プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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1810 波紋拡がる

 今、波紋と聞くと、ギリシャ、イタリアの債務危機に端を発した欧州経済の悪化の世界への波紋が頭に浮ぶ。しかしそれだけではない。他にもいろんな波紋が存在する。

1.独り言コラム
 記者団との非公式懇談会で、田中沖縄防衛局長が不適切な発言を行なった。一昨日の夜のことで、環境影響評価書の提出に関して、記者団が、「何故一川防衛相がその提出時期を明らかにしないのか」と質問した対し、「犯す前に、これから犯します、と言えますか」という不適切な答えをしたのである。その田中沖縄局長は、電光石火、昨夜直ちに更迭された。少女暴行事件などで、その種の事柄に敏感になっている沖縄での誠に不適切な発言で、普天間基地移設問題を抱える政府にとっては、「何をやってくれるのだ」といった怒りでいっぱいだろう。今後の沖縄問題への波紋は、あまりにも大き過ぎるようで、大変心配である。
 この種のお酒の入った非公式の記者懇談会というのは、危ないことが多い。つい、口が軽くなって「ぽろっ」と言ってしまうリスクがある。最近のオフレコ発言の事例では、野田内閣誕生直後に、鉢呂吉雄経済産業相が「放射線をすりつけてやるぞ!」と言ったことが暴露され、辞任させられた話は、まだ記憶に新しい。そういえば、野田総理も拉致被害者の横田めぐみさんの情報に関して、「ガセネタ」と語ったという。この話は、一般には報道はされてはいないが、知る人ぞ知るの話のようだ。
 アテネ、北京のオリンピックで2連覇を果した柔道の内芝正人氏を、未成年の女子学生にお酒を飲ませた後セクハラ行為をしたと言うことで、客員教授として採用していた熊本の九州看護福祉大学は、懲戒解雇処分とした。ここでは、不適切発言ではなく、不適切な行為があったと言うのである。金メダルのヒーローのセクハラ行為の波紋は、小さくはないだろう。本人は、合意の上だったとしているようだが、つい、魔がさしたのだろうか。
 波紋と言えば、大阪のダブル選挙で、「大阪都」を目指すことを訴えた維新の会の圧勝の波紋は、中央政界にかなりのインパクトで波紋を拡げているようだ。例えば、みんなの党は、年内にそのための法律改正の議員立法を準備するという。また自民党の石原幹事長も「話しは聞こうじゃないか」と前向きに話題にしていたし、野田総理も、今回示された民意は重く受け取るとし、具体的な提案には検討すべきとして、勉強して置く必要があると発言していた。それぞれが、それぞれの思惑での発言で、この維新の会の強烈な波に乗り遅れないための動きであると思われる。これらの朗報に、橋下市長、松井知事の今後の打つ手が見ものである。
 米国の3番手の航空会社であるアメリカン航空が、連邦破産法チャプター11に破産申請したという。日本の民事再生法に相当するもので、営業は通常通り継続されるが、このことで、航空業界の再編への波紋が拡がる様相である。この背景には、格安航空運賃の影響が出て来たとの見方がある。さあ、どうなって、行くのだろうか。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、前日に続いて熱があったので、朝からクーリングをしてもらっていた。それでも、筆者の話には、薄目を開いて聞いてくれていたが、少し元気がなかった。

3.備考
 筆者は、今朝は4時45分起床。体重、60.6Kg.今日のお天気は曇り、時々雨だそうだ
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1809 凄い男達

 難局に向かって、自らが手を上げて、そして選ばれて、自らが先頭に立って、ハンドルを握る男達の凄さに、筆者は敬意を表したい気持ちでいっぱいだ。

1.独り言コラム
 注目された大阪での40年ぶりのダブル選挙では、ローカル政治団体の維新の会の圧勝に終った。松井一郎知事、橋下徹市長の誕生となったのである。市長選での投票率が60%を越し、知事選でも、前回よりも伸びたことが注目されるが、その結果、若手の支持が増えたことが、既成政党の異例な共闘をも打ち破ることになったのではと思われる。この背景には、とにかく、今の閉塞感を変えて欲しい、改革を進めて欲しいとする府民や市民の強い願いが結集された結果であろう。
 さて、選挙には勝ったものの、真の戦いはこれから始まるのである。公約に掲げた「大阪都」を目指すと言う方向が支持された形にはなったが、投票した大半の人たちはその具体的な内容を承知して支持した訳ではないと思う。
 一口に、「大阪都」を目指すといっても、その道程は長くて遠い。そして、その間にある幾つもの難壁があって、それらを越えるには、国による法律の改正、最終的な選挙民の賛成を必要としている。そのためには、先ずは、国会のサポートが必要だ。橋下新市長は、必要があれば、国会へ同志を送ることも吝かではないと、勝利直後のインタビューでその考え方を披露していた。
普通の男なら、若しそんな難しい立場におかれたら、それらを一つ一つ成し遂げていく困難さを思うだけで、恐れ多く、逃げ出してしまいたい気持ちになると思う。しかし、この選挙で選ばれた二人は、それらの難局に向かって、雄雄しく進もうとしているのだ。お二人のその凄い強さに敬意を表したい気持ちである。凄い男達がいるものだと改めて思う。
 中でも、橋下徹という男の凄さにびっくりである。本当に稀有なリーダーが現れたと思う。最初にテレビの「行列の出来る裁判所」で見た時には、「そんなの関ない、そんなの関係ない」と誰かのギャクを面白おかしくやって、視聴者の笑いを誘っていた男と同一人物とは思えない気がする。さあ、どんな手法で立ち向かってゆくのか、その戦いぶりを注目したいと思う。
 さて、そういう意味では、民主党の3人目の総理に手を上げた野田佳彦総理も、同様にそんな凄い男の一人であると言えよう。東北大震災、原発問題、TPP,増税、沖縄基地といったとんでもない難問が山積するな中で、それらを解決すべく堂々と自らが手を上げて選ばれたのだ。日本国の危機に、先頭に立って戦おうと言う意味では、橋下氏以上の指導力、腕力が必要である。見た目には、そんな力があるようには見えないが、秘めたる闘志がいっぱいなのだろう。橋本氏を見なが、改めて野田氏も大した男だと思うのである。問題は、同氏がそれらの難問に押し潰されないか、どうか心配である。
 いずれにしても、オレルヤンの少女、ジャンヌダルクではないが、国の危機、エリアの改革を目指して、自らが先頭に立って立ち向かうその凄い男達の意欲、闘志、行動力を思うと頭が下がる思いである。世の中には凄い人たちがいるものだと思う。
 頑張れ、野田佳彦、橋下徹、とエールを送っておこう。
 ところで、昨夜、東京の料亭で、あの亀井静香国民新党の代表と小沢一郎氏が会談したようだ。大阪のダブル選挙の結果を捉えた新しい動きだ。大阪都の実現を餌に、橋下氏に何かを仕掛けようと言うものかもしれない。政界の中央でも何かが動き始めたようだ。年末にかけて面白い動きがあるかも知れず、暫くは。政治の世界から目が離せない。
 
2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、少し熱があった。ほとんど目を瞑ったままの寝たきり状態ではあったが、時々、呼びかけに目を薄く開けて応えてくれていた。筆者の体調が今一つだったので、いつもよりも早く、散歩が終って直ぐの3時過ぎに病院を出た。
 
3.備考
 筆者は、今朝は3時50分起床。体重、61.3Kg.今日のお天気は曇りだそうだ。

1808 希望

 岸洋子さんのヒット曲に「希望」というタイトルの歌がある。筆者もカラオケで幾度か唄った好きな歌である。「希望」は愛であり、明日に繋がる架け橋だ。

1.独り言コラム
 いつもより30分早く始まったNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の最終回を見ていたのだが、時刻がちょうど8時になった瞬間に、予期通り大阪ダブル選挙のニュース速報が入った。知事に松井一郎氏、市長に橋下徹氏の当確を伝えたもので、維新の会の圧勝だという。事前の報道では激戦と言われていたが、結果はかなりの大差がついたようだ。橋下人気が健在であることが証明された。
 この選挙戦では、告示前から、橋下氏を独裁者と決め付ける表現が、反対党が多用する異常な戦いになっていて、そのことの投票への影響が心配された。しかし、幸いにも、そんな心配はまったくの杞憂であったようだ。何かを変えようとすれば必ず反対者は出て来るもので、それを押し切って前に進めるには、それだけの強い指導力、実行力をもった政治家が必要である。そう言う意味では、橋下氏は最近では稀有な貴重な政治家だといえよう。
 とにかく、大阪府民、市民は大阪都を目指す方向を選択した。維新の会の大雑把な段取りでは、4年後の平成27年4月1日から大阪都をスタートさせたいとの計画を組んでいる。橋本氏はいよいよその方向に舵を切る訳だが、府民、市民の期待と「希望」にどう応えてゆくか、楽しみである。
 ところで、昨日完結した大河ドラマだが、滋賀県が舞台ということもあって、筆者は今年はほぼ毎週見ていた。それなりになかなか面白い内容だったと思う。昨日の最終回のラストシーンで、秀忠が、江に対して「そなたは、私の『希望』だ」と呼びかけた場面が、心地よく印象に残ったが、昨日のダブル選挙では、大阪の府民、市民は橋下氏が率いる維新の会を、大阪の大きな「希望」だとして賭けたのだと思う。その「希望」が実現するように、選ばれた二人には頑張ってもらいたい。
 大相撲九州場所は、千秋楽の結びの一番で、横綱白鵬が大関の把瑠都に敗れて全勝優勝はならなかったが。21回目の優勝を飾って閉幕した。一方、大関を狙った稀勢の里だったが、協会の配慮で最後の琴奨菊との決戦の前に大関昇進の内定を匂わす発表があった。稀勢の里の力を買っての協会の決断だと思うが、現実論として、地位がそれにふさわしい力士を育てるということも充分にあることだ。そういうことで、相撲協会が、日本の相撲ファンの意を汲んで、今までの直近3場所での33勝の目安という基準に弾力性を持たせたことになる。恐らく、この決断には、多少は異論も出て来るかもしれない。筆者は、将来の日本人力士の「希望」の星である二人(事奨菊と稀勢の里)であるだけに、早く育てたいとする協会の考え方を支持したい。これは勇み足にはなっていないと思っている。
 とにかく、小さくてもいいから「希望」を持つ事が大事である。それが明日への架け橋になってくれるはずだ。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子はほとんど目を瞑ったままの寝たきりの状態が多かった。日曜だったが、午後には車椅子での院内散歩を行なったが、やはり、目を瞑ったままだった。それでも、こちらからの話しかけには、時々、何かを訴えるように、言葉にはならないが声を出していた。なお、一昨日、実姉の霧子さんが見舞いに来た時には、頑張って、大きな目をあけて応えていたという。目を開けるのが辛くなっているのかもしれない。
 
3.備考
 筆者は、今朝は3時起床。体重、61.5Kg.今日のお天気は晴れ後曇りの予報である。

1807 バイオミミクリー

 自然の叡智を活用した技術のことで、バイオとミミック(真似をする)という言葉を合わせた新造語である。

1.独り言コラム
 三日前の24日、NHKの夕方のローカル番組「おうみ610」(滋賀県限定放送)の中で、このバイオミミクリーを特集していた。そこでは、素早いかわせみの口ばしの形状から、新幹線の先頭車両の流線型の形状が生まれたとか、蚊が人の肌に口を突き刺して血を吸う際に、人に気付かれ難いという事実から、そのストローのような口の形状を研究し、痛くない注射器が出来たという前段のはなしがあり、この日のメインサブジェクトして、この種の研究を取り上げるNPOが近江八幡市に発足した話題だった。その中で、ホウセンカの葉っぱのつき具合をまねて、太陽電池のパネルを配置するという応用を行っている紹介だった。ホウセンカが太陽のエネルギーを効率的に受けているという事実に基づいた開発である。
 こういった考え方は随分古くからあったようだ。500年以上も前に、レオナルドダヴィンチがトンボが空中で止まって様子にヒントを得て、ヘリコプターの原理をスケッチしたとされている。19世紀にはドイツのオットー・リリエンタールがコウノトリを観察し、グライダーを作って滑降飛行を繰り返していた。
 最近では、ハスの葉のように水を弾く撥水生のある素材開発もその一例で、電子顕微鏡でハスの葉の観察から生まれたようです。
 それらは、いずれも理に叶ったものであり、或る調査によると、人間が行った発明の中で、このように生物からヒントを得た発明は10%程度だという。まだまだ真似る価値あるヒントが潜在しているといえそうだとの解説があった。
 理に叶った話は、誰もが納得する訳だが、世の中には理に叶わないことも多い。適材適所の看板を上げながら、党内グループのバランスを配慮した野田組閣、オリンパスや大王製紙の「理」を無視した独断経営、読売新聞社での清武前球団社長とナベツネ球団会長との全面戦争に至っては「理」を越えた問題となっている。
 今日行われる大阪のダブル選挙は、どんな結果を出すのだろうか。ここでも「理」の存在がはっきりしていない。それというのも、「大阪都」というイメージがなかなか把握し難いからだ。筆者は、いずれも維新の会が勝利するのではとみているが、若しかしたら、知事は前池田市長の倉田氏が勝つかもしれない。答えは、今日中に出る。
 さて、今日の大相撲千秋楽では、稀勢の里の大関昇格が、琴奨菊との一戦に持ち越されている。日本人大関誕生と云うことでは、琴奨菊も稀勢の里の大関昇格は歓迎だと思うのだが、自分との戦いにその運命の大一番が持ち越されたことに、その気持ちは複雑だろう。「心中や如何」である。真剣勝負が問われてきた大相撲界だけに、義理人情の入る余地はないはずだが、…。
 いずれにしても、この世の中は「理に叶う」ことの方が、何となく少ないような感じがしているが、どうなのであろうか。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 夕方、病院に顔を出した。夕食の注入も終っていて、静かに眠っていた。寝顔に挨拶して、病院をでた。なお、一昨日は、午後に実姉の霧子さんが見舞いに来て頂いたようだ。水入らずでコミニケーションが出来たのではなかろうか。
 
3.備考
 今朝は3時50分起床。体重、61.1Kg.今日のお天気も良さそう。

1806 はしゃぎ過ぎの付け

 何事も適度なレベルに止めておくのがいいのだが、筆者には、自制心が弱くて、つい乗り過ぎてはしゃいでしまう悪い癖がある。

1.独り言コラム
 私事で、お恥ずかしい話しなのだが、昨夜は想定外のはしゃぎ過ぎをしてしまった。そのため、今朝、目をさましたのは、何と午後の1時近くになっていて、ホテルの掃除の方に起こされるという失敗をやらかしてしまった。その上、二日酔いもいいところで、暫くは立ち上がれず、1時からの昔の研究室の皆さんとの集まりをドタキャンすることになってしまった。関係者の皆さんに大変ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫びさせて頂きます。タイトルの「はしゃぎ過ぎの付け」はそういう、信じられない大失態でした。要するに、筆者も70歳の古希を過ぎていて、老化現象もそこまで進んでいるのを勘案していなかった馬鹿な結果だった。
 しかし、言ってみれば、それだけ楽しませて頂いた訳で、昨日わざわざ時間を割いて頂いた方々には、厚く、熱く、御礼を申し上げす。願わくば、生きている内に今一度ぐらいは、これに「もう勘弁して」と言わずに宜しくお願いしたいと思います。
 そんなことで、いつも、早朝に配信しているこのブログをこんな時間に配信することになりました。折角1805回も連続で継続していることから、記録を更新するために敢えて配信させてもらいます。宜しくお願いします。
 さて、「はしゃぎすぎの付け」と云うことでは、野田内閣の大臣さん中にも何人かおられる。一人は、防衛大臣の一川保夫さんで、私が安全保障には素人だから、これが本当のシビリアンコントロールだと大臣就任早々に発言、大クレームを受けたに続き、最新の失態は、ブータンの国王が来て、宮中で催しものがあるが、私はこちらのほうが大事だ、と発言し政治パーティに参加した。その後、そのことで参院の外交防衛委員会で、ブータンの国王の名前を聞かれて、ワンチュク国王の名前を応えられなかったと言う。念には念を入れた失言だが、本人は、まだ大臣の椅子に座り続けておられる。
 厚生労働大臣の小宮山洋子さんも就任直後の挨拶で、煙草は健康に良くないから、値上げして700円ぐらいにしたらどうかと発言し、管轄外の税金問題に触れたことで顰蹙を買った。これも「はしゃぎ過ぎ」であろう。
 その一方で、野田総理はいい加減なことを言わない、目立とうとしないといったような三つの「○○しない」を各大臣に釘を刺したようだが、これでは、どうしても前向きの姿勢が出て来ないのではなかろうか。はしゃぎ過ぎは良くないが、積極姿勢を示す活動はどんどんやってもらいたい。
 今、これを書いている最中に、フィギュアースケートロシア大会で浅田真央さんの優勝の報が入って来た。おめでとう。はしゃぎ過ぎないようにして、グランプリファイナルでの優勝を期待している。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、症状も表情も、穏やかだった。今日から一泊で出掛けると話していたので出かけ際には、少し寂しそうに見えた。
 
3.備考
 筆者は、今日は午後1時頃起床。体重、測定出来ず今日のお天気は良かった。

1805 一先ず、ほっと

 心配、不安が続く中で、取りあえず、「一先ず、ほっと」出来ると、一息つくのだが、今の世の中の動きは、何事においても、なかなか、そうさせてくれないから大変なのだ。

1.独り言コラム
 マイコプラズマ肺炎で東大病院に入院されていた天皇陛下が昨日退院され、18日ぶりに皇居御所に戻られた。車の中から手を振っておられる映像は、いつもとお変わりないご様子で、一先ず、ほっとである。
 ここ数日、株価が年初来安値を更新している。欧州の金融不安が解消されず、ドイツ国債も売れ残ると言うことでの不安が影響しているようだ。早く、一先ず、ほっと、するところまで戻って欲しい。そんな中で暴落していたオリンパス株が少し戻して来ている。一時は460円まで下がっていたが、その後、徐々に回復の気配を見せていて、昨日現在1019円まで戻した。一先ず、ほっと、である。昨日は、菊川会長兼社長ら3人が退任し、高山専務が新社に就任する新しい人事が発表された。体質改善は進むのだろうか。今日以降の株価の動きが注目される。
 その株価の動きにも大きな影響を与えているタイの洪水は、漸く少し水が引き始めてはいるようだが、完全に水が引くには、まだまだ時間がかかりそうだ。操業停止をしている日本企業は、その対策の大わらわで、一先ず、ほっと、には至っていないようだ。10月度の貿易統計では、輸出入が減少しており、景気の足を大きく引っ張っていて、その先行きが心配だ。
 日米地位協定の運用が改善された。在日米軍で働く軍属(兵士以外の米人)が公務中に犯した事件、事故について、米国側が刑事訴追しない場合は日本側で裁判できるように日米地位協定の運用を改善することで合意したという。懸案の一歩前進であり、一先ず、ほっと、である。就任直後は、素人外相といわれていた玄葉光一郎外相だが、一昨日の訪中では重鎮として手厚くもてなされるなど、実績を積重ねている。女性記者とのスキャンダルが心配だが、今のところ頑張っているようだ。これまた、一先ず、ほっと、である。
 新大関の琴奨菊が9連勝したことで、一先ず、ほっとしていたが、その後無念の3連敗、大関を狙う稀勢の里も既に3敗を喫していて、土俵際に追い込まれつつある。残り3日で2勝は容易ではない。頑張って欲しい。こうして見ると横綱白鵬は、まだまだ強い。
 女子ゴルフの今年の最終戦が始まった。初日を終って韓国人プレイヤーが3位までを独占、28人の出場者の中で10人が韓国、中国人である。米国ツアーにも多くのプレイヤーを送り込んでいる韓国の選手層の厚さにはびっくりである。筆者のファンである有村智恵さんと不動祐理さんは、共に+2で首位と6打差、12位タイである。一先ず、ほっと、という順位ではない。今日以降の巻き返しを期待したい。
 そんな中で、今日から始まるフィギュアスケートロシア大会に出場する浅田真央さんが、昨日の公式練習で先日のNHK杯ではうまくいかなかった3回転も無難にこなし、その感覚が戻って来ているようだ。ほっと一息、である。この大会で、2位以上ならグランプリファイナルへの出場が決まるので、しっかりと頑張って欲しい。
 毎日続けて1800日を越えたこのブログだが、今朝も、ここまで書き終えると、一先ず、ほっとである。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、症状も表情も、相変わらずで特記事項なし。午後には車椅子で館内散歩をしたが、…。
 
3.備考
 筆者は、今朝は3時20分起床。体重、61.1Kg.今日のお天気は曇り空で寒い一日のようだ。

1804 限りある「命」

 多くの感動に満ちた日常のドラマは、命に限りがあることで生まれることが多い。

1.独り言コラム
 突然の訃報にびっくりである。落語家、立川談志さんが亡くなられたのだ。「談志が死んだ」というフレーズは「回文」として有名で、本人もその語りの中で取り上げて笑いを誘っていたのだが、遂にそれが真実となって帰らぬ人となった。お行儀の悪い語りが何とも言えない味を出していて、筆者も気に入った芸人さんの一人だった。落語のうまさはずば抜けていたが、日本テレビの人気、長寿番組の「笑点」の初代司会者として、その番組の面白さを引き出し定着させた。しかし、残念ながら、寿命には勝てなかった。ご冥福をお祈りします。
 さて、びっくりしたニュースは他にもある。リニアー新幹線が京都を通らないということを数日前の新聞で知った。名古屋から岐阜県、三重県、奈良県を通って大阪というルートだという。開通する頃にはこの世にいないので、筆者自身には直接関係のない話なのだが、何だか少し残念な気がする。確かに、奈良も京都と同じ日本の古都ではあるが、滋賀県人としては、その利用を考えるとき、随分と不便であって、今の新幹線の方を利用することになろう。京都はもっと声を上げて反対すべきだったと思うのだが、…。
 ところで、原発の廃炉に三十年掛かると言う。三十年先となると、これまた筆者には関係ない話しになるが、そんな厄介な原発を日本のエネルギーの中核に位置づけようとした考え方が問題だったと思う。自民党の政権下で反対意見を封じ込めてきた強引さの付けが回ってきたのである。ここまで来た以上、時間が掛かってもしっかりと対応してもらわねばならない。筆者には関係ないと言ってられない課題だ。
 10年先には実用化をということで、京大の山中伸弥教授が京大病院内に臨床実験用の専用施設を設置して取り組むという話(1800回をご参照)には、妻の病気のことを思うと希望の光であって、筆者の命の有無に関わらず期待している課題である。一日も早い成功の報を待っている。
 石原都知事が執拗に取り上げて頑張っている東京オリンピックだが、2020年といえば、筆者の命とぎりぎりのタイミングになっていると思われる。かつての東京オリンピックはほぼ半世紀前だったが、大いに楽しませてもらった筆者だけに、冥土の土産に、今一度、あの感動を味わいたい気持ちはある。そういう意味では、自分の寿命の有無に拘らず、都民の将来のことを考えて行動を起こす石原慎太郎という政治家は見上げたものだ。
 とにかく、「命」には限りがあることが素晴らしい仕組みなのだと思う。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、症状も表情も、前日並みのパターンだったが、夕方には、短い時間だったが、視線をテレビの画面に送っていた。少し、体調がよかったのかもしれない。
 
3.備考
 筆者は、今朝は4時50分起床。体重、61.3Kg.今日のお天気は曇りのようだが、寒くて一時雨との予報である。

1803 まともに物が言えない体質

 この体質は、大なり小なり、何処の会社、何処のグループにも存在、潜在している嫌な体質である。正義がまかり通らない世界は困ったものだが、自分の周りを見回してみても、結構、そんな世界が数多く存在しているのだ。一つの悪しき日本文化なのだろうか。

1.独り言コラム
 大王製紙の前会長の井川意高容疑者が遂に逮捕された。子会社から無担保で資金を借り入れ損害を与えた特別背任容疑である。創業家出身の経営トップによる会社の私物化に対し、エリエールレディースオープンの女子プロゴルフツアーの終るのを待って、東京地検特捜部が動いたのである。子会社7社から85億8000万円という大金を無担保、無承認で借り入れていたのだが、誰もが創業家一族に物が言えない体質の会社だったという。
 オリンパスの場合は、損失した大金を隠そうと不法で複雑な取り繕いが行われていたのだが、この場合も、損失額が1000億を超える大金で、会社ぐるみで画策されていた。その事に気がついた英国人の前社長が指摘したことに対し、返り討ちを食らって社長を更迭されてしまったという。要するに、この場合も、権力を持った実力者に物が言えない体質だったと言えそうだ。
 この二つの事件から、小沢一郎氏の不動産の4億円事件の事が連想されるのだが、この問題にも小沢グループ内からは、御大には何も言えない体質と云う意味では共通している。元秘書の三人が共に口をつぐんでいると言うのはまことに戴けない話で、その体質は、大王製紙並みと言えるのではないか。
 そう言う意味では、読売新聞社のナベツネ独裁にクレームをつけた清武英利元球団社長は、そんな体質にしっかりと噛み付いたということでは、勇気ある行動だった。しかし、案の定、電光石火の返り討ちを食らって社長を解任された。しかし、ご本人の清武氏は、25日に反論会見を行うという。どんな告白、訴えをするのか、筆者は同氏の真相暴露に期待している。
 尖閣諸島の海域で衝突して来た中国漁船の船長を現行犯で逮捕しながら、結局は中国の威圧に負けて、その船長を釈放したことに対し、義憤を覚えた神戸海上保安庁の一色春樹氏の取ったビデオ流出も、勇気ある行動だった。公務員として規律違反で海上保安庁に辞表を出して辞めたが、今や一部のメディアではヒーロー扱いで、もてもてだ。しかし、この事件も、ビデオは公開されたが、その後の中国との関係では何も影響が出て来ていない。日本政府はこの事実をもっと高く売りつけるべきであろう。一色氏もそのうちに、風化されて名前が消えてゆくのだろう。
 このところの日米中の関係では、国益、国益といいながらも、正当なことがまともに言えていない今の日本の姿勢に苛立たしさを覚える。
 ところで、最近新聞広告に「なでしこジャパン」の沢穂希さんの単行本の広告が出ていた。「負けない自分になるための32のリーダーの習慣」というタイトルである。世界で何かをやり遂げた方の言葉には、それなりの説得力が滲み出ている。因みに、その広告には、32の項目がリストアップされているのだが、その中で、「ミスしたら、うやむやにしないで、きちんと謝る」、「目上の人でも、思ったことははっきり言う」といった項目が目についた。高かサッカーの世界の話しだが、経営トップにも、そんな純粋な精神を学んでもらいたい。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子も、いつものパターンと同じ。特記すべきものなし。顔の表情は、比較的穏やかだった。
 
3.備考
 筆者は、今朝は5時15分起床。寝過ぎた。慌ててシャワー。体重、61.4Kg.今日のお天気は、晴れだが、一時俄か雨が降るという。

1802 終結

 終結と聞くと、とにかく「ほっと」するものだが、「ほっと」出来ないのが、日本ハムに一位指名された東海大の菅野智之選手の一年浪人決断で、日本ハムとの交渉終結宣言だ。江川卓、元木大介の二人の選手の前例が頭に浮かぶ。

1.独り言コラム
 「カナリアを 先導にして オウム狩り」 これは、松本智津夫、こと麻原彰晃、元教団代表が逮捕されたに日に、テレビ中継を見ていた筆者の口をついて出た一句である。その劇的な逮捕劇は、神戸地震があった同じ年(1995年)の連休が終った5月16日だった。上九一色村の教祖が潜むサティアンに、捜査隊が突入する形で展開された逮捕劇だった。多くのテレビ局がその模様を生中継した。筆者も、会社への出勤時間を気にしながら見ていたことを思い出す。
 上九一色村、サティアン、グル、坂本堤弁護士一家殺人事件、松本サリン事件、河野義行誤認容疑、地下鉄サリン事件、VXガス、ホーリーネーム、など、この事件で耳にした幾つかの独特の言葉が思い出される。
 それらの関連裁判が 16年間という長きに渡って行われて来たが、昨日の遠藤誠一被告の最高裁での死刑判決で一連の裁判は終結した。この事件で死刑判決を受けた被告は13人だった。
 しかし、残された謎も少なくない。未だに3人の容疑者が逮捕されておらず特別手配中である。また国松幸次警察庁長官狙撃事件もうやむやになったままだ。
 筆者が思い出すのは、彼らが堂々とメディアに登場したことだった。テレビ朝日の長寿番組である「朝まで生テレビ」には教祖も出演していたと思う。また、あのサンデープロジェクトにも、当時の幹部だった上祐史浩が早稲田大学の先輩だという関係で、技術の責任者だった村井秀夫と二人で番組に出演し、嘘っぱちを堂々と披露していた。その時、司会の田原総一郎氏をして「彼らの目を見ていて、真実を話していると思った」と言わしめている。更には、総選挙にも立候補したという動きは、そこまでやるかといった感じだった。
 一方で、オウム関連に詳しいという評論家の有田芳生、江川詔子といった連中が、番組中で、ホーリーネームをやたらに駆使して、視聴者を惑わせていたのには、筆者は怒りさえ覚えていた。
 正直言えば、地下鉄サリン事件では、普段よく使っていた路線で起きた事件だったことからも、下手すれば、筆者も巻き添えを食らう可能性があった訳で、身近に恐怖を覚えた事件だった
 また、教団の顔に祭り上げられ、騙されて教団の宣伝に使われた島田裕巳教授の馬鹿ぶりは、気の毒を通り越した喜劇であった。この教授はそん後どうされたのだろうか。
 いずれにしても、、日本の犯罪史でも、まれに見る凶悪事件だったが、いずれは風化していって、お伽噺化されてゆくのではなかろうか。
 なお、東海大の菅野選手だが、自分の進む道は自分が納得して決めればいいと思う。ところで、今の巨人軍は、清武クーデター、ナベツネ独裁で揺れに揺れている。巨人がどうなってゆくか、そちらの行方も気掛かりだ。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子も、いつものパターンの寝たきり状態だったが、痰もそこそこで、比較的安定していた。こちらからの呼び掛けへの反応は、相変わらず乏しかった。
 
3.備考
 筆者は、今朝は3時50分起床。体重、61.4Kg.今日のお天気は晴れ時々曇りのようだ。

1801 音楽の泉

 今朝は久し振りに、話題の尻取りに挑戦した。日本シリーズから音楽の泉に強引に繋いでみた。

1.独り言コラム
 現実はドラマのように筋書き通りに進まなかった。オレ竜の落合中日監督の花道を作る形にはならず、中日は最後に力尽きた。とにかく、点数がなかなか入らない緊迫した試合が多かった。結果は、秋山監督率いるソフトバンクが、打ち勝った形で、最後は地元での完封勝利で、8年ぶりの日本一を獲得して、今年のプロ野球の日本シリーズを終わった。何しろ、中日は打てなさ過ぎた。勝った3勝は、いずれも2-1というロースコアの辛勝で、投手力に縋っての勝利だった。この7試合で中日が奪った総得点が僅か9点で、完封負けが2試合という、やはり、この低調な内容では、8年間務めた落合監督の花道を作るには無理があったようだ。
 昨日は、もう一つの日本シリーズが行われた。これはJT杯将棋日本シリーズで、羽生2冠と渡辺竜王による決勝戦が東京のビッグサイトで行なわれた。対局結果は、羽生2冠が渡辺竜王に勝って、2年連続5度目の優勝を飾った。その羽生2冠は、昨日放映されたNHK杯将棋トーナメントでは戸辺誠六段に勝って、この棋戦では4連覇を目指していて、目下16連勝中である。
 しかし、今年の羽生2冠の調子は今一つである。6月に名人位を失い。7月には棋聖位を防衛、8月には王位を奪還したものの、9月には渡辺竜王に、19連覇19連勝中だった王座を失冠して、今一つ調子に乗れていなかったが、久し振りに当面のライバル渡辺竜王を下して棋戦優勝を飾った。
 そんな将棋界での最近の話題の一つが、加藤一二三九段が通算1300勝目を上げた。この記録は、大山康晴十五世永世名人の1433勝、中原誠十六世永世名人の1308勝に次ぐ、棋界三人目の大記録である。棋士になった当時、神童と呼ばれた加藤一二三九段が、営々と積重ねてきた長い歴史を反映した記録で、現役棋士では最多勝利数を誇る棋士である。何処まで勝星を積み上げるか、興味深い。なお、現棋界での第一人者の羽生2冠は、目下、1163勝で、大山さんの大記録にはまだ270勝が必要で、仮に今後、年間30勝するとしても、9年間かかると言う計算になる。同氏はまだ41歳なので、順調に勝ち進めば大山大名人の記録を更新する可能性が高い。
 ところで、長い歴史という話題に繋がるのだが、テレビのデジタル化で、筆者は、偶然に古い友人に出会う機会を得た。それは、ドライブ中では、今までは携帯ラジオでテレビの音声が聞いていたのだが、デジタル化でそれが聞けなくなったことで、仕方なくNHKのラジオの第一放送を聴くことになった。それによって、偶然にも古い友人との再会が生まれたのである。
 それは、日曜日の朝、8時5分から始まる「音楽の泉」という番組で、かつて(小学生から中学生?の頃)はよく耳にしていた番組だった。当時は堀内敬三さんが解説を担当されていて、確か「名演奏家の時間」とも称していたと思う。改めて調べてみると、この番組は、1949年に始まったクラシックを扱う番組で、63年間も続いている長寿番組なのである。今の解説は、三代目の皆川達夫さんが担当しておられる。何といっても、筆者は、そのテーマ曲が気に入っていて、それを何十年ぶりに耳にした時の感動は小さくなかった。このテーマ曲は、シューベルトの「楽興の時第三番へ短調」だという。「ちゃん、ちゃん、ちゃかちゃかちゃん、…」のメロディは、しっかりと筆者の耳にこびり付いている。
 妻の付き添いに病院に向かう車の中でハンドルを握りながら、この番組を楽しむようになったのは、なんだか古い友人に再会したようで心和やかなひと時である。そういう意味で、最近は日曜日の朝が待ち遠しいのだ。持つべきものは、やはり古き良き友人ですね。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、いつものパターンの寝たきり状態がほとんどだった。こちらからの呼び掛けへの反応は乏しかった。
 
3.備考
 筆者は、今朝は2時50分起床。体重、61.8Kg.今日のお天気は曇り時々晴れのようだ。

1800 激しい鬩(せめ)ぎ合い

 戦い、論争などで見られる丁々発止のやり取りは分かり易い鬩ぎ合いだが、学会や文化などの水面下での熾烈な駆け引きなども、緊迫を伴う大事な鬩ぎ合いだ。、

1.独り言コラム
 今回のASEAN首脳会議での米中の主導権争いには、凄まじい鬩ぎ合いがあった様で、日本は日中両国から股割きのようなもて振りだったようだ。課題は大別して2つで、一つが自由貿易ルールを巡る事案、もう一つが南シナ海での権益を巡る事案だった。中国の温家宝首相は、孤立した不利な立場を避けるために事前に米中会談を申し出たり、日本の野田総理に二度に渡って話し合いを持つなど、水面下での動きも活発だったようだ。会議を終えた野田総理は、米国の対応姿勢を歓迎するとコメントし、その立場を明確にした。やはり、日米同盟が基軸であるという主張は曲げてはならない。野田外交は、今回は少し得点を上げたのではなかろうか。
 民主党の元代表の小沢一郎氏がまたネットテレビで吼えたようだ。一つは消費税を巡る問題で、いま上げるのは衆院選で掲げた方針のへの背信行為であると反対を訴えた。また、TPP問題でも、野田総理が二枚舌を使っていると非難したという。どうやら、このネットテレビ局は小沢一郎氏のお抱え的なメディアで、ここで喋っている小沢氏は、恰も遠吼えしている犬のようで、同氏の権威も地に落ちたといった感じである。堂々と大手のメディアに顔を出して持論を展開すべきだ。いずれにしても、この消費税とTPP問題は、国内、国会、民主、自民党内でもその扱いについて、厳しい鬩ぎ合いが続いている。野田総理の決断や如何に、である。
 女子の将棋界に新たな棋戦が誕生した。日経新聞社主催の将棋の女流王座戦である。昨日、その五番勝負の第三局が行なわれたが、若手の加藤桃子(16歳)さんがベテラン清水市代六段(42歳)を鬩ぎ合い接戦を勝切って2勝目を上げた。加藤さんは目下男子の将棋養成機関である奨励会1級に属している若手で、新しい女流の時代をつくる期待の人材だ。なお、女流では、もう一人、伊藤沙恵さん(18才)も奨励会員に属していて、最近、初段クラスに昇格している。その一方で、今の女流界で2冠(名人、倉敷藤花)の里美香奈さんも、半年前に関西の奨励会に1級で入会したが、ここでは苦戦が続いている。いずれにしても、この三人の女流棋士が将来の女流棋界を盛り上げてゆくことになろう。
 プロ野球の日本シリーズの鬩ぎ合いも最高潮に達している。昨日もまた2-1というスコアで中日が雪辱して最終戦に持ち込んだ。エースの和田毅の立ち上がりを和田一浩が打って勝負をつけた。それにしても、今までの6戦全てをビジターのチームが勝っている。今日は、どんな結果が待っているのだろうか。
 そういえば、巨人軍の清武球団社長解任を巡る鬩ぎ合いも凄まじいものがあるようだ。ファンの中には、トップに堂々と物を言った清武社長を庇う声も少くない。大企業の読売新聞社の対応にしては、何だか非合法の集団のような対応の仕方で、筆者はちょっとした違和感を覚えるのである。
 ところで、昨日は一時的には凄い雨が降った。滋賀県では高校サッカーの決勝戦が皇子山陸上競技場で行なわれたが、激しい雨中での決戦で、テレビ画面を見ると、恰も、水球を戦っているようなシーンが幾度も繰り返された。結果は、守山北高校が7連覇を狙った野洲高校を破って全国大会出場を決めたが、豪雨下での試合強行で、サッカーの強さを競うゲームではなかったように思う。敗れた野洲高校には悔いが残った試合だったろう。
 さて、京大の山中教授がiPS細胞を使った技術を10年以内に臨床試験が実施できるようにしたいと発表した。そのための専用の施設を京大病院内に設置するという。医学界の新しい技術を巡る鬩ぎ合いが展開されていて、今回の発表は、病気で苦しんでいる患者の関係者には素晴らしい朗報で、その期待は大きい。昨日の発表でも、パーキンソン病はその対象病に上げられていた。筆者の妻の毎日の闘い振りを見ていて、一閃の光が見えたように感じた。一日も早い実用化を望んで止まない。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 一昨日の入浴後、インフルエンザの予防注射を受けた。昨日の症状に問題はない。午後に車椅子での散歩を行なったが、この日はかなり頻繁に目を開けて回りを見ていた。気分が良かったのかも知れない。
 
3.備考
 今朝は4時起床。体重、61.4Kg.今日のお天気は曇り時々晴れのようだ。

1799 虎穴に入らずば…

 虎穴に入ったからと言って虎子が得られるとは限らない。返り討ちを食らって討ち死にする事例も少なくない。

1.独り言コラム
 巨人軍の清武英利球団代表兼GMが電撃解任された。コーチ人事を巡って渡辺恒雄球団会長を批判したことにより、球団のイメージ、信用を傷つけたという取ってつけた理由での解任である。
 清武代表が、思い切って虎穴に飛び込み、独裁者のナベツネさんに噛み付いたのはなかなかの勇気ある行動だった。しかし、素早い返り討ちを受け、肝心の虎子は得られないまま、解任と云う処分を受けた。当の本人の清武氏は、「反省することもない」とコメントしており、今行なわれている日本シリーズ終了後に会見を行うという。
 一体、巨人軍の舞台裏で、今何が起きているのであろうか。あの名誉監督の長島茂雄氏までが清武氏の対応は許せないとコメントしているし、二年契約をした原辰徳監督も、GM解任に関して問われ、「強いチームを作り上げることに尽きる」と触らぬ神に祟りなしとの姿勢を貫いている。やはり、ナベツネさんはとても強かったのだ。長いものに巻かれなかった清武さんだけが、気の毒にも痛ましい犠牲者となったのである。普段はベールに隠されている身内の醜いスキャンダルだが、筆者のような野次馬にはなかなか面白い田舎芝居を見せてもらい、楽しませてもらった。
 強いワンマンぶりで虎穴に突っ込んだ事例で筆者が思い出すのは、小泉純一郎総理の郵政解散である。参院で法案が否決されて納得できなかった小泉総理は、その否決直後に衆院を電撃解散し、国民に信を問うたのである。選挙戦では刺客を送るなど、大胆な戦術を取った。そんな無謀なことをして大丈夫かと多くの議員達はうろたえたが、史上稀に見る大勝を経て、郵政法案が可決されたのだった。虎穴に入って虎児を得た分かり易い事例だった。皮肉なことだが、その郵政改正法案の審議が目下進められている。
 TPPの扱いも思い切って虎穴に入る覚悟が要るようだ。それと云うのも、目下、その枠組みつくりが進んでいるが、その検討グループ外にいる日本サイドでは、その内容が全く把握できていない。自らが中に入ってその詳細な内容を確認し、不満があれば主張してそれを変えるという厳しい戦いが必要なのだ。従って、虎穴に入っては見たが、自分達の主張が何も通らないといったケースでの対応が大事である。この場合には、堂々と撤退する思い切った決断が重要で、それは総理の手腕、決断、指導力に掛かっている。虎穴に入るのも勇気が要るが、虎穴から抜け出るのにも勇気が必要となる。そうでないとミイラ取りがミイラになってしまうリスクがあるのだ。
 このTPPへの扱いを見ていて筆者が思い出すのは、前にも書いたが、筆者が会社生活の最後の仕事となった、CPの業務PKGソフトをグローバルに一本化して導入するプロジェクトである。この場合も、その枠組みつくりから参加していないと、自分達に不都合な形で枠組みが進んでしまい、嫌と言うほどその困難さを味わった。不本意な枠が出来れば、自分達の仕事のやり方を変えなくてはならなくなる。いい方向に変えるのであれば問題ないが、日本の商習慣などが無視されていれば、使い物にならなくなる。TPPはそう言う事例によく似ている。、
 話題は飛ぶが、昨日終ったW杯の女子バレーでは、日本チームは、終盤でドイツ、アメリカという強豪を倒しての凄い頑張りを見せた。世界の強豪が潜む虎穴に踏み込んだ堂々の戦いで、後一歩で虎子を得られるところまで突き進んだが、前半での中国戦に逆転負けを喫したのが痛く、大事な虎子を取り逃した悔しい結果だった。しかし、今回の戦いで得た日本チームの自信は凄く大きく、来年の5月に行われるオリンピック最終予選では、大事な虎子を捕らえるのは、それほど難しいことではなさそうだ。
 世界経済は欧州不安というとんでもない虎穴に入ってしまっている。虎子を探すどころか、出口が全く見えていない。ギリシャから始まりイタリア、そしてスペイン、果てはフランスの国債にまで飛び火が窺える。一体、どんな形で治まるのだろうか。野次馬では済まされない深刻さがある。
 さて、大相撲九州場所も早くも6日目を終えた。期待の新大関琴奨菊は全勝、大関を狙う稀勢の里もライバル豪栄道に痛い1敗はしたが、ともかく順調に勝星を重ねている。この二人にとっては、白鵬という強豪が潜む虎穴も、もはや怖くはなくなってきている。暫く続いていた白鵬時代、そして外国人力士全盛時代という面白くなかった虎穴は、二人の日本人力士の台頭で、どうやらその粉砕に目処が出て来ている。とにかく、二人には当面の目標である「虎子」は目の前で待っていてくれているようなものだ。しっかりと捉えて相撲の歴史を変えて欲しい。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子の症状は、そこそこで変わり映えはなかった。午後には入浴のサービスを受けた。呼びかけに目を細く開けてくれることも何回かあった。夕方には、少しの間だったが、テレビ画面に視線を送っていた。こちらからの話しは理解してくれているようだ。こんな状態が、このところの平常のパターンのようだ。
 
3.備考
 筆者は、今朝3時起床。体重、61.1Kg.今日のお天気は一日中、雨のようだ。

1798 大詰めの戦い

 今年も、あと一ヶ月半で、なんとなく慌しさを覚える今日この頃だ。スポーツ界、政界にも、最後の大詰めの戦いにかける話題が少なくない。

1.独り言コラム
 昨夜のW杯女子バレーの日本―ドイツ戦はスリリングで大変面白試合だった。文字通りのシーソーゲームの展開で、第四セットを奪って2-2に持ち込んだ日本が、ファイナルセットでも1点を争う大接戦を展開しながら、最後は日本がドイツを突き放して15-12とセットを奪い、大事なゲームを制した。今日のアメリカ戦に勝てば、中国―ドイツ戦の結果次第で、オリンピック出場権を得る3位に届く可能性があるのだが、…
 東京スカイツリーが、その高さ(634メートル)が世界一であるとのギネスでの最終認定を受けた。これまでのギネス記録は中国の広州の広州塔(600メートル)だった。
 因みに、コンピューターの世界一の演算速度では、日本の「京」が2年連続で中国を押さえて世界一になっている。とにかく、GDPで中国に追い抜かれた日本だけに、中国だけには負けたくない思いが強い。今夜の逆転3位を期待している日本人は多いはずだ。
 一方、プロ野球日本シリーズは、福岡で2連勝スタートをしたドラゴンズだったが、本拠地の名古屋ドームで想定外の3連敗を喫し、いよいよ土壇場に追い込まれて、再び福岡に戻って最後の戦いを行う。ホークスは、和田、杉内の二人のエースを温存しているが、ドラゴンズはエースの一人、チェンを昨夜に使い切っての福岡での戦いになるだけに苦しい。とにかく、このシリーズでの中日は打てない。昨日までの5試合で奪った全得点が7点ではどうしようもない結果である。
 将棋にも日本シリーズがある。今年で32回目を迎えていて、その決勝戦が今度の日曜日の20日に羽生2冠と渡辺竜王との間で、公開対局として行なわれる。大物同士の決戦で熱戦が期待される。このところの羽生2冠は渡辺竜王を少し苦手にしている。前年度は羽生2冠が優勝しており、今回勝てば連覇で、5度目の優勝となる。渡辺竜王が勝てば、初優勝である。
 女子ゴルフでは美人ゴルファーの古閑美保選手が、今日から始まる大王エリエールレディースオープンに出場する。今期限りで現役引退をする彼女にとっては、このツアーが女子プロ人生の最後のツアーとなる。但し、これに優勝すると、来週のLPGAチャンピオンシップに出場が可能となるのだが、…。最後は、彼女の持ち前のにっこりの笑顔で終ってもらいたい。
 米国の女子ゴルフツアーも今期最後のツアーが始まったが、二人の宮里選手は共に、-1で20位タイと出遅れた。トップはー6で韓国の選手がリードしている。
 久し振りの日本人大関、琴奨菊が全勝で頑張っている今年最後の九州場所だが、もう一人、大関を目指す稀勢の里が昨日、痛い一敗を喫した。もう取りこぼしは許されない。何としても11勝を上げて大関をもぎ取って欲しい。多くの日本人の相撲ファンはそれを楽しみにしている。
 福島市の大波地区のお米が出荷停止となった。出荷直前の最後の検査で放射線量が規定値を越えたからである。刈り取り時などの事前のステップでの検査ではOKだったが、最終段階での検査でアウトになったのは初めてのことで、関係者の受けた衝撃は大きい。 
 さて、大阪のダブル選挙も実質的には最終段階での戦いに入っている。市長選での橋下、平松の決戦も熾烈を極めているようだし、知事選での斉藤一郎、倉田薫氏の戦いも混戦のようだ。最終的にどんな結果となるか、興味津々である。
 なお、TPPへの参加検討を表明した日本だが、既に枠組み作りは大詰めに入っていて、日本が加わって、何処まで主張を反映できるかは大きな疑問とされている。主張が通らない場合は撤退するのでしょうか。野田総理の手腕が問われる課題である。
 
2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、午後に実兄ご夫婦のお見舞いを受けて、頑張って目を細く開けて応接していた。そして、夕方には、少しの間だったが、テレビ画面に視線を送っていた。少し、「鬱」から「爽」の入口に戻って来たのだろうか。
 
3.備考
 筆者は、3時半分起床。体重、61.1Kg.今日のお天気は崩れて雨になるという。

1797 読書の秋

 感動が得られる書物との出会いは、嬉しく、貴重で、素晴らしい、大切な人生での出会いである。

1.独り言コラム
 ちょっとインチキかもしれないが、ここ暫くは、4つの小説、2冊の教養物の書物を、気の向くまま併行した形で楽しんでいる。インチキと断ったのは、その中の3つの小説は、目下連載中の新聞小説だからである。
 昨日、その中の一冊、教養物の「感動する!数学」(桜井進著、PHP文庫)を読み終えた。暇つぶしに読むには格好の面白い本だった。有名な「オイラーの公式」、「フェルマーの最終定理」などの有名な公式などにも、表面的だが軽いタッチが出来て、何か凄い世界を覗き見できたような気分になり、タイトル通り「ちょっとした感動」を覚えることが出来た面白い本だった。
 ところで、筆者が、目下その読破に全力で挑戦しているのは、芥川賞作家、平野啓一郎さんの「葬送」である。著者独特の難しい言葉をちりばめたリズム感ある文体には、内容が理解し難いものにも関わらず、何とも言えない快感、感動を与えてくれるのだ。著者のその凄い筆力に感動を覚えているのである。といえば、凄く面白い小説のように思われるかも知れないが、ドラクロア、ショパンなどが登場するなかなかハードな内容で、読み始めると直ぐに睡眠を誘導してくれるなかなかの代物なのである。その昔、高校生や大学生の頃に、とにかく読み切ろうということで挑戦した「カラマーゾフの兄弟」や「罪と罰」などに挑戦していた頃を思い出させる難著である、まだ読み始めて、全体の2割程度だが、暫くはこれの読破に頑張る所存である。
 その一方で、3つの新聞小説は、本当になかなか面白い。日経新聞朝刊「等伯」(安部龍太郎著)、毎日新聞朝刊「マルセル」(高樹のぶ子著)同夕刊「海と月の迷路」(大沢在昌著)である。筆者は、高樹のぶ子さんのファンである。二年ほど前に日経新聞に連載された彼女の「甘苦上海」に魅せられ、一気にファンになった。今回の作品は、実際にあったマルセルの盗難事件をベースに、その謎に迫るサスペンス風で、それにお得意の男女の愛を取り込んだ面白い内容だ。目下、その謎解きのクライマックスにあって、緊張感溢れる毎朝を提供してくれている。とにかく、新聞小説の良さは、毎日を少しずつ楽しませてくれることだろう。物足りないという見方もあるが、それがまたいいのである。

ところで、最近読んだもので、面白かった読み物は、日経新聞の前月度に連載された東レ名誉会長の前田勝之助氏の「私の履歴書」である。筆者の現役時代では、親会社の社長、会長という身近な存在だった方なのだが、今まで知らなかったご本人の一面が数多く紹介されていてなかなか面白かった。改めて、そのお人柄、お考え方などを知ることが出来て、ある種の感動を覚えたのだった。特にびっくりしたのが、その第15回目に掲載されている写真で、当時の部下に書いたという内容で、「一つの目的達成のため、努力されたい。逃げてはいけない」という自筆のメモである。よくぞ、このようなメモが残されていたものだと、ここでも感動を覚えたのだった。なかなかの感動秘話である。
 余談だが、当時の筆者が、その前田会長と直接口を利いたのは、大阪営業部長の時に、たまたま顔を合わせた際に交わした一言、二言程度だったと思う。但し、筆者の会社生活の最後の仕事となったグローバルプロジェクトだった「コンピューターの業務パッケージ導入」に関する総括のプレゼンテーションを、前田会長主催の関連会社事業報告会で行った。その際は、同氏から直接の質問はなかったが、ちょっとした緊張を覚えたプレゼンテーションだったことは今でも覚えている。
 いずれにしても、読書はちょっとしたひと時を過ごすに最高の友人である。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、寝たきり状態だったことには変わりないが、時々、目を開けて呼びかけに応じてくれていた。午後には、1時間ほど車椅子で散歩。いつもの通りのパターンの一日だった。

3.備考
 筆者は、3時40分起床。体重、61.3Kg.今日のお天気は晴れのようだ。

1796 仕返し、お返し、ご褒美

 やられたら、やり返す。戦いに勝てばご褒美を頂くといったパターンは、ある意味では日常のありふれた風景の一つかもしれない。それにしても、奇しくも34年前に起きていた…。

1.独り言コラム
 イソップ物語に「キツネとツル」というのがある。互いに家に招待してご馳走を差し上げるというのだが、平たいお皿に豆のスープを出したキツネに対し、そのお返しに、細長い首の瓶に入れた料理を出して、ツルが仕返しをしたという話しだ。今度の北朝鮮とのサッカー試合に日本選手の入国に際し、細密検査と称して4時間近くかかったというのだ。これは、8月に日本で行われた試合に来日した北朝鮮代表の入国の際に徹底した荷物検査に対抗したものだった。
 その注目の試合は残念ながら日本は無念の敗戦を喫した。ザックジャパンにとっては17戦目にしての初めての黒星となった。それにしても、5万人を動員しての大合唱、特に君が代斉唱時には、それをかき消す大ブーイング、最後はファウルをもろともしない体当たりの対抗、終盤での時間稼ぎの目に余るスロープレーなど、北朝鮮の必死の抵抗の前に苦杯を喫したのだった。幸い、次の最終予選への勝ち抜けが決まっていたから、まあ、いいじゃない、といった気分で楽しめたのは悪くなかった。
 ところで、昨日の11月15日は、34年前に、あの横田めぐみさんが拉致された日である。それだけに、北朝鮮で行われたそのサッカーの試合には、横田さんご夫妻も感じる事が多かったのではなかろうか。5万人の観客の中にもしかしたら、…、といった思いがご両親の胸中を過ぎっていたかも知れない。
 最近になって生存に関する記事が韓国の週刊誌に掲載されたことで話題になったのだが、依然としてその生存、行方は不明のままである。お父さんの滋さんももう80歳だ。何とかならないものなのだろうか。
 ところで、奇しくもその34年前に、野田総理は何処かの放送局のクイズ番組に勝ったご褒美て、初めてハワイを訪れていたことを、APECに出席のために到着したハワイでの挨拶で告白していた。同じ34年前に、ハワイご招待という嬉しい話題と拉致という悲しい話題が起きていたという事実に、何だか複雑な気持ちである。
 ところで、どうでもいいことだが、野次馬の一人として、野田総理が出ていたクイズ番組は、何処の局の何のクイズ番組だったかを知りたいのだが、何処のメディアも全く触れていないのだ。誰か、教えて!
 さて、プロ野球の日本シリーズは戦いの場を名古屋に移した。昨日の第3戦は、ソフトバンクがすっきりしたお返しをして、このシリーズが盛り上がることになりそうだ。中日の吉見一起とチェン、ソフトバンクの和田毅、杉内俊哉のそれぞれ二人のエースが投げる最後の2試合が勝負を分けることになりそうだ。
 ところで、米国時間が今週から冬時間に変わっている。米国ダウのリアルタイム速報を見ていて、今朝気がついたのである。先週末までは、日本時間の朝の5時まで株取引が行われていたのが、今朝からは6時までに変わっているのだ。冬が間近という実感を改めて感じる。
 単純だが、「仕返し、お返し、ご褒美」といった繰り返しが、長い人生の中でちょっとした感動の核になっていることが多いように思う。それにしても34年前に、野田さんと横田さんの二人に起きていた対照的な悲喜を伴った出来事には、ちょっとしたどっきりを覚える。

2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は痰が相変わらず多くて辛そうだったが、全体としての症状は比較的安定していた。この日は、呼びかけには時々は目を開けて応えてくれていた。長男が送ってきてくれた写真を見せてあげると、目を細く開けて見てくれていた。どうやら、瞼を開けるのが大変そうで、手で少し開けてやると、つぶらな瞳がかわいかった。

3.備考
 筆者は、4時50分起床。体重、61.2Kg.今日のお天気は晴れのようだ。

1795 名監督談義

 名プレイヤーが必ずしも名監督になるとは限らない。監督には、プレイヤーとは別の才能も必要なようだ。

1.独り言コラム
 日本シリーズで2連勝を果たした直後のインタビューで、中日の落合監督は「とにかく、勝てばいいんだよ。どんな勝ち方でも」と答えていた。これは短期決戦の場合の戦い方を言ったものだろうが、簡にして要を得たものだった。とにかく、中日の監督を8年間務めたが、リーグ優勝が4度、全てがAクラス、日本一も一度と云う素晴らしい結果を残した。ベンチでの表情は、喜怒哀楽の表情はほとんど見せず、ぶっきらぼうの表情である。結果的に見て、同氏はプレイヤーとしての実績を残した上で、名監督の一人に加わったといえよう。
 歴代の巨人軍の監督の中で、初期の大物監督だった三原脩、水原茂の二人に続いてV9を果した川上哲治監督までは、その実績から見て、文句なしに名監督と呼ばれる人たちである。しかし、その後の巨人軍監督は今一つのようで、現在の原辰徳監督は、目下、その分岐点にいると言えるのではなかろうか。お金に糸目を付けずに大物選手を集めながら、このところ優勝回数が少ないのは、如何にも物足りないと言える。因みに、阪神の真弓明信監督は、いい人だったが、タイミングの良い決断ができず、監督としては今一つだったと思う。
 素晴らしい選手を数多く集めながら思うような結果を出していないと言う点では、このところの大学駅伝の早稲田大学だ。渡辺康幸監督が就任して7年になるが、昨年になって、やっとのことで出雲、全日本、箱根の3冠を果したものの、今年は、出雲も全日本も3位に終わっている。選手の育成、采配においてまだまだ未熟なものがあるのではなかろうか。その一方で、上武大という全国的には無名の大学の監督を引き受けた花田勝彦監督の手腕は素晴らしい。監督4年目で箱根駅伝の切符を手にし、今年で4年連続出場を決めたし、先の全日本駅伝では6位に入る大健闘でシード権を獲得している。苦節7年の頑張りが漸く花開いたようだ。ほとんどが無名の選手、エースがいないチームをここまで持って来た手腕は高く評価できよう。来年のお正月の箱根駅伝では、どうやらシード権の確保が見えて来ているようだ。頑張って欲しい。
 今日、北朝鮮と戦うサッカーの全日本チームのアルベルト・ザックローニ(ザック)監督も名監督に呼ぶに相応しいかもしれない。とにかく、就任以来16試合負けなしの素晴らしい記録を更新中だ。サッカーの監督の役割は、選手の選抜から始まり、練習時での哲学の伝授、本番の選手起用、試合の流れの中での采配といった具合に比較的単純そうなのだが、その存在そのものの重み、身体全体から滲み出てくるインパクトといった抽象的なパワーが大事なように思われる。前監督の岡田武史監督の明るいチーム作りとは少し味が違うが、二人とも名監督と言えるのではなかろうか。
 いずれにしても、監督の手腕というのは、チーム力の把握、その強化、そして実戦での適材適所の起用、試合中での機を見ての思い切った勝負、といったマネージにあると思う。とにかく、監督の役割は、配下の選手たちの実力を引き出して、最大の成果を上げることにあるのではなかろうか。
 そういう意味では、日本国の現在の監督である野田総理の采配は如何なものだろうか。国民が納得する政治と言う意味では、物足りない。所詮、どじょう総理だけに、大きな期待は無理なのかもしれない。とにかく、名監督でなくていいから、精一杯、頑張ってもらいたい。 民主党支持者の阪神ファンに言わせれば、来年は、野田(佳彦)、和田(豊)の二人の「田」の活躍にかけているだろう。
 結びに、大阪の監督が誰になるかも面白い戦いだ。橋下か、平松か、ヒートアップしている二人の戦いに、大阪は燃えている。
 
2.難病との戦い、昨日の雅子。
 昨日の雅子は、症状は比較的安定していたが、呼び掛けへの反応が乏しく、寝たきり状態になっているのが心配だ。一時的に少しよくなったりするが、長期的に見ると、スパイラル状に悪化が進んでいるようだ。
 午後には、病院内を車椅子で散歩をしたが、ここでもほとんど目を開けることはなかった。気の毒と寂しさをひしひしと覚える。

3.備考
 筆者は、3時50分起床。体重、61.5Kg.今日のお天気は雨が降るとのこと。

 注)今朝からスタイルをマイナーチェンジしました。

1794 ヒーロー、ヒロイン続々誕生

 昨日は、どじょう総理の話題を除いて、明るい、楽しい話題が多かった。こういう日にスポーツ紙を除いて、大手新聞社が談合して、一斉休肝日としているのは如何なものか、と思う。

1.独り言コラム
 ゴルフ界にまた新しいヒーローとヒロインが誕生した。男子の三井住友VISA太平洋マスターズで、松山英樹選手がアマチュアで見事な逆転優勝を飾った。19歳の東北福祉大学2年生だ。今年はマスターズにも出場して予選を通過した実力者でもある。アマチュアでの優勝は、倉本昌弘、石川遼選手に次いで3人目だそうだ。その石川選手は、17番でツアーで2度目のホールインワンを達成して気を吐いたが、8位タイに終って、このところ冴えていない。、
 女子では伊藤園レディースで、藤本麻子さんが横峯さくらさんらに逆転勝ちで、涙の初優勝を果した。彼女は2008年にプロテストに合格した21歳の若手である。今後の活躍が期待される。
 フィギュアスケートの男子の部では、高橋大輔選手が堂々の優勝、小塚崇彦選手が2位と、前日の女子に続いて、日本選手がワン・ツーフィニッシュを果した。両選手とも前年に続いて好調のようだ。
 W杯女子バレーでは、昨日は強敵のブラジルと対戦し3-0と快勝し、見事な金星を奪った。第二セットでのセッターの竹下選手のブロックが試合の流れの上で大きかったようだ。東レアローズの荒木絵里香、木村さゆりの両選手の活躍も目立っていた。これで、首の皮一枚で3位の望みが残されているという。最後まで頑張ってもらいたい。最近の女子バレーの選手は美女が多い。
 プロ野球日本シリーズの第2戦も、前日に続いて延長10回で2-1と中日が連勝した。退任する落合監督の執念が、接戦を物にする形で発揮されているようだ。この試合の途中で、ソフトバンクのチャンスに落合監督が内川選手へのバットのことで、いちゃもんをつけるフェイントを演出したが、精神的な面で内川選手には微妙な影響を与えたようだ。落合監督のうまさを感じる。また、決勝点となった荒木選手のホームへの突入シーンは凄かった。猛烈なスピードで飛び込んで来るヘッドスライディングの気合は並みではなく、ホームベースを突っ切る勢いは印象深かった。明後日から名古屋ドームに場所を移すが、今の勢いから見て、そこで日本一を決める可能性が高くなった。とにかく、落合監督が執っている采配がぴったり当たっているのが目立つ。57歳のヒーロー誕生が見えて来ている。
 大相撲九州場所も始まった。新大関の琴奨菊、大関を狙う稀勢の里も順調に勝星スタートである。二人がヒーローになる時、大相撲は再び人気を回復することだろう。
 国際政治の舞台でも、新しいヒーローとなるべき二人の首相が決まった。ギリシャでパパデモス新首相が、イタリアではベルルスコーニ首相に代ってモンディ新首相が指名された。両国とも、与党と野党との大連立での難しい運営となる。両国の動きが、世界経済に連動しているだけに、世界が二人の政治力を注目している。、
 そんなヒーロー・ヒロインが話題になった中で、我が日本国の野田総理がAPECという大きな舞台に立ったが、肝心のTPPの首脳会議に呼ばれず、一人蚊帳の外だった。せっかく、国内の大きな反対を押し切って、TPPに臨む意向を伝えたにも関わらず、空振りに終ったのは頂けなかった。どじょう総理に同情なんてないのが世界の政治なのだ。 

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 4時半起床。体重、61.6Kg.今日のお天気も晴れのようだ。
 昨日の雅子は、相変わらずで、時々痰に苦しむことはあったが、静かに目を瞑っていることが大半だった。しかし、途中で筆者の要求に応じて、何回か頑張って目を開けてくれたが、点けていたテレビを見ようといった様子は全くなかった。依然として彼女は「鬱」のゾーンの中にいるようだ。

1793 いよいよ、始まった!

 何事も「始まり」には期待がある。しかし、同時に不安も共存しており、期待に沿うための戦略、戦術が磨かれていないと不覚をとることになりかねない。

1 独り言コラム
 さあ、いよいよAPECの本会議が始まる。TPP交渉に臨む意向を手土産に野田総理が、各国首脳に対しどんな対応をするのか注目される。既に関係閣僚会議が始まっていて、野田総理の決断は、概ね歓迎されているようだ。中身は、これからの交渉次第と云う。
 しかし「交渉とは武器を使わない知能の戦い」である。ここで、如何なる戦術でAPEC各国から理解を得るかだが、各国共に自国の国益を主張する訳だから、日本の意向を理解させるのは至難の戦いとなろう。外交交渉に弱い日本だけに不安が多い。
 プロ野球の今年最後のイベントである日本シリーズが始まった。竜(中日)と鷹(ソフトバンク)の対決である。昨日の第一戦では、チェンー和田両エースの息詰まる投手戦が展開されたが、ベテラン選手の活躍で、延長戦を制して中日が先勝した。延長10回のツーアウトランナー無しからの、13年目の伏兵小池選手の一発が勝負を決めた。和田選手の同点ホームランといい、効率良い中日の得点で、このようなロースコアの戦いは、まさに中日ペースである。さあ、このシリーズでは、ずっと優勝から遠ざかっているソフトバンクが、今後の巻き返しが期待される。戦いは始まったばかりである。
 フィギュアスケートNHK杯で、鈴木明子選手が浅田真央選手の追撃を振り切って初優勝し、来春のグランプリファイナルへの出場を確実にした。一方、ジャンプの基礎からやり直してきたという浅田選手は、その努力が得点に結びつく形にまで持って来られたことで、ほっと一息であろう。結果は2位に甘んじたものの、今後の活躍が期待できそうだ。 
 とにかく、日本選手のワン・ツーフィニッシュは気分が宜しい。なお、戦い終わってのインタビューで、優勝した鈴木選手が「なにか、申し訳ない気分です」と謙虚な発言をしていたが、如何にも大和撫子らしくて人柄が出ていたと思う。グランプリファイナルでの両者の再対決が期待される。
 一方、女子サッカーでは、なでしこリーグで、沢穂希選手らのいるINAC神戸がOAS狭山に勝って、15戦負けなしの圧倒的な強さで、初のリーグ優勝を果たした。この試合でも全日本の代表選手の近賀ゆかり、川澄奈穂保美、大野忍選手がゴールを決めての圧勝だった。優勝した選手たちがビール掛けをしていたが、筆者は、どうもこのビール賭けはあまり好きではない。女子の場合は尚更である。いずれにしても、来年のロンドンオリンピックでの彼女らの戦いは、既に始まっているが、これからが本番に向かう訳で、まだ緒についたばかりである。
 巨人軍の清武英利社長の突然の渡辺恒雄会長批判に、渡辺恒雄会長が「名誉毀損」だと反論して、二人の表舞台での戦いが始まった。トップ同士のこのような激しいやり取りは珍しく、今後の展開が注目されていたが、昨夜になって、清武社長が「渡辺会長はマスコミに虚偽の事実を述べている」と反論した。これは、渡辺会長が「コーチ人事について報告を聞いていない」と発言したことが虚偽の発言だったというのだ。水掛け論のつまらない内容だが、大物同士のやり取りだけに、どんな形で収めるのかを見届けたい。
 さて、海外でも、国家の債務問題で、ギリシャ、イタリアではトップの交代が行われ、新しい体制作りが始まっている。先行きが全く見えない両国の事情だけに、世界の揺れが治まりそうにない。株価も上がり下がりで大揺れだ。しかし、よく見ると、米国株は12000ドル台に戻っているのだ。それに対し、東証はなんと8500円台という大差になっているのが気掛かりだ。それというのも、数年前には、両国の株価は円・ドルの違いがあっても、ほぼ同じレベルの数字で動いていた。日本の株価は何時から回復が始まるのだろうか。
 今日から大相撲九州場所が始まる。新大関の琴奨菊の活躍が期待されるし、稀勢の里の大関取りも大きな関心の的である。やはり、日本人力士の活躍がない大相撲は、気の抜けた冷めたお茶のようである。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 4時40分起床。体重、61.4Kg.今日のお天気も晴れのようだ。
 昨日の雅子は、相変わらず目を瞑ったままの状態が多く、付き添っていても寂しい一日だった。呼び掛けへの反応も今一つで、元気さが見られない。午後の車椅子での散歩でも、目を開けることはほとんどなかった。先日の先生の回診時のような目を大きく開けるといった様子は全く見られない。全体として「鬱のゾーン」に入っているようだ。

1792 空白の一日

 空白の一日、と云う言葉から連想するのは、筆者にはあの事件以外にはない。

1.独り言コラム
 巨人軍の清武英利球団社長が、あの渡辺恒雄会長に噛み付いた。人事権もない渡辺氏がヘッドコーチ人事に関して、OBの江川卓氏を選任しようと勝手に動いたことへの怒りを訴えたのだ。会社のコンプライアンスに反するとの厳しい怒りであった。
 巨人軍の監督、コーチの人事から見放されてきた江川氏だっただけに、筆者は、このニュースにほっとしたものを覚えながら、33年前に起きたあの空白の一日のことを思い出していた。協約の隙を突いた契約行為が叩かれて、結果的には、一旦は阪神に入団した形をとって、巨人の小林繁投手との交換トレードと云う大事件に発展したことは知る人ぞ知る事件である。その事件のことで、江川氏は巨人軍のOBになっても、監督、コーチなどの候補からは完全に外された形で20年もの月日が経過していた。その間、江川氏はじっとしずかに解説者に徹し、他からの誘いにも目を向けずに、巨人一筋の姿勢を保ち続けてきた。
 そこに起きたのが今回の社長と代表の衝突である。意外だったのは、ナベツネさんが江川さんを起用しようということだった。筆者の認識では、江川選手を疎外し続けていたのは、ナベツネさん自身だと思っていたからである。
 それにしても、常に鶴の一声でワンマンぶりを発揮していたナベツネさんに、堂々と怒りをぶっつけた清武さんは勇気ある立派な方だと思う。江川ファンにはお気の毒だが、今回のこの話は、どうやら、ストレートには、江川氏の登板を促すことには繋がらないようだ。いずれにしても、あの空白の一日が生んだ付けは、江川氏にとっては終生癒えない手痛い傷のようだ。この辺りで、もう許してあげてもいいのではと筆者は思っている。さあ、ナベツネさんはどう出るか、江川登板は可能なのか、楽しみである。
 さて、TPPの話題である。決断の表明を一日伸ばした野田総理が、昨夜、首相官邸で「交渉参加に向けて関係国と協議に入る」と表明した。すんなりと「TPPに参加する」という言い方を避けているところがポイントだ。反対、賛成のそれぞれの立場に配慮したようで、その解釈に微妙な巾を持たせた表現を取ったのである。ちょっとした姑息な工作である。発表の一日延期は、国民には空白の一日だったが、総理には工作のための一日だったのだ。加えて、国民にとって面白くなかったのが、その発表時間が、テレビ中継のし難い時間を選んだことだ。その会見の模様をテレビで見たいと期待していた国民は少なくないと思うのだが、しっかりと裏切られた結果となった。筆者もがっかりだった。
 静岡県で行われている男子ゴルフ、太平洋マスターズの二日目は、残念ながら雨でプレイがほとんど進まず、結果的には一日分が短縮されることになった。期待の石川遼選手にとっては、偶然の空白の一日となったようだ。このところの石川選手は、全く振るわず、普通のプレーヤーに成り下がってしまっていて、デビュー当初の輝いたプレーは見られなくなっている。昨日の空白の一日で、大きく変わることはないだろうが、暫くは、じっくりと自分を見直す時間が必要ではなかろうか。
 ロンドンオリンピックへの出場権が掛かっているW杯女子バレーだが、日本は昨日、セルビアに完敗して3敗となり、3位入賞という条件は厳しくなったようだ。一方、男子のサッカーはタジキシタンに快勝してアジア最終予選進出を決めた。また、昨日から始まったフィギュアのNHK杯戦では、女子のSPが行われ、鈴木明子さんがトップに、浅田真央さんは3位スタートとなった。戦っている選手諸君たちには空白の一日なんて有り得ない。悔いがないように頑張って戦って欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 4時50分起床。体重、61.0Kg.今日のお天気は晴れのようだ。
 昨日の雅子は、相変わらず目を瞑ったままの状態が多かった。入浴日で、入浴後はすっきりとした顔を見せてくれていた。

1791 TPP問題も持将棋模様?

 将棋で両者の王様が敵陣に入ってしまって、双方の王様に詰みがなくなり、勝負が着かなくなった場合に、その時点で、双方が一定以上の駒数を持っていれば、「持将棋」が成立したとし、改めて指し手の前後を入れ替えて差し直す。

1.独り言コラム
 昨日の朝の10時から始まった将棋のA級順位戦(名人挑戦者決定リーグ)の5回戦第2局は、谷川浩司九段と郷田真隆九段の対局は、大変な激戦が続き、深夜の午前1時40分になって、191手で持将棋が成立した。その差し直し局が、目下進行中である。何と、15時間を越えようとする戦いとなっている。まさに格闘技もいいところだ。
 この持将棋になった将棋は、先手の谷川九段がかなりの優勢で闘いをすすめていたため、郷田ファンの筆者は、ほぼ諦めて午後10時頃にはうとうとと寝てしまっていた。気がついたのが12時半頃で、どうなったかな、と思いながら確認してみると、なんと、闘いはまだ続いていた。しかし、双方が入玉模様となっていたものの、依然として谷川さんが優勢で、郷田さんは入玉しても駒数が大ゴマ(飛車、角)が一枚足りない苦しい戦いだった。しかし、郷田九段が懸命に粘り、最後に大駒一枚を奪い返して、辛うじて持将棋に持ち込んだのだった。
 ところで、今期の谷川九段は好調で、目下4連勝で羽生2冠と共にトップを並走している。一方の郷田九段の調子は今一つで目下2勝2敗、この対局の結果次第では、降級の心配も出て来る。それだけに、郷田九段は負けられない。運命のその指し直し局は未明の2時10分から、今度は郷田九段の先手で開始されている。さあ、どうなるのであろうか。持ち時間の関係で、このブログを書き終わる頃には決着が着いているだろう。
 昨日に予定されていた、TPPに問題に関する野田総理の参加表明の会見が、今日に延期された。賛否両論に分かれている熱い戦いが続いていたことで、一息入れることで、参加に反対している方々に配慮したということのようだ。将棋の持将棋に似たような対応で、今日もう一度差し直すといった感じである。TPPの発音が、「ぴぃ、ぴぃ、ぴぃ」と響いているようにも聞こえるので、恰も警察官の鳴らす笛の音が連想され「ちょっと待て、待て」と言っているようにも聞こえる。とにかく、厄介な問題であることは確かだ。一日延ばすといった小細工を弄した野田総理の覚悟のほどをじっくりと見てみたい。
 そういえば、あの普天間問題も、鳩山総理が腹案もないのに余計なことを言ったがために、収拾が着かなくなり、沖縄県民に最初からアプローチをやり直さざるを得なくなっていて、これもまた、まさに持将棋状態にあるといえよう。
 そんな目で世界の諸問題を見てみると、ギリシャやイタリアの債務問題、タイの洪水、それに東日本の災害復興などの問題も、全て一から指し直す、持将棋模様の戦いだといえそうだ。
 ところで、進行中だった谷川九段と郷田九段の差し直し局は、たった今4時37分、85手で郷田九段の勝ちとなった。昨日午前10時からの18時間に及ぶ激闘に、ようやく終止符が打たれた。郷田ファンの筆者は気分が宜しく、いい一日になってくれそうだ。それにしても、谷川さんは、一昨年、昨年も、出だしで4連勝しながら、後は連敗しているのだが、今年も同氏の頭の中では、そんな不安が過ぎっていることだろう。
 いずれにしても、この将棋対局に関わった対局者、記録係、解説者、インターネット中継に携わった方々などの皆さまお疲れ様でした。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 1時半頃、転寝から目を覚ます。そのまま起きてブログ。体重、61.2Kg.今日のお天気は雨後回復という。
 昨日の雅子だが、いつもの目を瞑ったままの状態が多かった。顔の様子は落ち着いたいい顔をしていた。午後には1時間ほど車椅子で散歩した。いつもと大きく変わったことはなかった。健気に難病と闘っている姿には愛おしさを覚える今日この頃だ。

1790 ピンチがいっぱい

 このところの世界は、次から次へと大ピンチの連続である。先行きが見えないだけに不安がいっぱいだ。一般的には、「ピンチの後にはチャンスがある」と言われるのだが、そんな気配は全く見えないのが心細い。

1.独り言コラム
 今ピンチに見舞われている大変な人といえば、日本では野田総理が最右翼だろう。同氏が抱えているTPP.普天間、増税といった多くの課題は、全て重大な決断を必要としており、その意味では、大変なピンチに囲まれている。
 その一つのTPP問題で、総理は今日、その決断を出すと言う。どうやら、TPPに参加すべきという方向での決断のようだ。
 何事も先送りするのではなく結論を出してゆく姿勢は多とするのだが、問題は、その決断が総理の確固たる政治信条によるものかどうかである。しかし、そこには、12日から行なわれるAPECでのオバマ大統領への手土産にしたいという見方がある。国益、国民を意識した信念からではなく、自らの保身のための決断だとすれば、何をか言わんや、である。
 さて、生活保護の受給者数が200万人を超したという。正確には、2050496人だそうだ。これは、戦後最大の危機だった時期の数を上回る記録でだそうで、心配は、この数が今後更に増える見込みだという。その中の4割が高齢者だそうで、働き口がないのがその背景にあると言う。いずれにしても、これは、財政面では大ピンチである。世界で最大の借金国である日本だけに、ギリシャやイタリアの二の舞にならないかが心配だ。
 都道府県別では、大阪府が最も多くて、その財政比率は17%も占めていると言う。困ったものである。憲法25条もその精神は良しとするも、その額が少し多いのではないか。年金額より多いと言うのは矛盾している。政治的な対応は不可欠だと思うのだが、…。
 中国漁船の船長を逮捕したことで、多少は中国をピンチに追い込むのではと期待していたが、罰金を支払わせることで釈放した(?)という。何だか期待はずれの展開だった。領海侵犯って、その程度の軽い罪なのか?
 少し下世話な話しだが、アテネ、北京オリンピックの柔道の金メダリストの内柴正人客員教授がピンチに晒されている。部員との飲み会で、学生にセクハラをしたとの疑いで、目下、大学が調査委員会を作って調査中だという。
 内柴氏の肩を持つわけではないが、人によってはお酒を飲むと普段では考えられない行動に出ることがある。例えば、今から2年半ほど前に、SMAPの草なぎ剛氏がお酒に酔って、赤坂の公園で裸になって騒いでいたことで、赤坂署が公然わいせつ罪の現行犯で逮捕した事件があった。タレントとして大ピンチだった草なぎ氏だが、何とかそれを切り抜けて復帰して活躍中である。
 内柴氏の場合は、その真相は不明だが、金メダル保持者というだけに、同氏が受けたダーディなイメージはなかなか消えそうにもない。さあ、このピンチを同氏はどのようにして切り抜けて行くのだろうか。他人事ながら気になる。
 個人的なスキャンダルと言えば、世界で大ピンチのイタリアのベルルスコーニ首相の少女売春の話題を連想するが、同氏は自国のピンチの真っ只中で辞任せざるを得なくなった。
 とにかく、そのイタリアの債務過多問題を始め、世界は多くのピンチに見舞われている。オリンパスの粉飾決算、タイの洪水、東北の原発事故の影響など枚挙に暇がない。そういった実情を総合的に鋭敏に反映しているのが株価だが、今朝も米国ダウは400ドル近い大暴落である。これは大変だ! しかし、このピンチをどのように凌いで行くのか、その道筋が全く見えていない。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 3時10分起床。体重、61.9Kg.今日のお天気は崩れてゆくようで、夕方には雨の模様。
 昨日の雅子だが、いつもの目を瞑ったままの状態に戻っていた。体調が今一つだったのだろう。それでも、午後には、1時間ほど車椅子での散歩を行なった。

1789 不透明

 オブラートに包まれていて不透明というのは、何となくロマンティックな感じがするが、最近の不透明さには、不安が先行する歓迎すべからざる事柄が多い。

1.独り言コラム
 中身の不透明だったオリンパスの損失隠しが、徐々に明らかになりつつある。一流上場企業の信じられない粉飾が、長年に渡って引き継がれていたのである。これは、今月一日に設置された第三者委員会の調査過程で判明したもので、高山修一社長が昨日発表した。
 それによると、1990年代に含み損を抱えた運用資産を複数のファンドを通すなど複雑な操作をしていたという。まさに企業が許されない粉飾決算をしていたのだ。当時の菊川剛社長や森副社長らは解職されるが、インタビューに答えた副社長らが、上司のために働いていたなどと語っていたのには、開いた口が塞がらなかった。製品、技術面で世界レベルにある同社だけに、業界に与えるインパクトは大きい。上場扱いに関しての東証の対応が注目されるが、今のところ不透明だ。
 一方、五島列島沖で領海を侵犯していた中国漁船の船長を逮捕したことに対し、中国サイドは今のところ沈黙を守っている。不気味な沈黙であるが、明らかな違法行為に、さすがの中国も何も言えないと言うことなのだろうか。先行きは不透明だ。
 ギリシャの債務問題が一段落したと思ったら、今度はイタリアである。債務規模が6倍以上と言われており、その影響するところが大きく、先行きの見通しは不透明だ。そのことを暗示するように日本の株価は、この6営業日で5日間の下げとなっている。この同じ期間の米国のダウは、今朝も含めて4営業日上げているのだが、東証の動きは、珍しく米国との連動を見せていない。筆者のような少額の個人株取引者にとっても、ここ数日間で何百万単位の含み損が出ており、精神的によくない。この不透明さは、イタリアの対応策がはっきりするまで、暫く続きそうだ。
 APECを12日に控え、TPPへの対応議論が加速している。どうやら、野田総理が参加を固めているとの見方が強まっていて、参加への反対を訴える動きが一段と大きくなってきている。そんな中で、韓国がアメリカとの二国間貿易の自由化が締結されたものの、国内批准を巡って大きく荒れており、野田総理も決断するのが容易でなさそうだ。タイムリミットを自らが設定している野田総理だが、どんな決断をするかは、まだ不透明な状態だと思っていたが、本当のところは、既に参画の意思を固めているようだ。
 大阪の知事と市長を選ぶダブル選挙も熱を帯びてきている。ここに来て、共産党までが、橋下氏を独裁呼ばわりしていて、自らの党からの出馬を取り消し、平松邦夫支持に回った。そこで、注目された公明党の対応だったが、自主投票を決めたという。事前の調査で、どうやら、平松邦夫氏の勝利が危ういとの見方をしているのではと思われる。しかし、維新の会の知事候補の松井一郎氏の資質、知名度は今一つであり、橋下徹氏の勝利を含めた維新の会の勝利の見込みは、まだまだ不透明である。
 イタリアと中国に敗れた女子バレーのW杯だが、昨日はアルジェリアに快勝して2勝2敗となった。3位に入ればオリンピック出場が決まるのだが、まだまだ先行きが長く、その見通しは不透明だ。
 話しは変わって将棋界の話題だが、来年の名人戦挑戦者を決めるA級リーグ戦もちょうど折り返しの5回戦が始まったが、その第一局で、今期、新しくA級に昇級した屋敷伸之九段が、久保利之2冠を破って3勝2敗としたのに対し、敗れた久保2冠は5連敗という信じられない成績となった。今のところ、羽生2冠と谷川浩司九段が4連勝でトップを走っているが、先行きは、まだまだ不透明だ。
 楽しみのある不透明は大いに歓迎だが、憂鬱な不透明はまっぴらである。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 4時20分起床。体重、61.7Kg.今日の天気は良さそうだ。
 昨日の雅子だが、痰の量は心持少なかったように思う。そして、大きなハプニングがあった。夕方に、月一回の担当の先生の回診があったのだが、先生が顔をみせられると、それまで目を開ける事がほとんどなかったのだが、しっかりと目を開けて先生の話しに注目していたのである。二日前の日曜日の夕方に、テレビのゴルフ中継を見ていたのと同じような対応だった。まだまだ頭はしっかりしている証であり、若しかしたら、回復の兆しではといったような感じさえあって、嬉しい感動的な一場面だった。

1788 祈りの一方で少し吼えてみた

 相変わらず、話題は豊富な毎日だが、今日は、久し振りに話題の尻取りで、お茶を濁させてもらった。

1.独り言コラム
 今朝の寝起きのテレビ番組「おはよん」で、今日誕生日の方々を紹介していた。その中に女優の若尾文子さんが78歳、NHKの元9時のニュースを担当していた森田美由紀アナが52歳と出ていた。彼女らも「もうそんな年なんだなあ」とちょっと感慨深く思った。そういえば、前日に入院された天皇陛下は、若尾さんと一歳年下の77歳だ。一日も早いご回復をお祈りしたい。一方の森田美由紀さんのお年からは、今韓国の週刊誌で話題になっている拉致被害者の横田めぐみさんを連想した。めぐみさんは、森田さんより5歳若い47歳である。何だかイメージが似ているように感じたには筆者だけかも知れない。真相はどうなのか。生きておられるなら、一日も早い解放、帰国を祈りたい。政府はもっと積極的に動くべきであろう。今の政府は、全般に迫力に欠けるように思う。
 迫力に欠けるということでは、昨日の夕方、読売テレビが「ニュースten」で放映していた大阪のダブル選挙の主要立候補予定者による討論会だった。見ていて感じたことは、平松邦夫現大阪市長と維新の会から知事選に立候補予定の松井一郎氏の迫力のなさだ。同じ「一郎」でも如何にもゆるい「一郎」さんだ。それに対し、現池田市長の倉田薫氏は、妙に味のある喋り方で、何となく橋下前知事を持ち上げている辺りが微妙であった。しかし、何といっても、橋下徹氏の迫力は圧倒的で目立っていた。共産党を含めた反橋下のグループは、橋下氏の独裁を許さないとの一点で合意しているのだが、筆者は、何かでかいことをしようとすれば、ある程度の独裁的な力強さは不可欠だと思うのだ。その前提は、あくまでも、府民、市民への幸せを目指す愛情が基盤であることだ。その点では橋下はクリアしている。
 さて、愛情といえば、テニスの杉山愛さんが結婚したことを発表した。会見で「自分はダブルスの相手を探すのが得意であったから…、」なんて、のろけていた。そう言えば、最近では、歌手の岩崎良美さんが50歳にして結婚を発表されたし、5日には、フジテレビの中村仁美アナも、お笑いの「さまーず」の大竹一樹さんとの挙式、披露宴を行い、そこで妊娠5ヶ月を発表したという。また、少し旧聞に属するが、筆者の好きな「星野あき」さんもJRA騎手の三浦皇成さんとの結婚の話題もあった。こちらのカップルも既にご懐妊中だ。とにかく有名人のおめでた続きである。
 しかし、その一方で、元横綱隆の里の鳴戸親方が59歳の若さで亡くなられた。あまりにも若い旅立ちだ。最近、弟子の稽古で行き過ぎがあったということで、事情聴取などがあったご当人だが、今度の福岡場所では、期待の弟子の稀勢の里が大関取の楽しみな場所だったのに、あまりにもお気の毒だ、こんな悲劇はもう勘弁願いたい。
 勘弁願いたいといえば、「猪」が市中に姿を見せるニュースをちらほら耳にする。昨日は滋賀県の大津市内、筆者の住まいのごく近くの滋賀の里にも姿を見せた。大人たちが捕らえて事無きを得たが、…。どうやら、動物達も住み難くなってきているのだろう。彼らには大変な厳しい世の中になって来ており、人間達に乱暴は止めて欲しいと祈っているに違いない。
 止めて欲しいということでは、駅伝やマラソンの中継を見ていて、いつも思うのは、先導するバイクの二人を紹介するコーナーだ。レースに直接関係なく、サポートしてくれている警察関係の方々は他にも沢山いるのに、どうして二人だけをアップで紹介するのか。筆者には解せない。それに、先日の全国大学駅伝の中継放送で、「何たること!」と不満に思ったのが、最後のゴールの模様が尻切れトンボに終ったことだ。朝の8時から延々6時間近くも入念に放送しながら、肝心の最後が尻切れに終ったのは戴けない。優勝争い、シード争いだけがレースではない。26チーム(?)にはそれぞれのファンがいる。視聴者を大事にするなら、あと10~15分延長すれば済む話なのに。
 今朝の話題の知り取りを終ってみて、少し無理、こじつけがあったのを覚えるが、お許しを願いたい。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 4時10分起床。体重、61.8Kg.今日の天気は良さそうだ。
 昨日の雅子は、前日のようにテレビを見るといった目の動きはなかった。前日のテレビを見ていたと言うのは、何だったのだろうか。相変わらず痰が多く、時々は辛そうだった。午後には車椅子で散歩したが、寝たきり状態だったので、1時間程度で切り上げた。

1787 激闘十番勝負・悔喜こもごも

 昨日は、稀に見る感動の激闘ドラマが数多く見られた。そこには悲喜こもごもではなく、悔喜こもごものドラマが多かった。

1.独り言コラム
 たまたまだと思うが、宿敵中国を相手にした激闘が四つもあった。その中で、卓球とバレーの二つのW杯では、共に健闘空しく中国に名をなさしめた。香港で行われた卓球の決勝戦は、福原愛、石川佳織、平野早矢香の三選手は頑張ったものの、3-0で完敗、一方、日本で行われているバレーでは、前半を2-1とリードをしながら、その後2セット連取されて逆転負けを喫した。いずれも、悔しい敗戦だった。
 一方、女子ゴルフのミズノオープンでは、上田桃子選手と中国の広州出身のフォン・シャンシャン選手とのプレイオフとなったが、3ホール目で上田桃子が5メートル以上ある見事なバーディを決めて久し振りの優勝を飾った。インタビューで流した彼女の涙は綺麗な嬉涙だった。
 四番目の激闘は、日本海での怒りに揺れた逮捕劇だった。またも中国漁船が、今度は五島列島沖に入り込んできたもので、海上保安庁の懸命の頑張りで船長を現行犯逮捕した。あの尖閣列島で起きた轍を踏まないよう、法律に基づいたしっかりとした対応をして欲しい。二人目の一色春樹さんが出ないような、きちんとした対応を期待している。
 五番目の激闘は伊勢路で行われた全日本大学駅伝だった。連覇を狙った早稲田は早い段階で優勝争いから脱落したのに対し、駒沢大学が3大会ぶりに復活して優勝を奪った。圧巻の一つは、2位に終った東洋大学のアンカー、柏原竜二選手の追い上げだった。襷を受けたときには1分40秒あった差をじりじりと追い上げ、27秒差まで迫った激走だった。箱根で3年連続ごぼう抜きで首位を奪って山の神と呼ばれた同氏だったが、平地でも実力を発揮したのはお見事だった。圧巻の二つ目は、初出場した上武大の頑張りで、一時は4位まで上がったが、最後はシード権を巡っての必死の戦いとなり、東海大のエース村澤明伸選手の追い上げを振り切ってのシード権の獲得劇だった。学生からの一本の電話で上武大学に赴任、苦節7年、エース不在のチームでここまで頑張って、上武大学の名前を全国区に持ち上げた。その裏には、花田勝彦監督(早稲田―彦根東高出身)の優れた采配によるものが大きい。花田監督ファンの筆者には、とても嬉しく感動したレースだった。
 たまたまだと思うが、昨日は滋賀県に関連する激闘が他にもあった。六番目の激闘は、昨日放映された「たかじんのそこまで逝って委員会」とタイトルをもじった内容で、パネラーの遺言を取り上げた面白い内容だったが、その中での御大の三宅久之さんと田原総一郎さんの激論が面白かった。三宅さんが、いつもの口調で「先輩に何を言うか」との繰り返しにも、堂々と渡り合った田原氏は、大人の対応でにこやかに笑って対応していた。田原総一郎氏は花田監督の大先輩で、早稲田―彦根東のご出身だ。
 昨日は、「琵琶湖の日」が設定されて30周年だったという。そこで面白い企画で、16万人による琵琶湖の一周、240Kmをぐるっと取り囲む「抱きしめてBIWAKO」の催しがあった。琵琶湖の環境保全を訴えるイベントで、嘉田由紀子知事も参加し、正午の12時にぐるっと琵琶湖を抱きしめたことで、七番目の激闘は完成した。なお、琵琶湖の周辺には「ぐるっと琵琶湖サイクルライン」という自転車の周回路が設定されているが、その距離は192Kmである。
 八番目の激闘は、テニスの錦織圭選手の決勝戦での激闘だった。前日に世界ランク1位のジョコビッチを破って注目された戦いだったが、健闘空しく2-0でフェデラー選手に完敗だった。
 九番目の激闘は、日本シリーズ出場権を掛けたヤクルト-中日の六回戦(?)だったが、井端選手の2ラン一発で中日が勝って、ソフトバンクとの日本シリーズへの出場を決めた。今期で監督を辞める落合博満監督は、思い出の日本シリーズになりそうだ。
 さて、十番目の激闘物語は、天皇陛下のご入院だ。風邪気味ということで、昨夜皇后様に付き添われ東大病院に入院された。暫くは、皇太子さんが国事行為を代行される。宮内庁は大事をとった入院だとしているが、…。芸能界でも、フジテレビの「目覚ましテレビ」のキャスターの大塚範一氏が、急性リンパ性白血症で入院して治療に専念という。何時、ご退院されるかだが、お二人の戦いは始まったばかりだという。
 激闘が多すぎたことで、次点の扱いになるが、ギリシャでの大連立を巡る戦いでは、野党のサラミス党首が前向きの姿勢を見せており、前進が期待されそうだ。一方、日本のTPP問題は9日に決断したいと野田総理が考えているが、どうなるだろうか。筆者は、少し拙速過ぎるのではと思えるのだが、…。
 まあ、何事も、戦いを経て、新しい展開が始まるサイクルになっている。ここ暫くは、世界の動きから目が離せない。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 3時20分起床。体重、61.3Kg.今日の天気は回復の方向で、昼前には晴れるようだ。
 昨日の雅子も、相変わらず痰に悩まされた一日だったが、今までになかった様子が見られた。それは、4時少し前にテレビの見える方向に、体位を変えてもらってから、女子ゴルフの中継画面にじっと見入りながら音声を聞いていた。中継が終るまでの長い時間で、今までには見られなかった様子で、嬉しくてびっくりで、帰宅時間を遅らせて最後まで見終わるのを待っていた。体調が少し回復しつつあるのだろうか。

1786 本当に大丈夫?

 どうやら、幸せは、戦いと云う大変な山を越えたところにあるようだ。しかし、そこに到達するには、太鼓判と言うパスポートは存在しない。一つ一つ勝利を収めてゆくステップは欠かせない訳で、いつも、「本当に大丈夫?」と自分に言い聞かせている毎日だ。

1.独り言コラム
 投票結果に世界が注目したギリシャの内閣信任投票結果は、153対145の僅差でパパンドレウ内閣は信任された。これで余計な政治空白が避けられたということで、ともかくは、ほっとであった。今後救国内閣の樹立を巡って紆余曲折が予想され、本当に大丈夫と言える状況にはないことは確かである。
 一方で、ここに来てイタリアの危機が浮上して来ている。借金のGDP比は121%とギリシャの165%に比べれば小さいが、財政規模が大きく、債務額ベースではギリシャの6倍だというだけにリスクは大きい。スキャンダルが多く、内閣支持率が低いベルルスコーニ首相の対応が注目される。イタリアは既にIMFの監視下にあるという。それで、本当に大丈夫と言えるわけではない。とにかく、今のEUは、火薬庫を抱えているようで心配は尽きない。
 こんな動きをみていると、借金が1024兆という数字が発表された日本は、GDP比233%であり、「本当に大丈夫なのかい」と大きな不安を覚える。「今は消費税を上げる環境にない」といったいい加減な先送りは止めるべきであろう。無駄の削減と同時並行的に、消費税アップは待ったなしになって来ているのではなかろうか。
 そんな日本では、TPPを巡る議論が盛んになって来ている。野田総理はやがて自分が政治決断しなければならないと発言しているが、この決断こそ、野田総理には踏絵的な決断になりそうだ。「TRUST ME」と言って大恥を書いた鳩山総理の轍をを踏むまいとの野田総理の思惑があって、アメリカの信頼を裏切らないための決断になりそうだ。議論半ばで12日から始まるAPECまでに答えを出そうとするのは大きな賭けと言えよう。これで、日本は本当に大丈夫なのだろうか。
 大丈夫議論は何も政治決断だけではない。ここに来て「橋」の老朽化が目立って来ている。国交省の発表では、長さ15メートル以上の橋で、修理の必要な件数が、3年前は801件だったのが、今は1302件になっているいて、この3年間でその件数で1.6倍に増加している。修理費は一件で一億は下らないという。加えて、その修理期間は利用者に遠回りといった負担をかけることになる。公共工事が増えることになり、景気の刺激にはなるが、問題はお金である。日本経済は本当に大丈夫なのだろうか。
 ここからは、明るくスポーツの話題に転じたい。女子ゴルフでは、桃とさくらが季節はずれに咲いている。今週の米国ツアーは日本のツアーの一つとして開催されているが、昨日の二日目を終って、このところ泣かず飛ばずだった上田桃子がダントツトップ、2位に横峯さくらがつけている。桃子さんは、筆者は一時はアンチ宮里藍さんということでファンであったが、宮里美香さんの浮上で今やファンではないし、横峯さくらさんは以前からなんとなく好きでないプレイヤーの一人だ。皮肉にも二人の宮里さんが低迷している今週のツアーだが、桃子さんが4年前にこの大会で優勝し米国ツアーに参加することになった因縁(?)のツアーで再び久しぶりの優勝をするのだろうか。彼女のプレイにはムラがあり、必ずしも本当に大丈夫だとは言い切れない。
 フィギュアースケートの上海大会は男子が織田信成選手が2位と頑張ったが、期待の羽生結弦は惜しくも4位でメダル獲得はならなかった。一方、女子の村上佳菜子さん意の如くならず6位に終った。来週はいよいよ浅田真央さんが登場するNHK杯だ。復活、浅田真央さんは本当に大丈夫だろうか。不安と期待が入り混じっている。
 テニスの錦織圭選手が準決勝で世界1位のジョコビッチ選手を破ったというニュースが入って来ている。第一セットを落としたが、その後2セットを連取しての逆転勝利を演じた。過去に日本人選手が大物を破った事例では、20年前に、松岡修造選手がランク2位の選手を破った事例がある。ここに来て漸く錦織選手が力を発揮して来た。いよいよ決勝戦だ。ここまで来たら、大丈夫だと信じたい。
 W杯女子バレーはアルゼンチンに勝って初勝利を挙げた。3位以内を目指して頑張って欲しいが、本当に大丈夫だろうか?
 サッカーのドルトムントの香川真司が昨日大活躍した。1ゴール2アシストでチームを勝利に導いた。野球に次いでサッカー選手が世界の舞台で頑張っている。出てゆく決断をするまでは、本当に大丈夫だろうかと自問自答しただろうが、こんな活躍が出来ると、本人もファンもほっとしているに違いない。
 プロ野球は、ソフトバンクが日本シリーズ出場を決めた一方で、中日はそれに王手を掛けた。昨日のヤクルトは、期待していた先発の赤川克紀投手が立ち上がりで崩れてしまって大誤算だった。昨日勝ったことで、中日が大いに優勢だが、本当に大丈夫だとは言い切れない。ヤクルトの土壇場での頑張りを期待したい。
 さあ、今日は朝の8時から伊勢路で全日本大学駅伝が行われる。早稲田の連覇はなるのだろうか。筆者は初出場の花田勝彦監督率いる上武大学の活躍を期待している。箱根駅伝でもそうだったが、本番では未だ実力を発揮していない上武大学だ。今年は、本当に大丈夫(上武)だろうか。
 どんな戦いも下駄を履くまで分からないだけに、最後までベストを尽くした頑張りは不可欠だ。いずれにしても、今日も楽しい一日であって欲しい。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 3時50分起床。体重、61.2Kg.今日の天気は雨、時々曇りのようだ。
 昨日の雅子は、症状はまずまずだったが、相変わらず、痰が多い。時々目を開けてじっと見てくれるのが愛くるしくて、筆者には、ちょっとした心の支えだ。

1785 気掛かりなニュースがてんこ盛り

 内外共に気掛かりなニュースがいっぱいである。24時間息つぐまもないくらいの関心の高いニュースが闊歩している。

1.独り言コラム
 ギリシャは、EUが提案している包括案に対し国民投票をすると主張していたが、一転してそれを撤回した。次なるポイントは、今朝(日本時間7時)に行われるパパンドレウ内閣の信任投票である。この結果次第では次なる大きな波が押し寄せることになりかねない。世界がこの信任投票の結果に注目している。大いに気掛かりである。
 タイの洪水は1ヶ月になるが、減水の見通しは立っていない。経済への影響は深刻だ。じっと待つしかないのだろうか。これでは原始時代と変わらない。これといった打つ手はないのが辛いところだ。気掛かり極まりない。
 二酸化炭素の排出量(2010年度)の伸びが過去最大を記録したという。世界の各国が口先だけでその削減を訴えても実行が伴っていなければ意味がない。今回の原発事故が、化石燃料の増加を促すことは必至だ。鳩山由紀夫総理が国連で行なったあの25%削減の演説がむなしく思い出される。このまま進めば、今世紀末の地球の温度は、20世紀末のそれを4度上回ることになると言う。生態系にも大きな影響が出ることは必至で、気掛かりのスケールも大きい。
 このところのスポーツ界の動きも悲喜こもごもだ。プロ野球ではクライマックスシリーズのファイナルステージで、文字通りクのライマックスを迎えている。勝ち上がってくるチームを待ち受けていた中日、ソフトバンクの戦いが注目されていたが、ヤクルトの頑張りが目立つ一方で、西武が連敗で土壇場に追い込まれた。日本シリーズの組み合わせがどうなるのか、ここでは楽しみな気掛かりである。
 女子バレーのW杯が始まった。昨日の試合で、日本はイタリアに敗れ、幸先よいスタートにはならなかった。3位までに入れば、ロンドンオリンピックへの出場権が得られるのだが、…。相変わらず、東レの荒木絵里香、木村さおりの二人の選手が頑張っている。
 テニスの錦織圭選手がスイスのバーゼルで行われている世界ツアーで7度目のベスト4入りを果たした。これで世界ランクの更なる躍進が期待されそうだ。
 フィギュアースケートのグランプリシリーズ、中国(上海)大会が始まった。前半のSPを終って、男子では高校生の羽生結弦選手が2位に入ったが、織田信成選手は4位、女子では村上佳菜子選手は3回転ジャンプが2回転と判定されて4位スタートとなった。自由演技での巻き返しはなるのか、気掛かりだ。
 横浜ベイスターズをDeNAが買収し、横浜DeNAベイスターズとなる。株主が変わっても強くならないと意味がない。この機に、尾花監督を始めとするコーチ陣を含めた人事の一新が行われるようだ。果たして、強いチームに生まれ変われるのか? 気掛かりである。
 5歳になられた悠仁様が「着袴の儀」と「深曽木の儀」という古式ゆかしい儀式を受けられたニュースを見たが、かわいくてなかなかのセレモニーだった。しかし、ちょっと気になったのが、「深曽木の儀」で、その儀式の最後の部分で、高さ30センチの碁盤の上に立って、そこから飛び降りるというところがある。筆者が気になったのが、碁盤の上に立つと言う行為だ。囲碁の棋士、或いはファンから見れば、碁盤は神聖な戦いの場である。その上に立つという行為をどんな思いで見ておられたであろうか。コラムニストの勝谷誠彦さんは、同氏のブログで、そのことに関して、歴史と伝統に基づく意味がある行為だと解説していおられたが、囲碁の碁盤でない何か別のものを使うことは出来ないものなのだだろうか。気になる儀式だった。
 あの笑顔が素晴らしい美人スケーターの岡崎朋美さんが、14年のソチオリンピックを目指している。今では朋美ママで、ソチ五輪は彼女には6度目のオリンピックである。今日から行われる帯広の競技会で復帰するという。幾ら美人で強いといってもアラフォーだ。何処まで戦えるか気掛かりだ。長野オリンピック当時では、筆者は、この朋美さんのほか、当時人気の出始めた小林浩美(ゴルファー)坂本冬美(歌手)の三人を「三美人」と称していたが、…。
 語弊があってはならないが、気掛かりなニュースは、筆者らの傍観者には、心身共に活性化をしてくれる素晴らしい栄養剤でもある。今日は、どんな展開、結果を見せてくれるのであろうか。わくわくしながら、その展開を見守っているのだ。

2.今朝の一考、昨日の雅子。
 3時は起床。体重、61.5Kg.今日の天気は、曇り空で良くなさそう。夕方から明日に掛けては雨のようだ。
 昨日の雅子は、症状はまずまずだったが、筆者が不在中のお昼の注入時にアクシデントがあって、セッティングの齟齬で、注入物がこぼれてしまったようだ。幸い、入浴日だったので直ぐに着替えさせて頂いたようだ。
 なお、お尻の部分の褥瘡の悪化が見られたことで、再びエアマットに取り替えて頂いた。暫くは注意して症状のフォローを行いたい。

1784 ギリシャ大揺れ、日本も借金額1024兆円に

 ギリシャ情勢が大きく揺れている。一旦は国民投票を宣言したパパンドレウ首相だったが、その後、一転して大連立の動きが出て来ており、先行きが見えない。

1.独り言コラム
 世界が注目している課題は、何といってもギリシャの債務超過問題の行方である。せっかく、フランスとドイツが軸となってまとめた借金50%の棒引き案も、ギリシャのパパンドレウ首相が国民投票にかけると宣言したことで、EUが大揺れとなった。サルコジ仏大統領とドイツのメルケル首相の懸命の説得工作も実を結ばなかった。折角集まったG20の首脳達も大いに戸惑っている。
 しかし、パパンドレウ首相がギリシャに戻った直後から、与野党の大連立構想が出始めていて、国民投票の撤回の動きも出て来ており、全く先が読めない大揺れの中にある。どうなるのか、世界が注目する中で、米国の株価は、昨日に続いて今朝も大幅な上げとなっている。複雑な連立方程式の答えが株価であるなら、一息ついての様子見といったところなのだろう。
 ところで債務超過国はギリシャだけではない。財務省の最新の試算では、日本の借金総額が来年の3月には1024兆円となるという。遂に、大台の1000兆を越えるのだ。GDPに対する比率を見ると、今騒いでいるギリシャが165%であるのに対し、日本は233%ということで、この騒ぎは全く他人事ではない。但し、日本は資金調達力があるということで、今のところそれほどの問題にはなっていないと言うのだ。因みに、EUの債務国でギリシャの次と噂されているイタリアは債務額のGDP比が121%、ポルトガルが106%、スペインが67%で、如何に日本が突出しているかが分かる。日本は本当に大丈夫なのだろうか。
 本質的なことではないが、今回のG20関連会議に出席している野田首相の演説の迫力のなさが気になっている。演説が取柄といわれた野田首相だったが、原稿の棒読みの演説に、迫力が見られず仕舞いにはがっかりである。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時半起床。体重、61.3Kg。今日の天気は晴れ後曇りのようだ。
 昨日の雅子は、まずまずの様子だったが、相変わらず、なかなか目を開けてくれなかった。それでも、午後には1時間あまり散歩。また体重測定があって、ここ半年ぐらい続いていた減少傾向に歯止めがかかったようだ。

3.連載コーナー
 昨日で小説「なんたるちあ」の連載を完了しましたので、暫くは休載します。新たな企画が纏まり次第再開の予定です。

1783 猛烈に腹が立つ

 誰でも怒りで猛烈に腹が立つことがある。国内の事柄だけでなく、最近は海外での事柄にその種の怒りを覚えることが多い。

1.独り言コラム
 今でも未解決の拉致問題での北朝鮮の非情な対応、毒ギョーザ事件、東シナ海での漁船衝突事件などでの中国のとんでもない対応には許せないものがあって、猛烈な怒りを覚えた国民は少なくない。またオーストラリアとの間では、調査捕鯨に関して、執拗なシー・シェパードの理不尽な妨害にも怒りを禁じえない。
 とにかく、仲良くしなければならない隣国と間で、この種の根深い問題を抱えていて、ちょっと前なら戦争の引き金にもなるよな課題で、心穏やかならない日本人が多いと思う。筆者は、猛烈に腹が立っている。
 しかし、それら以上に猛烈に腹が立つのがギリシャ問題だ。債務を半分棒引きにして上げようというのをすんなりと受け入れないのだ。自分達の至らなさで生んだ債務で首が回らなくなっているにも関わらず、今まで通りの生活レベルの保持を主張して譲らず、折角のEU各国の思い切った対応策を素直に受け入れず、国民投票を実施するという。ギリシャのババンドレウ首相の決断のなさは常識を越えたもので、世界に大きな波紋を投じている。ここ数日の株価は大幅な下げが続いていて、世界の経済はまさにパニック状態だ。
 この間、フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相の尽力は大変なもので、活路を求めた懸命の努力を続けており、今朝も4時半(日本時間)から直接ギリシャのババンドレウ首相との会談が行なわれている。しかし、これによって、国民投票の取り止めには至らないだろうと思われる。
 国民投票となれば、自分達の生活のダウンサイジングをベースとする受け入れ案には反対投票が上回る結果になることは容易に予測され、今回のEUの決死の対応案は宙に浮くことになろう。その結果、ギリシャは破綻することになる。そうなった場合の世界の経済がどうなってしまうのか予想が出来ない。
 ギリシャには2003年に難病が発症する前の妻と旅行した思い出があって、筆者は特別な愛着を覚えていた国である。峻壁の上に立つメテオラの修道院やパルテノン神殿などの素晴らしい建造物には、今もその時の感動が残っている。しかし、今のギリシャはそんな素晴らしき思い出を帳消しにするような見苦しい状況になっていることを悲しく思うのだ。
 それに、この問題に関して、筆者はもう一つの大事な問題を意識して躊躇するのだ。それは民主主義という手続きをどこまで真面目に実施すればいいのだろうか、という問題である。今回の国民投票に問おうとするババンドレウ首相の対応も、普通のケースでは一つの選択肢で、決して間違った対応ではない。いみじくも、直接民主主義の発祥地であるギリシャでの話しだ。
 しかし、国家存亡の危急時での対応だということで問題が大きくなっているのだ。国民投票をするには時間が掛かる。こんな緊急時にちんたらちんたらしていていいのか。しかも、その投票に対し、ギリシャ国民が世界へのインパクトを自覚したクールな投票行動に出ると言うのは考え難い。こう言うとんでもない非常時の場合には、トップの強引であっても鶴の一声で決めてもいいのではという考えに賛成したい。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時50分起床。体重、61.7Kg。朝風呂。今日の天気は曇り空のようだ。
 昨日の雅子は、まずまずの様子だったが、目を開けてくれる時間は少なかった。先生の話では、ここ数日で少し炎症が出ていたが、抗生剤で対応しているとの話しだった。今日から、新しいリクライニング車椅子を使い始めた。

3.連載小説、なんたるちあ(101)最終回

   15 なんたるちあ (4)

 「正直言って、本書を刊行すべきかどうか躊躇しましたが、庶民のささやかな遊び心に多少の刺激を付与することになればと思う一方で、JRの改革に繋がればとの思いいから、出版を決断しました」という書き出しだった。
 「なんたるちや」
 相田は大声でそう叫ばずにはいられなかった。JRへ改革提言をすると言っていた土屋はどうしたんだろうか。著作権の問題はどうなるのか。あの研究会のメンバー全員は、仲間だけの楽しみということで外部へは秘密を守ると約束したではないか。不満というよりも、怒りにも近い許せない感情が相田の心の中で急速に広がって行った。相田の脳裏にはメンバー人一人の顔が歪んだ形でよぎるのだった。作者の一人である純は明らかにその約束違反である。また、ママの真奈美も、たとえ相手が息子であっても全ての情報を流したことは紛れない約束違反である。土屋は今やママの夫ということから、JRへの提言を諦めて、義理の息子のために手を貸した気持ちは分らないことはないが、相田には、それもまた紛れも無い約束違反であることには変わりなく、決して許すことが出来ない事実だった。
 様々な思いが相田の脳裏を駆け抜けた。とにかく、全てが余りにもうまく出来ていた。要するに、相田だけが全くの蚊帳の外だったのだ。何とも云えない怒り、不満がムラムラとその胸中に湧き上がって来るのだった。さりとて、相田がその怒りを、あの研究会チームのメンバーに対し、この電子出版に約束違反であるとクレームをつけたとしても、相田を除く研究会メンバー全員がこのように団結している以上、勝味は残されていないことは明白だった。
 長い厳しいサラリーマン人生での戦いで夢を叶えられなかった上に、気の合ったと自負していた仲間全員からも裏切られてしまった相田の心中は察するに余りあるものがあった。どうにも遣り切れない気持ちで、何度も「なんたるちや」、「なんたるちや」と虚しく心の中で叫び続けていた。
 数日後、公私共に叩きつけられたような厳しい敗北感に苛まれていた相田だったが、それが一旦落ち着くと、不思議なことに、その胸中に、その反発エネルギーが静かに甦ってきていた。それは、自分も何らかの作品を書き上げることで、ささやかでもいいから、何らかの抵抗を示してみたいという気持ちの芽生えだった。(完)

この小説はフィクションです。実在する人物などとは関係ありません。

(明日からのこの蘭をどうするかは未定です)

1782 普通の○○に戻りたい

 世界の人口が70億人を越えた。この13年で10億人が増えたという。その中で、せめて「普通の生活を」と願っている人々が圧倒的に多いはずだが、…。

1.独り言コラム
 橋下徹大阪府知事が府庁を去る際の退任会見で、「年齢不相応の重い職を背負って来た。普通の42歳に数時間は戻れるかな」との一言は、何かしみじみとしたものを感じさせる言葉である。
 知事に就任以来、このままではいけないということで、思い切った改革をとの一念で、少し強引だったが懸命の戦いに挑んできた3年9ヶ月だったと思う。総じて、よくやったと言うのが筆者の感想だ。果たして、府民、市民はどんな反応を示すのか、興味津々のダブル選挙である。
 ところで、「普通の○○に戻りたい」という表現は、随分と懐かしい言い方で、これを最初に使ったのが、1977年のキャンディーズだった。この時には「普通の女の子に戻りだい」だった。人気絶頂の時点でのこの解散宣言に、多くのファンは大いに沸いた。なお、この時の三人の中の一人の田中好子さんが今年の四月に亡くなって、キャンディーズが一時的に話題を占めたことは記憶に新しい。
 次にこの言葉を使ったのは、演歌歌手の都はるみさんだ。1984年のことで「普通のおばさんに戻りたい」といって一旦は引退をしたのだが、この方は普通のおばさんには戻れず、5年後には復活し、今でも現役活躍中の強心臓のおばさんだ。
 そんな二つの過去の「普通の○○に戻りたい」の事例から四半世紀ぶりの橋下発言であったのだが、今や、世界では、単純に「普通の生活に戻って欲しい」と願っている多くの人々が、それぞれの苦悩と戦っている。
 言うまでもなく、今回の東日本大震災に遭われた方々はその代表的な方々だ。目下、国会では第三次補正予算が審議されているが、一刻も早い成立が望まれる。一方、世界に目を向ければ、押し寄せる洪水と闘っているタイの方々も、早く普通の生活を取り戻したいだろう。とにかく、アユタヤから始まりバンコックに迫っている洪水の先行きが心配だ。また、経済的な破綻から普通の生活を取り戻したいということで闘っているギリシャを初めとするヨーロッパの方々も気になるが、その影響を受けている日本も堪ったものではない。また、職を求めてデモを続けているニューヨークの連中は、季節はずれの大雪のアタックを受けて大変だそうだ。
 ところで、日本にある54機の原発だが、今はほとんどが停止中である。早く、普通の運転状態に戻って欲しいと関係者は頑張っているはずだ。そんな中で昨夜になって、佐賀県の玄海原発の4号機が再稼動を始めたという。この原発は単純な人為ミスで停止していたが、しかるべき対応で再稼動の許可が出たようだ。関係者はほっとしていることだろう。
 日本の円高、株安も異常である。早く、「普通の状態に戻って欲しい」のだが、ますます泥沼に入っているようだ。今朝の米国ダウは、昨日に続いて200ドルを越す大幅な下げで、今や世界の株価が、パナソニックではなくパニック状態(下手なジョークのつもり)に陥りつつある。
いずれにしても、世界に普通の生活が戻る時、やっとこさで世界平和が訪れることになると思うのだが、…。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時半起床。体重、61.6Kg。今日の天気は、午前中は晴れ模様だが、午後には崩れる方向にあるようだ。
 昨日の雅子は、痰が多かったが、目を開けて見つめてくれる時間が前日よりは多く、ほっとさせてくれた一日だった。

3.連載小説、なんたるちあ(100)

  15 なんたるちあ (3)

 読み進むにつれての「何々?」という強い好奇心が、自分達のあの酒場での研究会のことを甦らせるのだった。相田は、夢中になってその内容を追って行った。すると、良く見た表が出て来るではないか。自分が示唆した、或いは作成したものと同じ内容の事例表だった。相田は驚いて、作者が誰なのかと慌てて、その関連部分を調べて見たのである。
 そこには「阿部正人・川崎純」の二人の連名があった。直ぐにはピンとは来なかった。暫く、発信者の略歴などに目を通している間にとんでもないことに気付いたのだった。川崎純があのバー「蘭」のアルバイトをしていた「純」で、阿部正人はママの真奈美の一人息子であるということだった。そう言えば、ぶらぶらしていた息子がある日からコンピューターに関心を持ち出したとママが喜んでいたことを思い出した。
 それにしても、純がどうしてママの息子さんと知り合ったのだろうか。神戸地震で恋人を失った失意の中で、何かが二人を結びつけることになったのだろう。ママの真奈美と土屋の再婚が、貴重な切っ掛けとなったことも考えられた。悲しみの極みにあった純が、アイディアの多くを提供してくれた自分の恋人のために出版を決意するということは考えられないことではなかった。日本語に今ひとつであった純にとっては、その目的を果たすために、その相棒にママの息子さんと組むということで、二人の利害が一致して連名での出版に踏み切ったのだろうか。若しかしたら、二人は既に結婚することになっているかも知れない。土屋と真奈美の再婚が核となって、その周りにいた息子の正人とアルバイトをしていた純が、その核に巻き込まれるように融合する形で誕生した関係だったのかも知れない。
 因みに、その作品の発刊に当たっての書き出しは、次のような内容になっていた。(明日が最終回です)

1781 「よりまし」論

 昨日のNHKニュースウオッチ9で、キャスターの大越健介さんが、表記の「よりまし論」という言葉を使っていた。ベストが見つからねば、ベターで我慢するという考え方だ。確かに、今の世の中は、そんな価値観で動いていることがほとんどだ。

1.独り言コラム
 昨日は日本政府が円売りの市場介入をしたことで、円は一時79円台まで下がった。しかし、その後、じりじりと円が買い戻されつつある。
 とにかく、このところ続いている円高現象はあくまでも、ドルやユーロに比べて「よりまし」であるという観点から投機的に、円が買われているというのだ。そのような背景があるためか、昨日の東証は上がるどころか、下落して終ったのはがっかりである。先行きどうなってゆくのだろうか。
 昨日の国会で。あの小渕優子さん(幹事長代理)が質問に立ち、冷めたピザと呼ばれた自分の父とドジョウを自称している野田総理とを一緒にしてもらっては困るという質問をしていた。馬鹿な質問だと思いながらも、優子さんがなかなか綺麗だったことで許そうと思う。確かに、筆者は冷めたピサの方がドジョウよりも「よりまし」だと思う。
 ところで、その答弁で、「ご指摘痛み入ります。私なりにレスペクトの念と親近感を持っているということをお伝えしておきたい」と答えていたが、決してベストではないが「よりまし」な答えだったと思う。
 そう言う野田総理も前任者の菅総理にくらべれば「よりましだ」との見方があるが、果たして、どうだろうか?
 阪神の監督に和田豊氏が就任した。真弓明信前監督に比べれば、「よりまし」というのだろうか?
 ヤクルトが巨人に競り勝ってクライマックスシリーズのファイナルステージに駒を進めた。アンチ巨人ファンには「よりまし」な結果で、「ほっと」である。
 その原辰徳巨人軍の昨日の戦いぶりだが、1点リードされていた状況の中で、ゴンザレス投手の打順で2回も代打を出す事無く打席に送って続投させた。結果的には、その部分については成功で、ゴンザレス投手より「よりまし」な投手が他にいなかったからだろう。それが証拠に、山口鉄也投手に交代させた直後に決定的な痛打を浴びて負けを確実にしていた。
 大阪府の橋下徹知事が昨日付けで辞任した。任期より3ヶ月早い辞任だが、それによってダブル選挙に持ち込んだ方が、大阪府民、市民に取って、「よりまし」だと判断したと言うのだが、…。このところ、独裁過ぎるということで橋下批判も結構多くなっているようだ。果たしてどんな結果になるのだろうか。
 要するに、今の世の中は、ベストがなくてベターな選択の繰り返しで日常が動いているのだ。その典型事例が、今の円高で、現実論として、円がそんなに強いはずがない。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時起床。体重、61.3Kg。今日もお天気は晴れのようだ。
 昨日の雅子だが、ほとんどの時間で寝たきり状態だった。少し心配。一方で、一昨日から病院の都合でエアマットから普通のマットに切り替えたのだが、そのことが影響したかのかどうかは不明だが、お尻の褥瘡が再び赤くなり始めたようで、その部分の扱いを慎重に行うことになった。そのため昨日の車椅子での散歩も時間を短く切り上げた。

3.連載小説、なんたるちあ(99)

  15 なんたるちあ (2)

 その手紙の差出人の名前をみて、最初は、誰からなのかと戸惑ったのだったが、中身に目を通して読んで行くと、何と、バー「蘭」のママがあの土屋氏と再婚し、ロンドンに向かうという内容だった。驚きは並ではなかった。土屋が離婚したという話を聞いたのは、最後となった研究会でのことで、夏休を利用して一時帰国している時だった。そう言えば、土屋が「離婚」という言葉を発したとき、カウンターの中にいた純は驚いたように反応したが、ママは何らリアクションを示さなかったことを相田は思い出すのだった。
 「何だ、そうだったのか」相田は自分が全く知らないうちに、二人の愛が進行していたことに驚くのだった。それにしても、ロンドンと東京の間で、二人はどのようにして連絡を取り合っていたのだろうか。改めて、愛は物理的な距離とは関係なく進行するものであるということに、一考はある種の感動を覚えるのだった。
 「お~い、水臭いじゃないか」と思う一方で、心の中で、相田は思わず「なんたるちあ」の言葉を反芻するのだった。自分が敗北した時に慰めてもらい、それなりに心のよりどころにしていたことが、今となっては、何とも馬鹿馬鹿しく思われるのだった。

 それから更に一年が経過した。特に新たな興味ある出来事もなく平穏そのものだった。相田も着々とサラリーマンのゴールである定年退社に近づいていた。多分、土屋とママもロンドンで新しい生活をエンジョイしているだろう。あの「蘭」で楽しんだ研究会での情報を纏めて、会社にJR改革を提言すると言っていたが、どうしたのだろうか。そんなことを考えていたある日、新聞の片隅に「新幹線で不正乗車」という見出しの記事に目が止まった。何気なく目を走らせていた相田の表情が引き締まった。記事の内容は概ね次のような内容だった。
 「R電機株式会社のS営業部長が渋谷駅で乗車券の払い戻しに来たのを不審に思った駅員が、詳しく事情を確認したところ、一度使用した乗車券であったにも関わらず、入場券で入場したり、定期で出場するなどの工作で切符が無傷で手元に残ったので、未使用と偽って払い戻しに現れたことが判明、詐欺の疑いで逮捕された。Sはたまたまインターネットで紹介されている成功事例を見て真似たと弁解したという」
 例の研究会で取り上げた事例に似た内容が実際に悪用されていることに驚いた相田は、早速、S容疑者が弁解したというインターネットを検索し、それにアクセスを試みた。
 そこには相田を驚きの坩堝に落とし込むような驚天動地の世界を知らされることになった。何と、電子出版という新しい形で「新幹線を合法的に格安に乗車した事例研究」と題した作品が発表されていたのである。(以下、明日に続く)

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