プロフィール

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版

このブログは3部康成です。1部が「コラム」、2部が連載「難病との闘い」、そして3部が、速報、「昨日の雅子」です。

 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

Powered By FC2ブログ

435 時効なし

 ロス疑惑で日本では無罪か確定していたあの三浦和義元社長が米国で逮捕された。「今更」という気持ちと「何故」という気持ちが入り混じり、何か古典を紐解くような感じである。
 日本の法律では「一事不再理」ということで、一旦無罪が確定すれば、再び罪に問われることはない。しかし、この事件は米国で起きた事件であって、捜査権は米国にあり、法律面では矛盾はしないようだ。何か新たな証拠でも出てきたのではと大いに注目される。
 筆者の無知を顧みずに言えば、米国では殺人事件に時効がないという事実に強い関心を持った。新たな事実や、新展開で事件の解明が可能となれば、幾ら時間が経過していたとしても、真実を明らかにすることに躊躇してはいけない。その人に罰を与えるかどうかは、別の議論だと思う。
 
2.昨日の雅子(52)
 通院日で、11時頃に施設を出て、醍醐にある吉田病院(仮称)で診察を受け、2時過ぎに戻った。診察は先の注射の結果の確認で、異常がなかったことで直ぐに終わった。天候の急変を心配していたが、風は相当に強かったが、無事に戻れてほっとした。そのほかでは、便秘気味を除いては、特に問題はなく、平穏。

3.連載(400) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(26)
  第一章 入居生活の始まり (その26)

(2)定着への試行錯誤 (その10)
 雅子のために、ベッドに寝たままでも見えるように時計をセットして一段落した時だった。テレビに目を遣った一考が、見覚えるある顔を捉えた。実によく似ていると思った。姉の久子の顔にである。雅子に確かめると、似てはいるが、久子ではないと言う。見た目に、歳を取り過ぎているというのだ。その時に、ちょうど、昼食の呼び出しがあって、雅子はそのまま部屋を出ていった。一考は、一人になって、暫く、じっと、その番組に見入っていた。
 番組は、NHK衛星第二放送の俳句王国である。これは、一考の十年来の好きな番組である。最近は裏番組に少し関心のある別の番組が出来たので、後半から見ることが多く、この日も、後半からチャネルを移したばかりだった。従って、出席者の紹介などは終わっていて、暫くは番組の進行を見守っていたが、司会の方が、滋賀県のXXさんと呼ぶのを聞いて、それが、まさしく姉の久子であることを確信した。
 一考は、この番組のレギュラーで司会のアシスタントをしている神野紗希さんのファンである。更に付け加えるなら、その前任者の、大高翔さんのファンでもあった。自分では、俳句は作れないが、他人の創った俳句を鑑賞するのは好きなのだ。二人のアシスタント達が、若さを発揮した、なかなか素敵な俳句を作るので、ずっと、その才能に惹かれていたのである。
 久子は母親の介護の合間をぬって、俳句に時間を割いていた。と云うよりは、母親が俳句をやっているのを見ていて、自分もやって見る気になったのだろう。久子は、定評のある奈良県在住の俳人T先生について勉強していた。そのT先生は、けっこう大胆な発想の俳句がお得意で、かつては、俳句王国の異色の主宰の一人でだったが、最近はお見かけしていない。
 2年ほど前に、久子がそのT先生から、この俳句王国への出演に推薦を受けていて、順番待ちにあるということは耳にしていた。しかし、その話がその後どうなったかは知らなかったが、ちょうど、雅子がこの施設に移る直前に、珍しく夫婦揃って一泊二日の旅行に出掛けたのである。しかし、その目的については全く聞いていなかった。
 この番組を見ながら、その久子夫妻の旅行は、まさしく、NHK松山放送局で行なわれた俳句王国への出演に他ならなかったと、一考は思うのだった。それにしても、水臭いと言うのが一考のその時の気持ちだった。
 その日の午後、家に帰って母親に確認すると、実はそうなのだと言う。ならば、どうして、それを教えてくれなかったのかと苦情を呈した。母親が言うには、我々がこのような病気で苦労しているのに、そんなところに出て楽しんでいるとは言えなかったというのだ。この辺りが、一考が嫌う相坂家の余計な気遣いなのだ。こんな大変な生活をしているからこそ、たまにはそんな楽しいお話のお裾分けぐらいしてくれたらいいのではないかと、久子にも強くクレームしたが、話が通じないのは残念だった。そんなことで、その日は、もやもやした気分の面白くない一日となった。
 それでも、この夜は、残っていた年賀状の宛名書きを雅子の分も含めて仕上げた。いつになつ慌しい年の瀬が迫ってきているという実感を覚えていた。なお、年賀状の内容では、雅子の施設への移動については触れず、二人で頑張って闘ってゆくことを書くに止めた。(以下、明日に続く) 

タグ : 三浦和義 ロス疑惑

<< 436 執念 | ホーム | 434 そこのけ、そこのけ論 >>


コメント

487ちょww発見w

499某○○大学出身の××モデルが利用してるの発見ww

キタコレwwツレの写メ見たけどテラ美人w
抜きまつwww
http://l-date.net/ta/

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP