日本ハムが
ロッテを破ってパ・リーグの
クライマックスシリーズを制覇し、日本シリーズへの出場権を得た。勝利インタビューに、
ヒルマン監督は「信じていました!」と答えた。昨年の「信じられない!」からの力強い大きな前進だ。日本シリーズの相手はまだ決まっていないが、初のV2を期しての好試合を期待している。
さて、「信じられない!」と言えば、民主党だろう。日本のインド洋上での給油活動の結果が、一部はイラク戦争に使われていたと強く主張しているだけに、自民党の答弁が、米国サイドの「そんな事実はない」という発表を「信じていました!」と呼応していることだ。
この論争、「水掛け論ならず、油賭け論」だ。一旦補給された油は、他からの補給油と混ざってしまえば、どの分がイラク戦争に使われたか、アフガンのテロ防止活動に使われたかは分からないはずだ。昨夜のTBSの「ニュース23」でその船に乗っていた責任者へのインタビューが放映され、イラクでの活動に使われていたことを告白していた。
話は変わるが、筆者は昨年後半から妻、雅子が
障害者2級ということで、幾つかの社会保障を頂戴している。その中で、病院通いのために車のガソリン分の補助がある。この場合も、その頂戴している補助分が全て病院通いに使われているということではない。タンクの中で混ざってしまえば、区別は出来ない訳で、一般の日常活動にも使用さしていることは間違いない。
いずれにしても、この補助自体の有難さは、苦労の続く介護の生活で、心の潤いになっていることは確かで、大いに感謝している。米国もそんな気持ちなのではなかろうか。
連載(272) 難病との闘い
第十章 笑うに笑えないエピソード (14)
(6)母親の食事事情(その2)
8月に入って直ぐのことだった。久子が、珍しく一考たちのリビングに顔を出した。何事かと話を聞いてみると、母親の食欲が落ちていて、生ゴミの量も増えているのが気になるという。
「たまたま体調が優れないタイミングなのだろう。あの年になるとそういうことは良くあるのじゃないの?」一考は、咄嗟にそうは言ったものの、内心忸怩たるものを感じていた。自分が苦労して作った料理が母親の口に合っておらず、それが、生ゴミになっていると思うと、辛くて悲しかった。
「今、確かに体調を落としているようなので、そうだとは思うんだけど。最近の傾向は、油物、お魚、最近のレトルト食品などは口に合わないようだわ」久子の口調は、特に言い難そうでもなく、いつものようにづけづけとした言い方だ。
「それじゃ、私の出す料理のほとんどが駄目じゃない! 困っちゃうね」今の一考が用意するメニューはお肉、お魚、中華、それにフライ、天ぷら、カレーなどを4日間のローテーションで出している。その大半から生ゴミになっているのではと思うと、正直言ってかっくりとくる。何せ、母親の食べ終わった後片付けは久子が全てやっていて、その実態は自分では把握していなかった。従って、言いなりになるしかない。
「お肉は結構好きそうで、無難のようよ。一層のこと、毎日、お肉でもいいんじゃない?」久子は、いとも簡単にそう言って、けろっとしている。
「そういう訳にもいかんだろう。栄養のバランスから言っても、それはまずいだろう」一考は正論を言って不満をぶっつける。
「だけど、もうあんな年だし、好きな物を食べてもらった方がいいんじゃない」言い出したら変えないのも久子の悪い癖だ。
「まあ、明日からのメニューについては、改めて考えてみるよ。今夜の分はもう用意したもので間に合わさざるを得ないが。ところで、そういうことなら、自分なりに母親の料理の残し具合を確認してみたいので、今夜からは、後片付けは自分がするよ。お風呂が終わったら、先に帰ってくれたまえ。その方が、旦那さんの村木さんも喜ぶだろう。いつも、最後の後片付けまですることもないよ」一考は開き直って自分の考えを主張した。
「でも、母は、考ちゃんが後片付けをするというと、無理してでも食べようとするから、却ってよくないと思うの。だから、後片付けは、今まで通り私がやるから」この辺りは、久子も簡単にはOKとは言わず、しつこく抵抗する。一考の負担を軽くしてやろうとの配慮よりは、自分のテリトリーには侵入させないといった感覚が強いのだ。
「いいんだよ、私が、この目で確かめて見たいんだから。何でも、君が抱え込んでしまうのはよくない。自分の作品の評価は自分で確認したいんだ」
少し強引だったが、返事を渋る久子に、一考は、その日から母親の夕食の後片付けをすると通告した。実際に母親の食欲を確認し、本当に、どの程度の生ゴミになっているのかを自分の目で確認することは大事なことだと一考は思うのだった。(以下、明日に続く)
タグ : クライマックスシリーズ 日本ハム ヒルマン監督 障害者2級 ロッテ
コメントの投稿