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相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
1941年1月2日生まれ
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版
2022年 渾身の愛を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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1401 バトンタッチ

 何処の世界でも、世代交代と言う意味で、若手へのバトンタッチは不可欠だ。

1.独り言コラム
 ゴルフの石川遼選手と同学年のアマチュアの松山英樹選手が歴戦のプロに混じって大活躍している。松山選手は、先日のアジア・アマ選手権を制していて、来年のマスターズ出場権も得ている逸材だ。女子でも、今週の富士通レディースで佐久長聖高校の高橋恵選手(14)と前橋商高の木瀬令奈選手(17)が9位タイと大活躍だ。どんどんと若手の台頭が目覚しく、選手層の若手へのバトンタッチは急速に進んでいるようだ。
 長く、柔道の世界で活躍していた谷亮子さんが、現役引退を発表した。議員活動との両立が難しいことから決断したという。柔道ファンは、もういい加減に若手にバトンタッチして欲しかった事情から、関係者はほっとしているのではなかろうか。ところで、今後は議員活動に力を入れると言うが、果たして、そんな能力があるのだろうか。同氏を議員に引っ張り出した小沢一郎氏は、自らの政治経歴の中に、もう一つの大きな汚点をつくった言えそうだ。
 ところで、若手へのバトンタッチと云う観点とは逆現象だが、テニスのクルム伊達選手が決勝戦に勝ち進んでいる。40歳の年齢を意識させない強さには脱帽だ。昨日の16日に行なわれた女子テニスツアーのHPジャパン女子オープンのシングルス準決勝で第6シードのクルム伊達公子さんが第3シードのS・ペア(イスラエル)に2-1の逆転で勝利したのである。今日の決勝戦ではタイのベテラン選手と対戦するが、それにに勝てば、最年長優勝の記録更新だという。さあ、どうなるだろうか。
 バトンタッチといえば、襷の受け渡しである駅伝を連想するが、昨日の午前中に注目の箱根駅伝の予選会が行なわれた。時代の移り変わりというべきか、43年連続出場を続けていた大東文化大や常連校だった順天堂大学、それに名門の亜細亜大学、法政大学などが予選落ちとなった。そんな中で、かつての早稲田で活躍した我が滋賀県出身の花田勝彦監督率いる上武大学が、3年連続で本戦出場を果たした。今度こそ、シード入りを目指して頑張って欲しい。
 ところで、話は変わるが、全長およそ54Kmの世界一長いトンネルだった青函トンネルが、その世界一の座をスイス・アルプスを貫く全長57Kmのゴッダルドトンネルにバトンタッチする。このトンネルは、スイスの大都市チューリッヒとイタリア・ミラノに抜ける旅客の利便性が向上するだけでなく、温暖化ガスを大量に排出するトラック輸送が鉄道に切り替わる効果も期待されているという。貫通したのは15日だが、列車が走るようになるのは早くて2016年末だそうだ。何事も記録は塗り替えられる運命にあるようだ。
 ところで、言うまでもないことだが、若手へのバトンタッチは、政界においても然である。何時までも小沢さんではないだろう。

2.今朝の一考、昨日の雅子
 3時45分起床。体重、61.2Kg.お天気は晴れ模様。
 昨日の雅子は、午後に微熱があったが、全体としては落ち着いていた。前日辺りから、目を開けて顔を見てくれる時間が長くなった。9月度からお薬を変えたことが、好結果になっているのではないか。ジョークに対しても、反応を見せてくれている。一考としては、そんな雅子の応接にほっとしたものを覚えている。

3.連載、難病との闘い(1366) 第五部 どこまで続くこの苦闘(143)
  第三章(最終章) 童謡・唱歌を唄う(9)

 ―さあ、いよいよ、この長編ドギュメント「難病との闘い」も、一旦中断させてもらう時が来た。今日と明日の2回に渡って、最終回を掲載させてもらう。―

 人生には偶々ということがよくあり、その偶々で貴重な経験をさせてもらうことが少なくない。少し強引かもしれないが、筆者は、人生とは、偶々の連続ではないか、と思うことがある。
 思えば、この連載の中断と云う決断も、童謡・唱歌の連載に入って間もなく、偶々閃いた発想だった。そして、この締めの最終回で扱う内容も、偶々、最後のテーマとなった童謡・唱歌の中に、相応しい格好の童謡を発見したことで、その歌の話題に便乗させてもらって、この長編の締め括りを試みることにした。まさに、偶々のオンパレードとでも申し上げておこう。
 さて、その格好の童謡とは、加藤まさを作詞、佐々木すぐる作曲の名曲「月の沙漠」である。具体的な話を始めるに当たって、まずは、この作品の全歌詞を引用させて頂くことから始めたい。
   1 月の沙漠をはるばると/旅の駱駝がゆきました
     金と銀との鞍置いて/二つ並んでゆきました
   2 金の鞍には銀の甕/銀の鞍には金の甕
     二つの甕はそれぞれに/紐で結んでありました
   3 さきの鞍には王子様/あとの鞍にはお姫様
     乗った二人はおそろいの/白い上着を着てました
   4 広い砂丘を一筋に/二人はどこにゆくのでしょう
     朧にけぶる月の夜を/対の駱駝はとぼとぼと
     沙丘を越えてゆきました/黙って越えてゆきました

 あとで、この作品の解説を見て知ったのだが、この歌詞では「砂漠」ではなく「沙漠」と書くところがミソだそうだ。これは、加藤さんが千葉県の御宿海岸の砂浜をモチーフにしたということのようで、水分を含んだ砂のイメージを表現しているというのである。
 一考は昔から、この歌のメロディが大変気に入っていて、鼻歌などでよく口ずさんでいた。従って、雅子の車椅子で散歩をしながらも、このメロディは幾たびか口を突いて出て来た童謡だった。
 幸か不幸か、その時点では、一番以外の歌詞は全く知らなかったのである。ところが、歌詞集を購入し、改めてその全部の歌詞を唄い始めた時から、一考は、この歌を何となく、それほど好きではなくなったのである。
 それというのは、この歌詞の全部を知った時点で、今まで自分がイメージしていた情景とは少し違うことに気付いたからだった。例えば、2番の歌詞「金の鞍には、銀の甕。銀の鞍には、金の甕」は、それまでの一考の記憶には、全く存在しない内容だった。「こんなのがあったの?」といった具合で、何だか、違和感を覚えたくらいである。
 また、3番の「さきの鞍には王子様、あとの鞍にはお姫様」という言い方も、一考の記憶では、てっきり「金の鞍には王子様、銀の鞍にはお姫様」と思い込んでいただけに、ここでもちょっとした戸惑いを覚えた。
 そして、この歌詞全体を改めて読み返してみて、その全体が何を歌っているのかが、はっきりと頭に入って来ないのだった。一体、何処の沙漠なのだろうか。二人は何処へ何しに行こうとしているのか。考えれば考えるほど、頭がこんがらがって来たのである。
 とにかく、歌詞の面づらだけを見れば、これは二人のロマンスを歌ったものなのか、或いは逆に、どこかへ夜逃げのように逃げ出そうとしているのだろうか、とさえ考えてしまう。また場合によっては、二人が死を求めた旅なのかもしれない。しかし、お揃い白い上着ていたというから、お目出度い意味も感じられる。
 更に、最後の2行の「砂丘を越えてゆきました。黙って越えてゆきました」という辺りの、言葉を交わすことなく黙って越えて、と言う辺りは、何か寂しい思いが滲み出ていて、何となく物悲しい何かを感じてしまう。要するに全体の情景が、はっきりと把握できないのだった。(以下、明日に続く。明日が最終回です)
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