サミットが開幕、主要8カ国(G8)の他にアフリカから7カ国、そして主要C02排出国7カ国の22カ国の参加で顔ぶれは華々しい。これらの国の意向を踏まえて、CO2排出を巡って、どんな形で取りまとめるのかには、大いに関心はある。しかし、今のところ、持って廻った言葉の羅列のコンクールのような案が検討されていて、形作りとはいえ、実を伴い難いものになりそうた。これでは、地球の危機が回避されるものには程遠いようだ。世界の中で、日本の福田首相の手腕に期待したい。
さて、危機と云うほどではないが、半世紀以上の54年ぶりの記録更新中だった日経平均株価の連続下げ記録は、昨日13日ぶりに反発して、とりあえずその記録にピリオドが打れた。しかし、株価全体には、さほどの勢いが感じられず、株価低迷のゾーンからは脱し切れていないようだ、今朝の米国ダウも小幅だがマイナスである。東証も、米国市場に追随するだけでなく、たまにはリードするようになって欲しいものだ。
スポーツ界では、半世紀ぶりの記録が、日米のオールスターでのファン投票で、二つ生まれている。一つが、巨人の坂本遊撃手で、巨人軍から10代の野手でファン投票で選ばれたのは、柴田選手以来47年ぶりだそうだ。今一つは、米国ナ・リーグのカブスの福留選手で、同リーグの新人外野手として選出されたのは、1956年、当時レッズのフランク・ロビンソン氏(72)以来、52年ぶりの快挙達成だそうだ。イチロー選手も選ばれていて、本番での日本人選手の活躍を期待したい。
2.昨日の雅子(181) 7月7日分
午前中に施設が企画した七夕の催しが一階の広間で行なわれ、雅子も参加して皆で歌などを歌ったようだ。
いつものように一考が午後訪問、雅子は前日と同様に落ち着いた様子、じっと椅子に座ったままの堪える生活が続いている。この日は、少し疲れ気味の一考が暫く転寝してしまった。
3.連載(535) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(163)
第五章 施設生活半年を終えての総括(1)
雅子を施設に入居させて、早いものでほぼ7ヶ月が過ぎた。この間、一考がドリームスペースに通った回数も、270回を超えた。新しい生活環境に二人は何とかして溶け込もうと努力した期間だった。雅子の症状そのものは外見上、大きな変化は見られていないが、言葉の不鮮明さ、意思表示の仕方などの見えない身体の内面的なところで、悪化が進んでいるようで、厳しさはその度合いを深めている。そんな中で、新しい環境下での新しい生活に挑戦する新たな二人の戦いが始まっていた。ここでは、その辺りの二人の生活ぶりを総括をしてみたい。
(1) 生活リズムの変化(その1)
とにかく、雅子が施設に入居したことで生活が大きく変わった。先ずは、二人の精神的な面での変化から取り上げてみよう。一緒に自宅に居て、一考自らが介護を担当していた頃に比べれば、介護士さんにお世話になることで、二人が離れた形で過ごす時間帯が多くなった。そんな時に感じるちょっとした寂しさが、今までにはなかったことだった。雅子もそんなことを感じているのではと考えている。
しかし、それは一日の全体の時間から見れば、実質的にはごく限られた時間である。一考の場合で考えてみると、24時間から睡眠時間や、母親の食事を作ったり、買い物などを除くと、本当に一人になるのは、夕食の食事の後片付けが終わった後の数時間である。この時に感じる物足りなさ、孤独さ、寂しさが今までになかったものだった。しかし、それは、そんなに深刻なものではない。なぜなら、施設に行けばいつでも会える訳だからだ。
そうは言う一方で、その時間帯は、逆に、精神的にほっとする時間帯であることも事実である。物理的な距離を置くことで、雅子の介護から肉体的、精神的に解放されたことが実感できることで得られる「ほっと」した正直な気持ちである。やはり、この種の息抜きができることが、長く介護生活を続けてゆく上では欠かせない対応だ。施設に全面介護をお願いしている最大の意味があると言える。
一方の雅子の精神的な変化は如何なものだろうか。雅子の話を聞く限りでは、夫に、介護でこれ以上迷惑を掛けたくないとの思いが、自分がこの施設に入ることで叶えられた訳で、ここでの生活での多少の不便さや苦労は我慢してゆこうと自分に言い聞かせての新しい生活と闘っているといえるようだ。
結局のところ、二人とも、その意味の違いこそあれ、「ほっと」しているという部分は共有しているようだ。このことが、二人の確かな絆にもなっていると言える。(以下、明日に続く)
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