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相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
1941年1月2日生まれ
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版
2022年 渾身の愛を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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269 退路を断つ

 日経新聞のコラムニストであり早稲田大学の客員教授である田勢康弘氏が、昨夜のテレビで「安倍総理はテロ特措法を軸に解散総選挙に打って出る」のではとの独自の考えを披露していた。小泉郵政解散を意識したもので、国際世論を味方につけて、あくまでも反対を貫く小沢民主党に、国民の意見を聞いてみようという考え方だ。
 昔「男は三度勝負する」という映画があったように記憶しているが、安倍総理は、既に「総裁選への立候補」先の「参院選」と、男としての二度の勝負を闘った。若し、田勢氏の言う通り、退路を断っての衆議院の解散に打って出れば、いよいよ男として、三度目の最後の大勝負ということになる。
 因みに、田勢氏は、かつて90年代に黒河小太郎名で「自由民主党羽田派の離党による非自民連立政権が組織される」という政局予想小説を書いて、後日、それが的中した事で話題となった実績がある。
 果たして、退路を断った男の結末はどうなるのか。政界はどんな波乱の展開を見せるのか、まさに新たな段階に突入したと言える。

連載(234) 難病との闘い
      第九章 介護生活の実態1 平成19年春から夏 (13)

 自分が作った料理にも最近は慣れてきていて、ともかくも、それなりに食べられることにほっとしている。退職後に自分の料理を他人様に食べてもらう生活は全く考えてもいなかった。人生って面白いものだと思う。
 ところで、雅子のお薬の服用だが、目下、粉薬1種、カプセル2種、錠剤3種の合計6種類のお薬を飲んでいるが、その中で錠剤が飲み難いようで、それら3種を組み合わせて飲ませるのだが、体調によって、スムーズにいかない時もあって、全部飲ませるのに苦労する時もある。症状の悪化がそんなところにも出て来ているのだろう。しかし、幸い、今日は三回とも概ねスムーズだった。
 また、それらのお薬とは別に、便秘対策として、食品扱いのファイバー製品を、日に3袋服用している。これは粉末状のもので、何にでもとけることから、お茶、牛乳、ジュース、或いはヤクルトなどに混ぜて服用させるが、上記のお薬のような難しさはない。
 さて、一考の素早い夕食が終わると、雅子を洗面所までよちよち歩きで移動させ、抱きかかえるようにして、歯磨きと洗顔の二つの作業を行う。これらは朝の場合と同じで、片手で雅子の身体を支え、もう一方の片手での作業となるので、体力を使う難作業だ。それが終われば、これまた、朝と同じ段取りでトイレの番である。この移動も「ほいほいほいほい」と声を掛けながら、ゆっくりと移動する。気長にやらないとうまく行かない。蛇足だが、雅子の場合、食後のトイレは今や定番である。
 トイレでは、握り棒に捉まらせておいて、下着を下ろしてやり、便座に座らせる。そこまで準備すると、一考はトイレを出て外で待つ。いつものパターンだ。用を足し、洗浄、乾燥が終わるとブザーで連絡が来るので、それを待って、再びトイレに入って、下着を上げてやって、トイレから居間へ移動を誘導する。そして、いつもの椅子に座らせて、テレビのリモコンを傍に置いてやると、一先ず雅子への介護は一段落だ。
 その後、一考は、食器などの後片付けを行なう。それが終わるのは、大抵8時過ぎだ。一考は、雅子の様子を確認しから、缶ビール一本を持って、二階の自分の机に戻る。次から次へのルーティンワークの連続で、二階に戻ると本当にほっとする。従って、ここで飲むビールのうまさは格別だ。日記などの整理をしようとするが、気がつくと、こっくりこっくりと居眠りをしていることが多い。(以下、明日に続く)
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タグ : 田勢康弘黒河小太郎テロ特措法小泉郵政解散小沢民主党

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