プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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1201 リーダーシップ

 鳩山首相が郵政問題で、珍しく即決、即断を行なった。やっと、リーダーシップを発揮と言いたいのだが、決めればいいのではなく、その中身が大事である。

1.独り言コラム
 注目の郵政改革を巡る閣僚懇談会の成り行きを注目していたが、案の定、郵貯上限を2000万円に引き上げるなどを柱とした亀井静香金融、郵政担当相の改革案で決着した。この会議でも仙谷由人大臣などからの異論も出たようだが、最終的には、鳩山総理が閣僚の一任を取り付けて、亀井、原口案を丸呑みしたという経緯だったという。
 問題は一任を受けての総理の決断の背景だ。その一つは、とてつもない暴れ馬の亀井大臣案を否定すれば、同氏の内閣離脱は明らかで、内閣は混乱に陥るであろう。総理は、それだけは避けたかったに違いない。更に、参院選も迫って来ており、郵政票の確保を重要視している小沢幹事長の睨みも無視できない。言ってみれば、鳩山総理の決断の背景は、至極単純で、この亀井、小沢の二人の存在が全てであって、亀井案の丸呑みに踏み切ったのである。
 要するに、鳩山総理には、この問題に対しては、その内容は、どっちでもよかったのではなかろうか。つまり、国民の立場に立った確固たる信念もないことから、無難な結果が得られる方向を選んだに過ぎない。これでは、いわゆる、リーダーシップを発揮したというものとは程遠い。うるさい奴らの顔色を窺っての判断であって、逆に、如何に、リーダーシップが欠如しているかを示したことになろう。
 なお、この方針のポイントの一つである郵貯、簡保の限度額についても、いわゆる玉虫色の決着で、再見直しも盛り込まれているという。要するに、不安があることを認めている訳で、そんな場合の逃げ道を用意してあるというのだ。
 今日の午後には党首討論が予定されているが、この問題についての両党首の面子を掛けての応酬に注目したい。
 さて、プロ野球も華々しく始まっている。今年は、パリーグではオリックス、ロッテの出足が目立つ。中でも、オリックスの岡田彰布監督の評判は上々だ。勝負事は勝てば官軍で、いわゆる、同氏のリーダシップが改めて脚光を浴びているというのだ。
 一方、セリーグでは、阪神、ヤクルトが出足が良さそうだ。しかし、阪神の真弓監督を見ていると、大リーグから招き入れた城島健司選手の打順については躊躇しているのが窺える。そこには、兄貴と呼ばれている存在感の大きい金本選手に気を使っているふしがある。要するに、同氏の顔を立てながら、今のところ城島6番という打順を敷いている。監督が選手の顔色を見ているとしたら、いわゆるリーダーシップを発揮しているとは言えないだろうが、政治の場合と違って、スポーツの場合は、この辺りの気遣いも、勝てば帳消しにされるわけで問題にはなっていない。幸い、今のところは二人の外人の活躍が素晴らしいからである。しかし、長丁場では、やはり、自らが信じる考え方で、リーダーシップを発揮して戦って欲しい。
 ところで、遂に時効になってしまった国松警察庁長官狙撃事件だが、警視庁は捜査結果について異例の公表を行い、この事件は、オウムの組織テロであると結論付けた。この公表は、専門家には不評で、警視庁のリーダシップを勇み足だとする見方が多い。確かに、これが一般の事件で、このように、証拠は確保できなかったにも関わらず「あいつらが犯人だと思う」なんて付け加えられたら、とんでもないことは明白で、その指摘は妥当だと思う。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時15分起床。体重、61.4Kg。前日の寒さよりは穏やか。雨は降っていない。
 昨日の雅子は、一日を通じて、症状は穏やかだったが、相変わらず、呼びかけへの反応は乏しかった。しかし、午後になって、一考が、自分の部屋の障子が破れたので、仕方なく、部分的な張替え作業をしたが、紙がずれたりして、うまくいかなかったという話をしたら、顔を歪めて笑ってくれた。その顔を見て、ほっとしたのである。 

3.難病との闘い(1166)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(42)
 
(3)あかりという女(その9)
 その夜になっても、あかりからは、どうして返事をくれなかったのかというしつこいメールが続いていた。一考は、この話はこれで終わりにするつもりで、じっと返事をしないまま突っ張っていた。この辺りの一貫した対応は、一考には珍しく、ちょっとした意地でもあった。
 ところがだった。二日後だった。突然サイトのサポートから、通常のメールで、彼女からの強い要望だということで、次のようなメールが入って来たのである。このメール内容は、保存してあるもののコピーである。
 『【あかり 】様より強い要望によりお客様へプレゼントが届いております。プレゼント内容は【アドレス添付無料権】です。
  ~【アドレス添付無料権】使用方法~
  アドレス添付機能ご利用【アドレス無料添付権】使用と申請頂ければ添付分を還元いただけます。こちらの特典は【あかり】様への添付のみ対象とさせて頂きます。
  また、受け取り期限は今回は特別での案内となっておりますので本日24時迄です。 お早めにご検討下さいせ。』

 このメールと同時に、彼女の方からもサイトを通じてのメールがあって、そこには、既に、それに必要な金額の8000円をサイトに振り込んだというメッセージが記されていた。とにかく、彼女は、思いも寄らない思い切った作戦に打って出て来たのである。
 さすがに、一考も、この虚を突いた対応には動揺した。暫し対応を考えた一考だったが、相手が既に必要な金額を振り込んだというのなら、取りあえずはそれを受け取って、メール交換を行なえば、それまでの誤解も解けて、若しかしたら、彼女と会えるのではとの男としての下心が揺らぎ始めたのである。
 そこで、その受け取り方を確認したところ、一考から一度だけ彼女にメールすればいいということだった。しかし、である。一度メールするには、最小限のポイントを購入する必要がある。
 とにかく、新たな投資はしないということで、あかりからのたび重なる返事の要求を拒否してずっと頑張って来ていた一考だっただけに、そのアドレスを受け取ろうとすれば、その固い決意を取り崩さねばならない。さあ、どうすればいいのか、一考は、改めてその決断に逡巡するのだった。(以下、明日に続く)
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1200 迷走

 すっきりせず、不安を増大させるという意味で、国民にとっては、迷走は困った状態である。

1.独り言コラム
 今の日本には、多くの迷走が錯綜としているが、先ずは普天間基地移設問題が頭に浮ぶ。5月末には最終決着をつけると宣言し、そのためには、3月末には政府案を一本に絞るとしてきたが、昨日になって、鳩山総理は、何も法律で決めている訳でもないのでとそれまでの発言内容を修正している。目下、岡田外相が訪米中で、米国の要人と詰めを行なっているとは言え、迷走の典型的な事例である。
 郵政問題もその一つだ。昨日のテレビ朝日のサンデープロジェクトで、「言った」「聞いていない」という生の応酬を見せてくれた亀井大臣と菅副総理だったが、さあ、どうなるのだろうか。ポイントの一つは、郵貯、簡保の限度額を上げるという点だが、常識的に考えて民間企業を圧迫が懸念されることから、今度の亀井案は受け入れてはいけないと思う。
 許せないのは、期待していた原口一博総務大臣が、こんな常識的なことに対して、国民の期待を裏切って、亀井大臣の暴走に加担していることだ。有能な若手の人材と思っていただけに、この裏切りは許せない。原口大臣が迷走の大きな糸口を作った張本人だと申し上げておこう。
 拉致家族会のメンバーから蓮池透さんが意見の食い違いから退会させられたという。2004年5月に小泉さんが家族を連れ戻してから、何らの進展がないままの中で、仲間割れが生じた訳だが、これも迷走の始まりと見ることが出来よう。
 この問題は、家族会が主張しているようなまともな対応では埒が開かない。相手がまともでないからで、そういうことでは、この大きな問題に風穴を開けた田中均氏の努力、築いたパイプが如何に大きかったかを、筆者は、改めて高く評価したいと思っている。
 特に、2度目の訪朝から帰国した日の深夜、報告に訪れた小泉総理に、疲れを労うこともせず、当時の家族会が小泉/田中両氏へぶっつけたあの強い不満や批判の場面を思い出す。しかし、現実には、あれ以来、何らの進展もない状況を思うとき、改めてあの功績の大きさと同時に、家族会のあの夜の言動が、如何に大変遺憾な行為だったと思うのである。家族会は、その辺りから今一度反省をして再スタートする要があろう。
 今から15年前に起きた国松元警察庁長官狙撃事件は、捜査が迷走した果てに時効になった。当時のオウム真理教事件の捜査が大々的に行なわれていて捜査員不足から、当初は公安が担当するという異例の捜査が迷走の切っ掛けをつくったといえよう。二人の有力な容疑者が確保されたが、いずれも、証拠不十分ということで時効の成立となった。止むを得ない時効なのだろうか。
 他にも、水俣病和解、毒入りギョーザ事件、偽装献金問題などのいろんな迷走があるが、今起きている最も大きな迷走は、何と言っても、内閣不一致だと揶揄されている鳩山内閣の迷走である。国民の不安は拡大するばかりである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時50分起床。体重、60.9Kg。昨夕からの雪は痕跡もない(追記、明るくなってから分かったが、結構綺麗な景色として残っていたよ)が、とても寒い。
 昨日の雅子は、外見上は安定していて、目を開ける事も多く、反応もいつもより多かった。しかし、お小水の出方が安定して出ていないのが気掛かりである。

3.難病との闘い(1165)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(41)
 
(3)あかりという女(その8)
 あかりへの疑いから来る怒りでいっぱいになった一考は、再度、そのサイトのサポート部署に、今回の疑惑、その経緯を縷々書き纏めて苦情を申し入れた。同様の内容を彼女にも直接言いたかったのだが、何しろポイントがなく、メールが出来ずに切歯扼腕していた。
 間もなく、サポートから返事があり、「ご心配なく、あのメールはきちんとご本人様に配信されていました」とぬけぬけと言って来たのである。ならば、何故、ポイント不足で配信できなかったというメッセージが出たのかと食いついたのだが、その事には触れずに、「ちゃんと届いていますので、ご安心下さい」の一点張りだった。やはり、あかりは、サイトの連中とグルであるという一考の疑惑はますます大きくなるのだった。
 そんな中で、あかりからは、とにかく返事が欲しいと食いついてきた。メールが届いているならば、もうポイントがなくて返事できないことは分かっているはずなのに、そのことには触れず、一方的な催促だった。しかし、返事の出来ない一考は、それらを無視することにしたのである。
 ここで改めて触れておかねばらないのは、ポイントの購入は、購入単位と云うのがあって、その最少単位でも、このサイトでは5000円相当の金額で、あと1メール分だけを購入するという訳にはいかないのだ。そこがサイトの商売のうまいところであって、サイトの狙い通りにうまく出来ているわけなのだ。
 そして一夜明けて出会いの当日になっても、どうして返事をくれないのといった馬鹿馬鹿しいメールが何回も入って来るのだった。もちろん、これらのあかりからのメールにも、一考は何も答えることはできなかった。
 あかりから、「だから、アドレス交換をしておきたかったのに」といった悔やんだメールもあり、最終段階では、「もう4時になり、約束の時間が迫っています、出掛ける準備は出来ています。ご返事をいただければ、直ぐに出かけられます」と返事の催促を迫って来ていた。そして、最後には「ドタキャンするのはあなたなんですね」とも付け加えたメールが入ってきた。付け加えた「ドタキャン云々」は明らかに、この取引はあなたがキャンセルしたんですよと、言わんがための証拠作りだったと言えた。この辺りの念の押し方は、さすがにプロの遣り方ではと一考は思うのだった。いずれにしても、一考は、今更、投資はしないというそれまでの姿勢を貫いていたのだった。(以下、明日に続く)

1199 サンプロ最終回

 放送業界ではちょうど番組の改変期である。そんな中で、あの名物番組のサンデープロジェクトが終った。

1.独り言コラム
 昨日のテレビ朝日のサンデープロジェクトの最終回を妻の付き添いをしながら、病院でテレビの音声だけを聞いていた。郵政問題で亀井静香大臣と菅財務相との間での「言った」「聞いてない」「帰るぞ」といった激しい水掛け論が、この番組の売り物である激論の最終回の冒頭から聞かせてくれていた。
 この番組は、1989年4月に始まり、21年間、1054回と云う長期に渡って放送されて来た名物番組であった。数ある日曜日の午前中の討論番組の中でも、その激しさでは他局にない異彩を放って来ていた。何と言っても、田原総一郎というキャスターの強引さが売り物だった。しばしば、ゲストの発言を抑えたり、或いは怒鳴りつけたりする一方で、「この方は、この道では一番の実力者だから」と持ち上げておいて、真相を喋らそうとする見え見えの話術で迫ったり、幾つも質問をしているのに「一つ聞きたい」というワンパターンの迫り方ではあったが、真っ向からゲストに迫る応接で、他局の番組では引き出せないような言質を引き出すことで、視聴者を引きつけて来ていた。それだけに、その強引さが仇となって失言も多く、最近では、拉致被害者に対しての問題発言で、放送倫理委員会から注意を受けていた。
 筆者は第一回の放送を記憶している。なぜかと云うと、進行役のサブキャスターにあのバラエティーの島田紳助氏を強引に抜擢して、この種の真面目な討論番組に起用したからだった。さすがに、番組制作者も心配だったようで、外国経験のある英語に強い小西克哉氏をそのサポートにおいて、不測の事態に備えていたのを思い出す。加えて、田原総一郎さんは、数少ない滋賀県の出身の有名人だったことでも、筆者は注目していたからである。その後は、その小西氏のサポートを不要にするほど、島田紳助氏も頑張って十数年の長期に渡ってその座を努めた。
 この番組ではいろんなハプニングがあった。中でも、宮沢喜一総理や橋本竜太郎総理の退陣の切っ掛けとなった言質を引き出したのも有名な話だ。また、海江田万里氏や船田元氏と略奪結婚をした畑恵さんもこの番組の出身者である。
 昨日の最終回の最後に、田原氏はこの番組は「我が人生」そのものだったと語っていた。自分の人生の1/ 3近い人生をこの番組に投入して来ただけに、むべなるかな、といった印象である。同氏は、今年76歳というが、元気そのもののようで、まだまだ頑張ると言うことだった。「朝まで生テレビ」も引き続き担当するようだし、新たなBS番組も担当するという。
 なお、この番組に登場したゲストの出演記録が紹介されていた。そのトップが菅直人で104回、続いて山崎拓、69回、加藤紘一63回、亀井静香59回、志位和夫58回(いずれも敬称略)だそうだ。この顔ぶれから見て、どちらかと言えば、政治の脇役を務めた方が多いのに気付く。しかし、若しかしたら、菅さんは次のトップ候補として有力で、異色の存在になるかもしれない。
 とにかく、持ち前の強引さで、言論界の風雲児として君臨した田原氏の頑張りに、同郷人として拍手を送っておこう。ご苦労様と同時に更なるご活躍を祈念したい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 5時起床(少し寝過ごした)、体重、61.0Kg。寒さは前日よりは少し穏やか。
 昨日の雅子は、微熱があったが、まずまずの様子。帰り際に、帰ってもいいかいと話しかけると、珍しく、もう少しいて欲しいといった様子で、暫し足を止めて帰りを躊躇していた。そんな反応は初めてのことだった。

3.難病との闘い(1164)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(40)
 
(3)あかりという女(その7)
 送信出来ていない、ということは、肝心の最後の大事な確認の内容があかりに届いていないということだ。しかし、ポイントを確認すると、もうメールを送れるポイントはもう無くなっていた。さりとて、この段階で、今更、新たな投資をしてポイントを買う考えはさらさらなかった。仕方なく、一考はこのサイトのサポートに苦情を申し入れたのである。
 サポートというには、そのサイトの会員の管理部署で、ポイントの購入など顧客管理をしている部署だ。そこへは無料でメールは送れることになっている。そこで、一考は、送信前には然るべきポイントがあったのに、メールが未送信になってしまったことへの苦情を申し入れたのである。
 それに対し、サポートは、そんな一考の申し出にも杓子定規な答えで、ポイントがなくなっているという事実だけを伝えて来るだけだった。そんな返事では、話が全く噛み合わず、困り果てた一考は面倒だったが、引き続き二回に渡って、事情を細かく説明したメールを繰り返し送信した。しかし、それでも埒が開かなかった。
 さあ、どうしようかと迷っている時だった。あかりからメールが入って来たのである。その内容を見てびっくりしたのである。
 それには「どうして、アドレス交換を明日まで待たねばならないのか」と厳しく食いついていて、明らかに、一考が会うまではアドレス交換はしないと書いた内容を承知しての不満をあらわにし、改めて、一考の考え方を質してきたのである。もう、ポイントがない一考には、どうすることも出来ず、苛々が募ってくるのだった。
 しかし、その苛々で、腹立たしさの真っ只中の中で、一考は、とんでもない事実に気付いたのである。
 あかりのメール内容は、明らかに、届いていないと言うメールの内容を知った上でのメールだったということだ。つまり、配信されていないというメッセージであるにも関わらず、アドレス交換は今はしないという一考の返答を知っているのだ。何故だ。やっぱり「彼女はサイトの人間じゃないのか」という疑惑が、一考の頭の中に大きく広がってゆくのだった。配信されていないメール内容を知っているというのは、その厳然たる証拠の最たるものだ。(以下、明日に続く)

1198 ピークを合わせる

 生身の人間が戦う勝負事は、如何にその大事なタイミングに、自分のピークを合わせられるかが鍵のようだ。

1.独り言コラム
 世界フィギュアー選手権で、男子の高橋大輔選手に続いて、女子も浅田真央選手が逆転優勝したとの朗報が入った。悔しかったオリンピックでの銀メダルから1ヵ月後のリベンジであり、溜飲を下ろしたファンは多いに違いない。前日のSPで出遅れたキムヨナ選手もさすがで、今朝の自由演技では追い上げて2位に入ったようだ。
 結果論になるが、あのキムヨナ選手のバンクーバーオリンピックでの完璧な演技は、そのピークをしっかりとオリンピックに合わせられた結果だった。さすがに、今回は、それが少しずれたということになるのだろう。とにかく、ピークを長く維持するのは至難の業である。そういう意味では、浅田真央選手の努力は大いに讃えられてしかるべきで、それが、会心のリベンジに繋がったのだろう。恐らく、二人の対決は、これが最後かもしれないと言われていることから、真央ちゃんには、忘れられない優勝になったと思われる。ファンの一人として、おめでとうと申し上げておこう。
 さて、始まったばかりのプロ野球でも、うまくピークを開幕に合わせて来たのが、阪神に入団した城島健二選手だ。開幕の2試合連続で、その存在感を大きくアピールした。特に、昨日のさよならホームランはその最たる見せ場だった。さすが、大リーガーの凱旋の勇姿のお披露目としては、これ以上ない活躍ぶりである。本人も初戦終了後に「これで阪神の一員として認められたような気がする」とインタビューに答えていたようだが、それだけ本人も気合が入っていたと言える。
 一方、大相撲では、横綱白鵬、それに大関を手中にした関脇把瑠都の二人の活躍は見事である。まさに、この場所にピークを合わせてきていることが良く分かる。白鵬は朝青龍の引退で一人横綱になった場所への使命感が、把瑠都は目指す大関への執念が、そのピークをうまく持って来ることに繋がったと思う。恐らく、暫くはこの二人が、相撲界で白都時代を作ってゆくのではなかろうか。そんな中で、今場所は、負け越しが濃厚だった魁皇が、昨日、難敵の日馬富士を破って、節目の100場所目の勝ち越しを決めたのは凄い。ピークなんてとっくの昔に過ぎ去った魁皇だが、最後の力を振り絞っての相撲振りは感動的だ。
 ゴルフでは、開幕2連勝を飾った宮里藍選手だったが、さすがに今週はそのピークが過ぎ去ったのかもしれない。今朝も14番を終って通算6オーバーでふるっていない。一方の男子の石川遼選手は、このところ今一つの成績で苦労が続いているが、再来週のマスターズに向けてピークを合わせるべく、少しずつ上昇の気配を見せている。今朝は1アンダーを記録し、少しだが順位を上げた。そんな中で今田竜二選手が4アンダーで上位で頑張っているのはお見事である。
 そういうピークという目で政治の世界を見ると、やはり、この世界は別世界と言えるようだ。国民の期待を受けて総理になった直後の支持率がピークで、あの小泉内閣を除けば、それ以降は順次階段を下りるように下落して行くのが定番のようで、今の鳩山内閣の場合もその傾向にあって、今や危険水域が迫って来ている状況にある。
 基本は、国益、国民の安全、安心を目指した適格な政策が決め手なのだが、お金もないのに大きな借金までして、選挙目当ての小細工に終始してピークを狙う戦い方は、まさに国民を愚弄しているとしか思えない。
 ピークつくりには、先を読んだ智恵と努力が欠かせない。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、60.9Kg。今朝の寒さは大分緩んでいる。
 昨日の雅子は、熱もなく、痰も少なく、比較的穏やかな一日だった。臀部の傷も大分回復して来ているようである。

3.難病との闘い(1163)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(39)
 
(3)あかりという女(その6)
 出会いが翌日と迫った前夜の遅くなってからのメールだった。あかりから、再びアドレス交換の申し入れ受けたのである。あくまでも、急な場合の連携のことを考えて、その場合にも、しっかりと連絡を取れるようにしておきたいというである。
 しかし、一考は、どうせ、明日に会うことになっているのだから、会ってから交換すればいいじゃないかとの考えを伝えようとしたのだが、如何せん、その時点で、残っていたポイントがメール一回分になってしまっていた。
 一考のオリジナルなプランでは、その一回分は、明日の朝に確認のメールを送ることにしていたのだ。それなのに、急に、そんな申し出を受けた訳で、ちょっと計算が狂ってしまい、大いに慌てたのである。
 ポイントの消費については、一考はその数回前から気にしていて、残りが3回分になった時点から、あかりには、そのことを伝えて、残りの分を計画的に使うことで話を進めて来ていた。そして、自分の気持ちには、もう新たにポイントを購入する気持ちはないということも、既に伝えて来ていた。そういう事情を承知していたにも関わらず、急にそんな申し出をして来ることに、さすがのお人よしの一考も、腹立たしさを覚えたのである。
 しかし、あかりは、そんな事情を気にするような気配は全くなく、そのアドレス交換に拘って、逡巡している一考に、その後も立て続けに二度に渡って催促をして来た。
 そこで、一考は、仕方なく、翌朝に使う予定にしていた最後のポイント分を前倒しに使って、返答を試みたのである。
 言うまでもなく、そのメールには、アドレス交換は会ってからにしよう繰り返した上で、明日の出会い関する詳細な確認事項を纏めて書き、更に、このメールが出合うまでの最後のメールだと付記して送信しようとしたのである。これで、一考は手持ちのポイントを使い切るが、一考としては、これで事前の打ち合わせは充分だと考えていた。
 ところが、そこで事件が起きたのである。その最後のメールの送信ボタンをクリックした瞬間、画面に「ポイント不足のため送信できませんでした」というメッセージが出たのだった。これは全くの想定外のことで、一考は、どうしたものかと慌てたのである。(以下、明日に続く)

1197 長い戦いの果ての朗報

 ここ数日で、長い時間との戦い後のほっとするような朗報が続いている。どうして、そんな時間がかかったのかに疑問、苦情はあるが、朗報に免じて、ここでは、とりあえずはさておいておこう。

1.独り言コラム
 今朝のニュースによると、一昨年に起きたあの中国の毒入りギョウザ事件の犯人が拘束されたという。犯人は36歳の男で、正社員してもらえなかった恨みに対する犯行だという。この拘束がでっち上げではないことを祈りたい。なんで、こんなに時間が掛かったのだろうか、納得できない点が残る。何か裏のある政治的な駆け引きの存在を考えずにはいられない。
 長い時間が掛かったといえば、あの足利事件で、菅家利和さんの無罪の確定もそうである。昨日の宇都宮地裁での再審判決公判で勝ち得たもので、判決理由の朗読後に裁判長から「自戒の意味を込めて菅家さんに謝罪させていただきたい」との異例の謝罪があったという。
 逮捕から18年3ヶ月もの長い時間を身柄拘束で自由を奪われ、犯罪者として扱われた苦しみは、謝ってもらっても済むものではなく、また、決して消えるものではなかろう。
 とにかく、これからの人生で、何とかその分を少しでも取り返すような生き方をしもらうしかない。長い間ご苦労様でした、と申し上げておこう。
 2005年4月に起きた尼崎脱線事故で、JR西の元3社長が遂に強制的に起訴されることになった。真相究明を求める遺族や市民の怒りが力になって、やっとそこまで辿り着いたということだ。長い戦いの果ての成果といえるだろう。
 昨日の読売新聞の一面に「介護職員が医療行為が可能に」というニュースが報じられていた。これは、筆者らのように介護を必要としている家族にとっては朗報である。
 具体的な内容は、特別養護老人ホーム(特養)で働く介護職員が、口腔内の痰引きやチューブで胃に流動食を送る「経菅栄養」の準備や経過観察、片付けなどを一定の研修を受けた介護士が出来ることになったというのである。
 今の特養では看護士が不足していて、夜は不在のケースが多く、その種の介護を必要としている入居者には大変不便で苦しんでいたのだが、その解決に見通しが着いたことで、ほっと一息である。
 筆者の妻の場合は、特養が空いておらず、今は仕方なく高額な有料の老人ホームにいるのだが、経済的な面から、早く特養に移りたいと申請し、目下待機中である。その際に、上記の介護サービスが必須だったことで心配していたが、今回の法律の改訂で、その懸念がなくなったのは大変嬉しいニュースなのである。これも、その種のニーズへの解決を迫った長い戦いの成果なのだろう。
 そういえば、普天間移設問題も十数年という長い時間が掛かっているが、未だに解決の見通しがはっきりしていない。沖縄県民は、もう待てないと叫んでいる。長い戦いの果ての朗報を、鳩山総理は提供することが出来るのだろうか。5月末はもう直ぐだ。
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、60.7Kg。今朝は寒い。
 昨日の雅子は、午前中は目を開けてくれて気分は良さそうだったが、午後から夕方にかけては痰が激しくなって苦しんでいた。痰がどういう時に出易くなるのかが、未だに全く分からない。

3.難病との闘い(1162)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(38)
 
(3)あかりという女(その5)
 一考の待ち合わせ場所の下見で分かったことなのだが、単に「パルコで待ち合わせ」と言っても、パルコの何処で待ち合わせるかは、事前にしっかりと確認しておかねばならないポイントだった。つまり、パルコの中にするか、外で待つかで、一考は思案するのだった。厄介だったのは、パルコの傍は駐車禁止ゾーンであるため、外で待つ場合は、車を停車させた状態で待機していなければならないことだった。
 しかし、会った後の二人の行動の利便性を考えると、直ぐに移動が可能と云う点で、外で停車させておくのが、ベターであり、あかりもそれに同意したことで、結果的には、その方法で待ち合わせることが纏まったのである。
 具体的には、先の瞳の場合に決めたと同じ方式で、一考の車の車種と番号の末尾を教えておいて、あかりに、その車を探してもらうことにしたのである。
 なお、前のサイトの「ドリーム」の場合と同様で、車の番号らしきものを書いての送信は、文字化けでうまく伝わらなかったので、伝えたい「3」を「英語で太陽」とか、「Mountain」の「日本語で音読み」といった伝達で、何とか伝えることが出来て、二人は大いに喜んでいたのである。
 しかし、このやり取りも、結果的に言えば、あかりがうまく芝居をして合わしていたと言うことになる訳で、ここでも、一考は完全にあかりの小細工にうまく載せられていたのである。
 そんなことはつゆ知らず、一考は、出会った後のことを考えて、行く先のホテルについても調べて、その場所の下見も済ませたのである。この前の堅田駅とはゾーンが違うことで、パルコからみて適切と思われるホテルの確認が必要だと考えたからである。そうして振り返ってみると、一考は、終始、馬鹿丸出しのピエロを演じていたことになる。
 しかし、この段階になっても、悲しいことに、一考には、多少の不安はあったが疑う気持ちはほとんどなく、むしろ、思い切って新しい出会い系のサイトに挑戦してみてよかったとさえ思っていたのであるから、なんとも馬鹿げた話である。
 そして、すべての準備が整い、いよいよ、明日出会うというところまで漕ぎ着けていた。ほっとしていた一考に、あかりから気になるメールが届いたのは、その前日の夜遅くになってからだった。(以下、明日に続く)

1196 静香が騒々しい

 亀井静香大臣が披露した郵政再見直しは、折角の「官から民へ」を逆流させようとするとんでもない提案であって、このままの内容での成立は、決して許してはいけない。

1.独り言コラム
 年度内に史上最高額の92兆円という大型予算が意外とすんなりと成立して、与党としては、めでたし、めでたしだったが、政治と金や普天間基地移設問題のような厄介な問題はこれからが正念場である。
 そこに、亀井大臣から、総理の了承を得たとして、郵政見直しの具体的な内容の披露があった。しかし、昨夕、鳩山総理は同意しておらず、調整前に発表したのは遺憾だとして、強い不快感を示した。また内閣からも仙谷由人大臣や枝野幸男大臣などが異論を呈していて、まさに内閣不一致の混乱が起きている。
 そんな時に、折悪しく、国の安全を守るトップの国家公安委員長に女の問題が発覚して、鳩山内閣は、まさに尻に火を点けられたようで、ごった返した迷走状態になって来ている。
 今の連立内閣を見ていて思うのは、小さな党の発言が、その党のサイズとは無関係に目立っていることだ。国民新党代表の亀井大臣、社民党代表の福島大臣の発言がインパクトがあるというよりも騒々しいのである。彼らは、本当に内閣の一員なのかとさえ疑問を覚えるくらいだ。
 なお、この郵政問題で一つ付け加えておきたいのは、その内容を披露する席に原口一博大臣が同席していたことだ。つまり、原口大臣はその内容に同意しているということになり、正論を吐く同氏には期待を裏切られた感じである。数少ない期待できる政治家の一人として支持していただけにがっかりである。
 申すまでもなく、筆者は亀井大臣は好きな政治家ではない。きちんとした将来を見通したビジョン、裏づけもなく、思い付き的な発想で強引に事を進めて行くタイプの政治家だ。これでは危なくて仕方がない。ただ、今国会で注目されている、永住権を持つ外国人への地方選挙権を与える法律には、強力に反対している点で、力強い一員として期待をしているので、筆者もちょっと複雑な心境であるのだ。
 さあ、プロ野球も今日からセ・リーグも開幕するし、大相撲はいよいよ最終盤、ゴルフの米国女子ツアーでは、史上初の開幕3連勝を目指す宮里藍のプレイも少し前に始まった。7番を終って全てパーで、まずまずの出足である。それぞれ、どんな戦いを見せてくれるのか、政治だけでなく、面白い戦いがてんこ盛りだ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時20分起床。体重、61.0Kg。少し寒い。雨は上がっている。
 昨日もそうだが、このところの雅子は、比較的安定している。痰も少なく、熱も午後には少し出るが、まずまずである。午後には実兄ご夫婦のお見舞いを受けた。さすがに、しっかりと目を開けてそれに応えていた。気分が良かったのだと思う。

3.難病との闘い(1161)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(37)
 
(3)あかりという女(その4)
 冷静に捉えれば、実に馬鹿げた話である。しかし、お人好しの一考は、そうした相手の問い掛けに乗って、いい加減な会話を楽しんでいるうちに、無駄なポイントの消費を重ねていたのである。今から思えば、彼女は、なかなかうまい誘導で、リズムよく仕掛けて来ていたのである。それに躍らせていた一考は、言ってみれば、相手のペースで大人げもなく踊らされていたのであって、まさにみっともないピエロもいいとこだったと言えよう。
 頃合を見計らったあかりさんからは、一考の心を見透かしたように、ここまで来た以上は、もう無駄なポイントを使わなくて済むようにと、アドレス交換をしようと申し入れて来たのである。アドレス交換とは、メールアドレスを交換することである。そうすれば、もうサイトを通さずに、二人で直接メールコミニケーションが可能になるという点で魅力を覚えたが、一考は、もう直ぐ会えるという手ごたえを感じていたことから、「会えば直ぐにアドレス交換なんて出来るじゃないか」と答えて、高額な費用を使っての交換を拒否したのだった。因みに、アドレス交換には、一件につき8000円相当のポイントを必要としていた。
 結果的には、一考が意思を通して、あかりの申し入れを拒否したものの、二人の間では、具体的な出会いの段取りの話は、思いの外スムーズに進んでいた。例えば、待ち合わせの場所を、浜大津にあるパルコにしようとあかりの方から具体的な提案をして来たのである。自分は、用事があってそこに行くことが多いからだという。一考は、渡りに船とすんなりとその提案を受け入れた。
 あかりから申し出のあったパルコは、湖岸に沿ったメインストリートにあって、その直ぐ近くには大津市内では唯一のデパートもあって、市内では数少ない繁華街の一角にあった。一考も、その存在はよく知っていたので申し分はなかった。しかし、その建物の駐車場には入ったことがなかったので、一度、確認しておくことが良かろうと、翌日には、その下見を実施したのである。この辺りは、本当に馬鹿真面目な一考の性格が現れていて、神様から見れば、苦笑も出来ずに顔を顰めておられただろうと思うと、まさに汗顔の至である。(以下、明日に続く)

1195 三十年

 三十年は日数に直すと、およそ一万日(ほぼ10950日)である。人生の一つの区切りとして捉える見方もある。

1.独り言コラム
 高浜虚子の作品に、「地球一万余回転 冬日にこにこ」という変形の句がある。「風雪に耐えて、ほっとした境地に辿り着いた人生」が感じられ、筆者の好きな一句である。今までに、何回か結婚式などの挨拶で使わせて頂いた。30年と云うのは、やはり人生でも一つの区切りと見ることができよう。
 筆者が現役の頃は、企業の寿命は三十年といわれていた。新しい仕事を開拓してゆかないと、一つのことだけに頼っていれば、企業は三十年ももたないという。技術革新が目覚しく、どんどんと新しい技術がそれまでのものに取って変わってゆくからである。
 例えば、ディスプレイ(表示装置)一つを取り上げてみても、そんな変革を如実に捉えることが出来る。筆者が大阪の責任者をしていた頃(1980年頃)、殆どが、ブラウン管の時代で、漸く、液晶が世に出始めた頃だったように思う。その液晶も、当時では、大型の画面は難しいとされていた。
 その頃、筆者は自分達が扱っているシリコーンという素材の新用途を探すために、ディスプレイの将来を調査したことがあったが、その時点で既に、液晶はもちろんのこと、プラズマ、LED, 有機ELといった技術が検討されていることを知った。
 それから30年後の今日、液晶とプラズマは、いまやブラウン管を市場から追い出して市場を席巻している。難しいと言われていた液晶の大型化も堂々とプラズマと市場を二分している。また、LEDも、ここに来て、ディスプレイもさることながら照明の市場で、大きな脚光を浴びている。先日、東芝が白熱電球の生産を中止したという事実に、技術革新の凄さを思うのである。更に、有機ELも曲げられるディスプレイとして、ちらほら商品化が進んでいるようだ。
 こうして見ると、一つの技術が芽生えて、それが商品化されるにも、やはり三十年ぐらいの時間が必要だったと言うことになる。そうなると、あの夢のiP細胞の医学界での実用化も30年後に花を咲かすことになろう。しかし、それでは我が妻の治療には間に合わない。夢の早まり、加速化に期待しようと思う。
 一昨日、甲子園で智辯和歌山の高嶋仁監督が歴代一位の59勝目を記録したというが、同氏の監督暦は37年で、最初の1勝から数えても、34年目だ。スポーツ界でのいろんな大記録も、そんな時間単位で達成される記録は多い。
 政界はとうかと見てみると、自民党は1955年に保守合同で結成された訳で、今や半世紀以上を経過している。ガタが来てしまって使い物にならなくなっているのは止むを得ないことかもしれない。やはり、新たな党として生まれ変わらねば、政権に復帰することは難しいのではなかろうか。
 その一方で、国民の大きな期待を受けて誕生した民主党政権だが、誕生後僅か半年で既にガタが来ている。その最大の原因は、もう30年以上も「壊しや」で名を馳した豪腕、小沢一郎氏がハンドルを握っていて、賞味期限切れになっているからであろう。しかし、そのネックが外れたとすると、今度は、民主党の寄せ集めの難しさが露呈される可能性がある。こうなると、やはり、ここでは、がらがらポンの政界再編成が必要ではなかろうかと思う
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時40分起床。体重、61.1Kg。外は冷たくしっかりした雨(4時現在)
 昨日の雅子も前日並みで症状は安定していたが、問い掛けなどへの反応が少ないのが寂しく、何となく不安で気がかりだった。

3.難病との闘い(1160)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(36)
 
(3)あかりという女(その3)
 メールを通じてはっきりしてきたことは、この女性のあかりは、その早い段階から、「肉体的な関係も大丈夫ですよ」といったニュアンスを伝えてくれていたことだった。それだけに、一考からも、自分の年齢のこともあって、重ねて「こんな年寄りでいいのかい」と確認したのに対し、「年齢には拘らない」という返事を返してくれていた。
 そして、会話の内容も、先の瞳の場合に比べて、その種の男女の絡みに関する内容が多く、次第に大胆なやり取りが展開されて行ったのである。そんなことで、一考は、ミイラ取りがミイラになるといった危険性を覚えながら、おっかなびっくりの交信を続けていた。この段階では、騙されると言った心配はそれほど感じていなかった。
 一般論として、この種の下ネタ的な会話は、一線を踏み越えた形で、相手を引き込む手段としての効果が大きいことから、双方の間では、とても勇ましい会話の展開になっていた。それだけに、その辺りのプロと言える「あかり」のテクニックにうまく躍らされていたと言えるかもしれない。
 ここに書くのも気恥ずかしいぐらいの際どい内容だが、記憶に残っているそれらの一部を紹介しておこう。いずれも、あかりからのメール内容である。
 「それじゃ、最初の出会いには、3時間ぐらい見ておけばいいのですね」
 「ゴムの方は用意頂けるのでしょうね」
 「行く先のホテルは決まっているのですか」
 「私には、特にどんなことをして欲しいのか、ご希望があれば、遠慮なくどうぞ」
 「会った際には、一度だけではなく、2度、できれば3度ぐらいは楽しみたいと思っていますが、…。」
 正直言って、この話にはびっくりだった。女性の方からそんなことを要求されるというのは、今までになかったことであり、こんな年になってはとんでもない申し入れだった。それでも、適当に言葉を合わせて返答を楽しんでいたら、更に踏み込んできたのである。
 「一日で、楽しまれた回数の最高記録は、どのくらいだったのでしょうか」
 思わず、若い頃のことを思い出した一考は、調子に乗って、それにも遊び半分で適当に答えていた。
 「出来たら、それを更新できればいいですね」
 彼女の返答もさすがで、こちらをその気にさせながら、その内容はどんどんとエスカレートさせて行くのだった。(以下、明日に続く)

1194 取り繕う

 これはまずかったということに対する速やかで、適切な対応はや決断は大事だ。しかし、中には、見え見えのうわべだけの手繕いもあって、それでは自らを土俵際に追い込むだけで、見ていて見苦しい。

1.独り言コラム
 日経新聞が昨日から電子版の配信を始めた。しかし、まだその使い勝手が良く把握できていなくて、今のところ、そのメリットを満喫するには至っていない。少なくとも、一つのメリットは、何処にいても、いわゆる最終版、いや、最新版の記事を見ることが出来る点だろう。
 いずれにしても、新聞の歴史から見れば、画期的な出来事なのかもしれない。恐らく、近い将来、他の新聞社もこのスタイルをたたき台にして、更なる新たな繕いを加えて、追随するのだろう。読者としては、今後、使いこなすことで、じっくりと、そのよさを見つけてゆきたい。
 さて、世の中の動きを見ると、いろいろときしみが出て来ていて、急遽、撤退、手直し、繕いなどの変更などが行なわれている。
 政治の世界では、生方幸夫副幹事長の解任撤回という朝令暮改が行なわれた。世論の反応を見ての繕いだ。生方氏は、断る理由がないとして了承したのだが、、あそこまで言ったのなら。堂々と突っ張って戻らないといえば、もっと男を挙げたと思うのだが。恐らく、飼い殺しにされてしまうのではとの懸念がある。
 普天間基地の移設問題は、いよいよ大詰めだ。昨夜、関係閣僚5人での詰めの会議が行われたようだが、果たして、沖縄県民と米国の納得する案は纏まるのだろうか。じりじりと追い詰められてゆく鳩山総理を見ていると、もう取り繕う余地はないように見える。果たして、どんな選択があるのだろうか。
 北教組による違法献金事件で、自らの陣営幹部らが起訴された小林千代美衆議院議員が離党も辞任もせず続投するという。この選択は、世論を逆撫ですることは必至で、鳩山政権は、更に苦境に追い込まれることになろう。恐らく、近いうちに何らかの手繕いが必要となろう。
 平成22年度の一般会計、総額92兆円の予算が今日成立するようだ。それには、野党の自民党も出席して採決されるようである。相手のミスがあっても支持率が上がらない自民党としては、これといった妙手がないだけに、形作りに協力して、手繕いをしようというのだ。今の自民党には迫力と智恵がない。
 グーグルが中国から撤退を決断した。情報公開というものに対しての中国政府の検閲行為は、もはや許せないというグーグルの決断は男らしい。ここでは、余計な繕いは不必要だ。一党独裁の中国が何処まで情報の切断で頑張れるのか興味深い。
 春のセンバツで、島根の開星高校の野々村監督が敗戦の辯で「21世紀枠のチームに負けたのは、末代までの恥」と発言したことで話題になっているが、口は災いのもとの代表的な事例になりそうだ。スポーツ紙ではカリスマ監督とも言われている厳しい監督のようで、昨日は、その対応、取り繕いで大変だったようだ。人間、心の中で思っていても、口に出したらいかんことは多い。 

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時15分起床。体重、61.2Kg。4時半現在は雨が上がっている。
 昨日の雅子も前日並みで熱や痰などの様子はまずまずだったが、相変わらず、その反応が乏しいのが気掛かりである。

3.難病との闘い(1159)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(35)
 
(3)あかりという女(その2)
 結果的に言えば、冷めたはずだった一考の出会い系への関心が、潜在的にまだ生きていて、それが、一考の無意識なクリック行為に繋がっていたのだろう。いずれにしても、一考は、一旦は放棄した好奇心を再び目覚めさせ、新しいサイトで、新たな獲物を求めて深みに入り込んで行くことになったのである。
 そして、ここでも、前のサイトの場合と同じように、そのサイトのメール受けに配信されていた幾つかのメール中から、その一つを選んでオープンしていたのである。しかし、今度こそは騙されないぞ、と自分に言い聞かせながらの対応だった。
 ここでお断りをしておかねばならないのは、今回のケースについては、そのメールのやり取りのコピーの確保が出来ていない。従って、自体の推移については、止むを得ず、一考の記憶に頼るしかないのだが、なるべく、事実に忠実にその展開を紹介して行こうと思う。
 それでは、順を追って話を進めて行こう。メールボックスに幾つか配信されていたメールから、その名前の「あかり」と云うのが気に入ったという一考の単純な理由で、彼女からのメールを開けたのが、一考の新しい戦いの始まりだった。
 「34歳の独身女性で、仕事は公務員で、結婚相手よりも、先ずは恋人が欲しい。精神的にも身体的にも充足させてくれる新しい大人の出会いを求めています」とそのプロフィルには記載されていた。
 小さな顔写真が添えられていて、見た目は愛称の通り、明るく、優しい雰囲気を持った女性で、その辺りは一考の好みにぴったりだったが、自らも書いていたが、少しぽっちゃりしたタイプで、スリムなタイプ好みの一考には、その点では、必ずしもマッチいていた訳ではなかった。名前と全体的なイメージで、それなりに惹きつけられたのだと思う。
 言うまでもないことだが、こんなサイトに登録しているからには、真面目に結婚を考えているとは考えられず、所詮、アバンチュールを求めていると捉えていた。それにしても、こんな60代の後半の男でいいのかなあということで、一考は、不安を持っていた。なお、このサイトへの自己紹介には、年齢は、ほぼ正直に、67歳と書いておいたのである。(以下、明日に続く)

1193 小沢一郎研究

 新潮45の別冊として「小沢一郎」研究という雑誌が刊行されている。なかなか読み応えがある。アンチ小沢ファンには堪らない。

1.独り言コラム
 編集長は櫻井よしこさんである。この方は、1980年から16年間に渡って、日本テレビの夜のニュースを担当していた。筆者と4歳しか違わないが、見た目はなかなか若く見える。
 ニュースを担当していた頃の同氏は、随分とゆっくりとした口調で話す人だと言う印象が強かった。本人の意向は、分かり易く伝えるという使命に徹していたようで、聞く相手へのこまかな配慮をしてたという
 その後、いろんな討論番組に出て来られて、それまでのイメージを一新、なかなかしっかりした意見を主張、その説得力のある論客になっておられたのには驚いた。随分と勉強をしておられることが窺われたし、筆者もおおむね彼女のファンとなった。
 ここで、「おおむね」と書いたのは、一つだけ、彼女に対して許せないことがあったからである。それは、政府の住基ネット導入政策に対し、安全が確保されないという立場から、これに強く反対をしていたことだ。その結果、一部の自治体で、今でも導入が実施されていない。そのことに対しては、筆者は今でも遺憾と思っている。それと云うのも、当時の筆者は、会社での最後の仕事として、コンピューターの新しいシステム導入に関わっていて、その技術の凄さを理解していただけに、余計に同氏のその対応には不満を抱いていたからだろう。
 しかし、最近になって、税制上などから、政府は、新しい国民背番号制的なシステムの導入を検討していて、そのメインソフトに住基ネットを利用しようと考えているようだ。筆者としては、快哉を叫びたく、溜飲が下がる思いである。櫻井よしこさんのご意見を伺いたい。
 話は、随分とずれてしまったが、この「小沢一郎研究」は本当に面白い。ビートたけしがぼろくそに批判しているし、担がれた海部俊樹元総理の怒りも納得だ。また、英雄色を好むの格言通り、結構な女性関係も披露されている。ある意味では、小沢一郎氏は、ほとんど丸裸にされているのである。小沢一郎氏の立場を擁護した内容は、渡辺善美氏の内容の一部と先日亡くなった越山会の女王の佐藤昭子さんぐらい(全部読み切っていないので、筆者が読んだ範囲では)である。
 櫻井さんは、編集後記で「私達は、日本の未来のために、政治家、小沢氏の本質を見極めることをおざなりにしてはいけない」と記している。それは、その通りでであって異論はない。しかし、公人とはいえ、ここまで裸にされると、なかなか辛いものがあろうと、アンチ小沢ファンの筆者でさえ思うのである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、61.0Kg。外は小雨がぱらついている。寒さは普通(5時現在)
 昨日の雅子は、症状は痰も少なく、平熱で大人しかったが、反応が乏しく、先行きに何となく不安を覚えていた。

3.難病との闘い(1158)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(34)
 
(3)あかりという女(その1)
 間もなく分かったことなのだが、この種の闇サイトは、裏で多くの同種のサイトとしっかりと闇の繋がりを持っていたのである。
 確か、一考が先のサイトに解約手続きを行なった翌日だったと思う。この辺りの一考の記憶は曖昧だ。気が付くと、通常のメールの受信サイトに、見慣れぬそれらしき幾つかのサイトから同種の怪しげなメールが送信されて来ていた。そのままデリートすれば、この話は、それで終わっていたのだが、意志薄弱の一考は、その辺りの事情を改めて調べてみたいという気持ちもあって、それらの中から一つを選んでオープンしたのである。
 そこで分かったのは、明らかに、最初の入会手続きをしたサイトのドリーム(仮称)と、同じデータベースが使われていたことだった。要するに、この世界は、一つのデータベースを共用し、融通しあっていたのだ。まさに、同じ穴のムジナたちなのだ。そうなると、一考には、持ち前の好奇心が立ち上がるのだった。
 そして、前日にこういう世界から別れを告げたはずの決意が、怪しく変化し、一考に新たな挑戦を思い立たせることになった。そこには、撤退を決意したものの、あの詐欺まがいの世界が他にもあるとすれば許せないというもので、今一度、突っ込んで研究をしてみることも大事ではないかとの正義を大儀とした考え方である。しかし、それは表向きの理由で、本心には、若しかしたら、別のサイトならば、本当に出会える世界もあるのかもしれないと思う男のスケベ心が舞いも戻っていたのだろう。
 人間の心って、ほんとうにガラス細工のような純粋な壊れやすいもので、ちょっとしたことでころころと変わることがある。特に、下心が絡むと極端に脆いのだ。
 そんなことで、配信されて来ていた聞きなれない幾つかのサイト名からのメールを一つ選んでオープンした。そのサイト名はパシフィック(仮称)と名乗っていた。そして、気がつくと、そのサイトに、「独りよがり」という愛称で登録していたのである。
 こうして、一考は、心からの反省の機会もそこそこに、もう一度、この怪しげな世界に挑戦をすることになった。若しかしたら、また別の世界があるのかもしれないとという淡い期待が誘惑していたことは間違いない。
言い訳になるのだが、既述のように、この辺りの手続きなどの経緯に関しては、正直なところ、一考の頭の中には詳細な記憶が曖昧なのだ。言ってみれば、無意識のうちにそんな獣道にまたも入ってしまっていたようで、その結果、これからのメールの対象となる「あかり」という女性に行き当たることになった。
 かくして、懲りない男の懲りない馬鹿げた戦いが、またしても、繰り広げられることになったのである。(以下、明日に続く)

1192 地道な積み重ね

 「塵も積もれば山となる」とはよく言ったもので、偉大な記録も、そんな地道な努力の積み重ねで誕生することが多い。

1.独り言コラム
 将棋界では、大山康晴十五世永世名人の記録が未だに歴然と輝いているものが幾つかある。その一つに、NHK杯将棋トーナメントで8回優勝というのがあったが、昨日放映された今年度の第59回目の決勝戦で、羽生名人が若手の糸谷哲郎五段を破って、遂に8回目の優勝を果たし、その大山十五世永世名人の記録に並んだ。まだ39歳の羽生名人だけに、新記録樹立は時間の問題だろう。
 しかし、大山さんの記録には、この他に、名人位保持が18期、生涯勝数が1433勝というとてつもない大記録が残っていて、羽生名人が、これらの記録に何時追いつくかがファンの興味の一つである。因みに、現時点で、羽生名人は名人位は6期、勝数は1090で、いずれも、まだ12年以上を要する大変なターゲットである。ローマは一日にしてならずであって、地道な一つ一つの勝ち星の積み重ねが大事である。
 地道な積み重ねという意味では、大相撲の大関の魁皇関は、幕内通算勝ち星が、昨日現在、角界の記録である820に到達していて、毎日が記録更新の機会である。果たして、何処まで達成が可能なのか、ファンにはしみじみとした楽しみがある。
 スポーツ界にはその種の記録は多い。イチローの生涯安打数(3308本、継続中)、金本選手の連続フルイニング出場試合数(1474試合継続中)など大変な積み重ねの記録が継続中である。本人も大変だが、金本選手の記録になると監督もその気遣いで大変である。さあ、何処まで到達するのだろうか。まさに、積み重ねの戦いにスリルがある。
 間寛平さんのアースマラソンも大変な積み重ねの記録である。昨日現在までの全移動距離が31580Km、その内で陸上を走った距離が、およそ12360Km,それに要した時間が、およそ2100時間という大変な記録である。完走を願っている。
 政治の世界でも、同じように積み重ねが大事な対象もある。今、話題に普天間基地の移転先についても、自民党が十数年かけて説得を積み重ね、やっとのことで、辺野古沖について、地元民にも仕方ないということで了解を取っていた。それなのに、鳩山総理が、いいかっこして、かき混ぜてごじゃごじゃにして、自らが苦しんでいる。こんな話は、何処にもって行こうと、受け入れ先がすんなりとOKというわけがない。寝た子を起したような総理の対応を見ていて、馬鹿だなあと思わざるを得ない。
 政治家の人生にも、いろんな経験、頑張りの地道な積み重ねのドラマがある。今朝の報道で、公明党の元代表だった神崎武法氏が引退を決意したという。代表時代に同氏が多用し、積み重ねた「いかんざき」のセリフは、意外に印象深く記憶に残っている。ご苦労様と申し上げておこう。
 このブログも積み重ねの結果、毎日更新で1200日近く続いている。今では、筆者の毎日の小さな生きがいではあるが、どこまで続けられるのか、正直言って自信がなくなって来ている。とにかく、行ける所まで、頑張って積み重ねていきたい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時45分起床。体重、60.9Kg。穏やかな朝。
 昨日の雅子の見た目の症状は、終日穏やかな一日だったが、しかし、久し振りに下痢が2度もあって、少し気掛かりだったが、暫く、様子を見ることにした。

3.難病との闘い(1157)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(33)
 
 (2) 瞳という女(その28)
 そのサイトのサポートに対しても、一考は、「瞳という女性は、あなた方のグルなのでしょう」と言及し「こんな悪質なことは、週刊誌で暴露してもらおう」と、瞳に書いたと同じ脅し文句を書き込んで送信した。しかし、サイトのサポートからは、「お客様同士の話には関わっていないので、コメントできない」とのマニュアル通りの杓子定規な返事が戻って来るだけだった。現に、会員のメール内容をチェックして管理しているにも拘らず、木で鼻をくくったような返答には取り付く島もなかった。
 こうして、一考の出会い系での初めての体験は終った。ほっとする一方で、巷間噂されている闇の世界について、馬鹿馬鹿しいことではあるが、いろんなことを学んだ。中でも、出会い系でも出会えない出会い系があるという事実を身を持って知ったのは大きな収穫だった。
 一考の気持ちは複雑だった。がっかりした、或いは騙されたという虚しさと怒りがなかったと言えば、嘘になるが、やっぱり、そんなものだったんだという妙に納得する気持ちも強くあって、負け惜しみではなく、直ぐにいつもの一考に戻ることが出来た。
 やはり、こんな馬鹿なことには深入りすべきではないという、正常な判断が甦って来ていたし、結果的にも、暗黙の了解があると言っても、雅子を裏切ることもなく終ったことにほっとしていたのだった。
 一考は、直ちに脱会の手続きを行なった。サイトには、まだかなりのポイントが残っていたが、惜しいと言う気持ちは微塵もなかった。こんな世界は、自分が立ち入るべきではないという悟りの気持ちと同時に、ルビコン川を戻って来られたという安堵感もあって、ちょっとした幸せ感を取り戻していた。   
 しかし、事はそんな簡単には終っていなかった。言ってみれば、この種の世界は、一考のような純情な男を簡単に手放すことはしなかった。そこには、二重にも、三重にも悪意に満ちた仕掛けが待っていたのである。(以下、明日に続く)

1191 意外な展開

 筋書き通りではなく、思ってもいなかった意外な展開が、ドラマを盛り上げてくれることになるのだが、…。

1.独り言コラム
 カタールのドーハで行なわれたワシントン条約締約国会議で、心配されていた大西洋、地中海のクロマグロの国際取引を全面禁止するモナコの提案は、委員会で予想外の多くの反対で否決された。日本人には苦手とされていたロビー活動が珍しく成功し、日本人にとっては、ほっとする朗報となった。下馬評からみれば、まさに意外な展開だった。
 この採決に至る裏面での動きについての解説を聞くと、世界の国々の思惑が絡みあって、反対への自然な流れが起きたようで、その採決の緊急動議の出し方と言い、なかなか面白い駆け引きがあったようだ。世界のクロマグロの8割を消費し、鮨文化を誇る日本人にとっては、取り敢えずは、愁眉を開いた感じである。
 民主党の生方幸夫副幹事長の更迭も意外な展開の一つであろう。小沢幹事長を批判しただけで解任された訳で、さすがにやり過ぎだという反発が党内で起きている。この意外な展開が連鎖反応的に新たな意外な展開を起こすことも有り得る訳で、今後の動きが注目である。
 ただ、この問題に関しては、副幹事長という立場であれば、先ずは党内で発言するのが筋であって、中で言わずに、最初から外にぶちまけたとすれば、手順が違うとの指摘はまぬがれない。
 ゴルフの石川兄妹の今週の2日間は、さすがにあっと驚くスコアーであって、意外な展開の最たるものだった。妹、葉子の最下位はともかく、兄の遼の大叩きは目も開いてられない大崩だった。これでは、2週間後のマスターズでの石川選手の戦いが心配だ。気分を切り替えて、それこそ、いい意味での意外な展開を期待したい。
 プロ野球パ・リーグが昨日開幕した。意外な展開は、日本ハムのエースのダルビッシュと楽天の岩隈久志が、頑張ったが勝てなかったことだ。
しかし、一方で、岡田新監督が辛勝したオリックス、更には、試合には負けたものの、日本ハムの3年目の期待の中田翔選手が開幕戦の先発メンバーに選ばれ、ヒットを放って2打点を叩き出したことは、意外な展開ではなく、期待に応えた好スタートだった。
 一方、大相撲春場所は一人横綱ということで、白鵬に注目が集まっているが、今のところは期待通りで、そういう意味では意外な展開にはなっていない。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 3時40分起床。体重、60.8Kg。雨は降っていない。寒さは感じない。(5時現在)
 昨日の雅子は、ほぼ前日並みで、まずまずの様子だったが、こちらからの呼びかけには、反応は今一つだった。久し振りに長男の太郎が見舞ってくれた。雅子も懸命に、薄目を開けてこれに応えてくれていた。

3.難病との闘い(1156)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(32)
 
 (2) 瞳という女(その27)
 「泳げない魚さん。17時50分から30分間待ちました。私が実在する人物であるかの前に私がこのサイトの社員だと言う証拠はあるのですか? それを提出してから物を言ってもらえません? 私は写真も送って居ますし、本名も伝えてあります。最寄の駅も伝えましたよね。それなのに貴方は一切の情報も私に伝えていません。本名、写真、最寄り駅。私の情報に見合った貴方の情報を送ってくれませんか? それが社会の常識って言うものですよ。自分の情報を一切伝えず職場まで聞き出して。職場に嫌がらせの電話するつもりですよね?そんなの解りきってます。自分の想像だけで物を言うのは辞めてください。」
 この内容を見る限り、彼女が、何かの勘違いか、誰か他の人とのやり取りと間違えているのはないかと思うくらいのぼけた内容だった。
一考としては、割り切れない内容もあって、その確認をも含めて次のようなメールを送った。結果的には、これが、彼女と交わした最後のメールとなったのである。
 「何故、約束の時間である18時30分を外されたのですか。あなたの言う時間には、私は既に駅にいて待機していましたよ。それに、どうして、約束の6時半まで待たなかったのですか。嘘を言っても駄目ですよ。私の待機中には、そのような女性は現れませんでした。あなたは、明らかに嘘を言っている。それに、私はあなたの職場とか、本名なんて何も聞いてはいませんよ。あなたがXX病院ですかと云うのに対し、妻はBOHと言ったまでです。また、私が妻を裏切って遊ぼうとしているとのご指摘ですが、それは全く当たっていません。妻との間では、妻がどうしようもない病気ですから、たまの遊びならOKという了解は出来ていて、問題はないのですよ。それに、私の情報については、ブログをやっていて、そのタイトルまでお話したでしょう。あなたは、それを見ようともしなかったですね。それに、私が、あなたの職場に嫌がらせをする? 勝手な妄想でしょう。私には、そんな趣味はありませんし、あなたが職場勤めをしているとは思えない。実在していない人物じゃありませんか?」
 このメールに対しては、意外にも、瞳からの返答はなかった。これ以上の彼女とのやり取りは、余計な無駄遣いと考えた一考は、彼女へのメール送信は中止した。そして、念のため、そのサイトのサポートに、今回の顛末について、直接苦情を申し入れたのである。サイトのサポートという部署は、表向きは、会員管理を引き受けている部署で、ポイント購入など会員へのサービスの窓口でもある。(以下、明日に続く)

1190 一万もあるの?

 今朝は先ずはお詫びから始める。二日前のこの欄(1188ご参照)で、久保王将が誕生したことで、羽生名人は棋聖との2冠になったと紹介したが、筆者の大錯覚で、王座も18連覇して保持しており、王将を失冠しても3冠である。毎日新聞が大誤報と大見得を切ったが、筆者の錯覚の大失態だった。
 かつて升田名人が手拍子で指した悪手に「錯覚いけない。よく見るよろし」の名セリフが頭に浮んだ。
 ところで、期待されたゴルフの石川遼、葉子兄妹の昨日からのツアーだったが、二人とも、錯覚だと思いたいほどの悪スコアーだった。まあ、筋書き通りいかないドラマもある。
 なお、今朝のキーワードは、数字の「一万」を取り上げたが、それには「錯覚」はないはずだが、…。


1.独り言コラム
 先日、悲惨な死者を出したグループホームの火事で、今まであまり耳にしなかった言葉である「グループホーム」という存在を知った。病気や障害などで生活に困難を抱えた人達が、専門スタッフ等の援助を受けながら、小人数、一般の住宅で生活する社会的介護の形態のことである。
 その後の報道によると、日本には、このグループホームの施設が一万以上もあるというのだ。厚労省、国交省、総務省消防庁の3省庁は、直ちに実態調査を行なうと決めた。
 とにかく、健康でないお年寄りを収容しているだけに、万全の配慮が必要だと表向きには言うのだが、介護分野が、商売になるのではといった感覚で参入される企業が多いだけに、その辺りが手薄になっていることが多いようだ。改めて、政治がその辺りに適切な手を打ってくれることを期待したい。とにかく、一万施設と聞いて、そんなにあるのかと思った。
 元NHKにいた池上彰さんが解説してくれるテレビ朝日の「そうだったか、学べるニュース」を見ていたら、最近のハイチやチリでの地震の話から、活断層の話題となったのだが、同氏の話では、その活断層の数が、日本全体で分かっているだけで、一万ぐらいあるというのだ。筆者の住んでいる琵琶湖西岸にもしっかりと走っていて、危険地帯なのである。
 ここでも、一万と聞くと、日本列島は、まさに活断層の上に浮んでいるようで不安極まりなうが、さりとて、そこから逃げ出す7分けにもいかないことから、所詮、運を天に任して、生きていくしか仕方がない。
 さて、その発言力で、今や鳩山内閣の中での存在感を増している亀井大臣だが、同氏が新内閣が誕生直後に言い出して法律化された中小企業対策に対する金融政策で、返済期限の延長や、金利減免の申請に応じた件数が、12月にその法律が施行後の2ヶ月間で一万件を越したという。(正確には11558件)。日本には中小企業と呼ばれる企業数は50万件といわれているから、その比率でみると大した数字ではなさそうだ。
 今年から気象庁でのさくらの予報が取り止めになったようだ。民間がそれを行なうようで、地方の小さな地区を数えると、その予報対象箇所はやはり、一万箇所ぐらいだという。ここでも、そんなにあるのかという感じと、その程度なのかといった気持ちが交錯する数字である。
 さくらといえば、3年前に、筆者のお墓がある三井寺で、さくらの木をそれまでの1千本から一万本に増やそうという植樹計画が進められ、一般の皆様からの資金協力をお願いしていた。筆者らも少額だったが寄付を行なった。その際、さくらの木を一本が増やす費用が10万円だった。
 さあ、今頃、何本まで辿り着いているのかと先日、三井寺に聞いてみたところ、まだ200本程度だという。このペースでは、1万本はなかなか大変な数で、その達成は覚束ない。もっと、もっと繰り返してPRして、皆さんからのご協力をお願いする必要がありそうだ。読者の中で協力いただける方がおられたら是非、三井寺に申し込んで頂きたい。
 いろんな一万がある。たかが一万もあれば、されど一万もある。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時40分起床。体重、60.6Kg。気温も穏やかで、雨は降っていない。(5時現在)
 昨日の雅子はかなり安定していて、目を明けて見てくれる時間が結構あった。痰もそれほどなく気分がよかったのだろう。

3.難病との闘い(1155)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(31)
 
 (2) 瞳という女(その26)
 今までもそうだが、瞳から受信したメール内容は全て原文のままの紹介である。但し、次に紹介するメールでは、明らかに間違った漢字の使用と思われる箇所は、一考が( )をつけた。
 「泳げない魚さん。よくメール読んでくれましたか? ポイントがなくて連絡できなかったと言っているんです。私だって無料でメールしているわけではないですよ。同じようにお金を払って利用していますから。泳げない魚さんが入金したお金が私に入るわけではないのですよ。そんなの常識で考えればわかる事ですよね? 泳げない魚さんを騙してなんの(特)になるんですか? 納得いかないのなら調査でも提訴でもしてください。私は逃げも隠れもしませんから。ただ大事になって困るのは、泳げない魚さんの方じゃありませんか?私は一人身で男性と出会いたいというのは当然の事だと思います。でも泳げない魚さんは違いますよね? 奥さんもいらっしゃって秘密厳守のお付き合いが希望ですよね? ましてや病気の奥さんがいらっしゃってそれをほおって別の女性と出会おうとしていたわけですからね。人間性を疑われる事は間違いないでしょう。私は泳げない魚さんから一円でも騙し取った覚えはないですから、それを詐欺と言われるのは(侵害)です。」
 なかなか面白いやり取りになってきたと一考は思っていた。サイトが絡んだ騙しであるという一考の確信がますます強くなっった。特に「私だって無料でメールしているわけではないですよ。同じようにお金を払って利用していますから」とか「別の女性に出会おうとして…」のくだりは、明らかに、自分はそうではないとの事実を吐露しているのと同然と解釈できる。。自信を持った一考は、そこで、更に畳み掛けたのです。
 「あなたは堅田駅に出向いたというが、何時から何時まで堅田駅におられたのですか。 私は、5時45分頃から6時45分頃までずっと駅にいたのですよ。 私の車を探そうとしている女性は誰一人近づいて来られなかったですよ。 あんな限られたロータリーのスペースですから、見逃したりはしていません。初めから騙すつもりだったのでしょう。本当にポイントがなかったのなら、どうして、直ぐに買わなかったのですか。どういう方法でポイントを購入去れているのかは、承知していませんが。三日間も待たせるのは、あまりにも不自然はないでしょうか?」と追及のメールを送ったのである。すると、次のような返事が返ってきました。(以下、明日に続く)

1189 略称3Kの中身

 かつては、嫌われる職業の代表として、建築の仕事が「危険」、「汚い」、「きつい」ということで、それぞれのイニシアルをとって、3Kと呼ばれていた。この3Kも、最近ではいろいろと幅広く使われている。

1.独り言コラム
 野球では、Kは三振を表す。その意味には諸説あってはっきりしていない。筆者は、StruckOutのKから来ていると思う。それはさて置き、かつて大リーグで野茂投手が三振を沢山奪っていた時があった。スタンドで、その度にKのカードが増えて行くシーンを何度も見た。その場合は3Kどころではなく、二桁のKがざらだった。最近では、そんな凄い投手がいなくなったようだ。
 ところで、このほど、生命保険会社が行なった調査で、女性が結婚相手に求める決め手の中身が、以前と随分と様変わりしているというニュースが伝えられた。
 かつては、「高収入、高学歴、高身長」という「3高」だったのが、今回の調査では「価値観が合う、金銭感覚が一致する、雇用形態が安定している」の「3K」であるというのだ。
 この「3高」と「3K」の二つを比較すると、明らかに違うのが、外見的な要因だった「高身長」が、現代の女性の求める条件から消えた点である。言ってみれば、もう、そんな容姿なんかに拘っている場合ではないということかもしれない。
 ただし、それ以外は、表現は変わっているが、中身は一緒だ。つまり、高学歴と高収入は、表現を変えてはいるが、価値観や金銭感覚が合うという形で表現されていて、本質的には変わっていない。
 つまり、大きく変わったのは、高身長といった形を放棄して、現代の女性は、中身の実質を求めていると解釈できるのだ、背の低い筆者の立場からは、今の時代の女性の求める条件に近いわけで、少し、早く生まれすぎたことを残念に思うのである。
 さて、先日見ていた朝のワイドショーで、鳩山内閣を悩ます課題ということで、「基地」、「金」、「経済」を新しい3Kとして紹介していた。ウイットに富んでいて、分かり易く、言い得て実に妙である。
 そこで、筆者もその3Kに挑戦し、今朝の新聞から3Kに該当するニュースを挙げてみることにした。幸い、迷うことなく「くろまぐろ」「公示価格」「解任、更迭」の三つをすんなりと選んだ。
 カタールで行なわれていた国際会議で、日本が懸念していた「くろまぐろ」の禁輸が大差で否決された。さし当たっては朗報だ。しかし、今後の資源確保と云う面でのきちんとした対応は重要だ。
 国土交通省が昨日発表した公示価格が2年連続で下落している。デフレ懸念が増大し、経済の不安定さが続くことになろう。
 小沢幹事長に、はむかったということで、民主党の生方幸夫副幹事長が解任、更迭された。今や、民主党は豪腕の独裁が堂々とまかり通っている。民意を無視した許せない対応で、恐らく内閣支持率に反映されることは必至だ。
 いずれにしても、3Kという表現は分かりやすくて便利な表現法だ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 5時半起床。体重、60.8Kg。雨は上がっていて、寒さも穏やか。
 昨日の雅子は、終日、まずまずの様子だった。どうやら、血圧が低いと、こちらからの呼びかけへの反応が鈍いという相関が分かって来た。理由が分かると、納得できるし、安心も出来る。

3.難病との闘い(1154)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(30)
 
 (2) 瞳という女(その25)
 しかし、こうして、彼女(?)から、こんな怒りを込めたセリフを引き出せたことで、この種の悪くどいサイトに風穴を開けようとする一考の思惑は、少しではあったが、通じ始めたのではと考えるようになっていた。同時に、その苦情の内容が幼稚であったにせよ、詐欺なんてとんでもないと反論する辺りは、「敵もなかなかやるじゃないか」といった思いが、一考をまたけしかけることになったのである。
 この段階になって、一考は、これは明らかに、瞳はサイトとグルになって、悪どくやっている詐欺行為だと確信するようになっていた。要するに、メール代を重ねさせることでその売り上げを稼ぐという単純な商売なのだ。
 その辺りの実態やカラクリを暴く意味でも、もっと細かい情報の入手は必要であり、そのために、この瞳に対して、もう暫くメールを続けてみて、その応接振りを見る意味はあると考えるのだった。
 そこで、一考は更に踏み込んだメールを発信したのである。
 「とにかく、あなたとのメールのやり取りに使った費用は馬鹿にならない。つまり、あなたは、私にその費用を払わせた訳で、私にしてみれば、その費用を騙し取られたいうことになる。これは、まさしく詐欺と言えるものではありませんか。私が直接あなたにお金を取られたというのでなくても、サイトが詐欺をしたということなる訳だし、若し、サイトから、あなたにリターンがあれば、紛れもいなく、あなたも詐欺を犯したことになるでしょう」
 そして、前回に書いた脅しの文言を、次のように、さらに誇張して付け加えたのである。
 「某週刊誌に勤務している私の知り合いの記者は、凄腕の優秀な記者です。この話の展開次第では、なかなか面白いドギュメント言うことで、彼は必ず取り上げてくれるのではと考えています」
 さすがに、これは少し遣りすぎたかなと思ったが、とりあえず、相手にインパクトを与える意味で、このメールを送信して相手の出方を窺ったのである。それに対し、瞳は、それまで以上に憤慨した様子で返信してきた。(以下、明日に続く)

1188 滋賀県の話題(23)

 政界では、鳩山邦夫の一人芝居、社会面では、福岡での女性殺害の猟奇事件、将棋界では、久保利明新王将誕生、芸能界では、「岸壁の母」の二葉百合子の引退など、興味深いニュースは多い。しかし、今日はローカルな滋賀県の話題を取り上げる。
 なお、今朝の毎日新聞(13版)では一面に久保新王将誕生の記事を取り上げているが、敗れた羽生名人が、棋聖、王座の3冠になったと書いている、これは大きな誤りで、現在の王座は深浦九段で、羽生は、名人、棋聖の2冠になったというのが正しい。毎日新聞の大ポカである。

1.独り言コラム
 一昨日の県議会で、滋賀会館が閉鎖されることが決まった。1954年に建てられてもう半世紀以上が過ぎた。開館当時は、大ホール、映画館などを備えた県内唯一の文化施設で、筆者も高校時代から何回かお世話になったことがある。
 一つは、ただの招待券をもらって映画を見たことが何回かある。殆どが洋画だったが、唯一「北北西に進路をとれ」と云うタイトルだけは覚えている。
 或る時、NHKのラジオの公開放送があって、ダークダックスと中原美佐緒さんの歌を聞いたことがある。会社に入社する前の話で、もう40年ほど昔のことだ。ダークダックスさんや胸元をかなり大胆に開いた衣装の中原美佐緒さんも若々しかった。若かった頃の懐かしい思い出だ。
 また、東レに入社直後の滋賀工場で行なわれた導入教育の最後の総括で、入社するその年に入社する200数十人全員が、この滋賀会館の大ホールに集まって話を聞いた記憶もある。
 しかし、その後は、訪問したことの記憶は全くない。まさに、今は昔の話である。
 なお、閉鎖に対して、存続を求める署名活動も行なわれたようだが、費用対効果の点で廃止が決まったようだ。やはり、建物にも寿命がある訳で、何でも残せばいいという訳ではない。今後は新たな角度でのその土地の利用法を考えるとのことである。ともかくも、長い間、滋賀県の文化面での向上に先鞭をつけた貢献は大きいと思う。ご苦労様と申し上げておこう。
 さて、信長の安土城で有名な安土町が近江八幡市との合併で揺れている。最近行なわれた町会議員選挙で、合併反対派が勝って、一昨日の議会で反対の議決が行われたのだが、既に総務省、滋賀県議会、近江八幡市会で承認済みで、しかも、施行が3月21日ということもあって、今更どうにもならないという。新町長がどんな対応を見せるのか手腕の見せ所だが、…。
 話は変わるが、意外な面白い調査結果を見つけた。総務省の家計調査で、年間のパンの消費量が京都市が62.1Kgで全国1位で、大津市が59.0Kgで2位という。データは単身世帯を除く2人以上の世帯における06年から08年の平均消費量で、全国平均は44.7Kgである。このデータから、それだけ洋食文化が根づいていると解釈できよう。
 さらに、同じ総務省の調査だが、喫茶代では京都市が9位、大津市は15位である。ここでも、パンほどではないが、やはり上位に位置しているのだ。これも調査方法はパンと同じで、世帯辺りの喫茶代の額である。
 ここ数年大津で生活しているが、そんな実感がない上に、なぜ、大津がそんなに洋食化しているのか、筆者には、今一つピンと来ないのだが、…。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時20分起床。体重、61.2Kg。今朝はそれほど寒くはない。雨はまだ降っていない(4時半現在)
 昨日の雅子は、午前中は殆ど反応を示さず心配したが、午後になって回復。ほっとした。夜は、かつて好きだった番組の「ヘキサゴン」を音声で聞かせてあげていたが、なんと、途中で、目を明けて画面を見てくれていた。遅くまで付き合った甲斐があって嬉しかった。どうやら、雅子の反応には、血圧との関係がありそうだ。暫く、その観点から、フォローしてみたい。

3.難病との闘い(1153)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(29)
 
 (2) 瞳という女(その24)
 相手は、一考の執拗な一連の脅しのメールに、さすがに無視できなくなって返答をよこしたのだろう。一考は、長く待たされていたこともあって、満を持していたように、そのメールを開けた。そこには、取ってつけた様な理由を上げて、今まで返事が出来なかったという幼稚な言い訳しながら、一方では、詐欺と呼ばれる筋合いはないと強い反発を示していた。そのメールの全文は、次の通りである。(原文のまま)
 「泳げない魚さん、ポイントが追加出来ず連絡できませんでしたが、昨日のメールと今もらったメールを読んで凄く不快に思っています。私が詐欺を働いたというのですか? 大体昨日は待ち合わせ場所の堅田駅に行きましたけど。それを詐欺ですか? 私は泳げない魚さんから金品等何か騙し取りましたか? 接触すらしていないのですよ。何を詐欺と言っているのですか?」
 何が詐欺だと開き直っての反論だった。しかし、一考には、メールが出来なかった理由がポイント不足というのが、どうしても、しっくりと来なかった。今まで、あれだけ、湯水をふんだんに垂れ流す如く送って来ていたメールにも関わらず、肝心な出会いの直前で、ポイント不足で返事が出来なかったといういい訳は、一考には、そのまま素直には受け取れなかった。これは、彼女(?)らのマニュアルに沿った予定通りの対応だったに過ぎないと考えるのだった。
 確かに、ポイントがなくなることもあろう。しかし、その補充はその気になれば、直ぐにも出来ることである。ほぼ3日間もメールが止まっていたことを思うと、本当にポイントがなくなっていたというには、いくら譲歩しても、納得はできない。要するに、これ以上の対応は、この時点で控えるよいうマニュアルだったに違いない。
 それと云うのも、一考が最初にこの道に踏み込んだ際に、無料サービスから一転して有料になった際に、ポイントが切れて返事が出来なかったことを経験しているが、その際は購入すべきかどうかで二日間ほど迷っていたためであって、メールしようとすれば、直ぐにでもポイントの購入をすれば済むことだった。
 しかも、その際のやり取りで、初めて一考が有償でメールを送った際に、「手続きで手間取った」と断ったのに対し「手続きってなんですか?」と聞いて来たのを思い出す。その言い方こそ、サイトとぐるってる彼女らには、ポイントなんて気にする必要がなかった証であって、一考の説明に、本当にピンとこなかったのではないかと思うのである。いずれにしても、メールが出来なかった弁明にしては、如何にも幼稚すぎて、単なる逃げ口上以外の何物でもないと一考は確信した。(以下、明日に続く)

1187 勝負手

 広辞苑には、勝負手とは「囲碁、将棋で、一局の勝負をかけて局面を展開しようとする手」とある。

1.独り言コラム
 子供手当て法案と高校授業料の実質無償化法案が昨日、衆議院本会議で可決されて参議院に送られた。同法案は直ちに参議院で審議され、月内に成立する見込みという。これで、高校無償化は来月から、子供手当ては6月から支給されることになる。
 このところ低落傾向が続く鳩山内閣支持率の中で、民主党が放った「勝負手」というべき二つの法案である。果たして、思惑通り、支持率の回復に繋がるのだろうか。
 総理の言う、子供を社会が育てるという理念は分からないことはないが、正直言って、借金してまでやらねばならないことなのかと云う点では、今一つピント来ない。
 先進国では既に行なわれているといわれると沙世「さよか」ということになるが、今までは、親達が一生懸命になって必死に育ててきていた訳で、その一部を税金でカバーしようと云うのだから、本当に子供のプラスとなるかどうかには疑問がある。心配な一つは、それまでは、そんな親の苦労に報おうとする子供の意識が強かったのだが、それが薄れてくるのではないかとの懸念を覚える。しかし、何と言っても最大の懸念は、財源だ。借金で賄うのだがら、付けは子供に回る訳だ。そういう意味では、何時までも借金を続ける訳にはいかないだろう。来年度以降の見通しは立っていないという。
 鳩山邦夫氏の離党届は、同氏にとっては、思い切った「勝負手」だったが、今一つ評判は良くないようだ。先行きの読みに齟齬がなかったか、今後の展開が極めて不透明だ。
 その後の同氏へのコメントには酷いものが多い。「あの人は、渡り鳥のようなもので、ちょっと季節はずれに飛び立ったようなもの」とか「何回目の離党だったけ?」「竜馬は私の好きな人物だけに、不愉快だ」「所詮、お金持ちのどら息子のお遊び?」などと揶揄されている。
 付いて来てくれると期待していた、与謝野馨、舛添要一、平沼赳夫らの各氏が、皆、慎重な様子見状態で、今や孤立状態である。さあ、どんな流れを作ってゆくのだろうか。掲げた新党結成に同調する人はまだ誰も現れていない。今や、放った「勝負手」が早とちりで終りそうなのが気の毒だ。
 プロ野球のパ・リーグが今週末に開幕する。日本ハムに一昨年入団した大物ルーキの中田翔選手(大阪桐蔭高校出身)が、昨日の中日とのオープン戦で2連続ホームランを放ってその存在をアピールした。中田選手にしてみれば、開幕一軍に向けて放った大きな「勝負手」だった。果たして、その成果は実るのだろうか。
 とにかく、高校時代に放った87本の本塁打記録は今も異彩を放っている記録だ。石の上にも三年というが、今年はその勝負の三年目だ。ファンも首を長くして待っている。期待して見守りたい。
 ゴルフの話題だが、あの石川遼選手の妹さん、葉子さんが今週デビューする。兄妹、姉妹、兄弟にもいろんな方々がいらっしゃるが、鳩山由紀夫、邦夫兄弟のようなちぐはぐでなく、浅田舞、真央の姉妹ような仲の良い兄妹のようで、遼と同じDNAの持ち主ということで大いに楽しみだ。13歳のゴルファーの放つ「勝負手」に注目したい。
 一方、あのタイガーウッズ選手が、4月のマスターズで復帰するそうだ。果たして、復帰第一線でどんな「勝負手」を見せてくれるのか、石川遼、池田勇太両選手の活躍と共に、ウッズのゴルフが注目で、楽しみな大会になりそうだ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、60.8Kg。今朝は少し寒い。「春は名のみの、風の寒さや」である
 昨日の雅子は、痰の多さに苦しんでいた。日によって痰の量が異なる。一考の呼びかけへの反応も乏しかった。どうやら、返答の意味での反応には、かなりのエネルギーを必要とするのかもしれない。帰り際には、頑張って、薄目を開けてくれたのだが、…。
 今朝方、雅子の症状が戻って、元気な雅子と楽しい会話を交わしている夢を見ていた。夢から覚めて、一考は、暫くはの落ち込みは、きつかった。

3.難病との闘い(1152)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(28)
 
 (2) 瞳という女(その23)
 そうなんです。相手の詐欺まがいの行為に、一考が執った対応は、なんと、恐喝まがいの脅しで迫る大胆な方法だった。シナリオとしては面白いのだが、こちらも脅しで迫る訳なので、法律的にはどっこいどっこいということになるのでしょう。そして、展開によってはかなりのリスクも心配される対応だった。これは、如何にも、一考らしくない、芳しくない法律ぎりぎりの反撃を選択したのである。一考にしてみれば、そのくらい言って脅してやらないと相手には通じないと考えたからで、自分の気持ちも、ここに来て、そうしないと治まらないほどたぎってきたからだった。
 要するに、敵は、初めから騙しが目的で、これはという鴨を見つけると、その弱点である男の下心につけ込んで、悪質なメール交換に誘導しながら、なるだけお金を使わせるのが狙いだったのだ。それだけに、つまらない質問を重ねて、いつも返事を求めるスタイルのメールを送って来ていたのである。一考はそういった今までのやり方に、抑え切れない怒りが込み上げて来るのだった。
 しかし、一考が渾身の怒りを込めて送信したメールだったが、相方の瞳からは、その日には何の返答も返って来なかった。相手にしてみれば、既に「一丁上がり」ということで、相手にする気がなかったのかも知れない。どうしても、気が済まなかった一考は、翌朝にも、同種のメールを送った。そこにも、前のメールと同様に「瞳という女性は架空の女性で、存在しないのでしょう。或いは、いたとしても、それはサイトの関係者じゃありませんか。あなた方は、会社ぐるみで私を騙したのです。決して、許しません。昨日のメールにも書きましたが、週刊誌に然るべく取り上げてもらって、あなた方の実体の暴露をしてもらうことにします。覚悟しておいてください」
 二度目のそのメールに対しても、無返答で反応がなかった。恐らく、これは無視されるのではと思い、更に同なじ主旨の内容のメールを2度ほと発信したと思う。そして、最後のメールには、「地獄に落ちろ!」と、一考らしくない、嫌味いっぱいの脅しの言葉をつけたのだった。
 そうしたところ、その翌朝の昼前になって、漸く、瞳から待望(?)の返信が届いた。(以下、明日に続く)

1186 三羽烏

 三羽烏、三兄弟といった表現は、物事をコンパクトに、分かり易く捉えられる便利な表現法である。今朝は、筆者が独断で、「文字通りの三羽烏」を選んでみた。

1.独り言コラム
 今朝の米国のダウの速報を見ていて、米国では、昨日から既に夏時間が使われていることに気付いた。もうそんな季節に入っていたのだ。日本にも春はもう直ぐそこに来ているはずだ。
 折も折り、春一番という訳ではないが、総理の弟の鳩山邦夫氏が、昨日の午後、自民党に離党届を出した。閉塞感を脱したいという決意を実行に移したのである。さあ、だんご三兄弟ではないが、現在の党のあり方に不満をあらわにしている与謝野馨氏と舛添要一氏が、どんな対応を見せるかが注目される。鳩山邦夫氏は、両氏の接着剤的な役割を果たしたいと強調しているが、…。
 三兄弟で思い出すのは、未納三兄弟の話だ。小泉内閣の時に年金未納の問題があって、内閣に三人の未納者がいたということで、民主党の菅代表が「未納三兄弟」との表現で内閣を揶揄した。ところが、この話には落ちがあって、張本人の菅代表にも未納問題が発覚(後になって誤報)して、代表を辞任したのは、今でも記憶に生々しい。
 今朝は、三兄弟ではなく、三羽烏について、少し遊んでみたいと思う。もともと、この言葉は、ある特定の分野における優れた三名の人を指すようだ。
 筆者が、三羽烏を取り上げようと思った切っ掛けは、先日、フィギュア界に新星の羽生結弦さんが、次世代の期待の新人として飛び出して来たことにある。たまたま、将棋の羽生善治名人のファンであったことからのこじつけた発想て、「羽」という漢字を名字に持っている期待の三人を探し出し、文字通りの三「羽」烏を見つけようと思いついたのである。
 言うまでもないことだが、同じ羽生と書いても、名人の場合は「はぶ」と読むし、アスリートの方は「はにゅう」と呼ぶ。そのことはさて置いて、もう一人、「羽」のついた夢を与えてくれる人はいないかと、昨日から一生懸命になって探して見た。
 現在ご存命の有名人を拾って行くと、羽仁進(映画監督)羽仁未央(エッセイスト)羽川豊(プロゴルファ)、羽毛田信吾(宮内庁長官)、赤羽有紀子(マラソン)羽田孜(元総理)鳥羽一郎(歌手、)羽田美智子(女優)、丹羽宇一郎(伊藤忠会長、)丹羽文雄(作家)、羽川英樹(アナウンサー)などを見つけ出したが、いずれも、筆者の今のイメージからは、帯に短く、襷に長いといった形でピンと来なかった。
 しかし、まさに、「灯台下暗し」であった。毎朝、いつも見ている日本テレビの看板番組「ズームイン」を背負って頑張っている羽鳥慎一アナウンサーがいるではないか、と思いついたのである。この番組を担当して7年目、すっかり板について来ている。早稲田大学出身だが、高校時代は野球をやっていたという。
 福沢朗アナから引き継いだ直後は、何か間が抜けたような喋り方に今一つの迫力が感じられず、大丈夫かなと思っていたが、その後の安定した活躍を見ていると、とぼけた中になかなかの味があり、頭の回転も速く、その場の纏めもなかなかの手腕だ。アナウンス業界のこれからの期待の星ということで、三羽烏の空席になっていた三人目の席に座ってもらうことにした。
 かくして、夢を与えてくれる文字通りの三羽烏ということで、将棋界の羽生善治名人、フィギュアースケートの羽生結弦さん、羽鳥真一アナウンサーの三人を決定しました。皆様、如何でしょうか!

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時50分起床、体重、60.7Kg。まだ少し小雨が残っている(5時現在)
 昨日の雅子は、熱はなく、痰も少なく、まずまずの症状だった。お昼前に、半年経過した胃ろうの交換が行なわれた。10分程度の短い手術で完了したのにはびっくりだった。

3.難病との闘い(1151)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(27)
 
 (2) 瞳という女(その22)
 ハンドルを握りながら、一考の頭の中では、今回の苦い経験を、どのように料理すべきかということで、いろんな思いが巡っていた。やはり、この種の出会い系は、その程度のいい加減なものなのだということが明らかになったと同時に、これは、おれおれ詐欺と同種の悪質な騙しであるという認識を強く抱くようになっていた。このまま簡単に許してはならない。そんなことを考えていると、一考は、今までにないやる気を覚え始めていた。決して、負け惜しみではなく、この種の悪に対し、戒めを与える必要があるとの正義感が芽生えてきていたのである。
 そこには、無駄金を使わされたといった怒りと、一度ならず、二度までも、騙しと云う馬鹿げた仕打ちを受けたという思いもあって、戒めの征伐への思いは、前回の場合とは比べ物にならないくらいに燃え上がっていた。
 これは、明らかにサイト側の会社ぐるみのやらせである。自宅に戻る車の中で、オレオレ詐欺以上の愚行への反発が、頭の中でたぎったように燃え始めていた。夜になっていて、周りが暗くなっていたことが、一考の怒りの勢いを一層たぎらせていたようだった。
 自宅に戻った一考は、とにかく、コンピューターを立ち上げ、インターネットに接続し、相手からのメールの有無を確認した。しかし、やはり、その後のメールは何も入っていなかった。一考は、少し揶兪するような文言に怒りを滲ませて、次のようなメールを発信した。これが、騙しに対する戒めへの第一歩だった。もはや、一考は、完全に開き直っていた。
 「瞳さん、やってくれましたね。なかなかのお見事な対応でした。今から思えば、あなたのメールは怪しい内容が所々に見え隠れしていました。中でも、自分の勤めのスケージュールを間違えていたなんで、取って付けもいい処でしょう。それに、最初の約束の場合では、あれだけこまめに連絡を入れていたあなたが、約束の出会いの時間の直前まで、遅れる事を連絡しなかったのも理解できません。
 いずれにしても、あなたは完璧に私を騙したのです。いわば、詐欺行為の典型と言えます。若しかしたら、瞳なんて女性は存在しないのではありませんか? 多分、サイトの誰かがその役を演じていたと言うことでしょう。まあ、いいです。随分と面白い世界を勉強させて頂きました。
 ところで、私の友人の一人に某週刊誌の記者の方がいます。このことを記事にしてもらって、あなた方の会社ぐるみの詐欺行為を暴露してもらうことにしたいと考えています。楽しみに、覚悟しておいてください」(以下、明日に続く)

1185 なかなかやりますね!

 週末のスポーツから、頑張っている方々の話題を拾ってみた。

1.独り言コラム
 フィギュア世界ジュニアで、男女共に次世代を担う日本選手がアベック優勝した。男子が、羽生結弦さん、女子が村上佳菜子さんで、いずれも15歳である。「なかなか、やりますね!」である。
 先のバンクーバーオリンピックでメダルを取った高橋大輔、浅田真央の次世代を期待されている。今や、フィギュアは日本のお得意のスポーツとして、その層の厚さも凄い。先に、この欄(1155を参照)でも紹介したが、滋賀県には13歳の安原綾菜選手が連盟の強化選手に指名されていて、その期待も大きい。やはり、人気スポーツには、有能選手が集まって来るということなのだろうか。
 若手といえば、今朝のニュースで知ったが、バドミントンの全英オープン男子シングルスで、NTT東日本の20歳の田児賢一選手が中国の選手に逆転勝ちし決勝に進出した。この種目での日本人選手の決勝進出は、44年ぶりだそうだ。「なかなか。やりますね!」である。今日、第一シードの中国の選手と優勝を賭けて戦う。なお、母親のよし子さんが同大会で2度準優勝している。そういう意味では、田児選手は、毛並みがいいサラブレッドと云うことになる。
 昨日行なわれた名古屋国際女子マラソンでは、若手ではなく、31歳の加納由理選手が、熟練の味を発揮して初優勝を果たした。「なかなか、やりますね!」である。同選手は、3年前の北海道マラソン以来の二度目の優勝だそうだ。このところ、男女ともに、若手の有力選手の台頭が今一つのマラソンだけに、加納選手には、ロンドンマラソンの候補としての期待がかかる。 
 余談になるが、2月に行なわれた東京マラソンで、3人の人気女性キャスターがフルマラソンに出場し、いずれも見事な完走を果たしている。筆者は、その記録の凄さに驚いている。特に、TBSの「朝ズバ」の久保田智子アナは、3時間54分56秒と4時間を切った走りである。これは、凄い。また、早朝番組の「おはよん」の中田有紀さんも、4時間49分23秒で、なかなかの記録である。もう一人が、日本テレビのズームインの西尾由佳里さんで、6時間32分4秒でまずまずだったが、対抗馬の二人が良すぎて、折角の記録だが少し色あせたのは気の毒だった。とにかく、三人の完走はご立派だった。最近は東大出身の女性に美人が多いのにびっくりだが、美人キャスターが好記録でのマラソン完走という頑張りにもびっくりである。「なかなか、やりますね!」である。
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時20分、起床。体重、60.9Kg。少し寒い、雨は降っていない(5時現在)
 昨日の雅子もほぼ前日並みで穏やかだった。午後になって、一考には初めてのことだったが、声を出して涙する場面があった。それは、自分がこんな悲しい症状になってしまったことに対しての悔しさ、悲しさにあったようだ。一考も、真面目によく頑張っていてくれたのに、どうして、こんなことになってしまったかを、気の毒に思うのだった。とにかく、雅子が、この病気になって、声を出して泣いたのは初めてだった。

3.難病との闘い(1150)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(26)
 
 (2) 瞳という女(その21)
 夕方が近づくと、時間を見計らった一考は、雅子には「今夜は仲間と一杯飲むので早目に帰る」と伝えて、病院を5時過ぎに出た。駐車場で、車の中に用意しておいたジャッケトに着替え、所定の待ち合わせ場所に向かった。今回も、一考は、少し早目に目的地の堅田駅に着いた。時計は5時45分頃を示していたが、そのまま待機することにした。
 この時間では、まだ、明るさは少し残っていた。車をこの前の時と同じ駅の北側の位置に止めて、待機することにした。この間の昼間と違って、夕方であったことから、人や車の動きは多い。駅に向かって来る人よりも、駅から出て来る人の方が少し多いような感じだった。
 出会いに関しての感触は、前日までの期待が、今朝から一転して怪しくなり、お昼にメールチェックした時点では、完全に裏切られているという感覚に変わっていた。そして、今では、とにかく、来ないことを確認するために、待機しているという気持ちになっていたのである。
 時間は淡々と経過して行った。車の傍の歩道では、人通りは結構あったが、誰一人として、この車に近づいて来る人はいなかった。「やっぱり、騙されているんだ」という確信が高まるばかりであった。そんな気持ちを助長するかのように、まわりも、次第に暗くなって来ていて、夜の帳が降り始めていた。
 そして、時計は、遂に約束の6時半を過ぎた。案の定、瞳は現れなかった。この時点で、騙されていることがはっきりしたことで、ここで待機した目的が達成されたという気持ちでほっとしていて、不思議と怒りや苛々といった気持ちは無くなっていた。
 とにかく、リリーフピッチャーが責任投球回数を投げ抜いたと同じような充足した気持ちで、時刻が6時45分を過ぎるのを待っていた。そして、念を押した形で、「来なかった」という事実を冷静に確認すると、一考は車をゆっくりと発進させた。頭の中では、冷静な割り切りがしっかり出来ていたこともあって、アクセルを踏み込む一考の気持ちは、意外にすっきりしていて軽かった。(以下、明日に続く)

1184 磐石

 磐石は、弛まぬ研究、努力、訓練、配慮などの地道な積み重ねで作り上げられた総合作品ということが出来る。

1.独り言コラム
 今日から大阪で大相撲春場所が始まる。朝青龍が思わぬ形で引退したことで、6年ぶりに横綱白鵬の一人横綱となる。次の横綱候補が判然としておらず、暫くは、この一人横綱の場所が続くことになろう。
 長い相撲の歴史で一人横綱の事例は、この白鵬で9人目である。日経新聞の報道では、その中で、最初の場所に優勝を果たしたのは、1971年(九州)の北の富士と2004年(初)の朝青龍の二人だけだそうだ。責任感と云う重圧が相当なものであることが解る。
 しかし、今の白鵬は安定していて、その強さは抜群だ。往年の大鵬の強さを髣髴とさせる。昨年度は86勝4敗という驚異的な記録を残した。見ていて安心できる磐石の強さを感じる。たまたま、先場所は3敗もするアクシデントはあったが、その磐石の強さには変わりがない。
 ライバルだった朝青龍がいなくなって闘志が沸かない面もあろうが、一人横綱の責任感で磐石の相撲を披露してくれるだろう。
 サッカーのJリーグが始まっている。創設されたのが1993年というから今期で18年目になる。人気も安定して来ていて、ご同慶の至りだ。各チームのメンバー表を見ていて思うのが、選手の年齢がプロ野球よりも若い、つまり、選手の寿命が短いというのが気になるところである。今シーズンは、4連覇を目指す鹿島アントラーズの強さが図抜けていて、磐石の強さだそうだ。(日経)
 各スポーツも話題は豊富だ。プロ野球では巨人の強さが磐石だし、バレーボールプレミアリーグでは、女子で今年のJTが負けなしの25連勝中(3月13日現在)だ。隙のない磐石の強さを見せている。女子ゴルフでは、開幕2連勝という好ダッシュを見せている宮里藍も、磐石の強さを見せ始めている。
 そんな中で、昨年の総選挙で大勝した民主党が、磐石の強さを思わせていたが、ここに来て政治と金の問題で、一気に危うさが見え始めて来ている。鳩山ー小沢体制がどんな舵取りを見せるのかが注目される。
 安全性で磐石を誇って来ていたトヨタと新幹線に、思わぬ落し穴が待っていた。トヨタがアクセルとブレーキの問題であり、御曹子の豊田章男社長が陣頭指揮に立っている。一方の新幹線では、走行中に白煙が出るというトラブルが起きた。どうやら、車軸付近にある歯車箱(ギアボックス)内部で歯車がかけていたのが原因だそうだ。
 いずれも、磐石を誇っていた安全神話に一石を投じた訳で、改めてその信頼を取り戻す機会にしてもらいたい。
 
2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時20分起床。体重、61.1Kg。外は、雨は降っておらず、寒さはあまり感じない(4時45分現在)
 昨日の雅子は全体としては落ち着いていたが、一考の話しかけに対しての反応が極めて少ないのが寂しかった。どうやら、反応をするのに、かなりのエネルギーを必要としているのかも知れない。

3.難病との闘い(1149)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(25)
 
2 瞳という女(その20)
 二度目となる約束の日を翌日に控えての一考の気持ちは、多少の不安はあったものの、今度こそは、瞳さんに出会えるだろうと期待していたのは事実である。頭の中では、どんな方なのだろうかとの勝手なイメージさえ膨らませていた。
 しかし、今朝になって、前回の待ち合わせの場合と同様に、彼女からのメールが一通も入っていないことに、一考には、「またか」といった不安が芽生えていたのである。前日のメールで、服装などの目印を知らせると言っていたのに、それもなく、今朝の一考の確認のメールにも応えて来ていない。とにかく、あれ以来、一通のメールも来ていないのだ。前回のケースを思い出しながら、一考の掴みどころにない不安は、徐々に拡大しつつあった。
 この日は、未明から生憎の雨だった。それでも、前回の待ちぼうけを食った日と同じように、朝のシャワーを浴びた後の着替えでは、下着から靴下に至るまで、新しいものを身につけたし、ジャケットについても、前回と同様に茶系のものを用意して車に積み込んだ。 
 そして、朝、雅子を見舞いに出掛ける直前にも、改めてコンピューターを開いてメールの有無の確認をしたが、やはり、彼女からは何のメッセージも入っていなかった。一考からは、起きた直後に、この日の約束を確認する意味でメールを送っていたのだが、いつもなら直ぐにある彼女からの返信も来ていなかった。
 とにかく、大事な今朝になって、意志確認が出来ていない。もやもやが暗雲に変わり、一考の胸中いっぱいに広がって来ていた。それでも、とにかく、今夕に会うことが出来れば、そんな途中経過は全てがちゃらとなり、万々歳となるのだが、…。
 その日の昼間は、雅子へのサービスは、一考は、いつも以上の入念さで付き添っていた。その一方で、心の中では、正直言って、また、裏切られるのではないかとの不安が切り離せなかった。気掛かりだった一考は、昼休みに一旦自宅に戻って、今一度、メールのチェックを行なった。しかし、彼女からは、依然として、一通のメールも入って来ていなかった。
 こうなると、胸中の不安がどんどんと大きく膨れ上がって来る。そして、どうやら、これは、やはり騙されているのだろうとの思いが強くなって来ていた。それでも、取り敢えずは、今回の顛末を最後まで確かめておこうと云うのが一考の考えで方だったので、夕方には、約束通りに待ち合わせ場所に出向くことにしていた。(以下、明日に続く)

1183 女王

 女王にもいろんな女王がいる。女王といわれて、筆者の頭に最初に浮ぶのが、エリザベス女王である。
 将棋界には、三年ほど前に創設された「女王」というタイトルがあって、初代から矢内理絵子女王がタイトルを保持している。
 スポーツ界では、先のオリンピックでフィギュアーの女王が、荒川静香からキムヨナ選手に変わった。その対抗馬だった浅田真央も、CM界では、一時はCM界の女王と呼ばれていたという。

1.独り言コラム
 今朝の新聞で、あの越山会の女王と呼ばれていた佐藤昭子さん(81歳)が、11日に亡くなったことを知った。田中角栄元首相の政治団体である越山会の会計責任者としての金庫番を務めたことは有名だ。しかし、元首相が病に倒れた時に、娘の田中真紀子元外相によって解雇された。その後は政治団体を主宰していたという。
 一週間ほど前に発売された新潮45の別冊「小沢一郎研究」で、佐藤さんも寄稿しておられて、「田中角栄と小沢一郎」というタイトルで書いておられる。今朝、彼女の訃報を知って、購入済みのその雑誌のその部分に、急いで目を通した。これが、恐らく女王の最後の公式の執筆だったと思うと、いろいろと感じるところが多い。筆者の好きでない小沢一郎氏のことを淡々とした目で観察しておられて、最後の部分に「イッちゃんが総理になることは、もう、多分ないのではないかと私は思っている」とある。しかし、この寄稿文全体に流れる彼女の小沢一郎氏への思いには、切々とした愛情が感じられた。
 かつては、立花隆氏の「田中角栄研究」では、越山会の女王として取り上げられた彼女だったが、今度は「小沢一郎研究」で、自らが寄稿しておられるのが何とも印象深い。
 さらに、何かの因縁を覚えるのが、昨日の国会で「高校授業料無償化」を議論していた文部科学委員会で、本法案が強行採決しされていたが、その委員長が田中真紀子氏で、自民党の厳しい反対に会って、困惑の表情を見せていた姿が、何とも言えない因縁を感じさせた。人生、歴史の綾に感動である。
 17歳の時に田中角栄氏の選挙を手伝ったのが切っ掛けで、思いもしなかった権力者を支えた女王としての女の一生を送ることになったが、その後継者である小沢一郎の今の苦境に心配しながらの逝去となった。心残りであったに違いない。訃報を聞いた小沢氏は、11日の昼に佐藤さんが亡くなった病院に駆けつけ、「ママ、長い間お世話になったね」と涙していたという。人生の機微に、筆者は改めて強い感動を覚えた。
 佐藤昭子さんのご冥福をお祈りします。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時40分起床。体重、61.0Kg。寒さも穏やか。
 昨日の雅子も比較的安定していた。熱もなく、痰も少なかった。夜は、7時からの雅子の好きな娯楽番組を聞かせてあげるため、8時まで付き添った。

3.難病との闘い(1148)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(24)
 
2 瞳という女(その19)
 この出会い系のメールを始めてから、直ぐに気付いたことなのだが、つまらないメールを送ってくることが多い。メール代だって馬鹿にならないのにと、時には多少の苛立ちを覚えた一考だったが、そうすることで、二人の理解が深まるというステップだということで、ある程度は止むを得ないのかもしれないと思い直すのだった。やはり、見え見えの欲望を丸出しで、そのことだけに会話を持って行こうとするのでは、相手の理解を得難いのだろうと考えることにしていた。
 この瞳さんの場合も、その例に漏れず、その辺りのくどさが一考には何となく気掛かりだった。何といっても、じれったいのと同時に、経費も馬鹿にならないからである。それでも、明日には会えるのだという期待が、全ての不満や苛々を昇華させていたように思う。そして、恰も一考のそんなやきもきする気持ちを逆撫でするように、彼女からのつまらないメールは更に続いて入ってきた。
 「泳げない魚さん解りました。服装などは明日報告する形で大丈夫ですね?」
 このように、必ず返事を必要とするような形でメールをしてくるのが気に食わなかった。いちいち返事しなければならないという煩わしさもさることながら、無駄遣いに他ならなかったからである。いずれにしても、それらの不満は、明日会えるんだという期待で、今の一考には、全ての免罪符となっていた。
 この日も、それ以上のの無駄なメールをストップさせようと考えた一考は、「分かったよ。それで結構です。私は、これから病院に出かけますので、暫くメールはできなくなりますよ」と書いて、返信したのだが、それでも「泳げない魚さん解りました」なんて、また返事をよこして来たのには、辟易とするものを覚えていた。
 さすがに、一考は、それには答えずに放置しておいた。とにかく、無駄な会話を誘ってくるつまらぬメールが多過ぎることが、一考を不機嫌にしていることは確かだった。しかし、その辺りのカラクリは、後になって明らかになるのだが、ここでは、一考の単なる愚痴だとして、止めておこう。
 そして、いよいよ、正確に言えば、二度目のいよいよの「待ち合わせの日」がやって来たのである。(以下、明日に続く)

1182 98番目

 国内98番目の空港として茨城空港が昨日開港した。今朝は、この話を軸に、いろんな分野の98番目という順位について、楽しんでみたい。

1.独り言コラム
 羽田、成田に告ぐ首都圏第3の空港として茨城空港が開港した。地元の期待は大きいが、今のところ、定期便2路線のみで、視界不良の試練の離陸となった。とにかく、甘い需要予測をベースに作られた空港が多過ぎる。因みに、08年度の国内線の利用実績が需要予測を上回ったのは、僅か8空港に過ぎない。
 近隣の福島空港でも142万人の需要予測に対して、実績は35万人で25%だった。当該空港も年間約80万人の需要を見込んでいるが、20万人そこそこの実績が予測されている。航空行政の抜本的な見直しが急務である。
 さて、この機会に、今朝は、いろんな分野での98番目というものを拾い出して楽しんでみようと思う。
 まず、天皇陛下の話題である、今上天皇は第125代である。歴代天皇のリストで、第98代目の天皇を探すと、南北朝第三代の長慶天皇とある。650年も昔のことで、何らイメージは浮んで来ない。
 それじゃ、ということで総理大臣のリストを調べたのだが、現在の鳩山由紀夫総理は93代目であって、まだ98代目の総理は誕生していない。数年後(?)になりそうだが、果たして誰が就任するのだろうか、大いに楽しみである。民主党からなのか、自民党からなのか、はたまた、別の新しい政党からなのか。まだ予測は不能だが、前原誠司や舛添要一などの可能性も否定は出来ない。
 政治関連でもう一つ、今行なわれている国会は、第174回通常国会だが、第98通常国会を調べてみた。それは1982年12月7日から翌年の5月26日まで開かれた国会で、当時の総理大臣は中曽根康弘氏であった。同氏は、その後、1806日間の長期に渡り、総理を務めたのである。その長期政権記録は、後に、小泉純一郎総理の戦後三番目の記録となった1980日によって更新されている。
 さて、話題を変えて、国連加盟国の98番目を探して見た。現在は191カ国が国連に加盟していて、日本は1956年に加盟が認められて、80番目の加盟国であった。リストの中から98番目を探すと、1960年に加盟が承認された、西アフリカのマリーとセネガルの2国が97位タイとなっている。両国ともあまり馴染みがない国だ。
 もう少し、親しみのある98番目の存在がないかと探したところ、オリンピックの金メダリストで見つかった。それは、夏季オリンピックでの日本人で98番目の金メダリストが、あのシドニーオリンピック(2000年)で、堂々、マラソンで優勝した高橋尚子さんということである。因みに、日本人最初の金メダリストは、1928年のアムステルダム大会で、三段跳びで優勝した織田幹雄さんで、最新の金メダリストは、北京オリンピックで獲得した女子ソフトボールチームで、123番目である。
 なお、冬季オリンピックでは、金メダル獲得の日本人はまだ一桁で、最新がトリノでの荒川静香さんで9番目である。
 最後に、筆者がかつて化学をやっていたことで、メンデレーエフの元素の周期律表から、元素番号98番目の元素を挙げておこう。それは、1949年にカリフォルニア大学で発見された、カリフォルニウム(Cf)で、アクチノイド系の超ウラン原子である。
 他にも、ウインドウ98や憲法98条もある。
 どちらかと言えば、98番目はあまり目立たないことが多い。しかし、明後日から始まる大相撲で、大関魁皇が幕内100場所目という節目の大台を迎える。これは大変目出度い記念の記録である。魁皇さん、頑張って!

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時50分起床。体重、61.2Kg。まだ少し寒いが、…。
 昨日の雅子は、終日、まずまずの様子だった。問い掛けに対する反応も然るべくあって、久し振りに落ち着いていた。

3.難病との闘い(1147)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(23)

 2 瞳という女(その18)
 「泳げない魚さん、おはようございます。先日は、この前と同じ時間でとお話していたのですが、明日から日勤だという事を忘れていました。すみません。夕方以降なら大丈夫なんですけど。泳げない魚さんのご都合いかがですか?」
 このメールを見た一考は、ちょっとした違和感を覚えたのである。
 それと云うのも、この日を選んだのは瞳さん自身で、この日が休みだから自分には都合がいい日だと言うことだった。そういうことならということで、一考もそれに合わせたのにも関わらず、それを前日になって「日勤があるのを忘れていた」と言うのは、如何にもお粗末過ぎたからである。
 一考としては「一体、どうなっているんだ」と言い返したいぐらいの不満を覚えたのである。確かに、度忘れもあるかもしれないが、変更を申し入れた本人が、大事な約束の日を申し出たのに、錯覚していたと言うのは、あまりにも軽率過ぎる。
 しかし、ここでも、まあ会えるのなら、それでいいじゃないかという一考の甘い考えで、「それじゃ、夕方の6時半にしましょう」と募って来ていた不満を並べることもなく、素直に返事をしたのだった。
 ところが、その返事を受けた瞳さんは、それまでと同じように、直ぐに返事を送り返してきたのだが、その内容は、随分とおれまでのトーンと違っていた。
 「泳げない魚さんありがとうございます。何時頃まで時間あります?」
 何だか、凄い思わせぶりな問い掛けである。正直言って、この返答に、一考は少し戸惑っていた。彼女の意図が読み切れなかったからである。つまり、彼女が、この文面通りに、この夜は、じっくりと楽しみたいと思って確認してきているのか、はたまた、別の意図があるのかが、全く分からなかったのである。
 しかし、自分に都合のいいように解釈した一考は、少し、にやつきながら、次のような返事を返したのだった。
 「何時まででもいいよ。あなたが望むなら、朝までだって付き合ってもいいよ」
 それに対しての彼女の返事は、その問い掛けとは、随分とトーンが違っていた。
 「泳げない魚さん解りました。一応次の日も仕事なので、差し支えない時間で解散できればとおもっていますので」
 この答えに、一考は肩透かしを受けたようで、面白くなかった。そんなことなら、つまらぬことを聞いてくるなという反発を覚えたのである。(以下、明日に続く)

1181 接近

 接近と言ってもいろいろある。厄介な課題での合意に至る過程での賛成、反対の両者の接近は歓迎されるが、接近を受けて、思わぬ被害を蒙ることもある。

1.独り言コラム
 ここ数日、日本列島は、急接近した低気圧の影響で、荒れた天候となったところが多く、時期外れの降雪で混乱した。気象庁の説明では、ゲリラ的に発生した爆弾低気圧の接近、通過による仕業だそうだ。
 国会では、子供手当て法案に関して、修正案を提示した公明党が、その一部を受け入れた民主党の対応があって、この法案に賛成するという。来るべき参院選後を睨んだ公明党の民主党への接近が注目されている。参院選後は、何があっても可笑しくない政治状況が想定されていて、臨機応変な対応は重要だ。戦いである以上、何処と組むかは大事な選択で、今回の公明党の民主党への接近は、政権与党の味を知った同党が思い切って打った布石だといえよう。
 難航している普天間基地の移設問題だが、ここに来て、キャンプ・シュワブ陸上案が急速にクローズアップされて来ている。どうやら、この案が本命で、最終的な合意案に接近していると見ている専門家が多いようだ。その決め手と言われているのが、建設に関して反対派による妨害がなく工事が進められるという点にあるようだ。米国もこの点で充分な魅力を覚えているという。さあ、この本命の浮上で、合意への接近が進み、何とか5月末の目出度いゴールインは達せられるのであろうか。
 東京都が進めている築地市場を豊洲に移す案が、豊洲地区の土壌汚染があることで、反対派の強い抵抗を受けていたが、ここに来て、都が検討している微生物によるベンゼンを分解する技術で、その難問を解決しようとしているという。費用の点での問題もあって、一気に両陣営が接近し、合意に至るとはいかないだろうが、技術が政治的な難問を解決することになれば、素晴らしいことだと思う。両陣営の接近に注目しよう。
 さて、いろんな接近のドラマが展開しているが、早く、温かい春が接近し、上陸して欲しいものである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時半起床。体重、61.2Kg。今朝も寒い。
 昨日の雅子は終日落ち着いていて、一考の話し掛けには、頑張って反応してくれていた。血圧が、従来よりも少し高目を維持している。

3.難病との闘い(1146)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(22)

 2 瞳という女(その17)
 いずれにしても、「騙された」という思い込みが、どうやら、自分の早とちりだったと分かり、一考は、落ち着きを取り戻し始めていた。そして、念のために、そのメールの受信時刻を確認したのである。そして、そこに、10時38分と記録されているのを見つけた。
 その記録から見る限り、瞳さんは、約束の11時という待ち合わせ時間前には、ともかくも連絡を入れてくれていたのである。若し、一考が携帯でやり取りをしていたなら、ちょうど、堅田駅で待ち合わせに入った直後だったので、それを確認できていたことになる。しかし、生憎、一考は携帯でのメール交換はしておらず、待ちぼうけを食わされたとの誤解に繋がったのである。
 結果論になるが、急な事態の変化があって、その連絡メールの確認が出来なかったことから、「騙された」との思い込んだ一考の憤りに繋がった。しかし、瞳さんは、多忙の中でも、礼儀を守ってメールを入れてくれていたのだ。その努力、姿勢は認めて遣らねばならないだろう。
 そんなことを考えているうちに、一考の申し出に対し、瞳さんからは、いつもの通り直ぐに返事が戻って来た。
 「泳げない魚さん、来週の月曜はいかがですか? 休みなので、確実だと思います」と返事が戻ってきたので、一考も、何が何でも今日でないといけないなんて焦ることもない訳で、その提案に同意し、「月曜日の同じ時間の11時に今日と同じ条件で待ち合わせることにしよう」と申し入れた。日付は変更になったものの、会えることが確認できて、一考の気持ちは治まっていた。
 こうして、二人の出会いは、急転、三日後に変更となった。ともかくの、日程が決まったことで、一考はほっと一息ついたのである。
 その後も、彼女からはメールが数件あったが、一考は、ポイントの余計な消費を避けるために、なるべく返信メールは控えていた。そして、特に大きな事態の変化もないまま、二日間が過ぎた。
 しかし、である。出会いの約束を翌日に控えた前日の日曜日の朝になって、彼女から、またまた、待ち合わせ時間の変更のメールが入って来たのである。(以下、明日に続く)

1180 今更、大騒ぎすることでもない

 国民の知る権利だからといっても、何でも彼でもオープンにして知らせればいいと云うものでもない。将棋でも、難解な局面では、わざとぼんやりとした手が、局後に、最善手だったとの評価を受けることもある。先ずは、勝つことが大事なのだから。

1.独り言コラム
 戦後の日本の安全が日米安保で守られてきたことは、国民の誰もが疑わない事実である。そして、今までの政府の度重なる説明に、いわゆる、非核三原則は、然るべく守られて来ていたと皆が信じさせられてきていたことも事実である。
 逆に言えば、それだけ執拗に繰り返し説明を要してきた背景に、そうでないとする事実が隠されていたと、多くに国民が気付いていたことも事実であろう。つまり、日米間には、何らかの暗黙の了解の存在を、多くの国民がある程度は察して来ていたと思うのである。
 それが、この度の総理の諮問機関である有識者委員会によって、「暗黙の合意」の存在が明らかにされた。中でも核の持ち込みに関する内容で、広い意味での密約があったというのである。
 今回の調査によって、もやもやしていたことに対して真実を明らかにしたと云う点では、意味あることだが、大体は、そういうことだろうと多くの国民は理解していただけに、そのことが明らかにされたことで、そんなに衝撃があるとは思えない、当時の政治状況から、それが最善の手段だったと政権のトップ、外務省の契約に関わったトップの事務官たちが判断していた訳で、当時はともかく、今の多くの国民の間には、暗黙の了解とも言うべき、然るべき納得があると思う。今更、わあわあと騒ぐことでもない。
 今朝の新聞各紙がトップ記事として、多くの紙面を割いて報道している。しかし、このことで、日本が安全と云う面での恩恵を受けていたことはあっても、国民が多大の迷惑を蒙ってきたいう訳ではない。もちろん、当時、スクープした毎日新聞の西山太吉さん達が、不当な扱いを受けたという事実はお気の毒だったが、…。
 言うまでもなく、本件に関しては、米国では既に明らかにされていることであって、今回の日本政府の発表で、米国も、やっと日本でも正しい事実が受け入れられることになったことを歓迎していると思われる。
 今後は、非核三原則を現実のニーズにマッチした形に修正して運営してゆくことが肝要ではなかろうか。国民には、そのことで受け入れる素地が出来ていると思うからである。 
 聞くところでは、核兵器の技術も大きく進歩した結果、そのサイズが極めて小さく出来ることになって、テロリスト達に、簡単に盗まれたり、奪われたりする危険が増したことで、1991年以降は、原子力船や航空機には搭載することが無くなったという。従って、その後は、それを搭載した船や航空機が日本を通過したり立ち寄るということはなくなっているというのだ。
 昨日の鳩山総理は、インタビューに答えて、今後も非核三原則をしっかりと守ってゆくと答えていたが、いまこそ、日米安保の中身を実態にあった方向に修正できるチャンスだと思うが、如何だろう。
 全く、レベルの違う話だが、暗黙の了解というのは何処の世界にも存在する。特に、男女の関係においては、それがあれば、深い関係になっても問題はないが、それがないと、いわゆるレイプということで犯罪として扱われる。そういう意味では。暗黙の了解は、便利な言葉であり、有効な手段でもある。
 手前味噌だが、筆者がこのブログで目下連載している衝撃の告白でも、妻との間では暗黙の了解があると告白している。そのことで、家庭の幸せが壊れる心配は微塵もない。
 まあ、無責任な言い方だが、繰り返し見せられた手品で、大体、「そんな仕掛けなんだろう」と皆がうすうす承知していたネタが明らかにされたようなものだ。今になって、そのネタをばらされたからといって、両者間にぎくしゃくする面が出て来るとは思われない。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時起床。体重、61.1Kg。外は雨は上がっている。かなり寒い(4時半現在)
 昨日の雅子は、朝方、血圧が130といつもよりかなり高かった。お薬の効果(?)
 熱もなく、痰も少なく安定していたが、話しかけに反応が乏しかった。午後には入浴し、すっきりした顔つきだった。

3.難病との闘い(1145)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(21)

 2 瞳という女(その16)
 今までの一考の長い人生経験から、自慢ではないが、女性にもてないということでは、いやと云うほどの苦い経験の持ち主だった。とにかく、顔や容貌が冴えず、身体つきも小柄で、外見的な面での魅力に乏しかったからである。そういう経験から、振られるということに対しては、かなりの強い免疫の持ち主で、今回のことでも、正直な気持ちとして、「またか」といった程度のちょっとした悔しさに過ぎなかった。
 しかし、よく考えてみると、今回の場合は、いわゆる、今までの振られたといったケースと事情は違う。それは、出会う以前の話であり、メールは交換しているが、写真を送った訳でもないから、こちらの顔や容貌を見ての判断を受けた訳ではない。従って、彼女の判断が、何辺にあったのかは全く分からず、そういう意味では、多少の怒りはあっても、落胆はそれほどでもなかった。
 いずれにしても、一考には「騙されたのだ」という気持ちが先行していて、そのことでのいらいらから、いつもならスムーズに運ぶコンピューターの立ち上げから、そのサイトのHPを呼び出すまでのマウス捌きに、少々梃子摺っていた。コンピューターの調子もよくなかったのかもしれない。
 やっとのことで、そのサイトのホームページから受信メールボックスを開いたのだが、何と、そこに彼女からのメールが届いているのを見つかった。ちょっとした驚きで、何か、ほっとしたような安堵感を覚えたのも事実である。
 とにかく、そのメールを見つけたことで、騙されたと思い込んだのは、早とちりだったかもしれないという反省の気持ちになり始めていた。そして、一考のそれまでの苛立っていた気持ちが、少しは和んだのである。一考は、戸惑いながら、急いでそれを開封した。
 「泳げない魚さん。連絡遅くなってしまいました。日勤で一人欠席があったので、今日少し残業になってしまってます。申し訳ないですけど。待ち合わせの時間を少し遅らせてもらえませんか?」
 その内容に「なあ~んだ、残業?」と思いながらも、「1時間も待ちぼうけを食った」との不満を口走った。しかし、そういうことなら仕方がないと気分を直しながら、「それなら、今日の午後2時頃、若しくは今夜の夕方は如何ですか?」と折り返し返信したのである。とにかく、今日中にでも会えれば、それはそれで良いと一考は考え直していた。(以下、明日に続く)

1179 頑張って下さい

 何事にも不安は付き物である。それらを吹っ飛ばす頑張りが大事であることが言うまでもない。その頑張りを促す、タイミングを得た「頑張って下さい」という激励は、時には大きな力になることもある。

1.独り言コラム
 アメリカの公聴会や中国にも顔を出し、リコール問題対策に陣頭指揮に当たっているトヨタの豊田章男社長が、昨日、鳩山総理を訪ねて状況報告を行なった。その際に総理から「頑張って下さい」と激励されたという。
 そう言えば、総理はあの小沢幹事長が、政治と金の問題で検察特捜部と対決することになった際も、この「頑張って下さい」という言葉を送って、大きな問題になったことを思い出す。その際の「頑張って下さい」は、不適切な使い方だった訳なのだが、本音が迸り出ていたことは否めない。前総理の麻生さんのような漢字の読み違いはないようだが、言葉の使い方では単調過ぎるきらいがある。それにも増して、このところの急激な支持率低下に、大変なご苦労しておられると思う。それこそ「頑張って下さい」と申し上げたい気持ちである。
 ところで、その鳩山内閣の支持率が、そんなに降下して来ているのに、自民党の支持率が一向に上がる気配がないのは不思議な現象だ。しかし、ここに来て、舛添要一氏の外国人記者クラブでの執行部批判や元財務大臣の与謝野馨氏の月刊誌での総裁辞任要求などが相次いでいて、自民党は大変な危機にある。こうなって来ると「頑張って下さい」なん生温いことでは、どうにもならない。ここまで来ると、どう頑張っていいのか、党内でも戸惑いを覚えている人が多いだろう。国民の立場からは、今の民主党の受け皿を作るという意味での体制作りに「頑張って下さい」と申し上げておこう。
 ところで、心配なのは、愛子さんである。いわゆる、登校拒否症的な反応を示しておられるという意外な事実には驚きである。あの学習院でそんなことが起きているというのにも驚きだ。敢えて、それを公表された宮内庁の意図に注目したい。一体、何があったのだろうか。温室育ちだけに、ちょっとした刺激にも敏感なのは分かるが、今回の経験を積まれて、少しでも強くなられることは悪いことではない。いずれにしても、愛子さんには「頑張って頂きたい」と思う。
 昨日の未明に、トルコでM5.9の地震があり、51名が死亡したという。先のハイチ、そしてチリでの相次いだ大地震で被災者たちには大変なご苦労が続いている。世界からの救援が送られているが、それこそ、「頑張って下さい」と激励の辞を送りたい。
 なお、今回のチリ地震に対し、気象庁は全国に津波警報を出したが、今朝の朝日新聞によれば、実際に非難した人は僅かに3.8%だったという。気象庁は、一段落した直後に、予報の精度が今一つだったということをお詫びをしていた。やはり、国民から信頼をされないようでは、今後が心配だ。気象庁にも「頑張って下さい」と申し上げておこう。
 因みに、筆者も、入院中の妻への毎日の付き添いで、頑張っている。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、61.2Kg。外は冷たい雨。
 昨日の雅子は、お薬の投与の効果で血圧は通常レベルに戻っていた。痰も少ない方だったが、午後になって少し熱が出ていた。一進一退が続いている。

3.難病との闘い(1144)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(20)

 2 瞳という女(その15)
 時間が刻々と過ぎて行くにつれて、一考の気持ちも次第に緊張感を増して行った。そして、その緊張感が少しずつ不安感に変化し始めて行く。若しかしたら、何か急な事情でも起きて、来られないのではとの不安が芽生え始めていた。それでも、それまでのやり取りしたメールの内容から、まさか裏切るようなことはなく、多少遅れたとても、きっと来てくれると信じていた。
 そんな一考の不安が膨らむ中で、時間だけが空しく過ぎて行き、約束の時間の11時も何事もなく過ぎていった。残念ながら、それらしい女性は姿を見せてくれなかった。小さな不安が段々と大きくなってゆく。そして、騙されたのではないかという考えが、一考の頭の中に芽生え始めていた。
 それでも、こちらに向かって足早に近づいて来る女性を見つけると、若しかしたら、彼女ではという期待で、その姿を目で追うのだが、いずれも車の前を、一瞥することなく通り過ぎて行くだけだった。
 そのうちに、車の中にいるのがもどかしくなった一考は、車から外に出た。じっとして待っているのが辛くなったからである。そして、とにかく一刻でも早く、自分を見つけてくれる女性が現れるのを待ったのだが、それらしく女性は、遂に現れなかった。
 「やっぱり、そうだったのか。騙されたのだ」という落胆の思いが、一考の心を苛め始める一方で、「これでよかったのだ」という慰めの思いも同時に一考の思いの中に起きてくるのだった。
 確かに、一考にとっては、一世一代の思い切った挑戦を試みたのだったが、やはり「そんなものだろう」という自分を諭すような気持ちになっていた。そして、時計が11時半を過ぎたのを確認すると、車の中に戻り、ゆっくりとアクセルを踏んで車を発進させた。
 さあ、どうしようかと思いながら、取り敢えずは、施設のアクティバ琵琶の方向に車を走らせた。「やっぱり」という思いと、「けしからん」という思いが一考の頭の中で、交錯していた。気分は最悪だったが、それでも、施設の近くにあるファミレスで軽い食事を取ってから、施設のアクティバに戻った。雅子の部屋に着いた時には、時刻は12時を少し過ぎていた。
 一考は、とりあえず、彼女からのメールの有無を確認しようと、急いでコンピューターのスイッチをオンにした。(以下、明日に続く)

1178 「六」に絡むトピックス

 算用数字の「6」といえば、阪神の金本知憲選手の背番号を思い浮かべる方もいるだろう。しかし、漢数字の「六」となると、また違ったイメージが浮んで来る。このところの「六」に絡む話題を拾ってみた。

1.独り言コラム
 バンクーバーオリンピックの女子カーリングのロシアとの戦いで、日本チームは一時「0-6」とリードされていたが、その6点差を逆転して勝利を収めた劇的勝利は記憶に新しい。また、今年の米国女子ゴルフツアー開幕第一戦で、最終日に首位との6打差を逆転して優勝した宮里藍選手も話題になった。そういう意味では、3連勝を掛けた昨日の国内開幕戦でも、最終日は6位タイからのスタートだったので、またまた逆転勝利が期待されていたが、そうはならなかったことで、アンチ宮里藍ファンの筆者としては、ほっとしたのだった。
 さて、「6」ではなく、「六」となると、六本木、六波羅探題、六日市(島根県鹿足群)、六義園(東京、文京区)、などの地名のほか、六歌仙、六大陸、六法全書、更にはテレビ番組の「ヘキサゴン」といった連想が頭に浮ぶ。他にも政治家で、池田勇人総理に可愛がられた田中六助という人もいた。
 それらのことは、さて置くとして、ここ一週間の話題にも、「六」に因むニュースが幾つかあった。先ずは、お目出度い話として、三遊亭楽太郎さんが、六代目の三遊亭円楽を正式に襲名した。去る2日に東京の帝国ホテルで襲名披露パーティを開いた。腹黒というギャグで売って来ていた楽太郎さんも、漸く夢を叶えたことで、その黒い腹をしっかりと据えての一層の活躍を期待したい。
 「六」に絡むニュースの二番目は、いい加減にしろと言いたい六カ国協議の話だ。2003年に始まった協議だが、実質的には殆どと言っていいくらい、何も進んでいない。そこで約束したことが、殆どの場合、北朝鮮がご破算にしてしまう勝手な動きで、話にならないのだ。
 しかし、ここに来て、またまた再開を巡る動きが出て来ているようだ。中国の楊潔外相が、7日に、開会中の全国人民代表大会で記者会見し、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議に関連して「関係各国が接触を保ち、忍耐を持って前に進めば、協議再開に大きな望みがある」と述べ、各国の協力を改めて呼びかけている。
 北朝鮮の事情で引っ掻き回され放なしのこんな会議には、日本は参加する意味がないと思うのだが、日本だけがそこから抜けることも出来ないようで、本当に、苛々が募る会議である。
 もう一つの「六」に纏わる話題は、青森県の六ヶ所村の核燃料再処理施設の話である。その稼動を巡って地元との話し合いは難航し、稼動開始時期が幾度か延長されて来ているが、今年の10月には正式な稼動が予定されている。
 現在、フランスに核廃棄物の処理をお願いしていて、その廃棄物も戻って来ることになっていて、日本としても決断しなければならない土壇場に追い込まれている。先日、政府が青森県知事に具体的な要請に入ってという。米軍基地の移設先と同様に、自分達のところだけは、是非避けて欲しいという県民事情は理解できるが、何処かが引き受けてくれないと、日本として困る話である。鳩山内閣の手腕が見ものである。
 最後に、民主党内には、鳩山―小沢体制に、少し距離をおく「六」ならぬ「七」奉行がいるのだが、ここに来て、彼らが不穏な動きを見せ始めている。さあ、この奉行達の動きにも注目したい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時40分起床。体重、61.0Kg。雨は上がっている。少し肌寒い(5時半現在)
 昨日の雅子だが、熱と痰は、そこそこで安定していたが、血圧が異常に低く、午後になって、血圧を上げる注射を受けた。暫くは、身体が少し震えるなどで心配したが、夕方に一考が帰宅する頃には、普段の状態に戻っていた。

3.難病との闘い(1143)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(19)

 2 瞳という女(その14)
 駅に向かう前に、病院の駐車場で、用意しておいた茶系のジャケットに着替えた。それまで着ていた上着は紙袋に入れて、後ろの座席の下に置いた。そして、気息を整えてから、やおら待ち合わせ場所であるJRの堅田駅に向かった。
 駅までは1Km足らずの距離である。いつにない心のときめきを覚えていたのは確かである、しかし、そこには、いわゆる罪悪感はなかった。こんなに一生懸命になって、雅子に尽くしているのだから、その息抜きに、この程度の遊びぐらいは許してもらえるだろうと勝手に自分を納得させていたからである。
 駅には、10時半過ぎに到着した。約束の待ち合わせ時間が、11時を軸にプラスマイナス15分程度と云うことだったので、かなり早目の到着だった。やはり、心がはやっていたからであろう。
 まだ会ったことのない女性と、こういう形で待ち合わせるというのは、一考の人生では、今までにはほとんど経験がない。現役時代だと、お客様との待ち合わせで、その種のことは幾度か経験していたが、それらは、あくまでも仕事上のことであって事情が違う。やはり、何となく落ち着かないそわそわした気持ちになっていた。
 さあ、どのような方が現れるのか、頭の中で勝手なイメージを膨らませ、胸のときめきを覚えながら、駅のロータリーの中の様子を窺い、暫く停車できそうな場所を探した。幸い、車の数はそれほど多くなく、駅の北よりにあるコンビニの前辺りが適当と思われたので、車をそちらの方に移動させた。駅の中央部からは少し離れるが、その辺りには、ゆったりとしたスペースがあった。一考は、その一角にゆっくりと車を止めた。
 二人の出会いの確認の仕方は、車種と車のナンバーの末尾、それに、一考が茶系統のジャッケットを着用しているという情報を瞳さんに伝えてあるから、それを目安に、瞳さんが一考を見つけてくれることになっている。車を停めた一考は、改めて、このロータリーをぐるっと見回してみたが、幸い、同種の車は見当たらなかった。
 一考は車のエンジンを切ると、ほっとした気持ちで、期待の待機を開始した。少し早目に着いていたことから、多分、暫くは彼女は現れないだろうという気持ちもあって、落ち着いた気持ちになって車の中で構えていた。しかし、それでも、瞳さんも、同じように早目に来るかもしれないという気持ちもあって、この車の方に向かって近づいて来る女性には、それなりに注意していた。
 年齢が34歳というから、まだまだ若い女性である。じっと見ていると、そのくらいの年恰好の女性で、こちらに向かってくる女性は何人かいたが、車の番号を探すような仕草をしている女性は見当たらなかった。一考は、気楽に構えながらも、目をきょろきょろさせて、その方らしい人が現れるのを、少年のように胸をときめかせながら、じっと待っていた。(以下、明日に続く)

1177 脳脊髄液減少症

 奇病、難病でも、充分に研究が進んでいなくて、まだ国から認定されていない厄介な病気は多い。脳脊髄液減少症もその一つだ。

1.独り言コラム
 昨日の夕方、TBSとNHK間で、奇しくも同じ難病に関する報道で、偶然だったと思うが、見事なコラボが見られた。前者がドギュメントであり、後者は、ほやほやのホットニュースだった。これが、恰も、両社が、仕組んだような連携ある報道内容になっていて、筆者は感動さえ覚えた次第である。
 筆者の妻がパーキンソン病という難病で苦しんでいるが故に、難病には人一倍関心を持っている。偶々、見ていた夕方のTBSの報道特集NEXTで、初めて聞く病気「脳脊髄液減少症」という病気で苦しむ大分県宇佐市の轟愛(とどろき、まな)さんの事例を取り上げていた。
 彼女は中学の授業中にバレーボールの球が頭に当たり、頭痛や吐き気で苦しむ病気になった。当初は原因が分からず、単なる自覚症状に過ぎないと相手にされなかったが、その後、1年10ヵ月後になって、脊髄液が漏れているという首記の病名が判明した。
 その後、母親の智恵さんが、市や国に働き掛け、同じ病気で苦しむ患者のグループを作るなど懸命の努力を続け、これはバレーボールが当たったことが原因している後遺症だとして、裁判を起していた。
 そして、3年8ヶ月の裁判を経て、漸く、その判決が、今年の1月29日に出た。この裁判に当たった小林邦夫裁判長は「体育の授業中に教諭が適切な監督や指導を行なっていなかった」として、過失は認めたものの、後遺症については、事故と脳脊髄液減少症との因果関係は認められないとの判決だった。轟さん側は、この判決を不服として、控訴に踏み切った。
 TBSの放送内容は、そこまでだったのだが、その半時間後のNHKのニュース7で、この問題が進展したことを伝えてくれたのである。何ともタイミングのいいコラボされたニュースということで、筆者はびっくりだった。
 そのニュースの内容だが、ちょうど昨日から始まった日本脳神経外傷学会で、事故の後遺症として、この脳脊髄液減少症を認定したというのだ。恐らく、轟さんの喜びは如何ばかりか、思わず拍手をしてしまった。
 そのニュースでは、この病気に該当すると思われる患者は10万人ぐらいると言われていたそうだが、後遺症と判定されるのは、かなり少ないという。昨日の学会では、23人中、4人が該当するという事例が紹介されたようだ。轟愛さんが入っているのかどうかは、このニュースでは不明であった。
 なお、この後遺症が認められると、交通事故での「むち打ち症」の中には、これに該当する方が出て来ることが予想され、保険会社が大きな影響を受けるという。
 いずれにしても、厳しい頭痛、めまいで苦しんでおられる方には、待ちに待った朗報だと申し上げておきたい。こういった無認定の厄介な病気で悩んで、苦しんでおられる方は多い。一日も早い政府の対応を願いたいと思っている。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時40分起床。体重、61.3Kg。外は雨。今日は琵琶湖マラソンが行われる日なので、雨は上がって欲しいのだが、…。
 昨日の雅子は、熱もなく、痰も少なくて、まずまずの一日だった。久し振りに担当の先生と話す機会があった。ぼちぼち、退院の目処について相談したいという。退院という言葉が出てきたのは、昨日が初めてだった。

3.難病との闘い(1142)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(18)

 2 瞳という女(その13)
 出会いの前夜は、さすがに、多少興奮していたように思う。如何にも、純情な一考だったと改めて自らを思うのだった。
 とにかく、その前夜、翌日の出会いの確認メールを瞳さんに入れ、その返信を見て、11時前にはベッドに入った。しかし、暫くは、あれこれと頭の中で、余計な思考が巡り巡って、なかなか素直には寝付けなかった。まるで、新婚初夜を迎える新郎のような感じで、そういう大事なシチュエーションが訪れた際のことで、そそうがないようにと、頭の中でシュミレーションを繰り返したりしていたが、そのうちに眠りに落ちたようだった。
 翌朝の目覚めは悪くはなかった。朝起きるといつものようにシャワーを浴び、下着を取り替えたが、その際には、今までの着古したものではなく、新品のものを身につけた。うまく話が進んだ際のことを意識しての対応だった。そして、スボンも、いつもの病院通いに穿いていたものではなく、いわゆる、余所行きのものにした。また、ジャケットについては、いつもの病院への付き添いのものとは別に、これも、瞳さんに連絡していた茶系のものを一着、車に載せて置いたのである。待ち合わせる際に、事前に着替えるつもりだった。家を出掛ける前に、念のためにメールをチェックしたが、毎朝送られて来ていた彼女からの朝のメールが、珍しいことに、何も入っていなかった。
 一考は、いつもの段取りで、病院に顔を出して雅子を見舞い、いつものように挨拶し、話し掛け、ブログの朗読などを行なって、雅子の相手をしながら、待ち合わせ時間が近づくのを待っていたのである。 そして、約束の時間である11時の小一時間ほど前に病院を出た。
 病室を出る際に、雅子には、少し早目だが、食事に出掛けると言った上に、若しかしたら、帰りが少し遅れるかも知れないと付け加え、簡単な保険を掛けておいたのである。(以下、明日に続く)

1176 引退

 引退は、そのタイミングが難しい。本人が決めるものだが、否応なく追い込まれることも多い。

1.独り言コラム
 オリンピックが終ったこのタイミングで、スピードスケートの元金メダル獲得者の清水宏保さんが引退を表明した。同氏の誇ったロケットスタートは今や伝説だ。もう、オリンピックは無理だと判断したようだ。また、女子フィギュアスケートの中野友加里選手の先日引退を発表した。今回のオリンピックには、惜しくも鈴木明子選手に敗れて出場できなかったのは悔しかったに違いない。
 北京オリンピックで銅メダルを手にした陸上の朝原宣治選手のように、清々しい引退もあれば、中野友加里選手のように無念の引退もある。
 今朝の新聞には、ラグビーの元木由記雄(神戸製湖)選手の引退も報じられている。日本代表に歴代最多のテストマッチ通算79試合出場の記録保持者で、鉄人伝説があるという。その鉄人の元である体力の衰えが引退の決断だそうだ。ご苦労さんと申し上げておこう。
 今、筆者の記憶に残っている鮮やかな引退劇を演じた事例は、あの小泉純一郎さんと荒川静香さんだ。小泉さんは戦後の政治家で歴代3番目の長期政権を樹立した。引退間際に、次男の進次郎氏を後継に指名したことで、世襲の批判を受けたが、その進次郎氏は大いに頑張っていて、自民党の若手のホープとして頭角を現しつつある。世襲、必ずしも悪くないの見本だ。
 また、荒川静香さんは、トリノオリンピックで堂々の金メダルを手にして、その直後に鮮やかに現役を引退をした。金メダルから来る凛とした美しさが神々しく見えて、今回のバンクーバーオリンピックでも、解説者として立派に活躍していた。あの金メダルが彼女の人生を気品ある素晴らしいものに仕上げたといえよう。
 それに対して、未だに辞められなくて頑張っている人も多い。例えば、フィギュアーでは村主章枝さん、野球では、元阪神の今岡誠選手、西武の工藤公康選手らはその代表だ。村主さんは、荒川さんのライバルだっただけに、引退のタイミングを失った感がないでもない。今回のオリンピックでもなかなか感じのいい解説をしていた。何とか、もう一花咲かせてあげたい。
 今岡選手は、かつてリーディングヒッターや打点王に輝いた阪神のスターだっただけに、ここ数年の不振が自分で納得できず、今一度燃焼したいのだろう。工藤選手には、明日のスターである菊池雄星選手を育成する目的がある。頑張れるだけ頑張るのも人生だ。
 その一方で、政界では、参議院のドンと言われた木幹雄氏や片山虎之助氏も、頑張って今年の参院選挙に出馬するという。かつて、元総理だった中曽根康弘氏や今は亡き宮沢喜一氏に引導を渡した小泉総理の執った勇気ある対応は、なかなか立派な行為だったといえよう。そうでもされないと、自ら引退を言い出せない人もいるようだ。
 そういえば、あの横綱朝青龍のように、不祥事で引退に追い込まれたようなケースもある。そういう意味では、今話題の政治と金の問題で、鳩山総理や小沢幹事長らの民主党の何人かについては、今後の対応が気掛かりである。国民に分かるように、きちんとした説明が必要だ。政治家に不動産やは不必要だ。
 さて、昨日から今年の日本女子ゴルフツアーが始まったが、宮里藍選手一色の感が強いが、そんな中で、筆者の贔屓の不動祐理選手が、久し振りに上位に顔を見せている。かつては賞金王の常連で、通算46勝を誇っているが、昨年は遂に一勝も出来なかった。今年の復活を期待している。彼女には、引退なんて、何処吹く風だと言っておこう。
 なお、筆者の妻を介護する生活は引退することができない。最後まで、頑張るのみである。
 駄洒落で締め括るが、この不動さんは、政界の不動産屋と違って、もっともっと頑張ってもらいたい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 5時起床。体重、60.8Kg。外は雨。だが、それほど寒くはない。
 昨日の雅子は、午前中は痰が酷く苦しんだが、午後になって少しは回復。3時頃に臀部の傷の診察があって、やはり、仰臥位で横になっているのが傷に良くないことが判明し、左右のみの変位に戻された。なかなか、傷の治療は難しい。
 夜の7時から8時のテレビ番組を聴きたいというので、一考が頑張ってサービスに付き添った。

3.難病との闘い(1141)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(17)

 2 瞳という女(その12)
 かくして、日にちは、10月下旬の某日、時間は、お昼前の11時に、待ち合わせ場所は、JR湖西線の堅田駅のロータリーで、一考が車を止めて待っていることで、二人の間では話が纏まったのである。その際の出会いは、相手の瞳さんに、一考の車を見つけてもらう形を取ることにした。そのために、車の車種、番号の末尾、それに、一考のその日の服装などは、それまでのメール交換を通じて、瞳さんには連絡済みであった。
 こうして、一考には、思いの外、順調なペースで、出会いの話が纏まったのである。その間、一考が、ポイント購入後に、瞳さんに送信したメール数は僅か7通で、心配するほどの経費を使うことなく、目的を達することができたのは、望外の成果だった。何しろ、初めての未知の世界での経験だっただけに、こんなにイージーに出会いの話が成立したことに、一考は、驚きの感覚さえ抱いていたのである。
 それまでは考えてもいなかった夢のような出会いが決まったということで、一考の頭の中は、正直な話、かなりのハイな状態になっていた。自分と30歳以上も若い女性と会えると考えるだけで、どぎまぎするもの感じると同時に、それから進んでゆくであろう展開に、それまでにない期待感が膨らんでくるのだった。しかし、その一方で、その種のことに、ここ数年ご無沙汰していることから、きちんと男としての役割を果たせるのかという点で、何とも言えない不安も気になり始めていたのである。
 いずれにしても、一考は、そういう方向に話が進んだ場合のことを考えて、同伴すべきホテルについての下調べも行なった。その種の調査は、インターネットで簡単に済ますことが出来た。また、折角の大事なチャンスに、案内する際に、道を間違っては「画竜点睛を欠く」であって、それを避けるためにも、その場所の下見まで済ませたのである。神様が見ておられたら、滑稽なほど入念な一考の準備に、嘲笑しておられるのではと、何とも言えない羞恥心を抱くのだった。
 とにかく、一考としては、出会った後の準備には、おさおさ怠りなく万全を期していた。従って、ホテルの下見だけでなく、当然ながら、必要な防具も買って用意していたのである。そんな物を買うのは何十年ぶり(?)のことだった。(以下明日に続く)

1175 お父さん、眠れてる?

 ちょっとした言葉が命を救うことがある。心ある言葉は時として、救命の力強いサポーターでもある。

1.独り言コラム
 3月は、最も自殺が多いといわれている。それだけに、国や各自治体でもいろんな対策を取っているようだ。とにかく、年間に3万人以上の自殺が10年以上も続いているのは、悲しい日本の現実である。
 今朝のニュースでは、社民党の福島みずほ代表が、はやりのツイッターを使って、働き盛りの40歳から60歳の方々に向けて、表記の「お父さん、眠れている?」とのメッセージを発信したという。
 それというのも、自殺の原因の大きな一つは、鬱病だそうだ。充分に睡眠を取ることで、それが防げるというのだ。経済的な厳しい環境も大きな原因だろうが、先ずは健康の確保が、その危機を脱する大きなポイントのようだ。
 話題は変わるが、少し前のこのコラムで、なかなか寝着かれず、そのために、朝起きられずに遅刻して、大事な対局を不戦敗とし、罰金を命ぜられた郷田真隆九段の話(1140をご参照)を紹介した。睡眠は勝負の世界でも大事な鍵を握っている。
 ところで、睡眠とは直接関係はなかったようだが、国会で一昨日に起きた遅刻3大臣が話題になった。前原誠司国交大臣、仙石由人戦略大臣、それに原口一博総務大臣が、大事な予算委員会に遅刻したのである。事務方からの連絡ミスというが、極めて遺憾な遅刻だった。
 前原大臣は、筆者も好きな政治家の一人だ。昨日の夕刊に出ていたが、日経の世論調査で、日本の政治に影響力を発揮して欲しい政治家では、舛添要一氏についで、前原大臣は、2位を占めていたが、今回の遅刻だけでなく、今週の週刊文春でもいろいろと叩かれていて、今一つすっきりしていないようだ。この辺りで、そういったもやもやから、すっきりと目覚めて欲しい。
 眠っていた訳ではないが、冷却材のナトリュームが漏れるという大事故で、運転が休止されていた敦賀の高速増殖炉「もんじゅ」が14年ぶりに運転を再開するという。本当に、安全性は確保されたのだろうか。筆者の自宅から80Kmも離れておらず、とにかく安全に万全を期して欲しい。
 5月末までに決めると鳩山総理が断言している普天間移設先について、毎日のようにニュースで取り上げられてきてはいるが、肝心の政府内部での検討が全く見えず、恰も休眠状態のようで心配だったが、昨日になって、既に水面下で米国との打診が行なわれていたようだ。
 難解な課題だけに、言ってみれば、国民には、いわば「狸寝入り」を装っていたとも言える。この種の扱いでは、水面下での根回しは欠かせないだろう。しかし、米国側が納得するような政府案が纏まるのだろうか。筆者は、大山鳴動して鼠一匹も出ずに、結局は元の辺野古の沖合い案に落ち着くのではと見ている。問題がこじれて、自殺と云うような犠牲者が出ないことを祈っている。さあ、どうなるのだろうか。
 いずれにしても、今朝の課題である自殺を防止するための睡眠は、狸寝入りなどではなく、熟睡でないと効果は望めない。熟睡できる環境を政治指導で整えて欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時40分起床。体重、62.3Kg。外は地面は濡れているが、雨は上がっていて、温かい。(午前4時現在)
 昨日の雅子は、痰も少なく安定していた。通じもあって小康状態が続いている。なお、一昨日に体重測定があって、700グラムほど増加していた。全体としての症状は、まずまずである。

3.難病との闘い(1140)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(16)

 2 瞳という女(その11)
 また、時々、サイトが仕掛けてくるのに、「キャンペーン」と云うのがある。これは、指定された期間内でポイントを購入すると、通常ポイントにプラスアルファが付いたり、場合によっては、通常ポイントの2倍、3倍、5倍といった大きなポイントがもらえるサービスである。一考らの会員たちは、ポイントが通常より割安で購入できるというのである。
 しかし、こういう場合は、そのキャンペーン期間を24時間という短い時間に限定していて、会員の即断を促そうとする狙いが見え見えになっている。その上、手が込んでいるのは、わざわざ「○○さんだけが当選しました。他言は無用です」といった前置きまで用意していることが多く、ちゃんちゃら可笑しいと思いながらも、必要に迫られて、つい、つい利用してしまうのである。
 まあ、それらのそういった怪しげなサイトの実体は、ちょっと横に置いておき、とりあえず、この瞳さんとの話を先に進めよう。
 幸か不幸か、瞳さんとのメール交換は、その後も順調に進んでいた。後は、待ち合わせ時での互いを確認する方法だった。これには、一考が自分の車の番号を伝えて、瞳さんにその番号の車を見つけてもらうことしようとした。
 そこで、メールに車の番号を書いて送信したのだが、受け取った瞳さんのメールには、その番号の部分だけが文字化けしているということだった。どうやら、車の番号も、メールアドレスや電話番号に類似するものと判断されて、サイトでの検閲で引っかかったのである。
 しかし、幸いにも、その後のメールで、算用数字ではなく、漢数字を使って、文章の中に巻き込ませて送信してみると、うまくサポートの監視の目を掻い潜ったようで、何とか、その番号を瞳さんに伝えることが出来たのである。具体的には、車の番号の末尾の番号の「3」を「さん」と日本語で書いたのだが、これが彼らの錯覚を呼んだようだった。
 かくして、二人の出会いに必要な情報の交換も終わり、出会いのための準備は、ほぼ整ったのである。(以下、明日に続く)

1174 自己責任論

 高遠菜穂子さんの人質事件で、国論を沸騰させた自己責任論が起きたのは6年前だったが、今の小沢幹事長は、この自己責任という言葉を、どう捉えているのだろうか。

1.独り言コラム 
 あの高遠菜穂子さんを、昨夕のNHKのクローズアップ現代で取り上げていた。思えば、今から6年前、彼女ら3人が、イラク戦争の最中に或る部族に人質に取られて、その解放を巡って日本政府はその対応に苦しんだ。その時に、日本国内で巻き起こったのが、「自己責任」論だった。彼女の行為は、当時、渡航を規制されていた国に、勝手に出かけて行って、そのことが国益に反する結果となったことで、大きな悲惨を浴びたのだった。、
 昨日の放送では、人質から解放され、日本に帰国した彼女は、その騒ぎの大きさを知って「自分は生きて戻ってはいけなかったのだ」と考えるようになり、一時は自殺も考えたということを伝えていた。
 それから6年、その間にも、イラクの子供達のことが忘れられない彼女は、集めた4千万円をイラクに寄贈し、学校の再建などに支援している。そして、昨年には5年ぶりにイラクに再入国をも果たたという。彼女の心の中には、苦しんでいるイラクの子供達が忘れられず、ほっとけないという気持ちが捨て切れないようだ。
 そういえば、昨日の夕方に、筆者が妻の付き添いを終えて、病院から帰宅する際に聞いていたNHKのラジオで、アグネスチャンさんが、ソマリアを視察して来た報告をしていたが、その内容も、気の毒な悲惨な現状を話し、その強力な支援を訴えていた。
 加えて、最近では地震に見舞われたハイチやチリでも、大変な厳しい状況が続いている。そういう意味では、地球上には救済を求めている多くの国、地域があまりにも多い。個人の努力は多としても、それだけでは、焼け石に水の状況だといえよう。
 それでも、高遠さんはそんな努力を続けるという。筆者には、何故、イラクなのかが分からない。しかし、今後は、国益に大きなマイナスを与えないというのであれば、何かに自分の一生を賭けるという人の善意を妨げる必要はないだろう。
 実は、今朝は、高遠さんの話題から「自己責任論」を取り上げて、今の鳩山総理や小沢一郎幹事長のケースに論及しようと書き始めたが、アグネスチャンの話題から、話がわき道に移ってしまった。
 そういう訳で、強引だが、最後に少しだけ話を戻すが、筆者が書きたかったのは、政治と金の問題における自己責任論である。新たに北教組幹部らが逮捕され、違法献金を受けた民主党の小林千代美議員の進退が注目されていて、それについて、「議員の進退は、本人が判断するものだ」と語っていた小沢幹事長の言葉が、如何にも、漫画チックでちゃんちゃら可笑しかったことを取り上げたかったのだ。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時50分起床。体重、61.2Kg。まだ雨は降っていない(5時現在)
 雅子は、昨日も熱もなく、痰も少ない、穏やかな一日だった。朝と午後のテレビのワイドショーを聞いて過ごした。まずまずである。

3.難病との闘い(1139)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(15)

 2 瞳という女(その10)
 話を更に先に進める前に、ここで、これらのサイトのシステムの特徴や戦略的な仕掛けなどについて少し話しておきたい。サイトによっては、その内容に微妙な違いがある場合もあるが、大筋ではほとんど同じような内容である。
 まず、最初に明らかにしておかねばならないのは、このメールのやり取りは、直接に相手の方とメール交換しているのではなく、中継に、サイトの運営会社が入っていて、そこを通してのメールのやり取りであると言うことである。
 それなのに、サイトは、表向きには「お客様同士のメールのやり取りには、いっさい関与していないので、云々」と言って憚らないのだが、実際には、メール送信内容は、常に検閲を受けていて、勝手に電話番号やメールアドレスを送ることは出来ない。仮に書き込んで送信したとしても、相手には、全く読み取れない文字化けした形でしか伝わらない仕組みになっている。
 メールアドレスや電話番号などを送信したい場合には、その旨をサイトに断って、しかるべき費用を支払わねばならない。因みに、その費用は、それぞれ、一件につき、5000円以上(サイトによっては8000円)という高額で、それに相当するポイントが必要となるのだ。
 ところで、このメールに掛かる費用だが、今この瞳さんのやり取りで使用しているサイトの場合は、一回で600円相当のポイントが必要だ。他のサイトでは、700円相当のポイントを取るところもあって、結構高いのである。
 その上、一考らの客にとって厄介なのが、そのポイントの購入単位が決まっていて、最低で3000円(サイトによっては5000円)単位になっていることである。従って、ポイントが無くなった状態で、例えば、後一回だけ確認のメールをしようとしても、ポイントの購入には。その最小購入単位での購入が必要となり、つまらない余計な失費を余儀なくさせられるのだ。特に、出会いの直前の最後の段階で、相手から確認のメールを受けた際にポイントがないと、実に辛い失費を余儀なくさせられる。逆に言えば、サイトとしては、それが狙いなのである。(以下、明日に続く)

1173 格闘技

 本来はK-1やプロレス、或いは相撲のような肉体が激しくぶつかり合うスポーツを指しているが、広い意味では、スポーツ以外にも、格闘技並みの激しい戦いは少なくない。

1.独り言コラム
 バンクーバーオリンピックの最後の金メダルを争ったアイスホーッケーの決勝戦は、凄まじい戦いだった。地元のカナダが宿敵アメリカを延長戦で倒したことで、カナダ国民の盛り上がりは凄かった。さすが、氷上の格闘技と呼ばれるだけあって、その迫力はK-1以上だ。
 あの女子のフィギュアの浅田真央選手とキムヨナ選手の戦いも、技術と技術、気合と気合のぶつかった見事な格闘技だったと言ってもいいのではなかろうか。その演技を見ていて、緊迫の中に、そんな凄さを強く実感していた。次のソチでも是非見てみたいのだが、…。
 さて、格闘技はスポーツだけではない。昨日は「将棋界での最も長い日」と称される名人挑戦者を決めるA級リーグ戦の最終局の5局が一斉に行なわれた。NHKも衛星放送で中継してくれるので、筆者は毎年楽しませてもらっている。朝10時から始まった戦いは、最後に決着が着いたのが今朝の1時半近くで、延々、15時間に渡る熱戦だった。
 その結果、三浦弘之八段が、昨年の挑戦者だった郷田真隆九段の懸命の寄せから逃げ切って、初めての名人挑戦権を獲得した。来月から行なわれる羽生善治名人と七番勝負を戦う。挑戦を決めたその戦いは、最終盤で郷田九段が寄せきるか、三浦八段が逃げ切るかという迫力満点の戦いとなったが、三浦八段の巧みな応手で逃げ切りに成功し、堂々と勝ち切ったのである。読みと読み、知力と知力、体力と体力がぶつかり合った激しい格闘技だった。昨夜も、筆者はテレビ中継を見ながら興奮していた。
 因みに、三浦八段は、かつて羽生名人が全てのタイトルを保持していた羽生七冠に対し、その一角を最初に切り崩した棋士だった。今の羽生名人は、王将、棋聖を含めた3冠だが、三浦は棋士の憧れの名人奪取に見応えある戦いを見せてくれるだろう。凄い格闘技だったと称されるような熱戦を期待している。
 さて、トヨタの御曹司、豊田章男社長も、今回のリコール問題で、目下、格闘技を戦っていると言えそうなハードなスケジュールをこなしている。先週末は米国での厳しい公聴会で毅然として頑張り、一昨日は中国の北京でも記者会見を行ない、その火消し、信頼回復に追われていた。昨日は、帰国直後ではあったが、夜のニュースステーションなどにも出演して、今後の方針などを語って名誉回復に頑張っていた。
 今までは、マスコミ嫌いということで表に出て来なかった御曹司にとっては、まさに、初めての厳しい格闘技並みの戦いを強いられていると言えよう。日本経済の屋台骨を支えているだけに、大いに頑張って欲しいと思う。
 筆者の住んでいるごく近くの近江神宮で、毎年お正月に行なわれる「かるた日本一」を決める競技もなかなか迫力満点の戦いだ。上の句の読み上げと同時に、下の句のカードを叩き取る凄まじさは、まさに格闘技以上である。迫力満点の競技である。
 国会でも、格闘技並みの戦いは、菊度となく展開されて来ている。かつては、座り込み、牛歩戦術などの馬鹿馬鹿しい抵抗で頑張っておた。最近の事例では、小泉総理時代で、100年大丈夫だと言われていた年金改正案の委員会審議での強行採決は今でも記憶に生々しい。賛成、反対の両陣営が身体を張っての怒号の中での採決は、まさに、見苦しい格闘技である。中でも、民主党の森ゆうこ女性議員は、スカート姿で、机の上に上がっての抵抗シーンは、彼女の売り物かも知れないが、頂けない下品な出し物だ。あまりにも品のない格闘技にがっかりである。格闘技でも、然るべき品位は大事である。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時50分起床。体重、61.1Kg。今朝からは暖房を切っている。穏やかな朝だ。
 昨日の雅子は前日と同様に、熱は平熱、痰も少なく穏やかであった。午後には入浴をさせてもらって、顔色もよく気分は良さそうだった。こんな日が続けば有難いのだが、…。

3.難病との闘い(1138)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(14)

 2 瞳という女(その9)
 このように、二人のメール交換の中身は、いよいよ、さし当たっての目的である出会いに関わる大事な確認事項の細部に入って来ていた。
 「泳げない魚さん、明日11時ですね。解りました。車は何色ですか?」
 これに対しても、一考は、正直にトヨタの軽のパッソのシルバーと答えたのである。恥ずかしい話だが、この時点では、すっかり瞳さんを信じていたのである。一考の返信に対し、彼女は今度は病院を確認してきた。
 「泳げない魚さん。解りました。泳げない魚さんの奥さんが入院されてるのってYY病院ですか?」
 ここでも正直に、そうじゃなくてBOH(琵琶湖大橋病院)と返事した。
 そして、こんなやり取りから判断して、一考は、彼女はYY病院に勤めているのではと考えたりしていた。それなら「結構、近いところにいるんだなあ」と何となくまだ見ぬ彼女に親しみを覚えたりしていたのである。
 「泳げない魚さん。BOHですか~。結構長く入院されているんですか? 看病大変だと思いますけど、頑張ってくださいね。これから勤務なので、また後で連絡しますね」
 一考は、正直、そわそわしたものを覚えていたことは確かである。そこには、途中、ポイントがなくなったために二日間近くの中断があったにも関わらず、最初のメール受信から僅か3日間で、彼女との出会いの約束が出来たからである。想定外のとんとん拍子での話の進展に、興奮するなというのが無理である。言ってみれば、電光石火のスピードで、大人のデートの約束が成立したのである。一考には、驚き以外の何物でもなかっった。恰も、夢物語のようで、本当に瞳さんに出会えて、然るべき目的が果たせられるのだろうかと、一考は期待と不安中にいた。
 とにかく、雅子には、阿吽の呼吸で了解は得ていると言いながらも、余計な心配を掛けさせないという意味で、彼女に悟られないように万全の配慮が必要だと自らに言い聞かせていた。同時に、出会いのための必要な準備は、おさおさ怠りなくしておく必要があると考えていた。(以下、明日に続く)

1172 筆者が選んだオリンピックベスト8

 17日間の冬の祭典が終った。ほっとすると同時に、何か大きな楽しみを失ったようで、ちょっとした寂しさを覚えている。今朝は、筆者の印象に残るベスト8を、独断と偏見でピックアップしてみた。

1.独り言コラム
(1)浅田真央 高橋大輔
 何と言っても、浅田真央だった。成功したトリプルアクセルなどの個々の演技もさることながら、戦いが終った直後のインタビューで「長かったようで、あっという間でした」と言って、暫く絶句した場面の痛々しさが、とても印象深い。
 しかし、4年後のソチを目指すと決意した翌日からの明るい顔、中でも閉会式での国旗を持っての堂々の入場には、多くのファンも一安心だったのではなかろうか。
 とにかく、その戦いの日を、あれほと楽しみに待ちに待っていたと言うのは、今までになかったことだった。その日は朝からほとんど何も手につかない状態で、そんなことは、長い人生でも数少ないことだった。4年後は、もっと大人になっていて、キムヨナに負けない妖艶さも増しているだろう。その時に「長いようで、あっという間でした」とのトーンの違った言葉を楽しみにしている。
 一方、男子の高橋大輔選手の頑張りも素晴らしく、多くのファンに感動を与えた。特に、4回転ジャンプに挑戦し、その失敗後の立派な演技は感動を超えていた。とにかく、大怪我をした後の試練を越えての銅メダルだけに、喜びは一入だったろう。
(2)キムヨナ
 堂々としていて完璧な演技は見事だった。特に、最初のSPで、先に浅田選手が高得点を出したのを見た瞬間をカメラが捉えていたが、その時に、彼女が見せた不適な笑みが、筆者には、とても印象的だった。その直後にとんでもない高得点を出したのだから、凄い選手である。4年後も依然として強敵でだろうと思う。
(3)小平奈緒
 よく頑張った。500、1000、1500メートルに出場、その中で二度の5位入賞、そして、最後に団体パシュートで銀メダルをもぎ取ったのは素晴らしかった。こんな団体の種目があるなんて、全く知らなかった。なかなかの美人だし、ファンになってしまった。
(4)長島圭一郎、加藤条治
 ゴールして、転倒しながら両手を挙げていた長島圭一郎選手の喜びのシーンは印象深い。3位になって悔しがっていた加藤条治選手の頑張りもなかなかだった。
(5)国母和宏、橋本聖子
 身だしなみで、場外での話題を提供したが、それなりの成績を残したのは立派。IOCの出場取り止め勧告を受け入れず、出場を決めた橋本聖子団長の決断は立派だった。政治家になってもっともいいジャッジ、いい仕事だったのではなかろうか。
(6)高木美帆 
 最後の団体のパシュートでは、控えでサポートしていたが、決勝のゴールの瞬間に電光掲示板を見て、両手で顔を覆ったあの場面はとても印象深かった。彼女には、今回は先行投資であって、4年後を楽しみにしよう。
(7)カーリングチーム
 前半は、とても楽しませてはくれたが、後半は、見てられない弱点を露呈していたのはがっかりであった。近江屋杏菜さんという名前が何となく筆者の気を惹いたが、滋賀県とは無関係と分かり、急に関心が薄れた。
(8)石田正子
 最終日の女子30Kmの長距離で5位入賞は凄かった。日本選手では史上初の好成績で、日本の距離陣に新時代の到来を告げたという。特に、最後の5Kmの頑張りが凄かった。
 この他、上村愛子の夫婦同伴、葛西紀明の140メートルジャンプ、織田信成の靴紐、小塚崇彦4回転ジャンプ、安藤美姫や鈴木明子の熱演らも印象深い感動を与えてくれていたが、今朝、たまたま思い出した順が後になってしまったので、こうして付記する形になってしまったことをお断りしておこう。

 以上が、今朝の筆者の頭に残っているベスト8だが、それはそうと、次回の話になると急に心細くなってしまう。4年後は、筆者らには、とても遠い夢の世界なのである。果たして、生き続けているのだろうか。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 4時半起床。体重、61.1Kg。地面は濡れているが、雨は降っておらず、寒くはない。
 昨日の雅子は、熱も痰も殆どなく、安定していた。午後には、久し振りに実姉の霧子さんがお見舞いに見えたが、目を開けて、今までにない反応をしていて、嬉しそうだった。午前中に、その予行演習をした際には、そのような反応は示してくれなかったのだが、…。その雅子の様子に、一考もほっとしていた。

3.難病との闘い(1137)  第四部 特別番外編 衝撃の告白
  ―出会えない出会い系との奮闘記―(13)

 2 瞳という女(その8)
 少し大人気ない話になってしまうのだが、34歳という、一考と30歳以上も若い女性に会えるかもしれないということで、一考の心の高まりは尋常ではなかった。それは、ここ10年以上も経験したことのないくらいの心の高まりだった。メールで提供されている彼女の写真と自己紹介の文言から、ちょっとぽっちゃりした落ち着いた感じの彼女のイメージが、一考の頭の中では、大きく膨らんでくるのだった。
 そして、若しも彼女に会えたら、どんな具合に話を持っていけばいいのか、どんな形で最終的な目標まで導けばいいのか、といったような、勝手な、そして淫らな思考が、その脳裡を支配し始めていた。今となっては、馬鹿馬鹿しい話なのだが、それはもはや、抑えようのない妄想に近い形となって、頭の中で拡大して行ったのである。
 従って、病院で、雅子に話しかけている一考の気持ちも、部分的には、上の空になっていたこともあったと思う。そわそわと落ち着かない状態だったに違いない。
 そして、瞳さんからの具体的な住まいの問合せに、一考は、正直に湖西線沿線に住んでいると返事をしたと思う。まだ、この辺りでは、このやり取りに裏があろうとは思ってもいなかったからである。
 「泳げない魚さん、私も湖西線沿線ですよ。堅田の近くです。わかります? 泳げない魚さんはどの辺ですか?」
 この質問に、一考は素直に「自分は、妻の付き添いに毎日、堅田に通っている」と答えて「あなたの都合に合わせて、いつでも会えるように調整は出来ます」とでも返事していたと思う。
 「泳げない魚さん、今日は夜勤なので、18時ですとちょっと遅いです。明日の日中とかならお会いできます?」
 こうして、彼女からのメールは、いよいよ具体的な核心に迫って来ていた。
 一考は雅子の付き添いの合間である11時頃を指定した。昼食の休憩時間を活用しようと考えたのである。この時間帯は、いつも、インターネットに繋いだコンピューターで、株価やメールのチェックなどで2時間近く、雅子の病室から離れて過ごしていたので、ちょうど都合がいいと楽観していた。(以下、明日に続く)

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