プロフィール

Author:相坂一考
滋賀県大津市出身
07年1月に推理小説「執念」を文芸社から出版

このブログは4部構成です。冒頭の枕に続いて、
1部が「独り言コラム」でキーワードから世の動きを捉えようと試みる。
2部が「プライベートコーナー」で妻、雅子の近況。
3部が連載「難病との闘い」です。
(09−02−16に修正。09−03−01に再修正、09−09−30に3度目の修正)


 

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930 世界のキーポジション

 アジア人が国際的な重要な地位を占めることが目立って来ている。日本、韓国、中国のアジア三国は、こういったポジション争いでも競い合う状況にある。(なお、今朝はシステムのメンテがあり、配信が遅れました)

1.独り言コラム
 核の番人であるIAEAの事務局長にアジア人では初めて、日本から、ウイーン国際機関代表部大使の天野之弥さんが、南アのミンティ氏を破って選ばれた。現職のエルバラダイ事務局長(エジプト人)が11月末に3期目の任期を終えて退任するのを引き継ぐことになる。核拡散防止機運が高まっている中で、世界で唯一の被爆国である日本の代表が、このポジションを務める意義は大きい。特に、北朝鮮での核問題が複雑化して来ているだけに、その対応への手腕が期待される。
 さて、最近だが、この種の世界のキーポジションをアジア人が占めることが多くなっている。国連の事務総長を韓国の藩基文(バン・ギムン)が、世界保健機構(WHO)の事務局長を中国のマーガレット・チャン(香港)が占めていて、世界を動かすハンドルを握っている。そういう意味では、今回の天野之弥さんのIAEA事務局長就任の意義は大きい。
 ところで、今までにこの種の世界的な地位に着いた日本人だが、残念ながら、それほど多くはいない。具体的には、国連の事務局次長だった明石康さんの名前が思い出される。かつて、その著名度から、自民党が都知事候補に引っ張り出したのが思い出される。また、ご夫人では、国連難民高等弁務官の緒形貞子さんも立派なお仕事をされたお一人で、小泉純一郎総理時代には、彼女を外務大臣に起用することを考えたようだが、ご本人が辞退されたようだ。この他にも、今でも、小和田恒さんが国際司法裁判所の所長、田中伸男氏が国際エネルギー機関(IEA)の事務局長など、何人かの方が頑張っておられるが、相対的には日本人は少ない。それだけ、まだ日本人の地位が低いといえそうだ。
 いずれにしても、日本人が世界の平和に貢献するような地位で活躍して頂くのは、名誉であり、心強いことであり、大いに誇りに感じる。そういう意味では、今度の天野之弥さんのIAEA事務局長就任には、期待が大きい。大いに頑張って頂きたい。

2.プライベートコーナー
 3時半起床。体重、59.9Kg。お天気は回復模様である。
 さて、昨日の雅子だが、一昨夕の手術で、それまで異常値を示していた各種のデータは、いずれも、前日よりも更に改善されて正常値に戻っていた。順調に快方に向かっているようなのだが、痰が出る状態が続き、それに胆汁の色は依然として黒く、また体温も時々37度以上を示すこともあって、今一つである。先生の説明では、周辺での炎症がまだ残っているためだろうとの見方だった。
 次の山となる胆嚢の切除手術に関し、この病院ではICU設備がないことから、パーキンソン病でお世話になっている吉田病院(仮名)で行なってもらうのがよいのではというK先生のアドバイスがあり、急遽、吉田病院の主治医の春日先生(仮名)に、外科医の紹介をお願いした。今日のお昼に、紹介頂いた先生にお会いする予定である。手術を受けていただければ有難いのだが、…。

3.蓮載、難病との闘い(895) 第三部 戦いはまだまだ続く(189)
  第五章 季節は巡る(60)

 2.初夏から梅雨へ(18)
  (2)いろいろあるね(その7)
 次男の二郎が母の日のプレゼントを送って来てくれた。毎年のことで、送る方も何にするかで苦労しているだろう。特に、今の雅子のように何も出来ない状態だけに、何をしていいのか、それを探し出すのも容易でない。
 それでも、今年送って来てくれたのは、我々には目新しい写真立ての電子機器だった。この種のものは使えるようにセットするのに説明書を読まねばならず、受け取った時点では、直感的にちょっと厄介だなあと云う気持ちだった。
 それでも、とりあえず、電話でお礼を伝えたが、つい口が滑って「年を取ってくると、説明書を読んでいろいろと操作するのは苦手でね」と、つまらない愚痴を言ってしまった。折角、苦労して選んで送れたはずだから、二郎は不満だったに違いない。
 とにかく、翌日、雅子の部屋に持ち込んで組み立ててみた。思っていたような複雑なものでなく、簡単にセットできた。同封されていたスマートメディアをセットすると、孫の写真が次々と一定の間隔で画面に登場して来る仕組みになっている。
 雅子にその写真を見せてやった。知らない間に、孫は随分と大きくなっていて、頼もしく嬉しかったが、何しろ、一年ほど前に会ったきりで、その成長の早さに実感が伴わないず、正直言って、他人の写真を見ているようで、なかなか親しみが出て来ないのが、少し寂しかった。いずれにしても、スイッチを入れておけば、連続的に写真が順番に出て来るなかなか便利な代物で、今の雅子には最適の 贈り物であることは確かである。この場を借りて、改めてお礼を言っておきたい。
 ただ、スマートメディアに取り込んである写真が、縦型と横型のものが入り混じっているので、正しく見ようとすると、その都度その写真立てを縦横に動かして見なければならないのが、雅子が手を使えないだけに少し厄介だ。スマートメディアに写真を取り込む際に、縦型の写真と横型の写真を区別して、別のスマートメディアにしてもらっておけば、随分と見易くなる。
 とりあえず、その日はそれを雅子の座っている椅子の前にある棚に置いて、スイッチを入れたまま帰宅した。次郎には、改めてのお礼のメールを送った。
 いずれにしても、雅子がその気になれば、繰り返し孫の顔を見ることが出来るのである。気分転換と孫を常に意識できることで、有難い贈り物である。(以下、明日に続く)

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