日本語の故事、ことわざに「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」がある。これは、対象となる事柄の結果を見て、この二つを使い分けるのだが、…。
1.独り言コラム
2020年のオリンピックが東京に決まった。56年ぶりの快挙である。1964年の東京オリンピック以降では、1988年のオリンピックに名古屋が立候補したが、ソールに敗れたし、2008年のそれには大阪が立候補したが、一次予選で落選だった。この二度に渡る落選を受けて、東京が立候補したのが、前回の2016年オリンピックだったが、ここではリオデジャネイロに敗北した。従って今回の招致決定は、四度目の正直である。、
この朗報に、昨日の列島はまさにお祝いムードで盛り上がった一日となった。テレビでは、夜を徹して最終プレゼンから決定までを生中継してくれていたし、その後も、ニュース、ワイドショーなどで大いに盛り上がっていた。しかし、新聞は号外が出たものの、日曜日の朝に決定したことで、夕刊もない上に、今朝も一般紙が談合で一斉休刊日となっており、その大きな嬉しいニュースは、今日の夕刊までお預けである。いつも思うのだが、新聞は他の業界での談合には厳しく批判の記事を報道するが、自分たちの談合には目をつむって黙りを決め込んでいて、けしからん存在である。
さて、決定に至る経過では、一時は優勢が伝えられていたマドリードが、意外にも一回目、二回目の投票で3位に甘んじて予選落ちとなった。3回連続して立候補していたのだが、夢は叶わず「二度あることは三度ある」という気の毒な結果だった。一回目の投票で、1位で予選を抜けた東京は、2位になったイスタンブールとの決戦となったが、60-36という大差での圧勝した。敗れたイスタンブールは、今回が5回目に立候補だったが、残念ながら「五度目の正直」ともならなかった。
東京の勝因については、いろいろあろうが、最後のプレゼンテーションでの高円宮妃久子さんと滝川クリステルさんの二人の流暢なフランス語のスピーチが有効だったようだ。その中で、クリステルさんの「おもてなし」はインパクトがあった。加えて、それに、安倍総理の福島原発問題への明快な説明が、IOC委員に好感を与えたようだ。
かくして、日本国は7年後のオリンピックという大きなプロジェクトに向かって新たな歩みを始めることになる。開会式は2020年7月24日に予定されているという。今日から、2110日後である。
今日からは、その日を目指して「四度目の正直」を輝かしい結果に持って行くための地道な努力が始まる。なお、残されていたもう一つの課題であった最後の一種目については、除外種目とされたレスリングの復活に決まった。
ところで、二日前のこの欄(2457ご参照)で、筆者は週末から今日にかけて大きな勝負が続くと紹介した。言うまでもなく、一つは、金曜日の楽天、マー君の戦で、結果は、見事に開幕20連勝を果たした。二つ目は、2020年オリンピック招致の戦で、四度目の正直で、東京が念願の勝利を得た。
そして、もう一つが、今日である。これは、趣味の世界の将棋界の戦なのだが、森内俊之名人と郷田真隆九段の間で、10連覇を期す渡辺明竜王への挑戦権をかけての対局がある。筆者の応援している郷田九段は、今期は棋聖戦、王座戦でいずれも挑戦者決定戦で悔しい敗北を喫した。同氏に取っては、まさに「三度目の正直」となるのか、はたまた、「二度あることは三度ある」という事になるのか、興味深い戦が行われる。対局は、午前10時に始まるが、終局は深夜になろう。筆者にとっても、その棋譜を追いながらのハラハラする長い一日になりそうだ。何とか、郷田九段にとって「三度目の正直」になって欲しいと願っている。
2.難病との闘い、昨日の雅子
昨日も同じような症状の一日だった。相変わらず、息苦しく聞こえる呼吸が気になっている。午後には、車椅子で散歩して気分転換を図った。
3.今朝の一考
3時起床、体重は63.1Kg.お天気は回復し、日中はからっとした晴れの一日になりそう。
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