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相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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3074 エリカの花散るとき

 半世紀以上も昔の西田佐知子さんのヒット曲が、日経新聞朝刊の連載小説「禁断のスカルペル」に突然引用されて筆者の関心を高めている。今朝は、この小説について触れてみたい。

1.独り言コラム
 著者は久間十義さんである。筆者は、同氏の作品では、東電のOLが渋谷で殺害された事件を扱った「ダブルフェイス」を読んだことがある。この小説のタイトルの「スカルペル」とは医療用のメスをさす言葉だそうだ。▲この小説は既に300回を越す長編であるが、ここ1週間でドラマは大きく動いて、一つの山場に差し掛かって来ている。31歳で夭折した天才詩人の中城ふみ子さんの作品や西田佐知子さんのヒット曲「エリカの花散る時」が登場してきた。▲実の娘の絵里香の腎臓移植手術を依頼された東子が、これ以上の手術を頑なに拒否する絵里香を説得するための東子の懸命の努力が続けられている。▲その秘策の一つが中城ふみ子の作品にあるようだ。絵里香が好きだという作品「貴重なる愛を秤にかけられると露わにされし身が火照りつつ」に対し、東子は「亡き人は、この世の掟の外ならむ、心許して我が甘えよる」と切り返して、絵里香の心に強く訴え、共鳴を得たようだ、そして、東子が次に打ち出したのが、彼女の名前と同じ名前の花、エリカを歌った西田佐知子さんの懐かしいヒット曲の登場なのだ。▲西田佐知子さんは今年77才である。夫である関口宏さんとは6つ年上、関口さんの実父の佐野周二さんの反対を押し切って結婚、その後は仕事をセーブし、家庭に尽くす良き妻に徹して来ている。一人息子の智宏さんは、NHKの列車の旅で名を上げ、実績を残している。▲ところで、この小説は、その設定がなかなか面白い。自らの迂闊な不倫で離婚をさせられた東子は、生まれたばかりの娘、絵里香と会えなくなって十数年後に巡って来たのが、本人が拒否する腎臓移植手術の依頼だった。▲絵里香が手術を受け入れようとしない背景には、既に身内からの腎臓の提供で2度の手術を受けたのだが、うまく生着せず、絵里香の気持ちを複雑にさせていた。今回の手術では、東子の実父がドナーになるという。因みに、東子と東子の実父は、東子が生まれて以降別れたままで、まだ正式にお互いが親子だとは名乗っておらず、その上、同じ医学の世界に身を置きながら、病気腎移植を巡っては考え方を異にする対立する立場にあった。▲なお、東子の不倫相手は、二人が再婚を決意した直後に起きた東日本大震災で、あっという間に死亡するという意外な展開があって、筆者をがっかりさせたのだった。▲この小説の今後の展開を、筆者なりに予測してみると、この東子の懸命の努力で、絵里香は手術を受け入れ、成功し、絵里香は健康を回復し普通の生活に戻るというハッピーエンドとなるが、絵里香、東子の二人は母娘を名乗らないだろう。一方の東子、実父はお互いに父娘を名乗り合うという結末を予測しているが、どうだろうか。▲昨日、You Cubeで改めて「エリカの花散る時」を聞いたが、水木かおるさんの作詞のドラマティック性に訴えるものがあり、加えて、西田佐知子さんの感傷的な歌い方に、絵里香を説得する東子の努力を重ねると、何故か胸が熱くなったのだった。

2.PB(私事)コーナー
 2時半起床。体重63.1Kg。▲前日に犬に噛まれた傷跡がちくちく痛む。噛まれた日の夜に、ちょうど病院で診察を待っている時間に、飼い主の方が数度、家を訪ねて来ておられたようだ。昨日の夕方の散歩時に、その方の家を訪ねて奥様にお会いし、怪我の状態を報告して置いた。もろもろの理由から、今の処、経費の負担をお願いするつもりはない。▲午後に、当月では初めて、お墓詣りして清掃、花を飾った。
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