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相坂一考

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
1941年1月2日生まれ
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版
14年7月に、難病との戦いを扱った「月の砂漠」を文芸社から出版
2022年 渾身の愛を文芸社から出版

このブログは3部構成です。
 1.タイトルへの一言。
 2.独り言コラムで、キーワードから世の動きを捉えようと試みる。
 3.プライベートコーナー
   (2015-06-03に修正) 

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882 その時、邦夫は?

 4人兄弟で力を合わせて企業の運営に携わっ来たカシオの樫尾4兄弟、また、すかいらーくを創業し、ガストへ転じた横川4兄弟は、いずれも、仲の良い兄弟達の起業家としての成功事例である。兄弟が仲が良いのに越したことは無い。

1.独り言コラム
 民主党の代表選挙は、いよいよ今日の午後に行なわれる。今朝の各メディアの分析では、鳩山由紀夫氏が選出される可能性が高いという。小沢陣営の選挙期間を短期間に限定した速攻作戦が功を奏する形になりそうだ。一般国民に人気が高いとされる岡田克也氏の巻き返しはあるのだろうか。まあ、静かにその結果を待つことにしよう。
 ところで、この世の中、男同士の兄弟で仲の悪いケースが意外に多い。異母兄弟の堤兄弟の清二と義明、君島兄弟の明、立洋などは、不仲なことが格好の話題なって、かつてのマスコミの餌食になった。
 異母でない真の兄弟でも、大相撲の若、貴の花田兄弟の場合は、不仲では有名な兄弟だということで、今でもマスコミが取り上げることが多い。。世の中、兄弟、姉妹だからと言って、いつも仲が良いとは限らないのだ。正直言えば、筆者もそうであって、いつもぎくしゃくしていることが多く、大きな顔で物をいう立場にはない。そう言えば、こんなことを言えば、大きな非難を受けるかもしれないが、今の天皇一家も、お二人の兄弟が、とても仲が良いようには見えない部分がある。
 さて、今日のハイライトは、鳩山兄弟である。お二人場合も例外ではなさそうで、世間では仲の良くない兄弟として映っている。経歴を見ると、弟の邦夫氏が先に政界に入りし、10年遅れて兄の由紀夫氏も続いたという。由紀夫氏が政界に入った時点では、二人は共に自民党に属していたが、1993年に、揃って新党さきがけの立ち上げに参加、1996年には、二人が軸になって民主党を立ち上げている。しかし、その後、邦夫氏が都知事選に出るなど、いろんな経緯があって、邦夫氏は自民党に復党した。
 こういう経緯を見る限り、当初は二人が共に行動していた訳で、二人は本質的には厳しい不仲ということでもなさそうだ。しかし、今は、奥様同士が少し張り合っていることもあって、二人が凄く仲の良い関係でないことも事実のようだ。しかし、それは、どちらかと言えば、二人が意識して不仲のような振舞いを演出しているようにも見える。
 さあ、今日の民主党の選挙で由紀夫さんが代表に選ばれれば、来るべき総選挙の結果次第で、総理大臣に就任する。そう考えると、今日の鳩山邦夫さんの心境や如何である。幾ら仲悪く振舞っているといっても、鳩山家が、再び天下を取ることになる訳で、邦夫さんとて、嬉しくない訳はないだろう。
 筆者は、野次馬の一人として、その時に交わされるであろう、鳩山由紀夫、邦夫の二人の会話に大きな関心を抱いている。

2.プライベートコーナー
 3時50分起床。体重、58.5Kg。どんよりとした空模様だ。
 昨日の雅子は、可もなし、不可も無いといった様子。相変わらず、一考の問い掛けへの応答は、はっきりとしたものは見られない。しかし、不思議なことだが、「春日です」と医師の名前を口にすると、吹き出して笑ってくれる。先日の定期診断時で、先生からの問い掛けには、頑張って返答をしていた雅子だったが、春日医師には特別な何かを抱いているようだ。とにかく、笑ってくれると、一考もほっとするのである。

3.連載、難病との闘い(847) 第三部 戦いはまだまだ続く(141)
  第五章 季節は巡る(12)

 1.再び春が…(12)
 (1)雅子の日常(その12)
 4月半ばのことだったが、通常通りのペースで4日目の朝に便秘薬を服用したのだが、その日のうちに通じがなかった。夜中にでもあるだろうと楽観して帰宅したが、翌日の午後に、一考が訪問した時点でも通じがないままで、この朝は便秘薬は服用していないという。4月になって介護士さんの担当移動が多くあって、この辺りの細かい引継ぎが充分でないことによるちょっとした齟齬だった。
 差し当たって「どう対応すべきか」一考は躊躇した。時刻は既に午後1時半を過ぎていたが、思い切って、今からでも便秘薬を飲ませるかどうかだった。しかし、この時間で便秘薬を服用すれば、効果が出て来るのは夜中になる。その時間帯は夜勤の介護士さんが一人であることを考えると適切ではない。その一方で、便秘が長引くことは、それまでの事例からみると、通じがし難くなる心配がある。とにかく、明日で便秘が始まって6日目だ。一考は、暫し迷ったが、「まあ、今回は、翌朝まで待つことにしよう」と腹を決めたのである。
 ところがである。幸いなことに、翌朝のお薬を服用する前に通じがあったのである。その日の午後に施設で、その経過を聞いて、一考はほっとしたのである。この種の幸運は、文字通りの「幸うん」であって、一考の迷いが神の配慮に繋がったのだと、改めて感謝するのだった。
 とにかく、最近の一考は、雅子には、適度な間隔で通じがあって欲しいと神にお願いことが多い。他人から見れば、大袈裟だと言われるかも知れないが、正直言って、通じがあると「万歳」と叫びたい衝動に駆られるぐらいの大事な関心事なのである。
 そんなに神経を使う一方で、三日目以内の短期間で、便秘薬のお世話にならずに通じのあることもある。そんな時は、思わぬ贈り物を頂戴したような気持ちで嬉しくて、本当に良かったと大喜びだ。いずれにしても、今の二人の毎日の闘いの中で、トイレに関しては、悲喜こもごものドラマが内在しているのである。
 さて、トイレを終ると、さすがに雅子も疲れることが多いので、お茶でもサービスしたりして一休みしてもらう。場合によっては、ベッドに横になってもらうこともある。最近では、後者のケースが増えて来ている。とにかく、トイレは雅子と一考にとっては、一日の中では大仕事の一つなのだ。幸いなことに、雅子のおよそ80%ぐらいの通じは、一考が介護に来ている時に、雅子の頑張りもあって成就しているのが今の実情だ。恐らく、雅子も、一考が居てくれるということで、精神的に落ち着いて頑張れるのではないかと思っている。一般の方から見れば、考えられないような、信じられない夫婦での共同作業なのである。
 こうして、トイレも終わり一段落すると、時刻は4時前後になっていて、そろそろ、一考が帰宅する時間である。母親の食事を担当する日の場合には、その準備のために早めに帰宅しなければならない。そうでない日は、雅子が望むなら、5時近くまで傍にいてあげることもある。(以下、明日に続く)
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