1.今年で90回を迎える全国高校野球選手権大会は、記念大会としてその出場枠を拡大して55校が出場しで行なわれる。生憎、北京オリンピックと重なるため、本大会を一週間早やめての8月2日に開幕となる。
その予選が全国各地で華々しく始まっている。筆者の楽しみは、毎日、全国各地で行なわれた予選の結果を、毎朝、じっくりと眺めることである。強豪校、伝統校、有名校、話題校などの名前を見つけて、その結果を見ていると、何か昔を思い出したり、各地の話題が思い浮かんだりして、なかなか楽しいものである。いよいよ、今年も始まっているという実感に、一人で盛り上がってしまうこともある。今や、高校野球は、まさに、日本の風物詩の一つとして、確固たる地位を占めていて、日本人の心の中で息づいている。
筆者は、あの応援歌「栄冠は君に輝く」がとても好きだ。メロディーも素晴らしく、特に「雲は湧き、光溢れて」から始まる歌詞がとても気に入っている。口ずさんでいると、自然と身体に入って来て、時として、何か込み上げて来るものさえ感じる。野球の「や」もしなかった筆者だが、不思議な現象である。
既に、今年の選抜大会で準決勝に勝ち進んだ兵庫の東洋大姫路高校が一回戦で姿を消す番狂わせも起きている。ここ滋賀でも、我が出身校の膳所高校が、珍しく予選一回戦をシードされている。30年前の1978年に甲子園に出場を果たして以来、全く縁がなくなっているが、今年は、少しでもそれに近づいて欲しいと期待している。
いずれにしても、オリンピック、プロ野球の終盤とも重なって、今年の8月は大変、熱く、そして忙しくなりそうである。
2.連載(540) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(168)
第五章 施設生活半年を終えての総括(6)
(1) 生活リズムの変化(その6)
全面介護といっても、その主なものは、先に述べたように、食事、トイレ、入浴の三つの基本介護に絞られる。いずれも、日常の生活を維持する上で欠かせない大事な介護である。
ここでは、この施設でのそれらの基本介護の実態を見てみよう。昨年の12月に、施設にお世話になってからは、これらは全面的に、介護士さんにお任せしているので、細かいことは承知していないが、気がついていることについて、在宅時に一考がやっていた介護との違いに焦点を当てて、検証してみよう。
まずは、食事に関する介護であるが、ここでは、食後のお薬の服用、それに歯磨きも一連の介護として一括して対応してもらっている。
差し当たって、料理の内容などの個別のメニューの中身は別として、食べさし方、飲ませ方では大差がない。一考が行なっていたように、スプーン、お箸を遣って、少しずつを口に運んで食べさせる。お茶やジュースなどの飲み物はストーローを使う。時間を要するので忍耐を必要とする介護である。但し、固い食材は飲み込めないので、その点だけは注意を要する。
大きく変わったやり方は、お薬の服用の仕方である。従来のように、苦労して錠剤、カプセル、粉薬の組み合わせで、飲み難かった幾つかを、何とか飲ませていたのだが、この施設に入居直後から、トロミクリアと呼ばれる粘調な液体にくるんで、食べるようにして服用させる方法を採用してもらっている。お陰で、それほど苦労せずに、どんなタイプのお薬も服用することができるようになった。これは、一考が全く知らなかった方法だった。
さて、雅子の食欲であるが、幸い、施設に入居後も今までのところは、然るべく確保されているので安心している。因みに、毎月の日曜日には体重測定があって、そこでも安定した結果が出ていて、心配はいらないようだ。
時々、どんなものを食べているのかと具体的に食事の内容について雅子に聞いた事もあったが、言葉が不十分なこともあって、細かく確認するのが面倒で、あまり突っ込んだ確認をしていなかった。要するに、安心して任せていたのである。(以下、明日に続く)
3.昨日の雅子(186) 7月12日分
昼前に長男の太郎を連れて、雅子の部屋に顔を出した。太郎の見舞いは今回で3回目である。ちょうど雅子の昼食時と重なったので、簡単な挨拶だけをして一旦退出し、改めて、午後に落ち着いた形で訪問した。雅子の症状は、このところ、見た目には殆ど変わらない。相変わらず、言いたいことがなかなか伝えられなくて、落ち着かないようスだった。それでも、「ありがとう」を繰り返し、その気持ちを表していた。そんなことで、その心境は「うれしさも 中位なり」といったと様子だった。
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