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相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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162 最近の安倍首相の前向き姿勢

 社保庁で判明した5000万件以上の入金先不明の問題に対し、安倍首相は、その内容の徹底究明、給付期間の5年間時効の撤廃などを明言した。怒りの収まらない国民の大きな不幸に、小さな前向きの一歩となることを期待したい。
 6月にドイツで行なわれるハイリゲンダムサミットで、安倍首相は、環境問題を取り上げ、日本が米欧の架け橋になることを提案するという。京都議定書後の枠組み作りに主導的な立場を取るという。地球温暖化が進む人類の大きな不幸の中で、これまた、小さいが前向きの一歩になって欲しい。
 最近の国会の議論を見ていると、時々、安倍首相が怒りで、大声を張り上げて発言している姿が散見される。大の男がわめいている姿はみっともないことが多いが、最近の安倍さんの怒りには、不思議と男らしい魅力が感じられる。人間、時には、怒らねばならないのではないか。この怒りが国民の幸せに繋がる大きな一歩になればいいのだが。

連載(127) 難病との闘い 第五章 衝撃の症状悪化(16)

 診断を終えた津島医師は、今後の治療の進め方について、ゆっくりと話し始めた。
[今の症状から判断して、薬を注射することで、固縮ジストニア)部分の筋肉を柔らかくすることは可能でしょう。一度の注射で、大体、2,3ヶ月は効果が持続すると思われます。少々、高価な薬ですが、如何されますか?」柔らかい口調で丁寧な問いかけだった。
「今は、可能性があるものにはチャレンジしてみたいと言うのが私の考えです。宜しく、お願いしたいのですが、効果持続が2.3ヶ月ということは、そのタイミングで注射を繰り返すということでしょうか?」第一印象で、同氏への信頼感が強かったこともあって、一考は躊躇なく、津島医師の提案を受け入れると同時に、先行きのことに言及した。
「そういうことです。その柔らかさを維持するには、大体、そのタイミングで打ち続けることになります。経費の面で大変だと思いますが、難病の認定を取得されれば、値段は大幅に安くなるはずです」
「難病の認定ですか? 先日、春日先生からは、障害者手帳の取得を申請することで、ご了解を得たところですが、それとは別なのですね?」
「そうです。それとは別で、正確には特定疾患患者の認定です。市役所で確認して下さい」
「恥ずかしい話ですが、その種の社会保障については、全くの音痴で、この特定疾患患者のことも初めて耳にしました。ありがとう御座いました。直ぐに、確認して必要な手続きをしたいと思います」
「そうして下さい。それでは、今日は、その手始めに、予備的な処置として、効果の確認をしておきたいと思います」津島医師はそういうと雅子を傍のベッドに寝かせで、左手の固まっている手首の一角に注射器で、少量の薬品を注入した。如何にも痛そうな注射だったが、雅子はぐっと頑張った。暫く様子を窺っていた津島医師は、指の動きをチェックし、少し柔らかくなっていることを確認した。
「大丈夫なようですね。今打ったのは、短期効果がある筋肉を麻痺させえる薬です。来月にも、今一度、今日と同じ麻痺薬を打って改めて確認をしてから、本格的な治療は8月から始めることにしましょう」津島医師は、しっかりとした口調でそう言って、数枚の書類を取り出して一考に手渡した。
「これを、よく読んでくださって、ご同意頂けますなら、サインして次回にお持ちいただけますか?」
 どうやら、患者サイドの了解証のようで、最近の病院では少し難しい治療の際には、事前に了解を取っておくということのようだった。
 一考と雅子は丁重に礼を言って診察室を後にした。(以下、明日へ続く)
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タグ : 安倍首相 社保庁 ハイリゲンダム サミット 京都議定書 固縮 ジストニア 特定患者疾患

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