い払うことに時間を割くのである。どうやら、この方法が最も効果的であると思うが、時として、適当な場所にコンビニがないこともあって、ちょっとした焦りを覚えることもある。
 余談だが、気分転換の一つとして紹介した信号機に引っかかる回数チェックの遊びだが、その後いろいろと確かめたところ、通院時の片道で39箇所ある信号機でも、それに引っかかる回数は、幾ら多くなっても15回を越える回数は出て来ていない。そこには、ある程度は、時系列に連動されている信号があるためだ
 ちょっと飛躍かもしれないが、人生においても同様で、一人の人が、べらぼうに多くの信号に引っかかってトラブルに見舞われるというようなことも、そんなに頻繁には起こっていないと思うのである。つまり、いくら、神様が厳しい虐めを課したとしても、長い人生の中でトータルすると、そんなに片寄ったことにはなっていないのではと思うのである。
 従って、ちょっとぐらいうまく行かないことが続いたとしても、そこを何とか切り抜ければ、また晴れ間が待っていると思って頑張ることが大事なのだと思うようにしている。雅子のこの大変な戦いの向こうに、何か良いことも待っていてくれるのではと言い聞かせて、毎日を頑張っている今日この頃である。(以下、明日に続く)

1151 成り行きに注目

 幾つかの大きなトピックスが一段落し、新たなステージに移っている。これからの動き、展開が重要で、それらの今後の成り行きが注目である。

1.独り言コラム
 キリンとサントリーの注目の大型経営統合は、最終段階で統合比率で折り合わず、決裂した。佐治信忠創業家社長の独断の結末であると新聞は報じている。何しろ、サントリー株式の9割を創業家一族が保有しているというだけに厄介である。この種の会社が未だに、業界のトップの一角にいること自体が異例である。サッポロビールが次の台風の目になりそうだという。成り行きを見守ろう。
 刑法の改正が進められていて、多くの国民が望んでいると思われる殺人事件での時効廃止が、今夏にでも実現しそうである。しかも、過去の事件もその適用の対象になるという。しかし、憲法上の問題があって、この点では議論になりそうだ。捜査上での技術革新が画期的に進んでいることから、当然の改正方向だと思う。とにかく、その成り行きに注目したい。
 民主党の小沢一郎幹事長が、昨日の定例会見で、今回の政治と金の問題で不起訴になったことに関し、説明責任を果たしたと強気の開き直おりを見せた。そして、鳩山総理からも頑張って欲しいとの了解も得て、堂々の幹事長続投を宣言した。世論は7割以上が、説明は十分でないと言っており、今後の成り行きが注目される。
 トヨタではプリウスについてもリコールに踏み切るようだ。先日の豊田章男社長が緊急記者会見した際には、そのプリウスのリコールには触れていなかった。追い詰められ形ての決断で、一歩遅れた感はまぬがれない。とにかく、米国での信頼を取り戻すことが急務で、社長の緊急訪米も検討されているらしい。その成り行きに注目しよう。
 国民背番号制の導入が本格的に検討されるようだ。今までにも、73年の田中内閣で「行政統一コード」、80年には「グリーンカード」の導入が検討されたが、いずれも陽の目を見なかった。また、02年に導入された住民基本台帳も、あの桜井よしこ氏などの執拗なコンピューターへの不信感からの強い反対があって、今でも一部の自治体で接続を拒否していて、本来の目的は果たされていない。
 しかし、ここに来て、「公平な徴税」の御旗がクローズアップされて来ていて、その必要性が漸く正当化されつつある。その一方で、依然として情報の流出が懸念されてはいるが、先進各国を始め多くの国で既に適用されているだけに、さあ、今回はどうなるか、成り行きに注目したい。
 東証が2ヶ月ぶりに1万円台を割った。この辺りで持ち直さないと、折角の積み上げて来た回復ムードが一気に崩壊してしまうことになりかねない。しかし、今朝の米国ダウは100ドルを越す大幅ダウンであり心配である。今日の東証の成り行きが注目である。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時20分起床。体重、61.1Kg。今朝の寒さは緩んでいる。雨は降っていない。
 昨日の雅子は、前日並みのまずまずの症状だった。続いていた便秘に対し、この日は看護婦さんが然るべき対応をして頂いて、さし当たってはその回避が出来た。

3.連載、難病との闘い(1116) 第三部 戦いはまだまだ続く(409)
  第九章 されど現実は厳しい。(15)

2.年が明けて(2)
 冬至から一ヶ月が経過すると、暮れる時間も半時間ぐらい遅くなり、一考が5時頃に病院を出る時間では、まだ空は暮れなずんでいる状態である。真っ暗になると、車の運転も対向車からのライトで惑わされることが多く、車の運転が得意でない一考には厄介なのだが、この時間帯だと、ライトをつけずに運転出来るので、大いに助かる。
 政治と金の問題で、小沢一郎幹事長の秘書だった3人が逮捕されたのが1月15日、そして、御大の小沢幹事長に事情聴取されたのが、1月23日で、国会も世間の関心もそちらの方に急速な高まりを見せるようになっていた。
 しかし、雅子の症状は相変わらずで、痰と熱で悩まされる日が、一日おきの日替わりメニューのように続いていた。落ち着いた穏やかな日を迎えていると、何だかもう直ぐ治るのではといった希望を抱くのだが、翌日になって、また痰で苦しんでいる姿を見ると、やっぱり駄目かとの落胆を覚えることになり、全体の流れとして、徐々にではあるが、悪化の方向に向かっているように思うのだった。
 それでも、穏やかな日があるということは、そういう条件をキープしてあげれば、回復に繋がる訳で、希望が持てると言う結論になるのだが、問題は、その条件をキープする仕方が全く分からないと言うことのようで、これでは埒が開かないとがっくりとした気持ちになるのだった。
 ここに来て、一考が困ったことに、病院への往復の際の運転で、眠けを覚えることが増えて来ていることだった。どちらかと言えば、昼食後に再び病院に向かう時が最も顕著にその傾向が出て来ていた。極端な事例としては、信号で止まっている間にも、うとうとすることもあって大変心配で、その対策が急務なのだ。(以下、明日に続く)

1150 滋賀県の話題

 久し振りに、最近の滋賀県のトピックスを取り上げてみた。中には明るい話題もある。

1.独り言コラム
 いよいよ、この週末からバンクーバーオリンピックが始まる。滋賀県からも二人の女性が出場する。日本からの出場選手総数は94人で、男性が45人、女性が49人というから、都道府県別では、滋賀県も全国並みで頑張っているといえよう。
 一人がモーグルの伊藤みき選手(22歳)だ。金メダル候補の上村愛子選手の影に隠れてはいるが、今までの戦歴も立派なものを残していて、期待の選手である。日野中学から近江兄弟社高校を出て中京大学の学生である。
 もう一人がスノーボードの岡田良菜(おかだらな)さん(19歳)で、瀬田中学から滋賀県立短期大学附属高校(滋賀女子高等学校)在学中で、既に海外での活躍も豊富で、優勝経験もある。筆者は、今まで全く知らなかった選手だが、そんな世界レベルの選手がいてくれることに、大変な誇りを思う。ともかくはお二人の活躍を期待したい。
 さて、自慢出来る話ではないが、滋賀県は何事においても、全国的にみれば、大抵は並み、若しくは並み以下のレベルで、あまり目立たない存在だ。
 例えば、恒例の正月明けの全国都道府県駅伝競走では、女子は、今年は頑張って、歴代最高の12位に入ったが、男子は38位と相変わらず平凡な成績で振るわなかった。
 全国的にかなりレベルが高いと思われていた高校サッカーだが、期待の野洲高校は、一回戦で優勝した山梨学院に善戦したが惜敗した。一方、高校ラグビーに至っては、折角一回戦で静岡県代表を破っったものの、二回戦では、想定外で、選手達が風邪をひいて不戦敗と期待を裏切った。また、今年の春のセンバツ高校野球には、近畿地区では候補にも上らず、補欠高にも選ばれていない
 日本一の大きな湖、琵琶湖を有しながら、今一つ冴えないのが滋賀県なのだが、このところの人口の増加率では、数少ない増加している都道府県の一つとして気を吐いている。因みに、この2年間で連続で増加しているのは、東京圏の東京都、神奈川、埼玉、千葉の各県以外では、愛知県と滋賀県だけである。そういう意味では、滋賀県は潜在的なポテンシャルを有している訳で、これからの更なる発展、活躍、頑張りが期待できよう。
 なお、新幹線新駅を断念するといった英断を行なった嘉田由紀子知事は、今年行なわれる知事選にも出馬が決まっている。2期目を迎える同氏の今後の更なる活躍、その旗振りに大いに期待している。 

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時40分起床。体重、60.9Kg。今朝も寒い
 昨日の雅子だが、相変わらず便秘が続いている。全体としては、まずまずの症状なのだが、…。

3.連載、難病との闘い(1115) 第三部 戦いはまだまだ続く(408)
  第九章 されど現実は厳しい。(14)

2.年が明けて(1)
 正月を迎えても症状には大きな変化はなかった。相変わらず、痰も多く、時には熱も38度前後もあったりして、昨年末までの症状の延長上にあった。入院した頃の熱、痰、下痢の三重苦から、下痢が治って二重苦に改善してはいたが、雅子の負担からみれば、実質的には、大きくは変わっていないと思う。
 元日には長男の太郎が見舞いに来てくれて、雅子が好きだった山口百恵のDVDを持ってきてくれたので、聞かせて上げたが、特段目立った雅子の変化はなかった。また、恒例の箱根駅伝の中継の一部をイヤホーンで聞かせてあげたが、これにも特別の反応は見られなかった。短い時間内では落ち着いた様子の時もあるのだが、総じて言えば、それまでと変わらず、熱と痰との闘いが続いていた。
 口腔内のクリーニング、臀部の傷の手当では、新年になって入念さが加わっていて、新たな展開を期待するのだった。その一方で、新年最初の入浴が生憎の発熱で中止となったのは残念だった。バタバタした繰り返しで新年も過ぎていった。
 そんな中で、雅子が時々声を発することが気になっていた。大抵の場合は、苦しい時の声だと思われるのだが、たまには、訳が分からないような発声もあった。
 1月15日のことだった。この日は朝から晴れてはいたが、寒い日であった。3時頃になって、2時頃からテレビのミヤネヤさんの音声を聞かせていたのだが、急に少し大きい声を発して手の震えが目立ち始めた。
 寒いのか、痰なのか、なんなのか分からず、暫く手を押さえていたら、次第に治まってきた。顔は全体としてはそれほど異常は見られないが、何となく、少し赤味があり、暫く、目を開けていたのも特徴だった。若しかしたら、病気が治るのではといった期待すらしてみるのだった。
 それも、4時頃には、また静かに戻ってくれたのである。なんだったのか。声が出たのは悪くないと思うのだが、それほど、苦しそうでもなかったように見えるが、実際のところは分からない。何か、治る前兆なら大歓迎なのだが、…。しかし、元に戻ってほっとしたのも事実である。(以下、明日に続く)

1149 最年少○○

 いずれの世界でも、若手の出現は、期待と夢を与えてくれる明るく、楽しいニュースである。

1.独り言コラム
 囲碁界で11歳6ヶ月の小学生の囲碁棋士が誕生した。藤沢里菜さんで、藤沢秀行名誉棋聖のお孫さんだという。25世本因坊の趙治勲の11歳9ヶ月の記録を更新したのである。6歳で囲碁を覚えて近くの道場に通っていたという。才能は伝承されるということだろうか。なお、女流囲碁界は、目下、台湾の謝依旻さんが三つの女流タイトルを独占している。何とか、日本人女流棋士として、それに風穴を開けて欲しい。
 囲碁界では、昨年では、井山裕太最年少名人が出て話題になったが、同氏も小学生からその才能が注目され、中学生棋士としてプロになって、順調に成長したした棋士である。さあ、里菜ちゃんは、先ずは、一つの女流のタイトル獲得を目指して挑戦が始まる。楽しみである。
 因みに、将棋界の最年少棋士だが、これは今年70歳になって、なおも頑張っている加藤一二三九段の14歳7ヶ月で、次いで、谷川浩司の14歳8ヶ月という記録がある。なお、羽生善治名人は、15歳2ヶ月でプロになっている。一方、女流棋士では里美香奈さんの中学三年生の記録がある。彼女は目下、清水市代女流名人に挑戦中で、早ければ、今週にも名人位を奪取しそうだ。
 なお、最近の将棋界の話題としては、これまた中学生棋士として名を馳せていた渡辺明竜王が遂に、名人を狙えるA級入りが決まった。若しかしたら、来年の名人挑戦者に名乗りを挙げて来るかも知れないとの期待がある。その一方で、最年長の74歳棋士だった有吉道夫九段が、朝青龍の引退表明の翌日の先週金曜日、順位戦に敗れて同様に引退を表明した。
 ここで、他の世界での話題の最年少記録をおさらいしておこう。
 今週開幕するバンクーバーオリンピック出場選手の中では、何と言っても、ご存知のスピードスケートの高木美帆選手で中学生の活躍が期待されている。
 政界に目を向けてみよう。最年少総理大臣は誰かということで調べてみると、初代の伊藤博文の44歳だという。戦後の総理の中では、安倍晋三氏の52歳、次いで、田中角栄氏の54歳である。
 最年少選出議員は、社民党で2000年の選挙で南関東地区の比例代表で当選した原陽子さんの25歳4ヶ月で、国会のヒロスエと呼ばれていたが、2003年の選挙で落選。現役の代議士の最年少は、近畿ブロックの比例で選出された民主党の松岡広隆さん(27歳)だそうだ。
 なお、ゴルフ界での最年少記録は、昨年の賞金王を始め多くの最年少記録を更新している石川遼選手があまりにも有名だ。今週行なわれている米国ツアーのノーザントラストオープンに出場していて、ちょうど、注目の三日目のプレーが始まったところだが、石川選手は、昨日の二日目でサスペンディッドになった残りの4ホールが今朝行なわれ、1イーグル、1ボギーでホールアウトし、二日目を終って、トップと5打差の6アンダーで4位タイと頑張っている。今年も、石川遼旋風で最年少記録を量産して欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、60.9Kg。外は寒く、雪がぱらついている。(4時半現在)
 昨日の雅子は、痰が少し多目で、便秘も解消されず、何となく苦しそうな一日だったと思う。

3.連載、難病との闘い(1114) 第三部 戦いはまだまだ続く(407)
  第九章 されど現実は厳しい。(13)

 1.遡ってのトピックス(その13)
 元々は、アクティバにいる頃から気になっていた出来物だった。ちょうど尾骶骨の上辺に出来ていたのだが、雅子の尾骶骨が意外に突き出ていて、そのことがそこに傷を作り易い条件となっていたように思う。一考の記憶では、アクティバで用足しをする際に、抱き上げて便器に座らせる作業の時にその兆候があり、それ以来気になっていたのである。従って、アクティバでも看護婦さんがその傷のところにバンドエイドのようなものでカバーして対応を始めたのが最初だった。
 その内に、そのバンドエイドを交換する際に、折角直り始めていた傷が、薄皮が取れてしまって、元に戻ってしまい、治り難い形になってしまっていた。
 そういう状態で、昨年の6月21日に、この病院に最初に緊急入院したのだが、その際にも、この傷の手入れは必要と云うことで、引き続きガーゼを当てたりして対応をして来てもらっていた。その頃になると、その傷が比較的目立ち始め、手当てにも本格的な手が加えられ始めていた。
 7月8日に、京都の吉田病院(仮称)に転院してからも、その傷の手当は引き継がれ、同様な手当てが継続されたのだが、なかなか治る気配はなく、手術が終ってそのまま一旦は退院し、施設のアクティバにその対応が引き継がれた。しかし、傷の状況は広がる事があっても、治癒する方向にはなかった。
 そして、8月21日になって、再び琵琶湖大橋病院への入院が決まったのだが、その際には尿路感染が治療の主対象だった。しかし、そのうちに、この傷の悪化が目立ち始め、再び入念な対応が行なわれるようになったのである。
 それでも、その頃は、看護士さんや介護士さんによる対応だったのだが、それでは手に負えなくなり、専門の先生の治療を受けることになった。それは、11月に入って間もなくのことで、この頃の傷の状態は、盛り上がって大きなコブ状になっていた。直径2~3センチ程度の大きさがあったと思う。見ていて如何にも痛そうだった。
 10月末に、リハビリを兼ねて折角始めた車椅子での散歩が、この傷の悪化で中止になったのが12月7日で、その後の懸命の治療が施されるが、なかなか回復が見られず、振り出しに戻った形で年を越したのである。
 その後も試行錯誤の治療が続けられているが、それらの治療具合については、次の節で、改めて紹介することにしたい。(以下、明日に続く)

1148 びっくりするニュース

 びっくりするニュースもいろいろあるが、この種のびっくりにも、健康にいいものと、そうでないものがある。

1.独り言コラム
 早起きニッポン研究会が、日本全体を1時間繰り上げるという壮大な提案を、今夏に行なうという。言うまでもなく、現在は明石のある東経135度を標準時にしているが、それを変更して、東経150度を日本の標準時にしようとする考え方である。その背景には、今の明石のある東経135度は、正確に言えば、日本列島全体の中央ではないというのである。この変更によって、エネルギー消費がかなり抑えられ、日本全体で2兆円の節約になるというのだ。 
 これは、いわゆるサマータイムを年間を通じて実施するのと同じ考え方で、地区によっては、朝夕の明るさが、今とかなり違ってくるが、我々の生活自体には、実質的には大きな影響はないように思う。なかなか思いつかないようなびっくりするような提案だ。
 九州新幹線は、現在鹿児島中央―新八代間で開通しているが、来年3月には、遂に全線開通となる。そうなると、大阪―鹿児島間が、なんと4時間に縮まるというのだ。びっくりするほどの距離感になり、九州が活性化されるのは必至だろう。
 ハイチ地震での被害は、事実が明らかになるにつれてますます拡大しているが、今朝の報道では、死者が遂に21万人を超すようで、2004年12月に起きたインドネシアのスマトラ島沖で発生した津波の死者・行方不明者22万人を越える可能性が出てきたという。広島の原爆による死者の数が頭に浮ぶ。びっくりする規模でびっくりである。
 世界のトヨタのリコールもエースのプリウスにも拡大していて、これまた、びっくりである。そして、遂に、昨夜は、豊田章男社長、御大自らが記者会見を行なって、迅速な対応を訴えた。安全・安心の技術のトヨタへの神話の崩壊を防ごうとの狙いだろう。果たして、その不信が払拭できるのであろうか。暫くはその動きに注目したいが、びっくりするような回復を願っている。
 今テレビで知ったのだが、昨日引退した朝青龍が、今朝ハワイのホノルルに到着したという。さすが、モンゴル人だ。日本人の発想では出て来ない。びっくりもびっくりだ。大したものだよね。
 更に、追加のびっくりがある。ゴルフの石川遼選手が、今の速報だが、二日目の3番を終って、-5と前日よりも2打伸ばしている。首位がー11で、その差が6打で、目下6位タイである。頑張って欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 5時半起床(少し寝坊)。体重、60.8Kg。寒さは少し緩んでいるが、雪で薄化粧しているのには、びっくりである。
 昨日の雅子の症状は、レベル3(まずまず)で安定していたが、このところ便秘が続いているのが気になっている。

3.連載、難病との闘い(1113) 第三部 戦いはまだまだ続く(406)
  第九章 されど現実は厳しい。(12)

 1.遡ってのトピックス(その12)
 今年も残り数日に迫った12月29日の朝、急遽、婦長さんからお話があった。当院でもインフルエンザの患者が出たということで、マスクの着用や用事もないのに館内をうろついかないようになどの話があった。
 生憎、この朝の雅子の様子は優れておらず、痰が詰まっているようで、一考が来た時から、小さなうめくような声が途切れなく続いていた。早速、看護婦さんに来てもらい、処置をして貰っていた。
 その日の午後なって、病院内での状況は更に悪化しているようで、担当の看護婦さんが風邪気味で体調を壊されて、急遽休みを取られたり、介護士さんにも体調不良の方も出るに及び、この多忙な年末年始のシフト体制の見直しも行なわれたようだ。中には、急遽呼び出しを受けた看護婦さんもおられたようで、その方たちにとっては迷惑な話だったと思う。
 ところで、かねがね、一考は、雅子の症状を一見して分かるようにデジタル化しようと考えて来ていた。判断のポイントは、顔色を含めた顔の表情、それに痰の出具合、更には通じの状況などの状態を加味して判断し、症状全体を分かり易い単純な数字で表そうというのである。
 判断に当たってウエイトが高いポイントは顔の表情だ。大胆に言えば、全ての体調の具合が顔の表情に集約されるという判断である。体調が優れないと眉間にしわが出来たり、顔色が赤味を帯びる傾向がある。つまり、顔の表情は総合的な体調を表示している場合が多い。その顔の判断に、痰の出具合や触診による熱の具合、更には、通じの状況などを勘案して、最終的なジャッジを行うのである。
 まずまずという状態をレベル3とし、具合が悪いぞと云うのがレベル2で、相当悪いがレベル1と表示することにした。逆に言えば、レベル5と云うことになれば、退院できる状態と言える。一考が、傍に付き添っていて、ほっと出来るのはレベル3以上の状態の時である。
 その基準から判断すると、この日の雅子は、レベル2からレベル2.5という状態で、午前中は、苦しげにずっと小さな声を発していた。こんな時にインフルエンザにでもかかったら大変なのだが、幸い、雅子は既に予防注射を受けており、その点では心配はないだろうと信じていた。(以下、明日に続く)

1147 男らしさ

 出所進退は自らが決断するものだとは誰もが口にするが、それを実行するのは、それほど容易なことではない。

1.独り言コラム
 追い詰められた朝青龍が男らしく引退を決意した。横綱審議会も、最初の判断では引退勧告と出場停止が6対6で判断は分かれたようだったが、その後一人が引退勧告に回ったという。その辺りの動きを知って、朝青龍は思い切った決断をしたという。
 心残りは記録更新だったとインタビューに答えていたが、それでも25回の優勝は立派なものである。また、史上最多の7場所連続優勝の記録は、これからも容易には破られない記録として残ると思う。
 この突然のビッグな引退のニュースで、幸か不幸か、少し影が薄くなってしまったのが、小沢一郎幹事長の不起訴のニュースである。政治資金の虚偽記載に関する容疑については、結局は嫌疑不十分で、100%の確証が得られずに、検察は、苦渋の終結宣言をしたようだ。
 一方が、男らしく引退を決意したのに対し、もう一方は、男らしく(?)幹事長続投を表明した。一方が品格の点で失格だとの指適に答えたのに対し、一方は、法律違反の疑いから、辛うじて逃げ切ったのである。
 いずれにしても、出処進退に関する決断は、その人の男らしさ、人間性を的確に示す指標である。その意味で、両者は堂々の決断をした点では同等だが、国民に与えた清々しさの点では対照的な結果だった。逃げ切ったつもりの小沢一郎幹事長だが、本当に逃げ切れるかどうかは、今なお、不透明である。
 ところで、今なお逃げ切れずに新たな問題に悩まされているのが世界のトヨタである。ここに来て、新たに、期待のエースだった新型プリウスについても、リコールに踏み切らざるを得ない状況になっているようだ。洒落ではなく、命に関わるブレーキの不具合で、更に傷が全身に広がっていて、今や、トヨタは満身創痍の状態だ。
 今朝の新聞で、今期決算で800億円の黒字の見込みと報じられていて、念願の豊田家への大政奉還を祝う格好の段取りが整いつつあっただけに、それが根底から崩れ去ろうとしているのは、実に皮肉な結果である。ドラマはなかなか筋書き通りには行かないようだ。この最大のピンチで、本家の期待の豊田章男社長は、どんな采配をするのだろうか。まさに、その腕の見せ所である。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 5時起床。体重60.6Kg。今朝の寒さは前日並み。
 昨日の雅子は、午後に少し熱があったが、全体としては、これもほぼ前日並み。
 今まで、朝と午後の一日二回通院しているが、一回にしてもいいかいと確認すると、雅子は、直ぐに嫌だという顔で答ええてくれた。この返答が、筆者にはとても嬉しく、体力の続く限り、今まで通り二回通うことを決意した。

3.連載、難病との闘い(1112) 第三部 戦いはまだまだ続く(405)
  第九章 されど現実は厳しい。(11)

 1.遡ってのトピックス(その11)
 暮れも押し詰まってきていた昨年の12月16日、読売新聞が、優良老人ホーム経営難という特集記事が掲載された。読売新聞社の調査によれば、閉鎖や事業主体の交代が随分と起きているというのである。
 要介護の家族を持つ多くの人は、経費の安い国が経営している特別養護老人ホーム(特養)に入居したいと希望しているが、希望者が多くてどうしようもないために、止むを得ず、高い契約料金を支払って有料老人ホームに入っている。そして、そこを「終の住処」だと信じて入ったにも関わらず、突如、退去を迫られるなどの問題が起きているという。
 この記事を見た一考は、これは他人事でない身につまされた不安を持ったのである。少なくともアクティバは25年以上の経営実績を誇っており、そんなやわなことはないと信じてはいるが、昨今の100年に一度の世界同時経済危機の中では、絶対安全ということはない。
 そうは言っても、入居者の立場から言えば、残された資金を使い切っての投資で得た終の棲家だけに、それがパーになってしまえば、それこそお手上げである。高齢化が進む中での政府の思いきった対応が待たれるが、今の財政状況からは安請け合いはできないだろう。
 その一方で、介護ビジネスは新しいビジネスとして期待が大きいとされている。そういう意味では、今までに経験のない経営者もそのチャンスに挑戦する人もあるのだが、高齢者を扱うという意味で、一般のものを売るビジネスとは本質的な違いがある。生きた人間の安全、健康を確保することが絶対条件であり、とりあえず、やってみようというのではうまくいかず、立往生してしまうことになりかねない。特に、介護に当たる人たちの苛酷さと待遇がマッチしておらず、従業員を安定して確保することに四苦八苦することにもなろう。そういう面での政治の指導力は欠かせない。
 とにかくお世話になる方も、虎の子のお金を投じての後のない決断での投資だけに、「はい、それまで」なんて言われたら、生きる道が閉ざされることになる訳で、それは、「死ね」と言われるのと同じである。せめて、最後だけでも、自然な死でもってあちらに送ってもらいたいと雅子も、彼女を支えている一考もしみじみと思うのである。(以下、明日に続く)

1146 一段落

 進行中の課題で一定の結論が出ると、ほっとすることもあり、がっくりする場合もある。

1.独り言コラム
 政治資金の虚偽記載の容疑で刑事告発されていた小沢幹事長だが、東京地検の特捜部は、証拠不十分で不起訴にするという。あれだけ、巨額の不明朗なお金が動いているにも関わらず、その容疑への確証が掴めていないからだという。
 この結果、恐らく、鳩山総理は、同氏の幹事長の続投を容認するだろう。民主党のごたごたも、すっきりはせず、くすぶり続けるだろうが、さし当たっては一段落である。しかし、灰色であることは確かであり、国会は、その扱いを巡って、暫くはゴタゴタがつづくだろう。
 一方、相撲界では、証拠不十分と云うことでもないが、被害者との間で示談成立ということで、朝青龍の暴力行為事件は、うやむやで一段落しそうな雰囲気だ。今日、臨時の横綱審議会が開催されて議論されるらしい。どんな結論をだすのだろうか。
 また、先の理事選挙で一門の結束に造反し、相撲界を去ると語っていた安治川親方は、一門の遺留を受けて、一転して、相撲界に残るということで一段落である。
 一段落せず、ますます拡大しているのが、トヨタのリコール問題である。新たに、新型プリウスで、ブレーキが一時的に利かないという苦情が多発していて、それまでのリコール問題を更に大きくしている。今朝の報道では、コンピューター制御を調整することで解決できると報告しており、その収拾に大わらわだ。いずれにしても、世界の王者、トヨタは大ピンチで心配である。
 野球では、阪神から戦力外通告を受けた今岡誠選手が、野球への強い執着と懸命の努力が認められて、ロッテで採用が決まって、一段落である。このままでは終われないとして頑張っていただけに、今一度活躍の場が得られて、ほっとしているだろう。
 将棋界では、4月からの名人戦の挑戦者を決めるラス前(最終局の一つ前)の5対局が、昨夜、一斉に行われた。しかし、筆者の期待の郷田真隆九段は、ずっと悪い将棋だったが、最後まで粘ったものの惜敗(完敗?)し、連続挑戦への望みが断たれた。これで、今期の郷田九段は、棋士になって最悪の無念な一段落である。来季に期待したい。
 昨日の8回戦を終って、かつて羽生七冠の最初の一角を崩したことで名を挙げた三浦弘行八段がトップで、来月行なわれる最終局で郷田九段に勝てば、初めての名人戦挑戦者となる。しかし、その対局に敗れると、谷川浩司、丸山忠久などの名人経験者、更には高橋道雄九段らの勝者らとのプレイオフとなる。なお、14年間の長きに渡ってA級に在籍していた佐藤康光九段が、最終局を待たずにB1級への降級が決まった。カンバックなるか、佐藤ファンは、一段落どころでなく、やきもきだろう。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時40分起床。体重、60.6Kg。今朝の寒さはなかなか厳しい。
 昨日の雅子は、昼間に少し熱が出たが、総じて穏やかな一日だった。体重測定で、前月より、0.6Kg増加していた。但し、このところ、数日は便秘気味だ。

3.連載、難病との闘い(1111) 第三部 戦いはまだまだ続く(404)
  第九章 されど現実は厳しい。(10)

 1.遡ってのトピックス(その10)
 とにかく、昼間の雅子を見ている限り、夜であっても、必要なタイミングでの痰の吸引は欠かせないサポートと思われた。果たして、最近の雅子は、夜ではどんな具合なのだろうか。夜の介護状況について、早急に実情を確認する必要があると思った。とにかく、唐崎ニュータウンのその方には、現状と見通しについて、確認して連絡することを約束してその特養を後にした。
 聞くところでは、在宅の場合には、付き添いの方に許可している痰引きを、国の施設である特養で、看護士が不在の場合に、介護士が担当できないということに、何か理屈に合わない不自然さを覚えるのである。
 病院に戻ると一考は、夜勤担当の看護婦さんに最近の雅子の夜の様子について確認してみた。一人の看護婦さんは、やはり4~5回の痰取りはしているというのである。そうなのか、それならその特養への移動は難しいということになる。
 しかし、そう言ってくれた看護婦さんは、特に親切で丁寧な方だったので、特に気遣って取ってくれているのかも知れない。そういう意味では、他の方の意見も聞く必要がある。そう思った一考は、数日をかけて何人かの看護婦さんから様子を聞くことにしたのである。
 一考の期待は、寝る前にしっかりと引いておけば、夜の寝ている間は、そのまま大丈夫ではないかというようにも期待したい思いもあった。しかし、どうやら、現実は違うようであった。
 数日後に、何人かの看護婦さん達の報告を総合する限り、平均では、一晩で2回ぐらいから多いときは5回ぐらい、痰を引く必要がありそうだということだった。
 そうだとすれば、夜に看護師さんの居ない施設は、今のような状態が続く限り、雅子には不適ということになる。また、現実に、一考が朝病院に到着した際には、一番に雅子の状況を確認するのだが、日によっては、痰が口からあふれ出ていることもあって、びっくりして、直ぐに拭い取ってやることがある。そんなことを考えると、夜間、看護婦さんのいない施設はやはり心配である。
 とにかく、一考が75歳になった時点で、企業年金が大幅に下がってしまう。従って、今の有料施設に引き続きお世話になるには、経済面では厳し過ぎる。しかし、現実のサポートのニーズからすれば、看護士さんの常駐しているアクティバのようなところでないと駄目なのだろう。一考は、その厳しい選択にジレンマを覚えるのだった。
 いずれにしても、特養の唐崎ニュータウンから、具体的なチャンスがもらえた時点で、その辺りの決断をしようと考えるのだった。(以下、明日に続く)

1145 自殺

 命を守りたいと鳩山総理は先の施政方針演説の冒頭で切り出しのだが、ここ10年で30万人を超す自殺者が出ている痛ましい現実がある。

1.独り言コラム
 平成20年の自殺白書によると、自殺者数は32249人で、11年連続して年間3万人の大台にある。内訳は、男性が女性のおよそ2,4倍と圧倒的に多い。自殺の原因としては、健康問題がトップで、それに次いで経済問題となっている。
 なお、自殺死亡率を世界的に見ると、リトアニア(38.6%)がトップで、ベラルーシ(35.1%)、ロシア(32.2%)などについで、日本(23.7%)は、世界では8位である。
 交通事故死が一時、年間1万人を越えたことがあって、大きな話題となったが、今ではその半分のレベルに減少している。それだけに、この自殺者対策は急務であって、そのため政府は、来月の3月を自殺を減少させるための強化月間としてその対策に取り組むという。3月が年間を通じて、もっとも自殺者が多いということからのようだ。
 その具体的なアクションとしては、ハローワークのでの悩み相談の強化、中小企業向けの金融に関する対応窓口の強化、更には、鬱病の早期発見などに注力するという。
 ところで、自殺と言えば、政治家などの有名人の自殺も多い。政治家では、2005年の永岡洋治氏(郵政民営化で賛否の板ばさみ)、2007年の松岡利勝氏(事務所費関連)、それに2009年の永田寿康氏(偽メール事件)が、また、その他の有名人でも、昨年には、歌手の清水由貴子さんや作曲家の加藤和彦さんが、今年に入ってからも、声優の郷里大輔さんの痛ましい自殺がある。いずれも記憶に生々しい。
 話題は変わるが、今朝の報道では、一昨日行なわれた大相撲の理事選挙で、貴乃花に投票した立浪一門の安治川親方(元幕内光法)が造反したことを名乗り出たそうだが、即刻、実質廃業を命ぜられたという。これでは、相撲界の古い体質の改善は無理で、言ってみれば、角界の自殺行為と言えるものであり、極めて遺憾である。
 さて、鳩山内閣も今や小沢幹事長の政治資金問題で揺れており、同氏を守り過ぎると、鳩山丸自体が沈没しかねず、自殺的な行為になってしまう危険性もある。小沢幹事長に関しては、幸か不幸か、証拠不足で起訴はなさそうだという見解のようだが、三人の秘書の起訴は確実で、この段階で、鳩山総理がどんな対応を見せるのか興味津々である。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、60.6Kg。雨は上がっているが寒い。
 昨日の雅子も、全体としてはまずまずの症状だった。微熱はあったが、痰はそれほどでもなく穏やかだった。前回は断念した入浴もOKで、2週間ぶりに湯を浴びた。
 友人から頂いたお手紙を朗読して聞かせた。和やかな様子で聞き入っていた。

3.連載、難病との闘い(1110) 第三部 戦いはまだまだ続く(403)
  第九章 されど現実は厳しい。(9)

 1.遡ってのトピックス(その9)
 およそ一年半前(2008年8月1日)に入居申請をしていた唐崎にある特別養護老人ホーム(特養)、唐崎ケアタウンから電話があった。師走に入って、その慌しさを覚え始めていた頃の12月9日のことである。その半年ほど前に、待機順番がどうなっているかを電話で確認したことがあったが、その際には、順位は9番だが、9位タイに40人ぐらが待機しているということだった。
 それが、今度の電話で「雅子がどんな具合なのか、一度会って症状を見たい」というのである。目下、入院中だと答えたのだが、その時のお話では、順位が8位タイに少し改善し、その8位タイが30人ほどいるとのことであった。単純に言えば、順位が10番ぐらい繰り上がったことになる。
 それでも、その方のお話では、あくまでも症状を重視して順位は決めるのであって、申し込みん順ではないと改めて説明してくれた。
 週が明けた14日になって一考は唐崎ニュータウンに、電話を頂戴した担当の方に時間をもらって面談した。
 彼女の話では、経費的には、やはり、国が経営しているということで、今の有料施設の1/3程度で済むという魅力的な話に加えて、今年は例年よりも多い入れ替えがあったという。例年は7~8人程度だが、今年は10人を越える大幅な入れ替えだったようだ。入れ替えの大きな理由は、言うまでもなく、お亡くなりになったのである。
 一考は、入院中の雅子の現状とそれまでの経緯に加えて、今後の自分達の経済的な厳しさを説明し、なるべく早い入居の機会が得られることをお願いした。この特養なら、大いに助かるという心強さがあった。
 ところが、お話している間に明らかになったこととして、一つ大きな引っ掛かりを覚えたのである。それは、この特養では、夜は看護士さんがいないということだった。従って、夜間には痰の吸引が出来ないのである。(以下、明日に続く)

1144 意外な展開

 世はいつも、想定外の意外な展開がドラマを盛り上げ、新しい時代を呼ぶことになるのだが、…。

1、独り言コラム
 民主党の小沢幹事長が、日曜日の31日に、東京地検から再聴取を受けていた。事前にそれはないという情報が報じられていたので、意外な展開である。若しかしたら、その二度目はないという情報は、混乱を避けるための検察側の意図的なリークだったのかも知れない。
 そんなにしてまで再聴取が行なわれた背景を考えると、検察は、同氏を含めた立件への手ごたえを掴んでいるのだろう。昨日の小沢幹事長の定例会見で、そのことに触れ、最悪の場合として、辞任を示唆していたことを考えると、この興味深い政治ドラマは近日中に大きく動きそうだ。
 相撲協会の理事選挙で、意外にも貴乃花が当選した。内部から3人の造反による票の上積みがあった。立浪一門から2人、二所ノ関一門から1人の造反で、それが誰であったかを各一門で追究することになりそうだという。その辺りが古い角界の悪いところだろうが、やはり、結束が切り崩された怨念が大きいのだろう。
 理事当選を果たした貴乃花は、取り敢えずは慎重な発言に徹しているが、どんな具合に自分の改革への夢を繋いでゆくのだろうか。ファン注視している。
 トヨタの大規模なリコールが世界で大きな不安を呼んでいるが、今朝の新聞報道では、その対応への必要費用は「最大1000億円」という。その額の意外な少なさに、その程度なのと疑問を抱くのだが、ブランドイメージへの打撃は、そんなものいでは治まらないだろう。果たして、トヨタは甦ることができるのだろうか。日本経済への不安が拡大している。
 女子の将棋界で新しい名人が誕生しそうである。清水女流名人に挑戦している里見香奈三段が、今行なわれている女流名人位戦五番勝負で、出だし2連勝と意外な展開で、女流名人位奪取に後一番と迫っている。今の勢いからすれば、どうやら女流名人位の交代が起きそうである。
 里見香奈さんについては、筆者は、このコラムで既に有望な中学生棋士ということで最初に紹介し、その後も何回か取り上げている。(07年1月23日、他多数、最新では720回などをご参照) 一昨年には、同じ清水さんから、倉敷藤花というタイトルを奪取しており、それを保持するなど実力も安定して来ている。この勢いからすれば、近いうちに、一つ上の世代の矢内理絵子女王や石橋幸緒前王位などを追い越して、女流棋士界の全タイトルを総なめすることになるのではと思われる。ここでも、確実に世代交代が進んでいる。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床、体重、60.9Kg。雪は止んでいるが、ところどころに残っている。寒さは厳しい。
 雅子は、このところ、比較的和やかな日が続いている。微熱があったりするが、痰の量が減っていて顔つきが穏やかであるので、ほっとする。時々のジョークに顔を歪めて笑ってくれるのが、一考の今のささやかな喜びだ。

3.連載、難病との闘い(1109) 第三部 戦いはまだまだ続く(402)
  第九章 されど現実は厳しい。(8)

 1.遡ってのトピックス(その8)
 年の暮れの慌しさが段々と増して来ていた。母親の年賀状は12月10日前に仕上げていたが、自分達の分は、原案は作ってあるが、まだ印刷には入っていない。いつも贈っているお歳暮は、12月に入る前に手続きは終えた。また、息子が帰って来るというので、おせちも昨年と同じようなものを予約手配した。本当にばたばたする師走の訪れだった。
 さあ、雅子は、今年のお正月はどんな形で迎えることになるのだろうか。思えば、一昨年は、初めて施設に入った直後だったので、年末年始の一週間ぐらいを家で過ごさせてあげようと連れ戻った。まだ、自分でトイレをしていたので、その都度トイレまで運び、便座に座らせてあげる作業が大変だった。それでも、12月30日から1月の6日までは頑張ったが、ついに堪えられず、予定よりも二日早く施設に連れ戻った。この時には運悪く、エアコンのトラブルがあって、寒さとの戦いにも四苦八苦したのを思い出す。
 そして昨年は、雅子の症状が更に悪化していたのだが、それでも12月31日に、自宅に連れ戻り、1月2日に病院に連れ戻すという2泊3日の自宅での正月だった。前年と違って簡易トイレを用意していたのだが、それでも、トイレの介護は大変な重労働で、二日間を乗り切るのが精一杯だった。
 そんなことを思い出しながら、さあ、今年はどんな形で迎えさせてあげるのか思案していた。12月に入って、雅子の状態も少し落ち着きを見せてきていた。オムツの状態なので、トイレの介護は、前年よりもむしろ対応しやすいのだが、栄養剤の投与が新に生じていて、それを一考自身ができるのか、いや、やることはそんなに難しくはないが、医者が許してくれるのか、痰の吸引と同様で、その辺りの対応が気掛かりである。
 そういう意味では、自宅へ連れ戻るのは無理のようだが、施設のアクティバであれば、その可能性はあるのではと最後まで戸惑っていたが、前章の特別企画で紹介した通り、残念ながら、雅子は、人生で初めて病院で新年を迎えたのだった。症状の悪化具合が、年毎に、悪い方向に更新されてい行っている訳で、雅子の気の毒さを思うと言葉がない。(以下、明日に続く

1143 気掛かりな話題

 今日から2月、プロ野球は各チームがキャンプインである。バンクーバーオリンピックも開幕まで2週間を切った。新たな期待の話題の一方で、依然として、気掛かりな話題も多い。

1、独り言コラム
 政治と金の問題で、民主党内でも、漸く自浄の動きが出始めている。今までは、誰もが発言を封印していたが、小沢幹事長と距離を置く人たちが、漸く口火を切り始めた。
 先ずは、枝野幸男元政調会長が「けじめをつける必要がある」とのろしを挙げ、野田佳彦財務副大臣も「このままではいけない」とテレビ番組で発言、続いて、前原誠司国交相も同様な主旨の発言をしている。ここに来て、漸く、党内からの憤懣が噴出しつつある。石川知裕議員の拘置期限が切れる三日後の2月4日での検察の対応結果次第で、大きな動きになる可能性があり、多くの国民が注視している。
 大相撲の新理事選挙は今日行なわれる、強引に立候補をした貴乃花が選ばれるのかどうかに関心が集まっている。
 その一方で、新しい理事による理事会が4日に予定されていて、今回の朝青龍の暴力事件への対応が気掛かりだ。それとは別に、警視庁は、朝青龍から、直接の事情聴取を検討している模様で、今や、朝青龍は袋の鼠である。
 トヨタのリコールが世界に広がっている。その対象車数が800万台といったとてつもいない数字である。何しろ、年間販売数上回る車の数であり、下手すると、トヨタは立ち直れないかもしれないといった深刻かつ企業生命を侵しかねない気掛かりな話である。今や、これは日本経済全体の足を引っ張りかねない気掛かりな大事件である。
 歴史認識に関して、日本と中国との間には大きな溝があることが、改めて確認されたと共同研究で報告されている。この問題は今更といった課題で、両国の立場上、溝を埋めるのは不可能な永遠の課題である。しかし、こうして両国で話合いを持つ事に意義があるとの見方もある。いずれにしても、気掛かりな問題であることには変わりない。
 浅田真央ちゃんは、先週の四大陸選手権で逆転優勝を果たし、それなりに自信を持つことが出来たのは大きな収穫だったが、2週間後のオリンピックの本番で大丈夫なのかについては、やってみなければ分からないといった不安が払拭された訳ではない。依然として気掛かりで、スリリングな戦いになりそうだが、やってくれるのではと強く期待している。
 なお、先日、プロスポーツの人気ランキングが発表されていたが、イチロー、石川遼についで、浅田真央ちゃんは三位にランクされていた。それだけ国民からの期待は大きい。
 ゴルフの今田竜二選手が、今年最初のツアーで三日目を終ってトップに立っていて、今朝のスコアーが気掛かりだが、速報では、残念ながら、12番を終って、この日2打落し、5位タイに後退している。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時40分起床。体重、60.7Kg。なお、1月度の平均体重は60.8Kg(前月は61.0Kg)だった。今朝は霧が立ち込めている。
 昨日の雅子は、微熱はあったが、痰がそこそこで、比較的穏やかな一日だった。久し振りに好きな番組だった「たかじんのそこまで言って委員会」をイヤホーンで聞かせてあげた。

3.連載、難病との闘い(1108) 第三部 戦いはまだまだ続く(401)
  第九章 されど現実は厳しい。(7)

 1.遡ってのトピックス(その7)
 時の経過は早い。淡々と過ぎてゆく。あっと云う間に年の瀬だった。雅子が、この病院に再入院している3階には、看護婦さんが30人くらい、介護士さんが10人くらいおられて、あれこれと大変お世話になっていた。皆様には大いに感謝の毎日だった。
 しかし、ここに来て、看護婦さんの移動が目立って来ていた。雅子が再入院してからの4ヶ月間で、およそ2割に相当する方々がこの病院を辞めていて、その都度、必要な補充が行なわれている。この移動の数が多いのかどうかは分からないが、公平に見て少なくない数字であると思う。その背景に、本採用ではなく契約の看護婦さんやパートの方が多いという実情があるようだ。つまり、契約の方たちは、移動し易く、マンネリ化を避ける意味でも、有利な条件の病院に移ってゆく傾向にあって、それは水が高い処から低いところに流れる現象と同じである。
 しかも、悪循環なのは、契約看護婦の採用条件は、それほど悪くないという。また、そうしないと来てくれないという力関係にあるようだ。その他にも、契約社員同士での虐めなどもめごとから辞めてゆく看護婦もいる。
 一度だけ、この病院に契約看護婦として働いた看護婦さんと夕食を共にしたことがある。病院内のことを知っておこうという狙いだった。その方は、もう40歳代半ばだったが、未婚で今後も結婚の意思はそれほど強くなさそうな看護婦さんだった。良く働くが、何となく要領がよくない不器用な看護婦さんだった。
 彼女が漏らしていたのは、先輩の契約看護婦さんから凄く苛められたという。心からのアドバイスではなく、まさに嫌がらせ的な対応を髄分と受けたようだった。その一方で、いわゆる本採用の看護婦さん達は、みんな優しい人ばかりと付け加えていた。結局、そんなことがあって、彼女は僅か2ヶ月でこの病院を辞めて、地元に帰って行ったのである。そんな短い期間だったが、雅子は20日近くも部屋担当の看護婦として、お世話になった看護婦さんだった。この世界もいろいろある世界である。(以下、明日に続く)

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