プロフィール

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版

このブログは4部構成です。
冒頭の枕に続いて、
1部が「独り言コラム」でキーワードから世の動きを捉えようと試みる。
2部が「今朝の一考と昨日の雅子」で妻、雅子の近況。
3部が連載「難病との闘い」です。
(09−02−16に修正。09−03−01に再修正、09−09−30に3度目の修正、09−11−09に4度目の修正)


 

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596 波乱の予感

 改造福田内閣が荒海に漕ぎ出した。早くも、今朝の毎日新聞は世論調査の結果を発表していて、内閣支持率は25パーセントで、改造前に比べて微増と報じている。発表された内閣の顔ぶれを見ただけの段階で「この内閣を支持しますか?」と聞かれても、答えられないのが本当の処で、少々拙速過ぎる世論調査だと思うのだが…。
 しかし、識者やコメンテーターなどの話を聞く限りでは、あまり芳しい評価が聞かれず、与謝野馨経済財政相や伊吹財務相などの顔ぶれから増税を目指した内閣であるとの指摘があり、また、郵政民営化に反対した野田聖子消費者行政相や保利耕輔政調会長の起用から、小泉―竹中体制からの離脱を見せていると解説されている。そういう意味では、そんな福田色が出ていると言える。いずれにしても、新内閣の評価は、もう少し、その働きぶりを見た上で判断すべきだろう。そうは言いながらも、公明党の動きに不穏な動きが見えるようだ。泥舟からの離脱が念頭にあるようで、波乱の兆が窺える。
 さて、大阪府の橋下知事が、関西の三つの空港のあり方について「伊丹空港の廃止をも視野に入れた議論」が必要と延べたことに対する各層からの反発は極めて大きい。冬柴前国土交通大臣は「素人がでかいことをいうな」と釘を差したとか伝えられているが、橋下知事は改めて「伊丹廃止と云う前提ではなく、府民に空港のあり方を議論して欲しい」と真意を説明したという。
 本件に関して、筆者が愛読しているコラムニストの勝谷誠彦氏も、そのブログで、橋下氏に対する不信感を大きく取り上げている。その内容を読む限り、勝谷氏はどうやら橋下氏が大嫌いのようだ。勝谷氏は、橋下氏が知事に当選した直後から厳しい批判を、ブログの中で投げ掛けてきていた。知事に着いた直後からのあまりにも厳しい批判に、筆者も「今まで番組で一緒にやってきた仲間じゃないの。もう少し長い目で見て応援して遣るべきではないか」とメールを送ったほどであった。多分、同様なメールが多くあったと見えて、同氏は一旦その批判を抑えていたが、今度の空港発言に、勝谷氏が抑えていた憤懣が噴出したようだ。しかし、昨日、そのブログを配信した直後のテレビの生放送(関西ローカル番組)で、二人は顔を合わせていたが、そこでは、勝谷氏からの多少の主張はあったものの、大人の会話に納めていた。この空港に関する議論、並びにこの二人の関係は、先行き大いに波乱含みのようだ。
 さて、全英女子オープンゴルフだが、今夜、いよいよ最終日を迎える。不動祐里が3日目を終えて、13アンダーで単独トップに立った。1打差に韓国の申智愛選手が、そして更に1打差で宮里藍も頑張っている。他にもオチィアなどの強豪も数多くいて、予断は許さrず、波乱を含みといった表現を超えた好試合が展開されそうだ。不動と宮里の日本人選手同士での優勝争いも熾烈な戦いになりそうで、ファンには堪らない夜になる。要は、優勝を意識した選手の心理状態で、微妙なプレッシャーの中で、それまで通りの力が発揮できるかどうか鍵になる。アンチ宮里ファンを自称し、不動選手のファンである筆者は、不動選手の不動の強さを期待し、海外メジャーでの堂々の初優勝を願っている。

2.連載(561) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(189)
  第五章 施設生活半年を終えての総括(27)

(4)小さな幸せの事例(その5)
 E お見舞い
 一般的にピンチに追い込まれた時に頂く応援、声援ほど心強いものはない。難病に苦しむ本人は勿論の事、家族に頂く励ましや思いやりのあるお手紙などに、ほっとする有難さを思う毎日でもある。優しい気遣いなどがそれとなくちりばめられていて、心を安らかにしてくれる。
 しかし、お見舞いとなると、この病気に関する限り、少し事情が違っている。普通の病気だったら、有難いお見舞いを頂いて勇気付けられ、大いに力になるものである。しかし、この病気は、治る見込みがない難病だけに、お見舞いに来て下さっても、その応接、言葉使いなどで、却って、来て下さった方にも大変な気遣いをさせることになる。
 それでも、在宅時やこの施設に入居当初は、何人かの友人のお見舞いを頂戴した。遠路、時間を割いてのその配慮、お心遣いには感謝そのものであり、小さな幸せを感じたものだった。しかし、症状の悪化で身体が動かし難くなり、加えて、言葉が不鮮明になるにつれて、お見舞い頂くことの難しさを感じるようになり、最近では、そのお心遣いには感謝しながらも、身内以外の方にはお断りさせ頂いている。来て頂く方が大変で、ご苦労を掛けることになるからである。受ける雅子の方も、自分の思いが伝わらないことで、気持ちが焦るだけで、本来のお見舞いの形にならないという事情からでもある。
 そういう意味で、頂戴するお手紙には、雅子は確かな幸せを覚えているようである。中には、こまめに書いてくださる方もいて、友人のありがたさを改めて噛み締めているようだ。
 一方、一考が時々出くわすご近所の方からも、ご心配頂いて、優しく声を掛けて頂くことも多く、皆様のお気遣いには温かさと同時に小さな幸せを覚えている。
 そんな中で、実の兄姉のお見舞いは別格である。兄の祐一さんは、奥様の香子さんと、毎月一度の頻度で顔を出して下さるし、実姉の霧子さんも、同じような頻度で来てくれている。やはり、血の通った間柄だけに、言葉はなくても通じる情の温かさといったものがあって、傍にいてくれるだけであり難さを感じているようだ。気の置けない親しさが、雅子の心を開かせてくれているようである。
 雅子の話を聞くと、お兄さんに、こんなに顔を出してもらえるとは思っていなかったようで、そのうれしさは一入のようだ。
 遠くに居る二人の息子達だが、彼らは仕事に忙しく、致し方ないことだが、なかなか顔を出してもらえな。しかし、長男は別件があって、時々こちらに帰って来ることがあり、その際には顔を出してくれるようになった。次男の方は、休日が忙しい仕事とあって、帰る機会を見つけるのが難しそうだ。それでも、この6月の末に、1年半ぶりに、嫁と孫を連れて顔を出してくれたが、さすがに、雅子も孫の成長振りに破顔一笑だった。息子たちとの顔合わせは、うれしさも大格別のようで、小さな幸せも中くらいに膨れあらるようだ。(以下、明日に続く)

3.速報、昨日の雅子(207) 8月2日分
 前日の夜は8時から30分ぐらい雄琴温泉協会が主催する花火大会を本館の屋上で楽しんだようだ。
 しかし、この日も、なんとなく元気がない。やる気が無くなっているようだ。しかし、何処かが痛いとかそう言った問題ではなさそう。お薬の影響か? 食欲はそれなりに維持されているようだ。もう少し様子を見たい。
 それでも、次男が電送してくれた孫の写真には、うれしさを滲み出していた。

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