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プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
1941年1月2日生まれ
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版
2022年 渾身の愛を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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4250 ジ・エンド

 誰もが、広い意味で、毎日が戦いである訳だが、大きな壁を乗り越えられずに、遂に「もう駄目だ」という意味でのジ・エンドと思われるところまで追い込まれている立場の方々の話題が少なくない。

1.独り言コラム
 巨人に3タテを食った阪神が、甲子園に戻り、広島と対戦した。心機一転、ここから最後の逆転にかけた阪神だったが、2年目の野村祐輔投手にしっかりと押さえられて、3-0で完敗した。一方の巨人は中日を相手に逆転勝ちし、マジックを一気に2つ減らして21とした。どうやら、今年の阪神は、ペナントレース争いでは、ジ・エンドと思われる。
 インディアンスをFAになり、ニューヨークメッツに移籍した松坂大輔選手は、再起をかけて、タイガース戦で今季メジャーでの初先発のチャンスを得た。しかし、5回を投げて、2被弾を含む6安打で5失点の成績で敗戦投手となった。もう、ジ・エンドかと思われたが、一昨日にフィリーズ戦に2度目の登板チャンスを得た。しかし、この日も4回1/3を投げて、失点4で降板した。どうやら、本当のにジ・エンドが近づいて来ているようだ、
 来年の米国男子ツアー資格を確保するための男子ゴルフの予選ツアーがインディアナ州のフォートウエインのゴルフクラブで始まった。何とか、それに合格して来季のツアーに参加したい石川遼選手だが、初日はトリプルボギーを打つなど今一つの成績で、106位と大きく出遅れた。このまだと来季の夢はかなわなくなってしまう。何としても、ジ・エンドだけは避けたい心境だと思う。自分より後輩の松山英樹選手が脚光を緒浴びているだけに、必死の戦いが続けていると思われる。
 汚染水が大量に海に流出したことで心配されている原発事故関連の問題は、止まることがないままに問題が続出である。恰もパッチワークのように対応をしている東電だが、先行の展望が見えて来ない。汚染水を溜めているタンクが300を超えた上に、漏れが発生していて対応はままならない。もう東電には任せして置けないと、国がリーダーシップを執ることになったようだ。いよいよ、巨大企業だった東電もジ・エンドが近づいているようだ。
 政界では、民主党、みんなの投、維新の会、生活の党、それに社民党が、揃って苦しい情勢の中にある。みんなの党は江田憲司幹事長を更迭、柿沢未途党政調会長追放令を下した渡辺好美代表のワンマンぶりがきわめて不評である。維新の会は、橋下共同代表の慰安婦発言で追い込まれたままで、大阪都構想もままならない情勢だ。また、生活の党は、このほどあの田村亮子、いや谷亮子さんを党の副代表に就任させた。そこまでやるの? と言った感じである。また、社民党は長く党代表だった福島みずほさんが選挙の敗北の責任を取って、代表を辞任した。いずれの党も、下手すると、ジ・エンドになりかねない厳しい状況にある。
 脱税でテレビ界から追放されて久しい坂東英二さんだが、その後音沙汰がない。あの「世界ふしぎ発見」も同氏の不在で物足りない感じである。同氏も、もうジ・エンドになってしまったのだろうか。
今、進行中の米国女子ゴルフツアー2日目で、宮里美香さんは出だしの2ホールでボギーで、どうやら予選落ちが確実となった。残念ながら、今週はジ・エンドである。二週間後に予定されているフランスでのエイビアン、チャンピオンシップ(今季最後のメジャーツアー)にかけるしかない。因みに宮里藍さんや有村智恵さんは、今週は好調で上位争いをしている。
 最新の世界のニュースのシリア問題も厄介で、緊迫している。化学兵器の使用の有無を巡って世界の世論が揺れている。許せないこととして、シリアにミサイル攻撃を行おうというアメリカに対し、最初は同調していたイギリス、ドイツが議会や世論の反対で、アメリカとは別の歩調を示し始めている。一方のフランスは、今のところ、アメリカに同調する方向にあるという。各国とも、あのイラク戦争での失敗の二の舞は避けたいという考えが強いようだ。一時は、ジ・エンドかと思われたシリアだったが、さあ、どんな展開が待っているのだろうか。
  
2.難病との闘い、昨日の雅子
 この日の朝、病院に着いて、いつものように体温を測定すると、37.8度あったので、直ぐにクーリングをしてもらって様子を見ることにした。10時半頃に、食事のために外出しても戻って来るとお昼の注入が半分ほど済んでいた。そのまま疲れてベッドわきでうとうとしていたら、看護師さんと介護士さんが来て、注入が漏れていたので着替えるという。そうなのか、と思いながら、室外に出て待っていたら、何と、パジャマだけでなく、上にかけてある毛布までが汚れてしまっっていた。大きなミスである。しかし、皮肉なもので、熱はおかげで平熱に戻っていた。どうやら、注入食の漏れが、下半身のクーリングン利いたようで、意外な展開に複雑な気持ちだった。
 
3.今朝の一考
 4時半起床、体重は63.2Kg.ちなみに8月度の平均体重は62.4Kgで、前月よりの0.5Kgも増加している。水の飲みすぎで、水ぶくれなのか、ちょっと心配。
 お天気は、午前中は晴れ&曇りだが、午後には雨になりそうである。
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2449 マジックナンバー

 プロ野球で、ペナントレースの終盤に入るとマジックナンバーの点灯が話題になる。優勝までの最少勝数のことである。このマジックナンバーは、一旦点灯しても、展開次第で、消滅したり、再点灯したりを繰り返すことがあって、ファンをやきもきさせる面白い数字である。

1.独り言コラム
 一昨日、巨人が阪神に2連勝した時点で、一旦消えていたマジックナンバーが24で再点灯した。その巨人は、昨日も最終回に同点に追いつき、延長10回裏に、長野久義選手の見事なさよならホームランが飛び出して、阪神に強烈な3タテ食わせた。これで、マジックナンバーが、一気に2つ減って22になるかと思っていたが、正しくは、一つしか減らずに23である。これは、両チームの引き分け数の差が3つあるためのマジックである。
 計算の仕方はごく単純である。引き分け数は、試合数にカウントしない方式を採用していることがミソで、この点に注意が必要である。かつては、引き分けを0.5勝にカウントしたことがあった。その場合には、巨人のマジックは22で、カウント方式で微妙に変わるのだ。
 ここで、巨人、阪神の昨日までの実数字を使って、具体的に計算してみよう。巨人の当面のマジック対象チームの阪神が、残り32試合を全勝すると、最終成績が94勝48敗2引き分けで、勝率は、0.66197(94/142)となる。それに対し、巨人は、残り29試合であり、22勝の場合は、92勝47敗5引き分けで、勝率が0.66187(92/139)で、上記の阪神の勝率に僅かに及ばない。従って、もう一勝必要で、マジックは23ということなのだ。
 ややこしいのは、今後の試合で、両チームに引き分けが出た場合である。例えば、巨人に一つの引き分け出ると、92勝46敗6引き分けで、勝率は、0.666と阪神の勝率を上回り、その引き分けは、勝ち星と同じ効果となる。逆に、阪神に一つの引き分けが入ると、それは負けと同じ効果になってしまう。言ってみれば、引き分けが絡むので、マジック計算も、結構ややこしいのである。
 さて、パ・リーグでも、一昨日、楽天にマジック28が点灯した。球団創設9年目で初めての事である。その楽天は、昨日も勝ち、当面の計算相手のロッテが敗れたために、マジックは一気に2つ減って26になった。楽天の場合は2位以下のチームが混戦しているので、ロッテの負けが混んで来ると、目下3位のソフトバンクがマジックの対象相手に変わる場合が出て来るので要注意でもある。
 ここで、この9年間の楽天の歴代の監督を見てみてみよう。初年度の2005年は、初代監督として、大リーグから戻って来た田尾安志氏が監督を引き受けたが、一年で交代させられたのは気の毒だった。2年目から4年間(2006-2009)は、理論派の野村克也監督が務めた。特筆すべきは、その4年目に、パ・リーグで優勝争いに絡み、2位を獲得してAクラス入り緒果たした。3代目が繋ぎのブラウン監督(2010年)、そして4代目に、大物に監督の星野仙一現監督が就任した。同監督は今年で3年目である。今年は、大エースの田中将大投手の18連勝(継続中)もあって、堂々のマジック点灯に漕ぎ着けたのはさすがである。しっかりとおいしいところを、持って行くあたり、さすがに大監督と言われる所以だろう。なお、同氏は来年も采配を取ることが既に決まっている。
 さて、このマジックナンバー論を政界に当てはめて楽しんでみよう。今の安倍内閣は、就任以来アベノミックスで順調な歩みを続けていて、最新の内閣支持率も再び60%台を回復している。しかし、9月になると、消費税税率アップ、TPP問題、原発再稼働、外交問題、それに靖国参拝などの厄介な問題が山積していて、これらの問題の扱い次第では、政権消滅へのマジックが点灯しかねない。言ってみれば、ここからが、安倍総理の腕の見せ所となりそうだ。
 一方、橋下徹日本維新の会の共同代表だが、来月末に行われる堺市長選挙が大きな山場になりそうだ。若し、維新の会の西林克敏候補が、大阪都構想に反対している竹山終身現市長に敗れると、大阪都構想そのものが崩れてしまうことになりかねず、下手すると、橋下徹氏に政界からの退陣マジックが点ることになるかもしれない。
政界は中央、地方ともに波乱含みである。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 この日も症状は落ち着いていた。お昼の体温測定を筆者が行ったのだが、うっかりして、体温計を挟んだままにして忘れてしまっていた。お昼過ぎに車椅子に乗せてもらおうと介護士さんに頼んだところ、その体温計を発見、それが、37.4まで上がっていたため、急遽、車椅子での散歩を中止した。改めて、体温測定をしてみると平熱で、37.4度は、何か、熱がこもるなど、異常値であることが判明して、ほっとであった。

3.今朝の一考
 2時半起床、体重は63.0Kg.お天気は、午前中は晴れのようだが、午後には雨になるという。台風の動きが気がかりである。

2448 バレンティン選手の凄いペース

 「記録は破られるためにある」という言葉がある。しかし、歴代の記録の中には、破られたくない記録もある。

1.独り言コラム
 言うまでもないことだが、王貞治選手の生涯本塁打数868本、双葉山の69連勝などは、少なくとも、日本人以外の人には破られたくない記録だと思っている日本人は少なくないだろう。筆者もその一人である。
 ところで、その王選手が1964年に記録した1シーズン「55」本のホームランは、ほぼ半世紀が経過した今もまだ破られていない歴代記録である。2001年のローズ選手(近鉄)、2002年のカブレラ選手(西鉄)の二人が同数の「55」本を記録したが、新記録には至らなかった。その際には、王選手の記録を守ろうとする雰囲気がいっぱいで、一部には、それ以上を打たせないような対応(四球など)があったとも言われた。
 しかし、今年のヤクルトのバレンティン選手は凄い。そんな小細工は利かない凄さである。その55本の記録を大きく塗り替える早いペースでホームランを量産している。昨日も51号を放って、8月だけで17本という驚異的な量産である。因みに、50号に達したスピードを歴代選手と比較すると、このバレンティンが111試合で断トツで、カブレラ選手が117試合、王選手、ローズ選手は共に122試合である。
 さあ、このバレンティン選手が、最終的にどこまで記録を伸ばして歴代記録を作るのか、ファンは楽しみにしている。今さら、王選手の55本に拘る雰囲気は全くない。筆者も、同様の気持ちであって、どんどん打ってもらいたいと思う。それというのも、試合数が違うとはいえ、アメリカには、Bボンズの73本、Mマグワイアの70本という大記録があるからだ。しかし、冒頭に記した「868」や「69」には大変な愛着と拘りを持っていることは重ねて記しておきたい。
 さて、そんなことで、今朝は「55」について少し拘ってみたい。まず、頭に浮かぶのは、同じ野球界の話題で、元巨人の松井秀喜選手の背番号の55である。ヤンキースに移籍後も55を着けていて、その存在を誇示していた。将来、巨人軍監督に就任しても55の背番号を使うのだろうか。
 政界には、55年体制という話題がある。これは、1955年に、保守合同による今の自由民主党の誕生、それに呼応して、左右の社会党が合同して、日本社会党が誕生し、二大政党時代が始まったことを指している。今の民主党は、その後に、自民党から離脱者と、社会党からの議員が合流して出来た政党であ。気の毒なのは。元の社会党で、辛うじて社民党として生き残ってはいるが、今や虫の息である。こう見ると、55年体制はこの60年間で大きく変貌したと言えよう。
 芸能界ではコント55号というお笑いのコンビがあった。萩本欽一さんと坂上二郎さんのコンビで1966年に結成された。長きに渡って大人気を博し、一時は紅白歌合戦の裏番組などで一世風靡したが、2011年の坂上さんの逝去によって、自動的にコント55号は消滅した。とにかく、世の中に、それまでになかった笑いを提供してくれた。
 原発事故で危惧されている汚染水の海への流入だが、その中で話題に出て来るセシウム(Cs)は、原子番号が55である。セシウムは「灰青色の」を意味する言葉だそうで、軟らかく黄色かかったアルカリ金属である。ウランの核分裂でセシウム127が、原子炉内の反応でセシウム134が生成され、半減期が30年と長く、危険で厄介な物質である。これらの汚染の除去をどうするか、日本にとっては今後の厄介な課題である。
 読売テレビが開局55周年を迎えていて、「Go,Go、Hapiness」のキャンペーンを行っている。このPR隊長の一人に、昨日のこの欄で紹介した同志社大学出身の中谷しのぶアナウンサーが抜擢されて活躍中だ。筆者の好きなアナウンサーの一人である。
 因みに、第55代横綱は、北の湖関、第55代総理は、病気で短命に終わった石橋湛山さんである。
 とにかく、「55」は。ゴロの良い番号で、「Go,Go」に通じているだけに、何事も前向きに積極的に進めてもらいたい。TPP,憲法改正、消費税増税なども「Go,Go」の気合で進めてもらっていいのではなかろうか。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 この日も幸いに落ち着いた症状の一日だった。午後には車椅子で1時間ほど館内の散歩を行った。時々大きな声で話しかけると、如何にも返事をしてくれているようなタイミングで、発声してくれるのだが、内容が分かって反応してくれているとは思い難い。単に、大きな声に反応しているだけなのだろうか。

3.今朝の一考
 4時起床、体重は62.7Kg.お天気は、おおむね晴れだが、午後には曇るという。

2447 宮本慎也選手(同志社大学出身)の引退

 関西6大学と言っても、全国の方にはご存じない方も多いかもしれないが、今朝は、同志社大学出身のヤクルトの宮本慎也選手の引退宣言にちなんで、同志社大学出身の有名人を話題にしてみた。

1.独り言コラム
 一昨日、ヤクルトのベテラン宮本慎也選手が、東京都内の球団事務所で引退会見を行った。そこで「レギュラーで出られないというのは引く時かなと感じた」と引退理由を述べた。同氏は、PL学園、同志社大学、そしてプリンスホテルを経て、1994年のドラフトで、ヤクルトから2位指名を受けて入団して、19年間ヤクルトに尽くした功労者だった。
 その19年間の現役生活で、2000本安打の達成を果たした他に、10度のゴールデングラブ賞を受けた実績が示すように、どちらかと言えば、守備の要で活躍した。同時に、アテネ、北京のオリンピックやWBCでは、主将やチームのまとめ役といったリーダー的な役割を務めた、また選手会長としても頑張った一人である。多くのファンたちは、近い将来のヤクルトの監督として復帰してくれることを期待している。そういえば、同じヤクルト一筋だった、あの古田敦也名捕手も、トヨタ自動車を経てヤクルト入りし、野村克也監督の後を務めた同志社大学出身の先輩だ。また、阪神のコーチを務めた片岡篤史さんも、同じPL学園、同志社の先輩である。
 同志社大学と言えば、今年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」で取り上げられているように、新島襄氏によって創られた関西の名門大学である。
 それだけに、各界に多くの有名人を輩出している。
 スポーツ界では、ラグビーが全国制覇を4度も果たした名門で、最近では、大八木淳史、平尾誠二といった名選手を生んだ。また陸上の短距離の朝原宣治さんも同志社大学出身だし、その奥様である、シンクロナイズドスイミングのメダリストである奥野史子さんも然りである。彼女は、弁が立つということで、コメンテーターとして活躍中だ。また、サッカーの中西哲生氏、大相撲の土佐ノ海氏もそうである。
 政治家にも数多くの国会議員を輩出している。土井たか子さんはその代表的な一人である。そんな中で、筆者が将来を期待している政治家がいる。それは、若手の福山哲郎さんである。民主党に属しているのが玉に傷だが、いずれは、日本の将来の政界のトップを固める任務を負うことは間違いないだろう。
 芸能人でも、田村高廣、生瀬勝久、チャック・ウイルソン、浜村淳など多士済々である。しかし、数年前にレイザー・ラモンという同志社らしからぬバッタ者が出て、同志社のイメージを壊したのは遺憾であった。
 文学では、筒井康隆、中村うさぎさんが、茶道の池坊専永、千玄室、千宗室らも同志社大学の出身者である。
 現在、読売テレビの朝の番組、「す・またん」で活躍中の若手のアナウンサー、中谷しのぶさんも同志社大学の出身で、今では、私の好きなアナウンサーの一人である。読売テレビ55周年のキャンペーンの隊長に選ばれて、「Go Go Hapiness」のPRは、彼女の若さの魅力を引き出している。その一方で、夕方のニュース番組「関西情報Net Ten」を7月から担当するようになり、多忙な毎日ようだ。若手の女子アナの成長株である。
 今朝は、宮本信也選手の監督就任、福山哲郎代議士の将来の大物政治家、中谷しのぶアナのますますの活躍を祈念して、この「独り言」欄を閉じたい。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 幸い朝から熱は無く、無事に入浴。その後にはリハビリ、口腔クリーニングを受けた。体調の良い一日だった。それでも痰の苦しみは絶えない。

3.今朝の一考
 2時20分起床、体重は62.5Kg.朝入浴。お天気は、晴れ後曇りの一日となりそう。

2446 まさか

 講演などの話の枕によく使われる言葉に、「人生には3つの坂がある。登り坂、下り坂、そして、今一つが、まさかのさかです」がある。かつて、小泉純一郎元総理も使われたことがあった。今朝は、最近筆者が実感したその「まさか」を取り上げてみた。

1.独り言コラム
 国連の潘事務総長が、日韓問題について「正しい歴史認識を持つことは重要で、日本は深く顧みて国際的ビジョンを持つことが必要だ」という発言をした、国家間で対立する問題に関し、国連事務総長の中立を欠く発言は極めて異例である。
 これに対し安倍総理は、話し合いによる解決を図るべきで、改めて首脳会談の必要性を訴えた。就任以来、それに応えようとしない朴クネ大統領の対応はけしからんが、そんな異例な発言をした国連事務総長はもっとけしからん存在で許せない。元々、韓国人を国連の事務総長に選んだ時から、このような事態を心配していたが、それがまさかの発言を生むまさかの事態となった。
 テニスの全米オープンで、ベスト8入りを自ら口にし、期待されていた錦織圭選手が、1回戦で予選から勝ち上がってきた無名の選手に3-0のストレートで完敗を喫した。これこそ、まさかの無念な敗退だった。
 直木賞を受賞した桜木紫乃さんの「ホテルローヤル」を読みたいと思い、オール読物の9月号の発売を待ちかねていて、早々に購入したのだが、何と、全編が掲載されておらず、まさかのだまし討ちにあった。以前にもそんなことがあったが、最近は全編掲載が常態化していたから、まさに、まさかの裏切りを食ってしまってがっかりである。単行本で買うよりは安いとの思惑が完全に外されてしまったのである。汚いぞ、文芸春秋社! である。
 はだしのゲンの閲覧制限をしていた松江市教育委員会が、その撤回を行った。筆者は内容を見ていないが、作品が閲覧禁止になるのは、作者にしてみれば、まさかの対応だろう。しかし、子供への悪影響を考慮したという判断は正しく、よくないと見れば、適切な指導をすることでの撤回は妥当な判断だろう。当然の方向の結論だと思う。かつて、ローレンスの「チャタレイ夫人の恋人」が読みたくて、父親の書籍棚を探したことを思い出す。制限すると、その反動が出てくるのは自然な成り行きだ。
 シリアの内戦で、政府軍が化学兵器を使ったのではとの話がある。まさかの化学兵器である。かつてのオーム真理教のサリンを思い出す。怖い話である。
 歌手の藤圭子さんが、まさかの自殺をされたのにはびっくりだった。それに対し、娘の宇多田ひかるさんが沈黙を保っていたのが、筆者には少々不満だった。しかし、昨日の自分のホームページで、初めてその心境を明らかにされた。そこには「母の笑顔が浮かびます」「母の娘であることを誇りに思います」などの妥当な内容で、彼女に抱いていた違和感が払拭されて、筆者は正直ほっとした。
 「まさか」には、嬉しいまさか、怒りのまさか、哀しいまさか、楽しいまさか、など喜怒哀楽を超えた多くのまさかがある。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 幸い熱は無かった、午後には3日ぶりに車椅子で散歩した。今日は入浴日なので、熱が出ないことを願っている。このところ、こちらからの話しかけに、反応はほとんどない。全くの寝たきりである。さびしい。

3.今朝の一考
 4時20分起床、体重は62.2Kg.お天気は、爽やかな晴れに一日となりそう。

2445 美学を感じさせる堂々の勝利

 勝ち方にもいろいろあって、強さを爆発させた強い勝利には、時として、その美学に酔う事もある。

1.独り言コラム
 カナダで行われている米国女子ツアーのカナディアンオープンは今朝が最終日である。今現在(AM5時現在)トップを走っているリディア・コ選手は、プロ史上最年少の14歳9か月5日で、プロツアー優勝の記録を作った天才ゴルファーである。昨年には、米ツアーのカナディアンオープンでも優勝し、15歳4か月2日の米ツアーでの最年少新記録をも作った。凄い選手が現れてびっくりである。面白くないのが、彼女が韓国生まれであることだ。今はニュージランドに移っているが、韓国の女性選手に、また大変な逸材が出てきた。今の彼女の勢いでは、今行われているカナディアンオープンで連覇を果たしそうである。因みに、日本人選手では、宮里美香選手が13位タイ、藍選手が20タイだった。
 横浜市長選挙では、保育所で待機児童ゼロを果たしたことで、全国から注目を浴びていた林文子市長が、昨日行われた市長選挙で、堂々の再選を果たした。かつては、東洋レーヨン(現、東レ)に在籍したことがあるという。因みに、全国で女性知事が6人、女性市長は24人を数える。なお、大津市長の越直美さんは最年少女性市長である。
 ロンドンオリンピックで金メダルを取ったボクシングの村田諒大選手が、昨日、プロデビューした、相手の東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄選手を2回TKOで倒して、堂々の鮮やかな勝利デビューを飾った。いよいよ、プロでも頂上を目指すことになる。
 囲碁の井山裕太5冠が、23日に行われた碁聖戦5番勝負の最終戦で挑戦者の河野臨九段に勝って、2連敗から3連勝してタイトル防衛を果たし、5冠を堅持した。9月からの名人戦で、山下敬吾名人に挑戦し、再び6冠達成を目指す。なお、7冠目は、今年、結城聡九段に敗れて失陥した十段位の奪回だが、目下予選が展開中で、来年4月から行われることになっている。まずは予選を勝ち抜いて挑戦者になることだが、…。もちろん、この間の王座戦、天元戦、棋聖戦の各棋戦での防衛が前提で、大変な道のりである。
 プロ野球では、パリーグの楽天が、一時7.5ゲーム差があったロッテとの差が一気に2.5ゲーム差に追い詰められた状況下で、この週末にそのロッテとの3連戦が行われたが、見事に3タテをくらわし、ゲーム差を5.5ゲームに引き離した。この3連戦では、初戦で田中将大投手が開幕18連勝で勝ったあと、2戦、3戦は、いずれも前半の大差を追い着いて逆転しての勝利で、楽天の強さを見せつけたような堂々の勝ちっぷりだった。いよいよ夢を手繰り寄せつつある。
 ここからは、美学に欠けた戦いの事例である。
 まずは、日本テレビの24時間テレビだが、筆者は、ほとんど見なかったが、最後の森三中の大島美幸さんのマラソンのゴールだけは見てしまった。毎度おなじみのパターンで番組を構成していて目ぼしいことのないワン・パターンだった。大島さんはよく頑張ったが、何かが欠けていて、見ていて訴えるインパクトが少なかった。ヨットで太平洋横断に失敗した辛坊治郎さんは、どんな気持ちで見ていたのだろうか。もし、横断がうまくいっておれば、この番組で大ヒーローだったのに。ざまあ見ろ、と思っていた人も少なくないのではなかろうか。
 そんな勝ち物語の中で、大リーグでは、メッツ入りして久しぶりの登板チャンスを得た松坂大輔投手だったが、昨日のタイガース戦では、5回を投げて5失点で期待に添えなかった。それでも29日にはもう一度フィーリング戦に登板が予定されている。最後のチャンスになるのではなかろうか。
 心配なことは、2020オリンピック招致である。9月8日にはIOC総会で招致都市が決まるのだが、東京電力の福島での汚染水の海への流出のニュースが悪い結果に繋がらないかということである。とにかく、タイミングが良くない。大いに心配である。この汚染水問題が世界の大きなニュースにならないことを祈っている。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 出たり出なかったりのお化けのような熱であるが、この日は、幸い平熱の一日だった。熱の日と平熱の日が、日替わりのように繰り返されていて、熱とせめぎあい続いている。雅子の消耗も大変なのでなかろうか。

3.今朝の一考
 3時半起床、体重は62.6Kg.お天気は、曇り後晴れで、暑い日がまた戻って来るようだ。

2444 老いてなお闘志満々

 今年の5月に、80歳の三浦雄一郎さんがエベレスト登頂に成功した。3度目の登頂だということだったが、老いてなお闘志盛んの代表事例である。今朝は、ご高齢でなお闘志盛んな方々をピックアップしてみた。

1.独り言コラム 
 阿川佐和子さんが司会する土曜の朝のTBS「サワコの朝」は筆者の好きな番組の一つである。昨日のゲストは、瀬戸内寂聴さんだった。彼女は今年91歳だというが、なおお元気で、面白いお話を披露しておられた。その一つは、若き頃は、ずっと優等生だった彼女が、ある日、突然に不良になって家を出た話、それに、51歳で出家し仏門に入った話などの波乱に満ちた人生を明るく語っていた。
 その中で、この番組の音楽のコーナーである、今でも心にきらめく曲として、平野愛子さんの「港が見える丘」を、今、心に響く曲には。美空ひばりさんの「川の流れに」を上げていた。前者は、若き頃、家を出ようかどうかと迷っていた頃に流行った歌で、昭和49年のヒット曲だそうだ。一方、美空さんとは、かなり仲が良かったようで、よくお酒を飲んだということだった。彼女の言葉の中で、筆者の心に残ったのは、番組の最後のところで、今なお「自分に心の革命をしている」というくだりだった。因みに、彼女にとっては、今年で仏門に入って40周年である。
 小沢征爾さんが、23日、長野県の松本市で行われたサイトウ・キネンフェスティバルで2年ぶりに指揮し、本格復帰された。小沢さんは、2010年に食道癌の手術のために活動を停止し、その後も体調が今一つだった。今年77歳での堂々復帰である。この演奏会には、天皇、皇后両陛下も鑑賞されていて、演奏後に陛下から「素晴らしい公演でした」とのお言葉に、小沢さんは「2年ぶりなんですよ」と話し、皇后陛下には「お身体をお大事になさってください」と気遣っておられたという。
 小説家の山崎豊子さんが、新たな長編大河小説に挑戦される。今までにも、「不毛地帯」「沈まぬ太陽」「運命の人」「白い巨塔」などの長編を書いてこられているが、週刊新潮の今週号から「約束の海」の連載が開始された。新聞広告には、構想5年で「戦争とは何か、日本人とは何か」といった永遠のテーマに挑戦される大河小説だと紹介されている。年齢が91歳だというのだが、この闘志には頭が下がるし、凄いと思う。
 高齢な今の政治家では、84歳の石原慎太郎さんが、昨年の総選挙で衆議院議員に復活当選され、日本維新の会の共同代表として、その存在感を堅持しておられる。都知事時代には、2度に渡ってオリンピック招致に闘志を燃やして立候補の旗を振って来られた。そして、今なお、日本の安全、憲法改正にその闘志は盛んである。
 読売新聞グループ本社代表取締役会長である渡辺恒雄さんも健在だ。ナベツネさんと呼ばれて久しく、今年87歳であるが、その発言力は依然といて明快でインパクトがある。先ごろ、国民栄誉賞を受賞した松井秀喜氏を、いずれは巨人軍の監督にと発言されていて、原辰徳監督も気分が落ち着かないだろう。その上、ここに来て巨人軍の脆さが出ていて、同氏の胸中は複雑だと思う。
 企業家としては、筆者の現役サラリーマン時代から、シリコーンビジネスでライバル会社として注目していた信越化学のトップの金川千尋社長も、高齢経営者として頑張っておられる一人だろう。同氏は、長期にわたってトップの座に君臨されている。2010年に社長の座は退かれたが、代表権のある会長に就任し、闘志満々のようだ。その金川千尋会長は、今年87歳だ。とにかく、同社の業績は堅調でずっと伸びており、同氏の今の座は揺るぎそうにない。
 こうして見て来ると、元気な老大将もまだ各方面でご活躍中で、結構なこと(?)である。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝から熱があって、雅子には、苦しんだ一日だったと思う。ずっとクーリングで対応して、夕方には、やっと平熱に戻った。病魔と雅子の体力のせめぎ合いは、ずっと続いていて、これからもずっと続くのであろう。後半生が、こんな形になって気の毒至極である。

3.今朝の一考
 2時起床、体重は62.8Kg.お天気は、雨後曇りの一日のようだ。

2443 あっぱれ、マー君、記録更新続く

 入団当初は、当時の野村克也監督から「マー君、神の子、不思議な子」と呼ばれていた田中将大投手だったが、今は「神様、仏様、田中様」と呼ばれるように昇格した。その田中投手が、昨夜も力投を披露し、自らの記録を塗り替えると同時に、チームの連敗を5でストップさせた。あっぱれな力感溢れる本格派投手である。

1.独り言コラム
 歴史を塗り替え中の田中将大選手の頑張りの模様を、歴史の目撃者の一人になるべく、昨日は、ロッテ戦の試合開始からじっくりとテレビ観戦した。終わってみれば、楽天の5-0という快勝で、中身を詳しく知らないファンには、田中投手の楽勝を思わせるが、前半は息詰まる投手戦で、一つ間違っておれば、どう転んでいたか分からない、はらはらどきどきの試合展開だった。しかし、同投手の急所での力感あふれる投球ぶりは、確かに鮮やかそのものだった。
 連勝を続ける田中投手にとって、試合を左右しかねない大きなピンチが2度あった。その一つは、1回にロッテの先頭打者の岡田幸文にいきなり二塁打を浴び、その後も死球と四球で二死満塁の大ピンチを迎えた場面である。そして、次打者のサブロー選手には、2ストライク3ボールの絶体絶命の大ピンチに追い込まれたが、ここを見逃し三振で逃げ切ったのが大きかった。その最後のボールは少し高めで微妙なボールだったが、審判がストライクと宣告してくれたことで、最初のピンチを逃げ切ることができた。ここでは、審判がよく見てくれたことに感謝の場面だった。
 次のピンチは、味方が1点を取ってくれた直後の6回表である。この回先頭の今江敏晃選手にヒットを浴びたあと、何とか二死まで取ってほっとした直後に、鈴木大地選手にライト線を破る2塁打を浴びた。ここは楽天のライトの岡島豪郎選手がクッションボールをうまく処理した素早い対応で、一塁ランナーの本塁突入を自重させたプレイが大きかった。通常なら1点を失って同点に持ち込まれていた可能性が高いケースだった。それでも、二死2、3塁の一打逆転のピンチだったが、田中投手の力投で、代打の福浦和也選手を三振に切って取ってピンチを免れた。その瞬間、同氏のあの大きな雄叫びが飛び出していた。
 一方の楽天の攻撃は、ロッテの先発、西野勇士投手の好投で3回までは完全試合、4回には二つの四球を得たものの、依然としてノーヒットが続いていた。しかし、5回になって、この回の先頭の桝田慎太郎選手がヒットを放ち、その後、もう一本ビットが出て、一死一、三塁に持ち込み、島内宏明選手の犠牲フライで生還して貴重な一点を挙げた。この間、ランナーの舛田選手が、次打者のセンターフライで、タッチアップして2塁に走った好走が見事で、先取点に結びつけた。
 緊迫したゲームの雰囲気を破ったのが、6回裏の楽天の攻撃で、この回は、クリーンアップの3連打、更には升田選手のこの日二本目の好打が続き、ここでやっと試合を決めた形になった。しかし、それまでは、ぎりぎりの緊迫した好ゲームだった。神の子、田中将大投手の球運の強さを改めて見せてもらった。
 これで、田中投手は、開幕18連勝、通算22連勝に記録を伸ばしたが、まだ塗り変わっていない記録が、1シーズン20連勝の稲尾和久投手の記録である。これを塗り変えるには、最低2勝、できれば3勝が必要である。ファンとしては、何とか、このままシーズンの終わりまで勝ち続け欲しい、と願っている。
 なお、日経新聞の昨日のスポーツ面のコラムで、かつて、西鉄時代に稲尾投手と共に戦った豊田康光さんが、稲尾和久投手の20連勝の中身について紹介してくれている。それによると、20連勝は、昭和57年7月18日から、10月1日までのおよそ2か月半という短期間で達成された記録で、その内訳は先発で13勝(このうち10勝が完投勝利)で、7勝が救援で奪ったものだったという。その点で、今回の田中投手のように、ほぼ1.5シーズンの長期間に渡る、全部が先発の記録だけに、その長期間、いい調子を保つことは大変なことだと評していた。むべなるかな、である。
 とにかく、ここまで来たからには、このままシーズン終わりまで突っ走ってもらい、チームの初優勝に繋げて欲しい。かつての星野仙一ファンだった筆者は、移り気ないい加減な男だが、ここに来て、再び星野ファンに戻りつつある。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝から熱はなく、落ち着いた症状の一日だった。6月には1度、7月には2度あった炎症も、8月は、2度のピンチはあったが、その手前、若しくはぎりぎりで何とか炎症を食い止めた形となった。しかし、病魔と雅子の体力のせめぎ合いは、これからもずっと続くのであろう。

3.今朝の一考
 2時40分起床、体重は62.7Kg.お天気は、雨時々曇りの一日のようだ。

2442 喜怒哀楽いっぱいの多事な一日

 TBSの夜のニュース2.3に、かつては、筑紫哲也氏が担当していた「多事争論」というコーナーがあった。それとは直接は関係ないが、昨日は、歌手の藤恵子さんの自殺(?)など、多くのビッグニュースが相次いで起きた多事な一日であった。今朝は、その中から、筆者が感じた「喜怒哀楽プラス2」をピックアップした。

1.独り言コラム

「喜」
 今年の高校野球は、群馬の前橋育英高校が初出場で初優勝の快挙を果たした。初出場で初優勝は1991年の大阪桐蔭高校以来で、通算15校目である。前橋育英高校関係者、ファン、地元は大喜びの一日だったろう。勝負世界では、常に勝者と同時に敗者がいる。負けた延岡学院は悔しい一日となった。しかし、準優勝も立派な成績である。
 7月度の外国人観光客数が100万人を超えた。円安やビザの緩和が貢献しているようで、日本経済の活性化という観点からは嬉しいニュースである。

「怒」
 東電福島原発の汚染水漏れ問題は、実態が明らかになるにつれて、その対応の杜撰さが浮き彫りになって来ている。300以上もあるタンクに溜めてある汚染水は、毎日、毎日増えて行っている訳で、どこまで増え続けるのか、と思うと、気が遠くなる。その上、そのタンクの寿命が5年だという。しかも、現時点でも、その汚染水の漏れの実態が把握されていない。これじゃ対応が出来なくなってしまう訳で、国民は、怒り心頭である。

「哀」
 18歳で「新宿の女」でデビューし「圭子の夢は夜開く」「京都から博多まで」などの多くのヒット曲で、NHKの紅白歌合戦にも5度出場の実績を持つ藤圭子さんが、昨日、新宿のマンションから飛び降り自殺(?)をした。宇多田ひかるさんの母親で、62歳と、まだまだ若く、人生半ばの自殺に、なんだか哀しい彼女の人生を思う。筆者らの年代の者にとっては、大いに楽しませてもらっただけに、何とも言えない哀しさを思う。多くのヒット曲の中で、筆者は、ある理由から「明日から私は」という歌が好きで、印象深い。一時期、前川清氏と結婚したが、一年後に離婚ということでも、当時の芸能界では大きな話題になった。ご冥福をお祈りします。

「楽」
 イチロー選手が日米通算4000本安打を記録した。歴代で3人目である。試合後のインタビューで、4000本のヒットの裏には、8000回以上の悔しい思いをした結果だと答えていたが、久しぶりに、明るい、楽しいニュースだった。同氏は、いよいよ、歴代トップのピートローズ選手の4256本の記録更新に情熱を燃やしていることだろう。あと256本である。かつては一年間に262本のヒットを記録し、84年ぶりにアメリカの記録を塗り替えた。それだけに、今の体力などを勘案しても、遅くとも2年間で到達できるのではなかろうか、と筆者は見ている。心配は同氏の体力と米国国民のピートローズの記録を守りたいとするいじわるやブーイングであろう。

「不安」
 オスプレイの訓練を滋賀県の饗庭野にある自衛隊の演習場(高島市)で行われることが計画されているらしい。政府はその安全性について地元にしっかりと説明すべきである。先の原発問題と言い、この問題での滋賀県民の不安は小さくない。しかし、安全が確保されるなら、滋賀県も沖縄だけでなく、応分の負担もやぶさかではない、と筆者は思っている

「複雑な気持ち」
 大阪の枚方市で、昨日も36.1度を記録し、猛暑日が連続16日の新記録を作った。高知県の四万十市の40度以上が連続4日というびっくりするような暑さには及ばないが、この記録は観測史上1942年以来、71年ぶりだという。四万十市のように、新記録で有名になることはまんざらでもないが、厳しい暑さには困ったものだろう。市民も複雑な心境だろうと思う。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 幸い、熱も平熱に戻っていた。午後には、車椅子で散歩を行った。また口腔クリーニングをも受けたし、その後に実兄夫婦の見舞いを受けた。しかし、目はほとんど開けてくれなかった。

3.今朝の一考
 2時半起床、体重は63.0Kg.お天気は、曇りの一日のようだ。

2441 あと「1」だよ

 新記録、目標などに「あと1」、「あと一歩」という夢のある話題を拾ってみた。今日、明日で、幾つかの期待の記録が達成されそうだ。

1.独り言コラム
 今年の高校野球も、いよいよ今日が決勝戦である。今大会が始まる前の大方の予想を大きく裏切った形の新鮮な決勝戦の組み合わせになった。初出場の前橋育英高校(群馬)と宮崎県勢では初の決勝進出を果たした延岡学園(7度目の出場)との決戦である。どちらが勝っても初優勝である。とにかく、両校にとっては、頂上の優勝まで「あと1勝」であり、共に大いに燃えていることだろう。
 その前橋育英のエース高橋光成投手が、岩国高校との一回戦で、9者連続三振を記録した。これは、昨年の桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手が記録した連続10奪三振に「あと1三振」に次ぐ大記録である。さあ、その高橋投手は、今日は何個の三振を奪うのだろうか。
 ヤンキースのイチロー選手のヒット数が日米通算で、大台の4000本に「あと1本」と迫った。今日にも達成するのではなかろうか。ピートロースの4256本、タイ・カップの4191本に次ぐ歴代で3人目の記録である。大した男である。
 レンジャーズのダルビッシュ・有投手が、今年の初登板で、アストローズを相手に、9回2アウトまで走者ゼロに押さえ、「あと1人」で完全試合達成まで迫ったが、27人目のバッターにセンター前に弾かれて大記録は夢と消えた。惜しかった。
 将棋の羽生善治3冠は、目下王位戦で行方尚史8段を挑戦者に迎えて防衛線を戦っている。ここまでに4局を終わって、羽生王位は、3勝1敗でタイトル防衛まで、「あと一勝」としている。明日から始まる5回戦で決着をつけるか、はたまた、行方8段が意地を見せるのか、ファンは注目している。
 一方、渡辺明竜王が10連覇を期す今年の竜王戦への挑戦者に、郷田真隆9段が「あと1勝」に迫っている。森内俊之名人との3番勝負で先勝したが、注目の2局目は、9月2日に行われる。郷田ファンの筆者は、同氏の晴れ舞台への登場と渡辺竜王の10連覇阻止に、大きな期待をかけている。
 一方、囲碁では井山裕太5冠が、先日、本因坊戦の防衛をきわどく果たしたが、並行して行われている碁聖戦の5番勝負では、河野臨9段に大苦戦で、2連敗という苦しいスタートだった。しかし、その後2番を勝ち、防衛に「あと1勝」としている。その注目の最終戦の5局目は、明日に日本棋院関西本部で行われる。これまた注目の大勝負である。なお、井田5冠は9月から始まる名人戦への挑戦が決まっていて、再び6冠、そして7冠へ夢が見えてきた。凄い男である。余談だが、同氏の奥さんは、将棋の女流棋士、室田伊緒初段である。美人棋士で、この処強さを増してきている。
 昨日の巨人ヤクルト戦でヤクルトのバレンティン選手が44本目のホームランを放った。これはヤクルトのチーム記録(99年のペタジーニ、2004年の岩村明憲)であり、「あと1本」でヤクルト球団新記録となる。まだ試合数が相当にあるので、記録は大きく塗り替えられることになろう。
 W杯サッカー2014への出場をかけているザックジャパンだが、このところの練習試合での成績は今一つである。しかし、「あと1勝」で出場権を得る状況にあるだけに、早く決めて安心したい、と思っているファンは少なくないだろう。
 さて、一週間の夏休みを終えて、昨日から公務に戻って来た安倍総理だが、ここからが9月決戦で、消費税増税、TPP,原発再稼働、靖国参拝、尖閣問題、更には、2020オリンピック招致など、課題は満載で、「あと1」と言った生易しい状況からは程遠く、正念場を迎えていると言えそうだ。頑張って欲しい。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 昨日は朝から体温が38度以上もあって苦しんでいた。筆者が、朝病院到着時(8時前)には、既にクーリングが行われていたので、未明から熱が出ていたのだろう。その後も熱が下がらなかったので、午後には座薬を使ってもらって対応、夕方になってやっと37.5度まで下がっていたが、まだ高熱が続いている。どうやら、またまた炎症が起きているのではなかろうか。少し前の場合は、辛うじて炎症は免れていたが、今度は難しそうだ。

3.今朝の一考
 2時半起床、体重は62.9Kg.お天気は、晴れ時々曇り、一時雨のようだ。

2440 大逆転

 大逆転は、ドラマを魅力的にする重要な要素である。推理小説などではよく使われる手法だが、現実の世界でも、そのような大逆転が少なくない。

1.独り言コラム
 昨夜8時からのNHKの特集番組「1964年東京オリンピック」は素晴らしい感動のドギュメントだった。
 東京オリンピック開催が決まったのは1949年で(昭和34年)だったことを知った。筆者が大学に入った年だったが、申し訳ないことに、その時に東京招致が、そのように懸命に行われていた事情などについては、全く知らなかったし、記憶もない。
 その年には、東京の他に、デトロイト、ウィーン、ブリュッセルが立候補していたが、当時の風潮では、自動車産業が花開きつつあったデトロイトが最有力候補だったようだ。それに対し、その頃の日本は、戦後十五年といったタイミングであり、世界からもよく見られておらず、ファーイーストと揶揄されていて、情勢は極めて不利だった。
 それを大逆転に導いた功労者は、日本IOCの主事で東京オリンピックに情熱を捧げていた田端政治、アメリカ在住の日経2世のフレッド、イサム、和田さん、それに、当時NHKのニュース解説を担当していた平沢和重さんの三人の絶大な努力と卓越した智恵だったというのだ。
 田畑さんは、オリンピックへの情熱が絶大で、日本政府を積極的に動かした。和田氏は、特に中米に重点をおいて、一国ずつ歩き回る地道なロビー活動を展開し、日本支持を説いて回っていた。 一方の平沢氏は、最後の決め手になった最終スピーチを担当した。この最終スピーチは、突然病気になった外務省参事官の北原秀雄氏から代役を頼まれて、急遽登板したとのことだった。
 一方、当時の平沢は、NHKでのニュース解説で人気を博していた。代役を受ける前の平沢氏が北原氏に語った言葉が面白い。それは、番組を面白くするための考え方として、スピーチは「90%の分かり易さ」と「10%の驚きが必要」ということだった。急遽、最終スピーチの代役を受けることになった平沢氏は、外務省から渡された原稿を見て、確かに良くはできているが、何かが欠けているということで腐心していた。そこには、10%の驚きがないことだった。そんな時に、娘の何でもない一言にインパクトを受けた平沢氏は、そこから生まれたアイディアを冒頭に引用することで、10%の驚きを喚起する内容に組み上げたというのだ。しかも、分かり易いということで、持ち時間1時間のところを、NHKのニュース解説と同じ15分で話し終えたのである
 その最終スピーチのIOC委員会は1949年のミュンヘンで行われたのだったが、この素晴らしい平沢氏のスピーチが感動と共鳴を呼び、それが、東京が34票でトップ、以下、デトロイトが10票、ウィーンが9票、ブリュッセルが5票という投票結果に結び付き、大差で、東京大逆転で勝利したのだった。そんな事情を全く知らなかった筆者は、このドギュメントに大いに感動を覚えたのである。来月行われるリオデジャネイロでのIOCでは、どんな結果が得られるのであろうか。期待と不安が交錯している。
 ところで、昨夜は、横浜で、もう一つの大逆転ドラマがあった。それは、プロ野球の阪神―横浜戦で、最初は筆者もテレビで ちらちら見ていたのだが、3回の表に阪神が2点先取した時点で、今日は終わったと見切りをつけて、テレビのチャンネルを替えてしまった。ところが、NHKの7時のニュースでの途中経過では、その回に阪神は大量7点を挙げたことを知り、びっくりしたが、横浜もその直後に反撃して3点を返していた。そこには何となく怪しげな雰囲気もなくはなかった。
 果たせるかな、9時過ぎになって様子を見てみると、何と8-8と横浜が同点に追い着いていて、びっくりだった。筆者は、そのまま疲れた寝てしまったのだが、今朝起きて確認すると、9回裏に横浜が1点を挙げて逆転勝ちをしていたのである。アンチ阪神の筆者は大興奮、大喜びしたのだが、それにしても7-0からひっくり返された阪神は、もう完全に優勝からは見放されたとみるべきだろう。プロ野球でも稀に見る大逆転劇だった。これで、再び巨人にマジックナンバー30が点灯した。
 松坂大輔投手がインディアンスとの契約を解消したというニュースを知った。本人の希望だというが、これで同氏は自由契約選手になったのである。鳴り物入りでレッドソックスに入団した同氏だったが、5年間で50勝37敗で終わっている。ちょっと寂しい気がする。もう32歳になった同氏だが、これからの人生に、どんな大逆転劇が用意されているのだろうか、じっくり見守りたい。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 幸いなことに朝から平熱で症状は安定していて、ごごには無事に入浴が出来た。保険に入るつもりで、朝方から、下半身に少しアイスノンを入れておいたのが効果的だったようだ。ほっとした一日だった。。

3.今朝の一考
 3時半起床、体重は62.9Kg.(水分を取り過ぎた?)お天気は、今日も晴れの一日のようだ。

2439 悔しさをバネにして

 甲子園の準々決勝4試合は全てが1点差の接戦で好ゲームだった。その内2試合が延長戦でのサヨナラゲームという息詰まる接戦だった。高校野球ファンには堪らない一日だったと思う。その一方で、筆者は、悔しい、…。

1.独り言コラム
 冒頭から申し訳ないが、私事の話である。昨日、自分のことで病院の梯子をしていたのだが、その途中で不注意による信号無視ということで捕まってしまった。浜大津に近い国道での事である。信号待ちをしていて、信号が青に変わったのを見て発進したのだが、追いかけて来た巡査(若い女性)が、筆者の発信はフライングだという。それというのも、筆者が信号待ちをしていた場所の前方には、ごく短い間隔で、2か所の信号があって、筆者は、前方にある信号を見て発進したというのである。つまり、手前の信号は赤だったというのだ。青で発進したことと思い込んでいた筆者には、俄かには信じられないことだった。
 この巡査の説明では、そこはそのような過ちを犯すドライバーが多い場所だという。そんなことが分かっていたことから、そこで待ち伏せていたのだ。言ってみれば、これはまさしく落とし穴を仕掛けて、引っかかる馬鹿ドライバーを引っ捕まえるのが、彼女たちの仕事だったという訳で、筆者は見事にその落とし穴に嵌められたということになる。
 税金を使って、そのような落とし穴に引っかかるのを待ち伏せしているような仕事に、若い貴重なエネルギーを使っている警察の対応に疑問を抱きながら、今回は、「そんなことに気付かなかったので勘弁してほしい」、そして「何も年金生活者で病院通いをしている老人を苛めることもなかろう」とお詫びを繰り返したが、若さ一辺倒で、そのような馬鹿なドライバーを捕まえるのが本業だけに、マニュアル通りの「そういう小さな注意が大きな事故を防ぐことになる」と言った、とってつけたことを繰り返し、埒が明かなかった。
 警察は、何も違反を見つけて庶民からお金を奪い取るのが目的ではないはずで、「そういうことだから、今後は気を着けつてくださいね」ということで、見逃してくれた方が、その優しさに感動して、今後はさらに安全運転に注力することになると思うのだが、…。そんな臨機応変な対応を彼女に求めるのは無理だったようだ。
 警察は、もはや庶民の味方ではないと思う。そこが、そのような過ちを招く場所であるなら、警察はまずは、そこの信号の位置関係などを調整して、間違いを防ぐ対応をするのが最初だと思うのだが、逆に、ここが儲けどころの絶好のポジションとして、いつも見張っているというのはいただけない。庶民の味方というよりは、私のような老人を苛める税金泥棒の部署があると言いたい。
 罠を仕かけて、バカなドライバー捕まえる警察がけしからんのか、罠にかかったバカな筆者が馬鹿なのか。いずれにしても、馬鹿なドライバーの筆者としては、大変悔しい一日だった。
 そんな馬鹿な私的な話はさておいて、昨日の甲子園では、ベスト4を決める4試合が行われた。最初の2試合は、奇しくも四国対東北の戦となったが、意外にも、東北の花巻東、日大山形の東北勢が揃って準決勝に勝ち進んだ。第3試合は関東地区同士の決戦で、初出場の前橋育英が常総学院にサヨナラ勝ちをしたし、第4試合では、九州と北陸の遠隔地同士の決戦となったが、延岡学院が、9回に追い着いて、延長でさよなか勝ちを決めた。
 いずれも1点差の好ゲームだった。負けた鳴門、明徳義塾、常総学院、富山第一の4校の選手諸君は、すがすがしい無念の悔しさを味わっただろう。中には自分のエラーがきっかけとなって負けたチームも幾つかあって、エラーした本人たちは、今までにない悔しい落ち込みを覚えていただろう。
 しかし、彼らの人生はまだこれからである。青春時代の良き思い出として、それらの苦痛をバネにして、将来の人生で頑張ってもらいたい。
 その一方で、筆者のような老人が、信号を見落としたエラーの悔しさは、将来なんて限られていて、バネにも、勇気づけにもならない、ぼったくりにあったようなもので、不愉快な気分だけが残る悔しい一日となった。
 ところで、また、高校野球の話に戻るが、もしかしたが、明後日の決勝戦は、東北同士の決戦になるかもしれない。明日、明後日の決戦が楽しみだ。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 午前10時前から、午後の3時過ぎまでは、上記したように、自分の病院のはしごをしていて、雅子の傍を離れていた。しかし、幸いなことに、その間をも含めて、症状は安定していた。今日が入浴日なので、朝から体温管理に努めることになる。事前のクーリングなどの対応が必要になるかもしれない。

3.今朝の一考
 3時半起床、体重は62.5Kg.お天気は、安定性に欠けるが、今日も晴れの一日のようだ。

2438 野球談議

 名前の「脩」という漢字が一緒だったことから、かつては三原脩監督の大ファンだった。強烈に記憶に残っている二つの偉業がある。一つの圧巻は、日本シリーズで、剛腕稲尾和久投手の驚異的な活躍で、3連敗4連勝を果たした頃の西鉄時代、もう一つは、その後に、当時最下位の常連だった大洋ホエールズに移り、秋山ー土井のバッテリーを軸に初優勝を遂げた頃の采配で、懐かしく思い出す。
 その後、一時は星野仙一監督のファンになったが、北京オリンピックでの采配に失望してファンを降りた。しかし、今年は楽天を率いて頑張っているのは、さすがである。そうはいうものの、最近の筆者はプロ野球にはあまり興味なく、アンチ巨人、アンチ阪神の立場で、のんびりと横目で野球を楽しんでいる。そんな筆者が、今朝は久しぶりに野球の話題を書いてみた。

1.独り言コラム
 第95回全国高校野球選手権大会も、昨日でベスト8が出そろった。その内訳は、近畿、中国、北海道の各地区は全滅で、九州が1校(延岡学園)、四国が2校(明徳技術、鳴門)、中部は北陸の1校(富山第一)、関東が2校(群馬育英、常総学園)、そして東北が2校(花巻東、山形日大)となっている。この中で、富山第一と群馬育英は、夏の大会は初出場でのベスト8入りである。また、鳴門高校は63年ぶりのベスト8、富山県のチームは、あの村椿投手が板東投手と投げ合って以来、40年ぶりのベスト8入りで、話題には事欠かない。今までと違って、今年は、どちらかと言えば、東日本の地区の高校が頑張っている大会と言えそうだ。
 プロ野球では、阪神が3連勝し、巨人が2連敗したことで、巨人の優勝マジックが消えた。つまり、阪神に自力優勝の可能性が戻ったのである。残り40試合だが、巨人との7試合に全勝することが前提だが、巨人がそれ以外のチームに負ける数だけ、阪神も負けられるという余裕があるわけで、まんざら不可能な話ではなさそうでもある。
 一方、昨日北海道帯広で行われた日本ハムとソフトバンクとの試合で、日本ハムの大谷翔平選手が2度目の二刀流を披露した。5番ライトで先発出場したが、終盤の8回になってリリーフ投手で登板し、ランナーを許したものの、無得点に抑えた。打撃の方は4打数1安打だった。新しい大谷伝説は着々と積み上げられつつある。
 MLBではイチロー選手が日米通算4000本安打にあと5本と迫りながら、ここに来て、足踏みが続いている。イチロー選手でも意識して固くなっているのだろうか。スタメンから外されることもあって、あと一歩が遠い。
 関係者に告知することなく、今年から飛ぶボールに変わっていたことで、プロ野球界では大騒ぎとなったが、高校野球では、どんなボールが使用されているのだろうか。金属バットが使用されていることもあるが、ホームランの数は多い。
 最近は、車の中で野球の実況を聞いていることが多いのだが、気になるのが、何時頃からかは知らないが、ボールカウントの言い方が、ボールを先に言う言い方に変わっている。今までのように「2ストライク3ボール」とは言わない。今までの言い方のほうが、迫力があるように思う。なんでもアメリカに合わせるのがいいとは思わない。
 国民栄誉賞を受賞した松井秀喜選手の他に、松井姓の有名な野球選手は少なくない。大リーグから戻って来て楽天で活躍中の松井稼頭央選手の他にも、中日には、松井雅人、ヤクルトに松井淳選手らがいる。
 一昨日の夕方、TBS(?)が、戦前に活躍した松井栄造選手を特集していた。同選手は、静岡県出身で、岐阜商業、早稲田、藤倉電線で活躍した凄い選手だったそうだ。同選手の最初の活躍は、1933年に控え投手として甲子園に初出場した際に、決勝戦で先発して完封し、岐阜商業を初優勝に導いた。その後も、1935年春と1936年夏にも優勝を果たし、岐阜商業の黄金時代を創った。同投手の投げる落差が1メートルもあったという縦のカーブ(ドロップ)は同氏の大きな武器だったそうだ。しかし、その後、陸軍に志願し、1943年に中国戦線で、頭部貫通銃創で戦死した。
 岐阜市内の長良川球場には同選手の投球フォームを模した銅像があるという。同氏がプロ野球に入っていたら、どんな活躍をし、どんな記録を作ったであろうか。戦争は、スポーツ世界にも暗い影を落としている。一度でいいから、プロでの同氏の活躍を見て見たかったと思うファンはすくなくないであろう。
 ところで、言ってみれば、野球は筋書きのない2時間(3時間)ドラマである。甲子園での一日4試合を全部見ると、4本の2時間(3時間)ドラマを楽しんだことになり、疲れはするが、幸せ過ぎる野球ファンであると思う。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝から熱もなく落ち着いた一日だった。前日の血液検査の結果は、炎症の有無を示すCRP値は2.73(通常は0.30以下)で、それほど大きくずれておらず、暫く様子見と判断されていた。一方、白血球の数は通常値であった。どうやら、よく耐えて、ぎりぎり炎症から免れたようである。

3.今朝の一考
 3時半起床、体重は62.3Kg.お天気は、晴れ後曇りの暑い一日のようだ。

2437 壁

 一般論として、「壁」に行く手を阻まれた場合は、取り壊すか、乗り越えるしかない。長い人生では、多くの厄介な「壁」にぶち当たることが多いが、その対応の仕方で、その人の人生は大きく左右される。
 また、「壁」は多くの場合は敵であるが、時には味方になってくれる時もある。

1.独り言コラム
 「壁」という言葉から、筆者は、最初に、ドイツを東西に分断していた「ベルリンの壁」を連想した。1961年8月13日東ドイツ政府によって建設され、1989年11月9日に崩壊した。その崩壊は、世界の冷戦の終わりと新しい世界の夜明けを告げるものだった。
 「壁」は建築の世界だけでなく、文学の世界でも幾つか見つけることができる。第一回芥川賞を受賞した石川達三が佐賀県の教組事件を扱った「人間の壁」、松本清張が詐欺事件を題材にした長編推理小説「眼の壁」、安陪公房の短編集「壁」などがある。
 スポーツや勝負の世界では、不振、不調に見舞われると、「壁」にぶつかっているという表現が使われる。また、趣味の世界の将棋の世界では、王様の位置が悪い例として、「壁銀」といった専門語がある。
 ところで、今朝、このテーマを取り上げたのは、ごく単純な思い着きからである。それは、16日付の毎日新聞のスポーツ面に、「村上(男子やり投げ)『自分』の壁」と「福島(女子200)世界の壁」との見出しを見たときに思い着いたのである。
 確かに、村上幸史選手は実力があり、2009年の世界陸上ベルリン大会で銅メダルを獲得はしたが、昨年のロンドンオリンピックや今回の世界陸上などの大きな大会では予選落ちが多い。これを称して毎日新聞は「自分の壁」と書いたのだろうが、同氏にはそれを乗り越える努力が欠かせないだろう。一方の福島千里さんは、なかなかの美人アスリートだが、記録の面では、大きな「世界の壁」がある。どのようにして、これを乗り越えて行くか。彼女は、「一から出直す」ことを誓ったという。期待して見守りたい。
 ところで、一見、好調の安倍内閣ではあるが、現実には、「外交の壁」、「財政の壁」、「憲法の壁」といった大きな「壁」に囲まれていて、八方ふさがりのようで、先行きは不透明だ。
 外交の「壁」で厄介なのは、隣国である中国、韓国、北朝鮮との厄介な関係がある。彼らの日々の言動には、腹が立つことばかりがほとんどで、苛々する毎日だ。中でも尖閣諸島を巡る中国の対応は執拗で「何時、攻め込んで来るか」と言った不安がある。そういった面からも、日米安保の重要性は言を待たないが、ここで問題になって来るのが、集団的自衛権の問題だ。安倍総理は、法制局長官に、その解釈に積極的な考えを持っている小松一郎氏を起用して、新たな構想を練っているようだ。
 厄介なのは、この集団的自衛権に関する世論が大きく割れていることで、その対応は容易ではない。反対派の考え方の大半が、集団的自衛権を認めれば、国民が戦争に巻き込まれてしまう可能性が高いという単純な懸念である。この単純な考え方を持つ反対派の「壁」を崩すには、じっくりと、丁寧に国民に説明を繰り返すことが大事だと思う。安倍総理の手腕に期待したい。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 幸いなことに、前日から続いていた熱は、朝には平熱に戻っていた。どうやら、24回目の炎症は、ぎりぎり食い止められたようだ。痰に苦しむことは相変わらずだが、症状は大分落ち着いていた。午後には、体位を変えて上げる意味もあって車椅子での散歩を行った。

3.今朝の一考
 2時半起床、体重は62.5Kg.お天気は、今日も晴れの暑い一日のようだ。

9236 数字でニュースを楽しもう

 ごまんとあるニュースを、それらが持っている数字に注目して見てみるのもなかなか面白い。今朝は、ごく最近のニュースから、面白そうな数字が軸になっているニュースを拾ってみた。

1.独り言コラム
 (1)21、17
 楽天の田中将大投手が、遂に日本記録を更新した。21連勝、開幕17連勝である。試合は緊張した雰囲気の中で西武ライオンズを相手に始まったが、初回から、ヒット、2塁打を浴びて、無死2,3塁の大ピンチを迎えて心配されたが、しっかりと後続を抑えて、とりあえずは「0」発進が出来たのは大きかった。試合は、西武の野上亮磨投手も好投し、なかなか先取点が取れずに心配したが、6回になって、漸くマギー選手の2塁打が飛び出し先行した。しかし、その直後に、1点を奪われて同点とされ、息詰まる投手戦が続いた。そして、遂に、8回に銀次選手の貴重な素晴らしい本塁打が飛び出し、その後にも、もう1点の追加点があって、新記録達成に結び付けた。9回は、押さえのラズナー投手にマウンドを譲ったが、8回を投げ切り、5安打1失点、10奪三振の好投だった。
 試合後のインタビューで「みんなの力です」とその内容は謙虚だった。さあ、この連勝はいくつまで続くのだろうか。興味津津である。
 けしからんと思ったのは、こんな関心の高い歴史的な試合を、一般国民が見られるテレビ中継がなかったことである。NHKさんも阪神、ヤクルト戦なんてどうでもいい試合の中継をするのは、高い視聴料金を支払っている国民は、大いに不満である。

 (2)3994
 一方、アメリカ大リーグでは、ヤンキースのイチロー選手が日米通算、4000本安打に迫っている。昨日はスタメンから外れ、代打で登場したが三振に終わって足踏みで、3994本のままである。いずれにしても時間の問題で、来週中には4000本を達成するだろう。ここまで来ると、イチロー選手の狙いは、その上の世界記録だ。ピートローズ選手の4256本は遠いようで、射程範囲内である。あと2年、現役を継続できれば、達成は可能と見ているのだが、…。
 (3)754、126
 昨日も暑い列島だった。昨日の最高気温は37.6度の京都市だった。そんな中で、日本国内に設置されている気象観測地点、927か所のうち、30度以上の真夏日を記録したのが、その8割を超す754か所で、観測開始以来の新記録である。まさに、列島は燃えていると言えそうだ。なお、その中で、35度以上の猛暑日も126か所あって、10日連続で100か所を上回った。
 (4)109
 109ビルは、渋谷にある若者に人気のあるファッションビルである。昨日から3日間の限定で、岩手県釜石市のシープラザ釜石で109ビル企画がオープンした。開店前から200人を超す人の行列ができるほどの人気である。
 この企画は釜石市に住む中学3年生の打越佳奈さんが、便箋4枚に綴ったお願いの手紙に、東急ビルが応えたもので、「マウジー」など13テナントが出店し、打越さんの同級生らのバッグなどのコラボ商品も並んでいるという。地方の活性化に貢献する面白い企画である。
 (6)145、138、183
 少し旧聞に属する話題だが、今年上半期の芥川賞、直木賞の発表があった。芥川賞は藤野可織さんの「爪と目」、直木賞は桜木紫乃さんの「ホテルロイヤル」に決まったことは、既にご案内の通りである。今朝の筆者は、今までのそれぞれの受賞者数を調べてみた。その結果、芥川賞には138人、直木賞には183人の作家が選ばれている。多くの作家が、この賞を得て、ますますの活躍を遂げているのは結構なことである。
 (7)96、65、64
 第96代第二次安倍総理の内閣は、政権が出来た時点(12年12月)では65%と歴代5番目の支持率でのスタートだったが、その後、70%にまで上昇、しかし、ここ数か月は、少しずつ下落の傾向が出ていた。最新の調査では、53~54%で、どうやら下げ止まったようだ。 
 今後、外交以外にも、消費税率、9月の靖国例大祭、TPP,原発、憲法などの多くの重要課題を抱えていて、それらをどう乗り越えて行くのか、手腕の見せ所であろう。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝から38度を超す熱があり、一日中クーリングに徹した。夕方には、平熱に下がっていたが、先生の話では、また炎症が起きているのではということで、今日改めて検査をするという。起きていたとすれば、8月に入ってからは初めてで、通算24回目となる。苦しそうなのが気の毒である。 

3.今朝の一考
 2時起床、体重は62.3Kg.お天気は、今日も晴れの暑い一日のようだ。 久しぶりに、(ほぼ半年)カラオケに挑戦してみた。鼻の治療で、休んでいたのだが、ドギュメントを脱稿したので、息抜きをしたかったのだ。結果は、老化が、しっかりと進んでいることを認識することになった。

2435 よくやった!

 昨日も暑い一日だったが、列島の各地でも熱いイベントや熱い戦いが展開された。その中で、「よくやった人たち」を何人かピックアップしてみた。

1.独り言コラム
 昨日は68回目の終戦の日だった。東京の日本武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が、遺族ら6000人が参列して行われ、戦没者310万人の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。因みに、この310万人の内訳は、軍人、軍属が約230万人、空襲や、原爆投下で亡くなった民間人が80万人だという。中国の大げさな言い方の中に、南京大虐殺30万人といった表現が使われるが、先の広島、長崎の原爆では、その倍近くの民間人の犠牲者が出ていたのである。これこそ、まさしく虐殺の典型的な事例だろう。
 注目すべきは、この式典で安倍晋三総理が行った挨拶の中身である。それは、1994年に当時の細川護煕総理が行い、それ以降の歴代総理が言及して来ていた「アジア諸国に対して行った加害責任、云々」とのお詫びや反省の文言を外した点である。なかなか勇気ある挨拶だった。毎年、毎年、20年もの長い間、謝り続けて来た訳で、聞いていても辟易だった。この辺りで、未来志向への挨拶に切り替えた考え方は評価されるべきだろう。早速、中韓からはクレームが出ているようだが、「よくやった安倍総理」と申し上げておこう。
 さて、昨夜のプロ野球では、前日の試合で、退場処分を受けた阪神のマートン選手が、同点で迎えた8回の裏に、汚名返上の決勝の2ランを放って、対広島戦での3連敗を阻止した。ヒーローインタビューで、同選手は「バカガイジンデ、ゴメンナサイ、…」と謝っていたが、阪神ファンには、とにかく、「よくやったマートン選手」ということだろう。
 一方、ロッテとの3連戦で、阪神同様に2連敗していた楽天だったが、この日の先発の則本昴大投手が7回を1点に押さえる好投で快勝し、迫るロッテを突き放した。この則本投手は、滋賀県の八幡商高(三重中京大)の出身のルーキーであるが、この日で、田中将大投手の新人の勝ち星記録である11勝と並んだ。一躍、新人賞の有力候補として、大きく浮上している。「よくやった、則本投手」である。今年の開幕先発投手に選んだ星野仙一監督の眼力は衰えていないようだ
 なお、その楽天のエース田中将大投手は、開幕17連勝、通算21連勝の日本新記録をかけて、今夜の西武戦に登板する。果たして、プロ野球新記録は生まれるのであろうか。試合後のインタビューで「よくやった」と称えられる堂々の勝利を期待している。
 将棋の竜王戦の挑戦者を決める決勝3番勝負が始まった。今年は、森内俊之名人を郷田真隆九段の対戦である、その第一局が昨日の東京将棋会館で行われ、先手番となった郷田九段が序盤から工夫した局面に誘導し、粘る名人に何とか競り勝って先勝し、挑戦者まであと1勝とした。取りあえず、「よくやった郷田九段」と申し上げておこう。
 
2.難病との闘い、昨日の雅子
 久しぶりに、熱のない一日だった。ただ、時々痰に苦しむ時があって、傍にいてそれが気の毒である。午後には、車椅子での散歩を行った。
 

3.今朝の一考
 3時起床、体重は62.3Kg.お天気は、今日も晴れの暑い一日のようだ。
 なお、蛇足だが、雅子の難病との戦いをまとめたドギュメント「月の砂漠」を脱稿して出版社の大賞募集に応募した。(よくやった、相坂さん?)多分、99%は没になると思うが、その場合は筆者人生の最後の自費出版に踏み切る予定である。

2434 今年、不振、不評に喘ぐ人たち

 かつての大人気者だった方々でも、今年は失敗したり、不振で、パッとしない方が少なくない。今朝は、筆者の個人的な勝手な好みで、しかも、思い付きで、そんな方々を何人かをピックアップしてみた。

1.独り言コラム
 政治家では、何といっても日本維新の会の橋下徹共同代表である。沖縄の米軍司令官に「もっと風俗を利用しては」の発言が、今までの積み重ねてきた同氏への支持が大きく揺らぎ、参院選では、ほとんど伸びないままの不振に終わった。同氏の勝負は、間もなく行われる堺市長選挙だろう。大阪都構想に反対している竹山修身現市長に対し、堺市議団の幹事長の西村克敏氏を対抗馬として立てた。さあ、大勝負である。負けると、橋下氏の復活は難しくなる。
 政治家、舛添要一元参議院議員もその一人である。自民党を飛び出して、新党改革の代表に就任していたが、小党では何もできず、精彩を欠いていたが、遂に今回の選挙には立候補せず、一旦は政界から引退した。大学の助教授時代からマスコミに顔を出し、人気を得たことで政治家に転身したが、遂にその道からも身を引いた。どうやら、同氏は人生の選択を誤ったようだ。先週のテレビ朝日の「テレビタックル」1000回記念に、久しぶりに顔を出していたが、何となく精彩を欠いていた。しかし、同氏は2度離婚し、3度目の結婚をしているだけに、もう一花吹かせてみたいと考えていると思う。どんな道を選ぶか興味はある。
 プロ野球の世界では、ハンカチ王子との愛称で人気絶頂だった日本ハムの斉藤祐樹投手が、すっかりその名前が出て来ない。先日は二軍戦に登板したようだが、滅多打ちを喫したようである。甲子園でのライバルだった楽天の田中将大投手が破竹の開幕16連勝を更新中だけに、ちょっと寂しい。
 そういえば、鳴り物入りでレッドソックスに入団した松坂大輔投手も、手術後は3Aで頑張っているものの、結果はパッとしない成績で、メジャーへの復帰の見通しが立っていない。年上の奥さんで、英語のうまい柴田倫世さんは、この苦境をどんな形でサポートしてリードしていくのであろうか。お手並み拝見である。
 ゴルフの石川遼選手も今年は不振で期待外れである。それでも、先週の全米プロ選手権では、3日目までは、新しいヒーローである松山英樹選手の成績を上回っていたが、最終成績では、やはり松山選手の下に甘んじてしまう結果だった。同氏の復活は、何時になるのだろうか。
 柔道の世界では、全柔連の上村春樹会長以下が、一連の不祥事の責任を取って、全員総辞職することで、取りあえずは幕引きである。決断が潔くなく、対応が長引いたことなどで、国民の印象は極めて良くない。
 同様な立場にいる方が、日本プロ野球機構の加藤良三コミショナーである。統一球の中身を関係者らに告知することなく、飛ぶボールに変更していた件での対応が全く戴けない。中でも「自分は知らなかった」という弁明には、潔さと責任感が欠如した無責任な対応で、多くの関係者、ファンも辟易である。
 フリーキャスターの辛坊治郎氏は、盲目のヨットマン、岩本光弘さんと太平洋横断に挑戦したが、2週間足らずで、浸水事故が起きて、無念のギブアップという結果に終わった。暫く、レギュラー番組を降りていたが、毎朝のワイド番組の「す・またん」、それに土曜日の「ウエークアップ・ぷらす」では、既に復活済である。しかし。あの「たかじんのそこまで委員会」では、代役のフリーアナウンサーの山本浩之アナが頑張っているので、直ぐ復帰するのは難しいのではなかろうか。なお、ご本人は、太平洋横断の再挑戦に意欲的だという。
 そんないっぽうで、安倍晋三総理は、アベノミックスなどの積極的な行動で、総理就任後、相変わらず人気絶頂で高い支持率を堅持している。しかし、好事魔多し、である。何時、急に思わぬ形で足元を救われることもあるかもしれない。万全を期して頑張って欲しい。
 
2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝から微熱があった。クーリングをしてもらっていたが、微熱はずっと続いていた。安全を期して車椅子での散歩は取り止めた。
 
3.今朝の一考
 3時半起床、体重は62.5Kg.お天気は、今日も晴れの暑い一日になるという。

2433 酷暑の中で

 昨日も高知県四万十市は4日連続で40度以上を記録している。「4」が4つ並んだ新記録に、思わずニヤッとしてしまう。今日は何処まで上がるのだろうか。
 今朝は、一転して、久しぶりに、わが滋賀県の最近の話題を取り上げて見た。

1.独り言コラム
 連日猛暑が続く中で、甲子園では高校野球の熱戦が続いているが、昨日は滋賀県の彦根東高校が登場し、岩手県の花巻東高校と対戦した。奇しくも、同じ東高同士の対戦となったが、東北の東高がなかなか強かった。残念だったのは、彦根東のエースの平尾投手が前半から乱調でだったし、加えて、外野守備でのもたつき、更にはアウトカウントの勘違いなど、予選では見られなかった拙いプレーが続出し、大量9点を許したのが致命的で、中盤からかなり追い上げたが及ばず無念の敗退となった。県内随一の進学校の出場で、その戦いぶりに注目していたが、今一歩及ばず甲子園を去った。なお、今大会の初出場高の10校の内、6校が初戦を突破して気を吐いているが、彦根東高は、長野の上田西、奈良の桜井、福岡の自由ヶ丘らと共に、初戦突破は叶わなかった。
 次は、真水クラゲのの話である。長期飼育が難しいとされているのだが、その飼育で世界最高の長時間記録を更新しているニュースである。これは琵琶湖博物館で展示されている真水クラゲで、昨年の8月から展示されていて、このほど1年間を経過した。今までの国内での記録では、名古屋碧南海浜水族館での106日の国内記録があったが、これを大幅に更新した記録で、世界記録だそうだ。真水クラゲは体調3センチで、全国の湖や池で生息している。原産地は中国の長江周辺だそうで、桃花魚と呼ばれているくらげである。
 毎日新聞の9日付朝刊の一面トップを飾った記事によると、国内初の「双環」短剣鋳型が琵琶湖西側の上御殿遺跡(滋賀県高島市)で発見されたという。滋賀県は、この種の歴史的な遺跡の宝庫でもあるが、この発見は国内初で、中国北方東北部の遊牧民が使ったオルドス式銅剣と類似するが、朝鮮半島にも例がなく、専門家でも想像外の発見だという。弥生時代を中心とする東南アジアの青銅器文化の広がりや交流ルートの見直しが迫られそうだという。
 スポーツでは大津市出身のフェンシングの太田雄貴選手が、国際フェンシング連盟の選手委員の1位に選ばれた。今回は6人が選ばれて、4年間の任期でこの世界での活動を行う。同氏は、東京オリンピック招致の最後のプレゼンターとしても活躍していたが、明るい行動力のあるアスリートである。
 京都洛南高校の桐生秀選手は、滋賀県彦根の出身である。世界陸上では、10.31秒で予選落ちとなったが、日本人初の9秒台を期待できる選手だけに、今後の活躍に注目していきたい。
 極暑が続くが、滋賀県の最高気温を調べたのだが、残念ながら見つからなかった。琵琶湖があって、気温の調整に役立っているようで、隣の岐阜県(多治見で、40,9度)や京都府の極暑とは別世界なのかもしれない。
 
2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝の測定で37.5度あったので、午後の入浴ができるかどうか、心配していたが、懸命のクーリングの効果で、お昼過ぎには平熱に戻り、無事入浴が出来た。

そんな状態だったが、午前中には、ヘアカットをしてもらった。また、この日は、夕方に担当医の回診があった。最近は呼びかけへの反応がないと報告したが、先生は頷いておられただけだった。同先生は、以前から、理解ができない状態になっているのではとの指摘をされていた。どうやら、その証の一つかもしれない。

3.今朝の一考
 4時20分起床、体重は62.4Kg.お天気は、今日も晴れの暑い一日になるという。

2432 ダントツ

 断然トップの略で、2位以下を圧倒的に引き離してトップの座にあること、と大辞林には説明されている。

1.独り言コラム
 日本国内観測史上で、最高気温が記録された。昨日の高知県四万十市西土佐で、13時42分に41.0度の記録だった。山間地帯の一角のようで、空気が滞留しそうなところだという。ここでは、この日で3日間連続の40度以上で、これも今までにない日本国内新記録だそうである。昨年まで、名前を聞かなかった地名だが、一気にブレークした形となった。町起こしには、格好の話題である。さあ、今日は、どこまで上がるのだろうか。因みに世界最高気温は、1913年7月10日にアメリカ、カリフォルニア州のデスバレーで56.7度が観測されているという。ダントツに桁違いに高い。
 日本が世界に比べて、桁違いに劣っている事例はスポーツの世界で幾つかある。一つは陸上の短距離の世界で、例えば、100メートルでは、まだ9秒台が出ていない。今年になって、桐生 秀、山県亮太の二人の選手が注目を浴びて来ているが、今行われている世界陸上では、準決勝にも進めていない。
プロ野球では、イチロー選手が日米で4000安打にあと数本に迫っていて話題になっているが、世界記録は、ピートローズ選手の4256本で今のところダントツだ。それでも、イチロー選手があと2年プレーを続けられれば、追い抜くことは可能に思われる。
 逆に、本塁打数では、王選手の868本はダントツの世界記録である。それに対し、MLBではバリーボンズが762本でトップ、続いて、ハンクアーロンが755本である。とにかく、王選手がダントツリードである。
 今年の日本のプロ野球はセが巨人、パが楽天がダントツトップで、このまま突っ走りそう。ナベツネさんと三木谷CEOのにんまりが見えるようだ。
 少しアイテムが違う話題だが、日本の消費税はダントツに低い。スエーデンやデンマークでは25%,イギリスは20%、フランスが19%などである。現在、5%の日本は世界一低いようだ。しかし、来年4月に8%になれば、シンガポール、タイの7%、スイス、リヒテンシュタインの7.6%を上回ることになる。アベノミクスを展開中の安倍総理が、9月にどんな決断をするかに注目が集まるが、筆者の考え方は、とりあえず、今のところ、日本に次いで低いレベルであるシンガポール、タイの7%レベルでスタートとするのがいいのではなかろうか。
 ところで、最近の日本の総理の中で断トツに出来の悪かった総理を上げろと言われると、淀みなく、鳩山由紀夫、管直人の二人を挙げることになる。その意味では、安倍晋三総理が、その失点を取り返すべく、ダントツに立派な政治を遂行してもらいたいものだ。
 
2.難病との闘い、昨日の雅子
 この日も朝から少し熱があったので、クーリングをしてもらっていた。夕方には平熱に戻っていた。さあ、今朝はどんな具合だろうか。お風呂の日なので気がかりである。なお、呼びかけへの反応は、ほぼ無くなってしまっている。

3.今朝の一考
3時50分起床、体重は62.2Kg.お天気は、今日は晴れの暑い一日になりそうだとの予報である。

2331 防衛するのは容易ではない

 囲碁将棋界では、井山5冠、羽生3冠、渡辺3冠、里美4冠などのタイトル保持者が、防衛を果たしながら、新しい挑戦に向けて頑張っているが、その防衛そのものも一筋縄にはいかない。

1.独り言コラム
 ジャマイカのウサイン・ボルト選手も短距離界の王者の地位を防衛した。今朝行われた世界陸上の男子100メートル決勝は、雨の中での決戦となったが、後半の追い込みで、9.77秒の記録で堂々の優勝を果たした。前半では2位となったガドリン選手にリードを許していたが、いつものパターンで、後半に入っての逆転し、見事な勝利だった。同選手は前回の大会でフライングとなって失格していただけに、二年越しの王者の地位奪還を果たし、世界ランク一位の防衛は大したものである。
 プロ野球では、今期は、巨人、楽天が独走していて、ペナントレースでの優勝をほぼ確実にしている。昨日も、両チームは、それぞれ勝って好調を維持している。楽天はチーム創設以来の初の優勝が見えて来ており、三木谷オーナーもご満悦だろう。一方の巨人はセリーグでの王者だけに、その地位を何年も連続して防衛しなければならず、容易なことではなかろう。何しろ、ナベツネさんの一喝ほど怖いものはないだけに、原辰徳監督も優勝以外は許されないのは辛いに違いない。
 さて、話題は変わるが、囲碁将棋界でも、夏の熱い戦いが展開されている。囲碁界では、井山裕太5冠が、本因坊戦では高尾紳路九段をフルセットの末に倒して防衛に成功、同時並行して行われていた碁聖戦では、河野臨九段の挑戦を受けての5番勝負だったが、出だし2連敗する大苦戦で、一気にカド番に追い込まれた。しかし、何とかその後2勝して盛り返している。今月末に行われる最終戦に、5冠保持をかけることになる。その一方で、並行して行われていた名人戦挑戦者決定リーグでは、結果的には、河野臨九段とプレイオフとなったが、それに勝って、9月から始まる名人戦の挑戦者として山下敬吾名人に6冠(?)をかけて挑戦することなった。4月に十段位のタイトルを結城聡九段に奪われて7冠制覇は一年先にお預けとなったが、着々とそれに向かって歩を進めている。とにかく、当面の山は、今月末に行われる碁聖位の防衛をかけた最終戦である。なお、井山裕太5冠は今期は、7冠すべてのタイトル戦に登場するという凄い棋士である。
 一方の将棋界では、依然として羽生善治3冠、渡辺明3冠、それに森内名人が七冠の全てのタイトルを独占している。5月には森内名人が羽生挑戦者を下して防衛に成功、敗れた羽生3冠は、6月から7が月にかけて行われた棋聖戦で、宿敵の渡辺3冠を倒して3冠を堅持、目下王位戦で行方八段の挑戦を受けているが、今のところ3勝1敗で防衛にあと1勝としている。続いて9月から始まる王座戦では、郷田九段を破った新鋭の中村太地6段の挑戦を受ける。一方、目下9連覇中の渡辺竜王への挑戦者を決める決定戦が、1次予選、2次予選を勝ち抜いた、森内名人と郷田九段の間で、今週から始まる3番勝負で決まる。筆者としては、何とか郷田九段が勝って、初めての竜王位挑戦を果たして欲しい。
 ゴルフの全米オープンでは、昨日までは石川遼選手が日本人選手では気を吐いて頑張っていたが、今日は、期待の松山英樹選手が、バックナインで4連続バーディを見せるなどの追い込んで、トータル、ー1でホールアウトし、目下17位タイで、来年の米国ツアーのシード権をほぼ確保した(?)ようである。一方の石川選手は、今朝はパットが今一つで、ボギーが先行したが、その後少し盛り返したものの、2オーバーで29位タイである。(5時45分現在)結果的には、松山選手が、石川選手よりも上位を占め、今一の人気の地位を防衛したようだ。
 ところで、あの辛坊治郎さんが、朝のワイド番組「す・またん」に戻って来た。落ち込んでいる様子は全くなく、それまでのままのいい加減な感じで、明るさを見せている。取りあえずは、それまでのキャスターの地位は防衛に成功しているようだ、といった感じである。
 勝負事では、途中でいくらリードしていても、最後に勝たないと意味がない。逆に言えば、途中で悪い状況であっても、最後に勝てばいいということであり、今回の辛坊治郎氏の場合も、今のところ、それが当てはまっている。しぶとい男である。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 昨日は朝早くは微熱があったが、クーリングで昼前には平熱に戻ったので、午後には車椅子で散歩を行った。その間は、珍しく痰もなくて、ずっとおとなしくしていた。暑いので、車椅子で姿勢を変えて上げるのは、気分はよさそうである。また、ベッドでは、うちわで煽いであげると、気持ちよさそうに見えるので、ほっとする。

3.今朝の一考
 2時50分起床、体重は62.4Kg.お天気は、今日は晴れ時々曇り予報である。

2430 暑い夏、熱く燃えて乗り切ろう

 昨日も暑い一日だったが、モスクワ、甲子園での暑さは格別だった。熱中症は気になるが、暑さは熱く燃えて突き放すのも、一つの消夏法ではないだろうか。


1.独り言コラム
 世界陸上2013、モスクワ大会が昨日から始まった。この日は、モスクワも暑い日の様だった。
 冒頭から余談だが、世界陸上はモスクワオリンピックで西側諸国のボイコットを機に、1983年にヘルシンキで第1回が開かれ、当初は4年ごとの大会だった。それが、1991年の東京大会以降から2年おきの大会になっている。従って、今年が第14回目であるが、開催の切っ掛けとなったボイコットをしたモスクワで行われていることが皮肉で面白い。
 テレビ中継はTBSの独占で、例によって、織田祐二さんと中井美穂さんをメインキャスターに起用して、時間をたっぷり割いて中継に取り組んでいる。気になったのが、中井美穂さんも48歳で、さすがに容色の衰えは隠しきれず、女性の美貌もその防衛は、至難の業であることが証明されたようで、中井ファンの筆者も複雑な心境である。昨日の赤い服は思い切った衣装だったが、少し暑苦しさを感じた一面もあったのではなかろうか。
 さて、初日の出し物の女子マラソンは、以外にも(?)福士加代子選手が3位と大健闘、木崎良子選手も堂々の4位となって、久しぶりに日本人選手が上位を占めて楽しませてくれた。銅メダルの福士選手は、いつものように明るくはしゃいでいたが、木崎選手はその反対に涙していたのが対照的で印象的だった。解説陣に、高橋尚子、千葉真子、増田明美らのかつてのオリンピック選手らが起用されていて、彼女らが、無念にも途中棄権した野口みずき選手の存在効果を強調していたが、思いやりの気持ち多とするが、少し耳についていた。個人的な疑問だが、歴代のマラソン選手で2度もメダルを取って大活躍した有森裕子さんは、この種の解説者の舞台には登場することが少ない。何故なのだろうか。夫の事が絡んでいるからだろうか。
 注目の陸上100メートルでは、期待の桐生秀選手は10.31秒、山県亮太選手は10.21秒で、共に10.20秒の予選通過ラインに及ばず、残念ながら、準決勝に進めなかった。世界の壁は厚くて高い。一方、ハンマー投げの室伏広治選手は、ベテランの味を発揮して、ゆとりをもって(?)8位での予選通過となったが、決勝での逆転優勝に期待したい。また棒高跳びの山本聖途選手は5.55メートルをクリアして予選を通過したが、期待の沢地大地選手は、その高さを飛べずに予選落ちとなった。どこの世界でもそうであるが、大きな大会で実力を発揮するのはなかなか難しいようだ。
 日本列島も、昨日も暑い一日だった。高知県の四万十市と山梨県の甲府市で40.7度を記録した。他にも山梨県の甲州市、群馬県館林市で40度を超える猛暑だった。これは、6年ぶりの40度越えであるが、これまでの国内記録の40.9度には及ばなかった。
 甲子園の高校野球も昨日で三日目を終えたが、春夏優勝を目指していた浦和学院が、劇的なさよなら負けを喫して夢は散った。試合は、初回に6点を奪った仙台に対し、浦和は3回には8点を奪って逆転したが、6回に仙台が4点を奪い返して同点とし、9回に1点を奪っての劇的なさよなら勝利だった。とにかく、大量点の取り合いの凄い試合だった。この日は、このほかにも、作新学院が17点、鳴門高校が12点と大量点で、それぞれ桜井(奈良)と星陵(石川)を大差で破っていて、暑さを吹っ飛ばした形になった、
 プロ野球では、巨人、阪神がいずれも延長12回までもつれた熱い試合となったが、巨人が粘り強く広島と引き分けたのに対し、阪神は粘って中日を押し切って勝利したのだが、巨人のマジックは一つ減って38になった。
 暑い夏が続くが、熱く燃えて乗り切っていきたいものだ。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 昨日も朝から雅子の熱は無く、症状は安定していた。ここに来て、呼びかけへの反応がほとんどなくなったのが辛い。切なさを思う、今日この頃である。

3.今朝の一考
 3時半起床、体重は62.4Kg.お天気は、今日は晴れ時々曇り予報である。

2429 超えた!

 過去の記録を超える新記録の場合も、嬉しい夢のある世界の話題なら大歓迎だが、同じ記録の塗り替えでも、それとは逆に、今までに経験しない厳しい災害、事故の世界もある。

1.独り言コラム
 楽天の田中将大投手が遂に開幕16連勝を果たし、1981年の間柴茂有投手(日本ハム)と2005年の斉藤和己投手(ソフトバンク)の開幕15連勝を超えた。これで、昨年からの連勝記録は20連勝となり、昭和26年から27年の松田清投手(巨人)、昭和32年の稲尾和久投手(西鉄)の記録と並んだ。星野仙一監督がファンの期待を裏切る采配で、8回から中継ぎ陣に交代し、完投、完封を果たさなかったのは残念である。かつての落合監督が、2007年の日本シリーズで8回まで完全試合をしていた山井大介投手を9回に抑えの岩瀬仁紀投手に代えた試合を思い出す。
 日本の財政の負債額が6月末時点で1008兆6281億円となり、初めて実際に1000兆円を超えた。国民一人当たり、792万円の借金である。どのようにして返してゆくのだろうか。自分の人生終了後のことになるが、大いに心配である。
 昨日の日本列島は、秋田、岩手の両県では大変な大雨で、大きな被害を出した。その一方で、それ以外の日本各地では、大変な暑さで、927の観測地点の中で、654か所が30度を超す真夏日を、200か所を超す205か所で猛暑日を記録した。この日の最高気温は、高知県で38.5度を記録した。その一方で、群馬県館林市では、公式では38.5度が記録されているが、駅前の気温の表示計は40度を超えていたという。
 そんな暑さで、熱中症で病院に運ばれる人が急増している。今年の7月度の記録は2万3千人を超え、23699人で、2008年の調査開始以来の新記録となった。
 カネボウ化粧品の美白効果事件で、白斑が残るという被害者数が、カネボウの調査で、5000人を超えて、5702人となったという。カネボウにとっては美白でなくて、痛い黒星だ。
 ゴルフ界では、石川遼選手を超えたと言われている松山英樹選手だが、今週は二人揃って全米オープンに出場している。昨日の初日は、石川選手が久しぶりに好調で22位タイに着けたのに対し、松山選手は74位タイと出遅れていた。今朝の二日目では、松山選手が前半でスコアを伸ばしたが、後半でスコアを落とし、この日―2で、石川選手と並んでトータルイーブンパーで、31位タイとなった。最終的には、二人はどんな結果を残すのだろうか。楽しみな週末である。
 さて昨日行われた将棋の竜王戦準決勝で、郷田真隆9段が、佐藤康光9段を破って決勝に駒を進めた。挑戦者を決める決勝戦は、森内俊之名人との間で3番勝負が行われる。今期は郷田9段は、棋聖戦、王座戦で、いずれも挑戦者決勝戦で敗れていて、あと一歩の男になっているだけに、この竜王戦では、そのあと一歩の男を超えて、栄えある挑戦者になって欲しい。なお、二人は、7年前の名人戦で、郷田九段が初めて名人戦の挑戦者になって森内名人に挑戦したが、結果はフルセットに持ち込んだものの、3勝4敗で惜しくも名人位を逃した苦い経験がある。
 どんな世界でも、頂上に立つには、平坦な道ばかりではなく、苦しい、厳しい幾つかの山を越えて初めて達成されるのだと思う。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 幸い、昨日は朝から雅子の体温は平熱に戻っていた。随分と汗をかいていたので、時々、うちわであおってあげるなどで涼の提供に心掛けた。

3.今朝の一考
 4時10分起床、体重は62.6Kg.(便秘気味?)お天気は、今日も猛暑の晴れの日の予報であるという。

2438 ノイズ

 広辞苑には、ノイズは騒音、雑音、そして電気信号の乱れ、とある。筆者の解釈には、もう一つ、ブーイングも含まれる。

1.独り言コラム
 夕方5時頃に病院で、たまたま携帯を見たのだが、緊急地震速報のメールが入っていた。16時56分の発信で、その内容は「奈良県に地震発生、強い揺れに備えて下さい」という。しかし、筆者には、地震があったという感覚はなかった。気象庁の説明では、海底地震計のノイズを誤って地震波と誤受信したことによるもので、誤報であったとして陳謝した。電気信号の乱れが原因だったようだ。この速報で、新幹線は運転を中止するなどで混乱を起こしたようだ。まあ、今回のことは、この種の対応の予行演習として、意味があったと解釈しておこう。大きな実害がなく、誤報でよかった。
 安倍総理は、内閣法制局長官に、駐仏大使の小松一郎氏を起用することを決めた。同氏は、集団的自衛権行使の容認に前向きの考え方を持っておられる方で、安倍総理が、いよいよ自説の集団的自衛権の解釈改定に踏み出したと見る。先の日銀総裁に黒田東彦氏を起用、更に、昨日の8日には、日本維新の会の黒幕である78歳の堺屋太一氏を成長戦略担当で、内閣参与に起用する人事を決めている。いずれも、安倍総理の腹の中にある考え方を実行するための人事であって、なかなか深謀遠慮な動きである。これらの一連の動きに、野党、場合によっては与党からも、うるさいノイズに悩まされることになるかも知れない。
 麻生太郎副総理が、憲法改正に関する講演で「ナチス」云々の発言をしたことで、政界に大きなノイズが発生、これはまずいということで、同氏はすぐにこの発言を撤回したし、先の臨時国会も、野党からの審議要求を振り切って国会を閉会に持ち込んだ。ノイズの拡大を心配したからであろう。
 8月15日の終戦記念日が近付いていて、靖国神社参拝の話題が喧しい。注目されていた麻生太郎副総理は既に4月に参拝したことで、その8月15日は参拝はしないという。根本匠復興大臣も、今年は既に済ませているから、その日には行かないという。肝心の安倍総理も、中韓との関係修復を重視して、この日の参拝は見送るようだ。まあ、この種の事で、余計なノイズを出さないようにするのは、賢明な対応であろう。
 安倍内閣で、今後大きなノイズが心配されている喫緊の課題は二つある。消費税の税率アップとTPP問題であろう。前者の消費税率に関しては、昨日、安倍総理が有識者の意見をヒヤリングするように指示したという。ある意味で、これは国際公約であり、何とか、実行したいくため、いろいろと下地つくりに懸命である。後者のTPPもこれからが正念場であり、反対勢力からのノイズを抑えるのは容易ではなさそう。
 肝心のアベノミクスについても、経済の実質的な回復が庶民にまで行き渡らないと、大きなノイズに拡大する心配がある。
 その一方で、何事でも、ある程度のノイズは、民主主義が健康体である証であるとの見方もある。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝。8時過ぎに病院に着いた時点で、手元の体温計で37.2度と少し熱があったが、9時半の看護婦さん定時測定では平熱に戻っていた。しかし、昼過ぎの測定では、37.4度位に上昇していたので、クーリングをお願いし、車椅子での散歩は見合わせた。しかし、夕方になっても熱は下がらず、37.5度に上がっていた。看護婦さんには、更なるクーリングをお願いして病院を出たが、心配である。なお、この日、血液検査が行われたが、炎症が起きている気配はないとのことだった。
 なお、最近は呼びかけに対しても、ほとんど反応しなくなった。ちょっとさびしい。

3.今朝の一考
 2時半起床、体重は61.9Kg.お天気は、晴れで猛暑になるという。
 なお、余談だが、今日は将棋竜王戦の挑戦者を決める準決勝戦、郷田真隆9段と佐藤康光9段の大物対決が行われる。勝者が、森内名人と挑戦者を決める3番勝負が行われる。郷田ファンの筆者は10時から深夜まで、この模様をフォローすることで、多忙で楽しく疲れる一日になりそう。

2427 開会 開幕、閉会、閉幕

 開会はあくまでも、国会等の特定の「会」をオープンする場合に使う。開幕は、もう少し幅が広く、イベント、催しものなどのオープンの際に使うということだろう。

1.独り言コラム
 2日に召集された第184臨時国会が昨日閉会した。具体的な議論なしで、参院議長、副議長、常任委員長などの人事が主体の形作りの国会であって、安倍総理の所信表明演説、法案処理などは、秋の臨時国会に先送りされた。野党が強く要請した麻生副総理のナチス発言問題での審議も、同様に先送りとなった。なお、その秋の臨時国会は、安倍総理の外交日程などを考慮して10月中旬以降の開会となるようだ。
 広島市で行われていた原水禁広島大会は、非核三原則の厳守や全原発の廃炉などを求めるアピールを採択して、昨日閉幕した。なお、長崎大会は長崎市で7日に開幕し、9日に閉幕する。
 さあ、今日からは、夏の高校野球の開幕である。今年で95回目を迎える歴史ある夏の風物詩である。第一日の今日は、試合に先立って、先ずは開会式が行われる。つまり、言葉の使い方としては、「開幕で開会式」という分かり易い使い分けの事例である。
 ところで、本大会の注目ポイントは、大阪桐蔭の連覇、浦和学院の春夏連覇が、一つの見どころである。一方、初出場校が10校もあって、新しいヒーロー校の誕生にも興味がある。我が滋賀県からは、県内随一の進学校である彦根東校が初出場を果たした。その対戦相手が、岩手県の話題の花巻東高で、同じ「東高」同士の対戦となった。勝つのは、西にある東高か、はたまた東北にある東高か、ちょっとした興味がある。
 ゴルフでは、男子の今年最後のメジャーツアーの全米プロ選手権が、今日からニューヨーク州ロチェスターで開幕する。日本からは、人気の松山英樹選手と石川遼選手の二人も出場する。注目は、先週久しぶりに優勝して、ツアー通算79勝目を挙げて好調を取り戻しているタイガーウッズ選手である。果たして、メジャーツアーの通算15勝目はなるのだろうか。ファンの期待は大きい。
 日本で初の夢の9秒台が期待されている桐生倖秀選手らが出場する世界陸上モスクワ大会は10日開幕する。あの野口みずきさんも復活を期して出場するが、果たして、どんな結果を残すのだろうか。ハンマーの室伏広治さんなどの常連組の活躍にも期待したい。
 また、各地の六大学野球もそれぞれ近く開幕するが、関西学生野球連盟では、近畿大学が学生の不祥事で今期は出場を辞退したために、スケールを縮小した形で、5大学で1週間短縮されて7週間で行われる。これは、関大の不祥事で辞退した2009年秋以来の珍事である。
 少し話題がずれるかもしれないが、プロ野球で開幕15連勝を続ける楽天の田中将大投手の記録更新が注目されているが、次は、この週末のソフトバンク戦の登板が予定されている。さあ、大記録は達成されるのか、ファンと奥さんの里田まいさんも緊張で見守ることになる。筆者の期待は、この際、なかなか破れない大記録を作って欲しいとの期待がある。たとえば25連勝といった大記録だ。頑張れ! 田中将大選手と申し上げておこう。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 症状は落ち着いていた。午後には気分転換のため、車椅子で散歩した。まずまずの平穏な一日だったが、相変わらず、痰では苦しんでいた

3.今朝の一考
 2時半起床、体重は61.7Kg.お天気は、晴れ時々曇りでの暑い一日になりそう。

2426 そういう問題ではないでしょう

 重要な課題のやり取りの中で、問題にまともに答えず、敢えて核心を外した話にすり替えることがある。思わず、そういう問題じゃないでしょうと反発したくなることが多い。

1.独り言コラム
 沖縄の米軍基地、キャンプ・ハンセンに米空軍のヘリコプターHH60が墜落した問題で、ちょうどオスプレイの増分の配備が行われている最中だったので、タイミングが悪かったとう見解が出されているが、そういう問題ではないでしょう、と沖縄県民は怒り心頭のようだ。仲井真沖縄県知事は、事故原因の究明、再発防止策がはっきりするまでは、同型機の飛行停止要請をしたが、今後一切停止とは言っておらず、また、オスプレイの搬入問題には、敢えて敢えて触れていない。米国、日本政府に、逃げ道を残しているところが、微妙な「みそ」である。
 昨日の68回目の原爆の日で、松井一実広島県知事は、平和式典で「2020年までの核兵器廃絶を目指す」と述べ、政府にも各国との連携を呼びかけた。しかし、今年の4月にスイスのジュネーブで行われた「核不使用宣言」に、日本は調印しなかったという。アメリカさんの顔色を窺っていたのだと思われるのだが、そういう問題じゃないでしょう、と申し上げたい。
 さて、今年の終戦記念日に閣僚が靖国神社を参拝すべきかどうかについて、安倍総理は、各閣僚の判断に任せるとしているが、公明党の山口那津男代表は、外交問題になるような閣僚の参拝は避けるべきだとしている。問題を起こすことが分かっているだけに、何もその日にわざわざ参拝することもなかろうと思う。自分の心の中で、真摯お参りしているつもりで、祈ってあげればいいのではなかろうか。そういう考え方をある人に申し上げたら、そういう問題じゃないでしょう、と強い反発を受けた。筆者は、怪我することが分かっているゲームに、敢えて参加することはないと思うのだが、…。
 昨日の阪神―広島戦は、前田健太投手とメッセンジャー投手の両エースの息詰まる投手戦となったが、土壇場の9回裏で、広島は、メッセンジャー投手の牽制悪投を頂戴して、無死2塁にし、その後、バントで一死三塁のチャンスを作った。そこで、丸佳浩選手がさよならセンターフライを放って勝利した。丸さんの働きには二重丸だと茶化していた人がいたが、そういう問題じゃないでしょう。とにかく、平和記念日に堂々の広島の勝利は、広島県民の溜飲を下げさせたことだろう。これで、先の巨人戦で、何とか2勝1敗と勝ち越した阪神の頑張りも水泡に帰し、巨人は今日にも優勝マジッ41が出そうだ。
 大リーグのロドリゲス選手など12名が薬物違反で出場停止処分を受けた。現役最高の647本の本塁打を放っている大選手だけに残念だが、本人は怪我の治療に使っていたお薬であると主張し、そういう問題ではないでしょう、と反論しており、異議申立てを行うという。果たして、どんな裁定が出るのだろうか。
 昨日の将棋竜王戦挑戦決定トーナメントの準々決勝で、郷田真隆9段が山崎隆之8段を豪快に破って、ベスト4入りを果たした。既に、森内俊之名人が羽生善治3冠を破って決勝に駒を進めており、その相手を決める準決勝戦では、郷田9段と佐藤康光9段との重量級の対局となる。今年の郷田9段は、棋聖戦では渡辺明竜王に、王座戦では中村太地6段に、それぞれ決勝戦で敗れて挑戦権を逃しているだけに、三度目の正直で挑戦権を獲得し、大舞台に登場して欲しい。ところで、大物棋士で、まだ結婚していないのは郷田九段がその代表ですね、と言えば、そんな問題ではないでしょう、と本人は反論するに違いない。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 昨日は入浴日だったので、朝から体温の動きに注目していた。9時半過ぎの看護婦さんが来た時点では、36.5度だったので安心していた。しかし、お昼過ぎに、栄養剤の注入を終えた段階で、念のために計ってみると、37.2度に上昇していた。看護婦さんにクーリングをお願いしたのだが、その時には、37.4度まで上昇していたので心配していたが、幸い、クーリング効果で37.0度に戻り、何とか入浴OKとなった。なお、この病院では、体温が37.5度以上は入浴を見合わせることになっている。体温の変化にはらはらさせられたが、取りあえず、ほっとしたのだった。

3.今朝の一考
 4時10分起床、体重は61.7Kg.お天気は、どうやら、今日はにわか雨もない暑い晴れの一日になりそうである。

2425 火に油を注ぐ

 日本と中国で同時に、同じ内容でのアンケート調査が行われた。それによると、相互に相手国に対しよく思っていないことを示す数字が高くで出ている。その理由の中身を見ると、やはり、尖閣問題が、両国間の嫌悪感に、火に油を注ぐような形で広がっていて、仲の良くない大きな要因であることが、今年も裏付けられた。

1.独り言コラム
 沖縄の米軍ヘリコプターHH60が基地内の演習場内の山中に墜落した。訓練任務中で、ヘリには4人が乗っていたが、3人は脱出したが、一人は不明であるという。この機体は、世界で広く使われてロングセラーの機体だそうである。この機体での事故は、本土復帰の1972年以降で12件の事故が起きている。折しも、オスプレイの追加配備が行われている最中であり、タイミングが悪い。このことが、県民の反対運動に、火に油を注いだ形になりそうで心配である。安倍総理にまた難題が加わった。沈静化は容易でないと思われる。
 滋賀県東近江市で、消火訓練中に爆発が起こり、火のついたアルコールが飛散し、10人が負傷した。この事故は、リハーサルが終了後に、本番用のエタノールを注いだ瞬間の事故だった。どうやら、リハーサルでの火が残っていたものと思われる。冗談ではなく、文字通り、火に油を注いでしまったようだ。
 大韓航空機763便、ボーイング737が新潟空港で滑走路をオーバーランする事故が起きた。幸い、乗客、乗員115人には、けが人はなかったようだ。しかし、事故内容次第では、今のぎくしゃくしした日韓関係に、火に油を注ぐ心配があったが、大事には至らなかったようだ。
 さて、先の選挙で大敗した民主党は、何をやっても、政界に火に油を注ぐような影響力はない。それでも、何かと党の再生をかけて、ごちゃごちゃした動きが相次いでいる。一つは、例の社会保障制度の三党合意から、自分たちの最低賃金制の内容が含まれていないという理由で、三党合意から離脱することを決めて、批判を浴びている。それというのも、この政策は、元々、民主党が、この指止まれということで、当時の野党だった自民、公明に呼びかけたもので、その張本人が抜けるというのは話にならない。だからと言って、今の民主党には、大した影響力は無いので、単なるお遊びにすぎないと思う。
 その民主党では、輿石東氏が参院の副議長に選ばれてことで、その後任の参院会長を選ぶ選挙が今日行われる。昨日の告示で二人が立候補した。一人は輿石氏に近い、軍司昭前農相であり、今一人が反輿石の北沢俊美元防衛相である。言ってみれば、今回の選挙は、輿石体制への総括選挙である。選挙は、欠席者を除く民主党参院議員の57人の投票で今日決まる。いずれにしても、民主党内でのコップの中の争いで、話題そのものも、その規模は限定的である。気の毒だが、今の民主党には、政府に火に油を注ぐような影響力はない。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝方、少し熱があったが、10時頃には平熱に戻っていた。午後には車椅子での散歩。その後には口腔クリーニングを受けた。気掛かりは、痰での苦しみが続いていることで、大変気の毒である。

3.今朝の一考
 2時半起床、体重は61.9Kg.お天気は、午後には晴れそうだが、それでも一時雨の可能性もあるという。

2424 不公平な条件下での戦い

 数字はクリヤーに実態を語ってくれているようで、そうではない場合が多い。条件の違いなどは配慮されていないことが多い。

1.独り言コラム
 注目していたゴルフの全英女子オープンは、アメリカのルイス・ステイシー選手の劇的な優勝で、一日延期になって、最終日は、一部の方は、2ラウンドになった厳しかった全日程を終えた。最後は韓国選手とのトップ争いとなったが、上がりの二つのホールで連続バーディを奪ったルイス選手の堂々の優勝だった。今年のメジャーツアー3連覇した韓国の朴仁妃選手の4連覇はならなかった。なお、アメリカ人選手の優勝は久しぶりのことの様だ。
 一方、日本人選手の活躍も立派だった。二日目を終わって単独2位だった佐伯三貴さんと8位タイだった比嘉真美子さんの二人が共に7位タイで、ベスト10入りを果たした。しかし、米国ツアーのメンバーである日本人選手たちは、上原彩子選手が17位タイと健闘した以外は、残念ながらさっぱりだった。中でも、今度こそは優勝をと満を持して出場した宮里藍選手が二日とも魔の13番に翻弄されて、二日目には9打を叩く不本意な大失態で、予選落ちとなったのは大番狂わせで、多くのファンをがっかりさせたのではなかろうか。アンチ藍さんの筆者は、失礼ながら、にんまりだった。
 この四日間のツアーで、三日目が大変な風の悪条件の中でプレイは強行されたが、お昼前になって遂に中断、そしてそのまま最終日に延期となった。筆者が気の毒に思うのは、その強風下の悪条件でプレイをしなければいけなかった宮里美香選手、森田理香子選手たちで、美香さんは80、理香子さんは86の信じられない大叩きの結果だった。戦い終わって最終スコアー表を見る限り、数字だけが並んでいるだけで、当然ながら、悪条件のことは無関係である。こうして見ると、ゴルフというスポーツは、このように条件が大きく違っていて不公平な条件下でも、その辺りは一切配慮がない、非常に不公平で不条理な条件での戦いが、当たり前のスポーツである。従って、例えば、世界ランクの計算でも、その悪い数字だけが加算されるので、一気に評価点の降下に繋がるのは、実に痛い。この種の条件の違いは、今回は一日延期ということでの条件の違いだったが、場合によっては、午前と午後でも大きく気象条件が違うこともあって、この種の不公平さは当たり前の世界の戦いなのだ。
 他にそのような不公平な競技や戦いがないかと考えてみたが、これと言ったスポーツや競技は思い浮かばなかった。少し筋違いかもしれないが、敢えて言えば、人生の戦いがその範疇に入るのではないかと思う。つまり、裕福な家庭に生まれても、貧しい家庭に生まれても、或いは、生まれながらに既に、身体のハンディを負っていても、長い人生の戦いでは、そんな不公平さには、配慮はなく、当然のこととして扱われるのが常で、結果だけで、人は評価されるのことが多い。それにしても、今回の美香さんや理香子さんの三日目の気の毒な大たたきの結果を見て、ゴルフは不公平で残酷なスポーツだと改めて思った次第である。そう思うのは、筆者が彼女らのファン故なのかもしれない。
 まあ、戦いというのは、人生同様に不公平、不条理で残酷な闘いが少なくないことを、十分に心しておかねばならない。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 三日ぶりに朝から微熱があった。直ぐにクーリングを行ってもらって事なきを得た。この日は、お坊さんの月参りの日であり、ついでにお墓参り、町内巡回などを纏めてこなしたので、お昼前から3時間ほど病院から離れていたが、幸い、その間は、大きなトラブルはなかったようだ。しかし、相変わらず、痰に苦しむ日が続いている。

3.今朝の一考
 5時10分起床(寝過ごして、大慌て)、体重は62.2Kg.お天気は、晴れ後雨の予報で暑い日のようだ。

2423 痛恨の一幕

 負けは負けでも、中には、とっても痛い、痛い、痛恨の負けがある。筆者が感じたこの週末の痛恨の敗北、出来事を拾ってみた。中でも、許せない痛恨の一幕は、野中広務氏が今朝のTBSの時事放談に起用されたことである、

1.独り言コラム
 全英オープン二日目の13番(パー4)は、宮里藍さんにとっては、まさしく魔の13番ホールとなった。深いバンカーの罠に引っかかり、6オン3パットの9打も叩いたのである。痛恨の「9」であった。問題のバンカーで、一打でオンを狙った4打目が全てだったという。ボールは壁に当たって跳ね返ったが、依然バンカーの中であった。前に打てない位置にボールがあったことで、仕方なく、5打目はボールを少し後ろに移動させ、やっとの6オンとなった。結果論だが、4打目で横に出していれば、ダボで収まっていて、その後の展開で、予選はパス出来ていた可能性は高いとの新聞報道である。とにかく、思い切って勝負に出たのがミス判断だったようだ。メジャーでの初優勝を意識し、前2週のツアーを休み、満を持して臨んだ今年4度目のメジャーツアーだったが、大誤算の結果になったことは、まさに痛恨の敗北だったと思う。幸い、今年から、新たにもう一つのフランスでのツアーが、メジャーに昇格しており、そこでは、宮里藍さんは既に2度の優勝経験があるだけに、今度こそはと思っているに相違ない。
 さて、その全英オープンの三日目の前半が強風下で強行されたが、辛うじて予選を通った宮里美香さんは80、森田理香子さんが86というとんでもない痛恨のスコア―でホールアウトした。リンクス特有の強風に翻弄されたようで、二人は、どうやら、伝説の強風には手も足も出なかったのだ。しかし、この風の影響を受けたのは、二人だけではなかったようで、プレイを終えた選手たちは、最高で+4で、+7や宮里美香と同じ+8以上も何人かいる。
 結局、ツアーそのものは、後半のプレイは中断となり、今日に持ち越されたようだ。そんな強風下でのプレイを免れたプレイヤーは幸運だったと言えそうだ。ゴルフには、そんな不公平なこともあるものだという。そうは言っても、美香さんや理香子さんらには、痛恨の不運なプレイヤーとなった。
 世界水泳で金メダルを狙った入江陵介選手だったが、得意種目の200メートル背泳ぎで痛恨の4位に終わった。メダルを逃し「ただただ悔しい」と目を真っ赤にしていたという。泳ぎ終えて「頭が混乱していて分からない」とレースの展開を振り返ることも出来なかったという。
 一昨日から始まったプロ野球の天王山の巨人ー阪神戦は、第一戦をスタンリッジの完投で、阪神が制して思惑通りの先勝をしたが、大事な昨日の第2戦では、エースの能見篤史投手を先発させて必勝を期した。しかし、2度のリードも及ばず、巨人の本塁打攻勢で、痛い痛い逆転負けを喫してしまった。能見投手にとって、3本の被本塁打は、痛恨の極みだったろうが、その中でも、決勝点となった7回の中井大介選手の一発は、不覚の一発で、悔いても余りある痛恨の一発だった。これで、前日の快勝をちゃらにしてしまった感じである。能見投手の頭の中は、打たれた瞬間、頭が真っ白になったのではなかろうか。
 驚いたのは、今朝のTBSの時事放談に、あの野中広務氏が古賀誠氏と一緒に出演していたことである。この二人は、この6月に中国へのこのこと出かけて行って、日本にとっては、国を売るような馬鹿な発言をして騒がせただっただけに、意外な今朝のTBSの同氏の起用だった。TBSの矜持に疑問を抱くし、筆者には、この起用は、痛恨の起用だったと思う。野中氏は、番組の中で、今回の尖閣列島問題の棚上げ論について、くどくどと弁明をしていた。中でも、田中角栄元総理との関係を事細かに紹介し、自分の発言を正当性を披露していた。いずれにしても、何もわざわざ、日本が不利になるような発言をする必要はなく、同氏の中国での発言は許せない。同氏を起用したTBSの矜持にも疑問を抱く。痛恨の同氏の起用だったと思う。同氏をもうテレビ局は起用してはならないと思う。
 一般的には、痛恨の敗北経験は、その人間を大きくステップアップするチャンスでもある。この痛い敗北の経験を生かして、次の勝負で頑張って欲しい。しかし、野中広務氏のテレビ番組起用に関しては、今後は断じてあってはならない。あの慇懃なしゃべり方に、筆者は反吐が出そうである。老兵は黙って消え去るのがいいのだ。そういう筆者も老兵の一人だが、妻が頑張っている限り、簡単に消え去ることはできないのが辛い。

2.難病との闘い、昨日の雅子
 この日も熱は無かった。まずまずの体調の様だが、相変わらず痰が多い。しかも、痰が出る時に相当に苦しそうに体を震わせるよようにして咳き込む。見ていて大変気の毒であるが、身体をさすってあげるのが精いっぱいのサポートで、申し訳なく思う。

3.今朝の一考
 4時10分起床、体重は62.0Kg.お天気は、午後には崩れるとの予報。

2422 金曜日のスポーツ、や~い!

 珍しく、土日でもない金曜日だったが、凄く興奮した幾つかの勝負、闘いがあった。やはり、勝負の世界は、勝って何ぼの世界だろう。

1.独り言コラム
 楽天イーグルスの田中将大投手が、開幕15連勝を達成した。試合は、日本ハムが先取点を奪って先行する形となったが、楽天の味方打線が取り返し、そして逆転してくれたことで、堂々の完投勝利での記録達成である。これで過去の間柴茂有投手(日本ハム、1981年)と斉藤和己投手(ソフトバンク、2005年)に並んだ。因みに、この間柴投手は、我が滋賀県の比叡山高校の出身である。これで、昨年からの連勝が19連勝となり、次のターゲットは、投手の連勝記録である20連勝である。あの鉄腕の稲生和久投手(西鉄)と松田清投手(巨人)の二人が達成している。頑張って、それを追い抜いて歴史を塗り替えて欲しい。
 一時は、ツートップで巨人と並んでいた阪神が、オールスター後の阪神の不振で、一気にその差が開き、これ以上離されては、セリーグは終わってしまい、面白くなくなるという意味で、土壇場に追い込まれていた阪神が、昨日は、その巨人を相手に対し、スタンリッジの堂々の完封勝利で、やっと一歩迫った形になった。小さな一歩だったが、大きな価値がある一歩だった。問題は、今日、明日の2連戦で、ここで2連敗すると、昨日の勝利の価値が消されることになる。
 さて第37回全英女子オープンの二日目が、聖地セントアンドリュースで進行中だが、凄いプレイが飛び出し、面白い展開となっている。驚きのプレイは、佐伯美貴さんが前半のミドルホールで2つのイーグルを出して、一時的だったが、一気に首位に立って驚かせたことである。結局は、二日目を終えて、佐伯さんは-9でホールアウトし、単独2位で、優勝争いに絡むと素晴らしい健闘である。一方、今回こそは、優勝をということで、闘志満々で、昨日の初日は好スタートを切った宮里藍さんは、昨日のインタビューでも、今回こそは優勝をといった自信のある口ぶりだったが、二日目は、意外な展開が待っていた。大崩を見せたのである。それは、魔の13番ホールだった。このホールは、前日もダボを叩いて、それまでの前半のバーディラッシュにストップをかけたてしまったのだが、今朝の二日目にも、とんでもない悪魔が待ち構えていた。きっかけは、3打目をたこつぼのバンカーに入れたことで、それが一度で出ずに、2度目で、一旦後ろに打って、球をバンカー内で移動させ、そしてグリーンを狙い、6オンさせた。しかし、痛恨の3パットを打って、何と9打(パー4)の大叩きとなった。それでも、その後は、頑張ってパーをキープしたが、スコアーは+4でのフォールアウトとなり、無念の予選落ちが決まった。
 一方、筆者が好きな宮里美香さんだが、出入りの激しい闘いとなったが、この日―1のスコアで、トータル+1でホールアウトし、ぎりぎり予選通過となった。筆者は、ほっと一息である。
 もう一人、ニューフェイスの比嘉真美子選手も大健闘だった。-5でホールアウトし、何と8位タイであり、佐伯さんと同様に優勝争いにも加われる。日本ツアーで、今期は既に2勝しており、本人は、女性版、松山英樹と呼んで欲しいと言っているそうだが、十分に期待できるプレイヤーである。結局、日本人選手では、佐伯さん、比嘉さんに加えて、-1でホールアウトした上原彩子さん、それに宮里美香さんと同スコア―の森田理香子選手の5人が、明日からの決勝ラウンドを戦う。本命だった宮里藍を筆頭に、有村智恵、上田桃子、横峯さくらの4人が無念の予選落ちだった。
 そんな結果に、今朝の筆者は、何故か、気分はうきうきである。その大きな理由の一つが、藍が落ちで美香が滑り込んだからである。とにかく、勝負事は、勝てば官軍である。 

2.難病との闘い、昨日の雅子
 熱はないが、相変わらず痰が多い。時々痰があふれ出てくるような咳をすることが一日に数回ある。その度毎に、身体全身を震わせるような苦しい症状を見せる。そばにいて、さすってあげるぐらいしか、何もしてあげられないのが辛い。

3.今朝の一考
 3時10分起床、体重は62.0Kg.お天気は、曇りのち晴れの予報。

2421 ピンチ

 好不調の波は何処の世界でも見られる。自らがピンチを招くのはいただけないが、迫って来るピンチには、自らが、しっかりと叩いて踏み越えなければならないものだと思う。

1.独り言コラム
 舌下事件では、麻生太郎氏は常連の一人だと言われている。今回は、改憲論議に関連して、戦前ドイツのナチス政権を肯定したとも受け取られる発言をしたという。内外からのブーイング反応に、同氏は「誤解を招いたことは遺憾」ということで、昨日その発言撤回を行った。しかし、同氏は、歴とした元総理であり、なおかつ安倍内閣の副総理という立場だけに、その重みは小さくなく、この種の誤解を招く舌下事件は許されない。順風満帆の安倍政権にピンチの種が撒かれた。
 来る2020年には、東京オリンピックを招致しようと、目下、最後の水面下での戦いが行われているが、9月のIOCで結論が出る。東京は、決してピンチではないと思うが、楽観は許されない。その2020年に財政健全化を目指している政府だが、内閣府が試算したところでは、消費税を予定通りに実施しても、黒字化は難しいという。いわゆる、プライマリーバランスの健全化はピンチだというのだ。さあ、どうすればいいのだろうか。
 全柔連の改革への対応は、もたもたしていて見苦しい。内閣府からの勧告を受けて、やっと、今月末に上村春樹会長を含めた執行部の総退陣を前倒しすることを決めた。とにかく対応が遅い。自分たちが大ピンチであることが分かっていないように思われ、内閣府の勧告でやっと重い腰を上げた。このピンチを誰が収拾を図るのであろうか。新執行部のメンバーに注目したい。
 週刊朝日に橋下徹大阪市長の出自を取り上げて問題になり、連載を初回で打ち切ったことで話題になったノンフィクション作家の佐野真一氏が、今度は「盗作」で提訴されるというピンチに追い込まれている。今回の盗作の疑いとなったのは、週刊ポストに21回に渡って連載された「化城の人」で、これは、創価学会第二代会長の戸田城聖の伝記「戸田城聖―創価学会」の盗作だという。宗教政治学の日隈威徳氏が調査した結果、40か所に渡って盗作されていたことが判明したので、同氏が提訴したという。佐野氏は、連載終了後に「著作物を参考文献として使用したのは事実で、明示しなかったのは配慮が足りなかった。著作者と関係者に深く謝罪したい」と表明したが、日隈さんへの連絡はないという。
 プロ野球では、阪神が後半戦に入ってヤクルト、横浜、中日を相手に2勝6敗の大不振が続き、トップの巨人に7.5ゲーム離されてしまった。優勝には大ピンチである。一昨日の中日戦では、ストライク、ボールの判定を巡って、和田豊監督が長い抗議をするなど、厳しい一面を見せたが、勝利には連がらなかった。和田監督自身にも大ピンチである。今日からの巨人戦で負け越すようなことになると、巨人の独走が確定する。どう凌ぐか、阪神、和田監督の采配に注目したい。
 ゴルフでは、女子の全英オープンが始まっているが、日本人が9人が出場している。期待していた宮里美香さんが振るわず、第一日を終わった段階では104位タイで、このままでは予選落ちの大ピンチである。今日の二日目に頑張って、せめて、予選は通過して欲しい。日本人選手では、宮里藍、森田理香子、佐伯美貴さんらが上位で頑張っている。どうやら、今年の宮里美香さんは不振で終わってしまうのではと不安である。
 ピンチの後にチャンスありというが、世の中、そんなに甘く、イージーなものではないと思う。
  
2.難病との闘い、昨日の雅子
 朝方には、少し熱があったが、症状は落ち着いていた。午後には熱も平熱に戻ったので、車椅子での散歩を行って気分転換を試みたが、…。
 この日は体重測定日で、このところ少しずつ増量傾向にある。全体としては、悪くはないのだろう。

3.今朝の一考
 3時10分起床、体重は61.9Kg.お天気は曇りのち晴れで暑いとの予報である。
 7月度の平均体重は61.9Kg.車での走行距離は920Kmで今年では2月度に次ぐ少ない距離だった。日割りでは、最も少ない月であった。

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