いみじくも「赤と白」の二つの食品を扱う企業で許されない不正事件が起きた。
一つが老舗和菓子メーカーの「
赤福」で、表示の偽装や、「あん」と「もち」を再利用していた。もう一つが、今年の8月に賞味期限の改ざんが発覚した石屋製菓の「
白い恋人」だ。後者は、ここに来て、その対策がとれたということで、来月には販売を再開する。消費者がどう反応するかに興味がある。
いずれも、安心、安全を最優先しなければいけない食品企業での会社ぐるみの不正行為は消費者の信頼を裏切る極めて遺憾な事件だ。幸いだったのは、実害は出ていないことである。
「もったいない」という考え方は大事だ。滋賀県の
嘉田知事の口癖でも有名だ。そういう意味では、再利用する考え方は、一般の工業製品では大事な対応になるのだが、こと、食品となると別問題だ。さりとて、そのまま機械的に廃棄処分にするのも忍びない気もする。地球上には、食べるものがなくて困っている人も多くいる。本当に実害のない安全が確保されるものなら、無駄にならない何らかの対応策がないとは言えないと思うのだが、……。
連載(276) 難病との闘い
第十章 笑うに笑えないエピソード (18)
(9)トイレ騒動 (その1)
申し上げるまでもないことだが、人間、食べることと、排泄することのバランスがきちんと取れていることは、生きていく上で欠かせない重要なことである。
帰郷後、一考が始めた健康管理の一つが、毎朝、体重を測定することだった。ここで、安定した体重の確保することで、その健康の目安にしていたが、2007年に入って、雅子の症状の悪化で測定が出来なくなり、貴重な目安を失った。
それから間もなくのことだった。2007年2月後半になって、便秘の傾向が出始めたのである。先生のお話では、運動に関する機能の低下で、腸の動きが鈍化してきていることで起き易いという。
そこで、まず採った対策が、コマーシャルなどで承知していた便秘薬「
コーラック」の使用だった。効果は覿面で一息ついたものの、このお薬の長期連続試用は良くないとの判断で、他の方法について検討を始めた。お薬屋さんの話では、「
コーラック」は最もきついタイプの便秘薬だと言う。いろいろ話を聞いているうちに、お薬の範疇に属さないファーバーがいいと教えてくれた。これは、分類上は食品に入ると言う。
早速に試してみると、それなりの効果があることが分かった。試行錯誤を繰り返し、雅子に効く適切な服用量を突き止め、その後は、安定した「通じ」を得ることに成功している。しかし、その
ファイバーの効果が安定化するまでは、「通じ」があったかどうかに、神経質な日々が続いた。「どうだった?」と一考がドア越しに聞いた際に「出たわ」との答えが返ってくると、ほっとするのだった。実に馬鹿馬鹿しい話しかもしれないが、そんな会話に腐心していた頃の苦労が思い出される。なお、お医者さんのお話でも、
ファイバーなら、幾ら呑んでも問題はないと太鼓判を押してくれた。
こうして、夏を過ぎる頃までは、安定した日々が続いていたが、9月に入って、その
ファイバー効果のも今一つの様相を見せてきている。と云うよりは、大腸の動きが衰えたのかもしれないが、出す作業にかなりの頑張りをが必要となって来ている。気の毒なことだが、雅子の闘いは、これから先も、ずっと続きそうだ。
余談だが、雅子の体重測定が出来なくなって一年近くにもなる。どんな具合になっているか気にはしているが、雅子を持ち上げる時の重さから、感覚的には、大幅な体重減もなくそこそこを保っているようで、これ点では一安心である。(以下、明日に続く)
タグ : 赤福 白い恋人 コーラック ファイバー 嘉田知事
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