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相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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2928 童謡「月の沙漠」の歌詞の自動変換

 昨日頂いたある方からのブログのコメントで、妻は拙著「月の沙漠」の完成を見届けて、安心して旅立たれたのではなかろうかとの見方を披露して下さった。その見解に、筆者も「なるほど、そうだったんだ」とそのそのコメントに共鳴した。▲この「月の沙漠」は、6月末に本が完成し、7月15日から店頭発売が開始され、死去したのは、それからほぼ5か月後であった。この間、幸いにも毎日新聞のローカル版(8月30日付滋賀版)で紹介頂き、その記事を見たKBS京都が、長寿番組である「早川一光のばんざい人間」でも取り上げて頂き、筆者も電話で生出演させて頂く光栄を得た。そんな具合に扱われた本の扱うぶりを見極めた彼女は、ある意味で安心して旅立ってくれたのだと筆者も思う。▲この本のタイトル「月の沙漠」については、拙著の巻末のエピローグ1で紹介した通りで、筆者はこの歌詞の4番の内容がとても気に入っていると書いた。改めて、その部分を再掲してみたい。▲「広い沙漠を一筋に/二人はどこへ行くのでしょう 朧にけぶる月の夜を/対の駱駝はとぼとぼと 砂丘を越えてゆきました/黙って越えてゆきました」▲ここでの「広い沙漠」とは「難病と闘っている我々二人の舞台であり、そこには無援の困難さがいっぱいの厳しい環境にあると言えよう。特に最後の二節に筆者は格別の共鳴を覚えている。幾度も襲ってくる肺炎や尿路観戦などの炎症は、まさしく、幾度も現れる厄介な砂丘であり、妻は何一つ弱音も吐かず、黙って懸命に、渾身の闘いを続けながらそれを幾度も乗り越えて来ていた。しかし、11月後半から現れた砂丘はとんでもないタフなもので、手の打ちようもなく、ついに力尽きたのだった。▲この童謡「月の沙漠」の歌は、KBS京都の放送の番組の最後の場面で会場におられる皆さんと合唱したし、出棺前には、筆者の姉妹たちと一緒に自らも熱唱した。まさに万感迫る思いだった。▲通夜、葬儀、もろもろの諸手続きなどが一段落した昨日、所要で外出した際に、この歌を車の中でふと口ずさんでいたのだが、筆者の頭の中では、最後の歌詞の部分を漢字に自動変換した形で口ずさんでいることに気付いたのである。▲それは、「砂丘を越えてゆきました/黙って越えてゆきました」の部分で、「砂丘を越えて逝きました/黙って越えて逝きました」と自らに言い聞かせて、繰り返し口ずさんでいたのです。合掌。
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