プロフィール

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版

このブログは3部康成です。1部が「コラム」、2部が連載「難病との闘い」、そして3部が、速報、「昨日の雅子」です。

 

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574 食品ではなく、今度は職員疑惑

1.消費期限や産地の偽装から、使い回し、更には毒入り餃子などの食品に関する問題は止まるところを知らずといった具合で、国民に不安を与えて来たが、今度は、大分県の教育委員会で、食品ではなく、職員の採用、昇進に関す汚職、贈賄、更には改ざんといった許し難い不正が常態化している事実が発覚した。
 日本の将来を支える人間を育てる教員の持つ役割の重要性は、今更論じるまでもないが、その教員の採用、昇進での不正には、食品問題同様の許しがたい怒りを感じる。こんなことで、立派な人間を育成できるのかとの不安が募るばかりだ。何よりも腹立たしいのは、試験の点数の水増しだけでなく、不採用にするために「減点」するという改ざんである。真面目にやった人たちが、合格点であったにも関わらず、採用されなかったということになる訳で、それは、他人の人生を勝手に改ざんしていると同じである。
 この種のことが大分県だけで起きているのだろうか、他の都道府県の教育委員会でも良く似た不正がはびこってはいないのだろうかとの疑いも出て来る。
 いずれにしても、試験の点数の改ざんで、合格点を取りながら、採用されなかった人たち、つまり、無断で人生を改ざんされた人たちは、まさしく人生を狂わされた訳であり、この人たちへの責任は誰が、どのように取ってつぐなうのだろうか。驚きを超えた怒りが、沸々と込み上げてくる。

2.連載(539) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(167)
  第五章 施設生活半年を終えての総括(5)

(1) 生活リズムの変化(その5)
 さて、一方の雅子だが、こちら方は、もっと、もっと単純化された、ある意味では、無味乾燥な生活パターンの繰り返しになったと言える。
 起床が7時過ぎ、就寝が9時と、この施設では決まっているので、その間の14時間が雅子の昼間の闘いの時間である。この時間帯は、大抵の場合は、ほとんどを椅子に座って過ごしている。それだけにお尻が痛くなる事があり、時々介護士さんに持ち上げてもらってお尻の位置を動かしてもらうことになる、一考が訪ねている場合は、もちろん、一考が雅子の意向を確認して、自分で持ち上げてやる。
 雅子の具体的な闘いのメニューは、三度の食事、トイレ、それに、週二回の入浴での応接である、これらについては、次回以降に細かく紹介するので、ここでは触れない。ただ、時間的なバランスでは、朝の7時半頃、お昼の11時半頃、夕方の5時半頃が、それぞれの食事開始の目安である。いずれも、1時間ぐらい掛けて食べさせてもらい、その都度、お薬の服用、それに歯磨きをしてもらっている。この食事時間が、椅子にじっと座っている単調な生活に、少しメリハリが付けられることになるようで、時間的なバランス配分としては絶妙と言えそうだ。
 この他には、最近では、週三回の月、水、金の午前中にマッサージを受ける。15分間の短い時間だが、雅子にはオアシスのような「ありがたさ」である。一考の訪問時に、時々、電気マッサージを掛けてやるが、それとは一味、二味も違う人間の温かさが感じられるオアシスなのだ。
 それ以外では、単調な生活に少しでも変化をということで、月に一度ぐらいだが、施設の方で、誕生会とか、何かのツアーなどといったいろいろ企画してくれている。しかし、あくまでも生活そのものはコンパクトで単純なリズムの繰り返しになっている。そんな中で、例外的な外出が、一考が連れて行く、月2回程度の通院で、これが雅子には、数少ない遠出のチャンスであり、大きな気分転換になっているようだ。
 なお、ベッドにいる午後9時から翌朝の7時頃までの就寝時間だが、ここでも、雅子には夜の戦いが待っている。眠れないことも結構あって、ベッドから見える位置に掛けてある時計を眺めながら、ゆっくりと進む時間の経過を見守っていることが多い。そういう意味で、この時計は雅子には重要な相棒で、部屋の電気を消しても文字盤が見えるようにそこだけライトアップしてもらっている。(以下、明日に続く)

3、昨日の雅子(185) 7月11日分
 朝は、入浴、そしてマッサージ、午後も、一考が訪問した際には、マッサージ機で脚の裏、ふくらはぎのマッサージ。言葉の不鮮明さを除けば、このところは、落ち着きが見られる。と云うよりは、我慢が身についたとでも言うべきかもしれない。

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