fc2ブログ

プロフィール

相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
1941年1月2日生まれ
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版
2022年 渾身の愛を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

Powered By FC2ブログ

503 戻った!!

 世界の各地でトラブルを起こし話題となったオリンピック聖火が香港に戻った!! いよいよ、中国国内でのリレーが始まる。熱烈歓迎の中での祝賀リレーとなるのだろうが、果たして、どうだろうか。
 ガソリンスタンドでのガソリンの価格も、昨日から90%近いスタンドで、25円プラスαの値段に戻っていた!! そのため、前日までの混雑していたスタンドが、どこも閑散としていたのが印象的だった。しかし、必要不可欠なものだけに、スタンド風景も直ぐに正常な状態に戻るだろう。
 今朝の米国株のダウ平均が、およそ4ヶ月ぶりに13000ドル台戻った!! 前日に行なった追加利下げの0.25%の効果なのか、或いは、サブプライム問題に見通しがついたのか、背景は分からないが、ワンステップ前進したと思いたい。今日の東証の動きが楽しみだ。 
 テニスのクルム伊達さんの力も、かなり戻って(!!)来ているようで、昨日も勝ってベスト8入りした。今日、第一シードの選手(日本ランキング3位の中村藍子)と対戦する。どこまで通じるか、楽しみだ。
 そんな中で、戻る傾向が全く見えないのが福田総理の支持率で、今朝の日経新聞では21%まで急落している。粛々と頑張るのみなのか?

2.昨日の雅子(119) 
 4月度の体重測定の結果、少し増えていた。体調が安定してきているのだろうか。椅子に座ったままの毎日をよく頑張っている。

3.連載(468) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(95)
  第三章 施設に戻って (41)
 
(5)単身生活(その4)
 心配な指のしびれは、その後も収まるどころか、中指にも拡がってきていた。不安が急速に拡大し、このまま進まば右手全体に進み、悪くすれば、半身不随の脳梗塞に繋がっていくのではないかとの不安に怯え始めていた。そうなれば、もう運転は出来なくなり、雅子を訪ねることにも、大きく制約を受けることになる。雅子はどうなるか。ドミノ倒しのように、良くないことばかりが、一考の頭の中でどんどんと駆け巡り、遂には、自分が倒れて動けなくなる不安へと拡大していった。
 若しも、自分が倒れれば、息子達だけでなく、姉妹達などの身内の皆にも多大の迷惑を掛けることになる。息子達には仕事があり、姉妹達もそれぞれ家庭の厄介な問題もあって、我々に配慮するような余裕はない。「どんなことがあっても、倒れる訳にはいかない」と、自分に言い聞かせながらも、一考の頭の中はいろんな不安で一杯となっていた。
 その不安の一つは、経済面での覚束さに起因していた。つまり、然るべき蓄えがあれば、仮にそうなったとしても、お金で暫くは何とかなるかも知れないが、しがないサラリーマン上がりの一考には、そんなものはない。従って、とにかく、そうならないことを祈ること以外に救いの道はなかった。そんな訳で、一考には、暫くは捉え処のない不安との戦いの日々が続いていた。
 心配な三本の指のしびれは、その後も暫くは続いていたが、一考のの感触では、幸いなことに、それ以上に拡大して行っているようではなかった。少し愁眉を開いた気持ちで、一考はほっとしたものを覚えながら、何とか早く回復して欲しいと願うのだった。
 それから数週間が経過し、2月末になると、そのしびれが少し軽くなっているように感じ始めていた。一考は、何とか、このまま静かに収まって欲しいと願うのだった。そして、3月に入って暫くすると、更に回復が見られ、そのしびれが、少しずつだったが、消えつつあるのが体感できるようになった。助かったという思いが、じわじわと一考の胸中に広がって行くのだった。こうして、長い不安から少しずつ解放されてゆくことに、一考は小さな幸せを覚え始めていた。
 そして、3月半ばになると、親指のしびれはほぼ消えていて、人差し指と中指のしびれも、少し残ってはいたが、それほど気にならないようになっていた。
 めでたし、めでたしであった。そのしびれの原因が何であったかは不明だったが、とにかく、元に戻ったことで、健康の有難さを、改めて噛み締めるのだった。(以下、明日に続く)
関連記事
スポンサーサイト



<< 504 大荒れ | ホーム | 502 さよならに悲喜こもごも >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP