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相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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3839 加藤九段、投了直前の20分近い離席

 63年間の棋士生活にピリオドを打った昨夜の加藤一二三9段だったが、投了後の対応は、感想戦、コメントもない異例のものだった。

1.独り言コラム
 負けたら引退が決まる重苦しい対局に臨んだ77才の加藤9段は序盤から意欲ある差し手を見せていた。得意とする矢倉戦で、対局相手の高野智史4段も堂々とそれを受けての力戦となった。4時半過ぎの夕食注文の際にも、加藤9段の形勢は覚束なかったが、それでも注文を入れて戦いを継続する意思を見せていた。観戦に来ていた中原誠十六世永世名人もそのやる気に「さすが」だとコメントしていた。▲夕食休憩後の戦いでは、筆者は何時、どんな形で投了するかに関心があって、ネットのAbemaTVの中継を見ていたが、加藤9段は7時50分頃に離席して対局室を出た。そしてなかなか戻ってこなかった、この間、対局者の高野4段は、途中まで、じっと正座で待っていた。▲加藤9段が戻って来たのは、結果的には、投了の8時10分の少し前だった。20分近く離席していた。部屋に戻って来ると、押し入れから何かを出すと、やおら正座で対局席に着き、一手指した後、相手の高野4段が、改めて王手に桂馬を打つのを待って投了を告げると、そのまま立ち上がり、取材のために入室して来る報道陣に見向きもせず、カバンを持って部屋を出た。異例の投了風景だった。その後、加藤9段は、予め自らが手配しておいたタクシーで将棋会館を後にした。▲63年間での加藤9段の実績は、対局数2505局(歴代1位)、1324勝(歴代3位)、1180敗(歴代1位)の生涯記録を残した。名人位も一期獲得したあっぱれな天才棋士だった。▲しかし、昨日の最後となった対局で、感想戦もなく、コメントもなかったのは、少し興を削いだ対応で、大棋士に不似合いの最後の風景だった。おそらく、最後に離席した20分近くの間に、自らに負けを納得させ、タクシーの手配などをしていたと思われる。そして、席に戻った直後に、感染記者に、「感想戦も、コメントもなし」だと告げていた。▲大棋士には大棋士なりの去り方があるのだろう。加藤9段は自分なりに考えた去り方を実行した。それは、ファンには少し寂しい引退風景だったが、そこには、勝負師としての並々ならぬ意地があったのだと思う。▲何人かの棋士からのコメントが紹介されていたが、羽生三冠が「現役生活63年は空前絶後の大記録です。長年にわたりお疲れ様でした」という簡にして要のあっさりしていたのに対し、14歳の中学生騎士の藤井4段は、「加藤先生、長い間お疲れ様でした。先生と対局し、おの迫力ある差し手を体感できたことは、僕にとって大きな財産になると思っています。ありがとうございました。これからも、様々な方面でご活躍されることを楽しみにしています」といった具合に、卒のない立派なコメントを残していた。▲その藤井4段は、今日、棋界の史上記録の28連勝をかけて、難敵の澤田真吾6段と対局する。楽しみである。

2.プライベートコーナー
 1時半起床。体重、63.0kg。▲昨日、車の運転中に電話が架かって来た。ちょうど赤信号で停車中だったので、電話に出たが、すぐに信号が変わったので、ほんのわずかの時間、運転しながらの電話となった。すぐに切ったので事なきを得たが、筆者には運転中の電話は大変危険であることを実感した。やはり、違反はしてはいけないと、改めて自らに言い聞かせた次第である。(17-06-21)
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