5時40分起床。いつもよりかなり遅い。妻、雅子も施設に戻って、少し落ち着きを見せてくれている。
新しい年が始まってまだ一週間も経たないが、日本を含めた世界は多難な様相だ。イスラエル軍の侵攻で、戦線はガザ南北で拡がり、パレスチナ側に630人を超す死者が出ているという。フランスのサルコジ大統領が停戦に向けた外交交渉に乗り出し、6日にはエジプト入りしているが、解決の糸口を見つけるには至っておらず、出口は見えない。
日本では、麻生総理が動き出そうとしているが前途は多難である。あの定額給付金については、昨日になって、高額所得者にも一律給付するから受け取って欲しいと言い出した。自ら、高額所得者受け取るのは「さもしい」といったあのせりふは何処へ言ったのだろうか。二転、三転である。ここまで変わってくると、どうなることやら、出口は全く見えない。
その一方で。麻生内閣は、長期的な視点に立って、クリーンニューディール政策をぶち上げている。環境問題に取り組む課題に連動していて、太陽エネルギーを活用した太陽光発電の普及に注力しようとするものだ。アメリカのオバマ次期大統領が打ち出している政策に呼応しようとしたもので、政策そのものは立派なもので、将来への投資と云う観点からは、大いに頑張って実現に結び付けて欲しい課題である。コメンテーターの勝谷誠彦氏もブログやテレビの番組で盛んに取り上げている。何しろ、太陽エネルギーは、ただなのである。それを活用する考え方は理に叶叶っている。しかし、一朝一夕に達成できる課題ではなく、時間が掛かる政策で、麻生内閣がそこまで持つことは考えられず、そういう意味では出口が見える云々の類ではない。
今年の7月22日に日本国土では46年ぶりに皆既日食が見られるという。しかし、完全にそれが見られる地域は限られていて、屋久島(全島)、種子島(全島ではなく一部分)、トカラ島(全島)、その中で、最も人気があるのがトカラ島だそうだ。しかし、そこは、施設などのインフラが充分でなく、収容人数が限られていて、入島制限が行なわれるという。そういう意味では誰でもいける訳ではないようだ。出口云々よりも入口が見え難いようだ。
2.連載、難病との闘い(718) 第三部 戦いはまだまだ続く(15)
第一章 2008年下期の二人(15)
(2)雅子の症状(その9)
椅子に座って一息つくと、月水金は午前中にマッサージを受ける。どの程度の効き目があるかはよく分からないが、単調な一日の中で、体位の変化が取れて気晴らしになっていることは確かである。雅子に確認すると、マッサージを受けている部分は、それなりに気持ちがいいそうだ。
また、水曜日と土曜日は入浴日になっている。タンク方式で、身体を温める方式は、以前よりも有難いそうだ。
昼食は、11時半過ぎから始まる。段取りは朝食の場合と同じで、お薬の服用、歯磨き、トイレを済ませて、疲れている時にはベッドに横にして貰うが、そうでないときには椅子に座ってテレビを楽しむことになる。
一考が顔を見せるのは、大体1時半から2時に掛けてである。水曜日だけは、母親の部屋の掃除に在宅介護のサービスの方が2時頃に来られるので、それを待って出掛けるので、アクティバ琵琶に到着するのは2時半頃になる。
これから夕方の4時ないし5時までは一考が雅子の相手する。
最近は、部屋に入るとベッドに横になっている時と、椅子に座っている時が半々ぐらいで、今までよりも、ベッドに横になっている場合が少し増えている。疲れに伴う身体の震えが目立つ場合は無条件で横にしてもらっている。この病気の特徴の一つは身体の震えだ。お薬で抑えているのだが、その日の体調で、その度合いも微妙に違ってくる。
アクティバ琵琶に到着して、一考が最初にやることは、前夜から午前中に掛けての様子の確認である。それは病院での問診に相当する。夜勤の介護士さんが誰であって、特に何も無かったか、トイレの有無などを確認する。時々、こんなことがあったとの報告があるが、コミニケーションが大変で、それを確認するには大変な時間を要することが多く、また、結果的に分からないこともあり、時には介護士さんに確認することもある。
それが終わると、タイミングを見計らってその日のブログを読んで聞かせたり、届いた郵便物を読んであげたりする。また、この時間帯で、この日の夜のテレビの番組を確認し、テレビの傍に置いてあるホワイトボードにメモしておく。こうすることで、夕食を終わった後に介護士さんがそれにチャンネルを合わしてくれるのだ。
かつては読書の時間を設けて、小説を読んであげたりしたが、今では、取り止めている。雅子が疲れるようで、希望しなくなったからである。(以下、明日に続く)
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