プロフィール

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版

このブログは4部構成です。冒頭の枕に続いて、1部が「独り言コラム」、2部が「プライベートコーナー」、3部が連載「難病との闘い」です。(09−03−01修正、その前の修正は、09−02−16)


 

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758 男達の勝負の風景

 4時40分起床、体重、57.8Kg。外は小雨、寒さは昨日よりマイルド。

 大相撲初場所が始まった。注目の一番となった朝青龍は、力を着けて来ている小結の稀勢の里と対戦した。一瞬危うい場面もあったが、その後は両差しになって逆襲し初日を白星で飾った。観客からは、今までは負けると起きていた拍手、歓声を、勝って一段と大きい拍手、歓声として受けていたのが印象的だった。しかし、試練はまだまだこれからである。なお、大変珍しいことだが、この日の幕内の取り組みでは、一番も「待った」がなかった。過日に行なわれた研修の成果なのだろうか。「やれば、出来る」の一例だ。
 タイで行なわれていたゴルフのザ・ロイヤルトロフィー最終日で、石川遼選手が18番でグリーンとラフの間に落ちたボールを、何と3番ウッドのスプーンでチップインバーディを狙う勝負に出た。これは、惜しくも外れたが、この勝負を引き分けに持ち込んでチームの勝利に貢献した。年初の出足としてはまずまずのようで、今年の活躍が期待される。
 今朝の報道で、内閣支持率が20%を切った麻生総理だが、昨日から韓国に飛んでの外交で、何とか活路を見出そうとして頑張っている。気になったのは、麻生さんの握手のタイミングである。昨日の夕方の李明博大統領主催の晩餐会で、大統領が求めた握手に対し、そのタイミングが微妙に一拍遅れるのが少し気になった。握手のタイミングも勝負の大きなポイントである。
 あの饒舌を売り物にしている島田紳助さんが、球速100Km以上を連続50球投げるという大胆な挑戦を披露した。かつて30歳代で達成した実績を持っていたが、いまや52歳であり、同席した星野仙一氏も無理だろうと太鼓判を押していた。昨日の「行列の出来る裁判所」の特番でのことである。筆者も、思わずそれに見入ってしまったが、一球も外すことなく、それを達成したのはお見事だった。(計測器に細工するようなやらせではないと信じているが)
 なお、この番組で島田紳助さんが、かつて胆道閉鎖症を患っていた少女の久米若菜さん(当時12歳)を励ます手紙を送り続けていたという感動の秘話が紹介されていた。同氏にはその種の秘話が多い。十数年前の話で、お涙頂戴の作られた手柄話とは思われず、同氏の人間としての優しさが滲み出ていて感動した。多忙な芸能人にしては珍しい存在である。とにかく、昨今の同氏は、昨年の紅白歌合戦に新人歌手を送り込むプロデュース活動など、その活躍は目覚しい。
 スキージャンプの岡部孝信選手が今期国内5勝目を挙げて活躍している。38歳の最年長のジャンパーだが、W杯選手から漏れたことが発奮材料になっているのだろう。男の颯爽とした勝負の気概が素晴らしい。アラフォーでも若さは依然として健在なのだ。

2.連載、難病との闘い(723) 第三部 戦いはまだまだ続く(20)
  第一章 2008年下期の二人(20)

(2)雅子の症状(その14)
 雅子の前では言い難いことだが、一考のもう一つの心配は、頭が正常に働かなくなること、つまり、いわゆる認知症への心配だった。しかし、幸いなことに、今までのところ、その種の心配は全くない。頭はしっかりしていて、こちらのいうことは正しく理解しているし、時々は一考にも助言するような対応もあって、その心配は杞憂だった。まさに、不幸中の幸いで、有難いことだと思っている。確かに、自分の意志を適格に表現できないことから、二人のコミニケーションが難しくなって来ていて、厄介なことは事実だが、判断や理解は正常な人と変わりない。と云うよりも、それよりも細かい配慮が窺えることは再々ある。
 そのような雅子の行届いた配慮の事例は、一考との日常でのやり取りの中の到る所で認められる。
 例えば、最近では毎日、その日のブログを読むのが習慣になっているが、それについて、事実と異なることや、自分に関して嫌な部分があると「ええ」と懸命に声を出して反対の意向を訴える。時間をかけて、その内容を確認すると、雅子の指摘は確かであり、一考も納得して、帰宅後に、そのように書き改めることにしている。
 最近になって、雅子が時々新聞を見せて欲しいという。最初は一考は、何を見たいのだろうと不思議に思っていた。しかも、それを膝の上に置いてやると、直ぐにそれでいいという。一体、何のためにそんなことを要求するのだろうと、その目的が分からなかったのだが、暫くして、その意味が分かったのである。それは、雅子が新聞の日付を確認していたのである。つまり、このような単調な生活をしていると、時には日付が覚束なくなることがある様で、それを自分の目で確かめているのだった。今の二人のコミニケーションの方法だと、時間も掛かって大変だから、その辺りを察しての雅子の要求だったのだ。
 お世話になっている先生への心づけや、友人からの手紙などへの返事なども、忘れずに一考に頼んでくる辺りにも、雅子のやさしい心遣いがしっかりと維持されているのである。他人に嫌な思いをさせないという意味で、美容院でのカットや白髪染めをタイミングを見て要求するのも、その辺りの雅子の配慮からである。(以下、明日に続く)

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