北京オリンピックも、いよいよ、あと17日。しかし、昨日になって、心配されていたテロと思われるバスの爆発があって、2人が死亡したという。無事に競技が進行することを祈りたいが、その一方で、不気味な不安も拡がっている。
ところで、国からの補助金以外の選手強化の資金源の一つとして、JOCが行なっている選手の肖像権を扱う商法がある。これは、JOCがシンボルアスリートとして契約した選手の肖像権を一括マネージして協賛企業から協賛金を得る商法である。以前は「がんばれ、ニッポン、キャンペーン」と言っていた。ここの商法で得られた資金が選手強化に活用されているが、その一方で、オリンピック代表選考にも微妙な意味を持つとも言われている。
現在、このシンボルアスリートには、柔道の谷亮子、体操の富田洋之、水泳の柴田亜衣、レスリングの吉田沙保里、浜口京子、陸上の末続慎吾、卓球の福原愛、バドミントンの小椋久美子、潮田玲子、それに冬季のスピードスケートの岡崎朋美、フィギュアの高橋大輔の9人の選手達がエントリーされている。顔ぶれを見ると、なるほどと思う一方で、水泳の北島康介、マラソンの野口みずき、ハンマー投げの室伏広治選手などは特定企業と契約しており、取り込めていない点で、JOCとしては、不満があると思われる。また、あのフィギュアの浅田真央さんにも参加を申し入れたが「時期尚早」と断られたようだ。
しかし、アテネオリンピック以降では、それなりの成果を挙げてきて、各競技団体に然るべき資金提供ができたようで、頼りになる資金源としての結構な商法としての地位を確保して来たが、北京以降の将来を考える時、何と言っても将来性のある新しいアスリートの登場が不可欠である。さあ、どんな新星が登場するのであろうか。期待して、北京オリンピックを楽しみたい。
2.連載(549) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(177)
第五章 施設生活半年を終えての総括(15)
(1) 生活リズムの変化(その15)
介護する場合に大事だと思うことは、生きた人間を相手にする訳で、心が伝わっていないとうまくはいかない。裏返せば、機械的な対応では心が伝わり難く、スムーズに行かなくなることが出て来る。そういう意味で、長く担当していただいている方だと、その辺りで、言葉に表せない行届いた介護が可能になり、安心してお世話になれる訳だ。
そんな中で、少し気になっていることがある。それは、この施設では介護士さんの移動が結構行なわれることである。しかも、介護される立場からみると、その移動が急に行なわれることが多く、そのため、お世話になったにも拘らず、何のお礼の挨拶もする機会がないまま、替わってしまわれる方も何人かおられるのである。
同時に、新しく担当頂く方も、その入れ替わりということで、ある日から突然担当頂く形になる。何しろ、こちらは全身を預ける訳だから、その方々のバックグランドなど多少のことは知っておくと、相互の信頼感も深まることになるので、ちょっとした自己紹介などがあれば申し分ないのだがと思うことが多い。気づいた時点で、一考が、その都度、少しずつお名前やお年、住まい、この仕事での経験年数などを聞くことにしているが、相手の方にしてみると、煩い奴だと思っておられるのではと躊躇することが多い。
さて、新しいこの介護棟の楽裕館は、2007年7月末のオープンで、ちょうど設立1年を迎える未だ新しい施設である。雅子が入居した12月10日の時点では、入居者数は、定員80人に対して55名前後だった。その後、徐々に入居者も増え、2008年6月末では65人に迫っているようだ。それに対し、介護を担当してして下さる介護士さん数は、40数人おられるということで、全体としては、数のバランスは保たれているという。
具体的に、雅子の所属する日吉ユニットを見ると、雅子が入居した時点では、入居者数が9人だったのが、今年6月末で14人に増えている。介護士さんは、それまでと同じ9人プラスアルファで賄っているので、最近になって、少し多忙そうなのが気になり初めている。
ところで、入居者の平均年齢だが、自立棟を含めたこのドリームスペース全体では80歳少々だが、介護棟であるこの楽裕館では、一段と高く、雅子のいる日吉ユニットでは、85歳〜90歳代が殆どであり、雅子の若さが目立っている。また、介護度のレベルも、雅子のように完全介護を必要とする要介護4の方は、この日吉ユニットでは、一考が見ている限りでは、雅子以外ではおられないように思われる、他の方々は、少しサポートを得ることで、ゆっくりとでも、歩くことも可能な方たちであり、また、会話にも、幸いなことに、雅子のように支障がある方はおられないようだ。それだけに、症状の厳しさでは、雅子が目立った存在となっている。それでも、介護士さん達から、一生懸命の優しい介護を頂戴していて、本当に感謝、感謝の毎日である。(以下、明日に続く)
3.速報、昨日の雅子(195) 7月21日分
このところ、少し元気がない。発声も弱々しい。お薬の効果、影響かもしれないとの不安が一考の頭に過ぎった。というのも、今月10日の定期診断で、あるお薬の量を2倍に増やしていたので、その効きが気になったからだる。
そこで、祝日で申し訳なかったが、春日先生宅に電話で報告、先生の即断で、そのお薬の量を元に戻すことになった。このお薬は、副作用として眠くさせることがあり、それが効き出しているとの見解だった。直ちに、看護部の責任者の方に連絡して、この日の夕食後の服用から対応頂くことにした。
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