谷亮子さんのオリンピック3連覇はならず、銅メダルに終わった。よく頑張ったが、やはり、往年の切れがなかったように思う。
期待のオリンピックの出だしは、全般に今一つである。最初の競技となった重量挙げの三宅宏美も6位に終わり、メダルには届かなかった。男子柔道も60Kg級の平岡拓晃は1回戦で敗退、男子体操ではあん馬で痛恨の失敗、期待の女子サッカーとバレーは共にアメリカに惜敗した。水泳の北島康介選手だけが、今のところ力を発揮しているだけのようで、何となく心細い。 、
一方、期待の女子マラソンの野口みずきさんが体調不良で出場が危ぶまれているという報道があった。彼女の優勝はかなり高い確率で期待されているだけに、心配を超えた衝撃である。一方、星野ジャパンの野球も、日本での壮行試合では、投手陣が全くの壊滅状態で、これで大丈夫かとの不安を拭えない。ここに来て、故障者も多く、人選そのものが片寄っているように思うのは、筆者一人だろうか。星野仙一監督の眼力に狂いがなければいいのだが、……。
いずれにしても、世界は甘くない。絵に描いたような期待通りにはいかないのは判るが、それにしても、初日を終わった段階で、想定外の不安要素が見受けられる。今日からの頑張りを期待したい。
ところで、政府は漸く「景気後退」の観測を出した。今更といった感覚だ。再浮上は来年前半と述べているが、ここでも先行き不透明である。
しかし、改めて考えてみれば、景気、天候、転機、勝負、運命なんてものは、先行きなんて不透明が当たり前で、はっきりしていたら、面白くも何んでも無い。頑張りは、そんな不透明さを吹き飛ばすことから始まる努力であろう。頑張れ、日本!!
2.連載(568) 難病との闘い 第2部 小さな幸せを求めて(196)
閑話休題(その3)
第一部終了時点で2回に渡って記載して以来の久し振りの閑話休題である。
自分でも驚ろいているが、早いものでこの「難病との闘い」の連載も550回を越えた。内容の稚屈さはさて置いて、ここまで書き続けていることに驚きながら、ちょっとした快感を覚えていることも事実である。既に、何回か書いたのだが、これを書くことが、今の一考のエネルギーの源になっていることは確かである。張りつめた何かを意識して抱えているようで、全体の緊張感を育んでいるといえよう。
さて、この連載、何処まで書いてゆくかについては、一考も分かっていない。むしろ、そのことを、筆者である一考が楽しみにしている部分もある。自分で仕掛けて自分で楽しんでいるとは、勝手な言い方だが、そんな我侭が数少ない開放感にもなっているともいえる。
明日からは、新たな構想に取り組んでみようということで、気分転換を図ることを考えている。
今までは、雅子の難病との厳しい闘いを、その生い立ちから病気になった背景まで遡って追究し、ドギュメント風に紹介して来たが、ここから暫くは、視点を変えて、将来の二人の闘いを先取りした形で大胆に捉えてみることにする。
ちょうど、北京オリンピックの豪華な開会式が終わり、各種目の厳しい戦いが始まっているが、この4年間、あるいはそれよりも前から、この闘いのために頑張って来られた選手諸君の活躍を大いに期待している。努力が報われる時ほど、素晴らしい幸せはないはずだ。そういう意味では、毎日の難病との闘いで頑張っている雅子には、その努力が報われる日は来るのだろうかと、ふと考えてしまう。
まあ、それはさて置き、話は、今から3年後の2011年7月24日のアナログ放送の終焉の頃に舞台を設定したフィクションとなる。しかし、そこで取り上げる幾つかの内容は、それまでの経験に基づく知見を織り込んだ形になっていて、事実とフィクションがコラボレーションした内容となっている。
特に、その最後の部分では、大分前に、それとなく打っておいた密かな布石が、思わぬ効果を発揮するどんでん返しを用意している。一人でも多くの方に目を通して頂ければ幸いである。(明日からは、第六章 真夏の夜の夢 を連載します)
3.速報、昨日の雅子(214) 8月9日分
午後2時頃、雅子を訪問したが、その途中で思わぬトラブルに見舞われた。
「痛い」と言って腕を震わせて泣き出し始めたのである。何処が痛いのかと懸命に確認したのだが、はっきりしない。そのうちに汗をかき出し、これはいかんと、急遽、介護士さん、看護師さんに来てもらってベッドに寝かせて、血圧、体温の確認をしてもらった。幸い、それらには異常もなく、その内にその痛さが収まった。
後で分かったのだが、じっと椅子に座っていた結果、お尻が痛くなったというのだった。いつもは、それを避けるため、本人に確認して、適当な時間を見計らって身体を動かせていたのだが、この日は、それが出来ていなかったのだ。とにかく、痛さが収まってほっとした一日だった。