プロフィール

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版

このブログは4部構成です。
冒頭の枕に続いて、
1部が「独り言コラム」でキーワードから世の動きを捉えようと試みる。
2部が「今朝の一考と昨日の雅子」で妻、雅子の近況。
3部が連載「難病との闘い」です。
(09−02−16に修正。09−03−01に再修正、09−09−30に3度目の修正、09−11−09に4度目の修正)


 

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595 若しかして

 福田改造内閣が発足した。ライバルだった麻生太郎氏を幹事長に取り込んだのが、数少ない見せ所である。安心実現内閣と自ら命名されたが、山積する難問を抱える現状を、何処まで打開できるのか。若しかして、この改造で支持率が改善できるのではと期待があるとすれば、それはお粗末な期待だと言わねばならない。好むと好まざるに関わらず、今の世論は、一度民主党に遣らせてみようという政権交代を期待する流れにあって、その勢いが増して来ていることは確かだ。
 大阪府の橋下知事のような事例はあるが、一般的に言って、大臣を変えただけで大きな変革が進むということは極めて稀なことである。そんな中で、敢えて、火中の栗を拾う形になった麻生幹事長には、それなりの計算があっての判断だろう。若しかして、「何か、密約が…」なんてな記事も出ているようだが、果たして真相はどうなのか。野次馬的には関心がある話題だ。
 さて、野球部員から逮捕者を出した群馬代表の桐生第一高校に対し、高野連はあっさりと、今日から始まる大会への同校の出場を認める裁定を下した。かつては、野球部に関係のない生徒や職員の不祥事でも、出場辞退させられていたことが多かった。そう考えると、若しかして、連帯責任への考え方が大きく変わったということになる。
 この種の裁定には、時代の変化を取り入れることも必要だが、やはりフェアーでないとよくない。場当たり的な対応は、当事者達にもすっきりしないものが残るし、ひいては、プレーにも影響することにもなりかねない。結果的には、桐生第一高校がどんな戦いをしてくれるか、若しかして、前半のもっとも注目を与える試合になるのではなかろうか。ファンを納得させる立派な試合をして欲しい。
 今朝は、以前流行した歌謡曲からの連想で「若しかして」の言葉を借りて幾つかの話題を取り上げているが、その最たる話題が、米国女子ゴルフツアーの全英女子オープンでの日本人選手の活躍ぶりだ。二日目を終わって、なんと! 不動祐里が−10でトップタイにいるし、宮里藍も3打差で6位タイに、そして上田桃子も後半3連続ボギーと乱れたが、それでもトップと4打差で9位タイと頑張っている。ベスト10に日本選手が3人も入っているのは、史上初でうれしい展開になっている。
 今夜から決勝ラウンドが始まるが、なんとか、この勢いを保って優勝争いに加わって欲しい。若しかして、最終日に日本人同士の優勝争いが展開されることにでもなれば、日曜日の夜は、テレビ朝日の中継は弥が上にも盛り上がることは必至で、ファンには眠れない一夜になりそうだ。 

2.連載(560) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(188)
  第五章 施設生活半年を終えての総括(26)

(4)小さな幸せの事例(その4)
 D 意志伝達
 全面介護と云う最悪の症状になって、もう二年になる。何をするにサポートが必要なので、常に、何を要求しているのかを確認して必要なアクションを取るのだが、今、一番困っているのが、何を要求しているかを知る方法である。
 初期の頃は、彼女の発する不鮮明な言葉を繰り返して聞くことで、何とか理解していたこともあったが、それも難しくなり、一時は単語を文字分解することで、言葉を探し当てることで、キーワードを探し当て、その言葉を基に、そこから要求する内容を確認する方法を取っていた。
 しかし、その方法も空回りすることが多くなり、うまく使えなくなったので、今ではクイズではないが、質問を繰り返しながら、イエス、ノーで確認する作業を繰り返し、彼女の言いたいことに迫るやり方で、何とかコミニケーションを取ることにしている。
 この方法では、先ずはどんなことを要求しているか、大きな枠を確認することから始まり、その枠を小さく絞ってゆくやり方で、結構な時間が掛かる忍耐力を必要とする作業である。
 昔、NHKのラジオ番組に「20の扉」というクイズ番組があったが、あれに似た方式で迫るのである。そのクイズ番組は、先ずは、動物、植物といった区別がついていたと思うが、雅子の要求を探り当てるのも、先ずは、衣食住の区別から入る。衣装に関することであれば、それが上半身か、下半身か、下着が、上着かと言った具合である。食に関することであれば、食べ物か、飲み物かの確認から始まる。住はこの部屋に関することで、空調、窓明け、椅子の位置、テレビ関連など、部屋にあるものについての要求といった区別から手掛かりを掴んでゆくのだが、最終的に、雅子の要求に到達するとほっとすると同時に、文字通り小さな幸せを覚えるのである。コミニケーションが通じなければ、何事も始まらないし、二人の気持ちにギャップが生じ、それを何とかしようと焦るものだから、相互に疲れてしまうことにもなる。
 とにかく、最近では、急ぎを必要とする「トイレ」なのかとまず確認してみる。そうでないと分かると、そこで、ゆっくりと枠を絞るようにして、その謎解きに取り掛かることにしている。小さな幸せを覚えるのは、そんな苦労の末に、雅子の言わんとすることに到達した時である。結構、疲れる作業であることは確かである。(以下、明日に続く)

3.速報、昨日の雅子(206) 8月1日分
 この日も何となく元気がない。どこが悪いという訳でもなさそう。幸い、通じは昼食後に自然にあったようだ。雅子が言っている言葉がなかなか解釈できずにいると、彼女も疲れるようで、途中で諦めて「もういい」といってくれるのだが、一考にはそのことが心残りですっきりしない。
 なお、夜には、琵琶湖の花火を楽しんだはずである。

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