いろんな不正、偽装で溢れかえっている今の日本では、極端に言えば、不正、偽装でないものを探し出すのが難しいくらいだ。
大分県で発覚した教員の不正採用、昇格問題で、不正採用者を解雇し、本来の合格者を救済する方向で話が進んでいるようだ。そのこと事体は正論で異論はない。しかし、最初にその報道に接した時には、生徒に与える悪影響を心配したが、不正者の数はこの2年間で40人ぐらいだそうだから、学校の数からすれば、一校に二人以上いることはなさそうで、うまく対応すれば、そんな心配は杞憂に終りそうだ。むしろ、悪いことへの戒めとなろう。
何でもお金で解決しようとする世の中の風潮に釘を差す意味で、その種の行為の歯止めになってくれることを期待したい。
そんな中で、歯止めが掛からないのが凶悪犯罪だ。昨日もバスジャックが起きた。14歳の少年が8年前に起きた西鉄バスの事件を参考に犯行を思いついたという。幸い、犠牲者もなく穏便に収まったことは不幸中の幸いだった。
筆者が驚きを禁じずには居られなかったのは、この少年を事件に駆り立てた少年時代の記憶である。少年が参考にしたその西鉄バスの事件が起きたとき、少年は僅か6歳だった。つまり、六歳児の記憶が事件に繋がっていたことへの驚きである。筆者が孫を持ってから関心を持っているのは、その孫の記憶である。何時頃からのものが残るのであろうかということだ。筆者の記憶では幼稚園の思い出があることから、4、5歳からの記憶は残っていることは確かだが、その一方で、6歳児の記憶が、犯罪を誘導するまでの影響力を持っていたことに、驚き、愕然とせざるを得なかった。
再び大分県の教員不採用の問題に戻るが、そういう意味では、多感な年齢の生徒達が対象である。自分達の先生が不正採用で辞めていったという事実が、生徒達の記憶に悪影響を与えないような具体的な解雇へのステップが採られることを強く要求しておきたい。
2.連載(544) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(172)
第五章 施設生活半年を終えての総括(10)
(1) 生活リズムの変化(その10)
この日に何とか通じがあって欲しいと願っていたが、この日もお客様は訪れず、止むをえず、翌日の12日の朝に便秘薬を服用した。この日は心配だったので、一考は午前中の9時過ぎにドリームスペースの雅子の部屋にいた。前回の6日の場合には、お薬の効果がお昼前にあったと言うことだったので、その時間帯にいてやりたいと思ったからである。
案の定、10時半を過ぎた頃にお腹が痛いと言い出した。しめしめと思いながら、介護士さんに頼んでトイレに連れて行ってもらったのだが、30分ほど頑張ってみたが出ない。仕方なく、一旦諦めて昼食を済ませることになった。
一考も、一旦施設から引き上げ、自宅で昼食を済ませ、2時半頃に戻って来ると、看護師さんが、座薬を使って対応してくれていて、通じがあったと言うことだった。座薬を使うのは初めてで、少々驚いたが、ともかく、それでほっとしたのである。しかし、前回の便秘薬を使用した時もそうだったが、そういう場合は一回で全部が出切れないようで、時間を置いて、再び通じがあることが考えられたので、一考は、その後も、夕方まで待機していた。しかし、その兆候が見られず、母親の食事の準備もあったので、その日は介護士さんに頼んで引き上げた。この日の夜勤の担当がユニットリーダーの松井さんだと分かっていたので、少し安心しての引き上げだった。
案の定、その夜が大変だったようだ。便秘薬と座薬の併用で、強引に排出させた反動で、全部出切っていなかった残りのものが、夜中に出てしまうことになったようだ。前にも一回そんな事があって、今回も気にしていたのだが、やはり、同じことが起きたようで、夜勤で一人で対応頂いた松井さんには大変な迷惑をお掛けしたのである。
今後、このようなケースには、一考が自ら泊まり込んで、その対応に協力しようかと思い始めている今日この頃だ。
とにかく、便秘には気を使う。その一ヵ月後の通じ予定日の6月16日に、看護師さんから、再び座薬を使おうとの申し出があったが、前回の苦い経験もあったことから、その時には、雅子の意志でお断りし、自力で頑張って、翌日に通じあった。
かくもしかじか、通じは、雅子には、まさに格闘技なのである。そんな苦闘を繰り返しながら、半年を過ごしたのである。在宅では、そんなに気を使ったことはなかった。そういう意味では、便秘対応は、入居後の大きな違いの一つであることは確かである。(以下、明日に続く)
3.速報、昨日の雅子(190) 7月16日分
定例となった長兄ご夫妻のお見舞いがあった。明るい香子姉さんが来られると、部屋も明るくなる。文字通り、梅雨明けとなったようだ。無難な一日。
コメントの投稿